JP2009211743A - テープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステム - Google Patents

テープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステム Download PDF

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泰三 福田
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Abstract

【課題】テープとフランジ間の接触によるテープと磁気ヘッド間の相対位置のずれを抑制することができるテープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係るテープリール23は、リールハブ51の下端と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる下フランジ45と、リールハブ51の上端に接合され、下フランジ45と対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる上フランジ44とを具備する。これにより、上フランジ内面44aと下フランジ内面45aをシボ面で形成できるため、テープリールとテープとの接触摩擦によるテープ走行スピードの変動やテープ走行位置のずれを抑えることが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報の記録又は再生用の磁気テープを巻回状態で支持するテープリール及びテープカートリッジ、並びに、当該磁気テープへ情報を記録し又は磁気テープに記録された情報を再生するためのテープドライブシステムに関する。
単一のテープリールに磁気テープを巻装し、このテープリールをカートリッジケース内に回転自在に収容した磁気テープカートリッジが知られている(例えば特許文献1参照)。この種の単リール型磁気テープカートリッジは、コンピュータ等のデータ保存用として用いられる。
テープリールは、リールハブと、リールハブの上端に接合された上フランジと、リールハブの下端に一体形成された下フランジとを有し、それぞれ合成樹脂材料の射出成形体で形成されている。また、特許文献2には、下フランジの内面をシボ加工した磁気テープカセットのリールが開示されている。
単リール型の磁気テープカートリッジにおいて、磁気テープへ情報を記録し又は磁気テープに記録された情報を再生するに際しては、テープドライブ装置が用いられる。テープドライブ装置にテープカートリッジが装着されると、テープカートリッジから磁気テープが引き出されてテープドライブ装置側の巻取りリールに巻き取られる。テープカートリッジから巻取りリールまでのテープパスには、磁気ヘッドが配置されている。そして、巻取りリールによる磁気テープの巻取り動作及び巻取りリールからの磁気テープの巻戻し動作によって磁気テープを磁気ヘッドに対して相対移動させて、磁気ヘッドによる情報の記録又は再生がなされるようになっている。
磁気テープの製造工程上における不可避的な直線性の低下、テープドライブ装置内において磁気テープの走行をガイドする複数のガイドローラ間の高さ位置のずれ、テープリールの回転中における軸ぶれなどが原因で、磁気テープがテープリールのフランジに接触しながら走行する場合がある。この場合、テープリールのフランジ面が鏡面仕上げ加工されていると、テープとフランジ間の接触摩擦によってテープエッジが損傷を受けたり、テープの走行スピードや磁気ヘッドに対するテープの相対位置が変動したりする。その結果、磁気ヘッドによる情報の正常な記録又は再生動作に支障をきたすおそれがある。
そこで、特許文献2に記載のように、下フランジの内面がシボ面である場合、下フランジの内面が鏡面仕上げ加工されている場合に比べて、下フランジとテープとの間の接触摩擦が低減される。これにより、テープエッジの保護とテープ走行スピードの安定化を図ることが可能となる。
また、下フランジは通常、特許文献1に記載のように、リールハブと一体形成される場合が多い。特に、リールハブは磁気テープの巻き芯として機能するため、一定以上の強度が必要とされる。このため、下フランジ及びリールハブを構成する合成樹脂材料にフィラーを含有することが広く行われている。フィラーを含有する合成樹脂材料の成形体は、フィラーを含有しない合成樹脂材料の成形体に比べて、成形面が粗い。したがって、下フランジの内面をわざわざシボ加工せずとも、フィラーを含有する合成樹脂材料で下フランジを成形することで、フランジ面を一定のシボ面で形成することが可能となる。
特開2005−302240号公報
近年、磁気テープカートリッジの分野においては、磁気テープの高速走行化、高記録容量化に対する要望がますます高まっている。特に、テープ走行スピードの高速化は、磁気テープとフランジとの接触による上述した種々の問題がより一層顕著となる。
しかしながら、フィラーを含有した合成樹脂材料で下フランジを成形したテープリールにおいても、テープリールのフランジと磁気テープとの接触を原因とする磁気ヘッドとテープ間の相対位置のずれに関しては、未だ十分に解決されていない。このため、テープ走行スピードの高速化に対応可能な安定した記録及び再生動作を確保することが非常に困難な状況にある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、テープとフランジ間の接触によるテープと磁気ヘッド間の相対位置のずれを抑制することが可能なテープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るテープリールは、第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、
前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジとを具備する。
また、本発明に係るテープカートリッジは、第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジとを有するテープリールと、
前記リールハブに巻装されたテープと、
前記テープリールを回転自在に収容するカートリッジケースとを具備する。
さらに、本発明に係るテープドライブシステムは、第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジとを有するテープリールと、前記リールハブに巻装されたテープと、前記テープリールを回転自在に収容するカートリッジケースとを有するテープカートリッジと、
前記テープカートリッジから前記テープをローディングするローディング機構と、前記ローディング機構でローディングされた前記テープへ情報を記録し又は前記テープに記録された情報を再生するヘッド部とを有するテープドライブ装置とを具備する。
本発明のテープリールにおいては、テープを挟んで対向する2つのフランジ面のうち、下フランジ側だけでなく上フランジ側もシボ面で形成されている。このため、下フランジ側のフランジ面だけがシボ面で形成されている場合に比べて、テープリールとテープとの接触摩擦によるテープ走行スピードの変動やテープ走行位置のずれを抑えることが可能となる。
すなわち、第1のフランジは、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体で構成されているため、第1のフランジの表面はフィラーの分布に応じた一定範囲の表面粗さを有するシボ面として形成される。一方、第2のフランジは、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体で構成されているが、第2のフランジ側のフランジ面を積極的にシボ加工することによって、上述したような作用及び効果を得ることができる。
第2のフランジの上記シボ面を形成する方法としては、金型の成形面をシボ加工してもよいし、成形後のフランジ面をシボ加工してもよい。シボ加工の方法としては、ブラスト処理やエッチング処理などが挙げられる。
上記シボ面の表面粗さ(Ra)は、0.5μm以上2.0μm以下とすることができる。Raが0.5μm未満では、鏡面状態に対して変化が少ないため、目的とする摩擦低減効果が得られにくい。また、Raが2.0μmを越えると、フランジ面が粗くなり過ぎてしまい、テープの走行性が阻害されるおそれがある。
上記構成のテープリールは、単リール型のテープカートリッジ用途に限られず、双リール型のテープカートリッジ用のテープリールにも同様に適用可能である。
以上のように、本発明によれば、テープリールとテープとの接触摩擦によるテープ走行スピードの変動やテープ走行位置のずれを抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1〜図3は、本発明の実施形態によるテープカートリッジ20を示している。ここで、図1はテープカートリッジ20の全体斜視図、図2はテープカートリッジ20の下面側から見たときの全体斜視図、図3はテープカートリッジ20の分解斜視図である。まず、テープカートリッジ20の全体構成について説明する。
テープカートリッジ20は、上シェル21aと下シェル21bとを複数本のネジ部材43により結合して形成されるカートリッジケース21を有する。カートリッジケース21の内部には、磁気テープ22を巻装した単一のテープリール23が回転自在に収容されている。テープリール23は、リールハブ51と、リールハブ51の上端に接合された上フランジ44と、リールハブ51の下端に一体形成された下フランジ45とを有し、それぞれ合成樹脂材料の射出成形体で形成されている。
テープリール23の下面中央には、テープドライブ装置のリール駆動軸(図示略)と係合するチャッキングギヤ25が環状に形成されている。チャッキングギヤ25は、下シェル21bの中央に形成された開口部24を介して外部へ露出している(図2)。このチャッキングギヤ25の内周側には、上記リール駆動軸に磁気的に吸着される環状の金属プレート49が、インサート成形によりリールハブ51の底部外面に固定されている。
上シェル21aの内面とテープリール23との間には、リールスプリング48、リールロック部材47及びスパイダー46とが配置されている。これらにより、テープカートリッジ20の非使用時におけるテープリール23の回転を抑止するリールロック機構が構成されている。
図4は、リールロック機構を含むテープリール23の側断面図である。スパイダー46は略三角形状を有し、その各頂点部において下方へ突出する複数の脚部46aが、リールハブ51の内部に形成された挿入孔51bにそれぞれ挿入されている。スパイダー46の上面には摺接面46bが設けられており、この摺接面46bに対して、リールロック部材47の下面中央に設けられた略球面形状の突出部47bが接触し、これによりリールロック部材47を回転可能に支持している。
リールロック部材47は、コイルバネでなるリールロックスプリング48の付勢力を受け、その底面に環状に形成されたギヤ部47aが、ハブ51の内部に立設された円弧状の複数のギヤ部51aと噛合する。これにより、テープカートリッジ20の非使用時において、テープリール23の回転が規制される。
なお、テープカートリッジ20の使用時には、図示しないテープドライブ装置のリール駆動軸がスパイダー46の脚部46aを下方から押圧し、リールロックスプリング48の付勢力に抗してリールロック部材47を上方へ移動させる。これにより、リールロック部材47のギヤ部47aとハブ51のギヤ部51aとの噛合が解除されて、テープリール23が回転自在とされる。
一方、カートリッジケース21の側壁26には、磁気テープ22の一端を外部へ引き出すためのテープ引出口27が設けられている。側壁26の内方には、当該側壁26と所定の間隔をおいて対向する壁部39が形成されており、これら側壁26と壁部39とによって、テープ引出口27を開閉するスライドドア29の移動を案内するガイド溝41が形成されている。なお、ガイド溝41は、下シェル21b側だけでなく、図示せずとも上シェル21a側にも同様な形態で構成されているものとする。
スライドドア29の一側縁部には、テープドライブ装置のテープローディング機構との係合により当該スライドドア29を開放するための係合部29aが設けられている。ガイド溝41内には、スライドドア29を閉位置へ付勢するW字状のトーションバネ57が収容されている。
また、カートリッジケース21の他の側壁内方には、磁気テープ22に記録された情報の誤消去防止用のセイフティタブ53がスライド自在に取り付けられているとともに、磁気テープ22に記録された情報に関する内容を非接触で読み書き可能なIC基板54が傾斜配置されている。更に、上シェル21aの上面前方側には、テープドライブ装置に対するカートリッジの挿入方向を示す表示60が設けられている。
そして、磁気テープ22の一端部には、リーダーピン31が固着されている。このリーダーピン31は、テープ引出口27の内方側に設けられたピン保持部30に対して着脱可能とされている。ピン保持部30は、カートリッジケース21の上壁内面(上シェル21aの内面)および底壁内面(下シェル21bの内面)において、リーダーピン31の上端部および下端部をそれぞれ弾性的に保持する弾性保持具33を備えている。
次に、本発明に係るテープリール23の詳細について説明する。
図4に示すように、テープリール23は、リールハブ51と、リールハブ51の上端に接合された上フランジ44と、リールハブ51の下端に一体形成された下フランジ45とを有し、それぞれ合成樹脂材料の射出成形体で形成されている。リールハブ51に対する上フランジ44の接合態様としては、超音波接合、熱溶着、熱カシメ、接着剤塗布などを挙げることができる。
下フランジ45及びリールハブ51は、フィラーを含有した合成樹脂材料の射出成形体で構成される。フィラーとしては、典型的にはガラス繊維であり、これ以外にも、例えばシリカ粒子やアルミナ粒子などの絶縁性フィラーが挙げられる。フィラーには、導電性のものを用いても構わない。導電性フィラーを用いた場合、下フランジ45及びリールハブ51に所定の帯電防止機能をもたせることが可能となる。合成樹脂材料としては、典型的にはポリカーボネート樹脂であり、これ以外にも、例えばABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)などの熱可塑性樹脂が挙げられる。下フランジ45は、本発明に係る「第1のフランジ」に対応する。
下フランジ45は、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体で構成されているため、下フランジ45の表面はフィラーの分布に応じた一定範囲の表面粗さを有するシボ面(梨地面)として形成される。したがって、下フランジ45の内面、すなわち上フランジ44と対向する下フランジ45の面45aもシボ面とされる。
一方、上フランジ44は、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体で構成される。合成樹脂材料としては、典型的にはポリカーボネート樹脂であり、これ以外にも、例えばABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)などの熱可塑性樹脂が挙げられる。上フランジ44は、本発明に係る「第2のフランジ」に対応する。
本実施形態では、上フランジ44の内面、すなわち下フランジ45と対向する上フランジ44の面44aはシボ面で構成されている。上フランジ44は、フィラーを含有しない合成樹脂材料で射出成形されるため、成形後の上フランジ44の表面は、金型の成形面の表面状態に大きく依存する。そこで、当該金型の成形面を所定の表面粗さでシボ加工することにより、上フランジ44表面の対応領域が所定の表面粗さのシボ面で形成されることになる。金型成形面のシボ加工には、ブラスト処理やエッチング処理などが適用可能である。ブラスト処理に用いられるブラスト材としては、アルミナなどのセラミック系のほか、くるみなどの植物系が挙げられる。
テープリール23の上フランジ内面44a及び下フランジ内面45aをシボ面で形成することにより、テープカートリッジ20の使用時において、磁気テープ22のエッジ部とテープリール23の両フランジの内面44a,45aとの間の摩擦抵抗を、これらフランジの内面が鏡面状態である場合に比べて、低減させることができる。これにより、磁気テープ22と両フランジ44,45の間の接触摩擦が小さくなり、後述するように、磁気テープ22の高速走行時の安定性を高めることが可能となる。
上フランジ内面44a及び下フランジ内面45aの表面粗さは、本実施形態では、算術平均粗さ(Ra)で0.5μm以上2.0μm以下、十点平均粗さ(Rz)で3.0μm以上12μm以下とされている。Raが0.5μm未満では、鏡面状態に対して変化が少ないため、目的とする摩擦低減効果が得られにくい。また、Raが2.0μmを越えると、フランジ面が粗くなり過ぎてしまい、テープの走行性が阻害されるおそれがある。
上フランジ内面44a及び下フランジ内面45aは、テープリール23の内周側から外周側に向かって開く方向のテーパー(ポジティブテーパー)状に形成されている。すなわち、テープリール23は、上フランジ内面44aと下フランジ内面45aの離間距離がリール内周側から外周側に向かって漸次大きくなるように構成されている。
なお、上フランジ44に対するシボ加工はフランジ内面44aに限られず、上フランジ44の全表面が同様なシボ面で形成されていてもよい。
次に、図5は、テープカートリッジ20の記録及び/又は再生用のテープドライブ装置1の概略構成を示す平面図である。なお、これらテープカートリッジ20とテープドライブ装置1によって、本発明に係るテープドライブシステム10が構成されている。
テープドライブ装置1は、装着部5と、装着部5に装着されたテープカートリッジ20から磁気テープ22を引き出すローディング機構(図示略)と、上記ローディング機構によって引き出された磁気テープ22を巻き取る巻取りリール3と、テープカートリッジ20から巻取りリール3までの間のテープパスを形成するとともに磁気テープ22の走行をガイドする複数のガイドローラ11,12,13,14と、磁気テープ22の磁性面に対向して配置されたヘッド部としての磁気ヘッド2を備えている。テープドライブ装置1は、巻取りリール3をテープ巻取り方向及びテープ巻き戻し方向に回転させながら、磁気ヘッドによって磁気テープ22へ情報を記録し又は磁気テープ22に記録された情報を再生する。
図6(A)〜(C)は、テープカートリッジ20のテープリール23に巻回されている磁気テープ22の残量と、カートリッジケース21からの磁気テープ22の引出し角度θとの関係を示している。図示するように、テープリール23に巻かれている磁気テープ22の残量が少ないほど、カートリッジケース21からの磁気テープ22の引出し角度θは増加する。
一方、テープリール23の上フランジ内面44a及び下フランジ内面45aは、上述したように、リール外周側に向かって開く方向のテーパー面で構成されることで、磁気テープ22の走行中にそのエッジ部とフランジ内面44a,45aとの接触が起こりにくくなっている。
しかし、磁気テープ22は常に直線的であるとは限られず、例えば磁気テープ22の製品幅への裁断工程上の理由によってわずかに湾曲する場合がある。図7(A)は、湾曲領域を有する磁気テープ22がテープリール23に巻き付けられた様子を示す断面図である。図示の例では、磁気テープ22が上フランジ44側に偏って巻き付けられ、テープエッジが上フランジ内面44aに接触した例を示している。また、図7(B)に示すように、上フランジ44の下フランジ45側への僅かな変形あるいは面振れ、テープリール23の軸振れなど、テープリール23の構造上の理由によって磁気テープ22とフランジ内面とが接触する場合がある。更に、図7(C)に示すように、カートリッジケース21内のテープリール23の高さ位置とガイドローラ11の高さ位置の相違に起因して磁気テープ22の巻装姿勢が上フランジ44側又は下フランジ45側に偏る場合もある。なお、図7(C)において参照符号15は、テープリール23を回転させるテープドライブ装置側のリール駆動軸である。
テープリール23のフランジ44,45と磁気テープ22との接触領域の大きさは、テープリール23に巻き付けられている磁気テープ22の残量によって変化する。図8(A)〜(C)は、磁気テープ22の残量と、テープリール23のフランジ内面に対する磁気テープ22の接触領域の大きさとの関係を模式的に示す平面図である。図では、テープリール23が90度回転した際のフランジ上の磁気テープ22の軌跡を簡略的に示している。図8に示すように、磁気テープ22の残量が減るにつれて、同一回転量あたりのテープとフランジとの接触領域が増加することがわかる。
ここで、図9(A)に示すように、テープリールのフランジ内面40aが平滑な鏡面状態である場合、接触時におけるテープ22とフランジ内面40aとの摩擦抵抗は比較的大きい。したがって、走行する磁気テープ22に対するフランジ内面40aの干渉が大きく、カートリッジケースからの磁気テープ22の引出し角を変動させてテープ走行スピードを不安定にし、又は、磁気テープの走行位置を上下に変動させる。その結果、磁気テープ22のエッジ部が損傷し、磁気ヘッド2に対する磁気テープ22の相対速度が変化し、又は、磁気テープ22の走行位置が変動して、磁気ヘッド22による情報の正常な記録又は再生動作が困難になる。
また、テープリールのフランジ内面40aが鏡面状態で、図9(B)に示すようにフランジ内面40aに僅かな突起40bが存在する場合がある。この場合、磁気テープ22は周期的又は非周期的に突起40bと衝突することによって、エッジ部の損傷、走行スピードの変化、更には、磁気ヘッドに対する相対位置の変化がより顕著に発生する。このため、磁気ヘッドによる安定した情報の記録又は再生動作がより困難になる。
これに対して本実施形態では、図9(C)に示すように、テープリール23の両フランジの内面44a,45aがシボ面で形成されているので、図9(A)に示したようなフランジ内面が鏡面状態である場合に比べて磁気テープ22との接触摩擦を小さくできる。これにより、磁気テープ22のエッジ部のダメージを低減することができる。また、フランジ内面44a,45aが所定の表面粗さのランダムな凹凸面で形成されるため、図9(B)に示したような特定の突起による磁気テープの引っ掛かりをなくすことができる。これにより、磁気テープ22の走行スピードを安定化でき、磁気ヘッドに対する相対位置のずれも大きく低減することが可能となる。
本発明者らは、フランジ内面が鏡面である場合とシボ面である場合とで、磁気ヘッドに対する磁気テープの相対位置変化の違いを評価した。ここでは、磁気ヘッドに対する磁気テープのトラッキングサーボを行う上でテープドライブシステムによって取得されるPES(Position Error Signal)の大きさを評価した。
本実施形態では、磁気テープ22として、トラッキング位置検出用のサーボ信号がエッジ部近傍に記録された磁気テープが用いられる。通常、磁気ヘッドは、磁気テープ上のサーボ信号を読み込み、その位置に合わせてヘッドを上下動させて磁気テープと磁気ヘッドの相対位置を合わせる。その状態で、磁気テープへ情報を書き込んだり、磁気テープから情報を読み出したりする。しかし、磁気ヘッドに対する磁気テープの上下方向の相対位置の変化が大きかったり、その位置変化が急峻であったりする場合、磁気テープのトラッキング制御が困難になる。本来、磁気ヘッドと磁気テープの間の位置ずれはゼロになるべきであるが、このずれが生じたときの磁気テープのずれ量をPESと呼ぶ。また、ある測定区間のずれ量の標準偏差をPESと呼ぶこともある。
図10は、磁気テープに記録されているサーボ信号の一例を示している。磁気テープ22の記録面は、情報が記録されるデータバンド130と、サーボ信号が記録される第1のサーボバンド131及び第2のサーボバンド132で構成されている。第1、第2のサーボバンド131,132は、データバンド130を挟むようにして磁気テープ22のエッジ部にそれぞれ設けられている。磁気ヘッド2は、データバンド130に情報を記録し又は記録された情報を再生する記録/再生ヘッド部120と、第1のサーボバンド131に記録されたサーボ信号を読み取る第1のサーボヘッド部121と、第2のサーボバンド132に記録されたサーボ信号を読み取る第2のサーボヘッド部122とを有する。テープドライブ装置のトラッキング制御機構は、第1、第2のサーボヘッド部121,122で検出されたサーボ信号に基づいて、データバンド130が記録/再生ヘッド部120に対向するように磁気テープ22の走行位置を制御する。これにより、磁気ヘッド2による情報の正常な記録又は再生動作が確保される。
図10に示したサーボ信号について簡単に説明する。サーボ信号は、第1、第2のサーボバンド131,132上に、フレームという単位で磁気テープ22の長手方向に繰り返し記録されている。図10の例では、4本又は5本の直線パターンからなる4組のバーストで1つのフレームを構成している。各組のバーストはそれぞれA−バースト、B−バースト、C−バースト、D−バーストと呼ばれる。5本の直線パターンからなるA−バーストとB−バースト、4本の直線パターンからなるC−バーストとD−バーストはそれぞれサブバーストとも呼ばれる。
図11は、1フレーム分のサーボ信号を示している。A−バーストとC−バーストの間隔L1は、パターンが互いに平行であるためサーボヘッド部121,122の位置が変わっても変化しない。一方、A−バーストとB−バーストの間隔L2、及び、C−バーストとD−バーストの間隔L3は、サーボヘッド部121,122の位置が変わることで変化する。これらの関係により、サーボ信号が正しく記録されているとき、A−バーストとC−バーストの間隔に対するA−バーストとB−バーストの間隔(AB間隔/AC間隔)、及び、C−バーストとA−バーストの間隔に対するC−バーストとD−バーストの間隔(CD間隔/CA間隔)を求めることで、現在のサーボヘッド部121,122の位置、すなわち磁気ヘッド2に対する磁気テープの相対位置変化量を知ることができる。その結果、上記トラッキング制御機構による磁気テープの走行位置の制御が可能となる。
テープドライブ装置は、AB間隔/AC間隔の変動をサーボヘッド部の位置ずれとして認識する。このサーボヘッド部の位置の規定の位置からのずれ量をポジションエラー(Position Error)と呼ぶ。ポジションエラーは1つのサブフレームにつき、1つの値を得ることができる。本実施形態では、サブフレーム毎のポジションエラーの値を集計した値を「PES」としている。
図12(A)は、本実施形態のテープリールによるテープ巻取り時の各走行時間毎のPES評価結果を示している。上下のフランジ内面の表面粗さ(Ra)は0.8μmである。図12(B)は、上フランジ内面が鏡面状態(Ra:0.5μm未満)であり、下フランジ内面がシボ面(Ra:0.5μm以上)である従来のテープリールによるテープ巻取り時の各走行時間毎のPES評価結果を示している。図12から明らかなように、PESの大きさは、フランジ内面が鏡面状態である場合に比べて、本実施形態のテープリールの方がはるかに小さいことがわかる。また、走行時間に関係なく、磁気テープの走行位置を安定に維持できるとともに、テープエッジの保護効果による信頼性の向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、磁気テープの走行位置の変動を低減できることから、磁気ヘッドによる情報の正常な記録又は再生動作を確保することが可能となる。また、磁気テープの走行スピードの高速化にも充分に対応することが可能となる。
さらに、フランジ内面をシボ面とすることによって磁気テープとフランジ内面との間の摩擦抵抗を低減できることから、合成樹脂材料で構成されるテープリールのチャージアップの抑制を図ることも可能となる。
図13は、本実施形態のテープリールを用いた磁気テープの巻取り及び巻出し動作時のテープリールの帯電量の推移の一例を示している。一方、図14に、上フランジ内面が鏡面状態であり、下フランジ内面がシボ面(Ra:0.5μm以上)である従来のテープリールを用いた磁気テープの巻取り及び巻出し動作時のテープリールの帯電量の推移の一例を示している。図13及び図14に示す各データのうち、左欄はテープリールへの磁気テープの巻取り時のテープリールの帯電量、中央欄はテープリールによる磁気テープの全長分の巻取り後のテープリールの帯電量、そして、右欄はテープリールからの磁気テープの全長分の巻出し後のテープリールの帯電量をそれぞれ示している。
本実施形態によれば、図13に示したように、磁気テープの巻取り及び巻出し動作を繰り返してもテープリールの帯電量はほとんど変化しないことがわかる。これに対し、比較例に係るテープリールは、図14に示したように、磁気テープの巻取り及び巻出し動作を繰り返すことで、テープリールの帯電量は増大することがわかる。テープリールのチャージアップは、磁気テープを介して磁気ヘッドに多大な影響を与えることが知られていることから、テープリールの帯電量は低い方が好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、単リール型のテープカートリッジとして、いわゆるLTO(リニア・テープ・オープン)タイプのカートリッジを例に挙げて説明したが、勿論これに限られず、他のフォーマット形式のテープカートリッジにも本発明は適用可能である。
また、テープカートリッジは上述した単リール型のテープカートリッジに限られず、供給リールと巻取りリールが共通のカートリッジケースに収容された双リール型のテープカートリッジにも本発明は適用可能である。
さらに、以上の実施形態では、磁気テープをテープリールに巻装した磁気テープカートリッジについて説明したが、クリーニングテープを巻装したテープリール、並びにこれを備えたテープカートリッジ及びテープドライブシステムにも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態によるテープカートリッジの全体斜視図である。 上記テープカートリッジの下面側から見たときの全体斜視図である。 上記テープカートリッジの分解斜視図である。 上記テープカートリッジのリールロック機構を含むテープリールの側断面図である。 本発明の実施形態によるテープドライブシステムの概略平面図である。 上記テープドライブシステムにおいてテープリールに巻回されている磁気テープの残量と、カートリッジケースからの磁気テープの引出し角度との関係を示す概略平面図である。 テープリールと磁気テープとの間の接触形態を示す要部側断面図である。 テープリールに巻回されている磁気テープの残量と、テープリールのフランジ内面に対する磁気テープの接触領域の大きさとの関係を模式的に示す平面図である。 テープリールのフランジと磁気テープとの間の接触による磁気テープの走行性の影響を説明する斜視図である。 磁気テープに記録されているサーボ信号の説明図である。 サーボ信号の作用の説明図である。 本発明の実施形態と比較例のPES評価結果の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るテープリールの帯電量の評価結果の一例を示す図である。 比較例に係るテープリールの帯電量の評価結果の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・テープドライブ装置
2・・・磁気ヘッド(ヘッド部)
10・・・テープドライブシステム
20・・・テープカートリッジ
21・・・カートリッジケース
22・・・磁気テープ
23・・・テープリール
44・・・上フランジ(第2のフランジ)
44a・・・フランジ内面
45・・・下フランジ(第1のフランジ)
45a・・・フランジ内面
51・・・リールハブ
120・・・記録/再生ヘッド部
121,122・・・サーボヘッド部
130・・・データバンド
131,132・・・サーボバンド

Claims (6)

  1. 第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、
    前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジと
    を具備するテープリール。
  2. 請求項1に記載のテープリールであって、
    前記第2のフランジの前記シボ面は、表面粗さRaが0.5μm以上2.0μm以下である
    テープリール。
  3. 第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジとを有するテープリールと、
    前記リールハブに巻装されたテープと、
    前記テープリールを回転自在に収容するカートリッジケースと
    を具備するテープカートリッジ。
  4. 請求項3に記載のテープカートリッジであって、
    前記第2のフランジの前記シボ面は、表面粗さRaが0.5μm以上2.0μm以下である
    テープカートリッジ。
  5. 請求項4に記載のテープカートリッジであって、
    前記テープは、トラッキング位置検出用のサーボ信号が記録された磁気テープである
    テープカートリッジ。
  6. 第1の端部と第2の端部とを有するリールハブを含み、前記リールハブの前記第1の端部と一体的に成形された、フィラーを含有する合成樹脂材料の射出成形体でなる第1のフランジと、前記リールハブの前記第2の端部に接合され、前記第1のフランジと対向する面がシボ面である、フィラーを含有しない合成樹脂材料の射出成形体でなる第2のフランジとを有するテープリールと、前記リールハブに巻装されたテープと、前記テープリールを回転自在に収容するカートリッジケースとを有するテープカートリッジと、
    前記テープカートリッジから前記テープをローディングするローディング機構と、前記ローディング機構でローディングされた前記テープへ情報を記録し又は前記テープに記録された情報を再生するヘッド部とを有するテープドライブ装置と
    を具備するテープドライブシステム。
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