JPH1091034A - 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

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JPH1091034A
JPH1091034A JP8240524A JP24052496A JPH1091034A JP H1091034 A JPH1091034 A JP H1091034A JP 8240524 A JP8240524 A JP 8240524A JP 24052496 A JP24052496 A JP 24052496A JP H1091034 A JPH1091034 A JP H1091034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
integrating
recording medium
toner image
heating
Prior art date
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Application number
JP8240524A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Asada
智幸 浅田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、定着装置の各部材の交換時期を適
切に判断でき、画像の劣化を防止できる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】複写装置は、トナー像が転写された記録用
紙を加熱および加圧することによりトナー像を記録用紙
に定着させる定着装置を備えている。定着装置は、定着
装置を構成した各部材のライフを判断するとともに各部
材がライフに達したことを表示する判断・表示装置14
0を有している。判断・表示装置140は、ライフを判
断する判断部141を有し、判断部141内には判断基
準として限界加熱時間が記録されたメモリ142が設け
られている。判断部141は、積算カウンタ144によ
り定着装置の加熱時間を積算し、この加熱時間が限界加
熱時間に達した際に液晶表示装置201を介して部材の
交換時期を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体上に保
持されたトナー像を加熱溶融して定着させる定着装置、
およびこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、原稿から読
取った画像に基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成
し、この静電潜像に帯電したトナーを供給して現像し、
現像したトナー像を記録用紙に転写し、転写したトナー
像を記録用紙に定着させて画像を出力する複写装置が知
られている。
【0003】トナー像を記録用紙に定着させる定着装置
は、内部にヒーターを備えた加熱ローラ、および加熱ロ
ーラに所定の圧力で転接された加圧ローラを有してい
る。トナー像が転写された記録用紙は、2つのローラ間
に規定された定着領域を通過され、トナー像が溶融され
て記録用紙に定着される。
【0004】加熱ローラは、高い熱伝導性を有するアル
ミ、鉄、銅等の金属ローラの表面に厚さ10〜30μm
のテフロン材料をコートして形成されている。テフロン
コートは、耐熱性に優れているとともにトナーに対する
剥離性に優れ、加熱ローラ表面へのトナー付着により生
じるオフセット画像を抑制する。
【0005】加熱ローラの外周面上には、上述した定着
領域を通過された記録用紙を加熱ローラから剥離させる
剥離爪、加熱ローラの表面に残留した残留トナーを除去
するクリーニング部材、および加熱ローラの表面温度を
検知するサーミスタが、加熱ローラに接触した状態で加
熱ローラの回転方向に沿って順に設けられている。クリ
ーニング部材は、シリコーンオイルを含浸させたフェル
トパットを有し、残留トナーを除去すると同時に加熱ロ
ーラの表面にシリコーンオイルを塗布する。
【0006】一方、加圧ローラは、シリコーンゴムロー
ラの表面にテフロン材料薄膜をコート又は被覆して形成
されている。このようにローラ表面にテフロン薄膜を形
成することにより、加圧ローラ表面のトナーによる汚れ
を抑制でき、加圧ローラのライフを長くすることができ
る。
【0007】ところで、上記のように定着装置を構成し
た各部材は、記録用紙の通紙による摩擦や各部材同士の
摩擦により摩耗されるため、それぞれ固有の使用寿命
(以下、単にライフと称する)を有している。従来の装
置においては、各部材のライフを判断するため、各部材
毎に使用に耐え得る限界の通紙枚数を設定し、各部材に
対応してカウントした通紙枚数がそれぞれの限界通紙枚
数を超えた場合に部材の交換時期を判断していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、定着装置に
おける定着温度は、一般に180°から200°程度の
高温に設定されることから、定着装置を構成した各部材
が熱により経時的に劣化されることが知られている。特
に最近では、各部材の耐摩耗性が向上されるとともにト
ナーオフセットが改良され、各部材のライフが比較的長
くなったため、各部材のライフを設定する際には、各部
材に対する熱による影響を十分に考慮する必要がある。
【0009】例えば、加熱ローラにおいては、テフロン
コートの硬度が熱により低下され、剥離爪による傷を生
じ易くなる。また、金属ローラとテフロンコートとの間
の接着性が熱により低下され、テフロンコートが剥がれ
易くなる。
【0010】また、加圧ローラにおいては、熱によりシ
リコンゴムローラの硬度が高くなり加熱減量を生じ、記
録用紙の通紙不良(しわ、カール、アバラ等)を生じ易
くなる。また、ゴムローラとテフロン薄膜との間の接着
性が熱により低下され、テフロン薄膜が剥がれ易くな
る。
【0011】加熱ローラ、加圧ローラの加熱は、実際に
複写動作を行う時だけでなく、複写動作を待機している
時にも、定着ローラを予熱するために行われている。従
って、複写動作を実行している時間より複写動作を待機
している時間の方が極端に長いような制御では、各部材
毎に設定した限界通紙枚数に達する前に熱による影響に
より部材の交換が必要となる場合が考えられる。よっ
て、従来のように通紙枚数だけで部材のライフを判断す
ると、部材の交換時期が遅くなり、部材の劣化による画
像不良を生じる問題がある。
【0012】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、定着装置の各部材の交換時期を適切に
判断でき、画像の劣化を防止できる画像形成装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の定着装置は、記録媒
体上に保持された熱溶融性のトナー像を所定の温度に加
熱して記録媒体上に定着させる定着手段と、上記定着手
段により定着を行うために、上記定着手段を加熱した加
熱時間を積算する積算手段と、上記積算手段により積算
した積算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手
段の寿命を判断する判断手段と、を備えている。
【0014】請求項1記載の定着装置によると、定着手
段により定着を行うために定着手段を加熱した加熱時間
を積算し、この積算加熱時間が限界に達した場合に定着
手段の寿命を判断している。従って、定着手段の各部材
の加熱による性能の劣化を監視でき、各部材の交換時期
を適切に判断でき、画像の劣化を防止できる。
【0015】また、この発明のうち請求項2記載の定着
装置は、記録媒体上に保持された熱溶融性のトナー像を
所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定着手段
と、上記定着手段により定着を行うために、上記定着手
段を加熱した加熱時間を積算する積算手段と、上記積算
手段により積算した積算加熱時間を表示する表示手段
と、上記積算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定
着手段の寿命を判断する判断手段と、を備えている。
【0016】また、この発明のうち請求項3記載の定着
装置は、記録媒体上に保持された熱溶融性のトナー像を
所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定着手段
と、上記定着手段により定着を行うために、上記定着手
段を加熱した加熱時間を積算する積算手段と、上記積算
手段により積算した積算加熱時間が所定時間に達した場
合に上記定着手段の寿命を判断する判断手段と、上記判
断手段にて上記定着手段の寿命を判断した場合に上記定
着手段が寿命であることを表示する表示手段と、を備え
ている。
【0017】請求項3記載の定着装置によると、定着手
段の寿命を表示する表示手段を有している。従って、定
着手段の各部材が寿命に達した際にサービスマン或いは
ユーザーにより部材の寿命が容易に判断でき、部材の交
換時期を適切に判断できる。
【0018】また、この発明のうち請求項4記載の定着
装置は、記録媒体上に保持された熱溶融性のトナー像を
所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定着手段
と、上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算す
る第1積算手段と、上記定着手段により定着を行うため
に、上記定着手段を加熱した加熱時間を積算する第2積
算手段と、上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所
定枚数に達した場合、もしくは上記第2積算手段により
積算した積算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定
着手段の寿命を判断する判断手段と、を備えている。
【0019】請求項4記載の定着装置によると、定着手
段により定着を行うために定着手段を加熱した加熱時間
を積算する手段に加えて定着手段に供給される記録媒体
の枚数を積算する手段を備えている。従って、定着手段
の各部材の寿命を通紙枚数および加熱時間を考慮して判
断でき、各部材の交換時期をより適切に判断できる。
【0020】また、この発明のうち請求項5記載の定着
装置は、記録媒体上に保持された熱溶融性のトナー像を
所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定着手段
と、上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算す
る第1積算手段と、上記定着手段により定着を行うため
に、上記定着手段を加熱した加熱時間を積算する第2積
算手段と、上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所
定枚数に達した場合、もしくは上記第2積算手段により
積算した積算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定
着手段の寿命を判断する判断手段と、上記判断手段にて
上記定着手段の寿命を判断した場合に上記定着手段が寿
命であることを表示する表示手段と、を備えている。
【0021】また、この発明のうち請求項6記載の定着
装置は、熱溶融性のトナー像を第1面に保持した記録媒
体を加圧しつつ挟持搬送する互いに転接された第1およ
び第2ローラと、上記第1および第2ローラの少なくと
も一方に設けられ、上記第1および第2ローラ間の定着
領域を通して搬送される記録媒体上のトナー像を所定温
度に加熱するヒーターと、上記記録媒体の第1面側に配
置された第1ローラの外周面上であって上記定着領域よ
り搬送方向下流側の外周面上に接触配置され、上記第1
ローラから上記記録媒体を剥離させる剥離部材と、上記
剥離部材の下流側の上記外周面上に接触配置され、上記
外周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング部
材と、上記クリーニング部材の下流側の上記外周面上に
接触配置され、上記外周面の温度を検知するセンサと、
上記センサによる検知結果に従って上記ヒーターによる
加熱温度を制御し、上記外周面の温度を所定温度に調整
する調整手段と、を備え、記録媒体上に保持されたトナ
ー像を溶融して記録媒体上に定着させる定着手段と、上
記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第1
積算手段と、上記調整手段により上記第1ローラの外周
面の温度を調整している時間を積算する第2積算手段
と、上記第1ローラ、第2ローラ、剥離部材、クリーニ
ング部材、およびセンサのそれぞれの使用寿命に応じて
個別に設定された限界通紙枚数および限界加熱時間を記
憶した記憶手段と、上記第1積算手段にて積算した積算
枚数が上記記憶手段に記憶したいずれかの限界通紙枚数
に達した場合、もしくは上記第2積算手段により積算し
た積算加熱時間が上記記憶手段に記憶したいずれかの限
界加熱時間に達した場合に、限界通紙枚数もしくは限界
加熱時間に達した部材の寿命を判断する判断手段と、を
備えている。
【0022】また、この発明のうち請求項7記載の定着
装置は、熱溶融性のトナー像を第1面に保持した記録媒
体を加圧しつつ挟持搬送する互いに転接された第1およ
び第2ローラと、上記第1および第2ローラの少なくと
も一方に設けられ、上記第1および第2ローラ間の定着
領域を通して搬送される記録媒体上のトナー像を所定温
度に加熱するヒーターと、上記記録媒体の第1面側に配
置された第1ローラの外周面上であって上記定着領域よ
り搬送方向下流側の外周面上に接触配置され、上記第1
ローラから上記記録媒体を剥離させる剥離部材と、上記
剥離部材の下流側の上記外周面上に接触配置され、上記
外周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング部
材と、上記クリーニング部材の下流側の上記外周面上に
接触配置され、上記外周面の温度を検知するセンサと、
上記センサによる検知結果に従って上記ヒーターによる
加熱温度を制御し、上記外周面の温度を所定温度に調整
する調整手段と、を備え、記録媒体上に保持されたトナ
ー像を溶融して記録媒体上に定着させる定着手段と、上
記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第1
積算手段と、上記調整手段により上記第1ローラの外周
面の温度を調整している時間を積算する第2積算手段
と、上記第1ローラ、第2ローラ、剥離部材、クリーニ
ング部材、およびセンサのそれぞれの使用寿命に応じて
個別に設定された限界通紙枚数および限界加熱時間を記
憶した記憶手段と、上記第1積算手段にて積算した積算
枚数が上記記憶手段に記憶したいずれかの限界通紙枚数
に達した場合、もしくは上記第2積算手段により積算し
た積算加熱時間が上記記憶手段に記憶したいずれかの限
界加熱時間に達した場合に、限界通紙枚数もしくは限界
加熱時間に達した部材の寿命を判断する判断手段と、上
記判断手段にて上記部材の寿命を判断した場合に上記部
材が寿命であることを表示する表示手段と、を備えてい
る。
【0023】また、この発明のうち請求項8記載の画像
形成装置は、原稿からの画像信号に基づいて像担持体上
に静電潜像を形成する画像形成手段と、上記画像形成手
段にて形成された上記静電潜像に熱溶融性トナーを供給
して上記静電潜像を現像する現像手段と、上記像担持体
上に形成されたトナー像へ記録媒体を供給する供給手段
と、上記供給手段にて供給された記録媒体へ上記トナー
像を転写する転写手段と、上記転写手段にて記録媒体上
に転写されたトナー像を所定の温度に加熱して記録媒体
に定着させる定着手段と、上記供給手段にて供給される
記録媒体の枚数を積算する第1積算手段と、上記定着手
段により定着を行うために、上記定着手段を加熱した加
熱時間を積算する第2積算手段と、上記第1積算手段に
て積算した積算枚数が所定枚数に達した場合、もしくは
上記第2積算手段により積算した積算加熱時間が所定時
間に達した場合に上記定着手段の寿命を判断する判断手
段と、を備えている。
【0024】また、この発明のうち請求項9に記載の画
像形成装置は、原稿からの画像信号に基づいて像担持体
上に静電潜像を形成する画像形成手段と、上記画像形成
手段にて形成された上記静電潜像に熱溶融性トナーを供
給して上記静電潜像を現像する現像手段と、上記像担持
体上に形成されたトナー像へ記録媒体を供給する供給手
段と、上記供給手段にて供給された記録媒体へ上記トナ
ー像を転写する転写手段と、上記転写手段にて記録媒体
上に転写されたトナー像を所定の温度に加熱して記録媒
体に定着させる定着手段と、上記供給手段にて供給され
る記録媒体の枚数を積算する第1積算手段と、上記定着
手段により定着を行うために、上記定着手段を加熱した
加熱時間を積算する第2積算手段と、上記第1積算手段
にて積算した積算枚数が所定枚数に達した場合、もしく
は上記第2積算手段により積算した積算加熱時間が所定
時間に達した場合に上記定着手段の寿命を判断する判断
手段と、上記判断手段にて上記定着手段の寿命を判断し
た場合に上記定着手段が寿命であることを表示する表示
手段と、を備えている。
【0025】また、この発明のうち請求項10に記載の
定着装置は、通電により発熱し、記録媒体上に保持され
た熱溶融性のトナー像を所定の温度に加熱して記録媒体
上に定着させる定着手段と、上記定着手段への通電時間
を積算する積算手段と、上記積算手段により積算した積
算時間が所定時間に達した場合に上記定着手段の寿命を
判断する判断手段と、を備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の画像形成装置としての電子写真式デジ
タル複写装置1(以下、単に複写装置1と称する)は、
読取手段としてのスキャナ部2と、画像形成手段として
のプリンタ部4と、これらのスキャナ部2およびプリン
タ部4を収容したハウジング3と、を備えている。ま
た、スキャナ部2の上部には、スキャナ部2の後述する
原稿台に対して開閉可能に取付けられ、読取対象物すな
わち原稿Dを、原稿台に向けて1枚ずつ給送するととも
に、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させる原
稿押さえとして機能する原稿自動給送装置100(以
下、ADF100と称する)がセットされている。
【0027】スキャナ部2は、その上部に、閉じた状態
にあるADF100に対向され、原稿Dがセットされる
透明なガラスからなる原稿台11を有している。原稿台
11の下方には、原稿台11に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ12、露光ランプ12からの光を原稿D
に集光させるためのリフレクター14、および原稿Dか
らの反射光を図中左方向に折曲げる第1ミラー16など
が配設されている。尚、これらの露光ランプ12、リフ
レクター14、および第1ミラー16は、第1キャリッ
ジ18に取付けられている。第1キャリッジ18は、図
示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモー
タに接続され、パルスモータの駆動力が伝達されて原稿
台11に沿って平行に移動されるようになっている。
【0028】第1キャリッジ18に対して図中左側、す
なわち第1ミラー16により反射された反射光が案内さ
れる方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベル
トならびにDCモータなどを介して原稿台11と平行に
移動可能に設けられた第2キャリッジ20が配設されて
いる。第2キャリッジ20には、第1ミラー16により
案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミ
ラー22、および第2ミラー22からの反射光を図中右
方に折り曲げる第3ミラー24が互いに直角に配置され
ている。第2キャリッジ20は、第1キャリッジ18に
従動されるとともに、第1キャリッジ18に対して1/
2の速度で原稿台11に沿って平行に移動されるように
なっている。
【0029】第2キャリッジ20を介して折返された光
の光軸を含む面内には、第2キャリッジ20からの反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ26が配置さ
れ、結像レンズ26を通過した光の光軸と略直交する面
内には、結像レンズ26により集束性が与えられた反射
光を電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメ
ージセンサ28が配置されている。
【0030】しかして、露光ランプ12からの光をリフ
レクター14により原稿台11上の原稿Dに集光させる
と、原稿Dからの反射光が、第1ミラー16、第2ミラ
ー22、第3ミラー24、および結像レンズ26を介し
てCCDイメージセンサ28に入射され、ここで反射光
が画像データに変換される。
【0031】プリンタ部4は、複写装置1の略中央に回
転自在に配設された像担持体としての感光体ドラム30
を有している。感光体ドラム30の上方の所定位置に
は、CCDイメージセンサ28により変換された画像デ
ータに対応したレーザービームを感光体ドラム30に照
射するレーザー光学系ユニット32が配設されている。
【0032】レーザー光学系ユニット32は、図示しな
い半導体レーザーを備え、半導体レーザーからのレーザ
ービームの光路上には、レーザービームを反射するポリ
ゴンミラー34、ポリゴンミラー34で反射されたレー
ザービームを感光体ドラム30へ導くfθレンズ36、
37、および露光ミラー38が配設されている。
【0033】しかして、レーザー光学系ユニット32に
より感光体ドラム30の表面にレーザービームが照射さ
れると、原稿Dから読取った画像データに基づく静電潜
像が感光体ドラム30の表面上に形成されるようになっ
ている。
【0034】感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラ
ム30の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャージャ
42、上記レーザー光学系ユニット32により感光体ド
ラム30の表面に形成される静電潜像に現像剤としての
トナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像装置4
4、後述する給紙カセットから給紙された被画像形成媒
体すなわち記録用紙Pを感光体ドラム30との間で挟持
搬送するとともに、感光体ドラム30に形成されたトナ
ー像を記録用紙Pに転写させる転写ローラ46、転写さ
れずに感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃
するクリーニング装置48、および感光体ドラム30の
表面に残った電荷を除電する除電装置49が、感光体ド
ラム30の回転方向に沿って順に配設されている。
【0035】感光体ドラム30の下方に位置される複写
装置1の底部には、500枚程度の記録用紙Pを収納可
能に形成された給紙手段としての給紙カセット50が配
置されている。給紙カセット50の所定の位置には、記
録用紙Pを1枚づつ取り出すピックアップローラ52が
配置されている。
【0036】感光体ドラム30の右側の複写装置1の外
壁には、給紙カセット50とは独立に記録用紙Pを給送
可能な手差しフィーダ54が突設されている。手差しフ
ィーダ54と感光体ドラム30との間には、手差しフィ
ーダ54に挿入された記録用紙Pを取り込む手差し用の
ピックアップローラ56、およびピックアップローラ5
6により取り込まれた記録用紙Pを感光体ドラム30に
向けて搬送する搬送ローラ58が設けられている。
【0037】給紙カセット50、および手差しフィーダ
54と感光体ドラム30との間には、給紙カセット5
0、および手差しフィーダ54から感光体ドラム30に
向かって記録用紙Pを案内する搬送路60が形成されて
いる。この搬送路60は、さらに、感光体ドラム30と
転写ローラ46との間に規定される転写領域を経て、複
写装置1の外部まで延出されている。また、搬送路60
には、記録用紙Pを感光体ドラム30に向かって搬送す
るための図示しない複数の搬送ローラおよび搬送ガイド
が設けられている。
【0038】搬送路60の感光体ドラム30の近傍であ
って感光体ドラム30の上流側には、搬送路60を案内
された記録用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ド
ラム30上のトナー像の先端と記録用紙Pの先端とを整
合させ、感光体ドラム30の外周面の移動速度と同じ速
度で記録用紙Pを転写領域へ給紙する一対のアライニン
グローラ62が配設されている。尚、搬送路60の下面
側のアライニングローラは、上述した転写ローラ46と
ともに搬送ユニット61に組込まれている。
【0039】搬送ユニット61は、図中右側の端部を中
心に回動可能に形成され、記録用紙Pを搬送する搬送位
置(図示した位置)と搬送路60を開放する開放位置と
の間で開閉可能となっている。しかして、搬送ユニット
61を開放位置へ回動させることにより、この位置での
用紙ジャムを処理できる。尚、搬送ユニット61の回動
の先端近くの下面側には、搬送ユニット61を搬送位置
に固定するためのロック部材63が配設されている。
【0040】転写領域を通過された記録用紙Pが進行す
る方向には、トナー像が転写された記録用紙Pを加熱す
ることによりトナー像を溶融させつつトナー像と記録用
紙Pとを加圧して記録用紙Pにトナー像を定着させる定
着装置70が設けられている。定着装置70は、ローラ
表面が互いに圧接された加熱ローラ72および加圧ロー
ラ74を有している。
【0041】なお、感光体ドラム30と転写ローラ46
との間の転写領域、および加熱ローラ72と加圧ローラ
74との間の定着領域を通る搬送路60は、記録用紙P
の搬送方向に向かって上方に傾斜されており、これによ
り限られたスペース内に後述する排紙部の領域を確保で
き、その結果、複写装置1の小型化が達成される。
【0042】定着装置70を介して搬送される記録用紙
Pが進行する方向には、定着装置70によりトナー像が
定着された記録用紙Pを排出する排出部80が設けられ
ている。排出部80は、複写装置1内に窪んだ複写装置
1の外壁により形成された凹所80aに設けられ、この
凹所80a内の所定位置に記録用紙Pをスタックする排
出トレイ82を備えている。
【0043】定着装置70と排出部80との間には、定
着装置70によりトナー像が定着された記録用紙Pを、
後述する用紙反転部90あるいは排出部80のいづれか
に選択的に案内するためのフラッパ75が配置されてい
る。フラッパ75は、定着装置70を通過された記録用
紙Pを排出部80に向けて推進する第1および第2の排
出ローラ81、83の間に配置されている。
【0044】用紙反転部90は、既に転写領域および定
着装置70を通過された記録用紙Pを一時的に集積する
一時集積部92、定着装置70を通過した記録用紙Pを
一時集積部92に向けて搬送する搬送ローラ91、定着
装置70を通過した記録用紙Pの表裏を反転して一時集
積部92に導く反転路94、反転路94を介して搬送さ
れる記録用紙Pを一時集積部92へ給紙するとともに一
時集積部92に集積された記録用紙Pを送り出す反転ロ
ーラ95、反転ローラ95を介して送り出された記録用
紙Pを再びアライニングローラ62に向けて案内する反
転搬送路96、及び、反転搬送路96により案内された
記録用紙Pをアライニングローラ62に向かって給紙す
る給紙ローラ98を有している。
【0045】しかして、給紙カセット50或いは手差し
フィーダ54から取出された記録用紙Pは、搬送路60
を介して転写領域に搬送され、ここで感光体ドラム30
に形成されたトナー像が記録用紙Pに転写される。トナ
ー像が転写された記録用紙Pは、定着装置70を通過さ
れてトナー像が加熱されて定着され、その進行方向がフ
ラッパ75により選択的に切り換えられて排出部80或
いは用紙反転部90へ導かれる。用紙反転部90へ導か
れた記録用紙Pは、反転路94、一時集積部92、およ
び反転搬送路96を通して反転され、再びアライニング
ローラ62を介して転写領域へ向けて搬送される。
【0046】ADF100は、カバー101を有し、カ
バー101の後端縁部が複写装置1の上面後端縁部に図
示しないヒンジ装置を介して取付けられており、必要に
応じてADF100全体を回動変位させることで、スキ
ャナ部2の原稿台11に対して開閉可能に形成されてい
る。
【0047】カバー101の上面やや左方向部位には、
複数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台102が設けられ
ている。原稿給紙台102の図中左方すなわちADF1
00の一端側には、原稿給紙台102にセットされた原
稿Dを順次一枚ずつ取出すとともに、図中左端側からス
キャナ部2の原稿台11の一端側に供給するためのピッ
クアップローラ103が配置されている。原稿給紙台1
02の所定の位置には、原稿給紙台102への原稿Dが
セットされたか否かを検知する原稿検知センサとしての
エンプテイセンサが配設されている。尚、原稿給紙台1
02には、原稿台11に原稿Dがセットされた位置を検
知するための原稿幅検知センサが、必要に応じて配置さ
れる。
【0048】ピックアップローラ103の原稿取出し方
向には、ピックアップローラ103により取り出された
原稿Dを原稿台11に向けて送出する給紙ローラ10
4、および給紙ローラ104により給送された原稿Dの
先端を整位するアライニングローラ105が配置されて
いる。尚、アライニングローラ105と給紙ローラ10
4との間には、原稿Dのアライニングローラ105への
到達を検出するアライニングセンサが配置されている。
【0049】カバー101の内側であって、ADF10
0がスキャナ部2の原稿台11に対して閉じられた状態
で原稿台11と対向される位置には、原稿台11の略全
体を覆う大きさが与えられ、ピックアップローラ10
3、給紙ローラ104およびアライニングローラ105
を介して原稿給紙台102から搬送された原稿Dを原稿
台11の所定の位置に搬送する搬送ベルト106が配置
されている。搬送ベルト106は、図中左側および右側
にそれぞれ配置された一対のベルトローラ107に掛渡
され、図示しないベルト駆動機構によって、図中右側お
よび図中左側の両方向に向けて回転される。
【0050】ADF100の右側部位には、搬送ベルト
106により図中左側から図中右側に移動される原稿D
をカバー101の外側に向けて送出する反転ローラ10
8、反転ローラ108に原稿Dを押し付けるピンチロー
ラ109、反転ローラ108とピンチローラ109によ
り搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト106へ戻すか
所定の排出位置すなわちカバー101上面上に排出させ
るかを切り換えるフラッパ110、フラッパ110が排
出側に切り換えられている場合に、反転ローラ108に
より搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ111、
及び、反転ローラ108の近傍での原稿のジャムを検知
するジャムセンサ112などが配置されている。
【0051】次に、複写装置1の上面に設けられた操作
パネル200について図2を用いて説明する。操作パネ
ル200は、上述した複写装置1およびADF100の
動作状態を表示するとともに、複写装置1に対するさま
ざまな複写条件あるいは画像編集条件等の入力に利用さ
れる入力キーに対応するキーエリアを表示する表示手段
としての液晶表示装置201を有している。
【0052】液晶表示装置201の上面には、液晶表示
装置201と一体に配置され、液晶表示装置201に表
示されたさまざまなキーエリアに対応する入力信号を特
定するために利用者の指が触れたことを検知するタッチ
パネル202が、一体に形成されている。液晶表示装置
201には、詳述しない液晶パネルフォントROMに記
憶されている表示データに基づいてさまざまな表示パタ
ーンおよび入力キーエリアが表示されるようになってい
る。
【0053】また、液晶表示装置201には、複写装置
1の各部材が使用寿命(以下、ライフと称する)に達し
たことを表示するメッセージとして、後述するメモリに
記憶されている表示メッセージ群から、例えば、『加熱
ローラの交換時期です』等の表示例が選択されて表示さ
れるようになっている。
【0054】操作パネル200には、この他に、『0』
乃至『9』の10個の数字に対応する入力信号を入力可
能に形成された数字キー203、入力された複写枚数を
クリアするクリアキー204、複写の開始を指示するプ
リントキー205、一定枚数の複写が入力されている場
合に、割り込み複写のために割り込み信号を入力する割
込複写キー206、複写倍率を設定する倍率設定キー2
07、両面原稿−両面複写あるいは片面原稿−両面複写
等の動作モードを設定するモード設定キー208、並び
に、複写画像を転写する用紙の大きさを設定するために
カセットから用紙を送出するための通路を設定するカセ
ット切り換えキー209等のさまざまな入力キーが配置
されている。
【0055】次に、上述した複写装置1に組込まれた定
着装置70について、図3を用いて詳細に説明する。定
着装置70は、搬送路60を介して搬送される記録用紙
Pを上下で挟持する位置関係で、互いに転接された加熱
ローラ72(第1ローラ)および加圧ローラ74(第2
ローラ)を備えている。各ローラ72、74は、最大幅
の記録用紙Pを超える幅を有している。
【0056】加熱ローラ72は、円筒形のアルミ、鉄、
銅等の金属ローラの外周面上にテフロンコートを形成し
て構成され、その内部にヒーターとしてのハロゲンラン
プ121を有している。また、加圧ローラ74は、円筒
形、或いは円柱形のシリコンゴムローラの外周面上にテ
フロンコートを形成して構成されている。そして、加圧
ローラ74は加圧ばね122により加熱ローラ72に対
して所定の圧力で圧接され、各ローラ72、74が図中
矢印方向に回転され、各ローラ72、74に挟持された
記録用紙Pが図中右側から左側に向けて搬送される。
【0057】よって、転写領域を通過されてトナー像が
転写された記録用紙Pが両者の間の定着領域を通過され
ると、トナー像がハロゲンランプ121により所定の温
度まで加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ74
により所定の圧力で記録用紙Pに圧接され、トナー像が
記録用紙Pに定着される。この際、各ローラ72、74
にコートされたテフロン材の作用により、溶融されたト
ナーがローラ表面に付着することが防止される。尚、熱
源としてのハロゲンランプ121は、加圧ローラ74内
に設けられても良く、比較的高速な定着を必要とする場
合には、各ローラ72、74の内部にそれぞれ1つずつ
設けても良い。
【0058】加熱ローラ72の外周面上には、加圧ロー
ラ74との間の定着領域を通過された記録用紙Pを加熱
ローラ72から剥離させるための剥離爪124(剥離部
材)、記録用紙Pに定着されずに加熱ローラ74の外周
面上に不所望に残留した残留トナーを除去するためのク
リーニング部材126、および加熱ローラ72の外周面
の温度を検知するためのサーミスタ128(センサ)
が、それぞれ加熱ローラ72の外周面に接触した状態で
加熱ローラ72の回転方向に沿って順に設けられてい
る。クリーニング部材126は、粘度60000csの
ジメチルシリコンオイルが含浸されたフェルトから構成
されており、加熱ローラ72に摺接されることにより加
熱ローラ72の外周面にシリコンオイルを塗布するよう
になっている。
【0059】しかして、定着領域を通過されてトナー像
が定着された記録用紙Pが剥離爪124により加熱ロー
ラ72から剥離され、後段の処理装置へ向けて送られ
る。一方、加熱ローラ72の外周面上に残留した残留ト
ナーはクリーニング部材126により除去され、同時に
加熱ローラ72の外周面上にジメチルシリコンオイルが
塗布される。
【0060】図4は、ハロゲンランプ121による加熱
温度を制御して加熱ローラ72の外周面の温度を適切な
温度に調整する制御回路130(調整手段)を示してい
る。制御回路130は、CPU131を有し、CPU1
31には加熱ローラ72の外周面の温度を検知するサー
ミスタ128が接続されている。また、CPU131に
は、サーミスタ128による検知結果に従ってハロゲン
ランプ121をオン/オフさせるスイッチ132が接続
されている。尚、ハロゲンランプ121に隣接してサー
モスタット134が設けられている。
【0061】図5は、図4に示した制御回路130によ
り加熱ローラ72の外周面の温度を一定の温度に制御す
る際の制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。複写装置1のメインスイッチが投入され、或いはジ
ャム処理後の復帰動作がなされると、CPU131によ
りスイッチ132がオンされてハロゲンランプ121が
通電され、加熱ローラ72の温度制御が開始される(ス
テップ1)。加熱ローラ72の温度制御が開始されると
同時に、CPU131内に制御ONフラグがセットされ
る(ステップ2)。
【0062】温度制御において、サーミスタ128によ
り加熱ローラ72の外周面の温度を検知し、この検知結
果に基づいて外周面の温度が所定の温度になるようにス
イッチ132をオン/オフさせる(ステップ3)。そし
て、複写動作の終了、即ち温度制御の終了が判断され
(ステップ4)、温度制御の終了と同時にCPU131
内にセットされた制御ONフラグがクリアされる(ステ
ップ5)。つまり、加熱ローラ72は、制御ONフラグ
がCPU131内にセットされている間中、所定の温度
に加熱されている。
【0063】一般に、記録用紙Pに転写されたトナー像
を溶融させて定着させるためには、トナー像を180°
から200°程度の温度に加熱する必要があることか
ら、上述した定着装置70の各部材(加熱ローラ72、
加圧ローラ74、剥離爪124、クリーニング部材12
6、サーミスタ128)は高温により経時的に劣化され
ることが知られている。このため、定着装置70の各部
材のライフは、通電により発熱した時間あるいは定着装
置70の積算加熱時間(以下、単に加熱時間と称する)
により影響される。従って、定着装置70の各部材のラ
イフを判断する際には、各部材毎の加熱時間を考慮して
判断する必要がある。
【0064】次に、上述した定着装置70の各部材のラ
イフを判断するとともに、各部材がライフに達した旨の
メッセージをサービスマンやユーザーに対して表示する
判断・表示装置について説明する。尚、ここでは、加熱
ローラ72のライフを判断して表示する判断・表示装置
を代表して説明する。
【0065】図6に示すように、この発明の第1の実施
の形態に係る判断・表示装置140は、加熱ローラ72
のライフを判断する判断部141(判断手段)を有して
いる。判断部141には、判断の基準となる加熱ローラ
72の限界加熱時間、即ち加熱ローラ72の熱による劣
化が限界に達するまでの積算加熱時間が予め記録された
メモリ142が内臓されている。
【0066】また、判断部141には、上述した制御回
路130のCPU131が接続され、判断部141に
て、CPU131内に制御ONフラグがセットされてい
るか否かが確認できるようになっている。更に、判断部
141には、CPU131内に制御ONフラグがセット
されている時間、即ち制御回路130により加熱ローラ
72の表面温度を制御している時間(加熱時間)を積算
してカウントする積算カウンタ144(第2積算手段)
が接続されている。更にまた、判断部141には、加熱
ローラ72がライフに達したことを表示するための表示
部として上述した液晶表示装置201が接続されてい
る。
【0067】図7は、上述した判断・表示装置140に
よる加熱ローラ72のライフの判断・表示動作を説明す
るためのフローチャートである。判断部141は、CP
U131内に制御ONフラグがセットされているか否か
を1秒毎にチェックし(ステップ1)、制御ONフラグ
がセットされている場合に積算カウンタ144により加
熱時間を積算する(ステップ2)。積算カウンタ144
によるカウントはCPU131にて演算処理され、液晶
表示装置201にて積算加熱時間として表示され、或い
は図示しないメカニカルカウンタにより表示される。
【0068】そして、積算カウンタ144により積算し
た加熱時間がメモリ142内に記録された限界加熱時間
に達したか否かを判断し(ステップ3)、積算した加熱
時間が限界加熱時間に達したことが判断された場合に、
加熱ローラ72のライフを判断し、液晶表示装置201
を介して『加熱ローラの交換時期です』というメッセー
ジを表示する(ステップ4)。
【0069】サービスマン或いはユーザーは、この表示
を確認して加熱ローラ72のライフを判断し、加熱ロー
ラ72を交換する。そして、加熱ローラ72を交換した
際に、積算カウンタ144をリセットする。
【0070】尚、ここでは、加熱ローラ72のライフを
判断して表示する判断・表示装置について説明したが、
他の部材に対しても限界加熱時間を設定して積算加熱時
間をカウントする積算カウンタを個々に設けることによ
り、全ての部材のライフを管理できる。
【0071】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
判断・表示装置150について図8のブロック図を用い
て説明する。尚、上述した第1の実施の形態と同一部分
については、同一符号を付して説明を省略する。
【0072】判断・表示装置150の判断部151に
は、加熱時間を積算する積算カウンタ144の他に、記
録用紙Pの通紙枚数をカウントする通紙カウンタ154
(第1積算手段)が接続されている。また、判断部15
1内のメモリ152には、加熱ローラ72の熱による劣
化が限界に達するまでの限界加熱時間の他に、限界通紙
枚数が予め記録されている。この限界通紙枚数とは、加
熱ローラ72の通紙による劣化が限界に達する通紙枚数
をいう。
【0073】図9は、上述した判断・表示装置150に
よる加熱ローラ72のライフの判断・表示動作を説明す
るためのフローチャートである。判断部151は、CP
U131内に制御ONフラグがセットされているか否か
を1秒毎にチェックし(ステップ1)、制御ONフラグ
がセットされている場合に積算カウンタ144により加
熱時間を積算する(ステップ2)。そして、判断部15
1は、定着装置70へ記録用紙Pが通紙されたか否かを
判断する(ステップ3)。
【0074】ステップ3にて、通紙がないことを判断し
た場合、積算カウンタ144により積算した加熱時間が
メモリ152内に記録された限界加熱時間に達したか否
かを判断し(ステップ4)、積算した加熱時間が限界加
熱時間に達したことを判断した場合に、液晶表示装置2
01を介して『加熱ローラの交換時期です』というメッ
セージを表示する(ステップ5)。
【0075】一方、ステップ3にて、通紙を確認した場
合、通紙カウンタ154により通紙枚数を積算し(ステ
ップ6)、通紙カウンタ154により積算した通紙枚数
がメモリ152内に記録された限界通紙枚数に達したか
否かを判断する(ステップ7)。そして、ステップ7に
て、積算した通紙枚数が限界通紙枚数に達したことを判
断した場合に、液晶表示装置201を介して『加熱ロー
ラの交換時期です』というメッセージを表示する(ステ
ップ5)。
【0076】サービスマン或いはユーザーは、この表示
を確認して加熱ローラ72のライフを判断し、加熱ロー
ラ72を交換する。そして、加熱ローラ72を交換した
際に、積算カウンタ144および通紙カウンタ154を
リセットする。
【0077】尚、ここでは、加熱ローラ72のライフを
判断して表示する判断・表示装置について説明したが、
他の部材に対しても、限界加熱時間を設定して積算加熱
時間をカウントする積算カウンタ144および積算通紙
枚数をカウントする通紙カウンタ154を各部材毎に個
別に設けることにより、全ての部材のライフを管理でき
る。
【0078】以上のように、定着装置70を構成する各
部材のライフを判断する際に、定着装置の加熱時間(制
御時間)を考慮することにより、各部材の熱による劣化
を考慮でき、通紙枚数のみにより各部材のライフを判断
していた従来の方法と比べて、各部材のライフをより適
切に判断できる。
【0079】つまり、複写動作に要する時間よりも複写
動作を待機する時間の方がはるかに長いような制御にお
いては、ライフを判断する限界通紙枚数に達する前に限
界加熱時間に達することが考えられる。よって、複写装
置の加熱時間を考慮することにより、各部材のライフの
判断の遅れによる画像の劣化を防止できる。
【0080】ここで、記録用紙の通紙枚数および定着装
置の加熱時間が定着装置の各部材のライフに与える影響
を比較するため、以下のような実験を行った。 (実験例1)厚さ2mmの円筒形のアルミを芯金とし、
表面に厚さ23μmのテフロンコートを形成した外径2
4mmの加熱ローラと、鉄を芯金として表面に厚さ3m
mのシリコンゴム層を形成した外径24mmの加圧ロー
ラと、を用い、クリーニング部材として厚さ6mm、幅
10mmのフェルトパット表面に5gのジメチルシリコ
ーンオイルを塗布・含浸させた。尚、加熱ローラのテフ
ロンコートには、図10に示すように、加熱時間に対し
て硬度が変化する材料を用いた。
【0081】上記のように構成された定着装置を、毎分
12枚(A4サイズ記録用紙)の複写速度を有する複写
装置に組み込み、加熱ローラの表面温度を180°に制
御した場合、および200°に制御した場合のそれぞれ
について、A4サイズの記録用紙を通紙させて、定着装
置を構成する部材のライフテストを実施した。尚、比較
のため、各温度における複写速度を、毎時1枚、毎時2
枚、毎時5枚とした場合についてそれぞれテストした。
【0082】ここでは、ライフの判断方法として、積算
加熱時間100時間毎に剥離爪124と加熱ローラ72
との間に強制的に紙詰まりを生じさせ、加熱ローラ72
の表面に傷が発生したか否かを検査し、傷が発生した場
合にライフを判断した。その結果、各場合において加熱
ローラ72表面に傷が発生した際の複写枚数および加熱
時間を観察したところ、 制御温度 複写速度 複写枚数(枚) 加熱時間(h) 180° 毎時1枚 3800 3800 毎時2枚 7000 3500 毎時5枚 20000 4000 200° 毎時1枚 2100 2100 毎時2枚 4000 2000 毎時5枚 10500 2100 となった。
【0083】以上のように、複写動作時間に対して複写
待機時間が長い制御では、定着装置の各部材のライフ
(ここでは加熱ローラの傷を見て判断)は通紙枚数に影
響されるよりもむしろ加熱時間に影響されることが分っ
た。
【0084】(実験例2)厚さ2mmの円筒形のアルミ
を芯金とし、表面に厚さ20μmのテフロンコートを形
成した外径30mmの加熱ローラと、鉄を芯金として表
面に厚さ6mmのシリコンゴム層を形成した外径24m
mの加圧ローラと、を用い、クリーニング部材として厚
さ6mm、幅15mmのフェルトパット表面に粘度60
000csのジメチルシリコーンオイル10gを塗布・
含浸させた。
【0085】上記のように構成された定着装置を、毎分
25枚(A4サイズ記録用紙)の複写速度を有する複写
装置に組み込み、加熱ローラの表面温度を200°に制
御した場合について、A4サイズの記録用紙を通紙させ
て、定着装置を構成する部材のライフテストを実施し
た。尚、比較のため、複写速度を、毎時5枚、毎時10
枚、毎時50枚としたそれぞれの場合についてテストし
た。
【0086】ここでは、ライフの判断方法として、積算
加熱時間100時間毎にテスト画像をサンプリングし、
オフセット画像の有無を検査し、オフセット画像が形成
されている場合にライフを判断した。その結果、各場合
においてオフセット画像が生じた際の複写枚数および加
熱時間を観察したところ、 複写速度 複写枚数(枚) 加熱時間(h) 毎時5枚 14000 2800 毎時10枚 31000 3100 毎時50枚 175000 3500 となった。
【0087】以上の結果から、オフセット画像が形成さ
れるまでの加熱時間は各場合において略一定しているの
に対し、オフセット画像が形成されるまでの通紙枚数は
一定していない。このことから、定着装置の各部材のラ
イフ(ここではオフセット画像の有無で判断)は通紙枚
数に影響されるよりもむしろ加熱時間に影響されること
が分った。尚、この発明は、上述した実施の形態に限定
されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、定着装置を構成する各部材(消耗部品)の交換時期
を適切に判断でき、交換時期の判断の遅れによる画像へ
の悪影響をなくすことができ、良質な画像を形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の画像形成装置を示す概略
図。
【図2】図2は、図1の画像形成装置に組込まれた操作
パネルを示す平面図。
【図3】図3は、図1の画像形成装置に組込まれた定着
装置を示す概略図。
【図4】図4は、図3の定着装置に組込まれた加熱ロー
ラの温度を制御するための制御回路を示す回路図。
【図5】図5は、図4の制御回路における温度制御動作
を説明するためのフローチャート。
【図6】図6は、図3の定着装置を構成した部材のライ
フを判断・表示するこの発明の第1の実施の形態に係る
判断・表示装置の構成を示すブロック図。
【図7】図7は、図6の判断・表示装置によるライフの
判断・表示動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図8は、図3の定着装置を構成した部材のライ
フを判断・表示するこの発明の第2の実施の形態に係る
判断・表示装置の構成を示すブロック図。
【図9】図9は、図8の判断・表示装置によるライフの
判断・表示動作を説明するためのフローチャート。
【図10】図10は、この発明の実験例における加熱ロ
ーラのテフロンコートの特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1…複写装置、 30…感光体ドラム、 70…定着装置、 72…加熱ローラ、 74…加圧ローラ、 121…ハロゲンランプ、 128…サーミスタ、 130…制御回路、 131…CPU、 140…判断・表示装置、 141…判断部、 142…メモリ、 144…積算カウンタ、 201…液晶表示装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に保持された熱溶融性のトナ
    ー像を所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定
    着手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する積算手段と、 上記積算手段により積算した積算加熱時間が所定時間に
    達した場合に上記定着手段の寿命を判断する判断手段
    と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体上に保持された熱溶融性のトナ
    ー像を所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定
    着手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する積算手段と、 上記積算手段により積算した積算加熱時間を表示する表
    示手段と、 上記積算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手
    段の寿命を判断する判断手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体上に保持された熱溶融性のトナ
    ー像を所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定
    着手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する積算手段と、 上記積算手段により積算した積算加熱時間が所定時間に
    達した場合に上記定着手段の寿命を判断する判断手段
    と、 上記判断手段にて上記定着手段の寿命を判断した場合に
    上記定着手段が寿命であることを表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上に保持された熱溶融性のトナ
    ー像を所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定
    着手段と、 上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第
    1積算手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する第2積算手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所定枚数に達
    した場合、もしくは上記第2積算手段により積算した積
    算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手段の寿
    命を判断する判断手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体上に保持された熱溶融性のトナ
    ー像を所定の温度に加熱して記録媒体上に定着させる定
    着手段と、 上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第
    1積算手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する第2積算手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所定枚数に達
    した場合、もしくは上記第2積算手段により積算した積
    算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手段の寿
    命を判断する判断手段と、 上記判断手段にて上記定着手段の寿命を判断した場合に
    上記定着手段が寿命であることを表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 熱溶融性のトナー像を第1面に保持した
    記録媒体を加圧しつつ挟持搬送する互いに転接された第
    1および第2ローラと、上記第1および第2ローラの少
    なくとも一方に設けられ、上記第1および第2ローラ間
    の定着領域を通して搬送される記録媒体上のトナー像を
    所定温度に加熱するヒーターと、上記記録媒体の第1面
    側に配置された第1ローラの外周面上であって上記定着
    領域より搬送方向下流側の外周面上に接触配置され、上
    記第1ローラから上記記録媒体を剥離させる剥離部材
    と、上記剥離部材の下流側の上記外周面上に接触配置さ
    れ、上記外周面に残留した残留トナーを除去するクリー
    ニング部材と、上記クリーニング部材の下流側の上記外
    周面上に接触配置され、上記外周面の温度を検知するセ
    ンサと、上記センサによる検知結果に従って上記ヒータ
    ーによる加熱温度を制御し、上記外周面の温度を所定温
    度に調整する調整手段と、を備え、記録媒体上に保持さ
    れたトナー像を溶融して記録媒体上に定着させる定着手
    段と、 上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第
    1積算手段と、 上記調整手段により上記第1ローラの外周面の温度を調
    整している時間を積算する第2積算手段と、 上記第1ローラ、第2ローラ、剥離部材、クリーニング
    部材、およびセンサのそれぞれの使用寿命に応じて個別
    に設定された限界通紙枚数および限界加熱時間を記憶し
    た記憶手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が上記記憶手段
    に記憶したいずれかの限界通紙枚数に達した場合、もし
    くは上記第2積算手段により積算した積算加熱時間が上
    記記憶手段に記憶したいずれかの限界加熱時間に達した
    場合に、限界通紙枚数もしくは限界加熱時間に達した部
    材の寿命を判断する判断手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 熱溶融性のトナー像を第1面に保持した
    記録媒体を加圧しつつ挟持搬送する互いに転接された第
    1および第2ローラと、上記第1および第2ローラの少
    なくとも一方に設けられ、上記第1および第2ローラ間
    の定着領域を通して搬送される記録媒体上のトナー像を
    所定温度に加熱するヒーターと、上記記録媒体の第1面
    側に配置された第1ローラの外周面上であって上記定着
    領域より搬送方向下流側の外周面上に接触配置され、上
    記第1ローラから上記記録媒体を剥離させる剥離部材
    と、上記剥離部材の下流側の上記外周面上に接触配置さ
    れ、上記外周面に残留した残留トナーを除去するクリー
    ニング部材と、上記クリーニング部材の下流側の上記外
    周面上に接触配置され、上記外周面の温度を検知するセ
    ンサと、上記センサによる検知結果に従って上記ヒータ
    ーによる加熱温度を制御し、上記外周面の温度を所定温
    度に調整する調整手段と、を備え、記録媒体上に保持さ
    れたトナー像を溶融して記録媒体上に定着させる定着手
    段と、 上記定着手段に供給される記録媒体の枚数を積算する第
    1積算手段と、 上記調整手段により上記第1ローラの外周面の温度を調
    整している時間を積算する第2積算手段と、 上記第1ローラ、第2ローラ、剥離部材、クリーニング
    部材、およびセンサのそれぞれの使用寿命に応じて個別
    に設定された限界通紙枚数および限界加熱時間を記憶し
    た記憶手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が上記記憶手段
    に記憶したいずれかの限界通紙枚数に達した場合、もし
    くは上記第2積算手段により積算した積算加熱時間が上
    記記憶手段に記憶したいずれかの限界加熱時間に達した
    場合に、限界通紙枚数もしくは限界加熱時間に達した部
    材の寿命を判断する判断手段と、 上記判断手段にて上記部材の寿命を判断した場合に上記
    部材が寿命であることを表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 原稿からの画像信号に基づいて像担持体
    上に静電潜像を形成する画像形成手段と、 上記画像形成手段にて形成された上記静電潜像に熱溶融
    性トナーを供給して上記静電潜像を現像する現像手段
    と、 上記像担持体上に形成されたトナー像へ記録媒体を供給
    する供給手段と、 上記供給手段にて供給された記録媒体へ上記トナー像を
    転写する転写手段と、 上記転写手段にて記録媒体上に転写されたトナー像を所
    定の温度に加熱して記録媒体に定着させる定着手段と、 上記供給手段にて供給される記録媒体の枚数を積算する
    第1積算手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する第2積算手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所定枚数に達
    した場合、もしくは上記第2積算手段により積算した積
    算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手段の寿
    命を判断する判断手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 原稿からの画像信号に基づいて像担持体
    上に静電潜像を形成する画像形成手段と、 上記画像形成手段にて形成された上記静電潜像に熱溶融
    性トナーを供給して上記静電潜像を現像する現像手段
    と、 上記像担持体上に形成されたトナー像へ記録媒体を供給
    する供給手段と、 上記供給手段にて供給された記録媒体へ上記トナー像を
    転写する転写手段と、 上記転写手段にて記録媒体上に転写されたトナー像を所
    定の温度に加熱して記録媒体に定着させる定着手段と、 上記供給手段にて供給される記録媒体の枚数を積算する
    第1積算手段と、 上記定着手段により定着を行うために、上記定着手段を
    加熱した加熱時間を積算する第2積算手段と、 上記第1積算手段にて積算した積算枚数が所定枚数に達
    した場合、もしくは上記第2積算手段により積算した積
    算加熱時間が所定時間に達した場合に上記定着手段の寿
    命を判断する判断手段と、 上記判断手段にて上記定着手段の寿命を判断した場合に
    上記定着手段が寿命であることを表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 通電により発熱し、記録媒体上に保持
    された熱溶融性のトナー像を所定の温度に加熱して記録
    媒体上に定着させる定着手段と、 上記定着手段への通電時間を積算する積算手段と、 上記積算手段により積算した積算時間が所定時間に達し
    た場合に上記定着手段の寿命を判断する判断手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6308021B1 (en) 1999-01-28 2001-10-23 Minolta Co., Ltd. Fixing device capable of correcting fixing conditions in accordance with an integrated energizing time
KR100423491B1 (ko) * 2001-11-20 2004-03-18 삼성전자주식회사 프로세스 카트리지의 교체시기 판단장치 및 방법

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