JP3599087B2 - 画像形成装置の定着装置の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面にトナー画像が転写された用紙を挟持して搬送するとともに、用紙表面のトナーを加熱して溶融定着する画像形成装置の定着装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置では、装置上面に設けられた原稿台に原稿を載置し、この原稿画像に光を照射し、原稿から反射してくる光に基づいて原稿画像の読み取りを行う。この読み取られた原稿画像に基づいて、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。感光体ドラムは、主帯電装置により、所定の極性に帯電させられており、原稿画像に基づいて光が照射されると、その部分の電荷が除去されて静電潜像となる。
【0003】
内部にトナーを収納する現像装置が感光体ドラムに隣接して設けられている。この現像装置内部に収納されているトナーは、感光体ドラムと同極性に帯電されており、現像装置と感光体ドラムとの近接位置において、感光体ドラムの電荷のない部分に吸着される。したがって、感光体ドラム周面に形成されている静電潜像が、トナー画像に顕像化されることとなる。
【0004】
また、感光体ドラムに隣接して転写装置が設けられている。この転写装置は、感光体ドラムとの間に搬送されてくる用紙に対して、用紙の裏面からトナーと逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム周面のトナーを用紙上に引きつけてトナー画像を転写する。
【0005】
転写装置の用紙搬送方向下流側には、分離装置が配置されている。この分離装置は、用紙が感光体ドラムに巻き付かないように、用紙を裏面側から吸引するものであって、たとえば、所定の電圧が印加される分離針が採用される。
【0006】
このあと、表面にトナー画像が形成された用紙を定着装置に搬送し、トナー画像を加熱して溶融定着している。
【0007】
定着装置には、内部にヒータを内蔵する加熱ローラと、加熱ローラに圧接される加圧ローラとが設けられており、この加熱ローラと加圧ローラとの間に用紙を挟持して搬送するとともに、加熱ローラによりヒータの熱を伝達して、用紙表面のトナー画像を溶融定着している。
【0008】
定着装置の用紙搬送方向下流側には、用紙を排出するための排出口が設けられており、この排出口の外方には排出される用紙を受ける排出トレイが設けられている。排出口には、互いに周面が圧接して用紙を挟持しながら排出トレイ側に用紙を搬送する排出ローラ対が設けられている。排出トレイは、排出されてくる用紙を多数ストックするためにある程度の深さを有しており、底面の用紙排出方向上流側の端部が排出口よりも下方に位置するように設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような装置において、定着装置の加熱ローラに内蔵されているヒータは、通常、加熱ローラの幅方向に均一に加熱するようなものが採用されている。したがって、加熱ローラの表面が幅方向にほぼ均一な温度に設定され、用紙上に転写されたトナー画像が均一な温度で加熱されることなる。
【0010】
しかしながら、加熱ローラの幅はその装置において画像形成が可能な最大サイズの用紙幅に合わせて設定されており、これよりも小さいサイズの用紙が通過する際には、用紙と当接しない領域もヒータによる加熱されていることとなる。たとえば、中央合わせの装置において、A3サイズが画像形成可能な最大サイズであるとすると、A4Rの用紙を通紙すると、加熱ローラの幅方向の中央領域に用紙が当接するものの、加熱ローラの幅方向両側端部に用紙と当接しない部分が生じる。これにより、加熱ローラの中央領域においては用紙に熱が奪われ、この奪われた熱をヒータの加熱により補って所定の温度に保とうとするが、加熱ローラの両端部では用紙に熱を奪われることなく温度が上昇する。画像形成処理を連続して行う場合には、この傾向が大きくなる。加熱ローラの幅方向両端部における温度が上昇している状態で、最大サイズの用紙に処理を行った場合、オフセットが生じるなどの問題がある。
【0011】
このような問題点に鑑みて、加熱ローラの幅方向中央領域を一定温度に加熱する第1ヒータと、加熱ローラの幅方向全域を一定温度に加熱する第2ヒータとを加熱ローラ内部に設け、所定サイズ以下の用紙の場合には第1ヒータをオンし、所定サイズを超える用紙の場合には第2ヒータをオンするように構成することが考えられる。なお、この場合、加熱ローラの両端部における放熱が中央領域よりも大きいと考えられるため、第2ヒータは中央部から両端にかけて熱量が大きくなるように設定することが好ましい。
【0012】
このように構成した場合には、例えば、画像形成可能な用紙サイズがA3サイズとして、A4Rおよびそれ以下のサイズの用紙の場合には第1ヒータをオンして定着を行い、A4Rを超えるサイズの用紙の場合には第2ヒータをオンして定着を行う。このことにより、加熱ローラの両端部のおける温度上昇がなく、オフセットが発生するおそれも少なくなる。
【0013】
しかしながら、ここで用いられる第1ヒータおよび第2ヒータは、ともに消費電力の大きなヒータである。したがって、装置の電源投入時に突入電流が大きくなり、突入電流を規定する規格に沿うことが困難となる。
【0014】
本願発明の目的は、装置の電源投入時の突入電流を極力抑え、かつ加熱ローラを適切な温度に制御する画像形成装置の定着装置の制御方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置の定着装置の制御方法は、用紙表面に転写されたトナー画像を加熱するためのヒータを内蔵する加熱ローラと、加熱ローラに圧接される加圧ローラとを備え、用紙を挟持して搬送するとともに、用紙表面のトナーを加熱して溶融定着する画像形成装置の定着装置を制御する方法である。そして、ヒータが、加熱ローラの幅方向における所定領域を加熱するメインヒータと、加熱ローラの幅方向における所定領域以外を加熱するサブヒータとより構成されており、所定サイズを超える用紙に対する画像形成処理を行う場合には、メインヒータとサブヒータを同時にオンして加熱ローラを幅方向に均一な温度に加熱する。また、所定サイズ以下の用紙に対する画像形成処理を行う際に、メインヒータをオンした後に、加熱ローラの中央領域の温度を検知するとともに、検知温度が所定温度に達していない場合には、メインヒータをオンしてから所定時間経過後にサブヒータをオンし、検知温度が所定温度に達した後に所定の画像形成動作を実行させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態が採用される複写機の縦断面図を示す。この複写機1は、本体10と、本体10の上部に開閉自在に装着された原稿押さえ11とを有している。
【0017】
本体10には、その上部に位置して、原稿が載置される原稿台15が配置されている。本体10の内部には、正面から見て左側の端部で上下方向のほぼ中央に画像形成部16が設けられている。また、下部には、画像形成部16に原稿を供給するための給紙部17が設けられている。
【0018】
給紙部17には、本体10に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する給紙カセット18,19と、その上方に設けられるスタックバイパス20とを備えている。
【0019】
原稿台15の下方には、原稿台15上に載置された原稿の画像情報を読み取るための光学系21が設けられている。光学系21は、原稿台15上に載置された原稿表面に光を照射するための光源22と、原稿表面から反射した光を偏向するためのミラー23,24,25と、ミラー25からの光を収束させるためのレンズ26と、レンズ26によって収束された光を受光して原稿画像に対応する画像データ信号を生成するCCDセンサなどの撮像素子27とを備えている。
【0020】
画像形成部16は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム30を有し、さらに感光体ドラム30の周囲に配置された主帯電装置31、現像装置32、転写ローラ33およびクリーニング装置34を有している。
【0021】
主帯電装置31は、感光体ドラム30の表面を帯電させるための装置であり、感光体ドラム30の右斜め上方に配置されている。主帯電装置31から所定の間隙をあけて感光体ドラム30の右斜め下方に感光体ドラム30上にトナー像を形成する現像装置32が配置されている。現像装置32は、内部にトナーを収納し、感光体ドラム30に形成されている静電潜像をトナーによって顕像化するものである。また、転写ローラ33は、感光体ドラム30上のトナー像を用紙に転写するための装置であり、感光体ドラム30の左側方に配置されている。クリーニング装置34は、感光体ドラム30表面の残留トナーなどを除去するための装置であり、感光体ドラム30の上方に配置されている。
【0022】
感光体ドラム30の右側方には、感光体ドラム30の周面に静電潜像を形成するためのレーザユニット35が設けられている。レーザユニット35は、撮像素子27から得られる画像データ信号に基づいて感光体ドラム30周面に静電潜像を形成する。
【0023】
給紙部17には、各給紙カセット18,19から画像形成部16方向に用紙を搬送するための縦搬送路41と、スタックバイパス20から画像形成部16方向に用紙を搬送するバイパス搬送路42とが設けられている。各給紙カセット18,19およびスタックバイパス20には、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ43,44,45および用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すための給紙ローラ対46,47,48が設けられている。縦搬送路41には、搬送ローラ対49,50が設けられており、バイパス搬送路42には搬送ローラ対51が設けられている。縦搬送路41とバイパス搬送路42は、感光体ドラム30と転写ローラ33とが対向する転写位置の下方で合流している。この合流した個所には、搬送されてくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストローラ52が設けられている。
【0024】
感光体ドラム30および転写ローラ33の上方には、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するための定着装置53が設けられている。定着装置53は、ヒータを内蔵する加熱ローラ54と加熱ローラ54に圧接する加圧ローラ55とが設けられており、両ローラ間に用紙を挟持して搬送するとともに、用紙表面に形成されたトナー画像を加熱定着するものである。
【0025】
定着装置53のさらに上方には、分岐部56が設けられている。分岐部56の右側方には、排出ローラ対60を介して用紙が排出される排出トレイ57と、排出トレイ57の上方に配置され、排出ローラ対61を介して用紙が排出されるサブ排出トレイ58とが配置されている。また、分岐部56の左下方には両面コピーの際に用紙を反転させるためのスイッチバック部59が配置されている。分岐部56には、用紙搬送方向を排出トレイ57方向とスイッチバック部59方向とに切り換えるための分岐爪62が設けられている。分岐爪62の左側方には、2つの分岐爪63、64が設けられている。この2つの分岐爪63,64の下方にはスイッチバック部59に用紙を案内するスイッチバック搬送路65が設けられ、上方にはサブ排出トレイ58へ用紙を案内するサブトレイ搬送路66が設けられ、また、2つの分岐爪63,64の中間には図示しないソータやステープルソータなどのフィニッシャに用紙を搬送するフィニッシャ搬送路67が設けられている。分岐爪63,64は、搬送されてくる用紙をスイッチバック搬送路65、サブトレイ搬送路66またはフィニッシャ搬送路67のいずれかに案内するように切り換え可能となっている。
【0026】
〔スタックバイパス〕
スタックバイパス20の詳細を図2、図3に基づいて説明する。このスタックバイパス20は、基体81と基体81に回動可能に支持される蓋部材82とを有している。基体81は、上面に用紙が載置される載置板86を備えたトレイ形状であり、載置板86の左端部上方に位置して用紙を引き出すためのピックアップローラ45と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すための給紙ローラ対48とが設けられている。給紙ローラ対48の左側方には用紙をバイパス搬送路42側に案内する案内面87が設けられている。また、基体81の両側部(本体10の前後方向)には、被案内レール84と案内ローラ85とを備える被案内部83,83を有している。これに対応して、本体10内部には、被案内レール84の下面を案内するための案内ローラ73を有する案内レール72が設けられている。基体81は、この案内レール72に案内されて、本体10の右側方に設けられた開口71から引き出すことが可能となっている。
【0027】
載置板86には、案内溝88が設けられており、この案内溝88に係合して用紙の左右方向の位置合わせを行う仕切板89,89が取り付けられている。また、載置板86は支軸90を介して基体81に対して回動可能となっており、収納される用紙の先端位置を上方に押し上げる方向に付勢されている。この例では、載置板86の左端部下面にバネ91が設けられており、載置板86の左端部を上方に付勢している。
【0028】
また、載置板86の上面にはカム部材92が当接している。このカム部材92は、ピックアップローラ45の回転軸の両端部に取り付けられており、用紙搬送方向下流側の端部において載置板86上面に当接している。このカム部材92は、非駆動時には図に示すようにバネ91の付勢力に抗して載置板86の上面をピックアップローラ45から離間させる。また、カム部材92は回転に伴ってカム面が上昇する。これに伴って、載置板86はバネ91の付勢力によりその上面がピックアップローラ45に近接あるいは圧接する位置まで移動するように構成されている。
【0029】
蓋部材82は、基体81の右端部において回動自在に支持されており、基体81が本体10内の所定位置に収納されるとき、開口71を閉止可能となっている。
【0030】
このスタックバイパス20に収納される用紙は、急激な方向転換することなく、バイパス搬送路42を介して画像形成部16に搬送される。したがって、このスタックバイパス20は、厚紙やOHPシート、表面コート紙などのいわゆるマテリアル紙を画像形成部16に給紙するのに適している。
【0031】
また、このスタックバイパス20は、載置板86上にA4横サイズの用紙を収納して、蓋部材82が閉止可能となっている。通常使用する用紙サイズとしてはA4サイズが多いと考えられるため、このような用紙を載置板86上に載置して蓋部材82を閉止すれば、いわゆるバイパストレイに用紙をセットした状態で、本体10の側方に突出する部分がなくなる。さらにこのスタックバイパス20は、給紙カセット18,19、排出トレイ57、サブ排出トレイ58、原稿台15と平面視重合する位置に配置されているため、設置面積を極力小さくすることが可能となる。
【0032】
さらに、このスタックバイパス20は、本体10の右側方に設けられた開口71から引き出し可能にとなっているため、載置板86上に用紙をセットする作業が容易となり、はがきなどの小型サイズの用紙であってもセッティングが容易となる。スタックバイパス20を本体10の側方に引き出す際には、ピックアップローラ45、給紙ローラ対48、載置板86を上下動させる機構などが一体的に引き出されるため、給紙に関わる各機構の位置決め精度を損なうことがない。
【0033】
〔レジストローラ〕
レジストローラ52は、図4に示すように、モータなどの駆動源から駆動力が伝達される駆動ローラ101と、駆動ローラ101に圧接される従動ローラ102とにより構成されている。駆動ローラ101は、その回転軸104がフレーム103に支持されて回転可能となっており、ギヤおよびクラッチ(図示せず)を介してモータと接続されている。従動ローラ102は、その回転軸105が幅方向両端に設けられる軸受部材106に支持されて回転可能となっている。従動ローラ102の幅方向両端側方には、圧着ばね107が設けられている。この圧着ばね107は、両端がフレーム103に取付られ、中央部が軸受部材106に係合して、従動ローラ102の回転軸105を駆動ローラ101側に付勢している。このことにより、従動ローラ102の周面が駆動ローラ101の周面に圧接するように構成されている。
【0034】
また、従動ローラ102の回転軸105には、軸受部材106とともに回転軸105を支持する取付部材108が設けられている。取付部材108は、回転軸105が挿通される貫通孔を有する側板109と、側板109間に従動ローラ102と平行に配置される底板110とを備えており、底板110の従動ローラ102に対向する面には従動ローラ102の周面に当接して従動ローラ102の周面をクリーニングするスポンジ111が取り付けられている。
【0035】
従動ローラ102は圧着ばね107によって、駆動ローラ101に圧接されており、駆動ローラ101とともに用紙を挟持して搬送することができる。また、従動ローラ102の周面に当接しているスポンジ111は、従動ローラ102の回転軸105に取り付けられた取付部材108に取付られているため、従動ローラ102が移動しても、従動ローラ102とスポンジ111の相対位置が変化することなく、スポンジ111によるクリーニング効果は常に安定する。
【0036】
スポンジ111に代えて、起毛されたクリーニングブラシを用いることも可能であり、先端が従動ローラ102の周面に当接するクリーニングブレードを用いることも可能である。
【0037】
〔定着装置〕
定着装置53の詳細を図5に示す。定着装置53は、内部にヒータ121,122を有する加熱ローラ54と、加熱ローラ54に圧接する加圧ローラ55とを備えている。加圧ローラ55は、合成樹脂、金属その他の材料で構成される円筒状のローラ基体と、ローラ基体の周面を被覆するフッ素系樹脂材料でなる被覆チューブとで構成され、回転軸123を中心に回転するように構成されている。この加圧ローラ55の回転軸123は、幅方向両端に設けられる支持部材124に回動自在に支持されている。
【0038】
支持部材124は、導電性材料で構成されており、その一端が支軸125に支持されて、定着ハウジング126に回動可能に取り付けられている。支持部材124の他端側には、支持部材124を加熱ローラ54側に付勢するばね127が取り付けられている。また、支持部材124には、除電ブラシ128が取り付けられている。
【0039】
この除電ブラシ128は、図6に示すように、加圧ローラ55とほぼ同一の幅を有する基体129と、基体129に繊維状に植設されたブラシ部130とを有している。基体129およびブラシ部130は、ともに導電性材料が採用され、たとえば、基体129としてアルミニウム、SUSなどが採用され、ブラシ部130としてSUSなどが採用され得る。
【0040】
除電ブラシ128は、ブラシ部130の先端と加圧ローラ55の周面との間隙が所定の距離となるように、幅方向両端側がボルト131によって支持部材124に固定されている。ブラシ部130の先端と加圧ローラ55の周面との間隙は、1mm〜3mm程度に設定されることが好ましい。
【0041】
支持部材124には、さらに、アース電極132が取り付けられている。このアース電極132はボルト133によって支持部材124に取り付けられ、フレームなどの所定位置に配線されて、支持部材124を電気的に接地するものである。
【0042】
加熱ローラ54と加圧ローラ55との間に搬送されてくる用紙から加圧ローラ55に電荷が移動することにより、加圧ローラ55は帯電することとなるが、除電ブラシ128により除電される。加圧ローラ55から除電ブラシ128に移動した電荷は、支持部材124、アース電極132を介してアースに逃がされる。
【0043】
このようにした、定着装置53では、加圧ローラ55を除電するための除電ブラシ128が、ブラシ部130の先端が加圧ローラ55の周面と所定の間隙を開けて配置されており、除電ブラシ128先端と加圧ローラ55との間にトナーかすが滞留することがなく、トナーによる用紙裏面の汚損を防止することができる。
【0044】
また、除電ブラシ128が加圧ローラ55を支持する支持部材124に取り付けられているため、加圧ローラ55が移動しても加圧ローラ55と除電ブラシ128との相対距離が変化することがなく、除電ブラシ128のブラシ部130先端と加圧ローラ55周面との間隙が一定に保たれる。したがって、加熱ローラ54と加圧ローラ55との間に搬送されてくる用紙の厚さに関係なく、除電ブラシによる除電効果を一定に維持することが可能となる。
【0045】
(実験例1)
加圧ローラ55を−3000Vに帯電させた後、加圧ローラ55を1回転させることにより除電を行い、図7に示すような静電気測定器141を用いて残留電圧を測定した結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
Figure 0003599087
【0047】
ここでは、除電ブラシ128として、アルミニウム製の基体129に長さ10mmのSUS304でなる電極を4mm間隔で植設したブラシ部130を設けたものと、アルミニウム製の基体129に長さ10mmのアモルファス金属繊維(Co−Fe−Cr−Si−B系合金:ユニチカ社製アモルファス金属繊維ボルファ使用)でなる電極を4mm間隔で植設したブラシ部130を設けたものとを用意し、それぞれブラシ部130と加圧ローラ55周面との間隙(GAP)=0mm、1mm、2mm、3mm、5mm、7mm、10mmとした場合について、加圧ローラ55の残留電圧を測定している。それぞれの場合について、3回づつ測定を行った結果、ブラシ部130と加圧ローラ55との間隙(GAP)が小さいほど残留電圧が小さくなり、間隙(GAP)が5mm以下で初期の帯電量の半分以下となることがわかった。この結果、ブラシ部130と加圧ローラ55との間隙(GAP)は5mm以下、好ましくは1〜3mm程度に設定することにより、除電ブラシ128による除電効果を得ることが可能となる。
【0048】
〔加圧ローラ剥離爪〕
図8に示すように、定着装置53の加熱ローラ54近傍には、剥離爪151が設けられている。剥離爪151は、熱変形の少ない合成樹脂材料で形成されており、先端が鋭利に形成されるとともに加熱ローラ54周面に圧接するように設けられている。
【0049】
加圧ローラ55の近傍には、加熱ローラ54と加圧ローラ55との間を通過する用紙を案内するための用紙ガイド152が設けられている。用紙ガイド152には、剥離爪153が取り付けられている。
【0050】
用紙ガイド152は、図9に示すように、加熱ローラ54および加圧ローラ55とほぼ同等の幅を有する板状の基体154と、基体154の一方の面に立設された案内リブ155、156とを有している。案内リブ155は所定距離離間して2つずつ配置されており、図9上面に位置して用紙を案内するための案内面157を有し、基体154よりも加圧ローラ55側に突出する突部158を有している。また、案内リブ156は、2つの案内リブ155の中間に位置して設けられており、案内リブ155と同様にして図9上面に位置して用紙を案内するための案内面159を有し、基体154よりも加圧ローラ55側および下面に突出する突部160を有している。基体154および案内リブ155,156は、熱変形の少ない合成樹脂材料で一体成型により構成されている。
【0051】
剥離爪153は、案内リブ156の突部160を受け入れる切欠部161を有している。また、剥離爪153は、後端部163が基体154の下面であって用紙搬送方向下流側に取り付けられており、先端部162は基体154および案内リブ156の突部158よりも用紙搬送方向上流側に突出して、加圧ローラ55の周面に当接するように配置されている。また、この剥離爪153は、可撓性を有するSUSなどの板ばね部材で構成されており、先端部162が加圧ローラ55周面から離間する方向に撓むことが可能となっている。
【0052】
この場合、剥離爪153によって、加圧ローラ55に用紙が巻き付くことを防止し、用紙ガイド152の案内リブ155,156の案内面157,159により用紙を搬送方向に確実に案内できる。ここで、剥離爪153はSUSで構成されており、合成樹脂材料で構成する場合に比してコストを低減することが可能となる。
【0053】
また、加熱ローラ54と加圧ローラ55の用紙搬送方向下流側において、用紙ジャムが発生したとき、蛇腹状に変形した用紙が用紙ガイド152を押圧する場合がある。このとき、用紙ガイド152の上面に案内リブ155,156が突出しており、蛇腹状になった用紙がこの案内リブ155,156に当接して直接剥離爪153を押圧することがなくなる。したがって、剥離爪153がジャムを起こした用紙に押圧されて変形したり、加圧ローラ55に食い込んで損傷したりすることを防止できる。
【0054】
さらに、この定着装置53においてジャムが発生した場合には、ジャムを起こした用紙を排出方向に引き出すことによってこの用紙を除去するジャム処理が行われる。このジャム処理時に、用紙を引き出すのに伴って加熱ローラ54および加圧ローラ55が回転することとなる。このとき、可撓性を有する剥離爪153は、切欠部161に案内リブ156の突部160を受け入れるとともに先端部162が加圧ローラ55周面から離間する方向に撓むことが可能となっている。したがって、剥離爪153の先端部162が加圧ローラ55の周面に食い込んでこれを損傷することがなく、剥離爪153が塑性変形してしまうこともなくなる。
【0055】
〔排出トレイ〕
排出トレイ57の1実施形態を図10に示す。排出トレイ57は、装置に固定されるトレイ本体171と、トレイ本体171に対して回動可能に取り付けられたリブガイド172とを有している。
【0056】
トレイ本体171は、排出ローラ対60が設けられる排出口173から下方に延設される側板174と、側板174から用紙搬送方向下流側に延設される本体底板175とを備えている。本体底板175は、用紙搬送方向上流側から下流側にかけて上方に向けて傾斜しており、リブガイド172を受け入れるための複数の切欠部176が設けられている。リブガイド172は、排出口173から排出される用紙の幅方向に離間して複数設けられており、用紙搬送方向下流側において支持軸177によってそれぞれが連結されるとともに、回動可能に支持されている。リブガイド172の上面は排出口173から排出される用紙を支持するための支持面178を構成しており、用紙搬送方向下流側においてこの支持面178は、本体底板175の上面とほぼ同じ高さ位置となるように設定されている。リブガイド172は、支持軸177を中心に回動可能となっており、用紙搬送方向上流側において支持面178が排出口173近傍の高さ位置と本体底板175の上面とほぼ同じ高さ位置との間で移動可能となっている。
【0057】
また、リブガイド172は、用紙搬送方向上流側において支持面178が排出口173近傍の高さ位置になるように、バネ179によって付勢されている。このバネ179は、リブガイド172の支持面178上にストックされる用紙の枚数に応じてその重量によりリブガイド172の用紙搬送方向上流側が下方に移動するように、その強さが設定されている。これにより、リブガイド172の支持面178上にストック可能な最大枚数の用紙が載置されるとき、リブガイド172が回動して切欠部176に埋没し、リブガイド172の支持面178が本体底板175の上面とほぼ同一かわずかに上方に位置するようになる。
【0058】
このようにした場合、排出トレイ57に用紙がない場合、リブガイド172の支持面178は用紙搬送方向上流側において、排出口173の高さ位置に近く、排出される用紙の落下距離が短くなる。リブガイド172の支持面178上に用紙が排出されるにつれて、リブガイド172が回動して支持面178の用紙搬送方向上流側が低くなっていく。これにより、リブガイド172の支持面178上にストックされた用紙の最上面が常に排出口173の高さ位置近傍となり、排出される用紙の落下距離はほぼ一定に保たれる。したがって、排出口173から排出される用紙が位置ずれを起こすことが少なく、ストック性能を高く維持することが可能である。また、最下層に位置する用紙は、リブガイド172の支持面178に支持されており、本体底板175の上面から離間しているため、用紙下面に手を挿入して用紙を取り出すことが容易である。
【0059】
〔排出トレイの他の実施形態〕
図11に示すような排出トレイを用いることも可能である。排出トレイ180は、装置に固定されるトレイ本体181と、トレイ本体181に対して下方に移動可能に取り付けられた可動板182とを有している。
【0060】
トレイ本体181は、排出ローラ対(図示せず)が設けられる排出口183から下方に延設される側板184と、側板184から用紙搬送方向下流側に延設される本体底板185とを備えている。本体底板185は、用紙搬送方向上流側から下流側にかけて上方に向けて傾斜しており、可動板182を受け入れるために切欠部186が設けられている。
【0061】
可動板182は、本体底板185の切欠部186に位置する場合、その上面が本体底板185の上面と面一になるように構成されている。また、可動板182は、図示しないばねなどの付勢手段により上方に付勢されるとともに、本体底板185の上面と面一となる位置で上方への移動が規制されている。したがって、可動板182は通常状態では、その上面が本体底板185の上面と面一となっており、付勢手段の付勢力に抗して押し下げることによって、図11の2点鎖線で示すように、下方に移動することが可能となっている。
【0062】
このようにした場合、排出トレイ180の上面は、本体底板185と可動板182とにより滑らかに構成されており、排出口183から排出される用紙が引っかかってストック性能が低下することを防止できる。また、排出トレイ180にストックされた用紙を取り出す際には、可動板182を下方に押し下げることによって、最下層に位置する用紙の下方に間隙を作ることができ、この間隙に手を挿入することによって用紙の取り出しを容易に行うことができる。
【0063】
〔排出ローラ〕
排出ローラ対60のうち、下方に位置する排出ローラを図12に示す構成とすることができる。排出ローラ191は、回転軸192に互いに離間して取り付けられる複数のローラ部材193、193を備えている。回転軸192は導電性材料で構成されており、たとえばステンレススチールなどの金属材料で構成され、図示しない配線により電気的に接地されている。また、ローラ部材193は、少なくとも周面が弾性を有する合成樹脂材料で形成され、たとえばフッ素系樹脂で構成されている。
【0064】
回転軸192には、ローラ部材193の間隙に位置して、除電ブラシ194が取り付けられている。この除電ブラシ194は、回転軸192に固定される基体195と、基体195に植設された繊維状のブラシ部196とから構成されている。ブラシ部196の先端は、図13に示すように、ローラ部材193の周面よりも外側に位置するように構成されている。この除電ブラシ194の基体195およびブラシ部196はともに導電性材料で構成されており、回転軸192とは電気的な導通が可能となるように結合されている。
【0065】
排出ローラ191が回転すると、回転軸192に取り付けられた除電ブラシ194も一体的に回転する。このとき、除電ブラシ194のブラシ部196はその先端がローラ部材193の周面よりも外側に位置しているため、排出ローラ191によって搬送される用紙表面にブラシ部196の先端が当接する。除電ブラシ194は導電性材料で構成されているため、用紙の帯電電荷が除電ブラシ194のブラシ部196に移動し、基体195および回転軸192を介してアースに流れることとなる。このことによって、用紙の帯電電荷が除去されて、排出された用紙の処理が容易となる。
【0066】
排出トレイとして図11に示すような排出トレイ180を用いた場合、排出される用紙が排出口183に引っかかってしまうおそれがある。しかしながら、除電ブラシ194のブラシ部196先端が、引っかかった用紙を押圧しながら回転し、用紙を本体底板185上に落下させることができる。
【0067】
除電ブラシ194は、各ローラ部材193の間隙において、回転軸192の周面1カ所または2カ所以上設けることが可能である。
【0068】
排出ローラ対60は、それぞれ1つの回転軸に設けられる駆動ローラと従動ローラとで構成することが可能であり、駆動ローラの長さ方向に並列に設けられそれぞれ独立して駆動ローラに圧接される複数の従動コロとで構成することも可能である。
【0069】
また、同様の構成は、中間トレイを有する装置において中間トレイへの排出部分、自動原稿搬送装置を備える装置において原稿の排出部分などに適用することが可能である。
【0070】
〔分離装置〕
図14に示すように、感光体ドラム30に対して開閉自在な開閉ユニット201が設けられている。開閉ユニット201には、搬送ローラ対50のうち図左側に配置される搬送ローラ50B、レジストローラ52のうち図左側に配置されるレジストローラ52Bおよび転写ローラ33などが軸支されている。開閉ユニット201の図右側面は縦搬送路41を構成しており、感光体ドラム30に近接する閉止状態となったとき、搬送ローラ50Bを搬送ローラ50Aに圧接し、レジストローラ52Bをレジストローラ52Aに圧接し、転写ローラ33を感光体ドラム30に圧接する。開閉ユニット201は支持軸202を中心に回動自在に支持されており、矢印A方向に回動させることによって、搬送ローラ50B、レジストローラ52Bおよび転写ローラ33をそれぞれ搬送ローラ50A、レジストローラ52Aおよび感光体ドラム30から離間させるとともに、縦搬送路41を外方に露出させることが可能となっている。
【0071】
感光体ドラム30と転写ローラ33とのニップ位置から用紙搬送方向下流側(図14上方)に位置して、開閉ユニット201には用紙ガイド203が形成されている。この用紙ガイド203は、感光体ドラム30と転写ローラ33との間を通過した用紙を定着装置側に搬送するためのものであり、感光体ドラム30に対向する用紙案内面205を備えている。用紙ガイド203の感光体ドラム30に近接する位置に分離針204が取り付けられている。
【0072】
分離針204の詳細を図15に示す。分離針204は、導電性材料で形成された板状部材の幅方向に鋸歯状電極208が形成されたものであって、所定の電圧が印加されるように構成されている。この分離針204の両端部は、開閉ユニット201に取り付けられる支持部材206、206に支持されている。この支持部材206は、分離針204の端部を受け入れて鋸歯状電極208が用紙ガイド203の用紙案内面205に対して出没可能となるように、分離針204を案内する。
【0073】
分離針204の鋸歯状電極208に対して反対側の端部には、絶縁性材料で構成される被押圧部材209が取り付けられている。この被押圧部材209には、鋸歯状電極208が用紙案内面205よりも内方に埋没する方向に分離針204を付勢するばね210、210が取り付けられている。
【0074】
被押圧部材209には、押圧ローラ211、211が当接可能となっている。この押圧ローラ211は、押圧ロッド212に回動自在に支持されている。また、押圧ロッド212は支持軸213を中心に回動可能に軸支されている。このことから、押圧ロッド212の回動に伴って押圧ローラ211が被押圧部材209の表面を回動しながら移動して、被押圧部材209を押圧することが可能となっている。
【0075】
押圧ロッド212,212は、係合ロッド214によって係合されており、この係合ロッド214が左右に移動するのに伴って同期して回動するように構成されている。係合ロッド214は、その一端において略L字形状の作動部材215の一端に取り付けられている。作動部材215は支持軸216を中心に回動可能となっている。また、作動部材215の他端側の当接部217は、開閉ユニット201の外面に露出しており、開閉ユニット201が閉止状態となったとき、装置に固定されているフレームの一部に当接して矢印B方向に回動し、所定位置に位置決めされる。
【0076】
開閉ユニット201を閉止状態とした場合には、作動部材215の当接部217がフレームの一部に当接して矢印B方向に回動し、同時に係合ロッド214が矢印C方向に移動する。これに伴って押圧ロッド212が支持軸213の周りに回動して押圧ローラ211が被押圧部材209を押圧する。このことにより、ばね210の付勢力に抗して分離針204が図15上方に移動し、分離針204の鋸歯状電極208が用紙案内面205よりも外方に突出することとなる。したがって、開閉ユニット201が閉止状態である場合には、分離針204の鋸歯状電極208が感光体ドラム30側に突出した状態であり、所定の電圧が印加されることによって、搬送されてくる用紙を裏面側から引きつけることができる。
【0077】
開閉ユニット201を解放状態とした場合には、作動部材215の当接部217は位置規制が解かれることとなる。ばね210の付勢力により分離針204を図下方に押し下げる力が、押圧ローラ211、押圧ロッド212および係合ロッド214を介して作動部材215にかかっているが、作動部材215の位置規制が解かれることによって、ばね210の付勢力に抗する力がなくなり、分離針204が図下方に移動することとなる。したがって、開閉ユニット201を解放状態にすることによって、分離針204の鋸歯状電極208は、自動的に用紙案内面205よりも内方に位置する待避位置となる。
【0078】
以上のような構成とすることにより、用紙ジャムが発生した場合に、開閉ユニット201を解放状態にして用紙を取り除くジャム処理を行う際に、分離針204の鋸歯状電極208が外方に突出することがなく、分離針204が操作者の衣服や身体に引っかかって損傷させることがなくなる。
【0079】
〔分岐部〕
定着装置53の用紙搬送方向下流側には、排出トレイ57、サブ排出トレイ58、スイッチバック部59、フィニッシャ搬送路67のいずれかに用紙を搬送するための分岐部56が設けられている。分岐部56には、分岐爪62を備える第1分岐部221と、分岐爪63,64を備える第2分岐部222とが設けられている。
【0080】
第1分岐部221は、定着装置53から第1分岐部221に至る第1搬送路223と、第1分岐部221から排出ローラ対60に至る排出搬送路224と、第1分岐部221から第2分岐部222に至る第2搬送路225との接続点に位置し、分岐爪62が回動することによって、第1搬送路223と排出搬送路224、搬出搬送路224と第2搬送路225または第1搬送路223と第2搬送路225を接続することが可能となっている。
【0081】
第2分岐部222は、第2搬送路225、スイッチバック搬送路65、サブトレイ搬送路66、フィニッシャ搬送路67の接続点に位置し、分岐爪63,64が回動することによって、第2搬送路225とスイッチバック搬送路65、第2搬送路225とサブトレイ搬送路66または第2搬送路225とフィニッシャ搬送路67を接続することが可能となっている。
【0082】
通常の画像形成処理の場合、定着装置53を通過した用紙は、排出トレイ57に排出される。この場合、第1分岐部221の分岐爪62は、図16に示すような回動位置となっている。このことにより、第1搬送路223と排出搬送路224とが接続され、定着装置53から搬送されてくる用紙は、排出搬送路224を通過して排出ローラ対60側に搬送され、排出トレイ57に排出される。このとき、第2分岐部222の分岐爪63,64の位置は任意である。なお、用紙の両面に対して画像形成処理を行う場合に、第2面の画像形成処理が終了した場合もこの状態で排出トレイ57に排出する。
【0083】
用紙の両面に対して画像形成を行う場合に、第1面の画像形成処理が終了した用紙を搬送する際には、まず、分岐爪62を図16に示すような位置とする。この状態で、用紙を排出ローラ対60により排出方向に搬送し、用紙後端が排出ローラ対60を通過してしまう直前で停止させる。その後、第1分岐部221の分岐爪62および第2分岐部222の分岐爪63を図17に示すような位置とする。このとき、排出搬送路224、第2搬送路225およびスイッチバック搬送路65が連結されることとなる。この状態で、排出ローラ対60を反転駆動すれば、用紙が排出搬送路224、第2搬送路225およびスイッチバック搬送路65を介して搬送され、用紙の第2面に対して画像形成処理を行うことが可能となる。
【0084】
フィニッシャ(図示せず)を備えており、このフィニッシャに用紙を搬送してソーティングやステープル処理を行う場合には、画像形成処理が終了した用紙をフィニッシャ搬送路67側に搬送する。この場合には、第1分岐部221の分岐爪62、第2分岐部222の分岐爪63,64を図18に示すように位置させる。この場合には、第1搬送路223、第2搬送路225、フィニッシャ搬送路67が連結される。したがって、定着装置53から搬送される用紙は、第1搬送路223,第2搬送路225およびフィニッシャ搬送路67を介して搬送されることとなる。
【0085】
サブ排出トレイ58に用紙を排出する場合には、第1分岐部221の分岐爪62、第2分岐部222の分岐爪63,64を図19に示すように位置させる。この場合には、第1搬送路223、第2搬送路225およびサブトレイ搬送路66が連結されることとなる。したがって、定着装置53から搬送される用紙は、第1搬送路223、第2搬送路225およびサブトレイ搬送路66を介して排出ローラ対61に搬送され、サブ排出トレイ58に排出されることとなる。
【0086】
サブ排出トレイ58に用紙を排出する場合としては、装置が電話回線に接続されて外部のファクシミリ装置からのデータを受信可能な場合に、受信したデータをプリントアウトし、この用紙を通常の複写処理を行った用紙と区別する場合が考えられる。また、装置がネットワークに接続されてパーソナルコンピュータやワープロなどから送られてくるデータをプリントアウト可能な場合に、受信したデータをプリントアウトした、この用紙を通常の複写処理を行った用紙と区別するような場合も考えられる。このような割り込み処理が生じた場合に、プリントアウトした用紙を、サブ排出トレイ58に排出することによって、排出トレイ57に排出される通常複写動作による用紙と区別することができる。
【0087】
上述のように構成した場合、通常の画像形成処理を行った用紙は、第1分岐部221のみを通過するので、分岐爪63,64を操作する必要がなく、摩耗や故障の発生が少なくなる。また、割り込みなどの通常とは異なる画像形成処理を行った場合にも、サブ排出トレイ58に用紙を排出することで、通常の画像形成処理を行った用紙と区別することができる。この場合、サブ排出トレイ58への搬送路の分岐がスイッチバック搬送路65への分岐点である第2分岐部222で行われているため、処理頻度の高い排出トレイ57への排出経路に摩耗や故障などの影響を与えることは少なくなる。
【0088】
〔転写装置〕
図20に示すように、レジストローラ52の近傍には、レジストローラ52によって待機させられている用紙があるか否かを検出するレジストスイッチ231が設けられている。給紙カセット18,19またはスタックバイパス20から給紙を開始して、所定時間内にレジストスイッチ231による用紙の検出がなされなかった場合に、給紙搬送路における用紙ジャムが発生したと見なされる。また、用紙に対するトナー画像の転写を行う際に、レジストローラ52に用紙が実際に待機させられているか否かを、レジストスイッチ231によって判別する。
【0089】
レジストローラ52と転写ローラ33との間には、用紙の通過を検出するための転写前センサ232が設けられている。この転写前センサ232は、反射型の光電センサ、透過型の光電センサ、マイクロスイッチなどが採用される。
【0090】
レジストローラ52に待機させられている用紙は、感光体ドラム30のトナー画像が所定の位置に転写されるように、感光体ドラム30と同期して感光体ドラム30側に搬送される。レジストローラ52からの2次給紙を開始して、所定時間内に転写前センサ232による用紙検出がなされた場合、転写ローラ33に所定電圧を印加して、感光体ドラム30周面に形成されたトナー画像の用紙上への転写を開始する。また、レジストローラ52からの2次給紙を開始して、所定時間内に転写前センサ232による用紙検出がなされなかった場合、レジストローラ52と転写ローラ33との間で用紙ジャムが発生したと判断して、転写ローラ33への電圧印加を中止する。
【0091】
このことにより、感光体ドラム30と転写ローラ33との間に実際に用紙が搬送されてきていない場合には、感光体ドラム30の周面に形成されているトナー画像が、転写ローラ33に転写されることなく、転写ローラ33が汚損されることがなくなる。
【0092】
また、転写前センサ232により搬送されてくる用紙の先端を検出した際の検出信号により、転写ローラ33への電圧印加を開始する制御信号を作成することも可能である。この場合には、レジストローラ52からの2次給紙を開始するタイミングから転写ローラ33への電圧印加を開始する制御信号を作成する場合には比して、感光体ドラム30周面のトナー画像と搬送される用紙とをより正確に同期させることができ、用紙上に形成されるトナー画像の位置ずれを極力少なくすることができる。
【0093】
さらに、レジストローラ52からの2次給紙を開始して、所定時間内に転写前センサ232による用紙検出がなされなかった場合、転写ローラ33への電圧印加を中止するとともに、感光体ドラム30周面に形成されている静電潜像の顕像化を中止するように構成できる。たとえば、現像装置32の現像バイアスを下げることにより、現像装置32から感光体ドラム30周面にトナーが吸着されないようにすることができる。このことにより、感光体ドラム30周面に余分なトナーを付着させることなく、クリーニング34または現像装置32によって感光体ドラム30周面のトナーを回収することも極力少なくできる。
【0094】
〔加熱ローラ〕
図20、図21に示すように、定着装置53の加熱ローラ54には、メインヒータ241とサブヒータ242のふたつのヒータが内蔵されている。
【0095】
メインヒータ241は、A4Rサイズの用紙幅にほぼ対応して発熱する加熱領域243を有しており、加熱領域243の両端部に位置して非加熱領域244が設けられている。このようなメインヒータ241は、例えば、中央部に位置する加熱領域243においてコイルの巻き数を密にし、両端部に位置する非加熱領域244においてコイルの巻き数を疎にすることで構成できる。
【0096】
また、サブヒータ242は、メインヒータ241の非加熱領域244にほぼ対応する両端部に発熱する加熱領域245,245が設けられ、メインヒータ241の加熱領域243にほぼ対応して中央部に非加熱領域246が設けられている。このようなサブヒータ242は、例えば、メインヒータ241の場合と逆に、両端部に位置する加熱領域245においてコイルの巻き数を密にし、中央部に位置する非加熱領域246においてコイルの巻き数を疎にすることで構成できる。
【0097】
メインヒータ241の加熱領域243はほぼA4Rサイズの用紙幅(約220mm)に設定されており、消費電力は600W以下に設定される。また、サブヒータ242の加熱領域245は、メインヒータ241の加熱領域243と合わせてほぼA3サイズの用紙幅(約300mm)になるようにそれぞれが約40mmに設定され、消費電力は300W以下となっている。
【0098】
さらに、メインヒータ241の加熱領域243とサブヒータ242の加熱領域245とは、単位長さあたりの発熱量が同一に設定されており、メインヒータ241およびサブヒータ242をともにオンにした場合、図22に示すように、加熱ローラ54の幅方向全域にわたって均等な温度に加熱するような配熱特性を得ることができる。
【0099】
この加熱ローラ54には、中央部付近の温度を検出するためのメインサーミスタ247と端部付近の温度を検出ための予備サーミスタ248が設けられている。
【0100】
〔制御系〕
複写機1の内部には、図23に示すように、制御部251が設けられている。制御部251は、CPU,RAM,ROM,各種ドライバなどを含むマイクロコンピュータシステムで構成されている。制御部251には、各種操作指示をおこなうための操作パネル252が接続されている。操作パネル252は、テンキーやその他指令キーを含む入力キー部および液晶表示素子やLEDなどで構成される表示部などを含んでおり、複写動作の開始を指示するためのスタートキーなども含まれている。
【0101】
制御部251には、さらに、画像読取部253が接続されている。画像読取部253は、前述した光学系21などを含み、原稿台15上に載置された原稿に光を照射して、原稿から反射する光を撮像素子27で読み取って画像データ信号に変換する。また、制御部251には、撮像素子27から出力される画像データ信号を受け取って画像処理を行う画像処理部254が接続されている。
【0102】
制御部251には、レーザユニット35を含む露光部255が接続されている。露光部255では、画像処理部254によって処理される画像情報に基づいて、レーザユニット35からレーザ光を照射し、感光体ドラム30周面に静電潜像を形成する。
【0103】
さらに、制御部251には、感光体ドラム30、現像装置32、転写ローラ33などを含む画像形成部16、画像形成部16に用紙を搬送する給紙部17、画像形成部16で用紙表面に転写されたトナー画像を加熱して溶融定着する定着装置53が接続されている。定着装置53は、前述したように、メインヒータ241、サブヒータ242、メインサーミスタ247、予備サーミスタ248などを備えている。制御部251には、さらに他の入出力部が接続されている。
【0104】
〔定着部ヒータ制御〕
定着装置53において、加熱ローラ54のヒータ制御は、図24に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0105】
複写機1の電源が投入されると、図24ステップS1において各種パラメータおよび装置全体の初期化を行う。ステップS2では、ステップS1の初期化作業と同時に、加熱ローラ54に内蔵されるメインヒータ241およびサブヒータ242を同時にオンして定着装置53の予熱を行う。ここで、メインヒータ241およびサブヒータ242はともに消費電力が600W以下であり、電源投入時の突入電流が、所定値以上になることがない。
【0106】
ステップS3では、定着装置53が所定の予熱温度になったか否かを判別する。たとえば、メインサーミスタ247および予備サーミスタ248が検出する温度が所定の温度に到達したとき、定着装置53が予熱温度になったと判断してステップS4に移行する。
【0107】
ステップS4では、複写動作の指示がなされたか否かを判別する。ここでは、操作パネル252のスタートキーが操作されたとき、複写動作の指示がなされたと判断してステップS5に移行する。
【0108】
ステップS5では、指示された複写動作がA4Rサイズ以下の用紙に対するものかそれ以上のサイズの用紙に対するものかを判断する。この場合、操作パネル252から指示される用紙サイズまたは原稿台15に載置された原稿のサイズから自動的に選択した用紙サイズに基づいて、画像形成を行う用紙がA4R以下かA4Rを超えるかを判断する。画像形成を行う用紙がA4Rを超える場合には、ステップS6に移行する。
【0109】
ステップS6では、加熱ローラ54に内蔵されるメインヒータ241およびサブヒータ242をともにオンする。ステップS7では、定着装置53が所定の定着温度に到達したか否かを判別する。ここでは、メインサーミスタ247および予備サーミスタ248の検出する温度が所定温度に到達したとき、定着装置53が所定の定着温度に到達したと判断してステップS8に移行する。ステップS8では、操作パネル252から指示に従って、所定の画像形成動作を実行する。このとき、定着装置53では、メインヒータ241およびサブヒータ242によって加熱ローラ54の幅方向全域にわたって均等な定着温度に設定されている。ステップS8における画像形成動作が終了すると、ステップS9に移行して他の処理を実行する。
【0110】
ステップS5において、画像形成を行う用紙がA4R以下の用紙であると判断した場合、ステップS10に移行する。ステップS10では、加熱ローラ54に内蔵されるヒータのうち、メインヒータ241のみをオンする。ステップS11では加熱ローラ54の中央領域の温度が所定の定着温度に到達したか否かを判別する。ここでは、メインサーミスタ247が検出する温度が所定温度に達したとき、加熱ローラ54の中央領域の温度が所定の定着温度になったと判断して、ステップS8に移行し、所定の画像形成動作を実行する。この場合、加熱ローラ54のうち用紙が通過しない両端部を加熱するサブヒータ242がオンしておらず、加熱ローラ54を過剰に加熱することがない。
【0111】
ステップS11において、メインサーミスタ247が検出する温度が所定温度に到達していない場合には、ステップS12に移行する。ステップS12では、メインヒータ241をオンしてから所定時間経過したか否かを判別する。例えば、メインヒータ241をオンしてから1500msec経過していなければ、ステップS11に戻り、メインヒータ241をオンしてから1500msec経過していれば、ステップS13に移行する。ステップS13では、サブヒータ242をオンする。ステップS14では、定着装置53が所定の定着温度に到達したか否かを判別する。ここでは、メインサーミスタ247および予備サーミスタ248の検出する温度が所定温度に到達したときに、定着装置53が所定の定着温度に到達したと判断して、ステップS8に移行して、所定の画像形成動作を実行する。このようにしたときは、メインヒータ241のみにより充分な定着温度が得られない場合であっても、サブヒータ242の発熱量で定着に必要な温度を得ることが可能となる。
【0112】
以上のように、定着装置53のヒータを制御することによって、電源投入時における突入電流を小さく抑えることができ、これを規定する規格を満たすことが可能となる。また、A4Rを超えるサイズの用紙に画像形成を行う際には、メインヒータ241およびサブヒータ242を同時にオンすることにより、加熱ローラ54の配熱特性を幅方向全域でフラットにすることができ、大きなサイズの用紙に対しても充分な定着温度を得ることができる。さらに、A4R以下のサイズの用紙に対しては、メインヒータ241のみをオンして加熱ローラ54の中央領域のみ加熱しており、用紙が通過しない両端部において加熱ローラ54が過剰に加熱されることなく、消費電力を削減できるとともに、オフセットの発生を防止できる。
【0113】
図24においてステップS12〜S14を省略することも可能である。また、画像形成可能な最大用紙サイズおよびメインヒータ241の加熱領域243で加熱可能な用紙サイズは、上述したものに限定されるものではない。さらに、用紙の幅方向の基準位置が中央である中央合わせの装置に限定されるものではなく、一方に片寄って設けられていてもよい。この場合、メインヒータ241およびサブヒータ242の加熱領域および非加熱領域は、装置の設定に応じてそれぞれ設定されるべきである。
【0114】
〔他の実施形態〕
搬送ローラ対49,50,51に、上述のレジストローラ52の構成を適用して、従動ローラ周面の紙粉を除去するクリーニング部材を設けることが可能である。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、加熱ローラの幅方向における所定領域を加熱するメインヒータと、所定領域以外を加熱するサブヒータとよりなるヒータを備えているため、装置の電源投入時における突入電流を抑えることができ、また、画像形成を行う用紙サイズに応じてオン・オフ制御を行うことで、加熱ローラを過剰に加熱することなく、オフセットの発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を採用した複写機の縦断面概略図。
【図2】その要部拡大図。
【図3】その分解斜視図。
【図4】レジストローラの説明用斜視図。
【図5】定着装置の要部拡大図。
【図6】その要部斜視図。
【図7】加圧ローラの残留電圧を測定する実験方法を示す説明図。
【図8】定着装置の要部説明図。
【図9】用紙ガイドおよび剥離爪を示す斜視図。
【図10】排出トレイの斜視図。
【図11】排出トレイの他の実施形態の斜視図。
【図12】排出ローラの斜視図。
【図13】排出ローラの側面図。
【図14】開閉ユニットの側面図。
【図15】分離装置の説明用斜視図。
【図16】分岐部の説明図。
【図17】分岐部の説明図。
【図18】分岐部の説明図。
【図19】分岐部の説明図。
【図20】レジストローラから定着装置に至る搬送経路を示す模式図。
【図21】加熱ローラに内蔵されるヒータの説明図。
【図22】その配熱特性図。
【図23】1実施形態の制御ブロック図。
【図24】その制御フローチャート。
【符号の説明】
1 複写機
10 本体
15 原稿台
16 画像形成部
17 給紙部
20 スタックバイパス
21 光学系
30 感光体ドラム
32 現像装置
33 転写ローラ
42 バイパス搬送路
53 定着装置
54 加熱ローラ
55 加圧ローラ
56 分岐部
57 排出トレイ
58 サブ排出トレイ
60 排出ローラ対
61 排出ローラ対
231 レジストスイッチ
232 転写前センサ
241 メインヒータ
242 サブヒータ
251 制御部
252 操作パネル
253 原稿読取部
254 画像処理部
255 露光部

Claims (1)

  1. 用紙表面に転写されたトナー画像を加熱するためのヒータを内蔵する加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接される加圧ローラとを備え、前記用紙を挟持して搬送するとともに、前記用紙表面のトナーを加熱して溶融定着する画像形成装置の定着装置において、
    前記ヒータが、前記加熱ローラの幅方向における所定領域を加熱するメインヒータと、前記加熱ローラの幅方向における前記所定領域以外を加熱するサブヒータとより構成され、
    所定サイズを超える用紙に対する画像形成処理を行う場合には、前記メインヒータとサブヒータを同時にオンし、前記加熱ローラを幅方向に均一な温度に加熱し、
    所定サイズ以下の用紙に対する画像形成処理を行う際に、前記メインヒータをオンした後に、前記加熱ローラの中央領域の温度を検知するとともに、前記検知温度が所定温度に達していない場合には、前記メインヒータをオンしてから所定時間経過後に前記サブヒータをオンし、前記加熱ローラの中央領域の温度が所定温度に達した後に所定の画像形成動作を実行させる、
    画像形成装置の定着装置の制御方法。
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