JP3181184B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3181184B2
JP3181184B2 JP00288195A JP288195A JP3181184B2 JP 3181184 B2 JP3181184 B2 JP 3181184B2 JP 00288195 A JP00288195 A JP 00288195A JP 288195 A JP288195 A JP 288195A JP 3181184 B2 JP3181184 B2 JP 3181184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機等の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静電式複写機において、例えば日
本工業規格A列0番(以下「A0判」という。)のよう
な大きなサイズの原稿の複写を行なうことができるもの
が提供されるに至っている。ここにいう「A0判」と
は、日本工業規格による紙の仕上り寸法の1つであり、
841(mm)×1189(mm)の大きさをさす。
【0003】上記のA0判のような大きな複写シートを
1枚ずつ取り扱うのは困難であるので、通常、上記の複
写シートには、帯状の連続した複写シートを芯棒に巻回
させて、複写機本体内に収容したロールシートが適用さ
れている。一方、一般に、静電式複写機では、次のよう
にして原稿の複写像が複写シート上に形成される。すな
わち、原稿が照明走査され、原稿からの反射光により感
光体が露光される。これにより、感光体の表面に静電潜
像が形成される。この静電潜像はトナー像に顕像化さ
れ、このトナー像が複写シートに加熱定着される。これ
により、複写シート上に原稿の複写像が形成される。
【0004】上記の定着装置は、ゴム製の圧ローラおよ
びヒータにより加熱される熱ローラを含み、両ローラ間
を通過する複写シート上にトナーを加熱定着させる。加
熱定着を行うためには、定着装置が所定の温度に達して
いることが必要である。そこで、従来、熱ローラの温度
を検出し、この検出温度に基づいてヒータをオンオフす
ることにより、熱ローラの温度を所定の制御温度に近づ
けるように制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なAO判を複写可能な複写機において、幅狭のA2判の
ようなシートが多数枚連続して複写される場合がある。
このような場合、熱ローラ及び圧ローラの長手方向の中
央部では、シートが通過されて熱が奪われ、所定の制御
温度に維持される。これに対して、熱ローラ及び圧ロー
ラの長手方向の両端部をそれぞれ含む部分(特に圧ロー
ラの両端部)では、上記シートが通過されないため、制
御温度よりも温度がかなり高くなってしまう。
【0006】そうなると、ゴム製の圧ローラの両端部の
径が大きくなり、熱ローラ及び圧ローラの上記中央部で
互いの接触圧が下がる結果、両ローラ間でシートを搬送
する力が全体として低下する。このため、熱ローラ及び
圧ローラと、これらのローラよりも搬送方向上流側にあ
る搬送ローラとの間で、搬送速度が不均一となる結果、
熱ローラ及び圧ローラの手前でシートに弛みを生じる。
これが、感光体の転写位置でシートがずれる原因とな
り、転写ズレを起こすという問題があった。
【0007】これは、上記のような大サイズの原稿を複
写する複写機に限らず、複数サイズの原稿を複写する複
写機において共通して存在する問題であった。そこで、
本発明の目的は、幅狭シートを連続して定着する場合に
おいて、定着装置の搬送力低下に起因した転写不良の発
生を防止することができる画像形成装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、圧ローラ及びヒータにより
加熱される熱ローラを含み、互いの間に通過されるシー
トにトナーを加熱定着させる定着装置と、上記熱ローラ
及び圧ローラを回転駆動する駆動手段と、上記駆動手段
の動作を制御する駆動制御手段とを備えた画像形成装置
において、上記圧ローラの長手方向の略中央部の温度を
検出する中央温度検出手段と、上記圧ローラの長手方向
の端部の温度を検出する端部温度検出手段とをさらに備
え、上記駆動制御手段は、上記中央温度検出手段及び端
部温度検出手段により検出された温度同士の差分が予め
定めるしきい値よりも大きいときに、画像形成時である
ことを条件として、上記熱ローラ及び圧ローラの回転速
通常よりも速くして、上記熱ローラ及び圧ローラと
これらよりも搬送方向上流側の搬送ローラとの間で搬送
力の差が生じないように、上記駆動手段を制御すること
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明の構成によれば、幅狭のシ
ートが多数枚連続して定着されることによって、圧ロー
ラの端部の温度が上昇し、端部と中央部の温度の差分が
大きくなると、熱ローラ及び圧ローラの回転速度を速く
する。これにより、圧ローラの端部の熱膨張に伴う搬送
力の低下を補償することができる。
【0010】
【実施例】以下実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係る複写機の内部構
成を概略化した断面図であり、図2は外観構成を示す斜
視図であり、図3は複写時の複写機の外観を示す斜視図
である。この複写機は、例えばA0判のような大きなサ
イズの原稿の複写像を得るためのものである。この複写
機では、原稿が搬送される一方で、固定配置した光学系
により原稿面が照明走査され、この照明走査に基づいて
画像が形成される。
【0011】図1を参照して、複写機本体1は、底部に
キャスタ車輪2を設けており、自在に移動できるように
なっている。図1ないし図3を参照して、複写機本体1
の上部には、複写機本体1の上面に形成された原稿搬送
路41に沿って原稿9を搬送するための原稿搬送部10
が設けられている。複写機本体1の前面1aには、トナ
ー像が転写されたシートが排出される排出口54が開口
されている。この排出口54から排出されたシートは、
図3に示すように案内部材91により案内されつつ先端
を下向きにして落下され、複写機本体1の前面1aに沿
う前カバー5によって形成されたポケット92内へ導入
開口93を通して順次に収容されるようになっている。
また、複写機本体1の上面の端部には、複写に関連する
各種の設定を行なうためスイッチやキー等を配した操作
部100が設けられている。
【0012】図1を参照して、複写機本体1の内部の高
さ方向の中央部から下方の部分には、ロール状に巻回さ
れた上中下3段のロールシート4A,4B及び4Cが収
容されている。これらロールシート4A,4B及び4C
は、それぞれ供給リール51,52及び53に巻き取ら
れている。これらロールシート4A,4B及び4Cの種
類としては、普通紙、フィルム及びトレーシングペーパ
等を例示することができる。また、複写機本体1の中央
部には、A0判〜A4判等の、予め所定長さに切断され
たカットシートを、複写機本体1の前面1aの手差し給
紙部30を通して供給するためのバイパス給紙経路D4
が設けられている。図9を参照して、複写機本体1の前
面1aの少なくとも一部は、各ロールシート4A,4B
及び4Cのロールを交換する際に、開放可能な前扉1b
に構成されており、複写機本体1内には、上記前扉1b
の開閉を検知する前扉開閉センサ110が配置されてい
る。なお、図9においては、ポケット92を形成するた
めの前カバー5の図示を省略した。
【0013】上段のロールシート4Aは、上記供給リー
ル51、給紙ローラ61、搬送されるロールシート4A
の先端を検知する第1の先端検知スイッチ71、搬送ロ
ーラ62、カッタ機構80、搬送ローラ63、搬送され
る各シート4A,4B,4C,4Dの先端を検知する第
2の先端検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次
に介して、感光体ドラム20に至る第1の給紙経路D1
に沿って搬送される。
【0014】中段のロールシート4Bは、供給リール5
2、給紙ローラ64、搬送されるロールシート4Bの先
端を検知する第3の先端検知スイッチ73、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第2の給紙経路D2に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の給紙経
路D1と共通である。
【0015】下段のロールシート4Cは、供給リール5
3、給紙ローラ65、搬送されるロールシート4Cの先
端を検知する第4の先端検知スイッチ74、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第3の給紙経路D3に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の給紙経
路D1と共通である。
【0016】上記のバイパス給紙経路D4は、上記手差
し給紙部30から導入されたカットシート4Dを、搬送
されるカットシートの先端を検知する第5の先端検知ス
イッチ75、図示しない摺接板が摺接されることにより
カットシートを捌く(1枚ずつ分離する)分離ローラ3
2、搬送されるカットシートの先端を検知する第6の先
端検知スイッチ76、レジストローラ39、第2の先端
検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介し
て、感光体ドラム20に導く経路である。本バイパス給
紙経路D4の、第2の先端検知スイッチ72以降の経路
は、第1の給紙経路D1と共通である。
【0017】また、上記のカッタ機構80は、ケーシン
グ80A内に、ロールシート4A,4B又は4Cの搬送
方向と直交する方向に延びた長尺の固定刃81と、この
固定刃81との間で、搬送されるロールシート4A,4
B又は4Cを切断する回転刃82とを備えている。カッ
タ機構80を搬送される際の、各ロールシート4A,4
B,4Cの搬送方向Kは、上向きである。
【0018】上記原稿搬送部10は、搬送方向を順方向
R1又は逆方向R2に切り換えて原稿9を搬送するもの
である。画像形成動作は、原稿が順方向R1に搬送され
るときに行なわれる。同一原稿から複数枚の複写が行な
われるときには、原稿搬送部10は、搬送方向を、順方
向R1及び逆方向R2に交互に切り換えて原稿9を搬送
する。また、複写機本体1の上面において、順方向R1
に関して原稿搬送部10よりも上流側には、上記の原稿
搬送路41が複写機本体1の上面から迫り出す位置まで
形成されている。
【0019】上記の原稿搬送部10は、順方向R1に沿
って、第1の原稿端検知スイッチ11、第1の搬送ロー
ラ12、第2の原稿端検知スイッチ16、第2の搬送ロ
ーラ14、及び第3の搬送ローラ15を順次に配置して
いる。第1の搬送ローラ12は、第1の原稿端検知スイ
ッチ11が、オフからオンになって原稿9の先端(順方
向R1に関して下流側の端部)を検知することにより駆
動開始される。第2の搬送ローラ14は、原稿9をスリ
ット露光するために透明板13に対向する位置に設けら
れており、原稿9を透明板13に密着させる。第3の搬
送ローラ15は、露光後の原稿9を排出する。
【0020】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が順方向R1に搬送される際に、オフからオ
ンに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の先端を検知する。この第2の原稿端検知スイッチ16
がオンになることに応じて、ロールシート4A,4B又
は4C(以下、転写のために搬送されるロールシート
A,4B又は4Cを、単に「ロールシート4」という)
の搬送が開始され、その結果、原稿とロールシート4の
搬送が同期されるようになっている。
【0021】また、上記第1の原稿端検知スイッチ11
は、順方向R1に原稿9が搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の後端を検知する。この検知のタイミングから所定時間
経過後の所定のタイミングで、カッタ機構80が駆動さ
れ、ロールシート4が切断されるようになっている。本
実施例では、カッタ機構80から転写用コロナ放電器2
4の転写位置20bに至るロールシート4の給紙経路の
長さは、第1の原稿端検知スイッチ11から原稿露光位
置44に至る原稿給紙経路の長さよりも、感光体ドラム
20の露光位置20aから転写位置20bに至る長さの
分だけ長く設定されている。これにより、上記のタイミ
ングでの切断で得られたロールシート4の後端に、原稿
9の後端に対応した画像を形成させることができるよう
になっている。
【0022】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が逆方向R2に搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、逆方向R2に関する原稿9
の後端を検出する。この第2の原稿端検知スイッチ16
がオフされることによって、搬送ローラ12,14,1
5の駆動が停止される。このとき、原稿9の先端が搬送
ローラ12に挟持された状態となって、次の回の複写動
作に備えられる。なお、8は、原稿の方向を反転させる
ことにより、複写機本体1の背後への原稿9の落ち込み
を防止する反転部材である。
【0023】透明板13に関連して、原稿9の原稿面を
照明するための原稿走査手段である光源17が固定配置
されている。この光源17からの光は透明板13を介し
て原稿表面に照射される。そして、原稿9の表面からの
反射光はセルフォックレンズ18により、複写機本体1
の略中央部に設けた感光体ドラム20の表面に導かれ
る。セルフォックレンズ18からの光により露光される
以前の感光体ドラム20の表面は、帯電用コロナ放電器
21により一様に帯電されている。このため、露光後の
感光体ドラム20の表面には、原稿像に対応した静電潜
像が形成されることになる。この静電潜像は、現像装置
22によってトナー像に顕像化される。このトナー像
は、感光体ドラム20が矢印23方向に回転することに
よって、転写用コロナ放電器24の近傍に導かれる。
【0024】一方、各給紙経路D1,D2又はD3から
感光体ドラム20に導かれたロールシート4は、さらに
転写用コロナ放電器24に近傍に導かれ、この転写用放
電器24のコロナ放電によって、感光体ドラム20の表
面のトナー像がロールシート4に転写される。トナー像
が転写されたロールシート4は、剥離用コロナ放電器2
5でのコロナ放電により感光体ドラム20の表面から剥
離され、さらに搬送路34を通って定着装置35に導か
れる。この定着装置35では、熱ローラ37と圧ローラ
38間でロールシート4を加熱押圧することにより、ト
ナーがロールシート4の表面に定着させられる。トナー
が定着させられたロールシート4は、排出検知スイッチ
55を介して排出ローラ36から複写機本体1外へ排出
され、上述したように、案内部材91を介してポケット
92に収容される。その一方で、トナー像の転写後の感
光体ドラム20の表面に残留するトナーは、クリーニン
グ装置26により除去され、次の静電潜像の形成のため
の用意がなされる。バイパス給紙経路D4から感光体ド
ラム20に導かれるカットシート4Dについても、同様
にして、トナー像が転写、定着され、ポケット92へ排
出される。
【0025】なお、上記の案内部材91の上方には、案
内補助板94が配置されている。この案内補助板94
は、複写機本体1の前面1aに取り付けられたステー9
5に回動自在に支持されており、回動することによっ
て、案内部材91の前方に垂れ下がって排出されるロー
ルシート4を案内部材91と共にポケット92へ案内す
る案内姿勢(図1において一点鎖線で示す)と、ステー
95に保持される収納姿勢(図1において実線で示す)
とに変位可能である。
【0026】上記の感光体ドラム20、現像装置22及
び転写用コロナ放電器24などにより画像形成手段が構
成されている。本実施例では、上記画像形成手段を駆動
するためのメインモータMMと、各シート4A〜4Dを
給紙するためのローラ群を駆動するための給紙用モータ
DMと、定着装置35の熱ローラ37及び圧ローラ38
等を駆動するための駆動手段としての定着用モータFM
と、原稿搬送部10を駆動するための原稿送り用モータ
OMとが設けられている。
【0027】次いで、図4を参照して、熱ローラ37に
は、当該熱ローラ37を加熱するためのヒータ37Hが
内装されている。また、図5を参照して、主に圧ローラ
38に風を当てる冷却ファン107が、圧ローラ38の
長手方向の一端面に近接して配置されている。この冷却
ファン107はファンモータFMにより駆動される。図
4及び図5を参照して、熱ローラ37の周面の温度を検
出する第1温度センサTh1と、圧ローラ38の長手方
向の略中央部の周面の温度を検出する中央温度検出手段
としての第2温度センサTh2と、圧ローラ38長手方
向の一端部の周面の温度を検出する端部温度検出手段と
しての第3温度センサTh3とが配置されている。一
方、複写機本体1内の熱影響を受けない部位に、環境温
度を検出する第4温度センサTh4が配置されている
(図1参照)。これらの温度センサTh1,Th2,T
h3及びTh4は、サーミスタ等からなる。
【0028】本複写機の主に定着に関わる部分の電気的
概略構成を示すブロック図である図6を参照して、上記
各温度センサTh1,Th2,Th3及びTh4、上記
前扉開閉センサ110、並びに上記操作部100に配置
された紙種類選択キー111(各段のロールシート4
A,4B及び4Cに対応して、普通紙、トレーシングペ
ーパ、フイルム等を選択する)は、マイクロコンピュー
タ等からなる制御部Cに接続されており、各温度センサ
Th1,Th2,Th3及びTh4、前扉開閉センサ1
10並びに紙種類選択キー111からの信号が制御部C
に入力されるようになっている。また、制御部Cは、上
記ヒータ37Hへの通電をオンオフするためのリレー1
03を駆動するリレー駆動回路102と、上記定着用モ
ータFMを駆動するためのモータ駆動回路104と、上
記ファンモータ106を駆動するためのファンモータ駆
動回路105に接続されており、制御部Cによって、リ
レー103、定着用モータFM及びファンモータ106
の動作が制御されるようになっている。
【0029】制御部C、リレー駆動回路102及びリレ
ー103によって通電制御手段が構成されている。制御
部C及びモータ駆動回路104によって定着用モータF
Mを制御するための駆動制御手段が構成されている。次
いで、図7及び図8のフローチャートを参照して、制御
の流れについて説明する。
【0030】まず、複写機の電源キーが投入されて処理
が開始されると、まず、第2温度センサTh2及び第3
温度センサTh3によってそれぞれ検出された圧ローラ
38の中央温度TP2及び端部温度TP3が読み込まれ(ス
テップS1)、両温度の差分(TP2−TP3)が15°C
以上である場合には、冷却モードに入り(ステップS
2)、上記差分が15°C未満になると、冷却モード中
であることを条件として冷却モードを解除した後、熱ロ
ーラ37の温度を一気に所定温度まで安定して立ち上げ
らせるためのウォームアップ制御を経て、所定の制御温
度にを目標としてヒータ37Hへの通電をオンオフする
通常制御に移行する(ステップS2,S4〜S7)。な
お、処理開始直後のステップS2において、上記差分が
15°C未満であれば、冷却モードに入ることなく直ち
にウォームアップ制御を行なう。
【0031】上記の冷却モードでは、冷却ファン107
が最大風量で運転され、定着用モータFM及びヒータ3
7Hがオフされる。次いで、通常制御中において、給紙
される段のロールシート4A,4B又は4Cが切り換え
られること(すなわち、紙種類選択キー111からの切
り替え信号が入力されたこと)、及び給紙されている段
のロールシート4A,4B又は4Cのロールが交換され
ること(すなわち、交換のために前扉が開放され、前扉
開閉センサ110からの開放信号が入力されたこと)の
何れか一つが達成されることを条件として(ステップS
9,S10)、圧ローラ38の中央温度TP2及び端部温
度TP3が読み込まれ(ステップS11)、両温度の差分
(TP2−TP3)が7°C以上である場合には、冷却モー
ドに入り(ステップS13)、上記差分が7°C未満に
なると、冷却モード中であることを条件として冷却モー
ドを解除する(ステップS14,S15)。
【0032】このように、電源投入直後や、幅狭のシー
トが多数枚連続して定着された後などで、圧ローラ38
の中央温度TP2と端部温度TP3との差分(TP2−TP3
が所定のしきい値よりも大きくなると、冷却モードに入
って圧ローラ38を冷却する。冷却モードでは、ヒータ
37Hへの通電をオフされ且つ熱ローラ37及び圧ロー
ラ38の回転が停止されることによって圧ローラ38の
温度上昇が抑制された状態で、冷却ファン107によっ
て圧ローラ38を冷却する。これにより、圧ローラ38
の中央温度TP2と端部温度TP3を均一化することができ
る結果、広幅のシート4又は4Dが定着されるときのシ
ワ寄りの発生を防止することができる。
【0033】特に、給紙段のロールシート4のロールを
交換する段取り替え時や、供給段のロール4の切り替え
時等に冷却モードに入るようにしているので、画像形成
に支承をきたさない状態で圧ローラ38を冷却すること
ができる。なお、冷却モードに入るか否かの差分(TP2
−TP3)のしきい値を、電源投入直後では15°Cとし
て、通常制御中でのしきい値の7°Cよりも大きく設定
しているのは、下記の理由による。すなわち、電源投入
直後では、素早く熱ローラ37及び圧ローラ38の温度
を安定させるために、熱ローラ37及び圧ローラ38を
回転駆動しており(いわゆるエイジング)、温度バラン
スの関係上、過渡的に圧ローラ38の中央温度TP2と端
部温度TP3と差分(TP2−TP3)が大きくなることがあ
り得る。そうした場合に、上記しきい値を小さく設定し
ていると、エイジング中に冷却モードに入ってしまい、
熱ローラや圧ローラを安定温度まで上昇できなくなって
しまう虞があるので、これを防止するためである。
【0034】次いで、圧ローラ38の中央温度TP2及び
端部温度TP3が読み込まれ(ステップS16)、両温度
の差分(TP2−TP3)が26°C以上である場合には
(ステップS17)、複写時において定着用モータFM
の回転速度Vが基準回転速度Vcに対して、例えば図1
0に示すように、増速される(ステップS18,S1
9)。すなわち、回転速度Vは、ステップS19におい
て、26°C≦(TP2−TP3)≦39°では、式V=V
c×〔1+0.0048×(TP2−TP3−26)/1
3〕により演算され、39°C<(TP2−TP3)では、
式V=1.0048×Vcにより演算される。
【0035】次いで、ステップS8〜ステップS19の
処理を繰り返し、複写が終了すると(ステップS8)、
停止される。本実施例によれば、幅狭のカットシート4
Dが多数枚連続して定着されること等によって圧ローラ
38の端部温度TP3が上昇し(図10参照)、この端部
温度Tp3と中央温度TP2の差分(TP3−TP2)がしきい
値よりも大きくなると、熱ローラ37及び圧ローラ38
の回転速度を速くする。これにより、圧ローラ38の端
部の熱膨張に伴う搬送力の低下を補償することができ
る。したがって、熱ローラ37及び圧ローラ38と、こ
れより上流側の搬送ローラ33との間で、搬送力の差が
生じない。その結果、熱ローラ37及び圧ローラ38
と、これより上流側の搬送ローラ33との間で、ロール
シート4やカットシート4Dが弛んだりすることがない
ので、感光体ドラム20の転写位置20bにおいて、搬
送されるロールシート4等にトナーがずれて転写される
ことを防止することができる。
【0036】なお、本発明の範囲で種々の変更を施すこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、幅狭のシ
ートが多数枚連続して定着されること等によって、圧ロ
ーラの端部の温度が上昇し、端部と中央部の温度の差分
が大きくなると、熱ローラ及び圧ローラの回転速度を速
くする。これにより、圧ローラの端部の熱膨張に伴う搬
送力の低下を補償することができ、搬送力低下に起因し
て発生する転写ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての複写機の内部構成を
示す簡略化した断面図である。
【図2】複写機の外観構成を示す斜視図である。
【図3】使用状態の複写機の斜視図である。
【図4】定着装置の要部を模式的に示す概略側面図であ
る。
【図5】定着装置の要部を模式的に示す概略正面図であ
る。
【図6】複写機の主に定着に関わる電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図7】制御のフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
【図9】前扉の開閉を模式的に示す複写機の概略平面図
である。
【図10】圧ローラの中央温度と端部温度との差分と、
定着用モータの回転速度の関係を示す図である。
【符号の説明】
35 定着装置 37 熱ローラ 37H ヒータ 38 圧ローラ C 制御部 Th2 第2温度センサ(中央温度検出手段) Th3 第3温度センサ(端部温度検出手段) TP2 中央温度 TP3 端部温度 FM 定着用モータ 104 モータ駆動回路
フロントページの続き (72)発明者 陰山 浩 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−43783(JP,A) 実開 平2−149960(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧ローラ及びヒータにより加熱される熱ロ
    ーラを含み、互いの間に通過されるシートにトナーを加
    熱定着させる定着装置と、 上記熱ローラ及び圧ローラを回転駆動する駆動手段と、 上記駆動手段の動作を制御する駆動制御手段とを備えた
    画像形成装置において、 上記圧ローラの長手方向の略中央部の温度を検出する中
    央温度検出手段と、 上記圧ローラの長手方向の端部の温度を検出する端部温
    度検出手段とをさらに備え、 上記駆動制御手段は、上記中央温度検出手段及び端部温
    度検出手段により検出された温度同士の差分が予め定め
    るしきい値よりも大きいときに、画像形成時であること
    を条件として、上記熱ローラ及び圧ローラの回転速度
    通常よりも速くして、上記熱ローラ及び圧ローラとこれ
    らよりも搬送方向上流側の搬送ローラとの間で搬送力の
    差が生じないように、上記駆動手段を制御することを特
    徴とする画像形成装置。
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