JPH1089545A - 防火区画貫通部材 - Google Patents

防火区画貫通部材

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JPH1089545A
JPH1089545A JP8245833A JP24583396A JPH1089545A JP H1089545 A JPH1089545 A JP H1089545A JP 8245833 A JP8245833 A JP 8245833A JP 24583396 A JP24583396 A JP 24583396A JP H1089545 A JPH1089545 A JP H1089545A
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JP
Japan
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metal plate
elastic metal
penetrating member
pawl
opening
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JP8245833A
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Jiro Takahashi
次郎 高橋
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TOOSETSU KK
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TOOSETSU KK
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00—Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02—Sealing
    • F16L5/04—Sealing to form a firebreak device

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワンタッチで配管に装着できる防火区画貫通
部材を提供する。 【解決手段】 内面に熱膨張材６を張り合わせた弾性金
属板１をＣ字状に円曲して開口側先端２に下向きの爪３
を形成し、反対の開口側先端４に係合口５を形成する。
このようにすると、片手で弾性金属板１を押えて収径さ
せるだけで配管Ａに装着したり、取り外したりすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、防火区画貫通部材に関
する。更に詳しくは、火災が発生した際に、防火区画を
貫通する配管、ケーブル等の貫通穴を経由して、火煙・
有毒ガス等が隣室側に流入するのを防止するために、火
災が発生するとその熱で膨張する材料により貫通穴を閉
塞することができるように構成した貫通部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】防火区画を貫通する部分の給水・給湯用
等の樹脂管、或いはケーブル等には、熱膨張材を内部に
装着した所謂防火区画貫通部材が取り付けられている。
この部材は、火災が発生した際、この熱で前記熱膨張材
が熱膨張し、この膨張圧で樹脂管や鞘管を押し潰すこと
により貫通穴を閉塞する機能を有し、これにより貫通穴
を経由して火煙・有害ガス等が隣室側に侵入するのを防
止するものである。
【０００３】従来のこの種の防火区画貫通部材として
は、図１５に示すように、上半部材５０と下半部材５１
の二つ割り構造のものが主で、この二つ割りの部材５
０、５１は、併せ面にリブ５２、５２′、５３、５３′
を形成すると共に、このリブ５２、５２′、５３、５
３′に夫々スライド式の嵌合手段を設けて上半部材５０
と下半部材５１を固定（連結）したり、或いはボルトと
ナットにより固定したりしている。図中５４、５５は、
熱膨張材である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の二つ
割り構造の部材においては、次のような欠点がある。 ａ．配管等に装着する際、上半部材５０と下半部材５１
を上下から合わせ、その上で固定するため、取り付け作
業に手間がかかる。 ｂ．リブ５２、５２′、５３、５３′が突出していた
り、ボルトやナットを用いると、貫通穴内において部材
固定用のモルタルやパテが部材の周囲全体に充填されに
くい。
【０００５】ｃ．既設の配管等に取り付ける場合、貫通
穴を大きく開けないと、二つ割りの部材を穴に入れて装
置することができない。このため、施工に手数と経費が
かかると共に、修復後、貫通穴部の美観が損なわれる。 本発明は、防火区画貫通部材をワンタッチで配管等に装
着できるように工夫して、上記したａ〜ｃの欠点を解消
するのが目的である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
消する手段として、次の如き構成の防火区画貫通部材を
提案する。
【０００７】１．弾性金属板をＣ字状に円曲すると共
に、このＣ字状に円曲した弾性金属板の円曲方向の両端
に連結手段を形成し、更にこの弾性金属板の内側に熱膨
張材を装着して成る防火区画貫通部材。
【０００８】２．一方の連結手段が爪で、他方の連結手
段が前記爪が係合する係合穴であるところの前記１記載
の防火区画貫通部材。
【０００９】
【作用】貫通部材を配管等に装着する際は、Ｃ字状を呈
している貫通部材の開いた部分を配管に押し当てると、
その弾性作用で多少開きながら簡単に装着できる。この
段階では、未だ貫通部材は開いているので、この貫通部
材の開口側を手で狭めながら収径するようにして先端を
閉じると、一方の爪が他方の係合口に引っ掛かる。この
状態で固定は終了する。なお、貫通穴と部材の周囲はモ
ルタル又はパテ等を利用して処理し、仕上げる点は従来
の場合と同様である。
【００１０】
【発明を実施するための形態】本発明における貫通部材
は、弾性金属板をＣ字状に円曲した任意の長さのもの
で、この内側には、配管等の外周に合わせた熱膨張材が
装着されている。熱膨張材には、加熱されて発泡する性
質の組成物が使用される。例えば、ポリ塩化ビニル、エ
チレンーエチルアクリレート共重合体等のベース樹脂に
膨張性の黒鉛、ポリリン酸アンモニウム等の無機系発泡
剤を配合したものである。
【００１１】円曲された弾性金属板の円曲方向の先端に
は、固定手段として爪が形成され、この爪は反端側に設
けた係合口に係合して外れないように、円曲方向とは反
対方向に向けて形成されている。このため、弾性金属板
を収径方向に狭めると、容易に爪を外し、弾性金属板を
その弾性作用により元のＣ字状に復元（開口）させるこ
とができる。
【００１２】弾性金属板を収径して止める場合、両端が
重なり合うようにして爪を係合口に係合させる前記方式
以外に、両端を夫々反対方向に折りまげてフック状に形
成しておき、これを引っ掛け合わせるようにしてもよ
い。なお、爪と係合口は必要に応じて複数設けるように
してもよい。
【００１３】
【実施例】図１は本発明に係る貫通部材の斜視図であっ
て、この貫通部材は、弾性金属板１をＣ字状に円曲し、
この中央の開口側先端２の内側に切り抜き方式で爪３を
後向きに突出形成すると共に、反対側の開口側先端４で
あって、前記爪３と対向する位置に四角形の係合口５を
形成した構成である。６は前記円曲した弾性金属板１内
に装着された熱膨張材、７はこの熱膨張材６を弾性金属
板１内に固定している固定片である。
【００１４】図２、図３、図４は上記貫通部材内に配管
Ａを保持している状態の説明図であって、図５に示すよ
うに、開いている弾性金属板１の先端２、４を矢印方向
に接近（収径）させると、爪３と係合口５が合致した
後、図６に示すように、爪３は係合口５内に係合する。
この結果、手を離すと、その弾性作用により弾性金属板
１は開こうとするが、爪３と係合口５との係合により開
くことはない。但し、弾性金属板１の外側を押して収径
させると、爪３が係合口５上に摺り上がるため、一寸と
係合口５側（内側）の先端４を下に押し下げるだけで、
爪３は係合口５から外れ、弾性金属板１は元のように開
く。図１において、８は円曲した弾性金属板１の開口部
である。
【００１５】図７は、区画壁９の貫通穴１０内に本発明
に係る貫通部材を用いて樹脂管を配管（貫通）させた状
態の説明図である。なお、図７は、区画壁９が薄い場合
であるが、もし、この区画壁９が厚い場合には、図８に
示すように、貫通穴１０内に貫通部材を２ヶ用いてもよ
い。或いは、長い貫通部材を用いるようにしてもよい。
なお、図７、図８において、モルタルの図示は省略され
ている。
【００１６】図９は、貫通穴１０内に８本の配管Ａを貫
通させた場合の例であって、モルタル１３により貫通穴
１０と貫通部材（弾性金属板１）の隙間を埋めている。
図１０は、貫通部材を一方の壁面に片寄った状態で装着
した実施例である。図１１は、弾性金属板１において、
爪３側が上を向くように構成した実施例の説明図、図１
２は爪３を３ヶ所に設けた実施例の説明図、図１３は弾
性金属板１の先端２、４を外側と内側に夫々折りまげて
フック状の係合縁１１、１２を形成し、ここで弾性金属
板１の両端を連結するようにした実施例の説明図であ
る。図１４は、２本の配管を同時に保持できるように構
成した弾性金属板（貫通部材）の実施例であって、開口
部８の連結手段は前記した実施例と同じである。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上のように、弾性金属板をＣ
字状に円曲させると共に、このＣ字状に円曲した弾性金
属板の開口側の先端に爪と係合口等から成る連結手段を
形成したため、貫通部材をＣ字状の開口部から配管に外
挿した後、弾性金属板の外側から押えて収径させるワン
タッチ操作で装着できる。この結果、装着は片手で簡単
に行うことができると共に、取り外す時も簡単である。
【００１８】次に、弾性金属板の外側は円曲しているだ
けで、特に突起物もないので、区画壁の貫通穴内におい
てモルタル、パテ等が貫通部材の周囲に均一に入り込
み、固定を確実に行うことができる。又、このように突
起物がない分、壁貫通穴を従来の二つ割りのものに比較
して小さくできるので、特に既設のものにあとから取り
付ける場合に、大きな貫通穴をあけることにより壁強度
の低下を招いたり、美観を損ねる心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る貫通部材の斜視図。
【図２】貫通部材を閉じた状態の側面図。
【図３】貫通部材を閉じた状態の正面図。
【図４】貫通部材を閉じた状態の斜視図。
【図５】爪と係合口が係合する前の状態の説明図。
【図６】爪と係合口が係合した後の説明図。
【図７】区画壁に取り付けた状態の説明図。
【図８】貫通部材２ヶを用いた状態の説明図。
【図９】８本の配管に夫々貫通部材を取り付けた例の説
明図。
【図１０】貫通部材を一方の壁面に片寄らせて装着した
例の説明図。
【図１１】爪を上向きに形成した場合の説明図。
【図１２】爪を３ヶ所に設けた場合の説明図。
【図１３】弾性金属板の両端を折り曲げて固定するよう
にした場合の説明図。
【図１４】配管２本を保持する本発明に係る貫通部材の
説明図。
【図１５】従来の二つ割り型の貫通部材の説明図。
【符号の説明】
１ 弾性金属板 ２ 開口側先端 ３ 爪 ４ 開口側先端 ５ 係合口 ６ 熱膨張材 ７ 固定片 ８ 開口部 ９ 区画壁 １０ 貫通穴 １１，１２ 係合縁 １３ モルタル Ａ 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 弾性金属板をＣ字状に円曲すると共に、
    このＣ字状に円曲した弾性金属板の円曲方向の両端に連
    結手段を形成し、更にこの弾性金属板の内側に熱膨張材
    を装着して成る防火区画貫通部材。
  2. 【請求項２】 一方の連結手段が爪で、他方の連結手段
    が前記爪が係合する係合穴であるところの請求項１記載
    の防火区画貫通部材。
JP8245833A 1996-09-18 1996-09-18 防火区画貫通部材 Pending JPH1089545A (ja)

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