JPH1088618A - トラクタ本体に対しトラクタ運転室を動かすための装置 - Google Patents

トラクタ本体に対しトラクタ運転室を動かすための装置

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JPH1088618A
JPH1088618A JP23754697A JP23754697A JPH1088618A JP H1088618 A JPH1088618 A JP H1088618A JP 23754697 A JP23754697 A JP 23754697A JP 23754697 A JP23754697 A JP 23754697A JP H1088618 A JPH1088618 A JP H1088618A
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cab
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Manfred Glass
グラース マンフレット
Viktor Richtsfeld
リヒツフェルト ヴィクトル
Josef Schmidbauer
シュミットバウアー ヨーゼフ
Klaus Ukens
ウーケンス クラウス
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    • E02F9/166Cabins, platforms, or the like, for drivers movable, tiltable or pivoting, e.g. movable seats, dampening arrangements of cabins
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    • B62D33/06Drivers' cabs
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタの本体に対しトラクタの運転室を動
かすための装置に関する。 【解決手段】 該装置は、平方四辺形のリンケージ機構
を含む運転室上昇装置の使用を通じて、比較的安定で水
平に運転室を維持するようになっている。運転室上昇装
置を支持するブラケット部材は、トラクタフレーム部材
に対し異なる向きで固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にトラクタ本体
に対しトラクタの運転室を動かすことに関する。
【0002】
【従来の技術】把持具付きトラクター(以下トラクター
とする)のような、材料処理マシンが大量のスクラップ
を移動させることを必要とする事業に一般的に用いられ
る。これらの種類のトラクターは、一般的にブームおよ
びアームに作動的にリンク結合されている把持具または
マグネットを含む。以下、ブームおよびアームを集合的
に把持アームとする。把持アームの主な機能は、スクラ
ップを掴み、1つの場所から別の場所に搬送することが
できるように把持具を動かすことである。これらの種類
のトラクターは又、運転者が入る運転室と、把持アー
ム、ひいては把持具の動作を誘導するのに用いられる制
御装置とを含む。これらのトクラクタは、トラックの床
または荷台からスクラップを積卸しするのに用いられる
ことが多い。しかしながら、上述の積卸し機能を実行す
るのにトラクタを使用することは、大きな欠点を有す
る。すなわち、トラクタの運転者が運転室内の自分たち
の位置からトラックの台または荷船を見下ろすことは極
めて困難なことである。トラックの台または荷船を運転
者が見下ろすことができないことは、把持アームと把持
装置の動作を適切に制御するための運転者の能力を妨げ
ることになる。この結果、把持アームと把持具を効率的
に作動させる運転者の能力が低下してしまう。
【0003】上述の問題を解決するために、いくつかの
トラクタのモデルでは、調整可能な運転室上昇装置を含
むように構成されている。このような装置によって、ト
ラクタのオペレータは、運転室をトラクタ本体の上の所
望の高さに持ち上げることができる。運転室をトラクタ
の本体上で適当な高さに位置づけることによって、オペ
レータは、積卸しされるトラック床、荷台、またはコン
テナの中を見ることができ、把持アームと把持具の適切
な制御が行ないやすくなる。運転室上昇用装置では、ト
ラクタの本体のフレームに直接溶接されている大型の一
体になったブラケット部材を含むように構成されている
ものがある。これらの装置は、油圧シリンダと複数の支
持アームも含む。油圧シリンダと支持アームがブラケッ
ト部材とブレースに接続されている。ブレースがトラク
タの運転室を支持するようにプラットフォーム部材に接
続されている。一般的に、上述の運転室上昇部品が、油
圧シリンダを作動させて伸ばすことによって、ブレー
ス、プラットフォーム部材ひいてはトラクタ運転室がト
ラクタの本体上で所望の高さにまで持ち上がるように構
成されている。しかしながら、以下に記載するように、
現在の運転室上昇装置にはいくつかの欠点を有する。
【0004】上述に記載した構成に伴う1つの問題は、
油圧シリンダが引き込まれた位置の状態のときに比較し
て、伸ばされた位置の場合には安定性が悪くなる。例え
ば、油圧シリンダが伸びた位置の場合に、油圧シリンダ
は、トラクタの使用中に受ける力のために揺れて「がた
つく」傾向が大きくなる。油圧シリンダがブレースを介
しプラットフォーム部材に取り付けられているので、安
定性の低さがプラットフォーム部材、ひいては運転室に
伝わることになる。従って、上昇位置における運転室も
トラクタの使用中に揺れて「がたつく」傾向を有するこ
とになる。ある種の運転室上昇装置に付随する別の問題
は、運転室がトラクタ本体より上方に持ち上げられた状
態での運転室の位置に関連する。例えば、支持アーム、
ブラケット、およびブレースの空間的な関係によって、
一般的に、トラクタが上昇位置に動かされると、プラッ
トフォーム部材がトラクタ本体に対し傾斜することにな
る。プラットフォーム部材が運転室を支持するために、
上昇位置に動かされると運転室も傾斜する。この運転室
の傾斜が、トラクタの運転者を不愉快にしたり、心地の
悪いものにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の運転室上昇
装置に関連する別の問題は、(1)運転室上昇装置を現
在存在するトラクタフレームに組み込むことができない
こと、(2)比較的嵩張るので、相当の空間を必要とす
ること、(3)大型の一体式ブラケット部材を使用する
ために、これを製造した後に、トラクタ本体のフレーム
上に溶接するのが困難なことである。従って、上述の議
論に鑑みて、上述の問題を解決する運転室上昇装置が望
まれることは明白である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような装
置を提供する。本発明の運転室上昇装置は、複数の「反
転した油圧シリンダ」と、ブレースおよびブラケット部
材との間で平行四辺形のリンケージに構成された支持ア
ームとを利用し、トラクタの運転室を上昇させる。使用
時において、本発明の運転室上昇装置は、比較的安定
で、トラクタの使用中に運転室が動かないようにする運
転室上昇装置を提供する。さらに、本発明は、上昇位置
に配置されてもトラクタ本体に対し運転室が傾斜しない
運転室上昇装置を提供する。さらに、本発明は、(1)
現在存在するトラクタ本体上に組み込むことができ、
(2)比較的小型で、取りつける際には必要な空間が小
さく、(3)製造した後、トラクタ本体に取り付けるの
が比較的容易なブラケット組立体を利用する運転室上昇
装置を提供する。
【0007】本発明は、その1実施例において、トラク
タ運転室をトラクタ本体に対して動かす装置を提供す
る。この装置は、第1端部と第2端部を有するブラケッ
トを含んでおり、ブラケットの第1端部がトラクタ本体
に固定されており、ブラケットの第2端部がトラクタ本
体から離れて固定されている。装置は、第1端部と第2
端部とを有する第1の支持アームを含んでおり、該第1
の支持アームの第1端部は、トラクタ運転室に固定さ
れ、第1支持アームの第2端部はブラケットの第2端部
に固定されている。装置は、第1端部と第2端部とを有
する油圧シリンダを含んでおり、油圧シリンダの第1端
部がトラクタ運転室に固定され、油圧シリンダの第2端
部がブラケットの第2の端部に固定されている。(1)
トラクタ運転室がトラクタ本体に対し上昇した位置に動
かされるときに、油圧シリンダは最小の伸びであり、
(2)トラクタ運転室がトラクタ本体に対し通常の位置
に対し動かされる場合に最大の伸びとなっている。
【0008】本発明の別の実施例においては、ブラケッ
ト上に第2の取り付け部材と、トラクタのフレーム部材
上に第1の取り付け部材とが設けられている。第1およ
び第2取り付け部材を相互に第1の向きに固定するため
の手段が設けられる。これらの部材は分離し、異なる第
2の向きに再び取り付けることもできる。本発明の上述
および別の目的、特性および利点は、以下の発明の詳細
な記載と添付の図面から明白である。
【0009】
【従来の技術】図1と図2を参照すると、記載を明白に
するために把持アームが取り除かれた状態でトラクタ1
0が示されている。トラクタ10は、本体11、運転室
12、運転室上昇装置14、シャーシ20、および複数
のホイール18とを含む。台部材22がシャーシ20の
上に配置されており、運転室12と本体11とを支持す
る。図1において、運転室12が通常の位置の状態でト
ラクタ10が図示されている。運転室12は本体11に
対し上昇していないときが通常の位置である。図2にお
いて、運転室12が上昇位置の状態でトラクタ10が図
示されている。運転室12は本体11の上の位置で本体
11から離れて示されている。
【0010】運転室12は、トラクタ10の運転者が着
席するハウジングを形成する。運転室12はほぼ平面な
プラットフォーム部材13を含み、これに固定されてい
る。プラットフォーム部材13は支持部材34を含む。
支持部材34は、これに取り付けられているブレース3
2を有する。ブレース32は、運転室12を運転室上昇
装置14に結合する。運転室上昇装置14をより明白に
示すために、本体パネル15の一部が、図1および2の
本体11から取り除かれている。運転室上昇装置14
は、ブラケット部材24と、一対の支持アーム28、3
0および油圧シリンダ26とを含む。フレーム部材16
が図1および図2に示すように本体11の下側の端部に
沿って水平に配置されている。ブラケット部材24が、
運転室12を本体11に結合するためにフレーム部材1
6に接続される。
【0011】図3を参照すると、運転室上昇装置14が
より詳細に示されている。支持アーム28が、第1端部
ではピンジョイント24aによってブラケット部材24
に、第2端部ではピンジョイント32aによってブレー
ス32にピボット運動可能に結合されている。同様に、
支持アーム30が第1端部においてピンジョイント24
bによってブラケット部材24に、第2端部においてピ
ンジョイント32bによってブレース32にピボット運
動可能に結合されている。ピンジョイント32aがピン
ジョイント32b上に配置される。図示のために点線3
2cはピンジョイント32aと32bの中心点を接続し
ている。同様に、ピンジョイント24aが図3に示すよ
うにピンジョイント24b上に配置されている。点線2
4cは、図示のためにピンジョイント24aと24bの
中心点を接続している。
【0012】運転室上昇装置14は平行なリンケージ装
置14である。すなわち、支持アーム28と30、およ
び線24cと32cとが平行四辺形を形成する。この構
造において、支持アーム28、30は、常に相互に平行
である。同様にライン24cと32cは、図1および図
2に示すようにプラットフォーム部材13に対し垂直で
ある。従って、プラットフォーム部材13は、運転室1
2が上昇し下降するときにフレーム部材16に対しほぼ
平行なままである。運転室上昇装置14は、比較的小型
である。より詳細には、図1と図2に示すように、運転
室上昇装置はトラクタ10の全体の長さのうち相当の部
分を使っていない。この特徴は、トラクタ10の使用可
能な領域が、小型ではない運転室上昇装置を含むトラク
タよりも、例えばエンジンのような別の部品に利用でき
るという点において、特に有効である。
【0013】運転室12を上昇させるために、油圧シリ
ンダ26が運転室上昇装置14に用いられる。油圧シリ
ンダが図4により詳細に図示されている。油圧シリンダ
26は、ヘッド端部26aとロッド端部26bとを含
む。さらに、油圧シリンダ26は、ピストン50、ロッ
ド51、およびハウジング53とを含む。孔54がハウ
ジング53内に形成されており、ヘッド端部26aが図
3に示すようにピンジョイント24aに接続されていれ
ばよい。さらに、孔48が図4に示すようにロッド51
の第1端部に形成され、ロッド端部26bが図3に示す
ようにピンジョイント32bに接続されていればよい。
ロッド51が第2の端部においてピストン50に接続さ
れている。油圧シリンダ26は、第1の端部領域52と
第2の流体領域55とを含み、それぞれは油圧流体(図
示せず)容積を中に含む。さらに一対の継ぎ手58、6
2がハウジング53に形成されている。継ぎ手58と6
2は、油圧流体領域52、55にそれぞれ油圧流体を出
入りさせるように、一対の流体ライン60と64を介し
流体ポンプとリザーバ(図示せず)に接続されている。
【0014】運転室12を上昇させるために(図1およ
び図2参照)、油圧流体が加圧状態で流体ライン60を
介し流体領域52に押し出される。ロッド側の表面50
bに加えられた力が十分な大きさであるときに、ピスト
ン、すなわちロッド51が図4の概略的に矢印Aの方向
に付勢される。運転室12を下降させるために、油圧流
体が加圧状態で流体ライン64を介し流体領域55に押
し出される。ヘッド側の表面50aに加えられた力が大
きさにおいて十分であるときに、ピストン50、すなわ
ちロッド51が図4の概略的に矢印Bの方向に付勢さ
れ、運転室12を図1に示す通常の位置に下降させるこ
とになる。図1に示すように、運転室上昇装置14が通
常(すなわち下降)位置にあるときに、油圧シリンダ2
6は最高に伸びた状態である。ロッド51が完全にハウ
ジング53から突出している。図2に示すように、運転
室上昇装置14が上昇位置にあるときに、油圧シリンダ
26は最小に伸びた状態である。ロッド51がハウジン
グ53に完全に引き込まれる。
【0015】運転室12が上昇位置にあるときに油圧シ
リンダ26が引き込み位置にあるような上述の構成は、
運転室上昇装置14の安定性を高めることになる。上昇
位置にあるときの運転室12は、トラクタ10の使用中
に受ける力のために動く、すなわちがたづくことが少な
くなる。別の油圧シリンダを運転室上昇装置14に加え
てもよい。詳細には、第2の油圧シリンダを、油圧シリ
ンダ26と同じ形状で、すなわち運転室12が上昇位置
にあるときに、第2の油圧シリンダが引き込み位置にあ
るような形で、ブラケット部材24に接続できる。しか
しながら、第2の油圧シリンダは、油圧シリンダ26と
は反対のブラケット24の側部に配置してもよい。第2
の油圧シリンダを加えることは、運転室上昇装置14が
発生上昇力の量を大きくすることになる。
【0016】図5を参照すると、支持アーム28、30
および油圧シリンダ26が取り除かれた状態で、運転室
上昇装置14のブラケット部材24が示されている。ブ
ラケット部材24には一対の孔38と40が中に形成さ
れている。孔38が図3のピンジョイント24aを収納
する。孔40が図3のピンジョイント24bを収納す
る。ブラケット部材24は、さらにフランジ42を含
む。フランジ42は、ブラケット部材24と一体となっ
ているか、あるいはブラケット部材24に機械的に結合
される、即ち溶接される別体の部品でもよい。フランジ
42は複数の孔36を有する。孔36はブラケット部材
24、すなわち運転室12を、支持部材28、30を介
し図1と図2に示したフレーム部材16にボルト締め、
あるいはこれと同様の手段で結合するのに用いられる。
【0017】最終の組立前に、フレーム部材16とは別
体となっているブラケット部材24を設けることは、ト
ラクタ10の製造工程を簡易なものにする。別体のフレ
ーム部材16を製造して、次にブラケット部材24をこ
れにボルト締めすることは、フレーム部材16を一体に
なったブラケット部材24で形成することよりもより簡
単である。図6を参照すると、フレーム部材16が示さ
れている。フレーム部材に接続されているのは、図5の
ブラケット部材24のフランジ42に実質的に一致し、
これにかみ合うフランジ44である。かみ合いフランジ
44は中に複数の孔45を有する。孔45は、ボルト、
あるいはこれと類似するファスナーとを受取り、フラン
ジ42をかみ合うフランジ44に結合するようになって
いる。かみ合うフランジ44は図6に示すようにフレー
ム支持部材43に近接して配置されている。かみ合いフ
ランジ44は以下に記載するように、フレーム支持部材
43とフレーム部材16とに溶接されている。
【0018】図7と図8は、フレーム部材16(図1と
図2に示すように)を第2のフレーム部材56に結合す
るフレーム支持部材43を示す。フレーム部材56は、
フレーム部材16に一致しており、これに平行に配置さ
れ、このためにフレーム部材16とフレーム支持部材4
3と協働して本体11と把持アーム(図示せず)の主な
支持要素を形成することになる。かみ合いフランジ44
が、かみ合いフランジ支持部材49によってフレーム支
持部材43とフレーム部材16とに固定されている。か
み合うフランジ支持部材は円筒形状であり、第1端部で
フレーム部材16に溶接され、第2の端部においてかみ
合うフランジ44に溶接されている。まとめてみると、
かみ合いフランジ44とかみ合いフランジ支持部材49
とは溶接群46を形成する。図8に示すように、溶接群
46は、フレーム部材16とフレーム支持部材43との
双方に溶接されている。この溶接形状は運転室上昇装置
と14と運転室12とをトラクタ10の使用中に支持す
るのに必要な構造的な強度を与える。
【0019】図9を参照すると、溶接群46に複数のボ
ルト47で結合されているブラケット部材24のフラン
ジ42が示されている。ボルト47は、フランジ42の
孔36(図5参照)に受け取られ、かみ合い部材44
(図6参照)の孔45に固定される。まとめてみると、
ブラケット部材24、フランジ42、ボルト47および
溶接群46がブラケット組立体41を形成する。トラク
タ10の組立ては、別体で別個になった部品を使用する
ことによって簡単になっている。詳細にはフレーム1
6、56およびフレーム支持部材43は別の現在のトラ
クタの設計に関し通常用いられている構造である。サブ
組立体が、かみ合いフランジ44をかみ合うフランジ支
持部材49に溶接することによって形成されて、上述し
たように溶接群46を作り出すことになる。この後、溶
接群46がフレーム部材16とフレーム支持部材43と
に図6乃至図9に示すように溶接される。
【0020】続いて、最終の組立工程中に、ブラケット
部材24が図9に示すように溶接群46に固定される。
この後、カム上昇装置14の残りの部品、すなわち支持
アーム28、30および油圧シリンダ26がブラケット
部材24とブレース32(図3参照)に結合される。上
述の組立工程はトラクタ10の構成に伴う費用を削減す
ることになる。ブラケット部材24が中に一体化されて
いる状態では、別体のフレーム部材16を設計する必要
がない。同一のフレーム部材16を、運転室上昇装置を
含むトラクタと、このような装置を含まないトラクタと
に用いることができる。さらに、一体になったブラケッ
ト部材を備えるフレームは、溶接群46だけが最終組立
の前にフレーム部材16に取り付けられている本発明の
フレーム部材16よりも、全製造プラントを通して動か
すのにより困難であり厄介である。
【0021】さらに、フレーム部材16に対するブラケ
ット部材24の角度が、運転室上昇装置の適切な作動を
容易にするように変更されてもよい。詳細には、ボルト
47(図9参照)をフランジ42から取り除くことがで
き、このために、ブラケット部材24をかみ合うフラン
ジ44から離して持ち上げることができる。次いで、フ
ランジ42は、孔36と孔45が整列する場所によって
形成される段階ごとに時計回りか、半時計回りのいずれ
かの方向に回転させてもよい。この後に、ボルト47が
図9に示すように再び取り付けられてもよい。これに対
し、フレームに対するブラケット部材の角度は、ブラケ
ット部材がフレームと一体になっている既知のトラクタ
の設計に関し容易に調整されない。本発明は、上述の記
載の図面で詳細に図示し記載してきたが、このような図
示と記載は例示的なものであり、特徴において限定され
るものではなく、好ましい実施例のみが示され記載され
ており、本発明の精神内にある全ての変更と変形例が予
想されることが望まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を組み入れるトラクタ本体に対し
第1の位置に配置されたトラクタの運転室を有するトラ
クタの側面図である。
【図2】トラクタの運転室がトラクタの本体に対し第2
の位置に配置された状態の、図1のトラクタの側面図で
ある。
【図3】図1と図2のトラクタに用いられるトラクタ運
転室上昇装置の破断された側面図である。
【図4】図3のトラクタの運転室上昇装置の油圧シリン
ダの横断面図である。
【図5】図3のトラクタの運転室上昇装置のブラケット
部材の側面図である。
【図6】図1と図2のトラクタのフレーム部材の側面図
である。
【図7】図6の線7−7に沿った横断面図である。
【図8】図7の線8−8に沿った横断面図である。
【図9】図8のフレーム部材と図5のブラケット部材と
の間の関係を表す図8に類似した横断面図である。
【符号】
10 トラクタ 11 本体 12 運転室 13 プラットフォーム部材 14 運転室上昇装置 15 本体パネル 18 ホイール 20 シャーシ 22 台部材 24 ブラケット部材 26 油圧シリンダ 28、30 支持アーム 32 ブレース 34 支持部材 48、54 孔 52 第1の流体領域 53 ハウジング 55 第2の流体領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィクトル リヒツフェルト ドイツ連邦共和国 デー84048 マインブ ルクアーベンシュタール 22 (72)発明者 ヨーゼフ シュミットバウアー ドイツ連邦共和国 デー84079 ブルック ベルク ラッシュシュトラーセ 14 (72)発明者 クラウス ウーケンス ドイツ連邦共和国 デー85410 ハーク 1アー アム ブラウベルク 1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ本体に対しトラクタの運転室を
    動かすための装置であって、 トラクタ本体に固定された第1の端部と、前記トラクタ
    本体から離れた第2の端部とを有するブラケット部材
    と、 トラクタ運転室に固定された第1の端部と、前記ブラケ
    ット部材の前記第2の端部に固定された第2の端部とを
    有する第1の支持アームと、 前記トラクタ運転室に固定された第1の端部と、前記ブ
    ラケット部材の前記第2の端部に固定された第2の端部
    と、を有しており、前記トラクタ運転室が前記トラクタ
    本体に対し上昇位置に動かされると最小に伸びた状態と
    なり、前記トラクタ運転室が前記トラクタ本体に対し通
    常の位置に動かされると最大に伸びた状態となる油圧シ
    リンダと、 が設けられていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記トラクタ運転室に取り付けられたブ
    レースを備え、 前記第1の支持アームの前記第1の端部が前記ブレース
    に結合されており、 前記油圧シリンダの前記第1の端部が前記ブレースに結
    合されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 第1の端部と第2の端部を有する第2の
    支持アームを備え、該第2の支持アームの前記第1の端
    部が前記トラクタ運転室に固定されており、前記第2の
    支持アームの前記第2の端部が前記ブラケット部材の前
    記第2の端部に固定されていることを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の支持アームと、前記第2の支
    持アームと、前記ブラケット部材と前記ブレースが平行
    四角形のリンケージ機構を形成することを特徴とする請
    求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記トラクタ運転室がほぼ平面のプラッ
    トフォーム部材を含んでおり、 前記トラクタ運転室が前記通常位置と上昇位置との間に
    動かされている間、前記平行四辺形リンケージ機構によ
    って、ほぼ平坦なプラットフォーム部材が実質的に水平
    のままであることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の支持アームは、前記トラクタ
    運転室が前記通常位置と前記上昇位置との間に動かされ
    ている間、前記第2の支持アームに対し平行のままであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記油圧シリンダは、ロッドとハウジン
    グとを有し、前記油圧シリンダの前記最小の伸びのとき
    に、前記ロッドが前記ハウジングに引き込まれることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 トラクタ本体に対し可動なトラクタの運
    転室と、該トラクタ本体に取り付けられたフレーム部材
    と、前記トラクタ本体に対し前記トラクタ運転室を動か
    すことのできる運転室上昇装置とを有するトラクタであ
    って、 フレーム部材に固定されている第1の取り付け部材と、 運転室上昇装置を上で支持するためのブラケットと、 該ブラケットに固定された第2の取り付け部材と、前記
    第1の取り付け部材を前記第2の取り付け部材に固定す
    るための手段と、 が設けられているトラクタ。
  9. 【請求項9】 前記第1の取り付け部材は、ほぼ円形の
    形状を有する第1のフランジを含んでおり、 前記第2の取り付け部材は、複数の第1の孔と複数の第
    2の孔の中に配置可能な複数のボルトを含む、ほぼ円形
    の形状を有する第2のフランジを含んでいることを特徴
    とする請求項8に記載のトラクタ。
  10. 【請求項10】前記第1の取り付け部材が前記フレーム
    部材から支持部材だけ離れていることを特徴とする請求
    項8に記載のトラクタ。
  11. 【請求項11】前記固定手段は、 前記第1の取り付け部材に形成された複数の第1の孔
    と、 前記第2の取り付け部材に形成された複数の第2の孔
    と、 複数の前記第1の孔と複数の前記第2の孔の中に配置可
    能な複数のボルトと、 を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記第1の取り付け部材と前記第2の取
    り付け部材とは、第1の向きで相互に固定されており、
    該第1の向きとは異なる第2の向きで相互に分離され再
    び固定されることを特徴とする請求項8に記載のトラク
    タ。
JP23754697A 1996-09-03 1997-09-03 トラクタ本体に対しトラクタ運転室を動かすための装置 Withdrawn JPH1088618A (ja)

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