JPH1087947A - 液晶配向膜用硬化性組成物 - Google Patents

液晶配向膜用硬化性組成物

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JPH1087947A
JPH1087947A JP24041996A JP24041996A JPH1087947A JP H1087947 A JPH1087947 A JP H1087947A JP 24041996 A JP24041996 A JP 24041996A JP 24041996 A JP24041996 A JP 24041996A JP H1087947 A JPH1087947 A JP H1087947A
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光男 阿久津
Toshihiro Shibata
俊博 柴田
Seiichi Saito
誠一 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 150℃以下の低温で焼成可能で、且つ、基
板との密着性、ラビング性に優れた液晶配向剤を提供す
ること。 【解決手段】 本発明の液晶配向膜用硬化性組成物は、
(A)下記一般式(I)で表される繰り返し単位の少な
くとも一種5〜95重量%、下記一般式(II)で表され
る繰り返し単位の少なくとも一種5〜95重量%および
下記一般式(III)で表される繰り返し単位の一種以上0
〜50重量%未満からなる共重合体と(B)オキサゾリ
ン環を2個以上有する化合物とを含有するものである。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の構造を有す
る共重合体とオキサゾリン化合物とを含有する液晶配向
膜用硬化性組成物に関し、詳しくは、マレイミド類およ
びエチレン性不飽和結合を有する重合性化合物の共重合
体で且つカルボン酸基を有する共重合体と、オキサゾリ
ン化合物とを含有し、低温での焼成が可能な液晶配向膜
用硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、液晶表示素子は、薄型ディスプレイとして広範囲に
用いられている。一般的に用いられている液晶表示素子
は、ツイステッドネマティック(TN)方式とスーパー
ツイステッドネマティック(STN)方式であるが、こ
れらの液晶表示素子を作製する場合には特公昭62−3
8689号公報に示されるように透明電極付き基板に挟
まれた液晶を基板に対して一定方向に配向させる液晶配
向膜が必要である。
【0003】一般的に、液晶表示素子の基板には厚さ
0.3mm〜1.0mm程度のガラス板が用いられてい
る。近年、液晶表示素子を搭載する電子機器の更なる薄
型化、軽量化のために、基板にポリエチレンテレフタレ
ート(以下、「PET」ということもある)やポリエー
テルスルホン(以下、「PES」ということもある)、
ポリアリレート等のプラスティック基板を用いることが
検討され、一部で実用化され始めている。これらのプラ
スティック基板を用いることにより、薄型化、軽量化が
可能であり、更にプラスティックの特徴であるフレキシ
ビリティーを活かして、表示面が曲面であるディスプレ
イや屈曲性のあるディスプレイを作製することも可能で
ある。
【0004】しかし、このようなプラスティック液晶表
示素子を製造するにあたり、これに用いる液晶配向剤に
関する問題が生じている。すなわち、プラスティック基
板を用いるため、PETで120℃程度、PESやポリ
アリレートで150℃程度が加工に許容される最高温度
となり、良好な配向膜が得られる焼成温度が200〜3
50℃であるこれまで用いられてきた液晶配向剤を使用
することが出来ないということである。
【0005】一方、200℃以下で焼成可能な液晶配向
剤としては、特開昭61−205924号公報に記載さ
れている可溶性ポリイミドを樹脂成分とする液晶配向剤
や特開平5−158047号公報に記載されているシリ
コーン変性ポリアミド酸を樹脂成分とする液晶配向剤が
提案されている。前者は樹脂成分がポリイミド前駆体で
はなく、すでにイミド化が完了したポリイミドであるた
め、溶剤を揮発させれば配向膜が得られるというもので
ある。また後者は、熱イミド化が通常のポリイミド前駆
体より進行し易いため、低温での焼成が可能であるとい
うものである。
【0006】しかし、これらの液晶配向剤を使用した場
合にもプラスティック基板を用いるために焼成温度10
0〜150℃で液晶配向膜を製膜したときに次のような
問題が生じている。すなわち、可溶性ポリイミドを樹脂
成分とする液晶配向剤を用いると配向膜と基板との密着
性が充分でなくラビング工程で配向膜が剥離する場合が
ある。一方、シリコーン変性ポリアミド酸を樹脂成分と
する液晶配向剤を用いた場合、製膜時のガラス転移温度
は低く密着性は良好であるが、150℃未満ではイミド
化が充分に進行せず液晶を均一に一軸配向させる配向性
を得ることができない。
【0007】従って、本発明の目的は、150℃以下の
低温で焼成可能で、且つ、基板との密着性、ラビング性
に優れた液晶配向剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、マレイミド化合物とエチレン性不飽和の
重合性化合物との共重合体で且つカルボン酸基を有する
共重合体と、オキサゾリン化合物とからなる硬化性組成
物が、上記目的を達成し得ることを知見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、(A)下記〔化4〕(前記〔化1〕と同じ)の一般
式(I)で表される繰り返し単位の少なくとも一種5〜
95重量%、下記〔化5〕(前記〔化2〕と同じ)の一
般式(II)で表される繰り返し単位の少なくとも一種5
〜95重量%および下記〔化6〕(前記〔化3〕と同
じ)の一般式(III)で表される繰り返し単位の一種以上
0〜50重量%未満からなる共重合体と(B)オキサゾ
リン環を2個以上有する化合物とを含有する液晶配向膜
用硬化性組成物を提供するものである。
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】〔上記一般式(I)〜(III) 中、R1 、R
3 およびR4 は水素原子またはメチル基を表し、R2
炭素原子数1〜18のアルキレン基、シクロアルキレン
基またはアリーレン基を表し、X1 およびX2 は水素原
子、炭素原子数1〜4のアルキル基またはCOOHを表
し、X3 はCOOH、CONR5 6 (R5 およびR6
は各々独立に水素原子または炭素原子数1〜8のアルキ
ル基を表す)またはCOOR7 (R7 は炭素原子数1〜
4のアルキル基を表す)を表し、X1 、X2 およびX3
のいずれか一つはCOOHを表し、nは0または1を表
す。〕
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶配向膜用硬化
性組成物について詳細に説明する。本発明に用いられる
(A)成分である共重合体を構成する上記一般式(II)
で表される繰り返し単位において、R2 で表される炭素
原子数1〜18のアルキレン基としては、メチレン、エ
チレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、第二
ブチレン、第三ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘ
プチレン、オクチレン、第三オクチレン、ノニレン、イ
ソノニレン、デシレン、イソデシレン、ドデシレン、ト
リデシレン、テトラデシレン、ペンタデシレン、ヘキサ
デシレン、ヘプタデシレン、オクタデシレンなどが挙げ
られ、シクロアルキレン基としては、シクロペンチレ
ン、シクロヘキシレンなどが挙げられ、アリーレン基と
しては、フェニレン、トルイレン、キシリレン、ナフチ
レンなどが挙げられる。中でも、R2 がアリーレン基で
ある場合には、本発明の効果が一層発現するため好まし
いる。
【0015】また、上記一般式(I)、(II)および
(III)で表される繰り返し単位において、X1 、X2
よびR7 で表される炭素原子数1〜4のアルキル基とし
ては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、第二ブチ
ル、第三ブチルなどが挙げられる。
【0016】また、上記一般式(III)で表される繰り返
し単位において、X3 がアマイド基を表す場合のR5
よびR6 で表される炭素原子数1〜8のアルキル基とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチル、第三ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシ
ル、イソオクチル、第三オクチルなどが挙げられる。
【0017】上記一般式(I)で表される繰り返し単位
の具体例としては、下記〔化7〕〜〔化12〕に示す繰
り返し単位I−1〜I−6などが挙げられる。
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】上記一般式(I)で表される繰り返し単位
がカルボン酸基を有するとき、該カルボン酸基はアミン
塩であってもよい。該アミン塩に用いられるアミン化合
物としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の
トリアルキルアミンの他、ジエチルエタノールアミンと
(メタ)アクリル酸とのエステルなどが挙げられる。
【0025】また、上記一般式(II)で表される繰り返
し単位の具体例としては、下記〔化13〕〜〔化18〕
に示す繰り返し単位II−1〜II−6などが挙げられる。
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】
【0031】
【化18】
【0032】上記一般式(II)で表される繰り返し単位
がカルボン酸基を有するとき、該カルボン酸基はアミン
塩であってもよい。該アミン塩としては上記一般式
(I)において用いられるものと同様のアミン化合物と
の塩が挙げられる。
【0033】本発明に用いられる(A)成分である上記
共重合体は、上記一般式(I)で表される繰り返し単位
の少なくとも一種を5〜95重量%、好ましくは10〜
90重量%含み、上記一般式(II)で表される繰り返し
単位の少なくとも一種を5〜95重量%、好ましくは1
0〜90重量%含み、両繰り返し単位の合計が50重量
%以上で構成されるものである(共重合体全体の重量を
100重量%とする)。これらの繰り返し単位の共重合
体中の含有量が上記範囲を外れると、得られる硬化性組
成物の硬化後のガラス転移温度やピール強度が低下して
実用的でなくなる。
【0034】また、上記共重合体は、上記一般式(I)
および(II)で表される繰り返し単位の他の成分とし
て、上記一般式(III)で表される繰り返し単位の一種以
上を0〜50重量%未満含有するものであり(共重合体
全体の重量を100重量%とする)、その原料となる反
応性単量体としては、公知の種々の(メタ)アクリル酸
およびそのエステル化合物もしくはアマイド化合物を用
いることができる。
【0035】上記一般式(III) で表される繰り返し単位
を与える単量体としては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸ブチル、アクリル酸メチルアミド、メタクリル酸
メチルアミド、アクリル酸エチルアミド、メタクリル酸
エチルアミド、アクリル酸プロピルアミド、メタクリル
酸プロピルアミド、アクリル酸ブチルアミド、メタクリ
ル酸ブチルアミド、アクリル酸ペンチルアミド、メタク
リル酸ペンチルアミド、アクリル酸ヘキシルアミド、メ
タクリル酸ヘキシルアミド、アクリル酸オクチルアミ
ド、メタクリル酸オクチルアミド、アクリル酸ジメチル
アミド、メタクリル酸ジメチルアミド、アクリル酸ジエ
チルアミド、メタクリル酸ジエチルアミド、アクリル酸
ジプロピルアミド、メタクリル酸ジプロピルアミド、ア
クリル酸ジブチルアミド、メタクリル酸ジブチルアミ
ド、アクリル酸ジペンチルアミド、メタクリル酸ジペン
チルアミド、アクリル酸ジヘキシルアミド、メタクリル
酸ジヘキシルアミド、アクリル酸ジオクチルアミド、メ
タクリル酸ジオクチルアミドなどが挙げられる。
【0036】上記共重合体の平均分子量は、5000〜
1000000であることが好ましく、10000〜5
00000であることが更に好ましい。該平均分子量が
5000未満であると得られる配向膜の配向性や耐熱性
が不足する場合があり、1000000を超えると硬化
性組成物の粘度が高くなり、溶媒への溶解性が低下して
基材への適用が困難となる場合がある。
【0037】また、上記共重合体のカルボン酸当量は、
1000g/eq以下であることが好ましい。該カルボ
ン酸当量が1000g/eqより大きいと硬化後の強度
が小さくなってラビング時に膜に傷が付きやすくなる。
【0038】上記(A)成分である共重合体の硬化性組
成物中の含有量は、好ましくは50重量%以上、更に好
ましくは70重量%以上である。該含有量が50重量%
未満であると液晶の配向性が乏しくなる場合がある。な
お、本発明の硬化性組成物は、該(A)成分である共重
合体の他、後述の(B)成分であるオキサゾリン環を2
個以上有する化合物および必要に応じて用いられる各種
成分を含有するものである。
【0039】本発明に用いられる(B)成分であるオキ
サゾリン環を2個以上有する化合物(以下、「オキゾリ
ン化合物」という)としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、2,2'- ビス(2- オキサゾリン) 、2,2'
- ビス(4- メチル-2- オキサゾリン) 、2,2'- ビス(5-
メチル-2- オキサゾリン) 、2,2'- ビス(5,5'-ジメチル
オキサゾリン) 、2,2'- ビス(4,4,4',4'- テトラメチル
-2- オキサゾリン) 、1,2-ビス(2- オキサゾリン-2- イ
ル) エタン、1,4-ビス(2- オキサゾリン-2- イル) ブタ
ン、1,6-ビス(2- オキサゾリン-2- イル) ヘキサン、1,
8-ビス(2- オキサゾリン-2- イル) 、1,4-ビス(2- オキ
サゾリン-2- イル) シクロヘキサン、1,2-ビス(2- オキ
サゾリン-2- イル) ベンセン、1,3-ビス(2- オキサゾリ
ン-2- イル) ベンゼン、1,4-ビス(2- オキサゾリン-2-
イル) ベンゼン、1,2-ビス(5- メチル-2- オキサゾリン
-2- イル) ベンゼン、1,3-ビス(5- メチル-2- オキサゾ
リン-2- イル) ベンゼン、1,4-ビス(5- メチル-2- オキ
サゾリン-2- イル) ベンゼン、1,4-ビス(4,4'-ジメチル
-2- オキサゾリン-2- イル) ベンゼン等のビスオキサゾ
リン化合物、および、該ビスオキサゾリン化合物のオキ
サゾリン基2化学当量と多塩基性カルボン酸(例えばマ
レイン酸、琥珀酸、イタコン酸、フタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒド
ロフタル酸、クロレンド酸、トリメリット酸、ピロメリ
ット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸等)のカルボ
キシル基1化学当量とを反応させて得られる末端オキサ
ゾリン基を有する化合物等を挙げることができる。
【0040】上記(B)成分であるオキサゾリン化合物
の含有量は、上記(A)成分である共重合体に含まれる
カルボン酸の1化学当量当り0.1〜1.2化学当量が
好ましく、0.5〜1.1化学当量がより好ましい。該
含有量が上記範囲を外れると、得られる硬化物の耐薬品
性、耐熱性、電気絶縁性、密着性などが低下する場合が
ある。
【0041】次に、本発明の硬化性組成物に用いられる
上記(A)成分である共重合体の具体的な合成例を示
す。ただし、本発明は下記の合成例によって何ら制限を
受けるものではない。
【0042】合成例1(ポリマー1〔N-(p- カルボキシ
フェニル) マレイミドとスチレンとの共重合体〕の合
成) N-(p- カルボキシフェニル) マレイミド6.86g(0.04モ
ル) とスチレン4.16g(0.04モル) とをメチルエチルケト
ン200gに溶解し、アゾビスイソブチロニトリル(以下、
「AIBN」ということもある)2g(0.012モル) を加え
て75℃で2 時間反応した。析出した白色沈澱を濾別して
トルエン洗浄して白色粉末状ポリマー10.5g(収率95%)を
得た。得られたポリマーは酸価174mgKOH/gであり、ゲル
パーミエーションクロマトグラフ(GPC)より平均分
子量47800 であった。
【0043】合成例2(ポリマー2〔N-フェニルマレイ
ミドと4-ビニルベンジル-2- カルボキシフェニルエーテ
ルとの共重合体〕の合成) N-フェニルマレイミド6.92g(0.04モル) と4-ビニルベン
ジル-2- カルボキシフェニルエーテル10.16g(0.04 モ
ル) とをメチルエチルケトン250gに溶解し、AIBN2.
65g(0.014 モル) を加えて75℃で2 時間反応した。析出
した白色沈澱を濾別してトルエン洗浄して白色粉末状ポ
リマー15.7g(収率92%)を得た。得られたポリマーは酸価
131mgKOH/gであり、GPCより平均分子量51200 であっ
た。
【0044】合成例3(ポリマー3〔N-(p- カルボキシ
フェニル) マレイミドとスチレンとアクリル酸メチルと
の共重合体] の合成) N-(p- カルボキシフェニル) マレイミド6.86g(0.04モ
ル) とスチレン4.16g(0.04モル) とメタクリル酸メチル
6.88g(0.08モル) とをメチルエチルケトン300gに溶解
し、AIBN3.23g(0.020 モル) を加えて75℃で2 時間
反応した。析出した白色沈澱を濾別してトルエン洗浄し
て白色粉末状ポリマー16.1g(収率90%)を得た。得られた
ポリマーは酸価125mgKOH/gであり、GPCより平均分子
量38000 であった。
【0045】合成例4〔ポリマー4(ポリマー1のトリ
エチルアミン塩)の合成〕 ポリマー1;10g(カルボン酸換算で0.031 モル) をシク
ロヘキサノン90g に溶解し、攪拌下トリエチルアミン3.
1g(0.031モル) を滴下して、析出した白色沈澱を濾別し
てシクロヘキサノンで洗浄して白色粉末状ポリマー12.7
g(収率97%)を得た。
【0046】合成例5〔ポリマー5(ポリマー1のジエ
チルエタノールアミンのアクリル酸エステル塩)の合
成〕 ポリマー110g(カルボン酸換算で0.031 モル) をシクロ
ヘキサノン90g に溶解し、攪拌下2-アクリロイルオキシ
エチル- ジエチルアミン5.3g(0.031モル) を滴下して、
析出した白色沈澱を濾別してシクロヘキサノンで洗浄し
て白色粉末状ポリマー14.7g(収率96%)を得た。
【0047】また、本発明に係る上記共重合体以外の共
重合体の合成例(比較合成例)も次に示す。 比較合成例1(比較ポリマー1〔アクリル酸とスチレン
との共重合体〕の合成) アクリル酸2.88g(0.04モル) とスチレン4.16g(0.04モ
ル) とをメチルエチルケトン100gに溶解し、AIBN3.
23g(0.020 モル) を加えて75℃で2 時間反応した。析出
した白色沈澱を濾別してメタノール洗浄して白色粉末状
ポリマー6.9g( 収率98%)を得た。得られたポリマーは
酸価318mgKOH/gでありGPCより平均分子量33100 であ
った。
【0048】また、本発明の硬化性組成物は、得られる
硬化物の硬度などの機械特性を調整するために必要に応
じて(メタ)アクリル酸と多価アルコールとのエステル
化合物を含有してもよい。
【0049】上記(メタ)アクリル酸と多価アルコール
とのエステル化合物としては、例えば、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、エチレン基の数が2〜1
4のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、プロピレン基
の数が2〜14のポリプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)
アクリレート等の多価アルコールをα,β−不飽和カル
ボン酸でエステル化して得られる化合物;トリメチロー
ルプロパントリグリシジルエーテルアクリル酸付加物
(1/3)、ビスフェノールAジグリシジルエーテルア
クリル酸付加物(1/2)等のグリシジル基含有化合物
に(メタ)アクリル酸を付加して得られる化合物;β−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのフタル酸ジエ
ステル、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートの
トルエンジイソシアネート付加物等の水酸基およびエチ
レン性不飽和結合を有する化合物と多価カルボン酸との
エステル化合物またはポリイソシアネートとの付加物;
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル等があげられる。
【0050】また、本発明の硬化性組成物は、熱および
光により硬化可能であり、光により硬化させる場合に
は、任意の光重合開始剤を用いることができる。
【0051】本発明の硬化性組成物に併用できる上記光
重合開始剤としては、従来既知の化合物を用いることが
可能であり、例えば、ベンゾフェノン、フェニルビフェ
ニルケトン、1−ヒドロキシ−1−ベンゾイルシクロヘ
キサン、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、1−ベ
ンジル−1−ジメチルアミノ−1−(4’−モルホリノ
ベンゾイル)プロパン、2−モルホリル−2−(4’−
メチルメルカプト)ベンゾイルプロパン、チオキサント
ン、1−クロル−4−プロポキシチオキサントン、イソ
プロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、エ
チルアントラキノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジ
フェニルスルフィド、ベンゾインブチルエーテル、2−
ヒドロキシ−2−ベンゾイルプロパン、2−ヒドロキシ
−2−(4’−イソプロピル)ベンゾイルプロパン、4
−ブチルベンゾイルトリクロロメタン、4−フェノキシ
ベンゾイルジクロロメタン、ベンゾイル蟻酸メチル、
1,7−ビス(9’−アクリジニル)ヘプタン、9−n
−ブチル−3,6−ビス(2’−モルホリノイソブチロ
イル)カルバゾール、9−n−オクチル−3,6−ビス
(2’−モルホリノイソブチロイル)カルバゾール、2
−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、2−ナフチル−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(N−n
−ブチル−3’−カルバゾリル)−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−(N−(2”−
メトキシ−1”−メチルエトキシカルボニルメチル)−
3’−カルバゾリル)−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジンなどがあげられる。これらの光重
合開始剤は、安息香酸系または第三級アミン系などの公
知の光重合促進剤の1種または2種以上と組み合わせて
用いてもよい。
【0052】また、本発明の硬化性組成物には、上記
(A)成分である共重合体(マレイミド類とエチレン性
不飽和結合を有する重合性化合物との共重合体)ととも
に、熱可塑性有機重合体を用いることによって、硬化物
の特性を改善することもできる。該熱可塑性有機重合体
としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル化合物
と(メタ)アクリル酸との共重合体、(メタ)アクリル
酸エステル化合物、(メタ)アクリル酸およびこれらと
共重合し得る他のビニルモノマーとの共重合体があげら
れる。
【0053】上記(メタ)アクリル酸エステル化合物と
しては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートテトラヒドロ
フルフリル(メタ)アクリレート、第三ブチル(メタ)
アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、トリ
フルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラフルオロ
プロピル(メタ)アクリレートなどがあげられ、また、
上記他のビニルモノマーとしては、例えば、ジアセトン
アクリルアミド、スチレン、ビニルトルエン等があげら
れる。
【0054】本発明の硬化性組成物は、通常、必要に応
じて前記の各成分を溶解または分散しえる溶媒、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、メチロセロソルブ、エチル
セロソルブ、ブチルセロソルブ、N−メチル−2−ピロ
リドン、エチルカルビトール、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、クロロホル
ム、塩化メチレン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シ
クロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールなどの単独または
混合物を加えた溶液状組成物として用いられる。さら
に、基板との密着性を向上させるために、シランカップ
リング剤やチタン系カップリング剤を微量添加してもよ
い。
【0055】本発明の硬化性組成物は、ロールコータ
ー、カーテンコーター、スピンコーター、各種の印刷、
浸漬等の公知の手段で、ガラス、プラスチック、フィル
ム等の支持基体上に適用される。また、一旦フィルム等
の支持基体上に施した後、他の支持基体上に転写するこ
ともでき、その適用方法に制限はない。
【0056】また、本発明の硬化性組成物を光により硬
化する場合には、通常光硬化に用いられる各種の光源が
利用可能で、例えば、アルゴンレーザー、水銀蒸気アー
ク、カーボンアークおよびキセノンアーク等、従来既知
の光源を使用することができる。
【実施例】
【0057】以下、具体的な実施例によって本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例によって限
定されるものではない。尚、以下の実施例で用いられる
ポリマー1〜5および比較ポリマー1は、前記合成例で
合成したものである。
【0058】実施例1−1〜1−5 下記〔表1〕に記載の配合物を十分に混合したのち、こ
の溶液をフレキソ印刷機を用いて面積1cm2 のITO
電極を形成してあるポリエーテルスルホン基板上に印刷
し、80℃で5分間加熱乾燥した後、乾燥機中130℃
で1時間焼成し基板上に配向膜を形成した。長さ2mm
のナイロン糸を静電植毛した直径4cmのラビングロー
ルを用い、毛先押し込み長さ0.5mm、ロール回転数
1500rpm、テーブル送り速度10cm/min.
でラビングを行ない配向膜の傷、剥離の有無を光学顕微
鏡観察により確認し、ラビング性を評価した。その結果
を下記〔表2〕に示す。
【0059】実施例1−6 下記〔表1〕に記載の配合物を、実施例1−1と同様に
して基板上に印刷し、80℃で5分間加熱乾燥した後、
キセノンランプ照射(20mw/cm2 ×10秒)によ
り紫外線硬化した。さらに実施例1−1と同様に焼成、
ラビング処理および評価を行なった。その結果を下記
〔表2〕に示す。
【0060】
【表1】
【0061】また、得られた基板を用いてセルギャップ
5μm、TN方式の液晶表示素子を作製した。この際、
シール剤の硬化は120℃で行なった。液晶は旭電化工
業株式会社製アデカキラコール8204Cを用いた。こ
の液晶表示素子の非駆動時の表示性(表示安定性)を目
視でムラや配向性の不良による欠陥が認められるか否か
で評価した。表示に欠陥が認められないものを良好、一
部に欠陥が認められるものを一部不良、全体に欠陥が認
められるものを不良とした。また、この液晶表示素子を
33Hz、±5Vの矩形波で駆動した際の表示性を目視
で同様に確認した。その結果を下記〔表2〕に示す。
【0062】
【表2】
【0063】
【発明の効果】本発明の液晶配向膜用硬化性組成物は、
低温焼成可能で、得られる配向膜はラビング性に優れた
ものである。また、本発明の液晶配向膜用硬化性組成物
を液晶表示素子に用いた場合には優れた表示性を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 33/26 C08L 33/26 C09K 19/56 C09K 19/56

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記〔化1〕の一般式(I)で表
    される繰り返し単位の少なくとも一種5〜95重量%、
    下記〔化2〕の一般式(II)で表される繰り返し単位の
    少なくとも一種5〜95重量%および下記〔化3〕の一
    般式(III)で表される繰り返し単位の一種以上0〜50
    重量%未満からなる共重合体と(B)オキサゾリン環を
    2個以上有する化合物とを含有する液晶配向膜用硬化性
    組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 〔上記一般式(I)〜(III) 中、R1 、R3 およびR4
    は水素原子またはメチル基を表し、R2 は炭素原子数1
    〜18のアルキレン基、シクロアルキレン基またはアリ
    ーレン基を表し、X1 およびX2 は水素原子、炭素原子
    数1〜4のアルキル基またはCOOHを表し、X3 はC
    OOH、CONR5 6 (R5 およびR6は各々独立に
    水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基を表す)
    またはCOOR7 (R7 は炭素原子数1〜4のアルキル
    基を表す)を表し、X1 、X2 およびX3 のいずれか一
    つはCOOHを表し、nは0または1を表す。〕
  2. 【請求項2】 上記一般式(I)におけるR2 が、アリ
    ーレン基である請求項1記載の液晶配向膜用硬化性組成
    物。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2257720A (en) * 1991-07-17 1993-01-20 Vaw Ver Aluminium Werke Ag Fibre preform and process for its manufacture,for use in aluminium castings
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KR20170074581A (ko) * 2015-12-22 2017-06-30 주식회사 엘지화학 디스플레이 장치용 기판

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