JPH108747A - トイレルーム用組付ユニット及びこれを用いた施工方法 - Google Patents

トイレルーム用組付ユニット及びこれを用いた施工方法

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JPH108747A
JPH108747A JP18010896A JP18010896A JPH108747A JP H108747 A JPH108747 A JP H108747A JP 18010896 A JP18010896 A JP 18010896A JP 18010896 A JP18010896 A JP 18010896A JP H108747 A JPH108747 A JP H108747A
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JP
Japan
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toilet
toilet room
floor panel
assembled
unit
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JP18010896A
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Inventor
Takeshi Iwakoshi
毅 岩越
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】トイレルームを現場において構築施工する
際の施工の手間を簡略化し、容易にトイレルームを構築
できるようにする。 【解決手段】施工現場における施工に先立って予めトイ
レルーム全体の床より小面積の部分床パネル12と、便
器14と、カウンター16と、カウンター内部の洗浄水
タンク18とを組み付けておく。また更に部分床パネル
12の裏面側において床構造部材としての根太26,排
水管28,給水管30を組み付け、組付ユニット10と
しておく。そしてその組付ユニット10を現場に搬入し
てそこでトイレルームの他の構成部材を組付ユニット1
0に組み付けて全体のトイレルームを構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトイレルーム用の
組付ユニット及びこれを用いた施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】便器,床パネル,壁パネル,天井パネル
その他のトイレルーム構成部材を工場で生産し、それら
を施工現場に搬入してそこで組付けを行い、全体のトイ
レルームを構築するようになしたユニットトイレルーム
が従来公知である。
【0003】図9はそのユニットトイレルームの一例を
示したものである。同図において200は床パネルであ
って、裏面側に配管202が施されている。204は床
パネル200上にカウンター206を介して取り付けら
れた便器であり、208は壁パネル、210は出入口の
扉である。
【0004】212は建築躯体側の基礎であり、214
はその基礎212上の、同じく躯体側の土台である。こ
の例のユニットトイレルームは、この土台214上に且
つ建築躯体壁の内側の空間において設置・施工されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種ユニットトイレ
ルームは、従来、各構成部材を施工現場に搬入してそこ
で各々を組み付け、全体のユニットトイレルームを構築
するようにしていた。
【0006】その理由は次の点にある。即ち、予めユニ
ットトイレルーム全体を組み付けた状態で施工現場に搬
入することはそれ自体困難であり、またユニットトイレ
ルーム全体の平面寸法の床パネル200上に便器204
等を組み付けて出荷する場合、輸送の際にスペースの無
駄(ロス)が多く発生する問題がある。
【0007】また予め全体を組み付けて現場に搬入しよ
うにも、その現場の状況によって梁等の予期せぬ障害物
があって、そのまま組付状態で搬入・施工することが難
しいといった問題もある。
【0008】また従来のユニットトイレルームは、その
全体の構成部材を予め関連性を持って用意しておくが、
この場合入口の配置など施工現場の条件等に応じて様々
なプラン,内部のレイアウト等を考えて用意しておく必
要があり、そうなると壁パネル等の組合せを多く持つこ
とが必要となって、在庫を多く持たなければならなくな
るといった問題もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明の組付ユニッ
トはこのような課題を解決するために案出されたもので
ある。而して本願の発明の組付ユニットは、トイレルー
ムにおける全床パネルの一部を構成する、平面寸法が該
トイレルーム全体の平面寸法より小さい部分床パネルと
その上に設置される便器とを施工現場における施工に先
立って予め組み付けて成ることを特徴とする(請求項
1)。
【0010】本願の別の発明の組付ユニットは、請求項
1において、前記部分床パネルが、少なくとも前記便器
の脚部前端からトイレルームにおける便器後方の壁パネ
ルまでの広さを有していることを特徴とする(請求項
2)。
【0011】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項1,2の何れかにおいて、前記部分床パネルの少な
くとも後方の周縁部には、実質上前記便器と同等以上の
高さの腰高の立上り壁部が一体的に設けられていること
を特徴とする(請求項3)。
【0012】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項1,2,3の何れかにおいて、更に、記便器に対し
て洗浄水を供給する洗浄水タンクが予め組み付けられて
いることを特徴とする(請求項4)。
【0013】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項1,2,3,4の何れかにおいて、前記部分床パネ
ルの裏面には根太等の床構造部材が予め組み付けられて
いることを特徴とする(請求項5)。
【0014】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項5において、更に、前記床構造部材を建築物の土台
等の躯体側部分に固定するための固定金具が備えられて
いることを特徴とする(請求項6)。
【0015】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項2,3,4,5,6の何れかにおいて、前記立上り
壁部の上端部には、前記施工現場において組み付けられ
る壁パネルの下端部とのジョイント部が予め設けられて
いることを特徴とする(請求項7)。
【0016】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項1,2,3,4,5,6,7の何れかにおいて、前
記部分床パネルの裏面には排水管,給水管等の配管の一
部が予め組み付けられていることを特徴とする(請求項
8)。
【0017】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項1,2,3,4,5,6,7,8の何れかにおい
て、前記部分床パネルの上面には、前記便器の後方にお
いてカウンターが予め組み付けられていることを特徴と
する(請求項9)。
【0018】本願の更に別の発明の組付ユニットは、請
求項9において、前記カウンターの内部には、前記洗浄
水タンクと該洗浄水タンク及び前記便器とを連絡するカ
ウンター内配管が予め組み込まれていることを特徴とす
る(請求項10)。
【0019】本願の更に別の発明は施工方法に係るもの
で、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
の何れかの組付ユニットを施工現場に搬入し、該施工現
場においてトイレルームの他の構成部材を該組付ユニッ
トに組み付けてトイレルーム全体を構築することを特徴
とする(請求項11)。
【0020】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、トイレルームにおける全床パネルの一部を成す部分
床パネルに対して便器を組み付け、以て組付ユニットと
成したものである。即ち、トイレルームにおける主構成
部材である便器と床パネルの一部とを予め組付体(アッ
センブリ体)と成したもので、本発明によれば、この組
付ユニットを施工現場に搬入してトイレルームを構築す
るようになすことで、施工現場における施工の手間を大
幅に簡略化することができる。
【0021】即ち従来のトイレルーム、例えばユニット
トイレルームの場合、各構成部材を単独で現場に搬入し
た上、その施工現場において各々の構成部材を組み付け
て行く必要があったのに対し、本発明ではトイレルーム
の構成部材を施工現場に搬入する前の段階で予め組み付
けて組付ユニットとしているため、施工現場での組付工
数を節減でき、施工を簡略化し得て、生産工場における
量産メリットを効果的に発揮することができる。
【0022】また本発明における組付ユニットの部分床
パネルは、トイレルームの全床パネルの一部を成すに過
ぎないものであるため、組付ユニットの輸送に際して部
分床パネル上に発生するスペースの無駄を可及的に少な
くすることができる。
【0023】本発明の組付ユニットは、ユニットトイレ
ルーム、即ちトイレルーム構成部材の全体を予め工場で
生産してそれらを現場で組み付けることによりトイレル
ームを構築する場合、又は現場対応でトイレルームの一
部を在来工法にて構築する場合の何れにも適用可能であ
る。
【0024】而して特に後者の場合、施工現場で梁等の
予期せぬ障害物があっても容易に対応することができ
る。また入口の配置などを現場の条件に応じて自由に選
択し又は設定することができる。そして前者,後者何れ
の場合においても上記組付ユニットを用いることによ
り、施工現場における施工の手間を効果的に節減するこ
とができる。
【0025】請求項2の組付ユニットは、上記部分床パ
ネルを少なくとも便器の脚部前端からトイレルームにお
ける便器後方の壁パネルまでの広さを有するようになし
たもので、本発明によれば、部分床パネルと便器とを良
好に組み付けることができる。
【0026】尚この部分床パネルは、便器の脚部前端よ
りも更に前方まで延び出すような大きさのものとするこ
ともできるが、部分床パネルの前端が便器の脚部前端ま
での広さのものとしておくことにより、輸送の際のスペ
ースの無駄を可及的に少なくでき且つ施工現場における
様々な条件に対しての対応が容易である利点が得られ
る。
【0027】請求項3の発明は、部分床パネルの少なく
とも後方の周縁部に腰高の立上り壁部を一体的に設けた
ものである。部分床パネルに対して便器を予め組み付け
た場合、問題となるのは組付ユニットを用いて施工現場
で壁パネルを取付施工するときに、便器が障害となって
その後方の壁パネルの取付施工がしづらくなることであ
る。通常、トイレルームにあっては便器後方の壁パネル
は便器に近接して配置されるため、その便器が障害とな
って取付施工がしづらくなるのである。
【0028】しかるに本発明においては少なくとも便器
後方の周縁部に腰高の立上り壁部が部分床パネルに予め
一体的に設けられているため、現場における壁パネルの
取付施工も容易に行うことができる。尚、本発明におい
ては部分床パネルの全周縁に沿って腰高までの立上り壁
部を設けておくことも勿論可能であり、このようにして
おけば現場における壁パネルの取付施工全体を更に容易
化することができる。
【0029】請求項4の発明は、組付ユニットに対して
更に洗浄水タンクを予め組み付けておくようになしたも
ので、本発明によれば、現場におけるトイレルームの施
工が更に簡略化する利点が得られる。
【0030】請求項5の発明は、組付ユニットに対して
部分床パネルの裏面に根太等の床構造部材を予め組み付
けておくようになしたもので、このようにすることによ
り、現場におけるトイレルームの施工を更に簡略化する
ことができる。
【0031】更に加えてこのように部分床パネルの裏面
に床構造部材を予め組み付けておいた場合、組付ユニッ
トを輸送し或いは取扱作業する際に床部分の強度が強く
なり、部分床パネルの変形を防止できるとともに取扱性
が良好となり、特に輸送に際して組付ユニットを上積み
できる強度を付与することができる。
【0032】請求項6の組付ユニットは、床構造部材を
建築物の土台等の躯体側部分に固定するための固定金具
を組付ユニットに予め具備させたもので、このようにし
た場合、現場における施工が更に容易化する。
【0033】請求項7の組付ユニットは、上記腰高の立
上り壁部の上端部に、施工現場において組み付けられる
壁パネル下端部とのジョイント部を予め設けておくよう
になしたもので、このようにすることにより、現場にお
ける壁パネルの組付・連結施工を容易に行うことがで
き、ひいてはトイレルームの施工を更に簡略化すること
ができる。
【0034】請求項8の組付ユニットは、給水管,排水
管等の配管の一部を部分床パネルの裏面側に予め組み付
けておくようになしたもので、本発明によれば、組付ユ
ニットにおけるトイレルーム構成部材の集約度を更に高
め得て、施工現場における施工を更に簡略化することが
できる。
【0035】請求項9の組付ユニットは、便器の後方に
おいてカウンターが設置されるトイレルームにおいて、
そのカウンターを予め部分床パネル上に組み付けておく
ようになしたもので、このようにすることによって、現
場におけるトイレルームの施工を更に簡略化することが
できる。
【0036】請求項10の組付ユニットは、そのカウン
ターを予め組み付けておく場合において、その内部に洗
浄水タンクと、その洗浄水タンク及び便器を連絡するカ
ウンター内配管を予め組み込んでおくようになしたもの
で、このようにすることにより、施工現場における施工
を特に制約することなく効果的に現場での施工を簡略化
することができる。
【0037】請求項11の発明はトイレルームの施工方
法に係るもので、上記組付ユニットを施工現場に搬入
し、そしてトイレルームの他の構成部材をその現場にお
いて組付ユニットに組み付けてトイレルーム全体を構築
するもので、本方法によれば、上記組付ユニットを予め
工場で大量生産する際の量産メリットを最大限に引き出
しつつ、施工現場において簡単にトイレルームを施工・
構築することができる。
【0038】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10はトイレルーム
用の本例の組付ユニットであって、トイレルームにおけ
る全床パネルの一部を構成する、平面寸法がトイレルー
ム全体の平面寸法よりも小さい部分床パネル12の上に
洋風の便器14と、カウンター16と、そのカウンター
16の内部において洗浄水タンク18とを、トイレルー
ムの施工現場における施工に先立って予め工場生産段階
で組み付けてユニットとなしたものである。
【0039】部分床パネル12は、防水性の樹脂成形品
から成るベース20と、その表面に貼り付けられた床仕
上げ材としての乱尺のフローリング材22とからなって
おり、その広さはトイレルーム全幅に亘り且つ便器14
における脚部24の前端(図3参照)からトイレルーム
における便器後方の壁パネルに至る広さとされている。
【0040】部分床パネル12には、左右及び後方の周
縁部に沿って腰高の立上り壁部32が一体的に設けられ
ている。ここで、立上り壁部32は本例では高さが約9
00mmとされている。尚、立上り壁部32は床パネル
12、具体的にはベース20と一体成形したものでも良
いし、或いはまたこれとは別の部材をベース20に組み
付けて構成したものであっても良い。
【0041】部分床パネル12の裏面には、床構造部材
としての根太26が所定間隔で複数組み付けられてお
り、更にその根太26と26との間において、排水管2
8と給水管30とが組み付けられている。
【0042】図1において、42はこの根太26を建築
躯体側の基礎44上の土台46に対して取付固定するた
めの固定金具である。この固定金具42は、図4に示し
ているように断面コ字状部48とこれに続く断面逆L字
状部52とを有しており、そのコ字状部48の内側に形
成された嵌込溝50に対して根太26が嵌め込まれ、ま
た逆L字状部52が土台46に係止されるようになって
いる(図7参照)。
【0043】図1において、立上り壁部32の外面には
補強リブ34が設けられている。この立上り壁部32の
上端部には、周方向に沿ってほぼ連続的に壁パネル受具
36が取り付けられている。この受具36は、内側に嵌
込凹所38を形成しており、そこに壁パネル40(図7
参照)の下端部を嵌め込んで、同部を保持するようにな
っている。即ち、本例においてはこの受具36によって
壁パネル40の下端部とのジョイント部が形成されてい
る。
【0044】図2に示すようにカウンター16の内部に
は、洗浄水タンク18と便器14とを連絡するカウンタ
ー内配管としての連絡配管54が組み込まれている。こ
の連絡配管54により、洗浄水タンク18内部の洗浄水
が便器14へと導かれる。
【0045】部分床パネル12の裏面に組み付けられた
排水管28からは立上り部56がカウンター16内部へ
と延び出しており、この立上り部56がカウンター16
内部において便器14に連結されている。
【0046】同じく給水管30からも立上り部58がカ
ウンター16内部へと延び出しており、この立上り部5
8がカウンター16内部の洗浄水タンク18に、具体的
には洗浄水タンク18内部に設けられたボールタップ
(図示省略)に連絡されている。
【0047】カウンター16における前板の前面には、
洗浄水タンク18に対応する位置において操作ハンドル
60が設けられている。この操作ハンドル60は、洗浄
水タンク18内部の洗浄水を便器14に向けて排出操作
するものである。
【0048】尚、組付ユニット10における立上り壁部
32の内面には、トイレットペーパーホルダ62が設け
られている。その他にタオル掛け等を設けておくことも
できる。
【0049】次に、上記組付ユニット10を用いたトイ
レルームの施工方法を詳細に説明する。先ず、予め工場
で組み付け、ユニット化された組付ユニット10を施工
現場に搬入し、そして組付ユニット10を所定位置に設
置する。
【0050】この組付ユニット10の設置は、建築躯体
側の基礎44上の土台46に対して組付ユニット10に
おける部分床パネル12裏面の床構造材としての根太2
6に備えられた固定金具42を介して取付固定すること
で、容易に設置することができる。
【0051】そして組付ユニット10を土台46に設置
した後、トイレルームの他の構成部材、詳しくは床パネ
ル、壁パネル40及び、出入口の扉等を組付ユニット1
0に対し組み付ける。
【0052】例えば床パネルについては、施工現場にお
いて、組付ユニット10の部分床パネル12を除いた残
りの床パネルを、部分床パネル12に対し組み付ける。
この場合、その残りの部分についても床仕上げ材として
乱尺のフローリング材22を用いる。
【0053】本例の組付ユニット10の場合、図1に示
すように乱尺のフローリング材22の端部が横一直線状
になしていないため、即ち前後方向に入り乱れた凹凸状
をなしている為、そこに残りのフローリング材22を嵌
め込むようにして床パネルを連結することで、繋ぎ目が
外観上分からないようになり、床面をきれいに仕上げる
ことが可能である。
【0054】また壁パネル40については、立上り壁部
32の上端部に設けられたジョイント部、即ち嵌込凹所
38内部に壁パネル40の下端部を嵌め込むことで組み
付けを行う。これらのように組付ユニット10に対し、
トイレルームの他の構成部材を組み付けることでトイレ
ルーム全体を構築する。
【0055】上記のように本例の組付ユニット10は、
部分床パネル12に対して便器14とカウンター16と
洗浄水タンク18及び配管、根太26等の床構造部材等
とが予め組み付けてあり、施工現場では他の構成部材を
組み付けるだけでトイレルーム全体を構築できるように
なしたもので、本例によれば現場での施工が簡略化し、
生産工場における量産メリットを効果的に発揮すること
ができる。
【0056】また本例の組付ユニット10は、部分床パ
ネル12を便器14の前端から便器14後方の壁パネル
までとした上で、部分床パネル12の裏面において根太
26等の床構造部材を予め組み付けており、本例によれ
ば輸送に際して部分床パネル12上に発生するスペース
のロスを可及的に少なくすることができる他、部分床パ
ネル12の変形を防止できて取扱性が良好となり、また
組付ユニット10を上積みできる強度を付与することが
できる。
【0057】更に、本例の組付ユニット10は図5
(A)に示すようにトイレルームの入口74を便器14
に対して正面側に配置することができる他、同図(B)
に示すように入口74を右側又は左側のどちら側にも配
置することができる。
【0058】次に図6及び図7は本発明の他の実施例を
示したものである。図6に示すように本例の組付ユニッ
ト10においても、また、部分床パネル12上に便器6
6が組み付けられ、更に便器66上に密結式の洗浄水タ
ンク64が予め工場段階で組み付けられ、ユニットとさ
れている。
【0059】部分床パネル12には、便器66に対して
左右及び後方の周縁部に沿って腰高の立上り壁部68が
一体的に設けられている。
【0060】この立上り壁部68の上端部外周面には、
全周に亘って図7にも示すように断面がL字状の壁パネ
ル受部70が一体に形成されている。この受部70は内
側に嵌込凹所38を形成しており、そこに壁パネル40
の下端部を嵌め込んで保持するようになっている。即
ち、本例ではこの受部70によって壁パネル40の下端
部とのジョイント部が形成されている。
【0061】また立上り壁部68の下端部内周面には、
全周に亘って所定高さの巾木72が設けられている。こ
の巾木72の下端面は、部分床パネル12のフローリン
グ材22上面に当接している。尚、その他の符号につい
ては上記実施例と同様である。
【0062】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば図8に示しているように固
定金具として、平板状の固定部80と横向きのコ字状部
82とを備えた固定金具84を用い、そしてこの固定金
具84を土台46の上に載せて固定部80において固定
した上、根太26の先端部を延長形成して、その先端部
をコ字状部82の内側に形成された嵌込溝86に嵌め込
むことで根太26を土台46に固定するようになすこと
も可能である。その他本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、トイレルーム用の組
付ユニットの全体図である。
【図2】図1における組付ユニットを側面から示す断面
図である。
【図3】図2における組付ユニットの便器前端の要部拡
大図である。
【図4】図1における組付ユニットの固定金具の単品図
である。
【図5】本実施例の組付ユニットの施工上の利点を示す
説明図である。
【図6】本発明の他の実施例である予備組付ユニットの
全体図である。
【図7】図6における組付ユニットの設置取付部を拡大
して示す図である。
【図8】図4に示す固定金具とは異なった形態の固定金
具の例と、これを用いた施工法の要部説明図である。
【図9】従来のユニットトイレルームの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 組付ユニット 12 部分床パネル 14,66 便器 16 カウンター 18,64 洗浄水タンク 20 ベース 22 フローリング材 24 脚部 26 根太 28 排水管 30 給水管 32,68 立上り壁部 36 受具 38 嵌込凹所 40 壁パネル 42,84 固定金具 46 土台 54 連絡配管 70 受部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレルームにおける全床パネルの一部
    を構成する、平面寸法が該トイレルーム全体の平面寸法
    より小さい部分床パネルとその上に設置される便器とを
    施工現場における施工に先立って予め組み付けて成るト
    イレルーム用組付ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記部分床パネル
    が、少なくとも前記便器の脚部前端からトイレルームに
    おける便器後方の壁パネルまでの広さを有していること
    を特徴とするトイレルーム用組付ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記部
    分床パネルの少なくとも後方の周縁部には、実質上前記
    便器と同等以上の高さの腰高の立上り壁部が一体的に設
    けられていることを特徴とするトイレルーム用組付ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、更
    に、前記便器に対して洗浄水を供給する洗浄水タンクが
    予め組み付けられていることを特徴とするトイレルーム
    用組付ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,4の何れかにおい
    て、前記部分床パネルの裏面には根太等の床構造部材が
    予め組み付けられていることを特徴とするトイレルーム
    用組付ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5において、更に、前記床構造部
    材を建築物の土台等の躯体側部分に固定するための固定
    金具が備えられていることを特徴とするトイレルーム用
    組付ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,4,5,6の何れかにお
    いて、前記立上り壁部の上端部には、前記施工現場にお
    いて組み付けられる壁パネルの下端部とのジョイント部
    が予め設けられていることを特徴とするトイレルーム用
    組付ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6,7の何
    れかにおいて、前記部分床パネルの裏面には排水管,給
    水管等の配管の一部が予め組み付けられていることを特
    徴とするトイレルーム用組付ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    の何れかにおいて、前記部分床パネルの上面には、前記
    便器の後方においてカウンターが予め組み付けられてい
    ることを特徴とするトイレルーム用組付ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記カウンターの
    内部には、前記洗浄水タンクと該洗浄水タンク及び前記
    便器とを連絡するカウンター内配管が予め組み込まれて
    いることを特徴とするトイレルーム用組付ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10の何れかの組付ユニットを施工現場に搬入
    し、該施工現場においてトイレルームの他の構成部材を
    該組付ユニットに組み付けてトイレルーム全体を構築す
    ることを特徴とするトイレルームの施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1046259C (zh) * 1992-12-11 1999-11-10 国际壳牌研究有限公司 制备二氯代丙醇的方法

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CN1046259C (zh) * 1992-12-11 1999-11-10 国际壳牌研究有限公司 制备二氯代丙醇的方法

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