JPH1086732A - 物品ホルダ - Google Patents

物品ホルダ

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Publication number
JPH1086732A
JPH1086732A JP24350896A JP24350896A JPH1086732A JP H1086732 A JPH1086732 A JP H1086732A JP 24350896 A JP24350896 A JP 24350896A JP 24350896 A JP24350896 A JP 24350896A JP H1086732 A JPH1086732 A JP H1086732A
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JP
Japan
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swing
support member
article
substrate
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP24350896A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yokoyama
秀明 横山
Shinji Izaki
慎二 井崎
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SOPHIA SUTATSUFU KK
Original Assignee
SOPHIA SUTATSUFU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厄介な操作を要することなく使用状態及び不
使用状態になりかつ簡単な構造で物品を確実に保持し得
る物品ホルダを提供する。 【解決手段】 基板1に一対の支軸2を設け、各支軸2
に側部支持部材5及び下部支持部材6を有する揺動部材
3を揺動自在に軸支すると共に、各側部支持部材5が互
いに離間する方向に付勢するスプリング8を揺動部材3
間に張設する。各下部支持部材6上に物品、例えば容器
Wを載せることによりその重量により揺動部材3が揺動
して側部支持部材5により容器Wの側壁を挾持し、かつ
容器Wを持ち上げることにより揺動部材3がスプリング
8により不使用状態に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料缶やコップ等の容
器、携帯電話、携帯テレビ等の比較的小型の物品を載置
保持する物品ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】物品、例えば飲料缶やコップ等の容器を
載置保持する容器ホルダに関する先行技術としては例え
ば実開昭57−9635号公報がある。
【0003】この先行技術は不使用時における車室内へ
の突出量を小にするため折り畳み可能にする容器ホルダ
であって、具体的には車室内に装着される基板の下部に
容器を載置する環状部材を、上部に容器の側壁上部を囲
む環状部材を各々起伏自在に設け、これら両環状部材を
リンクにより連結せしめ、下側の環状部材の起伏によっ
て上側の環状部材も連動して起伏するよう構成すること
によって使用状態及び折り畳まれた不使用状態に切換操
作可能にし、更に下側の環状部材に内径方向へ反転可能
な一対の円弧状の揺動部材を軸支して径の異なる容器の
載置をも可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術による
と、容器を載置する下側の環状部材を起伏するワンタッ
チ操作で使用状態又は不使用状態に切換えられ、かつ下
側の環状部材に設けた一対の円弧状の揺動部材を反転す
ることで径の異なる容器を載置することを可能にしてい
る。
【0005】しかし上側及び下側の環状部材を各々基板
に起伏自在に軸支し、更に各環状部材間をリンクにより
連結することから構造が複雑になり、かつ容器を載置す
るには、下側の環状部材を人為により持ち上げて使用状
態に、また不使用状態にするにも人為による厄介な操作
を必要とし、更に下側の環状部材上に載置された容器の
上部側壁は環状部材によって囲まれるのみであるので容
器と環状部材との間に隙間が生じ、この容器ホルダを車
両の室内に設けて使用する場合には車両の走行に伴う振
動により容器が振れ、不快音を誘発する等の不具合があ
る。
【0006】従って本発明の目的は、厄介な操作を要す
ることなく使用状態及び不使用状態になり、かつ簡単な
構造でしかも物品を確実に保持し得る物品ホルダを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による物品ホルダは、水平方向の揺動軸芯を中心に揺
動して物品の側壁に当接して物品を保持する複数の側部
支持部材と、物品の重量で水平方向の揺動軸芯を中心に
下方へ揺動する下部支持部材とを有し、下部支持部材の
下方への揺動に連動して側部支持部材が物品の側壁に当
接して物品を保持する物品ホルダにおいて、上記側部支
持部材と下部支持部材とが一体的に構成された複数の揺
動部材と、上記各下部支持部材の下方揺動に伴って各々
の側部支持部材が互いに接近するよう揺動部材を揺動自
在に軸支する支軸と、上記各揺動部材の側部支持部材が
互いに離間する方向に支軸に軸支された各揺動部材を付
勢する付勢手段と、を有することを特徴とするものであ
り、各下部支持部材上に物品を載せることによりその重
量により揺動部材が支軸を中心に揺動して互いに接近す
る複数の側部支持部材により物品の側壁を挾持保持す
る。また物品を持ち上げることにより物品による下部支
持部材への付勢力が解除され、付勢手段により揺動部材
が復帰する。
【0008】従って側部支持部材と下部支持部材とが一
体的に構成されることから側部支持部材と下部支持部材
とを連動せしめるための機構が不要になり、構成の簡素
化が得られ、かつ付勢手段により作動が確実なものとな
る。
【0009】また上記目的を達成する本発明の他の物品
ホルダは、基板と、水平方向の揺動軸芯を中心に揺動し
て物品の側壁に当接する側部支持部材と、物品の重量で
水平方向の揺動軸芯を中心に下方へ揺動する下部支持部
材とを有し、下部支持部材の下方への揺動に連動して側
部支持部材が物品の側壁に当接して物品を保持する物品
ホルダにおいて、基板と、上記側部支持部材と下部支持
部材とが一体的に構成された揺動部材と、上記下部支持
部材の下方揺動に伴って側部支持部材が基板に接近する
ように揺動部材を揺動自在に軸支する上記基板に設けら
れた支軸と、上記揺動部材の側部支持部材が基板から離
間する方向に支軸に軸支された揺動部材を付勢する付勢
手段と、を有することを特徴とするものであり、下部支
持部材上に物品を載せることにより揺動部材が揺動して
基板と側部支持部材との間に物品を保持し、また物品を
持ち上げることにより付勢手段により揺動部材が復帰す
る。
【0010】従って上記同様側部支持部材と下部支持部
材とが一体的に構成されることから構成の簡素化が得ら
れると共に、基板と側部支持部材との協働により物品を
保持することから物品をより確実に保持することが可能
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明による物品ホルダの一
実施の形態を自動車の室内に取り付けられ、飲料缶やコ
ップ等の容器を載置する場合を例に図によって説明す
る。
【0012】図1は本実施の形態における物品ホルダの
概要を示す斜視図であり、図2は正面図である。
【0013】図中符号1は基板であり、基板1は合成樹
脂製であって、車室内の壁面、例えばインストルメント
パネル、ドア内面にクリップ、両面接着テープ、マグネ
ット、吸盤或いは基板1と一体又は別体に形成されたフ
ック等の適宜手段によって取り付けられる。
【0014】基板1の下部両端近傍には互いに略平行な
水平方向に延びる軸芯を有する一対の支軸2が各々設け
られ、各支軸2には各々頂部近傍が軸支されて基板1の
表面に沿って回動する一対の扇形の連結部材4が設けら
れている。
【0015】各連結部材4の上方端近傍には互いに平行
配設されて水平方向に延びる棒状の側部支持部材5の基
端が各々固設すると共に、各連結部材4の互いに近接す
る内方端近傍には互いに平行配設された棒状の下部支持
部材6の基端が固設され、連結部材4、側部支持部材5
及び下部支持部材6によって揺動部材3を構成してい
る。
【0016】更に各連結部材4の下縁の互いに離間する
端部には各々下方に突出する支持アーム7が一体的に形
成され、両支持アーム7の下端間には付勢手段、例えば
スプリング8が架け渡されていてスプリング8の引張力
によって各連結部材4に設けられた側部支持部材5が互
いに離間しかつ、下部支持部材6が上方に移行する方向
に各揺動部材3は支軸2を揺動中心として揺動付勢され
る。
【0017】基板1の両側には回動する連結部材4の上
端外側に形成された切欠部4aに当接して各揺動部材3
の揺動範囲を規制する揺動規制部9が突出形成されてい
る。
【0018】次にこのように構成される物品ホルダの使
用について説明する。
【0019】図1及び図2に実線で示す不使用状態にお
いて、二点鎖線で示す飲料缶等の容器Wを上方から相対
向する側部支持部材5の間へ挿入し、容器Wの底部を下
部支持部材6上に載置する。
【0020】容器Wを載せられた下部支持部材6は容器
Wの重量によってスプリング8の引張力に抗して押し下
げられ、各揺動部材3は支軸2を揺動中心として揺動
し、側部支持部材5が互いに接近して容器Wの側壁を挾
持する方向Aへ揺動する。
【0021】各揺動部材3の揺動は、図1及び図2に二
点鎖線5aで示すように容器Wの側壁に側部支持部材5
が当接することによって容器Wを挾持して止まる。側部
支持部材5の当接により揺動部材3の揺動が停止する
と、連結部材4に一体的に設けられた下部支持部材6の
移動が規制されて容器Wの底部を下部支持部材6によっ
て支持し、かつ容器Wの側壁を側部支持部材5によって
挾持して容器を保持する使用状態となる。
【0022】図1及び図2に二点鎖線で示す容器Wを保
持する使用状態から容器Wを取り出すため容器Wを持ち
上げると、容器Wの重量による下部支持部材6を下方に
押動する付勢力が解除され、揺動部材3の揺動が許容さ
れる。
【0023】従って各連結部材4から下方へ突出する支
持アーム7の下端間に架け渡されたスプリング8の引張
力によって各揺動部材3が支軸2を中心に揺動して各側
部支持部材5が互いに離間して容器Wを解放するB方向
へ揺動し、連結部材4の上方側部に形成された切欠部4
aが基板1から突出する揺動規制部9に当接して揺動部
材3の揺動が規制され、図1及び図2に実線で示す不使
用状態に復帰する。
【0024】上記実施の形態では連結部材4の下縁から
突出する支持アーム7間にスプリング8を張設して揺動
部材3を付勢したが、図3に正面図を示し、図2と対応
する部位に同一符号を付することで詳細な説明を省略す
るが、各連結部材4の両側端から外方へ突出するアーム
を介して重り10を設けることにより揺動部材3を揺動
付勢することも可能であり、この場合スプリング8が省
略でき部品点数の削減が得られると共に組付工数の削減
が可能である。
【0025】また互いの揺動部材3を連動構成、例えば
連結部材4の円弧状部に互いに噛合するギヤを形成する
ことにより一方の重り10を省略することも可能であ
る。
【0026】更に図4に斜視図を示し、図1と対応する
部位に同一符号を付することで詳細な説明を省略する
が、各連結部材4に設けられる側部支持部材5の先端を
次第に接近するようにくの字状に、或いは側部支持部材
5を先端に移行するに従って次第に互いに接近するよう
に揺動部材3の揺動方向に対して傾斜して連結部材4に
設けると共に、下側支持部材6の先端を上方に折曲形成
することにより容器Wの保持を確実にすることができ
る。
【0027】また、このように側部支持部材5を折曲形
成することにより図5(A)に要部平面を示すように容
器Wの厚さが比較的小である場合、或いは同図(B)に
示すように容器Wの厚さが比較的大である場合であって
も容器Wの厚さの相違にかかわらず容器Wの側壁が支持
部材5により適切に挾持される。
【0028】更に、図6に斜視図を示し、図1と対応す
る部位に同一符号を付するように、各連結部材4に設け
られる側部支持部材5を側方へ凸なるように湾曲形成す
ることにより円筒状の容器側壁の保持性の向上を図るこ
とも可能である。
【0029】更に図7に斜視図を示し、図1と対応する
部位に同一符号を付することで詳細な説明を省略する
が、基板11の下部中央に下側支持部材6の突出及び揺
動を許容する下部切欠11a及び両側部に側部支持部材
5の突出及び揺動を許容する側部切欠11bを形成す
る。
【0030】そして基板11の下部両端近傍に、基板1
1の裏面に突出して水平方向に延びる略平行な軸芯を有
する一対の支軸2を設け、各支軸2に基板11の裏面に
沿って揺動する一対の連結部材4を設ける。
【0031】各連結部材4には各々下部切欠11aから
基板11の表面に突出する下側支持部材6及び側部切欠
11bから基板11の表面に突出する側部支持部材5が
設けられ、各揺動部材3は、前記同様、スプリング或い
は重りによって互いの側部支持部材5が離間する方向に
付勢されている。
【0032】一方揺動部材3の揺動は、下側支持部材6
が下部切欠11aの縁部に当接することによって、或い
は前記同様基板11の側部に連結部材4に当接する揺動
規制部を設けることも可能である。
【0033】このように形成することにより揺動部材3
等が基板11の裏面側に配設されて基板11の表面が平
滑形成され、容器をセットする際、即ち容器を保持させ
る際の作業性及び美観の向上を図ることが可能であり、
また下部切欠11a、側部切欠11bに代えて各々連結
部材4に設けた下側支持部材6及び側部支持部材5が揺
動可能に突出するための基板11に開口する開口部によ
り構成することも可能である。
【0034】次に他の実施の形態を図8に示す斜視図に
よって説明する。
【0035】図中符号12は車室内の壁面に取付けられ
る基板であって、基板12の一方の側縁にはL字状に折
曲形成された支持側壁12aが形成されている。
【0036】基板12には支持側壁12aと略平行な水
平方向に延びる軸芯を有する支軸2が設けられ、支軸2
には揺動部材3が揺動自在に支持されている。連結部材
4の上方端近傍に側部支持部材5の基端が、また支持側
壁12aと支軸2との間において連結部材4に下部支持
部材6の基端が各々固設されている。
【0037】更に支持側壁12aと連結部材4から下方
に突出する支持アーム7との間に付勢手段、例えばスプ
リング8が架設され、スプリングの引張力によって側部
支持部材5が支持側壁12aから離間し、かつ下部支持
部材6が上方に移行する方向に支軸2を揺動中心として
揺動部材3は揺動付勢される。
【0038】基板12には揺動する連結部材4の上端外
側に形成された切欠部4aに当接して揺動部材3の揺動
範囲を規制する揺動規制部9が突出形成されている。
【0039】そして実線で示す不使用状態において飲料
缶等の容器Wを上方から支持側壁12aと側部支持部材
5との間へ挿入し、容器Wの底部を下部支持部材6上に
載置すると、容器Wの重量によってスプリング8の引張
力に抗して下部支持部材6が押し下げられ、揺動部材3
は支軸2を揺動中心として揺動し、側部支持部材5が支
持側壁12a方向へ揺動して容器Wの側壁を支持側壁1
2aと側部支持部材5とにより挾持して止まり、容器W
を保持した使用状態となる。
【0040】一方二点鎖線で示す使用状態から容器Wを
持ち上げることにより、容器Wの重量による下部支持部
材6を下方に押動する付勢力が解除され、揺動部材3が
スプリング8の引張力によって支軸2を中心に揺動して
支持側壁12aと側部支持部材5とによる容器Wの挾持
が解放されて連結部材4に形成された切欠部4aが基板
12に突設された揺動規制部9に当接して揺動部材3の
揺動が規制されて実線で示す不使用状態に復帰する。
【0041】上記各実施の形態では連結部材4を略扇形
に形成したが、支軸2を介して側部支持部材5と下部支
持部材6とを一体的に連結する略L字形にする等適宜形
状に形成することも、またスプリング8の引張力を適宜
設定することにより連結部材4に当接して揺動を規制す
る揺動規制部9を廃止することも可能である。
【0042】次に図9によって他の実施の形態を説明す
る。
【0043】図中符号21はインストルメントパネル、
ドア内面等の車室内の壁面に適宜手段によって取り付け
られる基板であって、基板21には両端が基板21に固
設されて前方に迫り出した一対の側部22aと両側部2
2aの先端を互いに連結して基板21と対向する水平方
向に延伸する軸支部22bとを有する略コ字形の支軸2
2が設けられている。
【0044】支軸22の軸支部22bには軸支部22b
に揺動自在に嵌合する一対の軸部23aと、両軸部23
a間に架設されて上方に延伸する略コ字形の側部支持部
材23bと、両軸部23a間に架設されて基板21方向
に延伸する略コ字形の下部支持部材23cとを有して軸
部23a、側部支持部材23b、下部支持部材23cが
一体的に形成された揺動部材23が揺動自在に配設され
ている。
【0045】更に一方の側部22a或いは基板21から
は下部支持部材23cに上方から当接して揺動部材23
の揺動範囲を規制する揺動規制部25が突設し、かつ揺
動部材23は付勢手段、例えば支軸22と側部支持部材
23bとの間に架け渡されたスプリング26によって側
部支持部材23bが基板21から離間する方向に付勢さ
れている。
【0046】そして、図9に示す不使用状態において飲
料缶の容器を上方から基板21と側部支持部材23bと
の間に挿入し、容器の底部を下部支持部材23c上に載
せると、容器の重量によりスプリング26の付勢力に抗
して下部支持部材23cが押し下げられ、揺動部材23
は軸支部22bを揺動中心として側部支持部材23bの
先端が基板21方向へ揺動して容器の側壁を基板21と
側部支持部材23bとにより挾持して揺動を停止して容
器を保持した使用状態となる。
【0047】一方使用状態から容器を持ち上げると、容
器の重量による下部支持部材23cを下方に押動する付
勢力が解除され、スプリング26の付勢力によって揺動
部材23が軸支部22bを中心に揺動して基板21と側
部支持部材23bによる容器の保持が解除され、下部支
持部材23cが揺動規制部25に当接して揺動部材23
の揺動が停止し、不使用状態に維持される。
【0048】次に図10により更に他の実施の形態を説
明する。
【0049】図中符号31は、車室内の壁面に取り付け
られる基板であって、基板31の下方両端近傍には先端
に移行するに従って互いに接近する一対の支軸32の基
端が固定されている。
【0050】各支軸32には各々支軸32に嵌合する一
対の軸部33aと、両軸部33a間に架設されて上方に
伸びる略コ字形の側部支持部材33bと、両軸部33a
間に架設されて基板31に次第に接近するよう延伸する
略コ字形の下部支持部材33cとを有して軸部33a、
側部支持部材33b、下部支持部材33cが一体的に形
成された揺動部材33が揺動自在に配設されている。
【0051】更に、各支軸32或いは基板31からは下
部支持部材33cに上方から当接して揺動部材33の揺
動範囲を規制する揺動規制部35が突設し、かつ各揺動
部材33は付勢手段、例えば揺動規制部35と側部支持
部材33bとの間に架け渡されたスプリング36によっ
て側部支持部材33bの先端が基板31から離間する方
向に付勢されている。
【0052】そして図10に示す不使用状態において容
器を上方から基板31と一対の側部支持部材33b間の
下部支持部材33c上に載せると、容器の重量によりス
プリング36の付勢力に抗して各下部支持部材33cが
押し下げられ各揺動部材33は支軸32を中心に揺動し
て側部支持部材33bの先端が基板31方向へ揺動して
容器の側壁を基板31と一対の側部支持部材33bとに
より保持した使用状態で停止する。
【0053】一方使用状態から容器を持ち上げると、容
器による下部支持部材33cへの付勢力が解除され、ス
プリング36の付勢力によって揺動部材33が揺動して
基板31と一対の側部支持部材33bによる容器の保持
が解除されて下部支持部材33cが揺動規制部35に当
接して揺動部材33の揺動が停止して使用状態に復帰す
る。
【0054】上記実施の形態では、先端に移行するに従
って互いに接近する一対の支軸32に各々揺動部材33
を揺動自在に設けたが、支軸を両端が基板31に固設さ
れた円弧状或いは同心状の多角形状に構成し、複数の揺
動部材33を下部支持部材33cが基板31に向いて延
伸するよう設けることも可能である。
【0055】次に図11によって更に他の実施の形態を
説明する。
【0056】図中符号41は、車室内の壁面等に取付け
られる支軸であって、支軸41は複数、本実施の形態で
は3個の軸支部41aからなる三角形であって、各軸支
部41aには揺動自在に嵌合する一対の軸部43aと、
両軸部43a間に架設されて上方に伸びるコ字形の側部
支持部材43bと、両軸部43a間に架設されて互いに
接近する方向に延伸する略コ字形の下部支持部材43c
とを有し、軸部43a、側部支持部材43b、下部支持
部材43cが一体的に形成された揺動部材43が揺動自
在に配設されている。
【0057】更に支軸41には下部支持部材43cに上
方から当接して、或いは側部支持部材43bに外方から
当接、本実施の形態では下部支持部材43cに上方から
当接して揺動部材43の揺動範囲を規制する揺動規制部
45が設けられ、かつ各揺動部材43は付勢手段、例え
ば揺動規制部45と側部支持部材43bとの間にスプリ
ング46が架け渡され、各側部支持部材43bの先端が
互いに離間するよう付勢されている。
【0058】そして図11に示す不使用状態において容
器を上方から各側部支持部材43bによって囲まれた内
に挿入し、容器の底部を各下部支持部材43c上に載置
すると、容器の重量によりスプリング46に抗して各下
部支持部材43cが押し下げられ、各揺動部材43は各
軸支部41aを中心に揺動し、各側部支持部43bの先
端によって容器の側壁に当接して容器を保持した使用状
態となる。
【0059】一方使用状態から容器を持ち上げると、容
器による下部支持部材43cを下方に押動する付勢力が
解除され、スプリング46によって各揺動部材43が各
軸支部41aを中心に揺動して側部支持部43bによる
容器の保持が解除されて下部支持部材43cが揺動規制
部24に当接して揺動部材43の揺動が停止して不使用
状態に復帰する。
【0060】上記実施の形態では支軸41を3個の軸支
部41aからなる三角形に形成し、各軸支部41aに揺
動部材43を配設したが、4個以上の軸支部41aによ
り支軸41を四角以上の多角形或いは環状に形成し、4
個以上の揺動部材43により形成することも可能であ
る。
【0061】以上説明では、物品ホルダにより飲料缶や
コップ等の容器を載置する場合を例に説明したが、容器
に代えて携帯電話や、携帯テレビ等比較的小型の物品を
保持することも可能であり、これら保持する物品に相応
して側部支持部材、下部支持部材等の形状を適宜変更す
ることも可能である。
【0062】また車室内の壁面に取り付けれる場合につ
いて記載したが車室内壁に予め一体的に設けることも、
更に家屋の壁面や家具等に取り付ける等車室内に限定さ
れることなく適宜箇所に設けることが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明した本発明の物品ホルダによる
と、下部支持部材に物品を載置することで、物品の重量
により揺動部材が揺動して側部支持部材によって物品の
側壁を複数の側部支持部材によって、或いは基板と側部
支持部材とによって挾持し、かつ物品を持ち上げること
により物品の挾持を解放することから使用状態及び不使
用状態に切換える厄介な作業が不要になり、側部支持部
材と下部支持部材とを一体的に構成することから側部支
持部材と下部支持部材とを連動せしめる機構が不要とな
りかつ軸支部が削減できることと相俟って構成の簡素化
が得られる等本発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物品ホルダの一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明による物品ホルダの他の実施の形態を示
す正面図である。
【図4】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図5】図4に示す物品ホルダの作用を説明する要部平
面図である。
【図6】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図7】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図8】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図9】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図10】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形
態を示す斜視図である。
【図11】本発明による物品ホルダの更に他の実施の形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 支軸 3 揺動部材 4 連結部材 5 側部支持部材 6 下部支持部材 8 スプリング 10 重り 11 基板 12 基板 21 基板 22 支軸 23 揺動部材 23b 側部支持部材 23c 下部支持部材 26 スプリング 31 基板 32 支軸 33 揺動部材 33b 側部支持部材 33c 下部支持部材 41 支軸 43 揺動部材 43b 側部支持部材 43c 下部支持部材 W 容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向の揺動軸芯を中心に揺動して物
    品の側壁に当接して物品を保持する複数の側部支持部材
    と、物品の重量で水平方向の揺動軸芯を中心に下方へ揺
    動する下部支持部材とを有し、下部支持部材の下方への
    揺動に連動して側部支持部材が物品の側壁に当接して物
    品を保持する物品ホルダにおいて、 上記側部支持部材と下部支持部材とが一体的に構成され
    た複数の揺動部材と、 上記各下部支持部材の下方揺動に伴って各々の側部支持
    部材が互いに接近するよう揺動部材を揺動自在に軸支す
    る支軸と、 上記各揺動部材の側部支持部材が互いに離間する方向に
    支軸に軸支された各揺動部材を付勢する付勢手段と、 を有することを特徴とする物品ホルダ。
  2. 【請求項2】 上記支軸が基板に取り付けられたことを
    特徴とする請求項1に記載の物品ホルダ
  3. 【請求項3】 基板と、水平方向の揺動軸芯を中心に揺
    動して物品の側壁に当接する側部支持部材と、物品の重
    量で水平方向の揺動軸芯を中心に下方へ揺動する下部支
    持部材とを有し、下部支持部材の下方への揺動に連動し
    て側部支持部材が物品の側壁に当接して物品を保持する
    物品ホルダにおいて、 基板と、 上記側部支持部材と下部支持部材とが一体的に構成され
    た揺動部材と、 上記下部支持部材の下方揺動に伴って側部支持部材が基
    板に接近するように揺動部材を揺動自在に軸支する上記
    基板に設けられた支軸と、 上記揺動部材の側部支持部材が基板から離間する方向に
    支軸に軸支された揺動部材を付勢する付勢手段と、 を有することを特徴とする物品ホルダ。
  4. 【請求項4】 上記揺動部材が、同心状に複数配設され
    たことを特徴とする請求項3に記載の物品ホルダ。
JP24350896A 1996-09-13 1996-09-13 物品ホルダ Pending JPH1086732A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016094088A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社カーメイト 車両用飲料容器保持具

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