JPH0742863Y2 - 車両用容器ホルダ - Google Patents
車両用容器ホルダInfo
- Publication number
- JPH0742863Y2 JPH0742863Y2 JP5123991U JP5123991U JPH0742863Y2 JP H0742863 Y2 JPH0742863 Y2 JP H0742863Y2 JP 5123991 U JP5123991 U JP 5123991U JP 5123991 U JP5123991 U JP 5123991U JP H0742863 Y2 JPH0742863 Y2 JP H0742863Y2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等の室内に設け
られる車両用容器ホルダに関する。
られる車両用容器ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の室内に取り付けられ、
飲料缶やコップ等の容器を載置する容器ホルダは広く使
用されている。また外径の異なる容器の載置を可能に
し、かつ不使用時における車室内への突出量を小にする
ため折り畳み可能にした容器ホルダが実開昭57−96
35号公報に開示されている。
飲料缶やコップ等の容器を載置する容器ホルダは広く使
用されている。また外径の異なる容器の載置を可能に
し、かつ不使用時における車室内への突出量を小にする
ため折り畳み可能にした容器ホルダが実開昭57−96
35号公報に開示されている。
【0003】この容器ホルダは、車室内に装着される基
板の下部に容器を載置する環状部材を、上部に容器の側
壁上部を囲む環状部材を各々起伏自在に設け、これら両
環状部材をリンクにより連結せしめ、下側の環状部材の
起伏によって上側の環状部材も連動して起伏することに
よって使用状態及び折り畳まれた不使用状態に切換操作
可能にし、更に下側の環状部材に内径方向へ反転可能な
一対の円弧状の揺動部材を枢設して径の異なる容器の載
置をも可能にしている。
板の下部に容器を載置する環状部材を、上部に容器の側
壁上部を囲む環状部材を各々起伏自在に設け、これら両
環状部材をリンクにより連結せしめ、下側の環状部材の
起伏によって上側の環状部材も連動して起伏することに
よって使用状態及び折り畳まれた不使用状態に切換操作
可能にし、更に下側の環状部材に内径方向へ反転可能な
一対の円弧状の揺動部材を枢設して径の異なる容器の載
置をも可能にしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、容器を載置する下側の環状部材を起伏するワンタッ
チ操作で使用状態又は不使用状態に切換えられ、更に下
側の環状部材に設けた一対の円弧状の揺動部材を反転す
ることで径の異なる容器を載置することも可能である。
しかし、容器を載置するには、下側の環状部材を人為に
より持ち上げて使用状態に、また不使用状態にするにも
人為による厄介な操作を必要とし、更に、下側の環状部
材上に載置された容器の上部側壁は環状部材によって囲
まれるのみであるので容器と環状部材との間に隙間が生
じることから車両の走行に伴う振動により容器が振れ、
不快音の発生を誘発する等の不具合がある。
と、容器を載置する下側の環状部材を起伏するワンタッ
チ操作で使用状態又は不使用状態に切換えられ、更に下
側の環状部材に設けた一対の円弧状の揺動部材を反転す
ることで径の異なる容器を載置することも可能である。
しかし、容器を載置するには、下側の環状部材を人為に
より持ち上げて使用状態に、また不使用状態にするにも
人為による厄介な操作を必要とし、更に、下側の環状部
材上に載置された容器の上部側壁は環状部材によって囲
まれるのみであるので容器と環状部材との間に隙間が生
じることから車両の走行に伴う振動により容器が振れ、
不快音の発生を誘発する等の不具合がある。
【0005】従って本考案の目的は、厄介な操作を要す
ることなく容器を載置するだけで容器を保持する使用状
態に、また容器を持ち上げることで容器を解放する不使
用状態になり、かつ走行に伴う容器の振動及び不快音の
発生を防止し得る車両用容器ホルダを提供することにあ
る。
ることなく容器を載置するだけで容器を保持する使用状
態に、また容器を持ち上げることで容器を解放する不使
用状態になり、かつ走行に伴う容器の振動及び不快音の
発生を防止し得る車両用容器ホルダを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案による車両用容器ホルダは、車両に装着される
基板に配設されて容器側壁を挟持する一対の側部支持部
材を有し、少なくとも一方の側部支持部材が基台に揺動
可能に枢軸支され、側部支持部材が揺動することによっ
て容器側壁を挟持し、かつこれら側部支持部材の下方に
おいて水平軸線を揺動中心として下方へ揺動した起立状
態で容器を載置する下部支持部材を具備する容器ホルダ
であって、更に両側部支持部材によって容器を解放する
方向へ、少なくとも一方の側部支持部材を付勢する付勢
部材と、下部支持部材が下方へ揺動起立する際下部支持
部材の揺動によって側部支持部材を両側部支持部材間に
よって容器を挟持する方向へ揺動させる伝達部材とを有
するもので有る。
の本考案による車両用容器ホルダは、車両に装着される
基板に配設されて容器側壁を挟持する一対の側部支持部
材を有し、少なくとも一方の側部支持部材が基台に揺動
可能に枢軸支され、側部支持部材が揺動することによっ
て容器側壁を挟持し、かつこれら側部支持部材の下方に
おいて水平軸線を揺動中心として下方へ揺動した起立状
態で容器を載置する下部支持部材を具備する容器ホルダ
であって、更に両側部支持部材によって容器を解放する
方向へ、少なくとも一方の側部支持部材を付勢する付勢
部材と、下部支持部材が下方へ揺動起立する際下部支持
部材の揺動によって側部支持部材を両側部支持部材間に
よって容器を挟持する方向へ揺動させる伝達部材とを有
するもので有る。
【0007】
【作用】下部支持部材上に容器を載置することにより、
容器の底部を支持すると共に容器の自重によって下部支
持部材が下方へ揺動起立しつつ、伝達部材を介して両側
部支持部材の先端が接近するよう少なくとも一方の側部
支持部材が揺動して容器側壁を挟持し、かつ容器を持ち
上げることにより付勢部材によって側部支持部材及び下
部支持部材が復帰して不使用状態になる。
容器の底部を支持すると共に容器の自重によって下部支
持部材が下方へ揺動起立しつつ、伝達部材を介して両側
部支持部材の先端が接近するよう少なくとも一方の側部
支持部材が揺動して容器側壁を挟持し、かつ容器を持ち
上げることにより付勢部材によって側部支持部材及び下
部支持部材が復帰して不使用状態になる。
【0008】
【実施例】以下、本考案による車両用容器ホルダの一実
施例を図によって説明する。
施例を図によって説明する。
【0009】図1は、本実施例における車両用容器ホル
ダの不使用状態を示す概要斜視図、図2は使用状態を示
す概要斜視図である。
ダの不使用状態を示す概要斜視図、図2は使用状態を示
す概要斜視図である。
【0010】図中符号1は基板であり、基板1は合成樹
脂製であって、車室内の壁面、例えばドアの内面にクリ
ップ、両面接着テープ、マグネット、吸盤あるいは基板
1と一体又は別体に形成されたフック等の適宜手段によ
り取り付けられる。基板1の表面には突設した軸受け1
a,1a,1a,1aによって所定の間隙を隔てたほぼ
上下に延びる一対の垂直軸線a1,a1を揺動中心として
金属製の線状材からなる側部支持部材2,2の基端2
a,2a,2a,2aが枢軸支されている。側部支持部
材2,2は、大きく湾曲して対向する容器保持部2b,
2b及び後述する伝達部材5,5を構成するための当接
部5a,5aを有している。伝達部材5,5の当接部5
a,5aは、図1に示す不使用状態において、前記両垂
直軸線a1,a1の外方に位置し、ほぼ基板1の表面に沿
って水平方向に延びている。更に側部支持部材2,2に
先端部2c,2cが互に離間する方向Aへ垂直軸線
a1,a1を揺動中心として揺動するよう付勢部材、例え
ばスプリング3によって付勢されている。
脂製であって、車室内の壁面、例えばドアの内面にクリ
ップ、両面接着テープ、マグネット、吸盤あるいは基板
1と一体又は別体に形成されたフック等の適宜手段によ
り取り付けられる。基板1の表面には突設した軸受け1
a,1a,1a,1aによって所定の間隙を隔てたほぼ
上下に延びる一対の垂直軸線a1,a1を揺動中心として
金属製の線状材からなる側部支持部材2,2の基端2
a,2a,2a,2aが枢軸支されている。側部支持部
材2,2は、大きく湾曲して対向する容器保持部2b,
2b及び後述する伝達部材5,5を構成するための当接
部5a,5aを有している。伝達部材5,5の当接部5
a,5aは、図1に示す不使用状態において、前記両垂
直軸線a1,a1の外方に位置し、ほぼ基板1の表面に沿
って水平方向に延びている。更に側部支持部材2,2に
先端部2c,2cが互に離間する方向Aへ垂直軸線
a1,a1を揺動中心として揺動するよう付勢部材、例え
ばスプリング3によって付勢されている。
【0011】一方基板1の側部支持部材2,2下方に
は、基板1の表面から突設する軸受1b,1bによって
水平軸線a2を揺動中心とする金属製の線状材からなる
下部支持部材4の基端4a,4aが枢軸支されている。
下部支持部材4は、図1に示す不使用状態において、前
記水平軸線a2より上方に位置し、ほぼ上下方向に延び
て前記当接部5a,5aと共に伝達部材5,5を構成
し、当接部5a,5aへ後方即ち基板1側から当接する
摺接部5b,5b及び、摺接部5b,5bの上端間に跨
設され、上方前方に迫り出したコ字形の載置部4bを有
している。
は、基板1の表面から突設する軸受1b,1bによって
水平軸線a2を揺動中心とする金属製の線状材からなる
下部支持部材4の基端4a,4aが枢軸支されている。
下部支持部材4は、図1に示す不使用状態において、前
記水平軸線a2より上方に位置し、ほぼ上下方向に延び
て前記当接部5a,5aと共に伝達部材5,5を構成
し、当接部5a,5aへ後方即ち基板1側から当接する
摺接部5b,5b及び、摺接部5b,5bの上端間に跨
設され、上方前方に迫り出したコ字形の載置部4bを有
している。
【0012】このように構成された車両用容器ホルダの
使用に際し、図1に示す不使用の状態において、一点鎖
線で示す飲料缶等の容器7を上方より相対向する側部支
持部材2,2の容器保持部2b,2b間へ挿入し、容器
7の底部を伏している下部支持部材4の載置部4bに載
置する。
使用に際し、図1に示す不使用の状態において、一点鎖
線で示す飲料缶等の容器7を上方より相対向する側部支
持部材2,2の容器保持部2b,2b間へ挿入し、容器
7の底部を伏している下部支持部材4の載置部4bに載
置する。
【0013】載置部4bに容器7を載せられた下部支持
部材4は、容器7の重量によって載置部4bが押し下げ
られ、軸受1b,1b、即ち水平軸線a2を揺動中心と
して下方前方へ回動して起立する。下部支持部材4の起
立に伴って伝達部材5,5の摺接部5b,5bも前方へ
回動し、摺接部5b,5bによって当接部5a,5aを
押圧摺動しつつ前方へ押しやる。従って側部支持部材
2,2は軸受1a,1a,1a,1aを、即ち垂直軸線
a1,a1を揺動中心として先端2c,2cが互に接近
し、容器7を挟持する方向Bへ揺動する。対向する側部
支持部材2,2の揺動は、図2に示すように容器7の側
壁7aに容器保持部2b,2bが当接することによって
容器7を挟持して止まる。側部支持部材2,2の揺動が
停止すると、当接部5a,5aによって摺接部5b,5
bが、従って下部支持部材4の回動が規制され、容器7
を載置部4bによって下方から支持した下部支持部材4
が起立した状態で下部支持部材4の回動が停止して容器
7を保持する使用状態になる。
部材4は、容器7の重量によって載置部4bが押し下げ
られ、軸受1b,1b、即ち水平軸線a2を揺動中心と
して下方前方へ回動して起立する。下部支持部材4の起
立に伴って伝達部材5,5の摺接部5b,5bも前方へ
回動し、摺接部5b,5bによって当接部5a,5aを
押圧摺動しつつ前方へ押しやる。従って側部支持部材
2,2は軸受1a,1a,1a,1aを、即ち垂直軸線
a1,a1を揺動中心として先端2c,2cが互に接近
し、容器7を挟持する方向Bへ揺動する。対向する側部
支持部材2,2の揺動は、図2に示すように容器7の側
壁7aに容器保持部2b,2bが当接することによって
容器7を挟持して止まる。側部支持部材2,2の揺動が
停止すると、当接部5a,5aによって摺接部5b,5
bが、従って下部支持部材4の回動が規制され、容器7
を載置部4bによって下方から支持した下部支持部材4
が起立した状態で下部支持部材4の回動が停止して容器
7を保持する使用状態になる。
【0014】図2に示す容器7を保持する使用状態から
容器7を取り出すため容器7を持ち上げると、容器7の
重量による下部支持部材4の載置部4bを下方へ押動す
る付勢力が解除され、下部支持部材4の揺動が許容され
る。従って下部支持部材4に設けられた摺動部5b,5
bによる当接部5a,5aが、従って側部支持部材2,
2の回動が許容され、スプリング3によって両側部支持
部材2,2は先端2c,2cが互に離間し、容器7を解
放する方向Aへ揺動し、当接部5a,5aによって摺動
部5b,5bが基板1方向へ押しやられ、下部支持部材
4が軸受1b,1bを回動中心として上方へ揺動せしめ
られ、下部支持部材4が伏した図1に示す不使用状態に
復帰する。
容器7を取り出すため容器7を持ち上げると、容器7の
重量による下部支持部材4の載置部4bを下方へ押動す
る付勢力が解除され、下部支持部材4の揺動が許容され
る。従って下部支持部材4に設けられた摺動部5b,5
bによる当接部5a,5aが、従って側部支持部材2,
2の回動が許容され、スプリング3によって両側部支持
部材2,2は先端2c,2cが互に離間し、容器7を解
放する方向Aへ揺動し、当接部5a,5aによって摺動
部5b,5bが基板1方向へ押しやられ、下部支持部材
4が軸受1b,1bを回動中心として上方へ揺動せしめ
られ、下部支持部材4が伏した図1に示す不使用状態に
復帰する。
【0015】また、図1に二点鎖線で示すように側部支
持部材2及び下部支持部材4を例えば動物等の形状の縫
いぐるみなどの装飾物6で被装し、または他の装飾具を
取り付ける等の装飾的処理を施して美感向上を図るとと
もに装飾品として、また動きを伴う玩具としての機能を
付加することも可能である。
持部材2及び下部支持部材4を例えば動物等の形状の縫
いぐるみなどの装飾物6で被装し、または他の装飾具を
取り付ける等の装飾的処理を施して美感向上を図るとと
もに装飾品として、また動きを伴う玩具としての機能を
付加することも可能である。
【0016】次に図3によって本考案による車両用容器
ホルダの他の実施例を説明する。
ホルダの他の実施例を説明する。
【0017】図3は、本実施例における車両用容器ホル
ダの不使用状態を示す概要斜視図であって、図1及び図
2に示される部位と対応する部位に同一符号付して詳細
な説明は省略するが、側部支持部材2,2は大きく湾曲
して対向する容器保持部2b,2b及び後述する摺接部
10b,10bと共に伝達部材10,10の構成部材で
ある当接部10a,10aを有している。
ダの不使用状態を示す概要斜視図であって、図1及び図
2に示される部位と対応する部位に同一符号付して詳細
な説明は省略するが、側部支持部材2,2は大きく湾曲
して対向する容器保持部2b,2b及び後述する摺接部
10b,10bと共に伝達部材10,10の構成部材で
ある当接部10a,10aを有している。
【0018】伝達部材10,10の当接部10a,10
aは図3に示すように、両垂直軸線a1,a1間に位置
し、水平方向に延びて一端が側部支持部材2,2に結合
されている。
aは図3に示すように、両垂直軸線a1,a1間に位置
し、水平方向に延びて一端が側部支持部材2,2に結合
されている。
【0019】一方下部支持部材4には、下部支持部材4
の基端4a,4aから水平軸線a2に沿って内方へ延
び、更に下方へ折曲して前記当接部10a,10aと共
に伝達部材10,10を構成する摺接部10b,10b
が当接部10a,10aへ後方から接している。
の基端4a,4aから水平軸線a2に沿って内方へ延
び、更に下方へ折曲して前記当接部10a,10aと共
に伝達部材10,10を構成する摺接部10b,10b
が当接部10a,10aへ後方から接している。
【0020】このように伝達部材10を構成することに
より、不使用の状態において飲料缶等の容器(図示せ
ず)を上方より両側部支持部材2,2の容器保持部2
b,2b間へ挿入して容器の底部を下部支持部材4の載
置部4b上に載せると、下部支持部材4は、容器の自重
によって載置部4bが押し下げられ、軸受1b,1b即
ち、水平軸線a2を揺動中心として下方前方へ揺動して
起立する。
より、不使用の状態において飲料缶等の容器(図示せ
ず)を上方より両側部支持部材2,2の容器保持部2
b,2b間へ挿入して容器の底部を下部支持部材4の載
置部4b上に載せると、下部支持部材4は、容器の自重
によって載置部4bが押し下げられ、軸受1b,1b即
ち、水平軸線a2を揺動中心として下方前方へ揺動して
起立する。
【0021】下部支持部材4の起立に従って伝達部材1
0,10の摺接部10b,10bが水平軸線a2を中心
に後方である基板1方向へ揺動し、摺接部10b,10
bによって側部支持部材2,2に設けられた当接部10
a,10aを押圧しつつ後方へ押しやる。従って側部支
持部材2,2は軸受1a,1a,1a,1a、即ち垂直
軸線a1,a1を揺動中心として先端2c,2cが容器を
保持する方向Bへ揺動する。
0,10の摺接部10b,10bが水平軸線a2を中心
に後方である基板1方向へ揺動し、摺接部10b,10
bによって側部支持部材2,2に設けられた当接部10
a,10aを押圧しつつ後方へ押しやる。従って側部支
持部材2,2は軸受1a,1a,1a,1a、即ち垂直
軸線a1,a1を揺動中心として先端2c,2cが容器を
保持する方向Bへ揺動する。
【0022】両側部支持部材2,2の揺動は、容器の側
壁に容器保持部2b,2bが当接することにより容器を
挟持して停止する。側部支持部材2,2の揺動が停止す
ると、側部支持部材2,2に設けられた当接部10a,
10aが、従って摺接部10b,10bの回動が規制さ
れ、容器を下方から支持する下部支持部材4が起立した
状態で停止し、容器を保持した使用状態になる。
壁に容器保持部2b,2bが当接することにより容器を
挟持して停止する。側部支持部材2,2の揺動が停止す
ると、側部支持部材2,2に設けられた当接部10a,
10aが、従って摺接部10b,10bの回動が規制さ
れ、容器を下方から支持する下部支持部材4が起立した
状態で停止し、容器を保持した使用状態になる。
【0023】容器を保持した使用状態から容器を上方へ
持ち上げると、容器の重量による下部支持部材4の載置
部4bを下方へ押動しようとする付勢力が解除される。
従って下部支持部材4に設けられた摺動部10b,10
bによる当接部10a,10aが、従って側部支持部材
2,2の揺動が許容され、スプリング3によって両側部
支持部材2,2は先端2c,2cが互に離間して容器を
解放する方向Aへ揺動し、かつ当接部10a,10aに
よって摺動部10b,10bが前方へ押しやられ、下部
支持部材4が上方へ揺動して不使用状態になる。
持ち上げると、容器の重量による下部支持部材4の載置
部4bを下方へ押動しようとする付勢力が解除される。
従って下部支持部材4に設けられた摺動部10b,10
bによる当接部10a,10aが、従って側部支持部材
2,2の揺動が許容され、スプリング3によって両側部
支持部材2,2は先端2c,2cが互に離間して容器を
解放する方向Aへ揺動し、かつ当接部10a,10aに
よって摺動部10b,10bが前方へ押しやられ、下部
支持部材4が上方へ揺動して不使用状態になる。
【0024】次に図4及び図5によって本考案による自
動車用容器ホルダの更に他の実施例を説明する。図4は
本実施例における車両用容器ホルダの不使用状態を示す
概要斜視図、図5は使用状態を示す概要斜視図である。
なお図4及び図5において図1及び図2に示す部位と対
応する部位には同一符号を付することで詳細な説明は省
略する。
動車用容器ホルダの更に他の実施例を説明する。図4は
本実施例における車両用容器ホルダの不使用状態を示す
概要斜視図、図5は使用状態を示す概要斜視図である。
なお図4及び図5において図1及び図2に示す部位と対
応する部位には同一符号を付することで詳細な説明は省
略する。
【0025】基板1の上縁及び下縁には小穴によって形
成された軸受1c,1c,1c,1c(上縁側のみ図
示)によって所定の間隙を隔てた垂直軸線a1,a1を揺
動中心として揺動する側部支持部材2,2の基端2a,
2a,2a,2aが枢軸支されている。一方基板1の両
側縁にも小穴によって形成された軸受1d,1d(一方
の側縁のみ図示)によって水平軸線a2を揺動中心とし
て揺動する下部支持部材4の基端4a,4aが枢軸支さ
れている。
成された軸受1c,1c,1c,1c(上縁側のみ図
示)によって所定の間隙を隔てた垂直軸線a1,a1を揺
動中心として揺動する側部支持部材2,2の基端2a,
2a,2a,2aが枢軸支されている。一方基板1の両
側縁にも小穴によって形成された軸受1d,1d(一方
の側縁のみ図示)によって水平軸線a2を揺動中心とし
て揺動する下部支持部材4の基端4a,4aが枢軸支さ
れている。
【0026】側部支持部材2,2における容器保持部2
b,2bの下方には基板1の側縁の下方に沿ってほぼ上
下方向に延びて伝達部材11,11を構成するための当
接部11a,11aを有している。
b,2bの下方には基板1の側縁の下方に沿ってほぼ上
下方向に延びて伝達部材11,11を構成するための当
接部11a,11aを有している。
【0027】一方下部支持部材4は、図4に示す不使用
状態において、基端4a,4aより折曲して上方へ延
び、更に水平方向へ折曲して当接部11a,11aへ後
方から当接して当接部11a,11aと共に伝達部材1
1,11を形成する摺接部11b,11b及び摺接部1
1b,11b間に跨設されて上方前方へ迫り出したコ字
形の載置部4bを有している。
状態において、基端4a,4aより折曲して上方へ延
び、更に水平方向へ折曲して当接部11a,11aへ後
方から当接して当接部11a,11aと共に伝達部材1
1,11を形成する摺接部11b,11b及び摺接部1
1b,11b間に跨設されて上方前方へ迫り出したコ字
形の載置部4bを有している。
【0028】このように構成された車両用容器ホルダの
使用に際し、図4に示す不使用状態において容器(図示
せず)を上方から対向する側部支持部材2,2の容器保
持部2b,2b間へ挿入して容器を下部支持部材4の載
置部4b上に載せ、下部支持部材4の載置部4bを容器
の自重によって押し下げると、下部支持部材4は水平軸
線a2を揺動中心として下方へ揺動して起立する。
使用に際し、図4に示す不使用状態において容器(図示
せず)を上方から対向する側部支持部材2,2の容器保
持部2b,2b間へ挿入して容器を下部支持部材4の載
置部4b上に載せ、下部支持部材4の載置部4bを容器
の自重によって押し下げると、下部支持部材4は水平軸
線a2を揺動中心として下方へ揺動して起立する。
【0029】下部支持部材4の起立に伴って伝達部材1
1,11の摺接部11b,11bが水平軸線a2を中心
に揺動して、前方へ、従って摺接部11b,11bによ
って当接部11a,11aが前方へ押し出される。これ
により側部支持部材2,2は垂直軸線a1,a1を中心と
して先端2c,2cが互に接近し、容器を保持する方向
Bへ揺動し容器の側壁に容器保持部2b,2bが当接し
て容器6を挟持するまで揺動して停止する。
1,11の摺接部11b,11bが水平軸線a2を中心
に揺動して、前方へ、従って摺接部11b,11bによ
って当接部11a,11aが前方へ押し出される。これ
により側部支持部材2,2は垂直軸線a1,a1を中心と
して先端2c,2cが互に接近し、容器を保持する方向
Bへ揺動し容器の側壁に容器保持部2b,2bが当接し
て容器6を挟持するまで揺動して停止する。
【0030】側部支持部材2,2の揺動が停止すると、
当接部11a,11aの揺動が停止し、摺接部11b,
11bの回動が規制されて容器を下方から支持する下部
支持部材4が起立した図5に示す容器を保持した使用状
態になる。
当接部11a,11aの揺動が停止し、摺接部11b,
11bの回動が規制されて容器を下方から支持する下部
支持部材4が起立した図5に示す容器を保持した使用状
態になる。
【0031】図5に示す使用状態から容器を持ち上げる
と、容器の自重による下部支持部材4への付勢力が解除
される。従って下部支持部材4に設けた摺動部11b,
11bによる当接部11a,11aの規制が解かれ、側
部支持部材2,2の揺動が許容され、スプリング3によ
って両側部支持部材2,2は先端2c,2cが互に離間
する方向Aへ揺動し、かつ当接部11a,11aによっ
て摺動部11b,11bが後方へ押しやられ図4に示す
不使用状態に復帰する。
と、容器の自重による下部支持部材4への付勢力が解除
される。従って下部支持部材4に設けた摺動部11b,
11bによる当接部11a,11aの規制が解かれ、側
部支持部材2,2の揺動が許容され、スプリング3によ
って両側部支持部材2,2は先端2c,2cが互に離間
する方向Aへ揺動し、かつ当接部11a,11aによっ
て摺動部11b,11bが後方へ押しやられ図4に示す
不使用状態に復帰する。
【0032】次に図6によって本考案による自動車用容
器ホルダの更に他の実施例について説明する。なお図6
において図1及び図2に示す部位と対応する部位には同
一符号を付することにより詳細な説明を省略するが、軸
受1a,1a,1a,1aによって枢軸支され、垂直軸
線a1,a1を回動中心として揺動する側部支持部材2,
2の下端2d,2dに上方に向う歯を有するかさ歯車1
2a,12a及び、軸受1b,1bによって枢軸支され
て水平軸線a2を回動中心として揺動する下部支持部材
4の基端4a,4aに前記かさ歯車12a,12aと噛
合する外側方に向う歯を有するかさ歯車12b,12b
からなる歯車列として伝達部材12が構成されている。
器ホルダの更に他の実施例について説明する。なお図6
において図1及び図2に示す部位と対応する部位には同
一符号を付することにより詳細な説明を省略するが、軸
受1a,1a,1a,1aによって枢軸支され、垂直軸
線a1,a1を回動中心として揺動する側部支持部材2,
2の下端2d,2dに上方に向う歯を有するかさ歯車1
2a,12a及び、軸受1b,1bによって枢軸支され
て水平軸線a2を回動中心として揺動する下部支持部材
4の基端4a,4aに前記かさ歯車12a,12aと噛
合する外側方に向う歯を有するかさ歯車12b,12b
からなる歯車列として伝達部材12が構成されている。
【0033】このように伝達部材12,12を互に噛合
するかさ歯車12a,12a及び12b,12bによっ
て構成することにより不使用の状態において飲料缶等の
容器(図示せず)を両側部支持部材2,2の容器保持部
2b,2b間へ上方から挿入して容器を下部支持部材4
の載置部4b上に載置すると、下部支持部材4は容器の
自重によって下部支持部材4を水平軸線a2を揺動中心
として下方前方へ揺動して起立する。
するかさ歯車12a,12a及び12b,12bによっ
て構成することにより不使用の状態において飲料缶等の
容器(図示せず)を両側部支持部材2,2の容器保持部
2b,2b間へ上方から挿入して容器を下部支持部材4
の載置部4b上に載置すると、下部支持部材4は容器の
自重によって下部支持部材4を水平軸線a2を揺動中心
として下方前方へ揺動して起立する。
【0034】下部支持部材4の起立に伴って下部支持部
材4に設けたかさ歯車12b,12bが水平軸線a2を
回動中心として矢印C,C方向へ回動し、側部支持部材
2,2下端に設けられたかさ歯車12a,12aを矢印
D,D方向へ回転駆動する。従って側部支持部材2,2
は軸受1a,1a,1a,1a、即ち垂直軸線a1,a1
を揺動中心として先端2c,2cが互に接近する方向B
へ揺動する。
材4に設けたかさ歯車12b,12bが水平軸線a2を
回動中心として矢印C,C方向へ回動し、側部支持部材
2,2下端に設けられたかさ歯車12a,12aを矢印
D,D方向へ回転駆動する。従って側部支持部材2,2
は軸受1a,1a,1a,1a、即ち垂直軸線a1,a1
を揺動中心として先端2c,2cが互に接近する方向B
へ揺動する。
【0035】両側部支持部材2,2の揺動は、容器の側
壁に容器保持部2b,2bが当接することにより容器を
挟持して停止する。側部支持部材2,2の揺動が停止す
ると、側部支持部材2,2に設けられたかさ歯車12
a,12a及びかさ歯車12a,12aに噛合するかさ
歯車12b,12bの回動が停止し、容器を下方から支
持する下部支持部材4が起立した状態で停止し、容器を
保持した使用状態になる。
壁に容器保持部2b,2bが当接することにより容器を
挟持して停止する。側部支持部材2,2の揺動が停止す
ると、側部支持部材2,2に設けられたかさ歯車12
a,12a及びかさ歯車12a,12aに噛合するかさ
歯車12b,12bの回動が停止し、容器を下方から支
持する下部支持部材4が起立した状態で停止し、容器を
保持した使用状態になる。
【0036】容器を保持した使用状態から容器を持ち上
げると、容器の重量による下部支持部材4を下方へ押動
する付勢力が解除され、側部支持部材2,2の揺動が許
容されてスプリングによって両側部支持部材2,2は先
端2c,2cが互に離間する方向Aへ揺動され、かさ歯
車12a,12aによってかさ歯車12b,12bを回
転駆動して下部支持部材4を伏した不使用状態に復帰せ
しめる。
げると、容器の重量による下部支持部材4を下方へ押動
する付勢力が解除され、側部支持部材2,2の揺動が許
容されてスプリングによって両側部支持部材2,2は先
端2c,2cが互に離間する方向Aへ揺動され、かさ歯
車12a,12aによってかさ歯車12b,12bを回
転駆動して下部支持部材4を伏した不使用状態に復帰せ
しめる。
【0037】なお、かさ歯車を噛合することによって伝
達部材を構成したが、かさ歯車に代えて冠歯車を用いる
ことにより製造コストの低減を得ることも可能であり、
また側部支持部材2,2を付勢するスプリング3に代え
て、下部支持部材4を上方に伏した状態に付勢するスプ
リングを用いることも可能である。
達部材を構成したが、かさ歯車に代えて冠歯車を用いる
ことにより製造コストの低減を得ることも可能であり、
また側部支持部材2,2を付勢するスプリング3に代え
て、下部支持部材4を上方に伏した状態に付勢するスプ
リングを用いることも可能である。
【0038】また図7に更に他の実施例を示すように、
軸受1a,1a,1a,1aによって垂直軸線a1,a1
を回動中心として揺動可能に枢軸支された側部支持部材
2,2の下端2d,2dに下方へ向う歯を有するかさ歯
車13a,13a及び軸受1b,1bによって枢軸支さ
れて水平軸線a2を回動中心として揺動する下部支持部
材4の基端4a,4aに前記かさ歯13a,13aと噛
合する内方へ向う歯を有するかさ歯車13b,13bに
よる歯車列によって伝達部材13,13を構成してもよ
い。
軸受1a,1a,1a,1aによって垂直軸線a1,a1
を回動中心として揺動可能に枢軸支された側部支持部材
2,2の下端2d,2dに下方へ向う歯を有するかさ歯
車13a,13a及び軸受1b,1bによって枢軸支さ
れて水平軸線a2を回動中心として揺動する下部支持部
材4の基端4a,4aに前記かさ歯13a,13aと噛
合する内方へ向う歯を有するかさ歯車13b,13bに
よる歯車列によって伝達部材13,13を構成してもよ
い。
【0039】このように伝達部材13,13を構成する
ことによって、不使用状態における容器保持部2b,2
b間へ容器(図示せず)を上方から挿入すると、下部支
持部材4は容器の自重によって下方前方へ揺動起立す
る。
ことによって、不使用状態における容器保持部2b,2
b間へ容器(図示せず)を上方から挿入すると、下部支
持部材4は容器の自重によって下方前方へ揺動起立す
る。
【0040】下部支持部材4の起立に伴ってかさ歯車1
3b,13bが矢印C,C方向へ回動し、側部支持部材
2,2の下端2d,2dが設けられたかさ歯車13a,
13aを矢印D,D方向へ回転駆動する。従って側部支
持部材2,2は先端2c,2cが互に接近する方向Bへ
容器保持部2b,2bが容器の側壁に当接するまで揺動
して停止する。
3b,13bが矢印C,C方向へ回動し、側部支持部材
2,2の下端2d,2dが設けられたかさ歯車13a,
13aを矢印D,D方向へ回転駆動する。従って側部支
持部材2,2は先端2c,2cが互に接近する方向Bへ
容器保持部2b,2bが容器の側壁に当接するまで揺動
して停止する。
【0041】側部支持部材2,2の停止によってかさ歯
車13a,13a及びかさ歯車13b,13bの回動が
停止し、容器を下方から支持する下部支持部材4が起立
停止して容器を保持する使用状態になる。
車13a,13a及びかさ歯車13b,13bの回動が
停止し、容器を下方から支持する下部支持部材4が起立
停止して容器を保持する使用状態になる。
【0042】容器を保持した使用状態から容器を持ち上
げると、下部支持部材4を下方へ付勢する付勢力が解除
され、スプリング3によって両側部支持部材2,2は先
端2c,2cが互に離間する方向Aへ揺動され、かさ歯
車13a,13aによってかさ歯車13b,13bを回
転駆動して下部支持部材4を伏した不使用状態に復帰せ
しめる。
げると、下部支持部材4を下方へ付勢する付勢力が解除
され、スプリング3によって両側部支持部材2,2は先
端2c,2cが互に離間する方向Aへ揺動され、かさ歯
車13a,13aによってかさ歯車13b,13bを回
転駆動して下部支持部材4を伏した不使用状態に復帰せ
しめる。
【0043】次に図8に示す本考案における車両用容器
ホルダの更に他の実施例について説明する。なお図8に
おいて図1及び図2に示される部位と対応する部位に同
一符号を付することで詳細な説明は省略するが、軸受1
a,1a,1a,1aによって揺動可能に枢軸支された
側部支持部材2,2の下端2d,2dと軸受1b,1b
によって揺動可能に枢軸支された下部支持部材4の基端
4a,4aとを伝達部材となるコイルスプリング等から
なるたわみ継手14によって連結することにより構成さ
れている。
ホルダの更に他の実施例について説明する。なお図8に
おいて図1及び図2に示される部位と対応する部位に同
一符号を付することで詳細な説明は省略するが、軸受1
a,1a,1a,1aによって揺動可能に枢軸支された
側部支持部材2,2の下端2d,2dと軸受1b,1b
によって揺動可能に枢軸支された下部支持部材4の基端
4a,4aとを伝達部材となるコイルスプリング等から
なるたわみ継手14によって連結することにより構成さ
れている。
【0044】このように伝達部材としてたわみ継手を用
いることにより、不使用状態において下部支持部材4へ
容器を載置すると、下部支持部材4は容器の自重により
下方前方へ揺動起立する。
いることにより、不使用状態において下部支持部材4へ
容器を載置すると、下部支持部材4は容器の自重により
下方前方へ揺動起立する。
【0045】下部支持部材4の揺動に従って基端4a,
4aが矢印C,C方向へ回転し、たわみ継手14を介し
て側部支持部材2,2が容器を保持する方向Bへ揺動せ
しめられ、使用状態になる。
4aが矢印C,C方向へ回転し、たわみ継手14を介し
て側部支持部材2,2が容器を保持する方向Bへ揺動せ
しめられ、使用状態になる。
【0046】容器を使用状態から持ち上げると、下部支
持部材4を下方へ付勢する付勢力が解除され、スプリン
グ3により両側部支持部材2,2は先端が離れる方向A
へ揺動され、たわみ継手14を介して下部支持部材4を
回転駆動して元の不使用状態に復帰せしめる。
持部材4を下方へ付勢する付勢力が解除され、スプリン
グ3により両側部支持部材2,2は先端が離れる方向A
へ揺動され、たわみ継手14を介して下部支持部材4を
回転駆動して元の不使用状態に復帰せしめる。
【0047】次に図9によって更に他の実施例を説明す
る。図9は本実施例における車両用容器ホルダの不使用
状態を示す概要斜視図であって、図1及び図2に示され
る部位と対応する部位に同一符号を付して詳細な説明は
省略するが、側部支持部材2,2の下部には後述する摺
接部15b,15bと共に伝達部材15,15を構成す
る当接部15a,15aを有している。
る。図9は本実施例における車両用容器ホルダの不使用
状態を示す概要斜視図であって、図1及び図2に示され
る部位と対応する部位に同一符号を付して詳細な説明は
省略するが、側部支持部材2,2の下部には後述する摺
接部15b,15bと共に伝達部材15,15を構成す
る当接部15a,15aを有している。
【0048】伝達部材15,15の当接部15a,15
aは図9に示すように両垂直軸線a1,a1間に位置し、
上下方向に延び、下端が折曲して側部支持部材2,2に
結合されている。
aは図9に示すように両垂直軸線a1,a1間に位置し、
上下方向に延び、下端が折曲して側部支持部材2,2に
結合されている。
【0049】一方下部支持部材4には、下部支持部材4
の基端4a,4aから水平軸線a2に沿って内方へ延
び、かつ下方へ折曲し、更に水平方向に折曲する摺接部
15b,15bが設けられ、摺接部15b,15bが当
接部15a,15aへ前方から接している。
の基端4a,4aから水平軸線a2に沿って内方へ延
び、かつ下方へ折曲し、更に水平方向に折曲する摺接部
15b,15bが設けられ、摺接部15b,15bが当
接部15a,15aへ前方から接している。
【0050】このように伝達部材15,15を構成する
ことにより、不使用状態において容器(図示せず)を上
方より両側部支持部材2,2間へ挿入し、容器を下部支
持部材4の載置部4b上へ載せると下部支持部材4は容
器の自重によって載置部4bが押し下げられ、水平軸線
a2を揺動中心として下方前方へ揺動して起立する。
ことにより、不使用状態において容器(図示せず)を上
方より両側部支持部材2,2間へ挿入し、容器を下部支
持部材4の載置部4b上へ載せると下部支持部材4は容
器の自重によって載置部4bが押し下げられ、水平軸線
a2を揺動中心として下方前方へ揺動して起立する。
【0051】下部支持部材4の起立に伴って伝達部材1
5,15の摺接部15b,15bが水平軸線a2を中心
に後方へ揺動し、当接部15a,15aを後方へ押しや
る。従って側部支持部材2,2は垂直軸線a1,a1を揺
動中心として先端2c,2cが容器を保持する方向Bへ
揺動して容器の側壁に容器保持部2b,2bが当接する
ことにより容器を挟持して停止する。
5,15の摺接部15b,15bが水平軸線a2を中心
に後方へ揺動し、当接部15a,15aを後方へ押しや
る。従って側部支持部材2,2は垂直軸線a1,a1を揺
動中心として先端2c,2cが容器を保持する方向Bへ
揺動して容器の側壁に容器保持部2b,2bが当接する
ことにより容器を挟持して停止する。
【0052】側部支持部材2,2の揺動が停止すると、
側部支持部材2,2の当接部15a,15aが、従って
摺接部15b,15bの回転が規制され、下部支持部材
4が起立した状態で停止し、容器を保持した使用状態に
なる。
側部支持部材2,2の当接部15a,15aが、従って
摺接部15b,15bの回転が規制され、下部支持部材
4が起立した状態で停止し、容器を保持した使用状態に
なる。
【0053】容器を持ち上げると、容器の重量による下
部支持部材4の載置部4bを下方へ押動する付勢力が解
除される。従って下部支持部材4に設けられた摺接部1
5b,15bによる当接部15a,15aが、従って側
部支持部材2,2の揺動が許容され、スプリング3によ
って側部支持部材2,2は容器を解放する方向Aへ揺動
し、かつ当接部15a,15aによって摺接部15b,
15bが前方へ押しやられて下部支持部材4が上方へ揺
動して不使用状態になる。
部支持部材4の載置部4bを下方へ押動する付勢力が解
除される。従って下部支持部材4に設けられた摺接部1
5b,15bによる当接部15a,15aが、従って側
部支持部材2,2の揺動が許容され、スプリング3によ
って側部支持部材2,2は容器を解放する方向Aへ揺動
し、かつ当接部15a,15aによって摺接部15b,
15bが前方へ押しやられて下部支持部材4が上方へ揺
動して不使用状態になる。
【0054】以上説明では、対向する両方の側部支持部
材を下部支持部材の起伏に連動して揺動するよう構成し
た例について記載したが、一方の側部支持部材のみを下
部支持部材と連動して揺動するように構成し、他方の側
部支持部材を常時起立した状態に基板に固定、または使
用時にみ下部支持部材と連動することなく起立し得るよ
うに基板に設けてもよい。また側部支持部材の先端を互
に離間するよう付勢する付勢部材としてスプリングを用
いた例について記載したが、ゴム等の弾性体、重り等を
適宜用いることも可能であり、また側部支持部材自体を
バネ特性を有する部材により構成することも可能であ
る。更に側部支持部材及び下部支持部材を金属製の線状
材によらず他の板金材、合成樹脂等により適宜形成する
ことも可能である。
材を下部支持部材の起伏に連動して揺動するよう構成し
た例について記載したが、一方の側部支持部材のみを下
部支持部材と連動して揺動するように構成し、他方の側
部支持部材を常時起立した状態に基板に固定、または使
用時にみ下部支持部材と連動することなく起立し得るよ
うに基板に設けてもよい。また側部支持部材の先端を互
に離間するよう付勢する付勢部材としてスプリングを用
いた例について記載したが、ゴム等の弾性体、重り等を
適宜用いることも可能であり、また側部支持部材自体を
バネ特性を有する部材により構成することも可能であ
る。更に側部支持部材及び下部支持部材を金属製の線状
材によらず他の板金材、合成樹脂等により適宜形成する
ことも可能である。
【0055】
【考案の効果】以上説明した本考案の車両用容器ホルダ
によれば、下部支持部材に容器を載置することで、容器
の自重により下部支持部材が下方へ摺動起立しつつ、伝
達部材を介して側部支持部材を揺動せしめ、両側部支持
部材によって容器側壁を挾持し、かつ容器を持ち上げる
ことにより付勢部材によって容器の挾持を解放し、更に
側部支持部材及び下部支持部材を不使用状態に復帰させ
るよう構成したことから、使用状態及び不使用状態に切
換える厄介な操作を要することなく容器を載置するだけ
で容器を挾持した使用状態に、また容器を持ち上げるこ
とで容器を解放した不使用状態になり、また走行に伴う
容器の振動及び不快音の発生も防止できる等実用的効果
大なるものである。
によれば、下部支持部材に容器を載置することで、容器
の自重により下部支持部材が下方へ摺動起立しつつ、伝
達部材を介して側部支持部材を揺動せしめ、両側部支持
部材によって容器側壁を挾持し、かつ容器を持ち上げる
ことにより付勢部材によって容器の挾持を解放し、更に
側部支持部材及び下部支持部材を不使用状態に復帰させ
るよう構成したことから、使用状態及び不使用状態に切
換える厄介な操作を要することなく容器を載置するだけ
で容器を挾持した使用状態に、また容器を持ち上げるこ
とで容器を解放した不使用状態になり、また走行に伴う
容器の振動及び不快音の発生も防止できる等実用的効果
大なるものである。
【図1】本考案による車両用容器ホルダの一実施例の不
使用状態を示す概要斜視図である。
使用状態を示す概要斜視図である。
【図2】同じく使用状態を示す概要斜視図である。
【図3】本考案による車両用容器ホルダの他の実施例を
示す概要斜視図である。
示す概要斜視図である。
【図4】本考案による車両用容器ホルダの更に他の実施
例の不使用状態を示す概要斜視図である。
例の不使用状態を示す概要斜視図である。
【図5】同じく使用状態を示す概要斜視図である。
【図6】本考案による車両用容器ホルダの更に他の実施
例を示す概要斜視図である。
例を示す概要斜視図である。
【図7】本考案による車両用容器ホルダの更に他の実施
例を示す概要斜視図である。
例を示す概要斜視図である。
【図8】本考案による車両用容器ホルダの更に他の実施
例を示す概要斜視図である。
例を示す概要斜視図である。
【図9】本考案による車両用容器ホルダの更に他の実施
例を示す概要斜視図である。
例を示す概要斜視図である。
1 基板 2 側部支持部材 2a 基端 2b 容器保持部 2c 先端 3 スプリング(付勢部材) 4 下部支持部材 5 伝達部材 5a 当接部 5b 摺接部 6 装飾物 7 容器 7a 側壁 10 伝達部材 10a 当接部 10b 摺接部 11 伝達部材 11a 当接部 11b 摺接部 12 伝達部材 12a かさ歯車 12b かさ歯車 13 伝達部材 13a かさ歯車 13b かさ歯車 14 たわみ継手(伝達部材) 15 伝達部材 15a 当接部 15b 摺接部
Claims (9)
- 【請求項1】 車両に装着される基板に配設されて容器
側壁を挟持する一対の側部支持部材を有し、少なくとも
一方の側部支持部材が基台に揺動可能に枢軸支され、側
部支持部材が揺動することによって容器側壁を挟持し、
かつこれら側部支持部材の下方において水平軸線を揺動
中心として下方へ揺動した起立状態で容器を載置する下
部支持部材を具備する容器ホルダであって、更に両側部
支持部材によって容器を解放する方向へ、少なくとも一
方の側部支持部材を付勢する付勢部材と、下部支持部材
が下方へ揺動起立する際下部支持部材の揺動によって側
部支持部材を両側部支持部材間によって容器を挟持する
方向へ揺動させる伝達部材とを有することを特徴とする
車両用容器ホルダ。 - 【請求項2】 側部支持部材及び下部支持部材の少なく
とも一部が装飾的処置を施されている請求項1の車両用
容器ホルダ。 - 【請求項3】 伝達部材が、側部支持部材に形成した水
平方向に延びる当接部と、水平軸線より上方に位置し、
下部支持部材に形成したほぼ上下方向に延びて後方から
当接部に当接する摺接部である請求項1または2の車両
用容器ホルダ。 - 【請求項4】 伝達部材が、側部支持部材に形成した水
平方向に延びる当接部と、水平軸線より下方に位置し、
下部支持部材に形成したほぼ上下方向に延びて前方より
当接部に当接する摺接部である請求項1または2の車両
用容器ホルダ。 - 【請求項5】 伝達部材が、側部支持部材に形成した上
下方向に延びる当接部と、水平軸線より上方に位置し、
水平方向に延びて後方より当接部に当接する摺接部であ
る請求項1または2の車両用容器ホルダ。 - 【請求項6】 伝達部材が、側部支持部材に形成した上
下方向に延びる当接部と、水平軸線より下方に位置し、
水平方向に延びて前方より当接部に当接する摺接部であ
る請求項1または2の車両用容器ホルダ。 - 【請求項7】 伝達部材が、側部支持部材及び下部支持
部材間に配置される歯車列である請求項1または2の車
両用容器ホルダ。 - 【請求項8】 側部支持部材及び下部支持部材間に配設
される歯車列が、側部支持部材に設けられたかさ歯車
と、このかさ歯車と噛合する下部支持部材に設けられた
かさ歯である請求項6の車両用容器ホルダ。 - 【請求項9】 伝達部材が、側部支持部材と下部支持部
材とを連結するたわみ継手である請求項1または2の車
両用容器ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5123991U JPH0742863Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-07-03 | 車両用容器ホルダ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10091390 | 1990-09-28 | ||
JP2-100913 | 1990-09-28 | ||
JP5123991U JPH0742863Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-07-03 | 車両用容器ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489434U JPH0489434U (ja) | 1992-08-05 |
JPH0742863Y2 true JPH0742863Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31948552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5123991U Expired - Fee Related JPH0742863Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-07-03 | 車両用容器ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742863Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP5123991U patent/JPH0742863Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489434U (ja) | 1992-08-05 |
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