JPH1086293A - 乾燥剤用包装材 - Google Patents

乾燥剤用包装材

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JPH1086293A
JPH1086293A JP8608197A JP8608197A JPH1086293A JP H1086293 A JPH1086293 A JP H1086293A JP 8608197 A JP8608197 A JP 8608197A JP 8608197 A JP8608197 A JP 8608197A JP H1086293 A JPH1086293 A JP H1086293A
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JP
Japan
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layer
vinyl acetate
desiccant
ethylene
acetate copolymer
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JP8608197A
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Shigeru Takeshita
茂 竹下
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷層が内容物に付着ないし接触することが
なく、衛生面で優れた乾燥剤用包装材を提供することに
ある。 【構成】 透明ないしは半透明の通気性基材層と印刷層
と酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体層と格子網状強化材層と酢酸ビニル含
有率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体層との積層体、ないしは透明ないしは半透明の通気性
基材層と印刷層とオレフイン系樹脂層と格子網状強化材
層とオレフイン系樹脂層との積層体からなりオレフイン
系樹脂層に孔あけ加工を施した乾燥剤用包装材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥剤等の包装に使
用する通気性包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乾燥剤の包装材は乾燥剤を包装
した状態で食品等の内容物と一緒に包装されるものであ
るので、乾燥剤を包装している包装材の表面が直接食品
等に接触する状態となる。したがつて、乾燥剤用包装材
としては、透湿度、強度等の必要な物性を具備する以外
に、食品等と接触する状態で使用されても食品衛生面で
全く問題のないものであることが要求される。
【0003】従来、乾燥剤等の包装に使用する通気性包
装材の構成としては、紙等の通気性のある基材にポリエ
チレン等の熱接着性樹脂を積層した後にポリエチレン層
に孔あけ加工を行つたもの、紙等の通気性のある基材に
ポリエチレン等により割繊維不織布を積層し裏面にポリ
エチレン等を積層した後に孔あけ加工を行つたもの等が
知られている。
【0004】しかしながら、上記の構成の乾燥剤用包装
材のいずれにおいても、紙層の表面に印刷層が形成され
ているために、乾燥剤包装体と一緒に包装される内容物
に乾燥剤用包装材の表面のインキが付着ないし接触する
ことになるので、乾燥剤用包装材の印刷層を形成するた
めのインキは、着色剤として食用色素等を使用し、樹脂
についても食品に付着ないし接触しても衛生面で問題の
ないものを使用しなければならず、インキの選定が難し
い上に、インキが高価となり結果的に乾燥剤用包装材が
コスト高になるという欠点があつた。また、印刷を行う
に際して印刷機を限定する等の方法により他の印刷イン
キの混入を防止して衛生面の管理を確実を行わなければ
ならないう欠点があつた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印刷
層が内容物に付着ないし接触することがなく、衛生面で
優れた乾燥剤用包装材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】透明ないしは半透明の通
気性基材層と印刷層と酢酸ビニル含有率が10〜40重
量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体層と格子網状強化
材層と酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体層との積層体からなる乾燥剤用包
装材とすることにより、乾燥剤を上記乾燥剤用包装材に
て包装して食品等の内容物と一緒に包装した場合におい
ても、乾燥剤用包装材の印刷層が直接内容物に接触する
ことがないので、通常の食品包装材料の印刷に使用する
インキを使用することができる上に、酢酸ビニル含有率
が10〜40重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合
体は透湿度が大きいので、積層体を形成してから孔あけ
加工を行う必要がなく且つ破れにくい包装材が得られる
ものである。
【0007】上記の乾燥剤用包装材において、前記通気
性基材層の前記印刷層が形成された面にエチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂からなるアンカーコート層を設け
た構成とすることにより、酢酸ビニル含有率の高いエチ
レン−酢酸ビニル共重合体からなる層を積層する場合で
も、優れた接着性が得られるものである。
【0008】透明ないしは半透明の通気性基材層と印刷
層とオレフイン系樹脂層と格子網状強化材層とオレフイ
ン系樹脂層との積層体からなり、前記オレフイン系樹脂
層に孔あけ加工を施した乾燥剤用包装材とすることによ
り、乾燥剤を上記乾燥剤用包装材にて包装して食品等の
内容物と一緒に包装した場合においても、乾燥剤用包装
材の印刷層が直接内容物に接触することがないので、通
常の食品包装材料の印刷に使用するインキを使用するこ
とができる。
【0009】上記の乾燥剤用包装材において、前記通気
性基材層が、坪量が30〜42g/m2 の洋紙、和紙な
いしは合成繊維の混抄紙にて構成することにより、通気
性基材層の内面に印刷層を形成した場合でも、外面から
印刷層の内容を容易に確認できると共に、乾燥剤用包装
材として充分な強度が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態の積層
構成を示す図、図2は本発明の第2実施形態の積層構成
を示す図、図3は本発明の第3実施形態の積層構成を示
す図であつて、1は通気性基材層、2は印刷層、3,5
はエチレン−酢酸ビニル共重合体層、4は格子網状強化
材層、6,7はオレフイン系樹脂層、8は細孔、9はア
ンカーコート層をそれぞれ表す。
【0011】本発明の第1実施形態の乾燥剤用包装材の
積層構成は、図1に示すとおり、表面から順に透明ない
し半透明の通気性基材層1と印刷層2と酢酸ビニル含有
率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
層3と格子網状強化材層4と酢酸ビニル含有率が10〜
40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体層5とが積
層された構成である。印刷層2が通気性基材層1の内面
にあるために、乾燥剤を上記構成の乾燥剤用包装材にて
包装した乾燥剤包装体を食品等の内容物と一緒に包装し
た場合においても、印刷層2を構成する印刷インキが包
装される内容物に接触ないし付着することがないので、
インキの選定が容易であり且つ衛生面で優れる上に、使
用するエチレン−酢酸ビニル共重合体層3,5を酢酸ビ
ニル含有率が10〜40重量%のものを使用することに
より、積層体に孔あけ加工を行うことなく適度の透湿性
が得られる。
【0012】本発明の第2実施形態の乾燥剤用包装材の
積層構成は、図2に示すとおり、表面から順に透明ない
し半透明の通気性基材層1と印刷層2とアンカーコート
層9と酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体層3と格子網状強化材層4と酢酸
ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体層5とが積層された構成である。第1実施形
態と同一の効果を有するものであるが、エチレン−酢酸
ビニル共重合体層3,5として、酢酸ビニル含有率が高
い10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を
使用した場合に、通気性基材層1の印刷層2が形成され
た面へのエチレン−酢酸ビニル共重合体層3の接着性が
悪くなる傾向があるため、通気性基材層1の印刷層2が
形成された面とエチレン−酢酸ビニル共重合体層3との
接着性を改良するのを目的とするものである。アンカー
コート層9としては、変成エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂等が適している。例えば、アドコートAD−37
P295(東洋モートン)が好適に使用できる。
【0013】本発明の第3実施形態の乾燥剤用包装材の
積層構成は、図3に示すとおり、表面から順に透明ない
し半透明の通気性基材層1と印刷層2と低密度ポリエチ
レン等からなるオレフイン系樹脂層6と格子網状強化材
層4とオレフイン系樹脂層7とが積層され、オレフイン
系樹脂層6及びオレフイン系樹脂層7には孔あけ加工に
より多数の細孔8が形成された構成である。第3実施形
態の乾燥剤用包装材においても、印刷層2が通気性基材
層1の内面にあるために、乾燥剤を上記構成の乾燥剤用
包装材にて包装した乾燥剤包装体を食品等の内容物と一
緒に包装した場合においても、印刷層2を構成する印刷
インキが包装される内容物に接触ないし付着することが
ないので、一般的な包装用インキを使用できるのでイン
キの選定が容易である。
【0014】本発明の乾燥剤用包装材に使用する通気性
基材層1は、通気性があると共に内面に形成された印刷
層2が通気性基材層1を通して見えるものでなければな
らないので、透明ないしは半透明であることが必要であ
る。通気性基材層1としてはグラシン紙、パーチメント
紙、セロフアン等の透明性の良い基材、および坪量が3
0〜42g/m2 程度の和紙、洋紙等を使用することが
できる。特に、機械抄造の和紙ないしは無蛍光漂白の障
子紙が適している。和紙、洋紙の坪量が30g/m2
り小さくなると透明性は優れるが、包装材としての強度
が劣ると共に印刷及びラミネーシヨン加工適性が劣るの
で好ましくない。坪量が30〜42g/m2 の場合には
透明性があり、内面に設けられた印刷層2を紙の層を通
して見ることができると共に包装材としての強度面でも
問題はない。
【0015】通気性基材層1としては、上記の和紙、洋
紙のように100%天然パルプからなるもの以外に、天
然パルプにレーヨン、ビニロン繊維、ポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン
繊維等の合成繊維を混抄したものを使用することができ
る。特に、レーヨンを3〜30重量%混抄した坪量が3
0g/m2 程度のものが好ましい。通気性基材層1とし
ては、裏面に印刷を行った場合に基材の表面から印刷絵
柄が視認することができる透明ないしは半透明のもので
あれば何でも使用できる。
【0016】印刷層2を構成するインキとしては、通気
性基材層1の内面に印刷されるので内容物と直接接触す
ることがない。したがつて、印刷インキ工業連合会の制
定した「食品包装材料用印刷インキに関する自主規制」
(NL規制)に適合する一般的に包装材料の印刷に使用
されているインキを使用して印刷することができる。紙
層の表面に印刷層が形成されている従来の乾燥剤用包装
材のように、着色剤として食用色素を使用し、樹脂とし
て食品に接触して使用してもよいものを使用する必要が
ないので、インキの選定がきわめて容易であり、印刷適
性の優れた安価なインキを使用することができるもので
ある。
【0017】格子網状強化材層4としては、例えば日石
ワリフ(日本石油化学製)、クレネツト(クラボー
製)、ソフネツト,ソフクロス(新日本ソフ製)等のポ
リエチレン、ポリプロピレンなどからなるネツト状物が
使用できる。格子の間隔は1〜5mmが適当である。1
mm以下のものでは包装材面積の大半を格子状繊維が占
めるために水蒸気の透過しやすい面積が狭くなるため
に、包装材の単位面積当たりの透湿度が低下して実用性
に欠けると共に格子状繊維の価格が高くなる。一方、格
子の間隔が6mm以上のときは内容物の粒状物がその間
から突き破って出てきたり、引き裂き強度が低下して実
用性に欠ける。最も好ましい間隔は2〜4mmの範囲で
ある。格子網状強化材層4の材料としてはポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフインがエチレン−
酢酸ビニル共重合体層3,5との接着性にも優れるので
好ましい。
【0018】エチレン−酢酸ビニル共重合体層3,5と
して使用する樹脂は、水蒸気の透過度が大きく、押出ラ
ミネーシヨン適性の優れたものであることが必要であ
る。エチレン−酢酸ビニル共重合体としては酢酸ビニル
含有率が10〜40重量%でMIが15〜45であるも
のが適当である。酢酸ビニル含有率が10重量%以下の
ものでは透湿度が100g/m2 /24hr(温度40℃、
相対湿度90%、厚さ25μ)と透湿度が小さく実用性
に欠けるので好ましくない。一方、酢酸ビニル含有率が
40重量%以上のものでは、押出された皮膜の滑性が悪
く製品化が困難でありかつ酢酸ビニル臭が強くなるため
に実用上好ましくない。上記のように、酢酸ビニル含有
率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
を使用した場合に、乾燥剤用包装材に必要な適度な透湿
度が得られるのであるが、酢酸ビニル含有率の高いエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を使用すると、和紙等の紙層
に対する接着強度ないしは印刷インキ層への接着強度が
低下するという問題がでる。その場合には、和紙等から
なる通気性基材層の印刷層面に、変成エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂等からなるアンカーコート層を設ける
ことにより接着強度の低下を防止することができる。
【0019】エチレン−酢酸ビニル共重合の厚さは薄い
方が透湿度が大きくなるが、ラミネーシヨン加工時の作
業性、ヒートシール強度の面で問題があり、厚くなると
上記の問題はなくなるが透湿度が低下して好ましくな
い。エチレン−酢酸ビニル共重合体の厚さは通気性基材
層1と格子網状強化材層4との積層の場合は10〜15
μが適当であり、格子網状強化材層4面へのラミネーシ
ヨンの場合においても10〜15μが適当である。した
がつて、エチレン−酢酸ビニル共重合体の合計厚さは2
0〜30μとなる。通気性基材層1に、繊維の幅が1m
mで間隔が2mmのポリエチレンクロスを積層した構成
のものについて透湿度を測定した結果は、酢酸ビニル含
有率が19重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を使
用し厚さが合計25μの場合には200〜250g/m
2 /24hr、厚さが合計20μの場合には250〜300
g/m2 /24hrとなる。
【0020】実施例1 厚さ35g/m2 の和紙の平滑な面に、印刷インキ工業
連合会の制定した「食品包装材料用印刷インキに関する
自主規制」(NL規制)に適合する緑色のインキで所定
の印刷を行い、和紙の印刷面とポリエチレンクロス(萩
原工業製、厚さ55±10μ、密度8本×8本/イン
チ)とを、酢酸ビニル含有率が19重量%でMIが15
のエチレン−酢酸ビニル共重合体を15μの厚さで押出
して押出ラミネーシヨンにより積層し、次いで、ポリエ
チレンクロス面に上記と同じエチレン−酢酸ビニル共重
合体を10μの厚さで押出ラミネーシヨンを行い乾燥剤
用包装材を作製した。得られた乾燥剤用包装材は、和紙
の内面に緑色のインキにて印刷された印刷層は和紙層を
通して鮮明に読み取ることができた。得られた乾燥剤用
包装材の物性値をNSKK(日本石灰乾燥剤協会)の基
準との対比で示すと表1のとおりである。
【0021】実施例2 実施例1において、エチレン−酢酸ビニル共重合体を低
密度ポリエチレンに置き換えた以外は実施例1と同様に
して積層体を作製した後に、低密度ポリエチレン面から
熱突起により細孔を形成して乾燥剤用包装材を作製し
た。得られた乾燥剤用包装材の物性値は表1に示すとお
りである。
【0022】実施例3 厚さ38g/m2 の和紙の平滑な面に、印刷インキ工業
連合会の制定した「食品包装材料用印刷インキに関する
自主規制」(NL規制)に適合する緑色のインキで所定
の印刷を行い、和紙の印刷面に変成エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂(東洋モートン、AD−37P295)
からなるアンカーコート層を施し、アンカーコート層面
とポリエチレンクロス(萩原工業製、厚さ55±10
μ、密度8本×8本/インチ)とを、酢酸ビニル含有率
が19重量%でMIが15のエチレン−酢酸ビニル共重
合体を15μの厚さで押出して押出ラミネーシヨンによ
り積層し、次いで、ポリエチレンクロス面に上記と同じ
エチレン−酢酸ビニル共重合体を10μの厚さで押出ラ
ミネーシヨンを行い乾燥剤用包装材を作製した。得られ
た乾燥剤用包装材は、和紙の内面に印刷された印刷層は
和紙層を通して鮮明に読み取ることができると共に、和
紙面及び印刷面へのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
層の接着が良好であった。物性値は表1に示すとおりで
ある。
【0023】
【表−1】
【0024】
【発明の効果】透明ないしは半透明の通気性基材層と印
刷層と酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体層と格子網状強化材層と酢酸ビニ
ル含有率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体層との積層体からなる乾燥剤用包装材の場合に
は、乾燥剤を上記乾燥剤用包装材にて包装して食品等の
内容物と一緒に包装した場合においても、乾燥剤用包装
材の印刷層が直接内容物に接触することがないので、通
常の食品包装材料の印刷に使用可能なインキにて印刷す
ることができる。したがつて、印刷インキの選定が容易
となり且つ特殊インキを使用する必要がないのでコスト
ダウンにもつながる。また、酢酸ビニル含有率が10〜
40重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体は透湿
度が大きいので、積層体を形成してからエチレン−酢酸
ビニル共重合体層に孔あけ加工を行う必要がなくなり、
孔あけ工程を省略して低価格化を図ることができる。上
記の乾燥剤用包装材において、前記通気性基材層の前記
印刷層が形成された面にエチレン−酢酸ビニル共重合体
系樹脂からなるアンカーコート層を設けた構成とするこ
とにより、酢酸ビニル含有率の高いエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体からなる層を積層する場合でも、優れた接着
性が得られるものである。透明ないしは半透明の通気性
基材層と印刷層とオレフイン系樹脂層と格子網状強化材
層とオレフイン系樹脂層との積層体からなり、オレフイ
ン系樹脂層に孔あけ加工を施した構成の乾燥剤用包装材
の場合には、前者と同様に乾燥剤用包装材の印刷層が包
装される食品等の内容物に直接接触することがなく、通
常の食品包装材料の印刷に使用可能なインキを使用する
ことができるのでインキの選定が容易となりコストダウ
ンを図ることができる。上記の乾燥剤用包装材におい
て、前記通気性基材層が、坪量が30〜42g/m2
洋紙、和紙ないしは合成繊維の混抄紙にて構成すること
により、通気性基材層の内面に印刷層を形成した場合で
も、外面から印刷層の内容を容易に確認できると共に、
乾燥剤用包装材として充分な強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の積層構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態の積層構成を示す図。
【図3】本発明の第3実施形態の積層構成を示す図。
【符号の説明】
1 通気性基材層 2 印刷層 3,5 エチレン−酢酸ビニル共重合体層 4 格子網状強化材層 6,7 オレフイン系樹脂層 8 細孔 9 アンカーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 65/40 B65D 65/40 A 81/26 81/26 N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ないしは半透明の通気性基材層と印
    刷層と酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン
    −酢酸ビニル共重合体層と格子網状強化材層と酢酸ビニ
    ル含有率が10〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共
    重合体層との積層体からなることを特徴とする乾燥剤用
    包装材。
  2. 【請求項2】 前記通気性基材層の前記印刷層が形成さ
    れた面にエチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂からなる
    アンカーコート層を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の乾燥剤用包装材。
  3. 【請求項3】 透明ないしは半透明の通気性基材層と印
    刷層とオレフイン系樹脂層と格子網状強化材層とオレフ
    イン系樹脂層との積層体からなり、前記オレフイン系樹
    脂層に孔あけ加工を施したことを特徴とする乾燥剤用包
    装材。
  4. 【請求項4】 前記通気性基材層が、坪量が30〜42
    g/m2 の洋紙、和紙ないしは合成繊維の混抄紙からな
    ることを特徴とする請求項1〜3記載の乾燥剤用包装
    材。
JP8608197A 1996-07-24 1997-03-18 乾燥剤用包装材 Pending JPH1086293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144451A (ja) * 2000-11-09 2002-05-21 Nippon Petrochem Co Ltd 網状強化材層で補強された包装材を用いた包装体の製造方法、および前記包装材からなる包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144451A (ja) * 2000-11-09 2002-05-21 Nippon Petrochem Co Ltd 網状強化材層で補強された包装材を用いた包装体の製造方法、および前記包装材からなる包装体

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