JP2002284225A - 包装材 - Google Patents

包装材

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JP2002284225A
JP2002284225A JP2001083994A JP2001083994A JP2002284225A JP 2002284225 A JP2002284225 A JP 2002284225A JP 2001083994 A JP2001083994 A JP 2001083994A JP 2001083994 A JP2001083994 A JP 2001083994A JP 2002284225 A JP2002284225 A JP 2002284225A
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Shigeru Takeshita
茂 竹下
Yuji Honda
祐二 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性を大きくすることができ、積層構成が
簡単で製造が容易であり、印刷層が表面に露出しない、
乾燥剤、除湿剤、吸湿剤、脱酸素剤、防虫剤、芳香剤等
の包装に使用できる、特に乾燥剤用包装材の用途に適し
た通気性の包装材を提供することにある。 【解決手段】 坪量が30〜42g/m2 の紙層、ナイ
ロン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、ビニロン、アセテート、セロファンから
なる通気性基材層と、印刷層と、酢酸ビニル含有率が6
〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体等からな
る通気性接着剤層と、熱接着性不織布とが積層された構
成の通気性の包装材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥剤、除湿剤、吸
湿剤、脱酸素剤、防虫剤、芳香剤等を包装するのに使用
できる、特に乾燥剤用途に適した通気性のある包装材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾燥剤の包装に適した、印刷層が
表面に露出しない構成の通気性包装材としては、例え
ば、特開平10−86293号公報に記載されているよ
うな、30〜42g/m2 の紙層の内面に印刷層を形成
しその印刷面に酢酸ビニル含有率が10〜40重量%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体層と格子網状強化材層と
酢酸ビニル含有率が10〜40重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体層を順に積層した構成、ないしは、特開
2000−43949号公報に記載されているような、
透湿性フィルムの内面に印刷層を形成しその印刷面に酢
酸ビニル含有率が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体層と格子網状強化材層と酢酸ビニル含有率が
6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体層を順
に積層した構成のものが知られている。これら通気性包
装材は、印刷層が表面に露出しないので印刷層が内容物
に接触することがなく食品衛生面で優れる、紙層又は透
湿性フィルムを透して外部から印刷層を見ることができ
る、孔あけ加工を行う必要がないので製造工程を簡略化
できる等の特徴を有している。
【0003】しかしながら、上記の構成の通気性包装材
の場合、特定の用途に使用するために通気性包装材の透
湿度を更に大きくしようとした場合、紙層又は透湿性フ
ィルムと格子網状強化材層間に積層されるエチレン−酢
酸ビニル共重合体層の厚さ及び格子網状強化材層面に積
層されるにエチレン−酢酸ビニル共重合体層の厚さを薄
くすることが必要になるが、エチレン−酢酸ビニル共重
合体層の厚さを薄くした場合には、紙層又は透湿性フィ
ルムと格子網状強化材層間の接着強度が低下するととも
に、乾燥剤用包装材とした場合の熱接着強度及び耐ピン
ホール性が低下して内部に収納した乾燥剤が漏れ出すお
それがあるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通気
性を大きくすることができ、積層構成が簡単で製造が容
易な、印刷層が表面に露出しない乾燥剤、除湿剤、吸湿
剤、脱酸素剤、防虫剤、芳香剤等を包装するのに使用で
きる、特に乾燥剤用包装材の用途に適した通気性の包装
材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】通気性基材層と印刷層と
通気性接着剤層と熱接着性不織布とが積層された構成と
することにより、耐ピンホール性が高く、且つ通気性を
大きくすることができるとともに積層構成が簡単である
ので製造が容易な通気性の包装材とすることができる。
また、絵柄層が外面に露出しないので、乾燥剤用包装材
として使用する場合には衛生面で優れた包装材とするこ
とができる。
【0006】上記の包装材において、通気性接着剤層が
酢酸ビニル含有率が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の熱溶融押出層からなる構成とすることに
より、酢酸ビニル含有率が6〜30重量%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体は通気性が大きいので通気性の優れ
た包装材とすることができる。また、熱溶融押出層であ
るので通気性基材層と熱接着性不織布との積層が容易と
なる。
【0007】上記の包装材において、通気性接着剤層が
部分接着剤層ないしは塗布量が1〜10g/m2 のベタ
接着剤層である構成とすることにより、通気性接着剤層
の通気性が大きいので包装材の通気性を大きくすること
ができる。
【0008】上記の包装材において、透湿性基材層が坪
量が30〜42g/m2 の洋紙、和紙、耐油紙、耐水
紙、合成繊維混抄紙である構成とすることにより、収納
する乾燥剤等の内容物が透けて見えにくくなるので外観
の優れた包装材とすることができる。
【0009】上記の包装材において、透湿性基材層がナ
イロン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアル
コール共重合体、ビニロン、アセテート、セロファンか
らなる構成とすることにより、これらのフィルムは水蒸
気の通気性が大きいので、表面光沢があり意匠性に優れ
た通気性の大きい乾燥剤用包装材として好適に使用でき
る包装材とすることができる。
【0010】上記の包装材において、通気性基材層が細
孔が形成されたプラスチック層からなり、通気性接着剤
層が細孔が形成されたポリオレフィンの熱溶融押出層か
らなる構成とすることにより、通気性基材層として2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート等の強度の優れたフィ
ルムが使用でき、通気性接着剤層としてポリエチレン等
の熱溶融押出し可能な樹脂を使用することができるの
で、強度が強く且つ製造が容易な通気性の包装材とする
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態の積層
構成を示す図、図2は本発明の第2実施形態の積層構成
を示す図、図3は本発明の第3実施形態の積層構成を示
す図、図4は本発明の第4実施形態の積層構成を示す図
であって、1, 1'は通気性基材層、2,4,5,6は通
気性接着剤層、3は熱接着性不織布層、7は絵柄層、8
は細孔をそれぞれ表す。
【0012】本発明の包装材の第1実施形態の積層構成
は、図1に示すとおり、外面から順に通気性基材層1と
通気性接着剤層2と熱接着性不織布層3が積層された積
層体からなり、通気性接着剤層2は、酢酸ビニル含有率
が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の熱
溶融押出層とされており、通気性基材層1の内面に絵柄
層7が形成された構成である。通気性接着剤層2を、厚
さが7〜15μm程度の酢酸ビニル含有率が6〜30重
量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の熱溶融押出層と
することにより、包装材の通気性を大きくすることがで
きるとともに、通気性基材層1と熱接着性不織布層3を
熱溶融押出層によりラミネーションするだけで製造する
ことができるので製造がきわめて容易となる。
【0013】本発明の包装材の第2実施形態の積層構成
は、図2に示すとおり、外面から順に通気性基材層1と
通気性接着剤層4と熱接着性不織布層3が積層された積
層体からなり、通気性接着剤層4は、塗布量が1〜10
g/m2 のベタ接着剤層とされており、通気性基材層1
の内面に絵柄層7が形成された構成である。通気性接着
剤層4としてはドライラミネーション用のウレタン系接
着剤が一般に使用されるが、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等からなる水性エマルジョンタイプ接着剤を使用し
てもよい。塗布量が1〜10g/m2 のベタ接着剤層と
することにより通気性を大きくできるので通気性の優れ
た包装材とすることができる。
【0014】本発明の第3実施形態の積層構成は、図3
に示すとおり、外面から順に通気性基材層1と通気性接
着剤層5と熱接着性不織布層3が積層された積層体から
なり、通気性接着剤層5は、部分接着剤層5とされてお
り、通気性基材層1の内面に絵柄層7が形成された構成
である。通気性接着剤層5を部分接着剤層とすることに
より部分接着剤層の厚さないしは塗布量に関係なく通気
性が大きくなるので、通気性の優れた包装材とすること
ができる。
【0015】本発明の第4実施形態の積層構成は、図4
に示すとおり、外面から順に通気性基材層1'と通気性接
着剤層6と熱接着性不織布層3が積層された積層体から
なり、通気性基材層1'が細孔8の形成されたプラスチッ
ク層からなり、通気性接着剤層1'が細孔8の形成された
ポリオレフィン熱溶融押出層からなり、通気性基材層1'
の内面に絵柄層7が形成された構成である。通気性基材
層1'及び通気性接着剤層6を細孔8の形成された層とす
ることにより通気性が大きくなるので、通気性の優れた
包装材とすることができる。
【0016】通気性基材層1としては洋紙、和紙、耐油
紙、耐水紙、合成繊維混抄紙からなる紙層、又は水蒸気
を透過させる通気性フィルムが使用できる。通気性基材
層1として紙層を使用する場合は、厚さを30〜42g
/m2 とすることが必要である。それより厚くなると紙
層の内面に形成される印刷層の内容を紙層を通して読み
難くなるし、それより薄くなると紙層の強度が小さくな
るので耐ピンホール性がおち、且つ紙層の内面に印刷層
を形成する印刷工程が困難となる。耐油紙としては、パ
ーフルオロアルキル−アクリル酸エステル共重合体等か
らなるフッ素系サイズ剤で処理した紙等が使用できる。
耐油紙の耐油度としては、紙および板紙のはつ油度試験
方法(キット法)〔J.TAPPI紙パルプ試験方法 N
o. 41 〕にて測定した耐油度(キットNo)が5〜6の紙
が適当である。合成繊維混抄紙としては、木材繊維にポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン
等の合成繊維を混抄したものが好適に使用できる。
【0017】通気性基材層1として使用する通気性フィ
ルムとしては、透湿度(JIS−Z−0208)が10
0(g/m2 /24hr)以上であるナイロン、ビニロ
ン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、アセテート、セロファンが使用できる。上
記のフィルムの中でも2軸延伸ナイロンフィルムが強度
面及び印刷適性面で優れているので最も好ましい。2軸
延伸ナイロンフィルムとしては、例えば、ボニール(興
人)、ハーデン(東洋紡績)、エンブレム(ユニチ
カ)、G−100(出光石油化学)等が使用できる。2
軸延伸ナイロンフィルムの透湿度は、12μ厚さで20
0〜300、15μ厚さで160〜280である。ビニ
ロンフィルムとしては、クラレビニロンフィルム(クラ
レ)、日合ビニロンフィルム(日合フィルム)等が使用
でき、ビニロンフィルムの透湿度は、30μ厚さで50
0〜700である。ポリビニルアルコールフィルムとし
ては、例えば、2軸延伸ポリビニルアルコールフィルム
であるボブロン(日合フィルム)等が使用でき、透湿度
は14μ厚さで150程度である。セロファンとして
は、セロファンPLP(二村化学工業)等が使用でき、
透湿度は500〜4000である。
【0018】通気性基材層1'は、針の突き刺し等により
直径0.1〜2.0mm程度の多数の細孔8が形成され
たプラスチック層であるので、プラスチック層を形成す
る樹脂の種類は特に限定されないが、強度の優れた2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピ
レン、2軸延伸ナイロン等の2延伸フィルムが好適に使
用できる。
【0019】熱接着性不織布層3としては、熱接着性を
有する不織布であれば使用が可能であって特に限定され
るものではない。熱接着性不織布としては、低融点樹脂
を鞘成分とし高融点樹脂を芯成分とする熱接着性複合繊
維、例えば、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、高
密度ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン共重
合体/ポリエステルからなる熱接着性(鞘/芯)複合繊
維を用いた熱接着性不織布、共重合体ポリエステル組成
物と高融点ポリエステルとのコンジュゲート長繊維から
なる熱接着性不織布、パルプ繊維からなるマットに熱接
着性のバインダーを含浸固着した熱接着性不織布、熱接
着性複合繊維を引き揃え所定の目付に積層、絡合させて
熱処理し繊維相互を融着させた熱接着性不織布、熱可塑
性樹脂からなる長繊維不織布に高融点の熱可塑性樹脂を
含む繊維からなる不織布を積層し交絡した熱接着性不織
布、ポリエステルスパンボンド不織布と線状低密度ポリ
エチレンスパンボンド不織布を積層した熱接着性不織布
等が使用できる。特に、ポリエステルスパンボンド不織
布と線状低密度ポリエチレンスパンボンド不織布を積層
した構成からなる、例えばストラマイテイのMNシール
グレード(出光ユニテック)は、熱接着面側となる線状
低密度ポリエチレンが低温シール性に優れ、充填適性が
良好であるので好適に使用できる。熱接着性不織布の目
付としては30〜60g/m2 程度が好ましい。
【0020】通気性接着剤層2は、酢酸ビニル含有率が
6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体からな
る厚さが5〜20μmの熱溶融押出層である。酢酸ビニ
ル含有率が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体は通気性が大きいので包装材として必要な通気性が
得られる。酢酸ビニル含有率が6重量%より小さくなる
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体層の水蒸気等の通気
性がわるくなるので好ましくなく、逆に、酢酸ビニル含
有率を30重量%より大きくなると、水蒸気等の通気性
は大きくなるがエチレン−酢酸ビニル共重合体の熱溶融
押出し適性が悪くなり、通気性基材層と強化材層を押出
しラミネーションする際の作業性が悪くなるので好まし
くない。厚さについても20μmより厚くなると水蒸気
等の通気性がわるくなるので好ましくない。
【0021】通気性接着剤層4は、塗布量が1〜10g
/m2 のベタ接着剤層である。接着剤としてはウレタン
系樹脂、水性エマルジョンタイプのエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等を使用することもできる。ベタ接着剤層の
場合は、塗布量が1〜10g/m2 とすることにより包
装材に必要な十分な通気性が得られるが、塗布量が10
g/m2 より大きくなると通気性がわるくなるので好ま
しくない。ウレタン系接着剤を使用する場合はドライラ
ミネーションにより、水性エマルジョンタイプのエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を使用する場合は熱ラミネーシ
ョンにより、それぞれ通気性基材層1と熱接着性不織布
層3を積層することができる。また、薄膜押出し可能な
樹脂、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体系の熱溶
融押出し樹脂、TL7040(三井デュポンポリケミカ
ル)等を使用して3〜7μmの厚さで熱溶融押出しした
押出し樹脂層を通気性接着剤層とすることもできる。
【0022】通気性接着剤層5は部分的に塗布された部
分接着剤層である。部分接着剤層の場合は、使用する接
着剤の種類、塗布量に制限はなく、通気性基材層1と熱
接着性不織布層3を積層することができる。部分接着剤
層とする場合は、ウレタン系接着剤又は熱接着性の接着
剤等をグラビア印刷版等を使用して碁盤目状、格子状、
万線状等に部分的に塗布して、ドライラミネーションま
たは熱ラミネーション方法により通気性基材層1と熱接
着性不織布層3を積層することができる。また、ポリオ
レフィン系樹脂をストライプ状に熱溶融押出しした部分
接着剤層とすることもできる。
【0023】通気性接着剤層6は、細孔が多数形成され
たポリエチレン等のポリオレフィンからなる熱溶融押出
樹脂層である。細孔が多数形成されれた熱溶融押出樹脂
層の場合は、樹脂の種類及び厚さに制限はなく、勿論、
エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いることも可能であ
る。通気性基材層と熱接着性不織布層を積層して積層体
を作製した後に、通気性基材層面から針の突き刺し等に
より細孔が形成されるものである。
【0024】第1〜第4実施形態の包装材は、水蒸気、
空気等を通過させる通気性を有しているので、乾燥剤用
包装材として特に適した包装材である。第1〜第3実施
形態において通気性基材層を紙層とした構成のものは、
除湿剤、吸湿剤、防虫剤、芳香剤等の包装材として使用
することができる。また、第4実施形態のように、細孔
を形成したプラスチックからなる通気性基材層と細孔を
形成した通気性接着剤層を使用した構成のものは脱酸素
剤の包装にも適した包装材である。
【0025】
【発明の効果】通気性基材層と印刷層と通気性接着剤層
と熱接着性不織布とが積層された構成とすることによ
り、耐ピンホール性が高く、且つ通気性を大きくするこ
とができるとともに積層構成が簡単であるので製造が容
易な通気性の包装材とすることができる。また、絵柄層
が外面に露出しないので、乾燥剤用包装材として使用す
る場合には衛生面で優れた包装材とすることができる。
【0026】上記の包装材において、通気性接着剤層が
酢酸ビニル含有率が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の熱溶融押出層からなる構成とすることに
より、酢酸ビニル含有率が6〜30重量%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体は通気性が大きいので通気性の優れ
た包装材とすることができる。また、熱溶融押出層であ
るので通気性基材層と熱接着性不織布との積層が容易と
なる。
【0027】上記の包装材において、通気性接着剤層が
部分接着剤層ないしは塗布量が1〜10g/m2 のベタ
接着剤層である構成とすることにより、通気性接着剤層
の通気性が大きいので包装材の通気性を大きくすること
ができる。
【0028】上記の包装材において、透湿性基材層が坪
量が30〜42g/m2 の洋紙、和紙、耐油紙、耐水
紙、合成繊維混抄紙である構成とすることにより、収納
する乾燥剤等の内容物が透け見えにくくなるので外観の
優れた包装材とすることができる。
【0029】上記の包装材において、透湿性基材層がナ
イロン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアル
コール共重合体、ビニロン、アセテート、セロファンか
らなる構成とすることにより、これらのフィルムは水蒸
気の通気性が大きいので、表面光沢があり意匠性に優れ
た通気性の大きい乾燥剤用包装材として好適に使用でき
る包装材とすることができる。
【0030】上記の包装材において、通気性基材層が細
孔が形成されたプラスチック層からなり、通気性接着剤
層が細孔が形成されたポリオレフィンの熱溶融押出層か
らなる構成とすることにより、通気性基材層として2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート等の強度の優れたフィ
ルムが使用でき、通気性接着剤層としてポリエチレン等
の熱溶融押出し可能な樹脂を使用することができるの
で、強度が強く且つ製造が容易な通気性の包装材とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の積層構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態の積層構成を示す図。
【図3】本発明の第3実施形態の積層構成を示す図。
【図4】本発明の第4実施形態の積層構成を示す図。
【符号の説明】
1,1’ 通気性基材層 2,4,5,6 通気性接着剤層 3 熱接着性不織布層 7 絵柄層 8 細孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 BA04 BA14 BA15 BA19 BB02 BB05 BB15 CA29 CA40 4F100 AJ04A AJ05A AK01A AK03C AK03G AK04 AK21A AK42 AK48A AK62C AK62G AK66C AK66G AK68C AK68G AK69A AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10D CB00 CB00C DG10A DG15D DJ10A DJ10C DJ10G EH23C EH46C GB15 HB00 HB31B JA13A JB07A JD02 JD02A JD02C JL12D YY00A YY00C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性基材層と印刷層と通気性接着剤層
    と熱接着性不織布層が積層された構成からなることを特
    徴とする包装材。
  2. 【請求項2】 前記通気性接着剤層が酢酸ビニル含有率
    が6〜30重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の熱
    溶融押出層であることを特徴とする請求項1記載の包装
    材。
  3. 【請求項3】 前記通気性接着剤層が部分接着剤層ない
    しは塗布量が1〜10g/m2 のベタ接着剤層であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の包装材。
  4. 【請求項4】 前記通気性基材層が坪量が30〜42g
    /m2 の洋紙、和紙、耐油紙、耐水紙、合成繊維混抄紙
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の包装材。
  5. 【請求項5】 前記通気性基材層がナイロン、ポリビニ
    ルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、
    ビニロン、アセテート、セロファンからなることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装材。
  6. 【請求項6】 前記通気性基材層が細孔の形成されたプ
    ラスチック層からなり、前記通気性接着剤層が細孔の形
    成されたポリオレフィンの熱溶融押出層からなることを
    特徴とする請求項1記載の包装材。
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