JPH1084992A - o−クレゾールフタレイン一リン酸の塩を含む、アルカリ性フォスファターゼ検出用の安定な混合物 - Google Patents

o−クレゾールフタレイン一リン酸の塩を含む、アルカリ性フォスファターゼ検出用の安定な混合物

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JPH1084992A
JPH1084992A JP9217747A JP21774797A JPH1084992A JP H1084992 A JPH1084992 A JP H1084992A JP 9217747 A JP9217747 A JP 9217747A JP 21774797 A JP21774797 A JP 21774797A JP H1084992 A JPH1084992 A JP H1084992A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 o-クレゾールフタレイン一リン酸のN-メ
チルグルカミン塩及びN-メチルグルカミンを含むアルカ
リ性フォスファターゼ検出用の安定な混合物、並びにか
かる混合物を有するマトリックスを有するアルカリ性フ
ォスファターゼ検出用分析エレメント。o-クレゾールフ
タレイン一リン酸の塩を用いるアルカリ性フォスファタ
ーゼの定量方法であって、サンプルを本発明による混合
物又は分析エレメントに接触させるとアルカリ性フォス
ファターゼが存在する場合に色の変化が観察される、前
記方法。本発明の主題はN-メチルグルカミンを有するo-
クレゾールフタレイン一リン酸の塩並びに該塩の製造方
法。 【効果】 混合物は製造が非常に簡単で、非酵素的加水
分解に対して非常に安定である。また、分析エレメント
は、前記混合物を含むただ一つの層を含むので、少量の
サンプル液しか必要とせず、また、再現性のある測定結
果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、o-クレゾールフタ
レイン一リン酸の塩を含む、アルカリ性フォスファター
ゼ検出用の安定な混合物に関する。また、本発明は、酵
素であるアルカリ性フォスファターゼの存在下で色の変
化をもたらす該酵素に対する基質を含むマトリックスを
含む、アルカリ性フォスファターゼ検出用の分析エレメ
ントにも関する。さらに、本発明の主題は、酵素基質と
してのo-クレゾールフタレイン一リン酸の塩及びリン酸
受容体を用いる、アルカリ性フォスファターゼの定量方
法である。最後に、本発明の主題はまた、N-メチルグル
カミン(N-methylglucamine)を有するo-クレゾールフタ
レイン一リン酸の塩及び該塩の製造方法でもある。
【0002】
【従来の技術】ヒトの体液中のアルカリ性フォスファタ
ーゼ活性の定量は、臨床的に非常に重要である。米国特
許第3,975,405 号には、アルカリ性フォスファターゼの
定量用の基質としてo-クレゾールフタレイン一リン酸塩
の使用が記載されている。アルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩及びアンモニウム塩並びにプロトン付加有機ア
ミン類の塩が好ましい塩として述べられている。かかる
プロトン付加有機アミン類の例としては、シクロヘキシ
ルアンモニウム、テトラメチルエチレンジアンモニウム
及びエタノールアンモニウムがある。血清中のアルカリ
性フォスファターゼ試験を行うために、o-クレゾールフ
タレイン一リン酸二ナトリウム塩がリン酸受容体として
のジエタノールアミン(これは塩化マグネシウムを含む
緩衝液として非常に高濃度(1モル)で存在する)とと
もに用いられる。しかしながら、このo-クレゾールフタ
レイン一リン酸塩は、非酵素的加水分解に対して安定で
はない。このことは、測定に供される酵素が存在しない
場合であってもo-クレゾールフタレイン一リン酸が変化
して着色が生じるということを意味する。その測定は色
バックグラウンドが上昇した中で、又は実際には酵素が
存在しなくても存在したかのような状況下で行わなけれ
ばならないので、アルカリ性フォスファターゼ試験の感
度は低下する。
【0003】この問題は、ヨーロッパ特許出願0182179
で取り上げられている。そこでは、アルカリ性フォスフ
ァターゼ用の検出試薬の安定性を増大させ、そしてそれ
ら両方を検査に供されるサンプル液のみと接触させるた
めに、試験を行う前には酵素基質及びリン酸受容体を空
間的に分離させておくことが推奨されている。これに用
いるために、アルカリ性フォスファターゼに対する基質
及びそのリン酸受容体が異なる層上にある多層分析エレ
メントが記載されている。使用可能なアルカリ性フォス
ファターゼ基質として、アリール基がニトロ置換フェニ
ル、フェノールフタレイン、チモールフタレイン、アリ
ールアゾ置換アリール又はフルオレセインであり、アン
モニウム基が特にN-メチルグルカミンであるリン酸アリ
ールアンモニウム塩が挙げられている。好ましいリン酸
受容体として、N-メチル- グルカミンをも含むアミノア
ルコール類が述べられている。o-クレゾールフタレイン
一リン酸は使用可能なフォスファターゼ基質として述べ
られていない。ヨーロッパ特許出願0182179 の主題の主
な欠点は、基質とリン酸受容体の分離である。分析エレ
メントの層を分離してそれぞれの物質を適用することは
試験ストリップの構造を複雑にする。さらに、各層がサ
ンプル液を吸収することを考慮しなければならない。し
かしながら、分析エレメントを用いる場合、利用可能な
サンプル液の量は非常に少なく、不十分であることが多
い。加えて、液体サンプルを分離した基質層及び受容体
層に適用する場合、測定値のかなりのばらつきをもたら
し得る基質、リン酸受容体及びサンプルの均一な混合に
伴う問題が生じる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、従来技術のかかる欠点を回避することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、特許請求
の範囲で特徴付けたような本発明の主題によって達成さ
れる。本発明の主題は、酵素基質としてo-クレゾールフ
タレイン一リン酸のN-メチルグルカミン塩を含み、リン
酸受容体としてN-メチルグルカミンを含む、アルカリ性
フォスファターゼ検出用の安定な混合物である。好まし
くは、その両方は均一な混合物の状態で存在する。
【0006】また、本発明は、酵素であるアルカリ性フ
ォスファターゼの存在下で色の変化をもたらす該酵素に
対する基質を含むマトリックスであって、本発明による
前記混合物を有し、したがって、酵素基質及びリン酸受
容体が一つの層中に又は一つの層上に存在する前記マト
リックスを含む、液体サンプル中のアルカリ性フォスフ
ァターゼ検出用の分析エレメントにも関する。
【0007】さらに、本発明の主題は、酵素基質として
のo-クレゾールフタレイン一リン酸の塩とリン酸受容体
とを使用する、アルカリ性フォスファターゼの検出方法
であって、検査に供されるサンプルが本発明による混合
物又は本発明による分析エレメントに接触するとアルカ
リ性フォスファターゼが存在する場合に色の変化が観察
される、前記方法である。
【0008】N-メチルグルカミンを有するo-クレゾール
フタレイン一リン酸の塩は新規であるので、本発明の主
題は、o-クレゾールフタレイン一リン酸及びN-メチルグ
ルカミンから該塩を製造する方法でもある。
【0009】
【発明の実施の形態】驚くべきことに、o-クレゾールフ
タレイン一リン酸のN-メチルグルカミン塩とリン酸受容
体としてのN-メチルグルカミンとの混合物を使用すると
アルカリ性フォスファターゼを定量することができ、非
酵素的加水分解に対して非常に安定であるということが
判明した。このことは、また、前記混合物が緩衝物質及
びアルカリ性フォスファターゼ試験に必要な他の全ての
物質を含む場合にも当てはまる。緩衝物質又はリン酸受
容体の存在は、特に、ヨーロッパ特許出願0182179 では
酵素であるアルカリ性フォスファターゼの基質の非酵素
的加水分解の主な原因であるとみさなれている。o-クレ
ゾールフタレイン一リン酸のN-メチルグルカミン塩とし
ては、D-N-メチルグルカミン塩を用いるのが都合がよ
く、好ましくはさらにリン酸受容体として遊離の、すな
わちD-N-メチルグルカミンを添加する。o-クレゾールフ
タレイン一リン酸の塩は、o-クレゾールフタレイン一リ
ン酸一分子当たり1〜3個のN-メチル- グルコアンモニ
ウムイオン(N-methyl-glucammonium ion) を含むことが
できる。本発明のo-クレゾールフタレイン一リン酸は、
一分子当たり2〜3個のN-メチル- グルコアンモニウム
イオンを含むのが好ましい。特に好ましい実施態様にお
いては、o-クレゾールフタレイン一リン酸塩は、o-クレ
ゾールフタレイン一リン酸一分子当たり平均 2.3個のN-
メチルグルコアンモニウムイオンを含む。
【0010】また、本発明による混合物は、アルカリ性
フォスファターゼ試験に必要なナトリウム及び/又はマ
グネシウム塩の存在下、並びに緩衝物質の存在下におい
ても非酵素的加水分解に対して安定である。この場合、
緩衝物質は、アルカリ性フォスファターゼの検出のため
にpH値を確実に10〜12の間、好ましくは10〜11の間にす
るような量で存在する。使用可能な緩衝物質は、当業者
には公知である。以下に例を挙げるが、最終的なリスト
としてではない:炭酸塩、ほう酸塩、リン酸塩、良好な
緩衝物質、グルタミン酸塩又はアスパラギン酸塩。ナト
リウム塩及び/又はマグネシウム塩が存在するとアルカ
リ性フォスファターゼの測定に都合がよいので、例え
ば、そのようなナトリウム塩及び/又はマグネシウム塩
の状態で存在することができる緩衝物質を本発明による
安定な混合物にさらに添加することができる。
【0011】好ましくは酵素活性に最適な条件にするた
めに、本発明による混合物は、少なくとも、アルカリ性
フォスファターゼの存在下で基質から切断されるリン酸
がリン酸受容体によって捕獲され得るのに十分な量のN-
メチルグルカミンをリン酸受容体として含む。本発明に
よる安定な混合物は、好ましくは過剰のN-メチル- グル
カミンを含む。酵素基質とリン酸受容体のモル比は、少
なくとも1:1であるが、好ましくは1:4までであ
る。もちろん、最適な酵素活性条件を要求しない場合に
は、かかる比と異なる比を用いることも可能である。
【0012】o-クレゾールフタレイン一リン酸のアルカ
リ金属塩は、非酵素的加水分解に対して非常に不安定で
あるが、N-メチルグルカミン塩は非常に高濃度のアルカ
リ金属イオンの存在下であっても非酵素的加水分解に対
して安定である。
【0013】本発明による混合物は溶液中で非常に安定
である。しかしながら、該混合物は、乾燥状態、すなわ
ち、例えば凍結乾燥した状態にある乾燥したそれぞれの
物質の混合物としてでも非酵素的加水分解に対して特に
安定である。また、本発明の混合物は、マトリックス中
に又はマトリックス上に存在することもでき、次いで、
アルカリ性フォスファターゼ検出用の分析エレメントの
構成材料になり得る。本発明による混合物に悪影響を及
ぼすことなく該混合物を有することができる全ての層状
の材料をマトリックスと称する。マトリックス材料とし
て通常考慮に入れられる材料は、本発明による安定な混
合物の溶液を、例えば含浸による膨潤若しくは吸着によ
って吸収することができる材料、又は本発明による混合
物で被覆され得るか、あるいは本発明による混合物の存
在下で製造されて該マトリックス材料自体に該混合物を
取り込み得る材料である。後者は、例えば、フィルム形
成性材料から構成されるフィルム層を前記混合物の構成
成分の存在下で製造することによって完成され得る。本
発明の範囲においては、本発明による混合物の溶液を含
浸し、続いて乾燥した吸着性多孔質マトリックスを含む
分析エレメントが特に好ましい。特に好ましいマトリッ
クス材料として紙が用いられる。
【0014】本発明による混合物を有するマトリックス
は、すでにそれ自体分析エレメントとして用いることが
できる。しかしながら、例えばマトリックスの取り扱い
を容易にする不活性な支持材料にマトリックスを取り付
けることが都合がよいことも証明し得る。同様の実施態
様が、例えば尿試験ストリップについて公知である。本
発明による安定な混合物を含むマトリックスを、従来技
術から公知である多層分析エレメントに含めることもで
きる。例えば、それらは、ヨーロッパ特許出願0182179
に記載されたような多層分析エレメント(前記マトリッ
クスは、かかる分析エレメントの展開層及び/又は緩衝
層に取って代わる)に含まれる。
【0015】例えば、ヨーロッパ特許出願0461392 の図
1の例に記載されているような分析エレメントを用いる
ことは、全血の検査に特に都合がよいことが判明した。
移送層(2) は、サンプル適用帯(7) から検出帯(8) にサ
ンプル液を移送するのに役立つ不活性支持箔(5) (例え
ばプラスチック箔)に取り付けられている。原則とし
て、検査に供される液体をサンプル適用帯(7) から検出
帯(8) に移送することができ、このプロセスにおいて該
液体を分析を害する状態に変化させない材料はすべて移
送層(2) に適している。移送層(2) としては、ガラス繊
維フリースを用いるのが特に都合がよい。サンプル液か
らの血球成分の分離用の層(3) は、移送層(2) に取り付
けられており、特にその移送層(2) を被覆する。原則と
して、サンプル液からの血球成分、特に血液からの血液
細胞、とりわけ赤血球の分離を可能にし、それらを有意
な量で検出帯(8) に到達させないことによりそれらがそ
こで検出反応の妨害を引き起こさないようにすることが
できる材料はすべてこの層(3) に用いることができる。
さらに、分離層(3) は、測定に供されるアルカリ性フォ
スファターゼの活性がそこで変化して結果がゆがめられ
るので、サンプル液を変化させてはならない。ガラス繊
維フリースは、例えばヨーロッパ特許公報0 045 476 に
記載されているように、分離層(3) に特に適しているこ
とが判明した。例えばサンプル適用中のピペットによる
分離層(3) の損傷を防ぐ保護層(4) を、分離層(3) の上
に置くのが好ましい。プラスチック等の不活性材料製の
網がこれに適していることが判明した。保護層(4) 及び
分離層(3) は、不活性支持箔(5)に取り付ける。これ
は、例えば、ホットメルト接着剤のストリップによって
達成され得る。
【0016】移送層(2) の横においては、透明プラスチ
ックからなる支持箔が本発明による混合物を含むマトリ
ックス(1) に取り付けられている。これは、好ましく
は、例えばホットメルト接着剤のストリップのような接
着部位(9) によって達成される。マトリックス(1) は、
透明支持箔が不活性支持箔(5) に押しつけられた場合
に、液体の移動を可能にする移送層(2) と接触させるこ
とができるように配列する。
【0017】本発明による液体サンプル中のアルカリ性
フォスファターゼの測定方法を実施するために、サンプ
ルを本発明による混合物と接触させると、アルカリ性フ
ォスファターゼが存在する場合には色の変化が観察され
得る。一般に、アルカリ性フォスファターゼは血液等の
体液中、又は血漿若しくは血清などの血液から誘導され
たサンプル中に検出される。もちろん、他の液体中のア
ルカリ性フォスファターゼの存在を調べることも可能で
ある。原則として、本発明による混合物を検査に供され
るサンプルに添加することができ、又は逆に本発明によ
る混合物にサンプルを添加することもできる。本発明に
よる混合物が担体無し、すなわち粉末、結晶混合物又は
凍結乾燥体として存在する場合、大部分の場合において
検査に供されるサンプルに該混合物を添加するのが都合
がよい。
【0018】本発明による混合物を有するマトリックス
を含む本発明による分析エレメントを用いる場合、該マ
トリックスを検査に供される液体に接触させるのが都合
がよい。例えば、マトリックスを検査に供される液体に
浸漬する。本発明による分析エレメントを用いるアルカ
リ性フォスファターゼの定量の特に好ましい実施態様に
おいては、全血を図1に示す特に好ましい分析エレメン
トの保護層(4) に適用する。血液が分離層(3) に浸透
し、赤血球が血漿又は血清から分離される。この方法で
得られた液体は毛管力によって検出帯(8) に吸い込まれ
る。本発明によるマトリックス(1) を支持箔に押しつけ
ると、移送層(2) 中の水相がマトリックス(1) と接触
し、液体が該マトリックスに浸透して定量反応が開始す
る。この反応は、マトリックス(1) の支持箔を通して視
覚的手段によって観察されるか、マトリックス(1) にお
ける色の変化に基づく反射測光法によって測定される。
【0019】本発明による安定な混合物の構成成分とし
て記載した、N-メチルグルカミンを有するo-クレゾール
フタレイン一リン酸の塩は新規なものであるので、本発
明の主題でもある。該塩を製造するために、o-クレゾー
ルフタレイン一リン酸をN-メチルグルカミンと反応させ
る。o-クレゾールフタレイン一リン酸の製造について
は、米国特許出願3,975,405 によって当業者には公知で
ある。N-メチルグルカミンは市販されている。好ましく
は、D-N-メチルグルカミンが用いられる。
【0020】o-クレゾールフタレイン一リン酸とN-メチ
ルグルカミンとの反応は、好ましくは、o-クレゾールフ
タレイン一リン酸を有機溶媒に溶解し、2〜4当量のN-
メチルグルカミンと混合することによって行う。沈殿し
た塩を濾取し、適当な有機溶媒で再結晶化を行うことに
よって精製する。反応媒体としての有機溶媒には、エタ
ノール及び好ましくはメタノールのようなアルコールが
適していることが判明した。再結晶化についてはエーテ
ル等の非極性溶媒が考慮に入れられる。上記の方法で得
られたo-クレゾールフタレイン一リン酸の塩には、o-ク
レゾールフタレイン一リン酸1分子当たり2〜3個のN-
メチルグルコアンモニウムイオンが含まれる。
【0021】本発明による新規なo-クレゾールフタレイ
ン一リン酸塩は、その酵素的切断産物であるo-クレゾー
ルフタレインがモル吸光係数が高く、したがって非常に
高い感度での測定を可能にするので、アルカリ性フォス
ファターゼの検出に非常に都合がよいことが判明した。
【0022】
【発明の効果】同一の有機アミンが酵素基質のカチオン
及びリン酸受容体として用いられるので、アルカリ性フ
ォスファターゼ試験用の本発明による混合物は製造が非
常に簡単である。さらに、この混合物は非酵素的加水分
解に対して非常に安定である。その結果、かかる混合物
は測定における初期信号の低下をもたらすのに有意な量
の加水分解産物が生成することなく製造することがで
き、さらにこの混合物は保存に対して非常に安定であ
る。例えばナトリウムイオンなどのアルカリ金属イオン
が大過剰で存在しても、本発明による混合物の安定性に
影響を及ぼさない。本発明による分析エレメントは酵素
基質及びリン酸受容体用の共通の層を有するので、製造
が簡単である。さらに、本発明による分析エレメント
は、従来技術で推奨された二つの層の代わりに本発明に
よる混合物を含む一つの層だけが液体を吸収するので、
ほんの少量のサンプル液しか必要としない。その上、基
質及び受容体の混合物をすでに含んでいる一つの層のみ
を使用することによってサンプルが適用された場合に、
再現性のある測定結果に通じる均一な混合物がもたらさ
れる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によってより詳細に説
明する。 実施例1 o-クレゾールフタレインリン酸N-メチル- グルカミン塩
の製造 o-クレゾールフタレイン一リン酸を米国特許3,975,405
にしたがって製造した。o-クレゾールフタレイン一リン
酸24gをメタノール94mlに溶解し、これにD-N-メチルグ
ルカミン23gを添加した。N-メチルグルコアンモニウム
塩をその10倍容量のジエチルエーテルから沈殿させるこ
とにより単離した。その沈殿物を硫酸上で減圧乾燥し
た。収量:o-クレゾールフタレインリン酸D-N-メチルグ
ルコアンモニウム塩44g。
【0024】実施例2 o-クレゾールフタレインリン酸ナトリウム塩の製造 o-クレゾールフタレイン一リン酸24gをメタノール94ml
に溶解し、その溶液のpHを水酸化ナトリウムを用いて1
0.5に調節し、10倍容量のジエチルエーテルで沈殿させ
た。沈殿物を分離し、硫酸上で減圧乾燥した。収量:o-
クレゾールフタレインリン酸ナトリウム塩22g。
【0025】実施例3 アルカリ性フォスファターゼの検出 紙(長繊維紙、製造元:Schoeller (ドイツ、ゲルンス
バッハ(Gernsbach))、比表面積:12g/m2 )を、下記
のようにして製造した本発明による混合物に含浸した。
【0026】本発明による混合物は、 ・精製水 500.0 ml ・水酸化ナトリウム溶液(5N) 91.0 ml ・D-N-メチルグルカミン 187.4 g ・L-アスパラギン酸マグネシウム塩 22.0 mg ・o-クレゾールフタレインリン酸D-N-メチルグルカミン塩 218.1 g を混合し、続いて水を加えて1リットルにすることによ
って製造した。
【0027】溶液のpHは、必要に応じて水酸化ナトリウ
ム溶液(5N)を用いて11.0に調整した。含浸した紙を
乾燥させた後、アルカリ性フォスファターゼを含む血清
をその紙に適用した。酵素活性に依存して、色が黄色か
ら赤紫色に変化した。
【0028】実施例4 安定性の比較 本発明によるアルカリ性フォスファターゼ検出用混合物
を含む紙を実施例3に記載したようにして製造し、50℃
にて数週間保存した。一定の時間毎に 567nmにおける水
に対する吸光度を測定した。本発明によるo-クレゾール
フタレイン一リン酸N-メチルグルコアンモニウム塩の代
わりに実施例2で製造したo-クレゾールフタレイン一リ
ン酸ナトリウム塩を用いて、実施例3にしたがってアル
カリ性フォスファターゼ試験用の混合物を製造し、同様
の長繊維紙に含浸させ、乾燥して実施例3に記載したも
のと類似した分析エレメントを製造した。この紙を、メ
チルグルカミン塩を含むものと同様の保存条件にさらし
た。
【0029】1.5週間後と3週間後の結果を表1に示
す。
【0030】
【表1】
【0031】この表からナトリウム塩はN-メチルグルコ
アンモニウム塩よりも非酵素的加水分解に対してかなり
不安定であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分析エレメントの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
(1) …マトリックス、(2) …移送層、(3) …分離層、
(4) …保護層、(5) …不活性支持箔、(7) …サンプル適
用帯、(8) …検出帯、(9) …接着部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ツァイビッヒ ドイツ連邦共和国 D−67125 ダンシュ タット−シャウアーンハイム アルバート −シュバイツァー−シュトラーセ 36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 o-クレゾールフタレイン一リン酸のN-メ
    チル- グルカミン塩及びN-メチルグルカミンを含む、ア
    ルカリ性フォスファターゼ検出用の安定な混合物。
  2. 【請求項2】 D-N-メチルグルカミン塩及び遊離のD-N-
    メチルグルカミンが存在する、請求項1に記載の安定な
    混合物。
  3. 【請求項3】 前記塩がo-クレゾールフタレイン一リン
    酸1分子当たり2〜3個のN-メチル- グルコアンモニウ
    ムイオンを含むものである、請求項1又は2に記載の安
    定な混合物。
  4. 【請求項4】 乾燥状態にある、請求項1から3のいず
    れか1項に記載の安定な混合物。
  5. 【請求項5】 酵素であるアルカリ性フォスファターゼ
    が存在する場合に色の変化をもたらす該酵素の基質を有
    するマトリックスであって請求項1から4のいずれか1
    項に記載の混合物を有するものを含む、アルカリ性フォ
    スファターゼ検出用分析エレメント。
  6. 【請求項6】 酵素基質としてのo-クレゾールフタレイ
    ン一リン酸の塩と、リン酸受容体とを用いるアルカリ性
    フォスファターゼの定量方法であって、検査に供される
    サンプルを請求項1〜4のいずれか1項に記載の混合物
    又は請求項5に記載の分析エレメントと接触させると、
    アルカリ性フォスファターゼが存在する場合に色の変化
    が観察される、前記方法。
  7. 【請求項7】 N-メチルグルカミンを有するo-クレゾー
    ルフタレイン一リン酸の塩。
  8. 【請求項8】 D-N-メチルグルカミンを用いて生成され
    る、請求項7に記載の塩。
  9. 【請求項9】 o-クレゾールフタレイン一リン酸1分子
    当たり2〜3個のN-メチルグルコアンモニウムイオンを
    含む、請求項7又は8に記載の塩。
  10. 【請求項10】 o-クレゾールフタレイン一リン酸をN-
    メチル- グルカミンと反応させる、N-メチルグルカミン
    を有するo-クレゾールフタレイン一リン酸の塩の製造方
    法。
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