JPH108446A - 電線類埋設用共同溝 - Google Patents

電線類埋設用共同溝

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JPH108446A
JPH108446A JP8185498A JP18549896A JPH108446A JP H108446 A JPH108446 A JP H108446A JP 8185498 A JP8185498 A JP 8185498A JP 18549896 A JP18549896 A JP 18549896A JP H108446 A JPH108446 A JP H108446A
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block
longitudinal direction
conduit
along
pipes
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JP8185498A
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Juichi Yamauchi
重一 山内
Akiko Yamauchi
顕子 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線類を収容して地中に埋設するための共同
溝のコンパクト化と電線類の分岐部における安全性を図
ると共に、埋設施工における簡易化による工期短縮でコ
スト削減と道路混雑の緩和を図る。 【解決手段】 共同溝1は導管ブロック2と分岐ブロッ
ク8から成り、鉄筋18などから成る台枠に複数の管体
3,3を長手方向に沿って間隔をおいて載せ配して枠組
みした導管ブロック2と、該導管ブロック2に相対して
鉄筋などから成る台枠に長手方向に沿って管体を載せ配
し、該管体の全部または一部を外部に連通すべく枠組み
した分岐ブロック8との、互いの管体を繋いで接続し、
導管ブロック2と分岐ブロック8にコンクリートを打ち
込んで一連に接続して地中に埋設して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電力線、電話回
線、その他の情報回線などの電線類を道路下の地中に埋
設するための電線類埋設用の共同溝およびその敷設施工
方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】昨今のこれら電線類の地中に埋設するに
ついての情勢は、情報通信については、その基盤を社会
資本として位置づけ、これまでの情報回線を光ファイバ
ーに変更すると共に、光ファイバーによる通信網の整備
が図られ、該整備のテンポに合わせたこれら電線類の地
下収容空間の整備を進めていくことが必要とされてい
る。
【0003】さらに、地震等の災害に対する電力線、情
報通信網の安全確保等のため、これら電線類の地中化を
推進すると共に、安全且つ円滑な交通の確保と景観の整
備のため、電線類の共同溝による整備を図ることが求め
られている。
【0004】これまでのこの種共同溝には、道路中の車
道下および歩道下の比較的深い地中に埋設する堅牢な溝
構成の共同溝が用いられている。
【0005】この共同溝には、幹線共同溝、蓋掛式共同
溝などがあり、いずれも鉄筋を配したコンクリートで工
場において型枠成形し、また施工現場において直接コン
クリート型打ちし、これら共同溝を長さ方向に順次継ぎ
合わせて埋設施工するものであった。
【0006】幹線共同溝は、主として車道下に埋設し、
長い距離をおいた要所にマンホールを設けて地上に通じ
るべく成り、人が立った状態で往来し作業することので
きる大規模なトンネル溝状の共同溝である。
【0007】この幹線共同溝は、変電所間などに送電す
る高圧ボルト線級の電力線、上水道本管、ガス本管、電
話幹線等を隔壁にて各個に仕切って各々収容して敷設す
る。
【0008】また、蓋掛式共同溝は、主として道路に隣
接する建物の各戸に分配するための電力線、電話回線、
その他の情報回線の各々を各個に収容すべく道路の歩道
部分の地中に各別に埋設するもので、長さに沿って開放
せる天井部を溝蓋で閉鎖して幹線共同溝と同様に大規模
なトンネル溝状に埋設し、長い距離をおいた要所にコン
クリート製の分岐ボックス部材を介設して各個に取り出
し建物に引き入れるよう成っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の共同
溝は共にトンネル溝状をなす大規模な構成であるため、
長い距離をおいた分岐ボックス部材(マンホール)の配
設を余儀なくされ、型枠作りおよび輸送などでコスト高
を招くと共に、現場での埋設施工において長さ方向に沿
う短い距離での彎曲変位が技術的にもコスト的にも困難
であった。
【0010】ことに、これら共同溝の施工指針として、
分岐部(接続部)において蓋掛式の断U字形構造のマン
ホール部材または分岐ボックス部材を用いることを基礎
としているため、分岐部(接続部)ですべての電線類、
その他が集中して露出し、これら電線類などが同時に破
壊される虞れがあり、防犯上および防災上必ずしも好ま
しいものではなかった。
【0011】しかも、このような従来の共同溝の構造か
ら、現在地上に張架されている電力線、街路照明電線、
信号機操作電線、電話線、ケーブルテレビ回線、有線放
送回線、その他の情報通信回線など多数の電線類を道路
の歩道部分の地中に埋設して整備していくについて、歩
道部分は幅員が狭く、且つ地中には既存の上下水道、ガ
ス管などが密集して埋設されている限られたスペースで
の埋設であるため、よりコンパクトな共同溝が求められ
ている。
【0012】さらに、従来の共同溝における分岐部(接
続部)構造から、建物の各戸に引き入れることを要する
これら電線類を各戸毎に分岐して取り出すべく分岐部
(接続部)を配設することが、スペース的にもコスト的
にも不可能である。
【0013】従って、図25に示すように共同溝27に
おいて、分岐部(接続部)27aは一定の長い距離をお
いて配設することが余儀なくされているため、該分岐部
(接続部)27aから多数の各電線類を一括して取り出
し、既存の埋設管26上を斜状に、または屈曲状に複雑
に張り埋めて隣接する建物25の各戸に分配しなければ
ならない極めて煩雑な埋設施工が必至とされていた。
【0014】加えて、このような複雑な配設施工によ
り、既存の埋設管26上を斜め状または彎曲状に横切る
状態で張り埋められた電線類の埋設位置を地上から確認
することができないため、既存埋設管26の補修時に困
難を極めていた。
【0015】また、従来の共同溝における分岐部(接続
部)は、各種の電線類を同一溝空間内に棚置き等により
同居させて収容し、電力線の高圧電線と低圧電線、また
情報通信線などでは、互いに影響し合うため、一定の間
隔をおくなどの対策が講じられている。
【0016】この発明が求めている共同溝は、現場での
これら既存の埋設施設による狭いスペース状況に対応し
て安全鞏固に、且つ収容電線類のフレキシブルな分配を
可能にし、併せて埋設現場での工期を短くして道路での
交通混雑を短期間で終わらせると共に、安価に埋設する
ことができることにある。
【0017】また、他の目的として、埋設施工において
共同溝の比較的短い距離での彎曲変位を実現し、さらに
分岐部(接続部)側辺から電線類の内外への出し入れを
簡易にすると共に、一連の共同溝を電線類が横断するこ
とを可能にし、隣接する多数の建物への電線類の戸別導
入を容易にした共同溝の実現にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の電線類埋設用
共同溝は上記の目的を達成するため、いずれも鉄筋を配
したコンクリートから成る任意の長さを有する導管ブロ
ックと、一定の長さを有する分岐ブロックとを現場打
ち、または工場での型枠成形で形成し、鉄筋およびコン
クリートで接続し地中に埋設して成るもので、導管ブロ
ックは塩化ビニール、金属など任意の資材から成る複数
の管体を、組み合わせた鉄筋または鉄筋コンクリート製
ブロック枠から成る台枠上に互いに間隔をおいて長手方
向に沿って鉄筋を添わせて直状または彎曲変位状に載せ
配して枠組みして成り、分岐ブロックは組み合わせた鉄
筋または鉄筋コンクリート製ブロック枠から成る台枠上
に前記導管ブロックの管体の端部に相対して複数の管体
を互いに間隔をおいて長手方向に沿って載せ配すると共
に、長手方向に沿う中ほどで管体の全部または一部を中
継室、導孔、横断孔などを通して外部に連通すべく枠組
みして成り、導管ブロックと分岐ブロックの相対する互
いの管体を各々接続して、コンクリートを打ち込んで導
管ブロックと分岐ブロックを一連に繋合して成る。
【0019】また既製ブロックを用いた電線類埋設用共
同溝では、両ブロックの互いの端辺に相対する凹凸部を
設けて弾性体を介して嵌接しボルトナットなどで繋合
し、或いは両ブロック間に鉄筋を配しコンクリートを打
ち込んで一連に繋合することを提案する。
【0020】複数の管体を間隔をおいて台枠に載せ配し
コンクリート打ちして、一連の導管ブロックおよび分岐
ブロックを形成することにより、導管ブロックおよび分
岐ブロックの断面積を可及的小さくして、小さいスペー
スで地中に敷設することができる。
【0021】ことに、導管ブロックにおいて管体を屈撓
構造とし、これを利用して管路としての管体を彎曲変位
させることが容易となり、且つ埋設現場の既設施設の状
況によりこれを回避しながら小さいスペースに対応でき
るよう導管ブロックの断面面積を小さく、且つ変位させ
て埋設することができ、中継室、横断孔、導孔などを通
して管体内の電線類を共同溝から出し入れすることが容
易にできると共に、共同溝外の電線類を横断孔を通して
長く連なる共同溝を横切ることができる。
【0022】しかも、間隔をもって載せ配した管体は相
互間の充填コンクリート層によって完全に離間隔離され
ているため、収容される電線類は互いに影響し合うこと
なく、安全に機能すると共に、耐重性が増加し収容電線
類を安全に保護する。
【0023】さらに、管体内面の滑沢面により、収容さ
れる電線類の出し入れ、特に埋設共同溝への電線類の敷
設引き入れ時に電線類を傷つけることなく円滑に収容す
ることができる。
【0024】請求項2にあっては、導管ブロックの凹溝
部天部の上壁に設けた簀子板を通して導入した路面上の
雨水を底部に設けた排水口により、下水道へと排出し、
共同溝を道路側溝として利用することができる。
【0025】また、請求項3の導管ブロックの凹溝部の
開口天部を施工時に埋め戻す共同溝では、凹溝部を掘り
土で埋め戻してコンクリートコストを削減する。
【0026】請求項4の導管ブロックにおける管体を長
さ方向に沿う左右の両側辺寄りに片寄らせ、且つ上下に
載せ配し、分岐ブロックにおける管体もこれに相対して
中継室の断面U字形をなす左右側壁中に長手方向に沿っ
て上下に載せ配して、管体の全部または一部を中継室に
連通させることにより、中継室で不必要に電線類が露出
することを回避すると共に、導管ブロックの左右列の管
体間に広い鉄筋コンクリート層を形成して強度を増加さ
せ、加えて分岐ブロックの中継室での電線類の分岐作業
をし易くする。
【0027】請求項5の導管ブロックの一部の管体を分
岐ブロック側端で左右の管体間に彎曲変位させ、この彎
曲変位管体に相当する分岐ブロックの管体を中ほどの中
継室の前後辺に長手方向に沿った状態で連通させた電線
類埋設用共同溝では、変位した管体は分岐ブロックの中
継室の前後辺に長手方向に沿って開口するため、埋設敷
設時の管体への電線類の引き入れが容易となる。
【0028】請求項6の導管ブロックおよび分岐ブロッ
クの下辺寄りにも管体を載せ配して断面U字形に管体を
並設することにより、中継室における断面U字形をなす
壁中の底部をも利用して管体を埋設することができるた
め、管路が増加する。
【0029】請求項7の管体を載せ配した導管ブロック
に対し、分岐ブロックの側辺外面に空洞部を有する中継
室を添設し、管体の全部または一部を中継室に連通すべ
く枠組みした電線類埋設用共同溝では、分岐ブロックの
管体を配した中央に空洞部をも設けないため、分岐ブロ
ックの耐重性が増すと共に、側部の中継室に収容電線類
に付帯する機器などを設置収容することができる。
【0030】請求項11の管体を載せ配した導管ブロッ
クに対し、分岐ブロックを導管ブロックの管体に相対し
て管体を載せ配し、管体の全部または一部を外部に連通
するため側辺に導孔を設けるべく枠組みした電線類埋設
用共同溝では、導孔を通して容易に電線類を出し入れす
ることができると共に、空洞部がないため分岐ブロック
の耐重性が増加し、且つ分岐ブロックの断面幅が小さく
なって輻輳する小スペースの地中での埋設が簡易とな
る。
【0031】請求項14の管体を載せ配した導管ブロッ
クに対し、分岐ブロックは中ほどに中継室を設け、該中
継室の左右側壁中の導管ブロックの管体に相対する一部
に管体を載せ配し、相対する他の部分に縦孔を上下に間
隔をおいて穿設すべくして、一部の管体を中継室に連通
すると共に、他の部分の縦孔に管体を摺動自在に挿嵌す
べくした電線類埋設用共同溝では、埋設現場において縦
孔に管体を摺動自在に挿嵌して、導管ブロックの固定し
た管体に対し分岐ブロックの大部分の摺動管体を長手方
向に移動させることができるため、管体の接続がし易く
なる。
【0032】請求項16の導管ブロックに設けた横断孔
により、外部の埋設線管などを導入して長い敷設共同溝
を容易に横切ることができる。
【0033】請求項17の導管ブロックおよび分岐ブロ
ックを既製のコンクリートブロックとした電線類埋設用
共同溝にあっては、既製の導管ブロックおよび分岐ブロ
ックを埋設現場に運搬し、現場では接続部を繋合するだ
けの簡易な作業により、共同溝を埋設することができ、
埋設現場での工期が短くなる。
【0034】請求項18の既製のコンクリート製導管ブ
ロックおよび分岐ブロックの両端から突出させた管体お
よび鉄筋は、接続時に互いの管体同士を継ぎ合わせ、鉄
筋には継ぎ鉄筋を介してコンクリート打ちをすること
で、導管ブロックと分岐ブロックの堅牢緊密な繋合が容
易に確実に得られ、導管ブロックではコンクリート部分
を短く管体を長く突出させることにより、管体の撓性の
みを利用して彎曲変位させることが容易となる。
【0035】請求項19の受溝を設けた断面山形のブロ
ック枠から成る台枠を用いた共同溝では、開放状態とし
た受溝の上方から管体または縦孔を整然と載せ配すべく
枠組みすることが容易にできる。
【0036】請求項20の単一の受溝を有する断面凹形
のブロック枠を台枠とした共同溝では、台枠を平面上の
幅方向に増減して設置することができ、埋設現場の状況
に応じて導管ブロックおよび分岐ブロックにおける管体
または縦孔を幅方向に増減すべく枠組みすることが容易
となる。
【0037】請求項21の断面山形または断面凹型をな
す受溝を有する台枠に横断受部を設けた共同溝では、既
製のコンクリート台枠の横断受部を利用して横断孔を穿
設すべく容易に枠組みすることができるため、既製のコ
ンクリート台枠による長い敷設共同溝においても共同溝
の下側を掘り開けることなく、横断孔に外部の埋設線管
を導入して横断させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】この発明に係る電線類埋設用共同
溝の実施の形態を図1〜4を用いて説明すると、共同溝
1はいずれも鉄筋18,18を組み合わせた台枠17に
塩化ビニールから成る複数の管体3,3を長手方向に沿
って互いに間隔をおいて載せ配した導管ブロック2と、
同じく鉄筋18,18から成る台枠17に前記導管ブロ
ック2に相対する複数の管体9,9を長手方向に沿って
互いに間隔をおいて載せ配した分岐ブロック8とから成
り、互いに相対する管体3,9を接続し、鉄筋18,1
8を係合してコンクリート21を打ち込み、一連に構成
して埋設する。
【0039】導管ブロック2の管体3,3は、型枠内に
配設した台枠17に長手方向に沿う左右側辺2a,2a
に片寄せ、上下に互いに間隔をおいて直状に載せ配し、
横断孔2eを穿設する導管ブロック2では、上下管体
3,3間に横断孔管を導管ブロック2を横切る状態で載
せ配して成る。
【0040】分岐ブロック8は、中央の上辺8bを開放
して蓋体10aを施した中空状の中継室10を設けるべ
く型枠内に組み配した鉄筋18,18から成る台枠17
に、前記導管ブロック2の管体3,3に相対して塩化ビ
ニールから成る管体9,9を中継室10の左右側壁中に
上下に配列すべく直状に載せ配し、一部の管体9を外部
に連通すべく、先ず管体9を導孔11で前記中継室10
に連通すべく導孔管12を中継室10に繋ぎ、次いで該
中継室10を通して上下の管体9,9間を左右に貫通す
る横断孔14を穿設すべく横断孔管14aを配し、一部
の管体9を中継室10を経由せる各管12,14aを通
して外部に連通すべく配設する。
【0041】このように導管ブロック2および分岐ブロ
ック8は、相対する管体3,9の端部を互いに接続し、
鉄筋18,18の端部を互いに係合して両ブロック2,
8に亘り一連にコンクリート21を打ち込んで、分岐ブ
ロック8の管体9の一部を中央に設けた中継室10に導
孔11で連通し、中継室10から横断孔14で外部に連
通して共同溝1を構成し、使用しない横断孔14には栓
体14bを施す。
【0042】共同溝1には分岐ブロック8の開蓋した中
継室10から導孔11を通して電線類24を引き入れて
管体9内に導き、連続する導管ブロック2の管体3に導
入して敷設収容し、横断孔14を通して外部に出し入れ
し、各個に分配するものである。
【0043】
【実施例】導管ブロック2は図5に示すように、上辺2
b中央を長手方向に沿って凹状に窪ませた凹溝部4を設
けるべく鉄筋18,18を組み配した台枠17に、管体
3,3を長手方向に沿う左右側辺2a,2aにそれぞれ
片寄せて載せ配し、且つ下辺2c寄りの中央部にも載せ
配して、互いに間隔をおいた断面U字形に並べ載せて配
し、前記凹溝部4の上辺2bを長手方向に沿って遮蔽し
て上壁5とし、該上壁5の所々を上方に開放して導水口
6,6とすると共に、凹溝部4の底部に外部の下水道2
2に繋ぐ排水口7を設けるべく枠組みした共同溝1で
は、道路23の側溝部に沿って埋設して、導水口6に簀
子板6aを施嵌して道路23面の雨水を側溝部として利
用した凹溝部4に導いて有効に排出させることができ
る。23bは道路23の縁石を示す。
【0044】
【実施例】図6に示すように、導管ブロック2の上辺2
b中央を長手方向に沿って凹状に窪ませて開放状の凹溝
部4を有する断面U字形に形成すべく鉄筋18,18を
組み配した台枠17に、管体3,3を互いに間隔をおい
て断面U字形に並べ載せ配して枠組みした共同溝1で
は、埋設施工時に道路23の掘り土で凹溝部4を埋め戻
し23aすることができ、導管ブロック2の凹溝部4に
要するコンクリート量を削減することができるため、コ
ンクリートコストを軽減させることができる点で効果が
ある。4bは凹溝部4の底部4aに設けた外部に通じる
水抜き孔を示す。
【0045】
【実施例】図7,8で示す共同溝1は、導管ブロック2
において左右側辺2a,2aから下辺2c寄りに沿って
配列した管体3,3の一部を、分岐ブロック8側の端部
で左右管体3,3間の上方に彎曲変位3bさせるべく配
して枠組みし、分岐ブロック8では長手方向に沿う中ほ
どに中空状の中継室10を設けて開放した上辺8bに蓋
体10aを施し、導管ブロック2で変位した管体3bに
相当する管体9bを中継室10の前後側壁に長手方向に
沿う状態で連通すべく配し、他の管体9,9は中継室1
0の左右側辺8a,8aおよび下辺8c寄りの断面U字
形に並列すべく配すると共に、左右側辺8a,8a寄り
の上下管体9,9間で中継室10を横切る状態で分岐ブ
ロック8の左右側辺8a,8aにかけて貫通する横断孔
14を穿設すべく横断孔管14aを配し枠組みして成
り、中継室10の前後壁に連通せる変位管体9bは長手
方向に沿って開口されているため、該開口部から電線類
24を急激に屈曲させることなく容易に引き入れること
ができると共に、引き入れ電線類を傷付ける虞れがない
点で効果がある。
【0046】変位しない管体9の一部を導孔11で前記
中継室10に通すべく導孔管12を配し、さらに前記横
断孔14を通して外部に連通するもので、使用しない横
断孔14は栓体14bで閉鎖する。10bは中継室10
から外部に通じる水抜き孔を示す。
【0047】
【実施例】図9,10に示すように導管ブロック2の管
体3,3に相対して長手方向に沿って管体9,9を配し
た分岐ブロック8の左右いずれかの側辺8aに天部を開
放して蓋体10aを施した中継室10を突設すべく枠組
みし、管体9,9のラインの一部を導孔11で中継室1
0に連通すべく導孔管12を配し、上下に配した管体
9,9間で前記中継室10を横切る状態で貫通する横断
孔14を穿設すべく、左右側辺8a,8aにかけて横断
孔管14aを配し枠組みした共同溝1では、管体9,9
の側辺に突設した中継室10内に電話回線、小口電力線
などの分岐機器を収容して設置し、これら電線類の分岐
および出し入れがし易くなる。使用しない導孔11およ
び横断孔14は栓体11a,14bで閉鎖する。
【0048】
【実施例】図11,12に示すように導管ブロック2の
管体3,3に相対して分岐ブロック8に配した管体9,
9の一部を導孔11で直接外部に連通すべく左右側辺8
aに導孔管12を配し枠組みした共同溝1では、導管ブ
ロック2および分岐ブロック8における複数の管体3,
9を比較的コンパクトに配設することができるため、既
存の埋設物により狭められたスペースでの埋設現場にあ
っても、安全に効率よく埋設することができる点で効果
がある。電線類24の出し入れをしない分岐ブロック8
部分では、導孔11を栓体11aで閉鎖する。
【0049】上下管体9,9間を分岐ブロック8を横切
る状態に配した横断孔管14aによる横断孔14を利用
して、長手方向に長く接続した共同溝1の一方外側に取
り出された電線類を容易に導き入れて反対側に横断させ
ることができる。
【0050】
【実施例】図13,14に示すように導管ブロック2に
配した管体3,3の一部に相当する分岐ブロック8の一
部に管体9を配し、導管ブロック2の他の管体3,3に
相当する分岐ブロック8の他の部分に大径の縦孔15,
15を穿設すべく枠組みした共同溝1にあっては、埋設
施工時に中継室10の断面U字形をなす壁内に断面U字
形に並列させた管体9、縦孔15,15のうち、縦孔1
5,15に塩化ビニールから成る管体16,16を摺動
自在に挿嵌して管体16,16を孔軸方向に沿って自由
に移動させることができるため、管体16,16の現場
での長短加工が容易にでき、導管ブロック2の管体3,
3への接続をし易くする。
【0051】管体9は上方を開放して蓋体10aを施し
た中継室10に連通し、該中継室10は横断孔14によ
り外部に通じ、導管ブロック2の管体3,3に収容敷設
した電線類24は、分岐ブロック8の管体9から中継室
10に導いて分岐し、横断孔14を経由して共同溝1の
外部に引き出して分配する。
【0052】分岐ブロック8における管体9および変位
管体9bの導孔管12による外部への連通構造として、
図15〜17に示すように塩化ビニールから成る導孔管
12の基部に二股状の継管部12a,12aを一体に形
成して設け、該導孔管12と継管部12a,12aの三
方に跨がる交差部内壁に膨出せる継合突段部12b,1
2bを設けて成り、互いに反対方向に開口せる継管部1
2a,12aに管体9,9の互いに対向する端部を挿嵌
して突段部12b,12bで受止継合し、導孔管12を
中継室10または外部に連通すべく載せ配して導孔11
を形成する。
【0053】導孔11の外部に通じる導孔管12には外
導管13を挿嵌して突段部14bで受止して継合する。
分岐ブロック8における外部への導孔管12による連通
機構は、上記で説明した二股状の継管部12a,12a
によるもののほか、任意に構成する。
【0054】
【実施例】導管ブロック2および分岐ブロック8、また
はその一方を図18に示すように成型工場で鉄筋18,
18および型枠を配し、管体3,9および鉄筋18,1
8の各々の端部を導管ブロック2および分岐ブロック8
の端辺2d,8dから突出3a,9a,18aさせて成
形して既製ブロックとし、該導管ブロック2、分岐ブロ
ック8を埋設現場に運んで突き合わせ、互いの管体3,
9の互いの突出3a,9a部の一方の継合膨大部9cに
他方の管体端部を嵌合して繋ぎ、鉄筋18,18の互い
の突出18a,18a部を鉄筋を介し継合して、継合部
にコンクリート打ちして共同溝1を形成するもので、埋
設現場での工期を短くすることができる点で効果があ
る。3cは導管ブロック2の他端辺2dから突出せる管
体3の継合膨大部を示す。
【0055】また、ブロック枠19から成る台枠17で
枠組みする導管ブロック2および分岐ブロック8にあっ
ては、街路樹の根を保護する場合に、高強度の管体を使
用することにより両ブロック2,8を管体3,9で接続
し、埋設土にて埋め戻しすることも可能であり、深い所
での埋設では荷重に充分耐えられるものである。
【0056】既製ブロックとしての導管ブロック2およ
び分岐ブロック8の接続構成として、図面は省略した
が、両ブロック2,8をいずれも既製ブロックとし、互
いの端辺2d,8d面に相対する凹凸部を設け、該凹凸
部をゴム、合成樹脂などの資材から成る弾性体(パッキ
ング)を介して嵌接し、両端辺2d,8d周縁に設けた
取付金具をボルトナットで緊締して接続する。
【0057】その場合互いの対向する管体3,9の端部
のうち、継合膨大部の側の端部はブロック端面と同一に
揃え、他の側の端部は挿嵌継合代(しろ)分をブロック
端面から突出させて成る。
【0058】
【実施例】図19〜21に示すように台枠17として、
成型工場で鉄筋および型枠を配し、コンクリートで長手
方向に沿って幅方向に隣接する複数の受溝20,20を
設けた断面山形に成形したブロック枠19では、開放さ
れた受溝20の上方から管体3,9または縦孔枠をスペ
ーサー17aなどにより、整然と効率よく枠組みするこ
とができる点で効果がある。
【0059】図21に示す台枠17は、分岐ブロック8
における管体9のラインから外れたブロック枠19の側
面に突設した中継室10に、導管ブロック2のブロック
枠19に配した管体3の一部を幅方向の外向きに彎曲変
位3bさせて、前記中継室10の長手方向の前後辺に直
結して連通させることにより、電線類24の引き入れ作
業が容易となる。
【0060】また、図面は省略したが、ブロック枠から
成る断面山形をなす台枠17として、管体3,9の断面
半円形を収容する複数の受溝を並設した上下相対する台
枠で幅方向に間隔をおいて並べた管体を各受溝で受け止
めて上下から挟持して載せ配し、順次積層して枠組みす
ることも可能である。
【0061】
【実施例】図22,23に示すように台枠17として、
単一の受溝20を設けた断面凹形のブロック枠19で
は、埋設現場の状況に応じてブロック枠19を幅方向に
増減してボルトナットなどで連結し枠組みすることが簡
易にできるため、導管ブロック2および分岐ブロック8
での管体または縦孔を幅方向に増減すべく枠組みするこ
とが容易となる。
【0062】
【実施例】図19〜23に示すように台枠として、断面
山形または断面凹形をなす受溝20を有するブロック枠
19の側壁20a,20aおよび中継室10の側壁に切
欠状または孔状の横断受部20bを穿設したブロック枠
19では、導管ブロック2および分岐ブロック8におけ
るブロック枠19の横断受部20bで横断孔14を穿設
すべく横断孔管14aを嵌合受支して枠組みすることが
容易となる。図19における符号17bはスペーサー1
7aの長手方向に設けた鉄筋18を添挿するための溝孔
を示す。
【0063】以上のような共同溝1の構成から、図24
に示すように分岐ブロック8,8を必要に応じて省スペ
ースで適宜設けることができ、従って、道路23に隣接
する多数の建物25の各戸に共同溝1に収容せる電線類
を各分岐ブロック8から各々取り出して、既存の埋設管
26上を直接横断して分配することができ、そのため取
り出した電線類の整然とした地中敷設が可能となって、
既存の埋設管26上の埋設電線類を確認し易くしたこと
に効果がある。
【0064】以上いくつかの実施例において、導管ブロ
ック2は左右側辺2a,2aから下辺2cに沿って貫通
埋設した管体3について説明したが、図9および図11
において説明したような中継室10を配設管体9,9群
の側辺に突設した分岐ブロック8、または中継室10を
設けない分岐ブロック8などにあっては導管ブロック2
および分岐ブロック8における管体3,9は不規則に並
列して埋設貫通することができる。
【0065】また、管体3,9,16およびその他の導
孔管12、横断孔管14aは、塩化ビニール資材を用い
たものについて説明したが、その他の合成樹脂資材、ゴ
ム資材、金属資材など任意の資材を用いて実施し、また
屈撓構造の管体を用いて実施することができ、ことに導
管ブロック2は現場の状況により長短任意に成形し、分
岐ブロック8についても数および構造も各種変更して組
み合わせ接続するものである。
【0066】さらに、導管ブロック2および分岐ブロッ
ク8の型枠成形についても、現場の状況に応じ工場で成
形し、また現場打ち込みにて成形し接続埋設して共同溝
1を構成するもので、埋設施工の過程で共同溝1の連通
せる各管体3,9,16内に分岐ブロック8の中継室1
0、導孔11、横断孔14などを通して電線類を引き入
れて敷設収容し、分配すべく出し入れするものである。
【0067】
【発明の効果】この発明の電線類埋設用共同溝は上記で
説明した構成から成り、鉄筋またはブロック枠から成る
台枠に管体を長手方向に沿って載せ配して導管ブロック
および分岐ブロックを形成し、分岐ブロックにおいて一
部の管体を各個に側辺に通して外部と連通させて成るこ
とを特徴とし、断面小スペースで複数の管体が貫通する
ため、共同溝の埋設断面スペースを埋設現場の状況に応
じて縮小変化させることができ、既存の埋設物による限
られたスペースでの電線類の安全な埋設が非常に効率よ
く得られる。
【0068】しかも、導管ブロックおよび分岐ブロック
の管体間は鉄筋コンクリートで充填されているため、断
面積が小さいばかりでなく、地中の浅い部分においても
地上面の荷重に充分耐え得る耐重性を有し、収容電線類
を安全に保護する。
【0069】また、導管ブロック端辺において、分岐ブ
ロックでの電線類の出し入れを簡易にするため、長い管
体の撓み性能を利用して彎曲変位させることができると
共に、既存埋設物を回避するため蛇行させて埋設するこ
とができる。
【0070】さらに、埋設された長く続く共同溝を前記
側辺への連通部を通して取り出した電線類を横断させる
ことができるため、電線類を共同溝に関係なく左右に横
断して往き来させることができ、共同溝の埋設施工が一
層簡易となる。
【0071】ことに、共同溝の分岐ブロックにおいて外
部と連通する管体は他の管体と独立して延出するため、
連通不要の管体は露出することなく、防犯および防災の
上から安全が確保される。
【0072】このようにこの発明の共同溝は、電線類の
埋設施設としての堅牢性および安全性を確保すると共
に、断面スペースを小さく、且つ彎曲変位を簡易に為し
得る管体と鉄筋コンクリートとによる貫通埋設構造によ
って、共同溝のコンパクト化と埋設現場での対応性を向
上させて埋設施工面での効率を高め、電線類の埋設に要
する工期を短縮することによる大幅なコスト削減と埋設
現場における道路混雑の緩和を可能にした等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施せる共同溝を示す斜視図であ
る。
【図2】図1における導管ブロックのA−A線からの埋
設状態を示す断面図である。
【図3】図1における分岐ブロックのB−B線からの埋
設状態を示す断面図である。
【図4】図1の共同溝における導管ブロックおよび分岐
ブロックの鉄筋台枠による枠組み過程を示す斜視図であ
る。
【図5】共同溝の他の実施例を埋設状態で示す導管ブロ
ック要部の縦断面図である。
【図6】共同溝の他の実施例を埋設状態で示す導管ブロ
ック要部の縦断面図である。
【図7】共同溝の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図8】図7における分岐ブロックのC−C線からの埋
設状態を示す断面図である。
【図9】共同溝の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9における分岐ブロックのD−D線からの
埋設状態を示す断面図である。
【図11】共同溝の他の実施例を示す斜視図である。
【図12】図11における分岐ブロックのE−E線から
の埋設状態を示す断面図である。
【図13】共同溝の他の実施例を示す分岐ブロック要部
の斜視図である。
【図14】図13における分岐ブロックのF−F線から
の埋設状態を示す断面図である。
【図15】共同溝の分岐ブロックにおける外部への管に
よる連通機構を示す斜視図である。
【図16】図15におけるG−G線からの断面図であ
る。
【図17】図15におけるH−H線からの断面図であ
る。
【図18】共同溝の導管ブロックと分岐ブロックを各々
既製ブロックとして成形した状態の斜視図である。
【図19】共同溝におけるコンクリート製ブロック枠か
ら成る台枠による枠組み過程を示す斜視図である。
【図20】共同溝における他のコンクリート製ブロック
枠および鉄筋から成る台枠による枠組み過程を示す斜視
図である。
【図21】共同溝におけるコンクリート製ブロック枠か
ら成る他の台枠による枠組み過程を示す斜視図である。
【図22】共同溝におけるコンクリート製ブロック枠か
ら成る台枠の他の実施例を示す斜視図である。
【図23】共同溝におけるコンクリート製ブロック枠か
ら成る台枠の他の実施例を示す斜視図である。
【図24】共同溝を地中に埋設施工した状態を示す平面
略図である。
【図25】従来の共同溝を地中に埋設施工した状態を示
す平面略図である。
【符号の説明】
1 共同溝 2 導管ブロック 2a 側辺 2b 上辺 2c 下辺 2d 端辺 2e 横断孔 3 管体 3a 突出部 3b 彎曲変位部 4 凹溝部 4a 底部 5 上壁 6 導水口 6a 簀子板 7 排水口 8 分岐ブロック 8a 側辺 8b 上辺 8c 下辺 8d 端辺 9 管体 9a 突出部 9b 彎曲変位管体 10 中継室 10a 蓋体 11 導孔 14 横断孔 15 縦孔 16 管体 17 台枠 18 鉄筋 18a 突出部 19 ブロック枠 20 受溝 20a 側壁 20b 横断受部 21 コンクリート 23a 埋め戻し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 重一 滋賀県草津市追分町107−8 (72)発明者 山内 顕子 滋賀県草津市追分町107−8

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれも鉄筋を配したコンクリートから
    成る任意の長さを有する導管ブロックと、一定の長さを
    有する分岐ブロックとを接続し地中に埋設して成り、導
    管ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック枠から成
    る台枠上に複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に
    沿って直状または彎曲変位状に載せ配すべく枠組みして
    成り、分岐ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック
    枠から成る台枠上に前記導管ブロックの管体の端部に相
    対して複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に沿っ
    て載せ配すると共に、該管体の全部または一部を外部に
    連通すべく枠組みして成り、導管ブロックと分岐ブロッ
    クの相対する管体を各々接続し導管ブロックと分岐ブロ
    ックにコンクリートを打ち込んで一連に接続して成る電
    線類埋設用共同溝。
  2. 【請求項2】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に
    沿う左右側辺寄りに上下に載せ配し、左右の管体間の上
    辺を長手方向に沿って凹状に窪ませて凹溝部を有する断
    面U字形に形成してその開口天部を長手方向に沿って遮
    蔽し、該凹溝部の遮蔽部の適所を上方に開通して設けた
    導水口に簀子板を施すと共に、凹溝部の底部に外部に通
    じる排水口を形成すべく枠組みして成る請求項1の電線
    類埋設用共同溝。
  3. 【請求項3】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に
    沿う左右側辺寄りに上下に載せ配し、左右の管体間の上
    辺を長手方向に沿って凹状に窪ませて凹溝部を有する断
    面U字形に形成すべく枠組みして成り、コンクリート打
    ちした後に導管ブロックの凹溝部を埋設土で埋め戻して
    成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
  4. 【請求項4】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に
    沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成
    り、前記分岐ブロックは、長手方向に沿う中ほどに中継
    室を設け上辺側を開放して蓋体を施し、管体を前記導管
    ブロックの管体の端部に相対して断面U字形をなす中継
    室の左右側辺に長手方向に沿って上下に載せ配し、該管
    体の全部または一部を中継室に連通すると共に、中継室
    の側辺には外部に通じる横断孔を上下管体間で穿設すべ
    く枠組みして成る請求項1乃至3のいずれか1の電線類
    埋設用共同溝。
  5. 【請求項5】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に
    沿う左右側辺寄りの上下に載せ配し、その一部の管体を
    分岐ブロック側の端部において左右の管体間に彎曲変位
    すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックは、長手方向
    に沿う中ほどに中継室を設け上辺側を開放して蓋体を施
    し、前記導管ブロックで変位した一部の管体に相当する
    管体を中継室の前後辺に連通し、他の管体は断面U字形
    をなす中継室の左右側辺に長手方向に沿って上下に載せ
    配すると共に、上下管体間で分岐ブロックを横切る状態
    に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1
    の電線類埋設用共同溝。
  6. 【請求項6】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロッ
    ク側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下部寄
    りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブ
    ロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管体
    間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項2乃
    至5のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
  7. 【請求項7】 前記分岐ブロックは、長手方向に沿う側
    辺外面に天部を開放して蓋体を施せる中継室を添設し、
    管体の全部または一部を中継室に連通すると共に、上下
    管体間で中継室を横切る状態で分岐ブロックを貫通する
    横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1の電線類埋
    設用共同溝。
  8. 【請求項8】 前記導管ブロックは、一部の管体を分岐
    ブロック側の端部において幅方向の外側に彎曲変位すべ
    く枠組みして成り、この彎曲変位する導管ブロックの管
    体を前記分岐ブロックに添設する中継室の前後辺に直結
    連通すべく枠組みして成る請求項7の電線類埋設用共同
    溝。
  9. 【請求項9】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロッ
    ク側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上下
    に載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管
    体もこれに相対して長手方向に沿う左右側辺寄りに上下
    に載せ配すべく枠組みして成る請求項7または8の電線
    類埋設用共同溝。
  10. 【請求項10】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロ
    ック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺
    寄りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐
    ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管
    体間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項9
    の電線類埋設用共同溝。
  11. 【請求項11】 前記分岐ブロックは、長手方向に沿う
    中ほどで管体の全部または一部を側辺から導孔で外部に
    連通すると共に、上下管体間で分岐ブロックを横切る状
    態に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項
    1の電線類埋設用共同溝。
  12. 【請求項12】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロ
    ック側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上
    下に載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの
    管体もこれに相対して長手方向に沿う左右側辺寄りに上
    下に載せ配すべく枠組みして成る請求項11の電線類埋
    設用共同溝。
  13. 【請求項13】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロ
    ック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺
    寄りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐
    ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管
    体間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項1
    2の電線類埋設用共同溝。
  14. 【請求項14】 いずれも鉄筋を配したコンクリートか
    ら成る任意の長さを有する導管ブロックと、一定の長さ
    を有する分岐ブロックとを接続し地中に埋設して成り、
    導管ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック枠から
    成る台枠上に複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向
    に沿って直状または彎曲変位状に載せ配し、分岐ブロッ
    ク側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上下
    に配すべく枠組みして成り、分岐ブロックは長手方向に
    沿う中ほどに上辺側を開口して蓋体を施した中継室を設
    け、該中継室の断面U字形の左右側辺を形成すべく組み
    合わせた鉄筋またはブロック枠から成る台枠上の左右側
    辺中に、前記導管ブロックの管体の端部に相対する一部
    に管体を載せ配して中継室に連通すると共に、相対する
    他の部分に管体を摺動自在に挿嵌する縦孔を穿設し、管
    体または縦孔の上下間に分岐ブロックを横切る状態に貫
    通する横断孔を穿設すべく枠組みして成り、分岐ブロッ
    クの各縦孔に管体を摺動自在に挿嵌して相対する管体を
    各々接続し、導管ブロックと分岐ブロックに一体にコン
    クリートを打ち込んで成る電線類埋設用共同溝。
  15. 【請求項15】 前記導管ブロックは、分岐ブロック側
    の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに
    も管体を載せ配すべく枠組みし、これに相対して前記分
    岐ブロックの長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに管
    体を載せ配し、または縦孔を穿設すべく枠組みして成る
    請求項14の電線類埋設用共同溝。
  16. 【請求項16】 前記導管ブロックは、上下管体間に導
    管ブロックを横切る状態に貫通する横断孔を穿設すべく
    枠組みして成る請求項1乃至15のいずれか1の電線類
    埋設用共同溝。
  17. 【請求項17】 前記導管ブロックおよび分岐ブロック
    は、双方のブロックを、または一方のブロックを工場な
    どで成型した既製ブロックを用いて成る請求項1乃至1
    6のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
  18. 【請求項18】 前記導管ブロックおよび分岐ブロック
    の既製ブロックは、一端辺または両端辺より鉄筋および
    管体の端部を突出させて成る請求項17の電線類埋設用
    共同溝。
  19. 【請求項19】 前記台枠は、鉄筋を配し連続する側壁
    で複数の受溝を設けた断面山形のコンクリート製のブロ
    ック枠から成る請求項1乃至16のいずれか1の電線類
    埋設用共同溝。
  20. 【請求項20】 前記台枠は、鉄筋を配し相対する側壁
    で単一の受溝を設けた断面凹形のコンクリート製のブロ
    ック枠から成り、該ブロック枠を幅方向に単一に、また
    は所要数組み合わせて枠組みして成る請求項1乃至16
    のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
  21. 【請求項21】 前記台枠は、側壁に受溝を横切る状態
    の孔状または上方から切欠き状の横断受部を設けて成
    り、該横断受部で横断孔を穿設すべく枠組みして成る請
    求項19または20の電線類埋設用共同溝。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106049542A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 一种应用于综合管廊的排水检查井的设置方法
CN106223448A (zh) * 2016-07-29 2016-12-14 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 一种应用于综合管廊的雨、污水检查井的设置方法

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CN106223448B (zh) * 2016-07-29 2024-03-08 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 一种应用于综合管廊的雨、污水检查井的设置方法

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