JPH0652009B2 - キャプシステム用枠およびその構築方法 - Google Patents

キャプシステム用枠およびその構築方法

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JPH0652009B2
JPH0652009B2 JP5084288A JP5084288A JPH0652009B2 JP H0652009 B2 JPH0652009 B2 JP H0652009B2 JP 5084288 A JP5084288 A JP 5084288A JP 5084288 A JP5084288 A JP 5084288A JP H0652009 B2 JPH0652009 B2 JP H0652009B2
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順二 山内
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山内 重一
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電線、電話線、交通信号機、有線放送線な
どのケーブルを市街地の歩道地下に埋設するについて、
特に既埋設物が密接し、また歩道幅か小さいなどの狭い
条件下でのこれらケーブルの埋設に用いるキャブシステ
ム用枠およびその構築方法に関する。
(従来の技術) 従来、この種ケーブルを埋設するためのキャブシステム
用構築部材は、埋設後も作業するための空洞を確保する
上から断面形の坑道枠に蓋をした蓋掛式、筒形の箱型
式、または狭い場所でのコンクリート打込形の管路式な
どのものがある。
(発明が解決しようとする課題) 従来の蓋掛式および箱型式のキャブシステム用構築部材
では、その構成上、既埋設物の密接していない広い幅の
歩道下に埋設する場合には支障がないものの、狭い場所
での埋設では幅がとれないため、管路式のキャブシステ
ム用構築部材を用いて埋設が行われてきた。管路式キャ
ブシステム用構築部材は、コンクリート打込みで形成し
たブロック体にケーブルを挿通する導管を設けて成るも
ので、導管同士は互いに離隔距離のとれない構成である
ものの隔壁により遮断されているため、異種ケーブル
(電気ケーブルと電話ケーブル)を同一ブロックの各導
管に収容することは可能である。しかし、間隔をおいて
各所に設けたマンホール部において、ブロック各導管か
ら出た各ケーブルが隔壁なしの近接状態となって互いの
離隔距離が不足するため、異種ケーブルを同一ブロック
の各導管に収容することができない欠点があり、現場で
の異種ケーブルに対応しきれないなどの問題点があっ
た。
この発明は、このような狭い場所で、且つ多数の異種ケ
ーブルに対応して収容し埋設することができるキャブシ
ステム用枠およびその構築方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のキャブシステム用枠は上記の目的を達成する
ため、長さ方向に沿って適当な長さを付した垂直状の支
柱壁の下辺部に固定床板を設けて断面倒T字形の支持ブ
ロックを形成し、該支持ブロックの支柱壁両面に支持腕
を突設して成ることを特徴とし、幅および深さの小さい
限られた狭いスペースでの多数の異種ケーブルの埋設を
可能にした。
支柱壁面に設けた取付部に支持腕を装着する支持ブロッ
クでは、現場でのケーブルの増加に応じて支持腕を増設
してケーブルを収容することができる。
支柱壁上辺部を幅広に形成して保護縁とした支持ブロッ
クでは、埋設後歩道に車両を乗入れた場合、その荷重を
この保護縁で受け止めて、支持腕で受支しているケーブ
ルをこの荷重から護るため、ケーブルを安全に敷設保持
することができる。
支持ブロックの垂直支柱壁を長さ方向に沿って上下複数
に分割することにより、埋設地下の状況による深さ制限
に即応して深浅調節することができると共に、狭い場所
での支持ブロック埋設の積み重ね過程の開放状態で多数
ケーブルを遂次収容することができるため、その収容作
業が容易であるなどの効果がある。
(作用) 上記のような構成および方法から、断面倒T字形の支持
ブロックの支柱壁は、固定床板の据付けにより、長さ方
向に沿って垂直状に強力に支持されて固定し、この強固
な支持力を有する支柱壁の両壁面を利用して突設した支
持腕で多数の埋設ケーブルを長さ方向に沿ってそれぞれ
安定よく受支して、支柱壁を中心とした薄い幅のスペー
スで多くのケーブルを嵩低く収容受支することができる
ため、これを土砂で埋込むことにより、ケーブル埋設に
必要な枠体の所定スペースを最小の幅狭および深さにす
ることができると共に、支柱壁により別異のケーブルを
完全に振分け隔絶し、且つ互いに必要な離隔、距離を保
つべく支持腕を離間させて突設することが容易であるた
め異種ケーブル同士の互いの影響を回避させて受支する
ことができ、多くの異種ケーブルを安定よく埋設するこ
とができるよう作用する。
(実施例) この発明に係るキャブシステム用枠の実施例について図
面を用いて説明する。
第1〜3図はいずれもこの発明を各々実施せるキャブシ
ステム用枠の斜視図で、支持ブロック(1)は内部に鉄筋
を施してコンクリートを主体として成り、長さ方向に沿
って適当な長さを付した垂直状の支柱壁(2)の下辺部に
水平状の固定床板(3)を設けて断面倒T字形に形成し、
支柱壁(2)の両面に支持腕(5)を装着するネジ穴から成る
取付部(4)(4)を多数設け、この取付部(4)(4)に支持腕
(5)のボトルから成る取付部(6)を結合して支柱壁(2)の
両面適所に支持腕(5)(5)を水平に突設して成る。この取
付部(4)(6)は螺子機構によるもののほか嵌合、掛合など
任意の機構により装着突設する。支持腕(5)を支柱壁(2)
と一体に突設させることも考えられるが、互いの取付部
(4)(6)で支柱壁(2)に着脱自在に突設させることによ
り、埋設現場でのケーブルの多寡に応じて支持腕(5)を
各種変更させて突設させることができる上で効果があ
り、搬送など取扱いの上でも有利である。
第2図に示すように、支持ブロック(1)の支柱壁(2)上辺
部を長さ方向に沿って幅広に形成して保護縁(2a)を設け
ることにより、歩道に車両が乗入れることのある場所で
の埋設では、歩道面と埋設ケーブル(15)が近接している
ため、支柱壁(2)に突設せる支持腕(5)で受支されたケー
ブル(15)をこの車両の荷重から保護して安全な敷設を保
持することができると共に、管路保護板(18)を掛設する
再にこの保護縁(2a)が支持縁となって安定した掛合が得
られる等の効果がある。
第3図に示すように、支持ブロック(1)の支柱壁(2)を長
さ方向に沿って上下に複数に分割して、金属材から成る
断面コ字形の結合部材(7)を積重ねた支柱壁各部(2W)(2
X)(2Y)の両面に背中合せの縦状に添わせてボルトナット
(8)(8)で結合して支持ブロック(1)を構成することによ
り、埋設現場での状況に応じて支持ブロック(1)の丈を
深浅調節することができ、現場までの搬送においても嵩
低くして取扱い易いと共に、最上部の支柱壁部(2W)に保
護縁(2a)を設けた場合には、現場の埋設過程でこの支柱
壁部(2W)を最後に結合させ、または取り外すことによ
り、支持腕(2)へのケーブル(15)(15)取付作業が容易に
且つ確実になる。
次に、この発明を実施せるキャブシステム用枠の構築方
法における施工例を第4〜7図について順次説明する
と、第4図で道路の舗装面(9)をカッターで切断して所
定の幅および深さの溝穴(10)を掘さくして形成し、該溝
穴(10)の床面に基礎砕石(11)、敷モルタル(12)から成る
養生床を施して断面倒T字形の支持ブロック(1)の固定
床板(3)を据付けて長さ方向に連繋し、第5図で支持ブ
ロック(1)の溝穴(10)に沿った両側部に当矢板(13)(13)
を配し、この当矢板(13)(13)を内側から支持ブロック
(1)を介して上下に亘り切梁(14)(14)で突張らせて装着
し、その外側に土砂を埋戻して支持ブロック(1)を溝穴
(10)内に固定し、第6図で、その状態で支持ブロック
(1)の支柱壁(2)の両側面の適所に支持腕(5)(5)を長さ方
向に並列すべく装着突設し、この支持腕(5)(5)でケーブ
ル(15)(15)を挿通収容する支持管(16)を長さ方向に沿っ
て受支して、埋設工事続行中の夜間などには溝穴(10)の
上口を開閉可能に覆工板(17)で仮覆いし、第7図で、ケ
ーブル(15)の敷設完了後、切梁(14)(14)を外して当矢板
(13)(13)を取り除き、溝穴(10)に土砂を埋め固めて支持
ブロック(1)を支持管(16)と共に埋込んでローラー固め
し、埋設深さが比較的浅いため歩道舗装の修繕工事等で
掘り返えす際、支持ブロック(1)で支持されている埋設
ケーブル(15)を損傷、切断するなどの事故を起し易く、
これを防ぐためのコンクリート製の管路保護板(18)を支
持ブロック(1)の支柱壁(2)上辺部に載せ掛けて敷き、そ
の上面に舗装(9a)を施して道路を復元させてケーブル埋
設が完了するもので、狭いスペースでのケーブル埋設を
効果的にしている。
支持ブロック(1)(1)の長さ方向に連繋する互いの接面を
凹凸状に噛み合わせボルトナットで連結することも可能
で、管路保護板(18)も同様に支持ブロック(1)の支柱壁
(2)上辺部にボルトナット、アンカーなどで固定するこ
とにより、互いの連結および掛合を一層確実にすること
ができる。
(発明の効果) この発明は上記の構成および方法から成り、断面倒T字
形に形成した支持ブロックの垂直状支柱壁はその下辺部
に一体に設けた水平状固定床板が基礎となって強力に支
持されて、埋設すべく掘さくした溝穴の床面に据付けた
とき垂直状に安定よく固定される。この大きな支持力を
有する支柱壁の壁面を利用して突設した支持腕でケーブ
ル(支持管)を受支して敷接した後、土砂で埋込まれる
もので、ケーブル(支持管)を堅牢確実に収容し且つ効
率的に埋設することができ安全であると共に、ケーブル
を支柱壁を挾んだ両側に隔離し、また上下に充分離間さ
せて受支することが可能であるため、互いに影響し合わ
ない隔絶が要求されるケーブルなどの埋設に効果があ
る。ことに、全体を断面倒T字形とした簡潔構成の支持
ブロックは、固定床板部で固定された垂直状の長さ方向
に沿う支柱壁を中心にケーブル(支持管)を安定よく受
支敷接してケーブル(支持管)を直接土砂で埋め込む構
成から、埋設ケーブルを収容するキャブシステム用枠の
長さ方向に沿った埋設幅および深さが極めて小さく、且
つ多数のケーブルを収容支持することができるため、道
路幅の狭い場所、また既埋設物の接近している狭い場所
などでの多数のケーブルを効率よく確実に埋設すること
ができると共に、簡潔単一の断面倒T字形の支持ブロッ
ク構成がその成形過程を一層簡易にしてコストダウンを
実現し、しかも、キャブシステム用枠構築の埋設過程で
も固定床板を有する単一構成であるため据付けるだけの
簡単な作業で強固な固定が得られて、従来のような煩雑
な組合せ構成によって費していた工期を大幅に短縮する
ことができることにより、道路をケーブル埋設工事のた
めに長く占拠する不利を解消して通行の妨げを可及的少
なくすることができ、併せて、埋設工費の軽減を実現す
ることができる等多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施せるキャブシステム用枠の斜視
図、第2図および第3図はいずれもこの発明を実施せる
他の実施例を示すキャブシステム用枠の支持腕を取り外
した状態の斜視図、第4図乃至第7図はこの発明を実施
せるキャブシステム用枠の構築方法における埋設過程を
順次示す縦断面図である。 図中、(1)は支持ブロック、(2)は支柱壁、(2a)は保護
縁、(2W)(2X)(2Y)は分割支柱壁、(3)は固定床板、(4)は
取付部、(5)は支持腕、(6)は取付部を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向に沿って適当な長さを付した垂直
    状の支柱壁の下辺部に固定床板を設けて断面倒T字形の
    支持ブロックを形成し、該支持ブロックの支柱壁面に支
    持腕を突設して成るキャブシステム用枠。
  2. 【請求項2】前記支持ブロックの支柱壁面に取付部を設
    け、該取付部に支持腕を装着して突設した請求項1記載
    のキャブシステム用枠。
  3. 【請求項3】前記支持ブロックの支柱壁上辺部に幅広の
    保護縁を形成して設けた請求項1または2記載のキャブ
    システム用枠。
  4. 【請求項4】前記支持ブロックの支柱壁を、長さ方向に
    沿って上下複数に分割し、互いに連結して成る請求項1
    乃至3のいずれか1に記載のキャブシステム用枠。
  5. 【請求項5】長さ方向に沿って適当な長さを付した垂直
    状の支柱壁とその下辺部に設けた固定床板とで断面倒T
    字形の支持ブロックを形成し、道路に掘設した溝穴の養
    生床部に支持ブロックの固定床部を据付けて長さ方向に
    順次連繋し、支持ブロックの支柱壁面に突設した支持腕
    でケーブルを受支敷設して土砂で埋め固める工程から成
    るキャブシステム用枠の構築方法。
JP5084288A 1988-03-03 1988-03-03 キャプシステム用枠およびその構築方法 Expired - Lifetime JPH0652009B2 (ja)

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