JP2021102886A - 歩車道境界ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】 基礎部2の上面に電線ケーブル4を載置し、その電線ケーブル4を覆うように縁石部3を基礎部上面に配置する歩車道境界ブロック1に於いて、縁石の高さを低くする部分や電線ケーブルを宅地等に分配する部分などに於いて、適宜、電線ケーブルの延在する高さを変更できるようにすること。【解決手段】 本発明の歩車道境界ブロック1は、縁石部3が断面に於いてその下側が開口した略U字形状を有し、基礎部2の上面が平坦であり、電線ケーブル4が縁石部の略U字形状内にて延在する第一の区間Iと、基礎部2が断面に於いて上側に開口した略U字形状の溝構造2aを有し、電線ケーブルがその溝構造内にて延在する第二の区間IIと含み、第一の区間と第二の区間とが接続され、第一の区間と第二の空間との間にて電線ケーブルが連続的に延在可能な接続通路が設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、歩道と車道の境界に延在するよう設置される縁石を含む歩車道境界ブロックに係り、より詳細には、電力ケーブル、通信ケーブル等の電線ケーブルを内部に格納した歩車道境界ブロックに係る。
近年、国や地方自治体に於いて、景観の改善、歩道の有効幅員の拡大による通行空間の安全性及び快適性の向上、地震、竜巻、台風等の災害時に於ける電柱の倒壊による交通などへの被害の防止などを図るために、地上に於ける電線ケーブルを担持する電柱をなくす無電柱化が推進されている。かかる無電柱化の方策の一つとしては、電柱に担持されていた電線ケーブルを歩車道境界ブロックに格納することが提案されている。例えば、特許文献1に於いては、縁石を中空に形成して、その中空の空間に、送電線、電話線、送水管等を収納できるようにすることが提案されている。特許文献2、3では、歩車道境界ブロックとして、境界に沿って側溝ブロック(トラフ)を形成し、側溝ブロック内にその延在方向に沿って上部空間と下部空間とを分ける中底部材を配置し、側溝ブロックの下部空間内に電線ケーブルが収容され、上部空間が道路上の排水路となっている構造が提案されている。特許文献4では、歩車道境界ブロックに於いて、電線ケーブルを収容する蓋付きのトラフと、トラフの蓋の上に縁石が配置され、縁石の下方部分の基礎部に排水通路が形成されている構造が提案されている。なお、歩車道境界に配置される縁石に一体的に排水路が形成された構造が特許文献5に、縁石に排水の目的でエプロンが形成されている構造が特許文献6に、それぞれ、記載されている。
特開2006−97450 特開2012−136887 特開2012−158983 特開2016−36220 特開2015−108218 特開2006−291683
無電柱化の方策の一つとして、電線ケーブルを地上に敷設し或いは地中に埋設する方式を採用する場合、地中には、既に、ガス管、上下水管、排水管などの管類が埋設されているので、それらの地中に埋設されている管類に影響のないように、或いは、それらの管類を移動させるなどのことがないように電線ケーブルが敷設できることが望ましい。そこで、本願出願人は、本願出願時未公開の特願2019−223517に於いて、歩車道境界ブロックの地上に突出する縁石部分を中空に形成し、その縁石内の空間に電線ケーブルを配設する構成を提案した。図1(C)に模式的に描かれている如く、かかる歩車道境界ブロック1は、より具体的には、舗装面よりも下に埋設される基礎部2の上に、電線ケーブル4(複数であってよい。)が載置され、その電線ケーブル4を覆うように、断面に於いて下側が開口した略U字形状の縁石部3が配置される構造となっている。通常、ガス管などの既存の管類は、縁石の下などには設けられていないので、かかる構成によれば、地中に既存の管類と干渉することなく、電線ケーブル4が配設することが可能であり、また、電線ケーブル4が地上に突出した縁石部3内に配設されているので、舗装部を除去し、縁石部3を外すだけで、電線ケーブル4にアクセスすることが可能であり、電線ケーブル4の保守等が容易となるといった利点が得られることとなる。
ところで、実際の道路の歩車道境界に延在するよう設置される縁石に於いては、歩行者又は車両が歩車道境界へ進入可能とするためなどの縁石の高さを低くする部分(横断歩道前、交差点前、駐車場の出入口前など)が存在する。その場合、地面から上方に突出する縁石の内側に電線ケーブル4を這わせる空間を確保することは困難となるので、上記の如き歩車道境界ブロック1の地面の下に配置される基礎部2の上面に電線ケーブル4を載置し、それらの電線ケーブル4を断面に於いて略U字形状の縁石部3で被せる構造は採用しにくい。また、電線ケーブルを宅地に分配する部分に於いては、地面より上方に突出した縁石から電線ケーブルを引き出すと、電線ケーブルが地面付近に露出することとなり、安全性や耐久性の観点で好ましくないので、電線ケーブルを宅地に分配する部分に於いては、電線ケーブルが地中にて引き出されるようになっていた方が好ましい。そこで、上記の如く歩車道境界に於いて電線ケーブルを延在させる構成に於いて、地面の上方に突出する縁石の高さを低くする必要のある部分や電線ケーブルを宅地に分配する部分に於いては、図1(B)の如く、電線ケーブルを地面よりも下に配設できるように、歩車道境界ブロックの基礎部をトラフ状(溝状)に形成した構造とし、その溝内にて電線ケーブルを延在させるようになっていた方が好ましい。また、そのような縁石の高さを低くする部分や電線ケーブルを宅地に分配する部分は、歩車道境界に沿って間欠的に存在するので、歩車道境界に沿って延在するブロックに於いては、電線ケーブルの延在する高さが、適宜、変更できるようになっていることが好ましい。
かくして、本発明の一つの課題は、上記の如き歩車道境界ブロックであって、基礎部の上面に電線ケーブルを載置し、その電線ケーブルを覆うように縁石を基礎部上面に配置する構造に於いて、縁石の高さを低くする部分や電線ケーブルを宅地等に分配する部分などに於いて、適宜、電線ケーブルの延在する位置を地面より低い位置に変更できるようになった構成を提供することである。
本発明によれば、上記の課題は、電線ケーブルが上面に載置される基礎部と前記電線ケーブルを覆うように前記基礎部の上面に配置される縁石部とを含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部が断面に於いてその下側が開口した略U字形状を有し、前記基礎部の上面が平坦であり、前記電線ケーブルが前記縁石部の略U字形状内にて延在する第一の区間と、前記基礎部が断面に於いて上側に開口した略U字形状の溝構造を有し、前記電線ケーブルが前記基礎部の溝構造内にて延在する第二の区間と含み、前記第一の区間と前記第二の区間とが接続され、前記第一の区間と前記第二の空間との間にて前記電線ケーブルが連続的に延在可能な接続通路が設けられている歩車道境界ブロックによって達成される。
上記に於いて、「歩車道境界ブロック」は、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って設置される縁石を提供する構造体である。歩車道境界ブロックは、本発明に於いては、舗装面の下の地中にて歩車道境界に沿って延在するよう配設される「基礎部」と、その基礎部の上面にて舗装面よりも上方へ突出して歩車道境界に沿って延在するよう配設される「縁石部」とを含み、かかる縁石部が基礎部に載った状態で、基礎部と縁石部との間に中空の領域が形成され、その領域内にて、電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブルが配設される。なお、電線ケーブルは、複数本からなるケーブルの群であってよい。縁石部は、典型的には、アンカーボルトを縁石部の縁に穿たれたボルト孔を通して基礎部に於けるボルト孔に締結することによって、基礎部上面に固定されるようになっていてよい。また、基礎部及び縁石部は、鉄筋コンクリートにて形成されてよい。
そして、上記の如き「歩車道境界ブロック」に於いて、本発明に於いては、縁石部が断面に於いてその下側が開口した略U字形状を有し、基礎部の上面が平坦であり、電線ケーブルが縁石部の略U字形状内にて延在する第一の区間と、基礎部が断面に於いて上側に開口した略U字形状の溝構造を有し、電線ケーブルが基礎部の溝構造内にて延在する第二の区間とが設けられ、第一の区間と第二の区間とが接続され、その接続部分に於いて、電線ケーブルが連続的に延在可能な接続通路が設けられる。この構成に於いて、第一の区間では、電線ケーブルが地面と略同じ高さから地面より上方の高さに沿って或いは地面の近傍に沿って延在し、第二の区間に於いては、電線ケーブルは、地面より下方の高さに沿って延在することとなる。即ち、第二の区間では、地面より上方には、電線ケーブルが延在していないので、縁石の高さを低くすることが可能となり、或いは、電線ケーブルを地中を通して宅地等へ分配することが可能となる。かくして、適宜、縁石の高さを低くする必要のある部分或いは電線ケーブルを宅地等に分配する部分に於いては、上記の第二の区間の構成を適用することで、縁石の高さの低減や電源ケーブルの宅地等への分配が達成できることとなる。
なお、第一の区間と第二の区間とが接続している接続通路に於いて、電線ケーブルの湾曲可能な程度には限界があるところ、通路の底面の高さが接続部分で急に変化すると、電線ケーブルがその高さに変化に十分に追従できず、電線ケーブルの湾曲部分に負担がかかる可能性がある。そこで、第一の区間と第二の区間との間の接続通路に於いては、通路の底面の高さが緩やかに変化するように、適当な角度にて傾斜した傾斜面を有するブロック体(傾斜ブロック体)が配置されてよい。傾斜ブロック体は、具体的には、第一の区間の端部に隣接するように第二の区間に於ける基礎部の溝構造の端部に嵌合し、傾斜面は、第一の区間に於ける通路の底面(即ち、基礎部の上面)と第二の区間に於ける通路の底面(即ち、基礎部の溝構造の底面)とを緩やかに接続するよう形成され、その傾斜面に沿って電線ケーブルが延在することとなる。傾斜面の角度は、第一の区間に於ける通路の底面と第二の区間に於ける通路の底面との間にて傾斜面上に延在する電線ケーブルに於いて、その電線ケーブルが過度に湾曲しないような大きさに設定されることが好ましい。
かくして、上記の本発明の構成によれば、中空に形成された縁石の内側に電線ケーブルを収納する形式の歩車道境界ブロックに於いて、電線ケーブルが縁石部の略U字形状内にて延在する第一の区間と、電線ケーブルが基礎部の溝構造内にて延在する第二の区間とを接続し、それらの接続部分に電線ケーブルが連続的に延在可能な接続通路を設けた構成を用いることにより、歩車道境界に於いて、縁石の高さを低くする部分や電線ケーブルを宅地等に分配する部分を設けることが可能となる。また、上記の如き傾斜ブロック体を用いた場合には、第一の区間と第二の区間との間に於いて、電線ケーブルが過剰に湾曲しないようにすることが可能となり、電線ケーブルの損傷の防止が図られることとなる。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
図1(A)は、歩車道境界に設置された本実施形態による歩車道境界ブロックの模式的な側面である。図1(B)、(C)は、図1(A)に於ける線B−B’、C−C’に沿って見た歩車道境界ブロックの模式的な断面図である。 図2(A)は、本実施形態による歩車道境界ブロックに於いて傾斜ブロック体をトラフ状の基礎部の溝構造に配置した場合の図1(A)と同様の図である。図2(B)は、傾斜ブロック体の模式的な斜視図であり、図2(C)は、第二の区間の端の基礎部の溝構造に配置された傾斜ブロック体の模式的な斜視図である。
1…歩車道境界ブロック
2…基礎部(第一の区間)
2’…基礎部(第二の区間)
2a…基礎部の溝構造
2b…ノックアウト部
3…縁石部(第一の区間)
3’…縁石部(第二の区間)
4…電線ケーブル
5…アンカーボルト
6…土止め板
7…傾斜ブロック体
7a…傾斜面
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
歩車道境界ブロックの構成
図1を参照して、本実施形態の歩車道境界ブロック1は、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って配置される。歩車道境界ブロック1の構成に於いては、具体的には、車道と歩道との境界に沿って、舗装面(舗装部は、アスファルトなど、通常の態様にて適用される舗装によるものであってよい。)の下方にて地中に基礎部2、2’が配置され、その基礎部2、2’の上面に、舗装面の上方へ突出する縁石部3、3’が配置される。特に、本実施形態に於いては、第一の区間(I)と第二の区間(II)とが形成され、第一の区間(I)では、図1(C)に描かれている如く、縁石部3が断面に於いて下向きに開口した略U字型の断面の構造を成しており、略矩形状で中実の基礎部2の上面に当接して配置され、これにより、基礎部2の上面と縁石部3との間に中空領域が形成され、第二の区間(II)では、図1(B)に描かれている如く、縁石部3’の縁が、断面に於いて上向きに開口した略U字型の断面の溝構造(トラフ)を有する基礎部2の上縁に当接して配置され、これにより、基礎部2の溝構造2aと縁石部3’との間に中空領域が形成される。そして、第一の区間(I)に於ける縁石部3の略U字型の内側の中空領域と第二の区間(II)に於ける基礎部2’の溝構造2aの内側の中空領域とは、連続した通路となっており(図に於いて、第一の区間(I)と第二の区間(II)とに跨る縁石部3は、下側が開口しており、第一の区間(I)側では、基礎部2の上面とで空間を画定し、その空間に連続して、第二の区間(II)側では、基礎部2’の溝構造2aの底面とで空間を画定しているので、連続した通路が形成される。)、その通路内に於いて、電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブル4が連続的に配設される。なお、電線ケーブル4は、図示の如く、複数本からなる束であってよく、また、縁石部3の内側の中空領域に、管路が敷設され、電線ケーブル4は、かかる管路内に延在するようになっていてよい。基礎部2の上面に対する縁石部3の固定は、アンカーボルト5を縁石部3の縁に穿孔されたボルト孔に貫通させ、基礎部2の上面に穿孔されたボルト孔に締結することによって達成されてよい。典型的には、基礎部2と縁石部3とは、設置された状態で、車等が接触しても、容易に移動又は破損しないように、内部に鉄筋を有する鉄筋コンクリートなどにより作成されてよい。更に、歩車道境界ブロック1は、基礎部2及び縁石部3とも予め工場にて作成し、それらの完成品が歩車道境界ブロック1の設置される現場に移送されて、そこで、歩車道境界ブロック1として組み立てられる方式にて設置されるようになっていてよい(プレキャスト方式)。プレキャスト方式によれば、歩車道境界ブロック1の設置現場に基礎部2及び縁石部3を設置するだけでよいので、その場でコンクリート又はセメントを硬化させて縁石を設置する場合に比して大幅に工期が短縮され、道路に於いて歩車道境界が速やかに利用できるようになる点で有利である。
上記の本実施形態の歩車道境界ブロック1によれば、第一の区間(I)に於いては、さほどに地面を掘削することなく(基礎部2を配置するため程度でよい。)、地面近傍の縁石内にて電線ケーブル4を延在させ、そして、連続的に、第二の区間(II)に於いては、地面よりも下方にて電線ケーブル4を延在させることができることとなる。従って、歩道と車道とを分離するための縁石を延在させる領域に於いては、第一の区間を形成して、少ない地面の掘削量にて電線ケーブル4を縁石内に収容することができる一方、横断歩道前、交差点前、駐車場の出入口前などの、歩行者又は車両が歩車道境界を用意に横切ることができるように縁石を低くする部分や電線ケーブルを宅地などに分配する部分に於いて、適宜、第一の区間に連続して、第二の区間を挿入して、電線ケーブルを地面より下方に延在させるといった構成が可能となる。この構成であれば、歩車道境界の大部分に於いては、比較的労力の少ない第一の区間にて歩車道境界ブロックが設置されることとなるので、かかる歩車道境界ブロックのための労力の軽減が図られることとなる(歩車道境界の全域に於いて、掘削量の多い第二の区間を形成する必要はない点で有利である。)
図1(A)に例示の構成に於いて、第一の区間(I)と第二の区間(II)との接続部分(境目)に於いて、第二の区間の基礎部2’の溝構造2aは、第一の区間(I)の基礎部2よりも深い位置に配置されるので、基礎部2’の溝構造2aへの地中の土砂yの流入を阻止し、また、漏水が起きないように基礎部2’の溝構造2aの端には板状部材である土止め板6が配置されてよい。土止め板6は、図示の如く、基礎部2の端と基礎部2’の端とに挟持されるように配置されてもよく、基礎部2の端の下方にて延在して基礎部2’の溝構造2aの端を塞ぐように配置されてもよい。また、基礎部2’の略上下方向に延在する側壁部に於いては、壁厚の薄くなったノックアウト部2bが形成されていてよい。基礎部2’に於いて、電線ケーブル4を分岐する場合には、ノックアウト部2bが開口され(例えば、ハンマーなどで打開される。)、その開口から電線ケーブル4が引き出されるようになっていてよい。
ところで、図1(A)の第一の区間(I)と第二の区間(II)との境目に於いては基礎部2の上面と基礎部2’の溝構造2aの底面との間は、高さが不連続となっている。ここに於いて、電線ケーブル4を這わせた場合、図示の矢印xの如く、電線ケーブル4は、基礎部2の上面から下方へ基礎部2’の溝構造2aの底面へ向かって自重で垂れ下がり湾曲するところ、その際、電線ケーブル4が許容曲げ半径以上に湾曲することは避けるべきである。そこで、図2(A)に例示されている如く、第一の区間(I)と第二の区間(II)との境目に於いては、図2(B)に模式的に描かれている如き傾斜面7aを有する傾斜ブロック体7が、図2(C)に示されている如く、基礎部2’の溝構造2aの、第一の区間(I)と接する端に配置されてよい。かかる傾斜ブロック体7に於いては、傾斜面7aが基礎部2の端の上面と基礎部2’の溝構造2aの底面とが実質的に連続するように形成されてよい。傾斜面7aの傾斜角は、電線ケーブル4が基礎部2の上面と基礎部2’の溝構造2aの底面との間にて傾斜面7aに沿って延在した場合に、電線ケーブル4の曲げが許容曲げ半径以下となるように設定される。また、傾斜ブロック体7は、土止め板6の場合と同様に溝構造2aへの地中の土砂の流入を阻止し、また、漏水が起きないよう設置される。このように傾斜ブロック体7を第一の区間(I)と第二の区間(II)との境目に配置することで、電線ケーブル4が過剰に湾曲することが回避され、電線ケーブル4への負担が軽減されることとなる。なお、傾斜ブロック体7は、第二の区間(II)に基礎部2’を設置した後でも、その溝構造2a内に配置することが可能であり、設置作業が容易となるので、有利である。
以上の説明は、本発明の実施の形態に関連してなされているが、当業者にとつて多くの修正及び変更が容易に可能であり、本発明は、上記に例示された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱することなく種々の装置に適用されることは明らかであろう。

Claims (1)

  1. 電線ケーブルが上面に載置される基礎部と前記電線ケーブルを覆うように前記基礎部の上面に配置される縁石部とを含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部が断面に於いてその下側が開口した略U字形状を有し、前記基礎部の上面が平坦であり、前記電線ケーブルが前記縁石部の略U字形状内にて延在する第一の区間と、前記基礎部が断面に於いて上側に開口した略U字形状の溝構造を有し、前記電線ケーブルが前記基礎部の溝構造内にて延在する第二の区間と含み、前記第一の区間と前記第二の区間とが接続され、前記第一の区間と前記第二の空間との間にて前記電線ケーブルが連続的に延在可能な接続通路が設けられている歩車道境界ブロック。
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