JP2021102882A - 歩車道境界ブロック - Google Patents

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JP2021102882A JP2019234658A JP2019234658A JP2021102882A JP 2021102882 A JP2021102882 A JP 2021102882A JP 2019234658 A JP2019234658 A JP 2019234658A JP 2019234658 A JP2019234658 A JP 2019234658A JP 2021102882 A JP2021102882 A JP 2021102882A
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敬治 安井
Takaharu Yasui
敬治 安井
山田 英樹
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Abstract

【課題】 歩車道境界ブロックに於いて電線ケーブルが配設されているなどの理由から、歩車道境界ブロックから隔置されて雨水用の排水路又は排水溝が設けられている場合に車道側の雨水を縁石を横切って歩道側へ流すことのできる構造を提供すること。【解決手段】 本発明の歩車道境界ブロック1は、縁石部3’が車道側と歩道側との間に貫通する開口部6を有し、開口部が比重が1より低い部材からなるフロート体7により開放可能に閉鎖され、開口部6に水wが到達すると、該水によりフロート体7が浮き上がり、開口部6が開放される。【選択図】 図1

Description

本発明は、歩道と車道の境界に延在するよう設置される縁石を含む歩車道境界ブロックに係り、より詳細には、車道の雨水を排水できるよう構成された歩車道境界ブロックに係る。
近年、国や地方自治体に於いて、景観の改善、歩道の有効幅員の拡大による通行空間の安全性及び快適性の向上、地震、竜巻、台風等の災害時に於ける電柱の倒壊による交通などへの被害の防止などを図るために、地上に於ける電線ケーブルを担持する電柱をなくす無電柱化が推進されている。かかる無電柱化の方策の一つとしては、電柱に担持されていた電線ケーブルを歩車道境界ブロックに格納することが提案されている。例えば、特許文献1に於いては、縁石を中空に形成して、その中空の空間に、送電線、電話線、送水管等を収納できるようにすることが提案されている。特許文献2、3では、歩車道境界ブロックとして、境界に沿って側溝ブロック(トラフ)を形成し、側溝ブロック内にその延在方向に沿って上部空間と下部空間とを分ける中底部材を配置し、側溝ブロックの下部空間内に電線ケーブルが収容され、上部空間が道路上の排水路となっている構造が提案されている。特許文献4では、歩車道境界ブロックに於いて、電線ケーブルを収容する蓋付きのトラフと、トラフの蓋の上に縁石が配置され、縁石の下方部分の基礎部に排水通路が形成されている構造が提案されている。なお、歩車道境界に配置される縁石に一体的に排水路が形成された構造が特許文献5に、縁石に排水の目的でエプロンが形成されている構造が特許文献6に、それぞれ、記載されている。
特開2006−97450 特開2012−136887 特開2012−158983 特開2016−36220 特開2015−108218 特開2006−291683
無電柱化の方策の一つとして、電線ケーブルを地上に敷設し或いは地中に埋設する方式を採用する場合、地中には、既に、ガス管、上下水管、排水管などの管類が埋設されているので、それらの地中に埋設されている管類に影響のないように、或いは、それらの管類を移動させるなどのことがないように電線ケーブルが敷設できることが望ましい。そこで、本願出願人は、本願出願時未公開の特願2019−223517に於いて、図4(A)に模式的に描かれている如く、歩車道境界ブロックの地上に突出する縁石部分を中空に形成し、その縁石内の空間に電線ケーブルを配設する構成を提案した。かかる歩車道境界ブロック1は、より具体的には、図4(A)に模式的に描かれている如く、舗装面よりも下に配置される基礎部2の上に、電線ケーブル4(複数であってよい。)が載置され、その電線ケーブル4を覆うように、断面に於いて下側が開口した略U字形状の縁石部3が配置される構造となっている。通常、ガス管等の既存の管類は、縁石の下などには設けられていないので、かかる構成によれば、地中に既存の管類と干渉することなく、電線ケーブル4が配設することが可能であり、また、電線ケーブル4が地上に突出した縁石部3内に配設されているので、舗装部を除去し、縁石部3を外すだけで、電線ケーブル4にアクセスすることが可能であり、電線ケーブル4の保守等が容易となるといった利点が得られることとなる。なお、前記出願に於いては、基礎部2を中空に形成して、その中空領域の排水路として利用することも記載されている。
ところで、上記の如く電線ケーブルを歩車道境界ブロックの内部に於いて延在させる構造に於いて、電線ケーブルが水に接触したり、或いは更に、浸水したりすることは避けられるべきである。従って、道路の雨水が排水される排水路又は排水溝を設ける場合、それらは、電線ケーブルの収納された歩車道境界ブロックから隔置されることが望ましく、例えば、かかる排水路又は排水溝は、歩道の歩車道境界とは反対側の端に沿って設けられることが好ましい(図1参照)。その場合、車道に降った雨水が歩道の端の排水路又は排水溝まで流れるような構成が必要となるところ、歩車道境界に地面から上方に突出した縁石が延在していると、図4(A)に模式的に描かれている如く、縁石部3が壁となって雨水wが車道側から歩道側へ流通できなくなる。そこで、例えば、図4(B)の如く、雨水wを車道側から歩道側へ流すために縁石部3の一部の高さを低くする(3a)などの構成を採用することが考えられるが、縁石部3の内側に電線ケーブルが配置されていると、縁石部3の一部の高さを低くすることは困難であり、更に、縁石部3の一部の高さを低くする構成では、歩車道境界を画定する縁石が不連続となり、車両の歩道への進入を防止する縁石の役割が果たせなくなる。また、従来の技術に見られる如く、縁石の下に排水路を設ける構造の場合は、図4(C)、(D)の例示されている如く、縁石3の根元の排水路への開口部分に、グレーティング(格子状溝を切った蓋)Gを配置した例が見られるところ、そのようなグレーティングGを雨水の通路に設ける場合、落ち葉やゴミなどがグレーティングGの溝に滞留して目詰まりを生じ、排水ができなくなってしまったり、グレーティングGの隙間から排水路へ携行品(鍵、金銭、カードなど)を落としてしまい、それらの落下物が容易に拾い出せないといったことが起き得る。これらの事情を鑑みて、歩車道境界ブロックに於いて電線ケーブルを収納する構成に於いて、車道に降った雨水などの水の排水のための構成を備える場合には、かかる排水のための排水路又排水溝を電線ケーブルの収納領域から隔置された位置、例えば、歩道の歩車道境界とは反対側の端に設けると共に、歩車道境界に延在する縁石は、その高さを変えずに、車道側の水が歩道側の排水路又排水溝まで流通できるように構成されていることが望ましいということができる。
かくして、本発明の一つの課題は、歩車道境界ブロックに於いて電線ケーブルが配設されているなどの理由から、歩車道境界ブロックから隔置されて雨水用の排水路又は排水溝が設けられている場合に、上記の如き従前の不具合を解消しつつ、車道側の雨水を歩車道境界を横切って歩道側へ流すことのできる新規な構造を提供することである。この点に関し、歩車道境界に延在する縁石を横切って水を流通させるための構成として、縁石内部に電線ケーブルを収納した構造は採用しにくいので、歩車道境界ブロックの縁石の下にて地面より下方にトラフ構造(溝構造)を形成し、そのトラフ構造の内部に於いて電線ケーブルを配設し、トラフ構造に上から蓋をするといった構成が考えられる。そこで、以下に説明される本発明の歩車道境界ブロックに於いて、電線ケーブルを収容する場合には、上記の如く、地面より下方にて蓋をされたトラフ構造内に電線ケーブルを配設する構成が採用されてよい(なお、本発明の歩車道境界ブロックは、電線ケーブルを収容していない構成であってもよい。)。
本発明によれば、上記の課題は、地面の舗装面より上方へ突出した縁石部を含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部が車道側と歩道側との間に貫通する開口部を有し、該開口部が比重が1より低い部材からなるフロート体により開放可能に閉鎖され、前記開口部に水が到達すると、該水により前記フロート体が浮き上がり、前記開口部が開放される歩車道境界ブロックによって達成される。
上記に於いて、「歩車道境界ブロック」とは、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って設置される縁石を提供する構造体であり、本発明に於いては、舗装面よりも上方へ突出して歩車道境界に沿って延在するよう配設される「縁石部」を含む。なお、歩車道境界ブロックに於いて、舗装面の下の地中にて歩車道境界に沿って延在するよう「基礎部」が配設されていてよく、縁石部は、かかる基礎部に載置され固定されてよい。縁石部は、典型的には、アンカーボルトを縁石部の縁に穿たれたボルト孔を通して基礎部に於けるボルト孔に締結することによって、基礎部上面に固定されるようになっていてよい。また、基礎部及び縁石部は、鉄筋コンクリートにて形成されてよい。更に、「基礎部」は、断面に於いて上側に開口した略U字形状の溝構造(トラフ)を有し、かかる溝構造の上側の開口部分が蓋部材又は縁石部にて閉鎖され、中空の空間が形成され、その中空の領域に電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブルが配設されるようになっていてよい。なお、電線ケーブルは、複数本からなるケーブルの群であってよい。
そして、上記の如き「歩車道境界ブロック」に於いて、本発明では、縁石部が車道側と歩道側との間に貫通する開口部を有し、かかる開口部は、比重が1より低い部材からなるフロート体により開放可能に閉鎖される。開口部は、典型的には、舗装面の高さに下縁を有し、そこから任意の高さの上縁まで開口するよう画定されてよい(開口部の下縁が舗装面よりも若干低くても高くてもよい。上縁は、舗装面よりも高い位置となるように備えられる。)。フロート体は、任意の態様にて、開口部を開放可能に閉鎖するよう設けられてよい。具体的には、例えば、縁石部の開口部の上側に、フロート体を収容可能な空間が設けられ、開口部とその上側の空間とに於いてフロート体が上下に変位できるように構成されていてよい。或いは、フロート体の上縁がヒンジ軸に固定され、フロート体がヒンジ軸周りに回転するよう構成されていてもよい。かかる構成に於いて、開口部に水が到達すると、フロート体は、比重が1より小さいので、開口部に到達した水により浮き上がり、これにより、開口部が開放されることとなる。そうすると、舗装面上の水が開口部を流通することが可能となり、車道側の雨水を歩道側へ流すことが可能となる。一方、フロート体は、開口部に水が到来していないときには、自重により降下し、開口部を閉鎖した状態となり、これにより、開口部に落ち葉やゴミなどが侵入して開口部を閉塞するといったことが防止されることとなる。
上記の本発明の構成によれば、開口部に水が到来するときだけ、開口部が開口した状態となるので、車道に雨水が溜まったときには、開口部が開放して、雨水が歩道側へ流れることとなる。かかる構成に於いては、車道側の雨水を歩道側へ流すために縁石を一部の高さを低くする必要はないので、歩車道境界に沿って連続的な高さの縁石を提供することが可能となる。また、上記の構成に於いては、水の流通路は、舗装面の上方に突出した縁石の下方部分となり、落ち葉やゴミの侵入を防止するためのグレーティングなどは必要ないので、落ち葉やゴミでグレーティングが目詰まりすることもなく、舗装面の下方の空間に携行品などを落してしまうといった心配もなくなる。
かくして、上記の本発明の構成によれば、歩車道境界に沿って連続的に縁石を延在させた構成であって、車道に雨水が溜まるときには、選択的に、雨水を車道側から歩道側へ流すことが可能な構成が提供される。かかる構成に於いては、車道に降った雨水を歩道側に形成した排水溝に流すことが可能となり、特に、縁石の下に電線ケーブルを配設した構成に於いて、排水溝を歩車道境界に於ける電線ケーブルの載置領域から離隔して設けても、車道の雨水の排水が達成できることが期待される。なお、本発明の構成は、電線ケーブルが縁石の下に配設されていない場合に適用されてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属することは理解されるべきである。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
図1は、本実施形態による歩車道境界ブロックが設置されている道路の模式的な斜視図である。 図2(A)、(B)は、それぞれ、晴天時、雨天時に於ける本実施形態による歩車道境界ブロックの状態を表す模式的な断面図である。 図3(A)、(B)は、それぞれ、晴天時、雨天時に於ける本実施形態による別の態様の歩車道境界ブロックの状態を表す模式的な断面図である。 図4(A)は、縁石内に電線ケーブルを収納する空間を有する歩車道境界ブロックの模式的な断面図である。図4(B)は、車道側から歩道側へ雨水を流すために高さの低減された部分を有する縁石の模式的な斜視図である。図4(C)は、歩車道境界の縁石の下に排水路を設けた歩車道境界ブロックの模式的な斜視図である。図4(D)は、縁石の下に排水路を設けた歩車道境界ブロックの排水路への入り口に於いては位置されるグレーティングの例の模式的な斜視図である。
1…歩車道境界ブロック
2…基礎部
2a…基礎部の溝構造
2b…基礎部の蓋部材
3…縁石部(一般部)
3’…縁石部(排水部)
4…電線ケーブル
5…アンカーボルト
6…縁石部の開口部
6a…縁石部の開口部の上部空間
7…フロート体
7a…フロート体ヒンジ軸
7b…空洞
10…排水溝
P…落ち葉等
w…水
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
歩車道境界ブロックの構成
図1を参照して、本実施形態の歩車道境界ブロック1は、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って配列して配置される。歩車道境界ブロック1の構成に於いては、車道と歩道との境界に沿って、舗装面(舗装部は、アスファルトなど、通常の態様にて適用される舗装によるものであってよい。)の上方に連続的に突出して延在するように縁石部3、3’が配置される。なお、縁石部3、3’は、舗装面の下方にて地中に配置された基礎部2の上面に配置されてよい。基礎部2は、上向きに開口した略U字型の断面の溝構造(トラフ)2aを有し、その溝構造2aの上側は、蓋部材2bにて覆われ、中空の領域が形成されていてよく、かかる中空の領域には、電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブル4が配設されていてよい。なお、電線ケーブル4は、図示の如く、複数本からなる束であってよく、中空領域に、管路が敷設され、電線ケーブル4は、かかる管路内に延在するようになっていてよい。典型的には、縁石部3、3’と基礎部2とは、設置された状態で、車等が接触しても、容易に移動又は破損しないように、内部に鉄筋を有する鉄筋コンクリートなどにより作成されてよい。更に、歩車道境界ブロック1は、基礎部2及び縁石部3、3’とも予め工場にて作成し、それらの完成品が歩車道境界ブロック1の設置される現場に移送されて、そこで、歩車道境界ブロック1として組み立てられる方式にて設置されるようになっていてよい(プレキャスト方式)。プレキャスト方式によれば、歩車道境界ブロック1の設置現場に基礎部2及び縁石部3を設置するだけでよいので、その場でコンクリート又はセメントを硬化させて縁石を設置する場合に比して大幅に工期が短縮され、道路に於いて歩車道境界が速やかに利用できるようになる点で有利である。
上記の本実施形態に於いて、歩車道境界に沿って延在するよう配置される縁石部のうちのいくつかは、縁石部3’(排水部)として形成されており、既に述べた如く、縁石部3’には、車道側と歩道側との間を貫通する開口部6が設けられる。開口部6は、その下縁が典型的には舗装面と略同じ高さであり(或る程度、上下に変位していてもよい。)、その上縁が舗装面よりも上方に位置するように開口され、後に説明される如く、比重が1よりも小さくなるよう形成されたフロート体7により開放可能に閉鎖され、開口部6に雨水などの水wが到達すると、フロート体7が浮き上がり開放されるよう構成される。かくして、本実施形態の構成によれば、縁石部3は、車道に雨水などの水wが溜まると、縁石部3’の開口部6を通って、歩道側へ流れ、例えば、歩道の(車道とは反対の側の)端に形成された排水溝10へと流されることとなる。ここに於いて、留意されるべきことは、上記の構成に於いては、縁石部3は、横断歩道前や駐車場前などの歩行者や車両が歩車道境界を横切る部位などを除いて、略同じ高さにて連続的に延在するので、車道側の水を歩道側に流すためだけに、縁石の高さを低減するといった対応は不要となるということである。なお、縁石部3(一般部)は、中実の部材であってよい。
図2(A)、(B)を参照して、上記の、フロート体7が開口部6を開放可能に閉鎖する構成に於いて、一つの態様としては、縁石部3’の開口部6の上方に空間(上部空間)6aが設けられ、開口部6と上部空間6aに於いて、フロート体7が上下に変位可能に収容される。フロート体7は、下方に降りている状態で開口部6を閉鎖する寸法に形成される。そして、フロート体7は、全体として比重1より小さくなるように、即ち、水に浮くように構成される(比重が1未満の材料から成型されてもよく、内部に空洞を有し、部材全体で比重が1未満となるように成型されてもよい。)。かかる構成によれば、図2(A)に描かれているように、路面上に水がないときには、フロート体7は、自重により、開口部6と上部空間6aとから成る空間に於いて、下方に降りた状態となり、開口部6を閉鎖し、これにより、開口部6へ落ち葉やゴミPの侵入が防止される。一方、図2(B)に描かれているように、路面上に水wがあるときには、フロート体7は、路面上の水wによって浮き上がって、上部空間6aに収容され、これにより、開口部6は開放されて、路面上の水wが流通し、かくして、図1の如く、車道側から縁石を横切り、歩道を通って、排水溝10まで到達できることとなる。
また、フロート体7が開口部6を開放可能に閉鎖する構成の別の態様としては、図3(A)、(B)に示されている如く、縁石3’の開口部6の上部に上部空間6aが設けられ、フロート体7が、その上部空間6aの上方にてヒンジ軸7a周りに回転するように取り付けられてよい。フロート体7は、先端近傍に空洞7bを有するなどして比重が1より小さくなるよう構成され、これにより、路面上に水がないときには、自重により、開口部6と上部空間6aとから成る空間に於いて、下方に降りた状態となり、開口部6を閉鎖し、これにより、開口部6へ落ち葉やゴミPの侵入を防止し、路面に水が存在するときには、図3(A)の下に降りた状態から図3(B)の浮き上がった状態となり、これにより、開口部6は開放されて、路面上の水wが流通し、かくして、図1の如く、車道側から縁石を横切り、歩道を通って、排水溝10まで到達できることとなる。
以上の説明は、本発明の実施の形態に関連してなされているが、当業者にとつて多くの修正及び変更が容易に可能であり、本発明は、上記に例示された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱することなく種々の装置に適用されることは明らかであろう。
既に触れたように、本実施形態の構成は、縁石部3、3’の下に電線ケーブル4が配設されていない場合に適用されてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属することは理解されるべきである。

Claims (1)

  1. 地面の舗装面より上方へ突出した縁石部を含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部が車道側と歩道側との間に貫通する開口部を有し、該開口部が比重が1より低い部材からなるフロート体により開放可能に閉鎖され、前記開口部に水が到達すると、該水により前記フロート体が浮き上がり、前記開口部が開放される歩車道境界ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023149480A1 (ja) * 2022-02-02 2023-08-10 有限会社ネットワークジャパン 吹き込み抑制具

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