JP6095840B1 - 排水枡及びu形側溝並びに施工方法 - Google Patents

排水枡及びu形側溝並びに施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排水枡やU形側溝の周囲構造の沈下を防止する機能を備えた排水枡、その上部枡及びU形側溝、並びにそれらを用いた施工方法を提供する【解決手段】容器状の枡本体(10)と、前記枡本体(10)の上に重ねられた筒状の上部枡(20)と、を備えた排水枡(1)であって、前記上部枡(20)がその全周に亘って外側に張り出した張出支持部(21)を有し、前記張出支持部(21)の上面(21a)はその外周縁(21b)に向かって低くなるように傾斜しており、該外周縁(21b)はその全周に亘って前記枡本体(10)の側壁外面(11a)よりも外側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、排水枡及びU形側溝並びにこれらを用いた施工方法に関する。
本明細書における排水枡は、地上や側溝から雨水等を集水し蓄積するために地下に埋設されるコンクリート構造物である。雨水枡又は集水枡と称されることもあるが、本明細書では「排水枡」と称することとする。
排水枡を埋設する施工においては、地盤を掘削して形成した穴に設置した後、掘削した土壌を埋め戻し、その上に舗装工を敷設することが一般的である。従って、排水枡の周囲には、通常、地盤と舗装工の路盤及び舗装の材料とからなる層構造が存在する。これらの排水枡の周囲に存在する構造を、本明細書では「周囲構造」と称することとする。
排水枡における問題の一つとして、例えば地震時の液状化や周囲構造の不等沈下により、排水枡自体及びこれに接続された排水管等の破損変形を生じることが知られており、その対策としては特許文献1、2に記載のように排水管にフレキシビリティを持たせることが提案されている。しかしながら、これらの対策は、排水枡とその周囲構造の不等沈下自体を防止しようとするものではない。
特開平7−3874号公報 特開平6−229002号公報
図10は、排水枡の周囲に存在する地盤や舗装等からなる周囲構造の沈下の問題を説明するための模式的な断面図である。図10(a)の断面図には、従来例である排水枡100を示している。排水枡100は、下部が地盤Gの中に埋設され、上部が地盤Gの上に敷設された路盤P1と舗装P2の舗装工の中に埋設されている。
コンクリート製の排水枡100は、図示の例では全体が略直方体形状である。また、図示の例では二分割構成となっており、容器状の枡本体101の上に筒状の枠体である上部枡102を重ね、それらの間はモルタル142で接合されている。上面開口にグレーチング蓋103が載置され、グレーチング蓋103の上面は、舗装P2の表面と一致し、同一面内にある。なお、上部枡102は、1つとは限らず、深さ調整のために2つ又は3つ重ねられる場合もある。
排水枡100の側壁外面にはボード状の断熱材141が取り付けられている。しかしながら、特に寒冷地では、この断熱材141の効果は不十分である。グレーチング蓋103を通して冷気が排水枡100の内部空間に入り込むと、周囲の地盤Gに凍上現象が発生し、凍結融解を繰り返すことにより、図10(a)に示すように周囲に空洞Sを生じる。この空洞Sの壁や天井が崩壊していくと、図10(b)に示すように空洞Sは次第に上方に移動して大きな空間となる。空洞Sの上にある路盤P1及び舗装P2は、その支持層が消失することになる。そして、図10(c)に誇張して示すように、排水枡100の上縁で舗装P2が割裂し、舗装P2と路盤P1が空洞S内に落ち込むこととなる。この結果、排水枡100の周囲に溝が形成され、排水枡100の上部が突出した状態となる。
図10(c)は極端な例であるが、舗装P2に亀裂を生じて周囲の舗装が若干沈下することは、しばしば生じる。この状況を、本明細書では「周囲構造の沈下」と称することとする。このような沈下は、排水枡100を設置する際に地盤Gを掘削し、埋め戻していることも一因である。埋め戻しの際に一応、地盤の締固めを行ってはいるが、排水枡の周囲地盤は、通常の地盤に比べて緩いものとなる。従って、周辺の車両走行や積雪等の荷重により地盤沈下を生じやすくなる。
排水枡の周囲構造においてこのような沈下を生じると、雨水等は排水枡に流れ込むことができず、排水枡の周囲に溜まり、そのまま地下に浸透していくことになる。このことがさらに周囲構造の沈下を進行させ、舗装を損傷させることになる。また、排水枡の上部が突出した状態は、歩行者が躓いて転倒するなど、人や車にとって危険であることも大きな問題となっている。
同様の問題は、地中に埋設され上面開口にグレーチング蓋を載置したコンクリート製のU形側溝においても生じている。
以上の現状に鑑み本発明は、排水枡やU形側溝の周囲構造の沈下を防止する機能を備えた改善された排水枡及びU形側溝並びにそれらを用いた施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく本発明は、以下の構成を提供する。なお、括弧内の数字は後述する図面中の符号であり、参考のために付するものである。
・ 本発明の一態様は、容器状の枡本体(10)と、前記枡本体(10)の上に重ねられて最上部を形成する部材である筒状の上部枡(20)と、を備えた排水枡(1)であって、
前記上部枡(20)が、その全周に亘って外側に張り出した張出支持部(21)を有し、
前記張出支持部(21)の上面(21a)はその外周縁(21b)に向かって低くなるように傾斜するとともにその下面(21c)が水平であり、該外周縁(21b)はその全周に亘って前記枡本体(10)の側壁外面(11a)よりも外側に位置しており、
前記上部枡(20)がさらに、前記張出支持部(21)の上面(21a)の内周縁に形成された、グレーチング蓋(30)のための受け部(21e)と、前記張出支持部(21)の下面(21c)から下方に突出する脚部(22)と、を有することを特徴とする。
・ 本発明の別の態様は、排水枡(1)における最上部を形成する部材である筒状の上部枡(20)であって、
全周に亘って外側に張り出し、その上面(21a)が外周縁(21b)に向かって低くなるように傾斜するとともにその下面(21c)が水平である張出支持部(21)と、
前記張出支持部(21)の上面(21a)の内周縁に形成された、グレーチング蓋(30)のための受け部(21e)と、
前記張出支持部(21)の下面(21c)から下方に突出する脚部(22)と、を有することを特徴とする。
・ 本発明のさらに別の態様は、U形側溝(6)であって、
前記U形側溝(6)の周囲構造の沈下防止のために、側溝本体(60)の側壁外面(61a)の上縁近傍に該上縁と平行に取り付けられた長尺部品(70)を有し、
前記長尺部品(70)は、長手方向に延在する1つの屈曲線にて鈍角(α2)をなして屈曲しており、該屈曲線の一方の側は、前記側壁外面(61a)に取り付け可能な所定の幅をもつ板状の取付部(72)であり、他方の側は、周囲構造を支持するべく前記取付部(72)の下縁から外側に張り出した所定の幅をもつ板状の張出支持部(71)であり、該張出支持部(71)はその外縁(71a)に向かって低くなるように傾斜していることを特徴とする。
・ 本発明のさらに別の態様は、U形側溝(6)の周囲構造の沈下防止のために、側溝本体(60)の側壁外面(61a)に取り付けられる板状の長尺部品(70)であって、
長手方向に延在する1つの屈曲線にて鈍角(α2)をなして屈曲しており、該屈曲線の一方の側は、前記側壁外面(61a)に取り付け可能な所定の幅をもつ取付部(72)であり、他方の側は、周囲構造を支持するべく所定の幅をもつ張出支持部(71)であることを特徴とする。
・ 本発明のさらに別の態様は、上記の排水枡(1)を設置する施工方法であって、
設置箇所の地盤(G)を掘削し、所定の大きさの穴を形成する工程と、
前記穴の底部に前記枡本体(10)を設置し、前記枡本体(10)の側壁外面(11a)に断熱材を取り付ける工程と、
前記枡本体(10)の周囲に土砂を埋め戻し、締め固めを行う工程と、
前記枡本体(10)の上に前記上部枡(20)を設置する工程と、
前記枡本体(10)及び前記上部枡(20)の周囲に路盤及び舗装を敷設する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする。
・ 本発明のさらに別の態様は、上記のU形側溝(6)を設置する施工方法であって、
設置箇所の地盤(G)を掘削し、所定の大きさの溝を形成する工程と、
前記溝の底部に前記側溝本体(60)を設置し、前記側溝本体(60)の側壁外面(61a)に断熱材を取り付ける工程と、
前記側溝本体(60)の周囲に土砂を埋め戻し、締め固めを行う工程と、
前記側溝本体(60)の側壁外面(61a)の上縁近傍に前記長尺部品(70)を取り付ける工程と、
前記側溝本体(60)及び前記長尺部品(70)の周囲に路盤及び舗装を敷設する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明による排水枡は、その最上部を形成する筒状の枠体である上部枡が、排水枡の枡本体の側壁外面よりも外側に張り出した張出支持部を具備し、その張出支持部は傾斜した上面を有する。この構成により、上部枡より下方で周囲構造に空洞を生じた場合にも、上部枡より上方にある周囲構造は上部枡の張出支持部により支持されることで、周囲構造の沈下を防止できる。この結果、周囲構造の表面と排水枡の上面とが同一面を維持でき、排水枡の排水機能を維持できるとともに、歩行者や車にとって安全性を確保できる。
また、本発明によるU形側溝は、側壁外面上縁近傍に取り付けられた長尺部品が、側壁外面から外側に張り出した張出支持部を具備し、その張出支持部は傾斜した上面を有する。この構成により、長尺部品より下方で周囲構造に空洞が生じた場合にも、長尺部品より上方にある周囲構造は長尺部品の張出支持部により支持されることで、周囲構造の沈下を防止できる。この結果、周囲構造の表面とU形側溝の上面とが同一面を維持でき、U形側溝の排水機能を維持できるとともに、歩行者や車にとって安全性を確保できる。
図1は、本発明による排水枡の一例の概略的な側面図である。 図2は、図1の排水枡の各構成要素の概略的な縦断面図である。 図3は、図1の排水枡の概略的な展開斜視図である。 図4は、図1の排水枡の設置状態を概略的に示す断面図である。 図5は、本発明による排水枡の変形例を概略的に示す展開斜視図である。 図6は、図1に示した排水枡を設置するための施工方法の一例を説明する図である。 図7は、本発明によるU形側溝の一例を部分的に示した概略斜視図である。 図8は、図7のU形側溝の設置状態を概略的に示す断面図である。 図9は、図7に示したU形側溝6を設置するための施工方法の一例を説明する図である。 図10は、排水枡の周囲に存在する地盤や舗装等からなる周囲構造の沈下の問題を説明するための模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態の構成例を示した図面を参照しつつ、本発明による排水枡とその上部枡、及び、U形側溝とその長尺部品、並びにそれらを用いた施工方法について詳細に説明する。なお、各図面において共通又は類似する構成要素については同一又は類似する符号を付している。
(1)排水枡及びその上部枡の構成
図1は、本発明による排水枡の一例の概略的な側面図である。図2は、図1の排水枡の各構成要素の概略的な縦断面図である。図3は、図1の排水枡の概略的な展開斜視図である。図4は、図1の排水枡の設置状態を概略的に示す断面図である。
排水枡1は、主要な構成要素として、容器状の枡本体10と、枡本体10の上に重ねられた筒状の枠体である上部枡20と、上部枡20の上端に載置されるグレーチング蓋30とを有する。枡本体10とグレーチング蓋30は、基本的に図10に示した公知の排水枡100の枡本体101及びグレーチング蓋103と同様のものである。
容器状の枡本体10は、図示の例では全体が略直方体形状であり、四角形の底壁と四方の側壁11を具備し、上端は開口している。側壁11の上端内周縁には、上部枡20を載置するための受け部11bとなる凹部が形成されている。この受け部11bの凹部は、水平面と、水平面の外縁から上方に向かって外側に傾斜した嵌合面11cとから構成されることが、好適である。
筒状の枠体である上部枡20は、本発明独自の構成要素である。上部枡20は、中央部分が貫通しており、下端と上端が開口している。貫通部分の横断面形状は、枠本体10の横断面形状と一致している。筒枠部分は、張出支持部21とその下の脚部22とから構成されている。張出支持部21は、その全周に亘って外側に張り出しており、上面21aはその外周縁21bに向かって低くなるように傾斜している。上面21aの傾斜角α1は、水平方向に対して30°〜60°が好適であるが、この範囲に限定されない。また、上面21aの傾斜方向の長さについても、必要に応じて適宜設定される。張出支持部21の下面21cは、図示の例では水平面である。この例では、張出支持部21は、略四角錐台の形状を有している。
張出支持部21の外周縁21bは、その全周に亘って枡本体10の側壁外面11aよりも外側に位置するように張り出している。よって本例では、枡本体10の一辺の長さL1よりも、上部枡20の一辺の長さL2の方が長い。
脚部22は、張出支持部21の下面21cの内周縁21dより内側に位置し、下方に突出している。脚部22の外面は、下方に向かって内側に傾斜した嵌合面22aを形成している。脚部22の下面は水平面となっている。上部枡20の脚部22の嵌合面22aと、枡本体10の受け部11bの嵌合面11cとは、同じ傾斜角を有している。従って、図4の断面図に示すように、上部枡20を枡本体10の上に載置したとき、脚部22と受け部11bは互いに嵌合する。これらの嵌合面は、モルタル42により接合固定される。
さらに、張出支持部21の上面21aの内周縁には、グレーチング蓋30を載置するための受け部21eとなる凹部が形成されている。この受け部21eの凹部は、水平面と鉛直面とから構成されている。
グレーチング蓋30は、一般的な金属製のものであり、格子31の間に多数の貫通孔32を具備する。グレーチング蓋30は、必要に応じて、単に載置される場合も、適宜ボルト等で固定される場合もある。
枡本体10と上部枡20はコンクリート製であり、プレキャストコンクリート製品が好適である。別の例として、枡本体10は、現場型枠成形により作製することもできる。
なお、図示しないが、枡本体10の上に直接上部枡20を重ねる替わりに、枠本体10と上部枡20の間に、図10に示した従来の筒状の上部枡102を1つ又は複数介在させてもよい。これは、排水枡1の容量や深さの設計により必要に応じて行う。その場合、上下の各部材を重ねるための脚部と受け部の形状は、互いに嵌合するように適宜設計する。
よって、本発明における上部枡20は、排水枡1において最下部を形成する容器状の枡本体1の直上に配置する必要はなく、排水枡1の最上部を形成する部材として配置されればよい。
また、図示しないが、枡本体10の外形は略直方体形状の四角柱に限られず、他の多角柱でもよく、円柱でもよい。また、枡本体10の上に重ねられる上部枡20の外形についても、略四角錐台に替えて所定の略多角錐台ないしは略円錐台とすることが可能である。
また、図示しないが、枠本体10の側壁11に、1又は複数の排水管を接続するための所定の開口を形成してもよい。
図4を参照して、本発明による排水枡1の効果を説明する。枡本体10の側壁11の外面11aは、所定の厚さのボード状の断熱材41で覆われている。枡本体10と上部枡20の間はモルタル42で接合固定されている。グレーチング蓋30の上面は、周囲構造の最上層である舗装P2の表面と同一面内にある。
排水枡1の周囲構造は、図示の例では、地盤Gとその上に施工される路盤P1及び舗装P2であり、これらが排水枡1の全周囲に存在している。なお、排水枡1の周囲構造は、図示のものに限られない。
周囲構造の最下層である地盤Gは、枡本体10の上端より下方の所定の位置まで存在し、路盤P1は、枠本体10の途中から上部枡20の上端の位置まで存在し、舗装P2は上部枡20の上端からグレーチング蓋30の上面の位置まで存在する。上部枡20の張出支持部21は、路盤P1の層内に張り出している。
ここで、地盤G中に空洞Sが図示のように生じた場合であっても、上部枡20の張出支持部21が、これより上に存在する路盤P1及び舗装P2を支持するので、周囲構造の沈下を防止できる。また、張出支持部11の上面11aは、外側に向かって低くなる傾斜を設けられているため、水平に片持ち梁状に張り出す場合に比べて上方の周囲構造から受ける荷重が分散され、張出支持部21に過剰な負荷がかからない。これにより、上部枡20の耐久性が向上する。
図5は、本発明による排水枡の変形例を概略的に示す展開斜視図である。図5に示す排水枡1Aは、側溝と接続するための構成を備えている。枡本体10Aの側壁の一つに上端から所定の長さ及び幅の切り欠き部13を形成している。また、上部枡20Aの筒状の枠体の一辺の中央部分に所定の幅の切り欠き部23を形成している。切り欠き部13と切り欠き部23の幅は、接続する側溝の幅に整合しており、切り欠き部23と切り欠き部13の長さの和は、接続する側溝の高さに整合している。枡本体10A及び上部枡20Aの他の部分の構成、並びにグレーチング蓋30の構成については、図1に示した排水枡1と同様である。なお、本例の上部枡20Aのように一部に切り欠きを有する場合、張出支持部21がその「全周」に亘って外側に張り出すという意味において、切り欠き以外の部分を全周と見なす。
(2)排水枡の施工方法
図6を参照して、図1に示した排水枡1を設置するための施工方法の一例を説明する。
先ず、図6(a)に示すように、排水枡1の設置箇所の地盤Gを掘削し、所定の大きさの穴を形成する。本例では上層に舗装工を行うので、地盤Gの上面は、予定する舗装工の最下面となる位置とする。舗装工の厚さと排水枡1の高さに基づき、排水枡1の上面が最終的な舗装工の表面と一致するように穴の深さを設定する。また、穴の水平断面の大きさは、枡本体10の周囲に取り付ける断熱材41の厚さと所定の作業空間を考慮して設定する。
穴を掘削した後、枡本体10を設置する。図示しないが、枡本体10の直下に補強のための基礎を構築してもよい。
次に、図6(b)に示すように、枡本体10の側壁外面に断熱材41を取り付ける。
次に、図6(c)に示すように、枡本体10の周囲の空間に、掘削した土砂を埋め戻し、転圧ローラー等を用いて締め固めを行う。
その後、図6(d)に示すように、先ず、路盤P1の下層を敷設し、転圧して締め固めた後、枡本体10の上に上部枡20を設置する。枡本体10と上部枡20の間は、モルタル42により接合固定する。
続いて、図6(e)に示すように、路盤P1の上層を敷設し、転圧して締め固める。図6(e)では、路盤P1の下層と上層を区別していないが、例えば各層毎に適切な路盤材料を選択して用いてもよい。図6(e)では、グレーチング蓋30をこの段階で設置しているが、グレーチング蓋30は、上部枡20の設置と同時に、又は、その後のどの段階で設置してもよい。
最後に図6(f)に示すように、舗装P2を敷設し、転圧して締め固める。図示していないが、舗装P2も、基層と表層の各アスファルト混合物からなる2層構成としてもよい。舗装P2の表面は、グレーチング蓋30の上面と一致している。
図6に示した施工方法は一例であり、排水枡1の目的や設置場所に応じて多様な施工方法が可能である。
(3)U形側溝及びその長尺部品の構成
図7は、本発明によるU形側溝の一例を部分的に示した概略斜視図である。図8は、図7のU形側溝の設置状態を概略的に示す断面図である。
U形側溝6は、主要な構成要素として、断面略U字状の側溝本体60と、長尺部品70と、側溝本体60の上端に載置されるグレーチング蓋30とを有する。側溝本体60は、底壁と、その両側から起立する一対の側壁61とから構成される。各側壁61の上端には、グレーチング蓋30を載置するための受け部62となる凹部が形成されている。受け部62の凹部は、水平面と鉛直面とから構成されている。側溝本体60及びグレーチング蓋30は公知のものと同様であり、図示の形態以外に種々の変形形態があるが、他の公知の形態についても、本発明を適用可能である。
長尺部品70は、本発明独自の構成要素である。長尺部品70は、側溝本体60の側壁外面61aの上縁近傍に、上縁と平行に取り付けられる。長尺部品70は、帯状の板部材を長手方向に延在する1つの屈曲線で曲げた形状を有し、断面が略L字状のアングル部品である。但し、断面略L字状のL字の角度α2は鈍角である。屈曲線の一方の側は、側壁外面61aに取り付けるための所定の幅をもつ取付部72であり、他方の側は所定の幅をもつ張出支持部71である。
取付部72には、長手方向に適宜の間隔で、アンカーボルト73を貫通させる孔が穿設されている。一方、側溝本体60の側壁外面61aの上縁近傍には、アンカーボルト73の埋設用の孔64が形成され、アンカーボルト73が埋設されている。埋設されたアンカーボルト73の頭部は、取付部72の孔を貫通してナット74により締結固定される。鉛直面である側壁外面61aに取付部72を取り付けたとき、張出支持部71はその外縁71aに向かって低くなるように傾斜することとなる。
張出支持部71と取付部72のなす角度α2は鈍角であり、120°〜150°の範囲が好適であるが、この範囲に限定されない。また張出支持部71の幅は、必要に応じて適宜設定される。長尺部品70は、好適には金属製であるが、エンジニアリングプラスチック等の強化プラスチック製でもよい。
図8を参照して、本発明によるU形側溝6の効果を説明する。側溝本体60の上端開口にはグレーチング蓋30が載置されている。グレーチング蓋30の上面は、周囲構造の最上層である舗装P2の表面と同一面内にある。
U形側溝6の周囲構造は、上述した排水枡1の例と同様に、地盤Gとその上に施工される路盤P1及び舗装P2であり、U形側溝6の両側に存在している。なお、U形側溝6の周囲構造は、図示のものに限られない。
周囲構造の最下層である地盤Gは、側溝本体60の上端より下方の所定の位置まで存在し、路盤P1は長尺部品70の張出支持部71と取付部72の境界近傍の位置まで存在し、舗装P2はグレーチング蓋30の上面の位置まで存在する。長尺部品70の張出支持部71は、路盤P1の層内に張り出している。
ここで、地盤G中に空洞Sが図示のように生じた場合であっても、長尺部品70の張出支持部71が、これより上に存在する路盤P1及び舗装P2を支持するので、周囲構造の沈下を防止できる。また、張出支持部71の上面は、外側に向かって低くなる傾斜面であるため、水平に片持ち梁状に張り出す場合に比べて上方の周囲構造から受ける荷重が分散され、張出支持部71に過剰な負荷がかからない。これにより、長尺部品70の耐久性が向上する。
(4)U形側溝の施工方法
図9を参照して、図7に示したU形側溝6を設置するための施工方法の一例を説明する。
先ず、図9(a)に示すように、U形側溝6の設置箇所の地盤Gを掘削し、所定の大きさの溝を形成する。本例では上層に舗装工を行うので、地盤Gの上面は、予定する舗装工の最下面となる位置とする。舗装工の厚さとU形側溝6の高さに基づき、U形側溝6の上面が最終的な舗装工の表面と一致するように溝の深さを設定する。また、溝の幅は、U形側溝6の周囲に取り付ける断熱材41の厚さと所定の作業空間を考慮して設定する。
溝を掘削した後、U形側溝6を設置する。図示しないが、U形側溝6の直下に補強のための基礎を構築してもよい。なお、U形側溝6の側壁外面の上縁近傍に、アンカーボルト埋設用の孔64を予め形成しておいてもよい。
次に、図9(b)に示すように、U形側溝6の側壁外面に断熱材41を取り付ける。
次に、図9(c)に示すように、U形側溝6の周囲の空間に、掘削した土砂を埋め戻し、転圧ローラー等を用いて締め固めを行う。
その後、図9(d)に示すように、先ず、路盤P1の下層を敷設し、転圧して締め固めた後、U形側溝6に長尺部品70をアンカーボルト73及びナット74を用いて取り付ける。
続いて、図9(e)に示すように、路盤P1の上層を敷設し、転圧して締め固める。図9(e)では、路盤P1の下層と上層を区別していないが、例えば各層毎に適切な路盤材料を選択して用いてもよい。図9(e)では、グレーチング蓋30をこの段階で設置しているが、グレーチング蓋30はどの段階で設置してもよい。
最後に図9(f)に示すように、舗装P2を敷設し、転圧して締め固める。図示していないが、舗装P2も、基層と表層の各アスファルト混合物からなる2層構成としてもよい。舗装P2の表面は、グレーチング蓋30の上面と一致している。
図9に示した施工方法は一例であり、U形側溝6の目的や設置場所に応じて多様な施工方法が可能である。
(5)その他
以上に述べた本発明による排水枡及びその一部材である上部枡、U形側溝及びその一部品である長尺部品、並びにこれらを用いた施工方法は、本発明の原理を示す例示であって、本発明の原理を包含するものである限り、これらの変形形態についても本発明の範囲に含まれるものとする。
1、1A、100 排水枡
10、10A 枡本体
11 側壁
11a 側壁外面
11b 受け部
11c 嵌合面
13 側溝用切り欠き部
20、20A 上部枡
21 張出支持部
21a 上面
21b 上面外周縁
21c 下面
21d 下面内周縁
21e 受け部
22 脚部
22a 嵌合面
23 側溝用切り欠き部
30 グレーチング蓋
31 孔
32 格子
41 断熱材
42 モルタル
6 U形側溝
60 側溝本体
61 側壁
61a 側壁外面
62 受け部
64 埋設孔
70 長尺部品
71 張出支持部
71a 外縁
72 取付部
73 アンカーボルト
74 ナット
G 地盤
P1 路盤
P2 舗装
S 空洞

Claims (6)

  1. 容器状の枡本体(10)と、前記枡本体(10)の上に重ねられて最上部を形成する部材である筒状の上部枡(20)と、を備えた排水枡(1)であって、
    前記上部枡(20)が、その全周に亘って外側に張り出した張出支持部(21)を有し、
    前記張出支持部(21)の上面(21a)はその外周縁(21b)に向かって低くなるように傾斜するとともにその下面(21c)が水平であり、該外周縁(21b)はその全周に亘って前記枡本体(10)の側壁外面(11a)よりも外側に位置しており、
    前記上部枡(20)がさらに、前記張出支持部(21)の上面(21a)の内周縁に形成された、グレーチング蓋(30)のための受け部(21e)と、前記張出支持部(21)の下面(21c)から下方に突出する脚部(22)と、を有することを特徴とする
    排水枡。
  2. 排水枡(1)における最上部を形成する部材である筒状の上部枡(20)であって、
    全周に亘って外側に張り出し、その上面(21a)が外周縁(21b)に向かって低くなるように傾斜するとともにその下面(21c)が水平である張出支持部(21)と、
    前記張出支持部(21)の上面(21a)の内周縁に形成された、グレーチング蓋(30)のための受け部(21e)と、
    前記張出支持部(21)の下面(21c)から下方に突出する脚部(22)と、を有することを特徴とする
    上部枡。
  3. U形側溝(6)であって、
    前記U形側溝(6)の周囲構造の沈下防止のために、側溝本体(60)の側壁外面(61a)の上縁近傍に該上縁と平行に取り付けられた長尺部品(70)を有し、
    前記長尺部品(70)は、長手方向に延在する1つの屈曲線にて鈍角(α2)をなして屈曲しており、該屈曲線の一方の側は、前記側壁外面(61a)に取り付け可能な所定の幅をもつ板状の取付部(72)であり、他方の側は、周囲構造を支持するべく前記取付部(72)の下縁から外側に張り出した所定の幅をもつ板状の張出支持部(71)であり、該張出支持部(71)はその外縁(71a)に向かって低くなるように傾斜していることを特徴とする
    U形側溝。
  4. U形側溝(6)の周囲構造の沈下防止のために、側溝本体(60)の側壁外面(61a)に取り付けられる板状の長尺部品(70)であって、
    長手方向に延在する1つの屈曲線にて鈍角(α2)をなして屈曲しており、該屈曲線の一方の側は、前記側壁外面(61a)に取り付け可能な所定の幅をもつ取付部(72)であり、他方の側は、周囲構造を支持するべく所定の幅をもつ張出支持部(71)であることを特徴とする
    長尺部品。
  5. 請求項1に記載の排水枡(1)を設置する施工方法であって、
    設置箇所の地盤(G)を掘削し、所定の大きさの穴を形成する工程と、
    前記穴の底部に前記枡本体(10)を設置し、前記枡本体(10)の側壁外面(11a)に断熱材を取り付ける工程と、
    前記枡本体(10)の周囲に土砂を埋め戻し、締め固めを行う工程と、
    前記枡本体(10)の上に前記上部枡(20)を設置する工程と、
    前記枡本体(10)及び前記上部枡(20)の周囲に路盤及び舗装を敷設する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする
    排水枡(1)の施工方法。
  6. 請求項3に記載のU形側溝(6)を設置する施工方法であって、
    設置箇所の地盤(G)を掘削し、所定の大きさの溝を形成する工程と、
    前記溝の底部に前記側溝本体(60)を設置し、前記側溝本体(60)の側壁外面(61a)に断熱材を取り付ける工程と、
    前記側溝本体(60)の周囲に土砂を埋め戻し、締め固めを行う工程と、
    前記側溝本体(60)の側壁外面(61a)の上縁近傍に前記長尺部品(70)を取り付ける工程と、
    前記側溝本体(60)及び前記長尺部品(70)の周囲に路盤及び舗装を敷設する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする
    U形側溝(6)の施工方法。
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