JP2021102883A - 歩車道境界ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】 地面の舗装面より上方へ突出した縁石部を含む歩車道境界ブロックに於いて、縁石部の車道側にエプロンが設けられる場合に、縁石の下縁近傍に水が滞留しないようして、更に、車道上の雨水の排水路が縁石から隔置されている場合に、かかる排水路へ車道上の雨水を集水できるようになった構成を提供すること。【解決手段】 本発明の歩車道境界ブロック1は、縁石部の車道側にて該縁石部の下縁に隣接してエプロン部6を有し、該エプロン部が、縁石部3から車道へ向かって高さが低くなるよう傾斜した上面を有している。【選択図】 図1
Description
本発明は、歩道と車道の境界に延在するよう設置される縁石を含む歩車道境界ブロックに係り、より詳細には、縁石に隣接してエプロンが設けられている歩車道境界ブロックに係る。
近年、国や地方自治体に於いて、景観の改善、歩道の有効幅員の拡大による通行空間の安全性及び快適性の向上、地震、竜巻、台風等の災害時に於ける電柱の倒壊による交通などへの被害の防止などを図るために、地上に於ける電線ケーブルを担持する電柱をなくす無電柱化が推進されている。かかる無電柱化の方策の一つとしては、電柱に担持されていた電線ケーブルを歩車道境界ブロックに格納することが提案されている。例えば、特許文献1に於いては、縁石を中空に形成して、その中空の空間に、送電線、電話線、送水管等を収納できるようにすることが提案されている。特許文献2、3では、歩車道境界ブロックとして、境界に沿って側溝ブロック(トラフ)を形成し、側溝ブロック内にその延在方向に沿って上部空間と下部空間とを分ける中底部材を配置し、側溝ブロックの下部空間内に電線ケーブルが収容され、上部空間が道路上の排水路となっている構造が提案されている。特許文献4では、歩車道境界ブロックに於いて、電線ケーブルを収容する蓋付きのトラフと、トラフの蓋の上に縁石が配置され、縁石の下方部分の基礎部に排水通路が形成されている構造が提案されている。なお、歩車道境界に配置される縁石に一体的に排水路が形成された構造が特許文献5に、縁石に排水の目的でエプロンが形成されている構造が特許文献6に、それぞれ、記載されている。
無電柱化の方策の一つとして、電線ケーブルを地上に敷設し或いは地中に埋設する方式を採用する場合、地中には、既に、ガス管、上下水管、排水管などの管類が埋設されているので、それらの地中に埋設されている管類に影響のないように、或いは、それらの管類を移動させるなどのことがないように電線ケーブルが敷設できることが望ましい。そこで、本願出願人は、本願出願時未公開の特願2019−223517に於いて、歩車道境界ブロックの地上に突出する縁石部分を中空に形成し、その縁石内の空間に電線ケーブルを配設する構成を提案した。図3(A)、(B)に模式的に描かれている如く、かかる歩車道境界ブロック1は、より具体的には、舗装面よりも下に埋設される基礎部2の上に、電線ケーブル4(複数であってよい。)が載置され、その電線ケーブル4を覆うように、断面に於いて下側が開口した略U字形状の縁石部3が配置される構造となっている。通常、ガス管などの既存の管類は、縁石の下などには設けられていないので、かかる構成によれば、地中に既存の管類と干渉することなく、電線ケーブル4が配設することが可能であり、また、電線ケーブル4が地上に突出した縁石部3内に配設されているので、舗装部を除去し、縁石部3を外すだけで、電線ケーブル4にアクセスすることが可能であり、電線ケーブル4の保守等が容易となるといった利点が得られることとなる。
ところで、歩車道境界に沿って配置される縁石に於いては、その車道側に隣接して、車道上の雨水を集水して排水路へ流すためのエプロン(街渠)が設置される場合がある。かかるエプロンに関して、現在までに普通に設置されている歩車道境界に於いては、縁石の下に排水路が設けられ、その排水路へ通ずる排水口が縁石の下縁近傍に設けられていることが多いことから、通常、エプロンは、車道側から縁石の下縁に向かって低くなるように傾斜する構造に形成される。この点に関し、上記の如く、歩車道境界ブロック1の縁石部3の内側に電線ケーブル4を延在させる構成の場合、電線ケーブル4が水に接触したり、浸水することは避けるべきであるので、電線ケーブル4の配置領域に近い縁石の下縁に水が溜まらないようになっていることが好ましく、更に、車道上の雨水の排水路は、縁石から隔置されることが好ましい。
かくして、本発明の一つの課題は、上記の如き歩車道境界ブロックに於いて、縁石部の車道側にエプロンが設けられる場合に、縁石の下縁近傍に水が滞留しないようして、更に、車道上の雨水の排水路が縁石から隔置されている場合に、かかる排水路へ車道上の雨水を集水できるようになった構成を提供することである。
本発明によれば、上記の課題は、地面の舗装面より上方へ突出した縁石部を含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部の車道側にて該縁石部の下縁に隣接してエプロン部を有し、該エプロン部が、前記縁石部から車道へ向かって高さが低くなるよう傾斜した上面を有している歩車道境界ブロックによって達成される。
上記に於いて、「歩車道境界ブロック」とは、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って配列して設置され、縁石を提供する構造体であり、本発明に於いては、舗装面よりも上方へ突出して歩車道境界に沿って延在するよう配設される「縁石部」を含む。なお、歩車道境界ブロックに於いて、舗装面の下の地中にて歩車道境界に沿って延在するよう「基礎部」が配設されていてよく、縁石部は、かかる基礎部に載置され固定されてよい。縁石部は、典型的には、アンカーボルトを縁石部の縁に穿たれたボルト孔を通して基礎部に於けるボルト孔に締結することによって、基礎部上面に固定されるようになっていてよい。また、基礎部及び縁石部は、鉄筋コンクリートにて形成されてよい。更に、縁石部又は基礎部が、断面に於いて、下側又は上側に開口した略U字形状に形成され、縁石部が基礎部に載置された状態で縁石部又は基礎部に、中空の空間が形成され、その中空の領域に電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブルが配設されるようになっていてよい。なお、電線ケーブルは、複数本からなるケーブルの群であってよい。
そして、上記の如き「歩車道境界ブロック」に於いて、本発明では、縁石部の下縁に隣接してエプロン部が設けられるところ、かかるエプロン部は、従前のものとは異なり、その上面が、縁石部から車道へ向かって高さが低くなるよう傾斜するように形成される。かかる構成によれば、まず、水が地面から突出している縁石の下縁に滞留しないようになり、縁石部の内側又は下方に電線ケーブルが配設されている場合にも、電線ケーブルの配置領域に対する或る程度の止水が図られることとなる。また、車道の雨水を排水するための排水路が、電線ケーブルの配置領域から離れるように縁石部の下縁から隔置されてエプロン部の下方に設けられてよく、その場合、エプロン部の上面が縁石部から車道へ向かって高さが低くなっていることにより、車道の雨水が縁石の下縁に滞留せずに排水路へ流入することが期待される。なお、縁石部の下縁とエプロン部とが隣接する部分から水が浸入することを防止するべく、エプロン部は、縁石部と一体に形成されることが好ましい。かかる構成によれば、縁石部の下縁とエプロン部との間に隙間がなくなり、水が縁石部の下縁を通って縁石部の内側へ浸入することをより確実に防止できることとなる。
また、上記の如く、エプロン部の上面が縁石部から車道へ向かって高さが低くなるよう傾斜するよう形成されている場合、車道の舗装に於いて、エプロン部の上に舗装用のアスファルトを載せた状態にし易くなる。これにより、エプロン部と車道の舗装面との間をより密に接触させることができ、エプロン部と車道との間のより良好な止水効果が得られることとなり、更に、エプロン部と車道との間に雑草が生え難くすることが可能となる。この点に関し、従前に於いてはエプロン部の上面が車道から縁石部の下縁へ向かって高さが低くなるよう傾斜されていたことから、車道の舗装は、図3(A)の例示されている如く、その舗装面の縁がエプロン部の縁と接触するように実施されていた。そうすると、舗装面の縁とエプロン部の縁との間に隙間に舗装部の下の土が露出して、雑草が生えやすくなり、これにより、定期的な除草作業などが必要となっていた。一方、本発明に於いては、車道の舗装面がエプロン部の一部に載せた状態で舗装が為されるので、舗装部の下の土が露出することが少なくなり、従って、雑草を生え難くすることが可能となる。なお、更に雑草を生え難くする構成として、後の実施形態の欄に於いて詳細に説明される如く、エプロン部の車道側の先端近傍に突起部が形成されることが好ましい。
上記の本発明の構成に於いて、車道の雨水を排出するための排水路は、エプロン部の下方に設けられてよいところ、排水路は、基礎部と一体的に設けられてよい。かかる構成により、歩車道境界ブロックに近傍に於いて無駄なスペースができることが作らずに、排水路が設置されることとなる。
かくして、上記の本発明の構成によれば、歩車道境界に沿って連続的に縁石を延在させた構成であって、車道上に雨水をできるだけ縁石の下縁に滞留させずに排水路へ流入させる構成が提供できることとなり、縁石の内側又は下方に電線ケーブルを配設した構成に於いて、電線ケーブルの載置領域が浸水する可能性を低減できることが期待される。また、車道の舗装面がエプロン部の一部に載った状態となることで、車道の舗装面とエプロン部との間をより密着させられることとなり、これにより、舗装部の下の土が露出しにくくなり、車道の舗装面とエプロン部との隙間に於いて、雑草を生え難くすることも可能となる。なお、本発明の構成は、電線ケーブルが縁石の内側又は下方に配設されていない場合に適用されてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属することは理解されるべきである。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
1…歩車道境界ブロック
2…基礎部
3…縁石部
4…電線ケーブル
5…アンカーボルト
6…エプロン部
7…突起
10…排水溝
10a…排水溝の開口部(グレーティング)
w…水
G…雑草
2…基礎部
3…縁石部
4…電線ケーブル
5…アンカーボルト
6…エプロン部
7…突起
10…排水溝
10a…排水溝の開口部(グレーティング)
w…水
G…雑草
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
歩車道境界ブロックの構成
図1を参照して、本実施形態の歩車道境界ブロック1は、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って配置される。歩車道境界ブロック1の構成に於いては、具体的には、車道と歩道との境界に沿って、舗装面(舗装部は、アスファルトなど、通常の態様にて適用される舗装によるものであってよい。)の下方にて地中に基礎部2が配置され、その基礎部2の上面に、舗装面の上方へ突出する縁石部3が配置されてよい。なお、図示の如く、本実施形態に於いて、縁石部3は、下向きに開口した略U字型の断面の構造を成しており、基礎部2の上面に当接して配置され、これにより、基礎部2の上面と縁石部3との間に中空領域が形成され、その縁石の中空領域には、電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブル4が配設されてよい。電線ケーブル4は、図示の如く、複数本からなる束であってよく、また、縁石部3の内側の中空領域に、管路が敷設され、電線ケーブル4は、かかる管路内に延在するようになっていてよい。また、別の態様として、図示していないが、基礎部2が上向きに開口した略U字型の断面の溝構造を成し、その溝構造の上面に縁石部3が配置され、基礎部2の溝構造と縁石部3の下面との間に中空領域が形成され、その中空領域に電線ケーブル4が配設されてもよい。基礎部2の上面に対する縁石部3の固定は、アンカーボルト5を縁石部3の縁に穿孔されたボルト孔に貫通させ、基礎部2の上面に穿孔されたボルト孔に締結することによって達成されてよいが、これに限定されない。典型的には、基礎部2と縁石部3とは、設置された状態で、車等が接触しても、容易に移動又は破損しないように、内部に鉄筋を有する鉄筋コンクリートなどにより作成されてよい。更に、歩車道境界ブロック1は、基礎部2及び縁石部3とも予め工場にて作成し、それらの完成品が歩車道境界ブロック1の設置される現場に移送されて、そこで、歩車道境界ブロック1として組み立てられる方式にて設置されるようになっていてよい(プレキャスト方式)。プレキャスト方式によれば、歩車道境界ブロック1の設置現場に基礎部2及び縁石部3を設置するだけでよいので、その場でコンクリート又はセメントを硬化させて縁石を設置する場合に比して大幅に工期が短縮され、道路に於いて歩車道境界が速やかに利用できるようになる点で有利である。
図1を参照して、本実施形態の歩車道境界ブロック1は、道路に於いて、車道と歩道との境界に沿って配置される。歩車道境界ブロック1の構成に於いては、具体的には、車道と歩道との境界に沿って、舗装面(舗装部は、アスファルトなど、通常の態様にて適用される舗装によるものであってよい。)の下方にて地中に基礎部2が配置され、その基礎部2の上面に、舗装面の上方へ突出する縁石部3が配置されてよい。なお、図示の如く、本実施形態に於いて、縁石部3は、下向きに開口した略U字型の断面の構造を成しており、基礎部2の上面に当接して配置され、これにより、基礎部2の上面と縁石部3との間に中空領域が形成され、その縁石の中空領域には、電力ケーブルや通信ケーブルなどの従前では電柱に担持されていた電線ケーブル4が配設されてよい。電線ケーブル4は、図示の如く、複数本からなる束であってよく、また、縁石部3の内側の中空領域に、管路が敷設され、電線ケーブル4は、かかる管路内に延在するようになっていてよい。また、別の態様として、図示していないが、基礎部2が上向きに開口した略U字型の断面の溝構造を成し、その溝構造の上面に縁石部3が配置され、基礎部2の溝構造と縁石部3の下面との間に中空領域が形成され、その中空領域に電線ケーブル4が配設されてもよい。基礎部2の上面に対する縁石部3の固定は、アンカーボルト5を縁石部3の縁に穿孔されたボルト孔に貫通させ、基礎部2の上面に穿孔されたボルト孔に締結することによって達成されてよいが、これに限定されない。典型的には、基礎部2と縁石部3とは、設置された状態で、車等が接触しても、容易に移動又は破損しないように、内部に鉄筋を有する鉄筋コンクリートなどにより作成されてよい。更に、歩車道境界ブロック1は、基礎部2及び縁石部3とも予め工場にて作成し、それらの完成品が歩車道境界ブロック1の設置される現場に移送されて、そこで、歩車道境界ブロック1として組み立てられる方式にて設置されるようになっていてよい(プレキャスト方式)。プレキャスト方式によれば、歩車道境界ブロック1の設置現場に基礎部2及び縁石部3を設置するだけでよいので、その場でコンクリート又はセメントを硬化させて縁石を設置する場合に比して大幅に工期が短縮され、道路に於いて歩車道境界が速やかに利用できるようになる点で有利である。
更に、上記の如き歩車道境界ブロック1に於いて、縁石部3の車道側に隣接して、エプロン部6が配置される。かかるエプロン部に関して、既に触れた如く、従前に於いては、図3(A)に例示されている如く、エプロン部6の上面は、車道から縁石へ向かって高さが低くなるように傾斜され、これにより、車道上の雨水は縁石の下縁に集水され、通常、縁石の下に配置された排水溝へ流入できるようになっていた。しかしながら、図示の如く、縁石部3の内側又は下方に電線ケーブル4が収納されている構成の場合、電線ケーブル4は、漏電や腐食を防止するために、できるだけ水から遠ざけるべきであるので、車道上の雨水を縁石の下縁に集水しないようにすることが好ましい。そこで、本実施形態に於いては、図1(A)、(B)に模式的に描かれている如く、エプロン部6は、その上面が縁石から車道へ向かって高さが低くなるように傾斜されるよう形成される。かかる構成によれば、車道上の雨水ができるだけ縁石の下縁に滞留しないようにすることができ、図1(B)の如く、縁石部3から隔置してエプロン部6の下に排水路10を設けた場合には、車道上の雨水wを、エプロン部6上に設置した開口部10aを介して排水路10へ流入させることが可能となる。
また、図1(A)、(B)に描かれている如く、エプロン部6は、縁石部3と一体形成されてよい。これにより、(図3(A)の如く)縁石部3とエプロン部6との隙間から水wが浸入することが防止され、縁石部3の内側の電線ケーブル4が水に接触することが防止されることが期待される。また、図1(B)に描かれている如く、排水路10は、基礎部2に一体的に形成されてよい。これにより、図3(B)に描かれている如く、歩車道境界ブロック1と別体にて排水路10を構成する場合に比して、無駄なスペースDを発生させず、また、施工も容易となるので有利である(排水路付きの基礎部が予め工場にて作成されてよい。)。
更に、図3(A)に示されているように、エプロン部6の上面が車道から縁石へ向かって低くなるように傾斜している場合には、エプロン部6の縁が舗装面の縁と接触した状態とせざるをえないが、図1(A)、(B)に描かれている如く、エプロン部6の上面が縁石から車道へ向かって低くなるように傾斜している場合には、エプロン部6の上面の先端の一部に舗装面が被るよう舗装が実施できることとなり、舗装部とエプロン部6とをより密に接着させた状態にすることが可能となる(図3(A)の構成で、舗装面がエプロン部6の上に載り上げようとすると、舗装面が上方へ突出し、舗装面に凸部が生じるので適当でない。)。そして、図3(A)の如く、エプロン部6の縁が舗装面の縁と接触しただけの態様の場合には、エプロン部6と舗装面との間の隙間に舗装部の下の土が露出しやすく、雑草が生えやすくなっていたが、本実施形態の如く、舗装部とエプロン部6とをより密に接着させた状態にすることが可能となると、エプロン部6と舗装面との間の隙間に舗装部の下の土が露出しにくくなるので、雑草が生え難くなるという利点も得られることとなる。
防草のための構成
本実施形態に於いて、エプロン部6と舗装面との間の隙間に於いて、更に、雑草を生え難くする手法(防草手法)として、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けられてよい。一般に植物の成長に於いて、図2(A)の如く、植物Gの根が地中で下方に成長していく場合に、図中のPのような突起があり、根の伸長方向(矢印)が上向きに転じると、成長できずに植物Gは、枯れてしまうことが知られている。また、図2(B)の如く、植物Gの茎が地中で上方に成長していく場合に、図中のPのような突起があり、茎の伸長方向(矢印)が下向きに転じると、成長できずに植物Gは、枯れてしまうことが知られている。これらの知見に基づいて、上記の如く、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けると、エプロン部6と舗装部との間に雑草が成長することを防止することが可能となる。即ち、図2(C)を参照して、もし雑草の種子が舗装面のそばにあって、そこから、根aが隙間に於いて下方に伸長すると、突起7に於いて、伸長方向が上方へ転じ、これにより、雑草は枯れてしまうこととなる。一方、もし雑草の種子が地中の深くにあって、そこから、茎bが隙間に於いて上方に伸長すると、突起7に於いて、伸長方向が下方へ転じ、これにより、雑草は枯れてしまうこととなる。即ち、エプロン部6上面の傾斜が縁石から車道へ向かって低くなっており、舗装面がエプロン部6上面に載り上げた構成に於いて、更に、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けることによりよれば、エプロン部6と舗装部との隙間にて伸長しようとする雑草を枯らす効果があり、これにより、雑草を生え難くすることが可能となるということである。そして、雑草が生え難くなると、除草作業を行わなくてよくなり、歩車道境界の保守作業が軽減されるという利点が得られることとなる。
本実施形態に於いて、エプロン部6と舗装面との間の隙間に於いて、更に、雑草を生え難くする手法(防草手法)として、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けられてよい。一般に植物の成長に於いて、図2(A)の如く、植物Gの根が地中で下方に成長していく場合に、図中のPのような突起があり、根の伸長方向(矢印)が上向きに転じると、成長できずに植物Gは、枯れてしまうことが知られている。また、図2(B)の如く、植物Gの茎が地中で上方に成長していく場合に、図中のPのような突起があり、茎の伸長方向(矢印)が下向きに転じると、成長できずに植物Gは、枯れてしまうことが知られている。これらの知見に基づいて、上記の如く、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けると、エプロン部6と舗装部との間に雑草が成長することを防止することが可能となる。即ち、図2(C)を参照して、もし雑草の種子が舗装面のそばにあって、そこから、根aが隙間に於いて下方に伸長すると、突起7に於いて、伸長方向が上方へ転じ、これにより、雑草は枯れてしまうこととなる。一方、もし雑草の種子が地中の深くにあって、そこから、茎bが隙間に於いて上方に伸長すると、突起7に於いて、伸長方向が下方へ転じ、これにより、雑草は枯れてしまうこととなる。即ち、エプロン部6上面の傾斜が縁石から車道へ向かって低くなっており、舗装面がエプロン部6上面に載り上げた構成に於いて、更に、エプロン部6の車道側の先端近傍に突起7が設けることによりよれば、エプロン部6と舗装部との隙間にて伸長しようとする雑草を枯らす効果があり、これにより、雑草を生え難くすることが可能となるということである。そして、雑草が生え難くなると、除草作業を行わなくてよくなり、歩車道境界の保守作業が軽減されるという利点が得られることとなる。
以上の説明は、本発明の実施の形態に関連してなされているが、当業者にとつて多くの修正及び変更が容易に可能であり、本発明は、上記に例示された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱することなく種々の装置に適用されることは明らかであろう。
Claims (1)
- 地面の舗装面より上方へ突出した縁石部を含む歩車道境界ブロックであって、前記縁石部の車道側にて該縁石部の下縁に隣接してエプロン部を有し、該エプロン部が、前記縁石部から車道へ向かって高さが低くなるよう傾斜した上面を有している歩車道境界ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019234659A JP2021102883A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | 歩車道境界ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019234659A JP2021102883A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | 歩車道境界ブロック |
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Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019234659A Pending JP2021102883A (ja) | 2019-12-25 | 2019-12-25 | 歩車道境界ブロック |
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