JPH1083788A - 磁気シールドケース - Google Patents

磁気シールドケース

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JPH1083788A
JPH1083788A JP8237018A JP23701896A JPH1083788A JP H1083788 A JPH1083788 A JP H1083788A JP 8237018 A JP8237018 A JP 8237018A JP 23701896 A JP23701896 A JP 23701896A JP H1083788 A JPH1083788 A JP H1083788A
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magnetic shield
shield case
photomultiplier tube
light
photo
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JP8237018A
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Masumi Tateno
眞純 立野
Hidehiro Kume
英浩 久米
Suenori Kimura
末則 木村
Koji Goto
好志 後藤
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • H01J43/28Vessels, e.g. wall of the tube; Windows; Screens; Suppressing undesired discharges or currents

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、磁気シールド性が高く、光電子増
倍管のユニフォミティを向上させる高性能な磁気シール
ドケースを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明による磁気シールドケース10
は、透光性の密封容器1の光入射部分4から入射した光
を内部の反射型光電面9に当てて光電子を発生させ、複
数段のダイノード6a〜6iからなる電子増倍部6で増
倍させた光電子を出力信号として陽極7で収集するサイ
ドオン型光電子増倍管Pを磁界の影響から守るための磁
気シールド本体11を有する磁気シールドケース10に
おいて、磁気シールド本体11は、密封容器1の光入射
部分4に対峙して設けられた入射窓11dを塞ぐ集光レ
ンズ部20を有し、この集光レンズ部20は、光電子増
倍管Pの光電面9のうちの感度の高い有効領域A上に入
射光を集光させる位置に設けられた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電子増倍管を磁
界の影響から守って、光電子増倍管の出力を安定させる
ための磁気シールドケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に利用されているこの種
の磁気シールドケースとして、図12で示す構成が採用
されている。この磁気シールドケース100の磁気シー
ルド本体101は、透磁率の高いパーマロイで円筒状に
形成されている。更に、磁気シールド本体101には矩
形の入射窓105が形成され、この入射窓105は、光
電子増倍管102のガラス製密封容器103内に設けら
れた光電面104に対峙する。従って、磁気シールドケ
ース100の入射窓105から入射した光は、光電面1
04に当たり、この光電面104から放出された光電子
は、電子増倍部106で増倍され、陽極107で出力信
号として収集される。
【0003】一般的に、光電面104から第1ダイノー
ド106aまでの距離が長いタイプのものは、磁界の影
響を受けやすく、光電子は磁界の影響により通常の軌道
から外れ、ゲインの減少を引き起こす。そこで、光電子
増倍管102を外部の磁界の影響から守るために、前述
した磁気シールドケース100が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気シールドケース100は、上述したように構成され
ているため、次のような課題が存在していた。すなわ
ち、磁気シールドケース100の入射窓105は、単な
る穴として形成されているだけなので、この入射窓10
5から磁界が侵入し、光電子増倍管102の出力に影響
を与える。そこで、磁気シールドケース100の磁気シ
ールド効果を上げるために、磁気シールドケース100
の入射窓105を小さくしたり、磁気シールドケース1
00自体を大きくして、光電子増倍管102の光電面1
04と磁気シールドケース100の入射窓105との間
を離すように対処していたが、入射窓105から光電子
増倍管102を離すことで、光電面104に入射する光
のロスが大きくなり、出力信号の低下を引き起こすとい
った問題点があった。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、磁気シールド性が高く、光電子増
倍管のユニフォミティを向上させる高性能な磁気シール
ドケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
磁気シールドケースは、透光性の密封容器の光入射部分
から入射した光を内部の反射型光電面に当てて光電子を
発生させ、複数段のダイノードからなる電子増倍部で増
倍させた光電子を出力信号として陽極で収集するサイド
オン型光電子増倍管を磁界の影響から守るための磁気シ
ールド本体を有する磁気シールドケースにおいて、磁気
シールド本体は、密封容器の光入射部分に対峙して設け
られた入射窓を塞ぐ集光レンズ部を有し、この集光レン
ズ部は、光電子増倍管の光電面のうちの感度の高い有効
領域上に入射光を集光させる位置に設けられたことを特
徴とする。
【0007】この磁気シールドケースにおいて、磁気シ
ールド本体の入射窓に設けられた集光レンズ部に入射し
た被測定光は、収束しながら光電子増倍管の反射型光電
面の有効領域に集光し、この有効領域からは光電子が発
生する。この有効領域は、光電面の全面のうちの感度の
高い領域であり、迷走電子が発生し難い領域でもあり、
第1段目のダイノードの近くに存在している。また、集
光レンズ部により光電子の発生場所を有効領域という狭
い範囲に限定しているので、各光電子の発生時間にバラ
ツキが少なく、しかも各光電子の発生場所も近いため電
子走行時間のゆらぎを極めて少なくすることができる。
また、光源の位置が多少変動することに起因して、集光
レンズ部に入射する光の位置が多少変動した場合でも、
光電子の有効領域に光が集められているので、電子走行
時間のゆらぎの少なさにあいまって、陽極からの出力変
動が極めて小さくなる。更に、測定対象物に対する光電
面の位置決めを厳密に行わなくとも、集光レンズ部の集
光作用により、光電面の適切な位置に光を集めることが
できるので、測定対象物と光電面との光軸合わせが楽に
なり、光軸の多少のずれがユニフォミティに影響を与え
ることは殆どない。このような集光作用は、化学発光、
生物発光、蛍光などの微弱な光において特に有効であ
り、S/N比の向上に寄与する。更に、磁気シールド効
果を高めるために、磁気シールドケースを大型にして、
入射窓と光電面との間を離した場合でも、集光レンズ部
の集光作用により、光電子増倍管に入射する光のロスが
極めて少なくなり、強磁界中でも微弱光の検出が容易に
なる。
【0008】この場合、集光レンズ部は、円柱曲面形状
のレンズ面を有するシリンドリカルレンズからなると好
ましい。このような構成を採用した場合、シリンドリカ
ルレンズを利用することによって、被測定光を光電面の
有効領域上にスリット状に集光させることができ、光電
面上での集光形状は、光電面の縦長い形状に合致させる
ように縦方向に細長くなる。従って、集光形状を、各段
のダイノードの縦長い形状に合致させることができ、各
ダイノードの電子増倍領域を有効に活用することがで
き、しかも、測定対象物と磁気シールドケースの入射窓
との間にスリット板を介在させるような作業や、スリッ
ト板のスリット孔と光電面との軸合わせが不要になる。
【0009】また、集光レンズ部は、球曲面形状のレン
ズ面を有する半球状レンズからなると好ましい。このよ
うな構成を採用した場合、被測定光を光電面上にポイン
ト状に集光させることができるので、微弱な光を検出す
る際に特に有効である。
【0010】また、磁気シールド本体に設けられた光電
子増倍管挿入口を塞ぐ蓋部を更に有し、この蓋部は、光
電子増倍管のステムピンに連結させるソケット部を有す
ると好ましい。このように構成を採用することで、光電
子増倍管を磁気シールドケース内に簡単に組み込むこと
ができ、しかも、蓋部の採用により、光電子増倍管を磁
気シールドケースで略完全に密閉することができるの
で、磁気シールド効果をより一層高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による磁
気シールドケースの好適な実施形態について詳細に説明
する。
【0012】図1は、本実施形態に係る磁気シールドケ
ースに適用するサイドオン型光電子増倍管を示す斜視図
である。同図に示すサイドオン型光電子増倍管Pは透光
性の密封容器1を有し、この密封容器1は、上下両端が
閉鎖された透明な円筒形をなすと共に、硼硅酸ガラス、
UVガラス又は石英ガラス等からなる。密封容器1内に
は、上下にセラミック等の絶縁体基板2a,2bが設け
られ、一対の絶縁体基板2a,2bで挟むようにして各
種の電極が支持され、密封容器1の底部には樹脂製のピ
ンベース3が固定されている。このピンベース3には複
数のステムピン3aが設けられ、各ステムピン3aによ
って各種の電極は外部に導き出されている。
【0013】図1及び図2に示すように、絶縁体基板2
aと2bとの間には、密封容器1の光入射部分4に対し
て一定の角度をもって傾けられた光電面9と、この光電
面9から放出された光電子を順次増倍させるための複数
段のダイノード6a〜6iからなる電子増倍部6と、増
倍された光電子を出力信号として収集する陽極7とが支
持されている。更に、光入射部分4と光電面9との間に
は、光電面9から放出された光電子を第1段のダイノー
ド6aに確実に導き入れるための格子電極8が配置さ
れ、この格子電極8は光電面9と同電位に設定されてい
る。また、光電面9は電極5上に形成されると共に、密
封容器1の光入射部分4に対峙している。
【0014】ここで、図3及び図4には、前述した光電
子増倍管Pを外部の磁界から守るための磁気シールドケ
ース10が示されている。この磁気シールドケース10
は、透磁率の高いパーマロイからなる直方体形状のボッ
クス型磁気シールド本体11を有している。この磁気シ
ールド本体11の上端には、矩形の天板11aが形成さ
れ、磁気シールド本体11の下端には、開放された矩形
の光電子増倍管挿入口11bが形成されている。また、
磁気シールド本体11の下端にはネジ貫通孔15が形成
され、各ネジ貫通孔15は、止めネジ16Aによる後述
の蓋部12の固定に利用される。
【0015】更に、磁気シールドケース10は、光電子
増倍管挿入口11bを塞ぐための板状の蓋部12を有
し、この蓋部12は透磁率の高いパーマロイからなる。
蓋部12は、光電子増倍管挿入口11bに略合致する底
板12aを有し、この底板12aの両端には、磁気シー
ルド本体11の内壁面11e(図5参照)の下端に当接
する折曲げ片12bが設けられている。各折曲げ片12
bにはネジ穴17が形成され、各ネジ穴17を磁気シー
ルド本体11の各ネジ貫通孔15に合致させることで、
止めネジ16Aにより、蓋部12を磁気シールド本体1
1に固定することができる。また、底板12aにはネジ
貫通孔18が形成され、各ネジ貫通孔18は、止めネジ
16Bによる後述のソケット部14の固定に利用され
る。
【0016】更に、磁気シールドケース10は、底板1
2aの中央に設けられた円形のソケット開口13に嵌ま
るソケット部14を有している。このソケット部14の
頂部には、光電子増倍管Pの各ステムピン3aを差し込
むための電気コネクト孔14aが設けられている。そし
て、ソケット部14には、その周面から径方向に突出す
フランジ部14bが設けられ、各フランジ部14bには
ネジ穴19が形成されている。従って、各フランジ部1
4bを底板12aの裏面に当接させ、各ネジ穴19を蓋
部12のネジ貫通孔18に合致させることで、止めネジ
16Bにより、ソケット部14を蓋部12に固定するこ
とができる。
【0017】更に、磁気シールドケース10において、
図3及び図5に示すように、磁気シールド本体11の前
側壁11cには、密封容器1の光入射部分4に対峙する
位置に矩形の入射窓11dが形成され、この入射窓11
dを塞ぐようにして、ガラス製の集光レンズ部20が磁
気シールド本体11に固定されている。この集光レンズ
部20は、円柱曲面形状のレンズ面20aを有するシリ
ンドリカルレンズからなると共に、レンズ面20aを磁
気シールド本体11の内側に向けるようにして、磁気シ
ールド本体11の内壁面11eに接着剤を介して固定さ
れている。従って、磁気シールド本体11の外壁面11
fからシリンドリカルレンズ20が突出せず、磁気シー
ルドケース10の取り扱い中にレンズ面20aが傷つく
ことがない。
【0018】更に、シリンドリカルレンズ20のレンズ
面20aの曲率半径は、図6に示すように、シリンドリ
カルレンズ20に入射した光が、光電子増倍管Pの光電
面9の有効領域Aで略焦点を結ぶような曲率半径が選択
される。また、このようなシリンドリカルレンズ20を
利用することで、被測定光を光電面9の有効領域A上に
スリット状に集光させることができ、光電面9上での集
光形状は、光電面9の縦長い形状に合致させるように縦
方向に細長くなっている。従って、光電子が発生する部
位を縦長いスリット形状にすることで、各ダイノード6
a〜6iにより作り出された縦長の電子増倍領域を有効
に活用することができる。
【0019】ここで、前述した有効領域Aとは、光電面
9の全面のうちの感度の高い領域であり、迷走電子が発
生し難い領域でもあり、第1段目のダイノード6aの近
くに存在し、密封容器1の奥側に位置して、同電位の格
子電極8から遠く離れている領域である。すなわち、こ
の有効領域Aは、図7からも明らかなように、光電面9
において、その略中央から第1段のダイノード6a寄り
に存在し、幅方向の陽極感度が80パーセント以上にな
る領域をいう。なお、有効領域Aを決定する上で、幅方
向の陽極感度が90パーセント以上になる領域を有効領
域とする場合もある。
【0020】次に、前述した磁気シールドケース10の
組立てについて簡単に説明する。まず、シリンドリカル
レンズ20の接着固定が完了した磁気シールド本体11
を準備する。そして、蓋部12に固定されたソケット部
14の電気コネクト孔14a内に光電子増倍管Pの各ス
テムピン3aを差し込んで、蓋部12に光電子増倍管P
を固定し、光電子増倍管Pの位置決めを完了させる。そ
の後、光電子増倍管Pを磁気シールド本体11の光電子
増倍管挿入口11bから挿入し、蓋部12のネジ穴17
を磁気シールド本体11のネジ貫通孔15に合致させ
る。その後、止めネジ16Aをネジ貫通孔15及びネジ
穴17に螺入させることで、蓋部12を磁気シールド本
体11に固定し、磁気シールドケース10に対する光電
子増倍管Pの組付け作業が完了する。
【0021】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではい。第2の実施形態において、図8及び図9に
示すように、磁気シールドケース10Aの前側壁11c
にはガラス製の集光レンズ部30が固定され、この集光
レンズ部30は、密封容器1の光入射部分4に対峙する
位置に設けられた矩形の入射窓11dを塞ぐようにして
固定されている。この集光レンズ部30は、円柱曲面形
状のレンズ面30aを有するシリンドリカルレンズから
なると共に、レンズ面30aを磁気シールド本体11の
外側に向けるようにして、磁気シールド本体11の外壁
面11fに、接着剤を介して固定されている。従って、
磁気シールド本体11に対して集光レンズ部30を外側
から接着させることができるので、集光レンズ部30の
位置決めや固定が簡単になる。なお、図8及び図9にお
いて、前述した第1の実施形態の磁気シールドケース1
0と同一又は同等の構成部分には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0022】更に、第3の実施形態において、図10及
び図11に示すように、磁気シールドケース10Bの前
側壁11cに設けられた入射窓11dを塞ぐようにし
て、ガラス製の集光レンズ部40が磁気シールド本体1
1に固定されている。この集光レンズ部40は、球曲面
形状のレンズ面40aを有する半球状レンズからなると
共に、レンズ面40aを磁気シールド本体11の外側に
向けるようにして、磁気シールド本体11の外壁面11
fに、接着剤を介して固定されている。従って、磁気シ
ールド本体11に対して集光レンズ部40を外側から接
着させることができるので、集光レンズ部40の位置決
めや固定作業が簡単になる。
【0023】また、半球状レンズ40におけるレンズ面
40aの曲率半径は、半球状レンズ40に入射した光が
光電面9の有効領域Aで略焦点を結ぶような曲率半径が
選択される。また、半球状レンズ40を利用することに
よって、被測定光を光電面9の有効領域A上にポイント
状に集光させることができる。このポイント状集光部分
は、有効領域A上において、長さ方向の陽極感度が特に
高い中央部分が選択される(図7参照)。このように、
略点状に光を集めることで、極めて微弱な被測定光を確
実に検出することができる。
【0024】なお、半球状レンズ40を磁気シールド本
体11の内壁面11eに固定してもよい。図10及び図
11において、前述した第1の実施形態の磁気シールド
ケース10と同一又は同等の構成部分には同一の符号を
付し、その説明は省略する。本発明の磁気シールドケー
スは、前述した第1〜第3の実施形態に限定されること
はなく、磁気シールド本体11を円筒状にしても、多角
柱状にしてもよい。また、磁気シールドケース内での光
電子増倍管Pの位置は、磁気シールド本体11の中央に
限定されることなく、入射窓11eより最も離した奥側
にしてもよい。そして、集光レンズ部は、ガラス製に限
定されることなく、プラスチック製にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明による磁気シールドケースは、以
上のように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、磁気シールド本体は、密封容器の光入射
部分に対峙して設けられた入射窓を塞ぐ集光レンズ部を
有し、この集光レンズ部は、光電子増倍管の光電面のう
ちの感度の高い有効領域上に入射光を集光させる位置に
設けられたことにより、磁気シールド効果を高めつつ光
電子増倍管のユニフォミティを高くすることができる。
また、従来からある磁気シールドケースに集光レンズを
接着固定するといった極めてシンプルな改良で光電子増
倍管のユニフォミティを飛躍的に向上させた点が極めて
特筆すべき効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気シールドケースに適用させるサイ
ドオン型光電子増倍管を示す斜視図である。
【図2】図1に示した光電子増倍管の横断面図である。
【図3】本発明に係る磁気シールドケースの第1の実施
形態を示す斜視図である。
【図4】磁気シールドケースの分解斜視図である。
【図5】図3のV−V線に沿う横断面図である。
【図6】シリンドリカルレンズにより有効領域に被測定
光が集まる状態を示す図である。
【図7】光電面の各位置における感度を示す特性図であ
る。
【図8】本発明に係る磁気シールドケースの第2の実施
形態を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う横断面図である。
【図10】本発明に係る磁気シールドケースの第3の実
施形態を示す斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿う横断面図であ
る。
【図12】従来の磁気シールドケースを示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
A…有効領域、P…光電子増倍管、1…密封容器、3a
…ステムピン、4…光入射部分、6a〜6i…ダイノー
ド、6…電子増倍部、7…陽極、9…光電面、10,1
0A,10B…磁気シールドケース、11…磁気シール
ド本体、11b…光電子増倍管挿入口、11d…入射
窓、12…蓋部、14…ソケット部、20a,30a,
40a…レンズ面、20,30…シリンドリカルレンズ
(集光レンズ部)、40…半球状レンズ(集光レンズ
部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 好志 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の密封容器の光入射部分から入射
    した光を内部の反射型光電面に当てて光電子を発生さ
    せ、複数段のダイノードからなる電子増倍部で増倍させ
    た光電子を出力信号として陽極で収集するサイドオン型
    光電子増倍管を磁界の影響から守るための磁気シールド
    本体を有する磁気シールドケースにおいて、 前記磁気シールド本体は、前記密封容器の前記光入射部
    分に対峙して設けられた入射窓を塞ぐ集光レンズ部を有
    し、この集光レンズ部は、前記光電子増倍管の前記光電
    面のうちの感度の高い有効領域上に前記入射光を集光さ
    せる位置に設けられたことを特徴とする磁気シールドケ
    ース。
  2. 【請求項2】 前記集光レンズ部は、円柱曲面形状のレ
    ンズ面を有するシリンドリカルレンズからなることを特
    徴とする請求項1記載の磁気シールドケース。
  3. 【請求項3】 前記集光レンズ部は、球曲面形状のレン
    ズ面を有する半球状レンズからなることを特徴とする請
    求項1記載の磁気シールドケース。
  4. 【請求項4】 前記磁気シールド本体に設けられた光電
    子増倍管挿入口を塞ぐ蓋部を更に有し、この蓋部は、前
    記光電子増倍管のステムピンに連結させるソケット部を
    有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記
    載の磁気シールドケース。
JP8237018A 1996-09-06 1996-09-06 磁気シールドケース Pending JPH1083788A (ja)

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US08/924,651 US6114621A (en) 1996-09-06 1997-09-05 Photomultiplier with magnetic shielding case
DE69730284T DE69730284D1 (de) 1996-09-06 1997-09-05 Magnetisches Abschirmgehäuse für Photovervielfacher und Lichtwahrnehmungsgerät mit einem solchen Gehäuse

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JP (1) JPH1083788A (ja)
DE (1) DE69730284D1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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