JP3473913B2 - 光電子増倍管 - Google Patents

光電子増倍管

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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • H01J43/06Electrode arrangements

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  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定光が容器側面か
ら入射するいわゆるサイドオン型の光電子増倍管に関
し、特に、光電子増倍管の出力波形の均一化、並びに、
SN比の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は従来一般の光電子増倍
管を示している。この光電子増倍管は、一般にサイドオ
ン型と呼ばれているもので、透明な密閉容器であるガラ
スバルブ1の側面から測定対象の光が入射される。ガラ
スバルブ1を透過して入射した光が反射型光電陰極2の
光電面に当たると、その光電面から光電子が放出され、
複数段のダイノード3a〜3dから成る電子増倍部3に
送られる。光電子はこの電子増倍部3において順次増倍
され、この増倍された光電子は出力信号として陽極4で
収集される。
【0003】ところで、光電陰極2から放出された光電
子を第1段のダイノード3aに導くために、ガラスバル
ブ1の光入射部分5と光電陰極2との間には格子電極6
が配置され、光電陰極2と同電位とされている。格子電
極6の型式には種々あり、細い導線を文字通り格子状に
配置したもの(図示しない)や、図9に示すように、2
本の支持棒6a,6bに1本の細い導線6cを螺旋状に
巻付けて構成したもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
光電子増倍管においては、光電陰極2の前面に格子電極
6を配置しているため、ガラスバルブ1を透過して光電
陰極2に入射される光の一部が格子電極6の導線6cに
より散乱・吸収を受け、入射光が均一であっても、光電
陰極2に到達しない光がある。一般的に、格子電極6の
透過率は75%のものが使われているので、25%は光
電陰極2に到達しないということになる。
【0005】図11は、スポット光を図9のA−A面に
沿って上方のa点か下方のb点に移動させながら照射し
た場合の、スポット光の位置と、収集電極である陽極4
の出力(相対値)とを示すグラフである。この図11に
おいて、出力は凹凸になっているが、凹部となる位置は
格子電極6の導線6cの位置に対応しており、透過率が
低下していることが判る。
【0006】このような透過率の低下という弊害に対し
ては、特開昭53−18864号公報及び特開昭55−
29989号公報に記載の解決手段が知られている。
【0007】特開昭53−18864公報に記載の手段
は、図12にも示すように、前記の格子電極6の替わり
に、透明導電膜を表面に形成したガラス板7を用いると
いうものである。
【0008】しかし、光はガラス材を透過する際に、吸
収ないしは散乱によりロスが生ずるため、ガラスバルブ
1内にガラス板7を配置すると、光が2回ガラス材を透
過することになり、ロスが2倍となるという問題点があ
る。
【0009】また、製作上の問題がある。即ち、従来、
光電陰極2の製造工程において、光電面作成用のアルカ
リ金属が図12の点線のように流れて光電面に到達させ
ていたのであるが、そのアルカリ金属の移動経路にガラ
ス板7を配置すると、アルカリ金属を均一に誘導するこ
とができず、均一な光電面を形成することが極めて困難
となる。
【0010】一方、特開昭55−29989号公報に記
載の手段は、図13に示すように、格子電極6は使用す
るが、その導線6cで構成する格子密度を、光電陰極2
と結着されている部分の近傍部分6dは密とし、入射光
の多くが透過する部分6eは疎とするというものであ
る。
【0011】格子電極6の格子密度を一部分だけ疎とし
た場合、図9に記載の従来構成と比べた場合には透過率
は向上するが、それでもなお、格子電極6の導線6cが
障害となり透過率が低下するという問題は完全には解決
されていない。また、格子電極6の透過率が場所によっ
て違うことは、光の光電陰極2への透過率が場所によっ
て違うということであり、光電陰極2の感度の不均一性
が生じてしまう。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、光電子増倍管に入射される光の透過率を向上
させると共に、出力波形を均一化し、ひいてはSN比を
向上させることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、サイドオン型の光電子
増倍管において、すなわち、透光性の密閉容器と、この
密閉容器内に設けられ、密閉容器の光入射部分を通過す
る光を受け光電子を発生させる反射型光電陰極と、密閉
容器内にて環状に配設され、反射型光電陰極から放出さ
れた光電子を増倍する、複数段のダイノードから成る電
子増倍部とを備える光電子増倍管において成されたもの
である。
【0014】そして、本発明による光電子増倍管は、密
閉容器内において第1段のダイノードの、反射型光電陰
極側の縁部の近傍位置であって、光入射部分の一部に対
向する位置にて、第1段のダイノードから絶縁された状
態で配置されており、且つ、反射型光電陰極から放出さ
れた光電子を偏向させて第1段のダイノードへ導く電子
レンズ電極を更に備え、光入射部分を通過した光が電子
レンズ電極と反射型光電陰極との間を通って反射型光電
陰極に達するよう構成したことを特徴としている。
【0015】このような光電子増倍管においては、ヒス
テリシス特性の向上という要請があるため、密閉容器の
光入射部分の内壁面又は外壁面に透明な導電部を形成す
るのが好適である。
【0016】光電陰極と密閉容器の光入射部分との間に
配置される電子レンズ電極に開口を設けることも有効で
ある。この場合、光入射部分から入射された光は、この
開口を通って光電陰極に達する。従って、均一な入射光
はそのままの状態で光電陰極に達するため、陽極の出力
も均一なものとなる。
【0017】しかし、光電子を偏向して電子増倍部に導
くための電子レンズ電極は、光電陰極と密閉容器の光入
射部分との間であって、少なくとも第1段のダイノード
に隣接する部分に配置されていれば足りることが実験に
より判明した。従って、本発明では、電子レンズ電極を
光入射部分の一部のみに対向することとしており、光電
陰極からの光電子は電子増倍部に効率的に導かれる。
【0018】電子レンズ電極が光入射部分の一部のみに
対向して配置されている場合は、その他の部分からの入
射光は、何らの妨害も受けることなく、光電陰極に達す
る。
【0019】また、光電子偏向用の電子レンズ電極に開
口を設けたり、当該電子レンズ電極を小さくすること
で、光電陰極から放出された光電子の一部が密閉容器の
光入射部分に達し、その部分を帯電する可能性がある。
このような帯電は出力にヒステリシスを生ずる原因とな
る。しかし、密閉容器の光入射部分の内壁面又は外壁面
に透明の導電部を形成した場合には、当該部分の抵抗が
低下されて帯電が防止され、よってヒステリシス現象を
防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面と共に本発明による好適な実施例
について詳細に説明する。なお、図中、先に示した従来
構成と同一又は相当部分には同一符号を用いることと
し、説明における「上下左右」は、図面の上下左右に基
づくものとする。
【0021】本発明は、図5及び図6に示すものである
が、その説明の前に図1及び図2に示すものを説明す
る。図1及び図2は、サイドオン型の光電子増倍管を示
している。これらの図において、符号1は、透光性の密
閉容器であり、具体的には、上下両端が閉鎖された透明
な円筒形のガラスバルブである。このガラスバルブ1の
内部には、上下にセラミック等の絶縁体基板8a,8b
が設けられ、この絶縁体基板8a,8bにて各種の電極
が支持され、底部からは口金9を介して端子10が外部
に導出されている。上下の絶縁体基板8a,8b間に
は、ガラスバルブ1の光入射部分5に対して一定の角度
をもって傾斜配置された光電陰極2と、この光電陰極2
から放出された光電子を順次増倍するための複数段のダ
イノード3a〜3dから成る電子増倍部3と、出力信号
を収集する陽極4とが支持されている。
【0022】ガラスバルブ1の光入射部分5と光電陰極
2との間には、光電陰極2からの光電子を効率的に第1
段のダイノード3aに入射させるための電子レンズとし
ての電極(電子レンズ電極)11が配置されている。
尚、この実施例では、電子レンズ電極11は、上下の絶
縁体基板8a,8bにより支持されている支持棒12
a,12bに溶着されているが、これらの支持棒12
a,12bを用いずに、絶縁体基板8a,8bにより直
接支持されても良い。
【0023】電子レンズ電極11は矩形の平板電極であ
り、図1に示すように、その中央部、即ち光入射部分5
に対向する部分には矩形の大きな開口11aが設けられ
ている。また、図1において開口11aの左側に位置す
る部分11bは、放物線形の小孔が縦方向に沿って多数
配列されたセル構造となっている。また、開口11aの
右側に位置する部分11cには、多数の矩形の小孔が縦
方向に沿って形成されている。
【0024】電子レンズ電極11は光電陰極2と同電位
若しくは電子レンズとして最適化される電位とされてい
るので、光電陰極2から放出された光電子の大部分は、
図2の矢印で示すように、電子レンズ電極11により偏
向され電子増倍部3の第1段のダイノード3aに向か
う。光電陰極2からの光電子を効率的に第1段のダイノ
ード3aに入射させるためには、光電陰極2との接触部
分と、第1段のダイノード3aの外側縁部に隣接する部
分に、ある程度の幅の電極が配置されていれば十分であ
ることが各種の実験から判明している。そこで、電子レ
ンズ電極11の開口11aは、光電子の軌道を乱さない
程度の電極部分を残して可能な限り大きくすることが好
ましい。
【0025】かかる観点から、電子レンズ電極11の形
状としては、図1及び図2に示すもの以外にも色々と考
えられる。例えば、図3の(a)に示すものは、左側の
セル構造部分11bを、右側のセル構造部分11cと同
様に矩形の小孔から形成したものである。また、左右の
セル構造部分11b,11cを、図3の(b)に示すよ
うに、蜂の巣構造としても良い。更に、図3の(c)に
示すように、左右のセル構造部分11b,11cを孔の
ない平板状とすることも可能である。更に、開口11a
を大きくする要請から、図4の(a)〜(c)に示すよ
うに、左側の部分11bを支持棒12aと溶接するのに
十分な幅まで短縮しても良い。この場合、左側部分11
bにはセル構造は形成されない。
【0026】図4の(a)〜(c)に示す電子レンズ電
極11については、光電子を偏向させる機能は実質的に
右側部分11cのみに依存する。このことから、電子レ
ンズ電極11の上下の部分11d,11e及び左側部分
11bを取り除いても、作用は図4の(a)〜(c)に
示すものとほぼ同じとなることが判る。従って、図5に
示すように、電子レンズ電極11′を2本の電極棒から
構成し、これを、第1段のダイノード3aに隣接する位
置であって、ガラスバルブ1の光入射部分5の一部に対
向する位置に配置しても良い。更に、図6に示すよう
に、図5と同位置に、平板状の電子レンズ電極11″を
配置しても、光電陰極2からの光電子の大部分は第1段
のダイノード3aに入射される。
【0027】このように、開口11aを有する電子レン
ズ電極11、又は、第1段のダイノード3a側のみに配
置される幅の狭い電子レンズ電極11′,11″を用い
ることにより、ガラスバルブ1の光入射部分5に対向す
る部分は広く開放される。従って、光入射部分5から入
射した光は、散乱や吸収等を受けることなく、入射した
状態で光電陰極2に達する。従って、例えば図1のA−
A面に沿ってa点からb点に沿ってスポット光を照射し
た場合、図7に示すように、陽極4から取り出される出
力信号の波形は均一なものとなる。このように出力信号
の均一性が保たれること、並びに、この電子レンズ電極
11,11′,11″において光のロスはなくなること
で、光電子増倍管のSN比も向上される。
【0028】ところで、図9で示したような従来の格子
電極6には、電子レンズとしての役割の他に、ヒステリ
シス特性を向上させるための役割もある。ここで、ヒス
テリシスとは、光電子増倍管にパルス光を入射したと
き、出力信号が急激に立ち上がらずに、徐々に立ち上が
って安定するという現象をいう。このヒステリシスは、
ガラスバルブ1の光入射部分5に光電陰極2からの光電
子が衝突してその部分を帯電し、その部分の電位が不安
定となって光電子の軌道に影響を与えるものと考えられ
ている。よって、従来の格子電極6は、導線6cを光電
陰極2の前面全体に張り巡らすことで、光電陰極2から
光入射部分5に向かう光電子を遮ることとしている。
【0029】しかし、本発明においては、電子レンズ電
極11に大きな開口11aが設けられているため、光電
子の一部がガラスバルブ1の光入射部分5に達する可能
性がある。そこで、本発明では、図8に示すように、ガ
ラスバルブ1の光入射部分5の内壁面に透明な導電部1
3を形成することとした。この導電部13の形成により
当該部分の抵抗値が低下するため、光電陰極2から光電
子が電子レンズ電極11の開口11aを通ってガラスバ
ルブ1の内壁面に達しても、その部分は殆ど帯電しな
い。従って、ガラスバルブ1の光入射部分5の電位が安
定され、ヒステリシス特性が向上される。
【0030】この導電部13は種々の方法により形成す
ることができるが、クロムをガラスバルブ1の内壁面に
蒸着させることで形成するのが好適である。クロムの蒸
着膜は98%の高透過率を有するので、そこを透過する
光のロスは極めて少ないものとなる。
【0031】また、ガラスバルブ1の光入射部分5の帯
電を防止するには、透明な導電部5をガラスバルブ1の
外壁面に形成しても、同様な効果を奏することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1段のダイノード側のみに配置される幅の狭い電子レン
ズ電極を用いているので、密閉容器の光入射部分から入
射される光は、散乱や吸収等されずに、入射した時の状
態で光電陰極に達する。従って、従来のように格子電極
やガラス板が介在されているものに比して、光電変換効
率が格段に向上される。
【0033】また、入射光の一部が格子電極の導線によ
り遮断されるというようなこともないので、均一な出力
信号波形が得られ、SN比も向上される。
【0034】更に、密閉容器の内壁面又は外壁面に透明
な導電部を形成し、密閉容器の抵抗値を低下させること
で、光電陰極から密閉容器に流れる光電子による帯電が
防止され、ヒステリシスを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光電子増倍管の一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿っての断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明による光
電子増倍管に適用可能な電子レンズ電極の変形例を示す
正面図である。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明による光
電子増倍管に適用可能な電子レンズ電極の更に別の変形
例を示す正面図である。
【図5】2本の電極棒から成る電子レンズ電極が設けら
れた本発明による光電子増倍管を示す、図2と同様な断
面図である。
【図6】平板状の幅の狭い電子レンズ電極が設けられた
本発明による光電子増倍管を示す水平断面図である。
【図7】図1の光電子増倍管にスポット光を当てた場合
のそのスポット光の位置と出力との関係を示すグラフで
ある。
【図8】透明な導電部が形成された本発明の光電子増倍
管を示す水平断面図である。
【図9】従来一般の光電子増倍管を示す正面図である。
【図10】図9のX−X線に沿っての断面図である。
【図11】図9の光電子増倍管にスポット光を当てた場
合のそのスポット光の位置と出力との関係を示すグラフ
である。
【図12】従来の光電子増倍管の別の例を示す水平断面
図である。
【図13】従来の光電子増倍管の更に別の例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1…ガラスバルブ(密閉容器)、2…光電陰極、3…電
子増倍部、3a〜3d…ダイノード、4…陽極、5…光
入射部分、11,11′,11″…電子レンズ電極、1
1a…開口、13…導電部。
フロントページの続き (72)発明者 黒柳 富彦 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−12654(JP,U) 実開 昭47−17555(JP,U) 特公 昭52−14585(JP,B1) 特許171943(JP,C2) 特許154991(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 43/00 - 43/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドオン型の光電子増倍管において、 透光性の密閉容器と、 前記密閉容器内に設けられ、前記密閉容器の光入射部分
    を通過する光を受け光電子を発生させる反射型光電陰極
    と、 前記密閉容器内にて環状に配設され、前記反射型光電陰
    極から放出された光電子を増倍する、複数段のダイノー
    ドから成る電子増倍部と、 前記密閉容器内において第1段の前記ダイノードの、前
    記反射型光電陰極側の縁部の近傍位置であって、前記光
    入射部分の一部に対向する位置にて、前記第1段のダイ
    ノードから絶縁された状態で配置されており、且つ、前
    記反射型光電陰極から放出された光電子を偏向させて前
    記第1段のダイノードへ導く電子レンズ電極と、 を備え、 前記光入射部分を通過した光が前記電子レンズ電極と前
    記反射型光電陰極との間を通って前記反射型光電陰極に
    達するよう構成したことを特徴とする光電子増倍管。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器の前記光入射部分の内壁面
    に透明な導電部を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の光電子増倍管。
  3. 【請求項3】 前記密閉容器の前記光入射部分の外壁面
    に透明な導電部を形成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の光電子増倍管。
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