JPH108350A - タオル織物の織成方法 - Google Patents
タオル織物の織成方法Info
- Publication number
- JPH108350A JPH108350A JP19381596A JP19381596A JPH108350A JP H108350 A JPH108350 A JP H108350A JP 19381596 A JP19381596 A JP 19381596A JP 19381596 A JP19381596 A JP 19381596A JP H108350 A JPH108350 A JP H108350A
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- Japan
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- pile
- weft
- texture
- towel fabric
- warp
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
［課題］ パイルが表面に出ない「落ち」の部分に組織
点となって現れたパイル経糸を隠蔽させることによって
模様を一層明瞭に表現可能にする。 ［解決手段］ タオル織物の織成に当たり、地経糸に太
い緯糸と細い緯糸を交錯させたタオル地組織内にパイル
経糸と細い緯糸との組織点を隠蔽することで表面に組織
点が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面にパイ
ル模様を形成する。
点となって現れたパイル経糸を隠蔽させることによって
模様を一層明瞭に表現可能にする。 ［解決手段］ タオル織物の織成に当たり、地経糸に太
い緯糸と細い緯糸を交錯させたタオル地組織内にパイル
経糸と細い緯糸との組織点を隠蔽することで表面に組織
点が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面にパイ
ル模様を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイル経糸消去組
織によってパイルが表面に出ない「落ち」の部分に組織
点となって現れたパイル経糸を隠蔽させることによって
模様を一層明瞭に表現することを可能にしたタオル織物
の織成方法に関する。
織によってパイルが表面に出ない「落ち」の部分に組織
点となって現れたパイル経糸を隠蔽させることによって
模様を一層明瞭に表現することを可能にしたタオル織物
の織成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のタオル織物は地経糸に緯糸を織り
込んでタオル地組織を織成し、これに上経糸（パイル経
糸）を織り込んでタオル地組織の片面或いは両面にパイ
ルを形成している。
込んでタオル地組織を織成し、これに上経糸（パイル経
糸）を織り込んでタオル地組織の片面或いは両面にパイ
ルを形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のタオル織物特に
ジャカード紋織のパイル経糸は通常２から３色で模様を
表現している。
ジャカード紋織のパイル経糸は通常２から３色で模様を
表現している。
【０００４】しかしながら、パイルが表面に出ない部分
は裏面に出たパイル経糸の組織点が点となりこの止め部
分が緯糸の上になって表面に現れるので、パイル模様を
明瞭にせず漠然とさせて商品価値を低下させるという問
題点があった。
は裏面に出たパイル経糸の組織点が点となりこの止め部
分が緯糸の上になって表面に現れるので、パイル模様を
明瞭にせず漠然とさせて商品価値を低下させるという問
題点があった。
【０００５】そこで、本発明は、ジャカード紋織のパイ
ル経糸は通常２から３色或いは４色にて夫夫パイル模様
を表現するのであるが、パイル経糸と緯糸との交点「落
ち」の組織を利用してパイル経糸を消去することを目的
としており、さらにパイル経糸と緯糸との組織点として
現れたパイル経糸を組織から隠蔽させることにより、
「落ち」の部分に地経糸を鮮明に現わしてデザインの色
として使用し、パイル密度を減少させることなく模様を
一層明瞭に表現可能にし、色数を増やしてデザイン表現
を向上させることを可能にしたタオル織物の織成方法を
提供することを目的としている。
ル経糸は通常２から３色或いは４色にて夫夫パイル模様
を表現するのであるが、パイル経糸と緯糸との交点「落
ち」の組織を利用してパイル経糸を消去することを目的
としており、さらにパイル経糸と緯糸との組織点として
現れたパイル経糸を組織から隠蔽させることにより、
「落ち」の部分に地経糸を鮮明に現わしてデザインの色
として使用し、パイル密度を減少させることなく模様を
一層明瞭に表現可能にし、色数を増やしてデザイン表現
を向上させることを可能にしたタオル織物の織成方法を
提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のタオル織物の織成方法においては、地経糸
に太い緯糸と細い緯糸を交錯させたタオル地組織内に、
パイル経糸と細い緯糸との組織点を隠蔽することで表面
に組織点が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面
にパイル模様を形成したものである。
に、本発明のタオル織物の織成方法においては、地経糸
に太い緯糸と細い緯糸を交錯させたタオル地組織内に、
パイル経糸と細い緯糸との組織点を隠蔽することで表面
に組織点が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面
にパイル模様を形成したものである。
【０００７】そして、緯糸の太さを変えるだけでなく地
組織も同時に変更することで、よりパイル経糸の組織点
を「落ち」の部分から隠蔽することを可能にならしめ
る。
組織も同時に変更することで、よりパイル経糸の組織点
を「落ち」の部分から隠蔽することを可能にならしめ
る。
【０００８】また、地経糸に同径緯糸を交錯させたタオ
ル地組織内にパイル経糸を織り込んで同径緯糸との組織
点を隠蔽することで地組織の表面に組織点が現れるのを
防止し、「落ち」を利用して裏面にパイル模様を形成す
る。
ル地組織内にパイル経糸を織り込んで同径緯糸との組織
点を隠蔽することで地組織の表面に組織点が現れるのを
防止し、「落ち」を利用して裏面にパイル模様を形成す
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図１及び図２に示される発明の実
施の形態は、地経糸２、４、６、８に太い緯糸９、１
１、１２、１４と細い緯糸１０、１３を絡ませてタオル
地組織を織成し、このタオル地組織にパイル経糸１、
３、５、７を織成する。細い緯糸１０、１３部分から消
去組織によって表面にパイルが出ない部分「落ち」に点
となって現れたパイル経糸１、３、５、７の組織点１５
は、緯糸９、１１と地経糸２、４、６、８の重合によ
り、組織点１６は緯糸１２、１４と地経糸２、４、６、
８の重合により隠蔽されて、タオル地組織の表面に現れ
ないことを可能にする。
を参照して説明する。図１及び図２に示される発明の実
施の形態は、地経糸２、４、６、８に太い緯糸９、１
１、１２、１４と細い緯糸１０、１３を絡ませてタオル
地組織を織成し、このタオル地組織にパイル経糸１、
３、５、７を織成する。細い緯糸１０、１３部分から消
去組織によって表面にパイルが出ない部分「落ち」に点
となって現れたパイル経糸１、３、５、７の組織点１５
は、緯糸９、１１と地経糸２、４、６、８の重合によ
り、組織点１６は緯糸１２、１４と地経糸２、４、６、
８の重合により隠蔽されて、タオル地組織の表面に現れ
ないことを可能にする。
【００１０】図３は本発明の他の実施の形態を示す組織
図である。本発明の実施の形態は、地経糸２、４、６、
８に、この地経糸２、４、６、８と同径の緯糸Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆを絡ませてタオル地組織を織成してい
る。他の織成は上述した発明の実施の形態と全く同様。
図である。本発明の実施の形態は、地経糸２、４、６、
８に、この地経糸２、４、６、８と同径の緯糸Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆを絡ませてタオル地組織を織成してい
る。他の織成は上述した発明の実施の形態と全く同様。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように織成され
ているので、以下に記載される効果を奏する。
ているので、以下に記載される効果を奏する。
【００１２】細い緯糸の両側に太い緯糸を配置し、細い
緯糸を太い緯糸で重合するようにしたので、パイル経糸
の組織点が表面に現れないことを可能にし、模様を一層
明瞭に表現すると共に商品価値を高めることができると
いう効果がある。
緯糸を太い緯糸で重合するようにしたので、パイル経糸
の組織点が表面に現れないことを可能にし、模様を一層
明瞭に表現すると共に商品価値を高めることができると
いう効果がある。
【００１３】また、パイルが裏に出る部分「落ち」に地
経糸の色を鮮明に現すことが可能になり、パイル経糸の
色との組み合わせでデザインの色を増やしてもパイル密
度を損なわずに表現できるという効果がある。
経糸の色を鮮明に現すことが可能になり、パイル経糸の
色との組み合わせでデザインの色を増やしてもパイル密
度を損なわずに表現できるという効果がある。
【００１４】組織の組み替え、或いは太い緯糸、細い緯
糸を使用することによりパイル経糸の組織点を消去する
ことで、多くの色表現が鮮明に現すことが可能になり、
デザイン面での向上を計り得ると共に「落ち」の部分を
表情の違った柄の部分とすることで地組織に美観を与え
ることができるという効果がある。
糸を使用することによりパイル経糸の組織点を消去する
ことで、多くの色表現が鮮明に現すことが可能になり、
デザイン面での向上を計り得ると共に「落ち」の部分を
表情の違った柄の部分とすることで地組織に美観を与え
ることができるという効果がある。
【図１】本発明の組織図である。
【図２】図１の断面図である。
【図３】本発明の他の実施の形態を示す組織図である。
１、３、５、７ パイル経糸 ２、４、６、８ 経糸 ９、１１、１２、１４ 太い緯糸 １０、１３ 細い緯糸 １５、１６ 組織点 Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ 緯糸
Claims (2)
- 【請求項１】 タオル織物の織成に当たり、地経糸に太
い緯糸と細い緯糸を交錯させたタオル地組織内にパイル
経糸と細い緯糸との組織点を隠蔽することで表面に組織
点が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面にパイ
ル模様を形成したタオル織物の織成方法。 - 【請求項２】 タオル織物の織成に当たり、地経糸に同
径の緯糸を交錯させたタオル地組織内にパイル経糸を織
り込んで緯糸との組織点を隠蔽することで表面に組織点
が現れるのを防止し、「落ち」を利用して裏面にパイル
模様を形成させた請求項１記載のタオル織物の織成方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08193815A JP3094324B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | タオル織物の織成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08193815A JP3094324B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | タオル織物の織成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108350A true JPH108350A (ja) | 1998-01-13 |
| JP3094324B2 JP3094324B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=16314226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08193815A Expired - Lifetime JP3094324B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | タオル織物の織成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3094324B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6253797B1 (en) | 1998-03-16 | 2001-07-03 | Sulzer Rueti Ag | Terry fabric with relief effect and method for its manufacture |
| CN107620143A (zh) * | 2016-07-15 | 2018-01-23 | 高田株式会社 | 座椅安全带用织带 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP08193815A patent/JP3094324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6253797B1 (en) | 1998-03-16 | 2001-07-03 | Sulzer Rueti Ag | Terry fabric with relief effect and method for its manufacture |
| CN107620143A (zh) * | 2016-07-15 | 2018-01-23 | 高田株式会社 | 座椅安全带用织带 |
| CN107620143B (zh) * | 2016-07-15 | 2020-12-04 | 均胜安全系统日本株式会社 | 座椅安全带用织带 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3094324B2 (ja) | 2000-10-03 |
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