JPS6111259Y2 - - Google Patents

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JPS6111259Y2
JPS6111259Y2 JP1983091888U JP9188883U JPS6111259Y2 JP S6111259 Y2 JPS6111259 Y2 JP S6111259Y2 JP 1983091888 U JP1983091888 U JP 1983091888U JP 9188883 U JP9188883 U JP 9188883U JP S6111259 Y2 JPS6111259 Y2 JP S6111259Y2
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JP
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thread
color thread
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base color
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JP1983091888U
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JPS60383U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特殊な柄出しと風合との両方面に改
良を加えた添毛織物に関し、柄、模様の外観が格
調の高いものであり、また添毛の密度が表裏の何
れの部分も均一であるため、手触り肌触りのよい
ものである。添毛織物といわれるパイルやループ
のある織物に柄、模様を出すことは困難なもので
あるが、本考案は優れた柄出し添毛織物である。
本考案織物の基本構造を図面について説明する
と、第1図はたて糸の配列を示したもので、aは
基調色例えば白色の糸、XとYは任意の基調色以
外の色糸で、Xを第1色糸Yを第2色糸とする
と、図示のように色糸Xと基調色糸aを1組とし
たもの、及び色糸Yと基調色糸aとを1組とした
ものを、交互に配列するのである。柄、模様のあ
らわし方は第2図の1,2,3,4の4種とし、
その構成と表裏の関係は、次のようになる。先づ
1の模様部分は、第1色糸Xと基調色糸aが横に
交互にあらわれ、この部分の裏面には第2色糸Y
と基調色糸aが横に交互にあらわれるようにする
(第3図イ)。また2の模様部分は、第2色糸Yと
基調色糸aとが横に交互にあらわれ、この部分の
裏面には第1色糸Xと基調色糸aとが横に交互に
あらわれるようにする(第3図ロ)。3の部分
は、第1色糸Xと第2色糸Yとが横に交互にあら
われ、この部分の裏面には基調色糸aのみがあら
われる(第3図ハ)。第2図の4は基調色糸aの
みが表面にあらわされた部分で、この部分の裏面
には第1第2色糸XとYがあらわれるのである。
従つて、この部分も表裏たて糸密度は同一となる
(第3図ニ)。
かくしてあらわれる柄、模様部分の色調は、1
の部分は第1色糸主体の色調を有し、2の部分は
第2色糸主体の色調であるが、正確には基調色糸
が1本置きに配置されるので、柔らかい色調とな
る。これに対し3の部分は第1、第2色糸のであ
るから、強い混合色の色調をあらわす。また、4
は基調色aみから成るので、前記1,2,3の色
調に対して地色部分となる。従つて、地色の上
に、1,2,3の三種の色調による柄、模様を自
由にあらわすことができる。また、柄、模様の表
現はたて方向の長短の線の集合によつてなされる
もので、れが本考案の特徴である。
本考案による添毛柄出し織物は、捺染による
柄、模様のように、困難な手段を伴のう割に細か
い部分の表現ができない等の欠点はなく、味わい
深いムードを表現することができる。即ち、ほぐ
し織物のような柄、模様を柔らかく表現すること
も、捺染のように鮮明に表現することもできるか
ら、従来見られなかつた立体感のある格調高い柄
出し効果が得られるものである。
そして、本考案の上記効果はたて糸がループ又
はパイル状態に仕上げられたとき最もよくあらわ
れるもので、それは光の反射が有効に作用するか
らである。
次に、本考案実施の一例を図面について述べ
る。第4図は表裏にループをあらわした両面タオ
ルに、柄、模様を現出したもので、表2/1裏1/2の
綾組織である。図は織物のたて糸方向の断面図
で、第2図イに示した表に第1色糸Xと基調色a
の組が、裏に基調色aと第2色糸Yの組があらわ
れた状態が左方部に見られ、この表側のXが裏側
に移る状態が右方部に示されている。その他の場
合も同様に構成される。
次にこの特殊柄出し両面タオルをつくる要領に
ついて述べると、第一色糸X第2色糸Y及び基調
色a1,a2の四種のたて糸は、この場合はループた
て糸となるため、それぞれ別個のたて糸ビームに
整経し、地たて糸は別に地たて糸ビームに整経す
る。かくして、表と裏にあらわれる色調に応じ
て、パイルたて糸を第3図の組合はせ単位毎によ
こ糸の上又は下を組織に従つてとび越えまた沈め
ることによりパイルを形成し、そこに直ちに柄、
模様が現出することゝなる。
本考案添毛織物は、上述した構成に成り、織物
の表面と裏面のたて糸の密度、つまりループの密
度は等しくなり手触り、肌触りが甚だ良好であ
る。
上に述べたのはループ織物であるが、パイル織
物の場合も同様の要領でつくることができる。
本考案の柄、模様は、たて糸の配列に特徴があ
るもので、普通は上述のように、第1色糸、基調
色、第2色糸基調色と4本をもつて基本配列する
のであるが、柄が大きい場合は各色糸、基調色と
も、2本(又は4本)宛並べ、8本又は16本)の
たて糸をもつて基本配列とする(第5図イ)。し
かし、2本以上同色のたて糸を配列すると、模様
が散慢になる欠点を生ずる。
第5図ロは、8本のたて糸を基本配列した場合
の表、裏にあらわれる、たて糸の色調、すなわち
ループ又はパイルの色調の関係を示したもので、
11は2本の第1色糸X,Xと2本の基調色a,
aが隣接した部分、12は第2色糸Yと基調色
a、13は第1、第2色糸の組合はせを、14は
基調色のみより成る部分を示し、また表裏が交換
する状態をも示したものである。
なお、第1色糸、第2色糸と基調色の順序は上
記とは逆に基調色aと第1色糸Xの順序にしても
よい。
本考案は上述のように添毛織物に自由な柄、模
様を深みのある立体感をもつてあらわしたもの
で、格調高い商品である。
【図面の簡単な説明】
第1図はたて糸の配列順序を示す説明図、第2
図は織物の模様の現出状況を示す。第3図は模様
部のたて糸の組合はせと表裏のたて糸の関係を示
す説明図、第4図はたて糸ループの表裏移行の状
態を示す縦断面図、第5図イはたて糸の配列を示
す説明図、同ロは表裏の関係を示す説明図であ
る。 符号説明、a1,a2……基調色たて糸、X……第
1色糸(たて糸)、Y……第2色糸(たて糸)、1
……Xとaの色調部分、2……Yとaの色調部
分、3……XとYの混合色部分、4……aのみの
色調部分、11……Xとaの組合はせ部分、12
……Yとaの組合はせ部分、13……XとYの組
合はせ部分、14……aとaの組合はせ部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 予じめ添毛用たて糸が基調色糸と第1色糸と
    第2色糸の三種から成り、その配列が基調色糸
    と第1色糸とを隣接させた組と基調色糸と第2
    色糸とを隣接させた組とを交互に配置してお
    き、織物の表裏にあらわれる柄模様が、イ基調
    色糸と第1色糸とが並列した部分、ロ基調色糸
    と第2色糸とが並列した部分、ハ第1色糸と第
    2色糸とが並列した部分、ニ基調色糸と基調色
    糸とが並列した部分の四種の色調により立体感
    が強くあらわされ、且つ、前記イとロ、またハ
    とニとが互に表裏交換してあらわれ、織物の何
    れの部分も添毛密度が同一に構成されるたて二
    重組織に成ることを特徴とする特殊柄出し添毛
    織物。 (2) 三種の色彩の添毛たて糸が偶数の複数本宛で
    構成され大きな柄をあらわした実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の特殊柄出し添毛織物。
JP9188883U 1983-06-14 1983-06-14 特殊柄出し添毛織物 Granted JPS60383U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9188883U JPS60383U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 特殊柄出し添毛織物

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JP9188883U JPS60383U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 特殊柄出し添毛織物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60383U JPS60383U (ja) 1985-01-05
JPS6111259Y2 true JPS6111259Y2 (ja) 1986-04-09

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ID=30221985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9188883U Granted JPS60383U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 特殊柄出し添毛織物

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Country Link
JP (1) JPS60383U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54158071U (ja) * 1978-04-18 1979-11-02
JPS5883478U (ja) * 1981-11-28 1983-06-06 重見 傑 特殊柄出しタオル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60383U (ja) 1985-01-05

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