JPH1083329A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JPH1083329A
JPH1083329A JP8237919A JP23791996A JPH1083329A JP H1083329 A JPH1083329 A JP H1083329A JP 8237919 A JP8237919 A JP 8237919A JP 23791996 A JP23791996 A JP 23791996A JP H1083329 A JPH1083329 A JP H1083329A
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JP
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keyword
data
storage unit
unit
computer system
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JP8237919A
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Fumihiko Nakajo
文彦 中條
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、I/O装置を用いるためのソフト
ウェアの異常を検出でき、異常が発生しても、処理に悪
影響を与えないようにし、信頼性の向上を図る。 【解決手段】 キーワード更新手段(13)が、I/O装置
(10)が使用されるとき、登録テーブル(22)内のキーワー
ドを周期的に比較用ステータス記憶部(21c) に更新書込
みし、比較回路(11)が、固有ステータス記憶部(21b) 内
のキーワードと比較用ステータス記憶部内のキーワード
とを比較し、比較結果に基づいて一致信号又は不一致信
号を送出し、データ切替回路(12)が、比較回路から不一
致信号が送出されたとき、データ記憶部(21a) とI/O
装置内との間の接続を切替えることにより、I/O装置
からの入力データに代えて、異常時用入力データ(12a)
をデータ記憶部に向けて与え、計算機本体(20)からの出
力データに代えて、異常時用出力データ(12b) をI/O
装置内に受取らせる計算機システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、I/O装置を用い
る計算機システムに係わり、特に、I/O装置を用いる
ためのソフトウェアの異常を診断し得る計算機システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データの入出力を伴う処理に
は、様々なI/O装置が接続され、且つこれら各I/O
装置を正確に把握して処理可能なようにI/O装置の識
別機能を備えた計算機システムが用いられている。
【0003】図4はこの種の計算機システムの構成を模
式的に示すブロック図である。この計算機システムは、
データの入出力処理を実行するためのI/O装置1と、
このI/O装置1に接続された計算機本体2とから構成
される。
【0004】計算機本体2は、記憶部3、登録テーブル
4、診断部5及び処理実行部6を備えている。記憶部3
は、I/O装置1のキーワードが記憶されるI/Oステ
ータスエリア3a、I/O装置への入出力データが記憶
されるI/Oデータエリア3b、及び処理実行部や診断
部などのプログラムが記憶されるプログラムエリア3c
等からなるものである。
【0005】I/Oステータスエリア3aは、正しく該
当するI/O装置1を使用しているか否かの診断やI/
O装置1の動作の診断のために設けられた、I/O装置
1の特定のための記憶領域であり、I/O装置1を示す
16進数のキーワードが記憶されている。
【0006】例えば、あるI/O装置1のキーワードが
十の位“01”と一の位“02”とからなるとき、この
キーワードは、各桁の位毎にI/Oステータスエリア3
aに書込まれる。また、このキーワードは、操作者の操
作により、登録テーブル4にも登録される。
【0007】また、I/Oデータエリア3bは、I/O
装置1と処理実行部6との間で入出力データを保持する
記憶領域であり、I/O装置1へ出力される出力データ
の記憶領域と、I/O装置1から入力される入力データ
の記憶領域とから構成される。
【0008】処理実行部5及び診断部6は、図示しない
CPUにより、所定の手順の記述された記憶部3内のプ
ログラムに基づいて、処理を実行するソフトウェアであ
る。具体的には、診断部5は、記憶部3内のプログラム
及び登録テーブル4内のキーワードに基づいて、図5に
示すように、周期的に登録テーブル4内のキーワード
と、I/Oステータスエリア3a内のキーワードとを各
桁毎に比較し(ST1,ST2)、両者に不一致の桁が
あるとき、異常と診断して(ST3)所定の異常処理を
実行する。異常処理としては、例えば処理実行部6への
割込みによる処理の停止や異常通知のI/O装置1への
出力などがある。
【0009】一方、処理実行部6は、この診断結果が正
常のとき、I/O装置1から受ける入力データ等に基づ
いて処理を実行し(ST4,ST5)、実行結果として
の出力データをI/O装置1に送出する。
【0010】また、処理実行部6は、操作者の操作によ
り、I/O装置1のキーワードをメモリダンプさせる旨
の指令を受けたとき、I/Oステータスエリア3a内の
キーワードをI/O装置1に出力する機能も持ってい
る。
【0011】この機能により、操作者自体がI/O装置
1を確認したいとき、操作者の操作により、メモリダン
プにてI/Oステータスエリア3aからキーワードが読
み出された後、登録テーブル4内のキーワードが検索さ
れ、両キーワードが図6に示すように並べて16進数で
I/O装置1の表示画面1aに表示される。
【0012】よって、これら16進数の両キーワードの
比較により操作者がI/O装置1を確認でき、また、所
定の変換表の参照によりI/O装置1の名称なども確認
可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな計算機システムでは、I/O装置1の診断をソフト
ウェアで行なうことにより、以下の(a)〜(c)に示
すような問題がある。 (a)ソフトウェアが異常動作した場合、I/Oデータ
エリア3aに異常内容の出力データを書込むことによ
り、この異常内容の出力データをI/O装置1に出力し
てしまう問題がある。 (b)ソフトウェアが異常動作してI/Oデータエリア
3aに出力データを書込めない場合、I/O装置1に出
力される値はソフトウェアの正常動作中に書込んだ最後
の値であり、現在の処理内容には適合しない可能性があ
る。 (c)操作者の操作により、I/O装置1を診断する場
合、デバッガなどが用いられてI/Oステータスエリア
3a内のキーワードがメモリダンプにて読出された後、
登録テーブル4内のキーワードが検索され両キーワード
が比較表示される。ここで、表示内容は、キーワードに
対応する16進数であるため、表示内容からI/O装置
1の名称を確認するためには操作者が変換表などを参照
する必要があり、多大な手間と労力がかかっている。
【0014】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、I/O装置を用いるためのソフトウェアの異常を検
出し得る計算機システムを提供することを目的とする。
また、本発明の第2の目的は、異常が発生しても、処理
に悪影響を与えず、信頼性を向上し得る計算機システム
を提供することにある。さらに、本発明の第3の目的
は、画面の表示内容から容易にI/O装置の名称等を確
認し得る計算機システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、データの入出力を実行するためのI/O装置と、こ
のI/O装置に接続される計算機本体とからなる計算機
システムであって、前記計算機本体に設けられ、前記I
/O装置から入力される入力データ及びI/O装置に出
力される出力データが記憶されるデータ記憶部と、前記
I/O装置を示すキーワードが固定的に記憶される固有
ステータス記憶部と、前記I/O装置に対応するキーワ
ードが登録される登録テーブルと、前記登録テーブル内
のキーワードと同一のキーワードが記憶される比較用ス
テータス記憶部と、前記I/O装置が使用されるとき、
前記登録テーブル内のキーワードを周期的に前記比較用
ステータス記憶部に更新書込みするキーワード更新手段
と、前記固有ステータス記憶部内のキーワードと前記比
較用ステータス記憶部内のキーワードとを比較し、比較
結果に基づいて一致信号又は不一致信号を送出する比較
回路と、前記比較回路から不一致信号が送出されたと
き、前記データ記憶部とI/O装置内との間の接続を切
替えることにより、前記I/O装置からの入力データに
代えて、異常時用入力データを前記データ記憶部に向け
て与え、前記計算機本体からの出力データに代えて、異
常時用出力データを前記I/O装置内に受取らせるデー
タ切替回路とを備えた計算機システムである。
【0016】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する計算機システムにおいて、前記I/O装置
が使用されるとき、前記キーワード更新手段による前回
の更新書込みから所定の時間を過ぎても次の更新書込み
が実行されないと、前記比較用ステータス記憶部内のキ
ーワードを改ざんするキーワード改ざん手段を備えた計
算機システムである。
【0017】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する計算機システムに用いられるI/O装置
において、前記キーワード改ざん手段を備えたI/O装
置である。
【0018】また、請求項4に対応する発明は、請求項
1又は請求項2に対応する計算機システムにおいて、前
記キーワードがASCIIコードで定義され、さらに、
前記ASCIIコードで夫々定義された前記固有ステー
タス記憶部内のキーワードと前記比較用ステータス記憶
部内のキーワードとを表示するための表示手段を備えた
計算機システムである。 (作用)従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、I/O装置から入力される
入力データ及びI/O装置に出力される出力データが記
憶されるデータ記憶部と、I/O装置を示すキーワード
が固定的に記憶される固有ステータス記憶部と、I/O
装置に対応するキーワードが登録される登録テーブル
と、登録テーブル内のキーワードと同一のキーワードが
記憶される比較用ステータス記憶部とを設け、キーワー
ド更新手段が、I/O装置が使用されるとき、登録テー
ブル内のキーワードを周期的に比較用ステータス記憶部
に更新書込みし、比較回路が、固有ステータス記憶部内
のキーワードと比較用ステータス記憶部内のキーワード
とを比較し、比較結果に基づいて一致信号又は不一致信
号を送出し、データ切替回路が、比較回路から不一致信
号が送出されたとき、データ記憶部とI/O装置内との
間の接続を切替えることにより、I/O装置からの入力
データに代えて、異常時用入力データをデータ記憶部に
向けて与え、計算機本体からの出力データに代えて、異
常時用出力データをI/O装置内に受取らせるので、キ
ーワード更新手段及び比較回路により、I/O装置を用
いるためのソフトウェアの異常を検出することができ、
さらに、異常が発生しても、データ切替回路により異常
時用データを入出力するので、処理に悪影響を与えず、
信頼性を向上させることができる。
【0019】また、請求項2に対応する発明は、キーワ
ード改ざん手段が、I/O装置が使用されるとき、キー
ワード更新手段による前回の更新書込みから所定の時間
を過ぎても次の更新書込みが実行されないと、比較用ス
テータス記憶部内のキーワードを改ざんするので、請求
項1に対応する作用と同様の作用に加え、キーワードの
改ざんにより、比較回路で確実にキーワードの不一致が
検出されることから、確実に異常を検出することができ
る。
【0020】さらに、請求項3に対応する発明は、I/
O装置がキーワード改ざん手段を備えたので、請求項2
と同様の作用を奏することができる。また、請求項4に
対応する発明は、キーワードがASCIIコードで定義
され、さらに、表示手段が、ASCIIコードで夫々定
義された固有ステータス記憶部内のキーワードと比較用
ステータス記憶部内のキーワードとを意味のある文字と
して表示できるので、請求項1又は請求項2に対応する
作用と同様の作用に加え、画面の表示内容から容易にI
/O装置の名称等を視認することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の
形態に係る計算機システムの構成を模式的に示すブロッ
ク図である。この計算機システムは、データの入出力処
理を実行するためのI/O装置10と、このI/O装置
10に接続された計算機本体20とから構成される。
【0022】計算機本体20は、記憶部21、登録テー
ブル22、処理実行部23及び更新部24を備えてい
る。記憶部21は、I/O装置10から入力される入力
データ及びI/O装置10に出力される出力データが記
憶されるI/Oデータエリア21aと、I/O装置10
を示すキーワードが固定的に記憶される固有ステータス
エリア21bと、登録テーブル22内のキーワードと同
一のキーワードが記憶される比較用ステータスエリア2
1cと、処理実行部23及び更新部24の処理内容の記
述されたプログラムが記憶されるプログラムエリア21
dとを有している。
【0023】登録テーブル22は、操作者の操作によ
り、I/O装置に対応するキーワードが登録されるもの
であり、ここでは、キーワードサイズ“3”のキーワー
ド“IOx”が登録されている。具体的には、インデッ
クス“0”に“I”、インデックス“1”に“O”、イ
ンデックス“2”に“x”が登録されている。なお、登
録テーブル22内のキーワードと、記憶部21の固有ス
テータスエリア21b内のキーワードとは、夫々ASC
IIコードにて定義され、意味をなす文字として表示可
能となっている。また、これらキーワードとしては、例
えば識別コード又はカード種別を示している。
【0024】処理実行部23は、I/O装置10から記
憶部21に入力される入力データ及び記憶部21内のプ
ログラムに基づいて処理を実行し、実行結果としての出
力データを記憶部21内のI/Oデータエリア21aに
おける出力データエリアに書込んでこの出力データエリ
ア内の出力データをI/O装置10に出力する機能をも
っている。また、処理実行部23は、自己の正常な動作
中に、例えば有効信号を与える等して更新部24を動作
させる機能をもっている。
【0025】更新部24は、処理実行部23の正常な動
作によりI/O装置10が使用されるとき、登録テーブ
ル22内のキーワードを周期的に比較用ステータスエリ
ア21cに更新書込みする機能と、更新書込したとき、
リセット信号をI/O装置10内のキーワード改ざん部
13に与える機能とをもっている。
【0026】I/O装置10は、通常のデータ入出力部
(図示せず)に加え、比較回路11、データ切替回路1
2、キーワード改ざん部13及び表示部14を備えてい
る。比較回路11は、計算機本体20における記憶部2
1の固有ステータスエリア21b内のキーワードと比較
用ステータスエリア21c内のキーワードとを比較し、
比較結果に基づいて一致信号又は不一致信号をデータ切
替回路12に送出するものである。
【0027】データ切替回路12は、比較回路11から
不一致信号が送出されたとき、計算機本体20のI/O
データエリア21aとI/O装置10内との間の接続を
切替えることにより、入力データに代えて、異常時用入
力データ12aを記憶部21内のI/Oデータエリア2
1aに与えさせ、出力データに代えて、異常時用出力デ
ータ12bをI/O装置10内の通常のデータ入出力部
(図示せず)に受取らせる機能をもっている。なお、異
常時用入力データ12a及び異常時用出力データ12b
は、夫々フェイルセーフとなる値が予め設定されてい
る。
【0028】また、データ切替回路12は、比較回路1
1から一致信号が送出されたとき、入力データを記憶部
21のI/Oデータエリア21aに与えさせ、出力デー
タをI/O装置10内の通常のデータ入出力部に受取ら
せる機能をもっている。
【0029】キーワード改ざん部13は、I/O装置1
0が使用されるとき、計算機本体20内の更新部24に
よる前回の更新書込みから所定の時間を過ぎても次の更
新書込みが実行されないと、比較用ステータスエリア2
1c内のキーワードを改ざんする機能をもっている。具
体的には、キーワード改ざん部13は、所定の時間を計
測するタイマ13aを有し、計算機本体20の更新部2
4から受けるリセット信号によりこのタイマ13aを初
期値にリセットする機能と、このタイマ13aのタイム
アウトにより比較用ステータスエリア21c内のキーワ
ードを改ざんする機能とをもっている。
【0030】表示部14は、I/O装置10にてデータ
等の表示に用いられる通常のものである。次に、以上の
ように構成された計算機システムの動作を説明する。 (正常時)更新部24は、処理実行部23によりI/O
装置10が使用されるとき、図2に示すように、登録テ
ーブル22内のキーワードサイズ“3”のキーワードを
各インデックス“0,1,2”毎に周期的に比較用ステ
ータスエリア21cに更新書込みすると共に(ST11
〜ST14)、更新書込したとき、リセット信号をI/
O装置10内のキーワード改ざん部13に与える(ST
15)。
【0031】キーワード改ざん部13は、I/O装置1
0が使用されるとき、タイマ13aを初期値からカウン
トダウンするが、計算機本体20の更新部24から受け
るリセット信号によりこのタイマ13aを初期値にリセ
ットする。
【0032】比較回路11は、計算機本体20における
記憶部21の固有ステータスエリア21b内のキーワー
ドと比較用ステータスエリア21c内のキーワードとを
比較し(ST16〜ST18)、比較結果が一致(正
常)を示すので、一致信号をデータ切替回路12に送出
する。
【0033】データ切替回路12では、この一致信号に
より、入力データを記憶部21のI/Oデータエリア2
1aに与えさせ、出力データをI/O装置10内の通常
のデータ入出力部に受取らせるように、I/O装置10
内と計算機本体20とが接続される。
【0034】よって、計算機本体20における処理実行
部23は、I/O装置10から記憶部21に入力される
入力データ及び記憶部21内のプログラムに基づいて処
理を実行し、実行結果としての出力データを記憶部21
内のI/Oデータエリア21aにおける出力データエリ
アに書込んでこの出力データエリア内の出力データをI
/O装置10に出力する(ST19,ST20)。
【0035】このように、正常時には、I/O装置10
から入力データが計算機本体20に入力され、計算機本
体20から出力データがI/O装置10内に出力され
る。また一方、操作者の操作により、I/O装置10を
確認する場合について説明する。この場合、前述同様
に、固有ステータスエリア21b内のキーワードがメモ
リダンプにて読出された後、登録テーブル22内のキー
ワードが検索され、これら両キーワードが表示部14に
比較表示される。
【0036】ここで、両キーワードは、従来とは異な
り、ASCIIコードで定義されているので、図3に示
すように、意味をなす文字で表示される。すなわち、操
作者は、変換表などを参照せずに、表示されたキーワー
ドからI/O装置10の名称などを視認することができ
る。 (異常時)次に、このような状態で計算機本体20に何
らかの異常が発生したとする。
【0037】更新部24は、例えば処理実行部23での
異常の発生により、キーワードの更新書込みが不可とな
るか又はリセット信号の送出が不可となり、いずれにし
てもリセット信号を送出しない。
【0038】キーワード改ざん部13では、リセット信
号を受けないので、タイマ13aがタイムアウトし、こ
れにより、比較用ステータスエリア21c内のキーワー
ドを改ざんする。
【0039】比較回路11は、ステップST16乃至S
T18において、計算機本体20における記憶部21の
固有ステータスエリア21b内のキーワードと比較用ス
テータスエリア21c内のキーワードとを比較するが、
比較用ステータスエリア21c内のキーワードが改ざん
されたために比較結果が不一致(異常)を示すので、不
一致信号をデータ切替回路12に送出する。
【0040】データ切替回路12は、この不一致信号に
より、計算機本体20のI/OデータエリアとI/O装
置10内との間の接続を切替える(ST21)。この接
続切替えによると、入力データに代えて、異常時用入力
データ12aを記憶部21内のI/Oデータエリア21
aに与え、出力データに代えて、異常時用出力データ1
2bをI/O装置10内の通常のデータ入出力部に受取
らせる。
【0041】すなわち、異常時には、I/O装置10か
ら異常時用入力データ12aが計算機本体20に入力さ
れ、異常時用出力データ12bがI/O装置10に受取
られるようにしたので、フェイルセーフが実現される。
【0042】また一方、このような異常時に、操作者の
操作により、I/O装置10を確認する場合について説
明する。この場合、前述同様に、固有ステータスエリア
21b内のキーワードがメモリダンプにて読出されて
も、データ切替回路12により、計算機本体20の出力
データがI/O装置10内に入力されないので、I/O
装置10のキーワードが表示されない。
【0043】上述したように本実施の形態によれば、更
新部24が、I/O装置が使用されるとき、登録テーブ
ル22内のキーワードを周期的に比較用ステータスエリ
ア21cに更新書込みし、比較回路11が、固有ステー
タスエリア21bのキーワードと比較用ステータスエリ
ア21c内のキーワードとを比較し、比較結果に基づい
て一致信号又は不一致信号を送出し、データ切替回路1
2が、比較回路11から不一致信号が送出されたとき、
計算機本体20とI/O装置10内との間の接続を切替
えることにより、I/O装置10からの入力データに代
えて、異常時用入力データ12aをI/Oデータエリア
21aに向けて与え、計算機本体20からの出力データ
に代えて、異常時用出力データ12bをI/O装置10
内に受取らせるので、更新部24及び比較回路11によ
り、I/O装置10を用いるためのソフトウェアの異常
を検出することができ、さらに、異常が発生しても、デ
ータ切替回路12により異常時用データを入出力するの
で、処理に悪影響を与えず、信頼性を向上させることが
できる。
【0044】また、キーワード改ざん部13が、I/O
装置10が使用されるとき、更新部24による前回の更
新書込みから所定の時間を過ぎても次の更新書込みが実
行されないと、比較用ステータスエリア21c内のキー
ワードを改ざんするので、比較回路11で確実にキーワ
ードの不一致が検出されることから、確実に異常を検出
することができる。
【0045】また、キーワードがASCIIコードで定
義され、さらに、表示部14が、ASCIIコードで夫
々定義された固有ステータスエリア21b内のキーワー
ドと比較用ステータスエリア21c内のキーワードとを
意味のある文字として表示できるので、画面の表示内容
から容易にI/O装置10の名称等を視認することがで
きる。
【0046】すなわち、本実施の形態によれば、ソフト
ウェア(処理実行部13又は更新部14)が異常動作し
た場合、あるいはソフトウェアからI/O装置10をア
クセスできない場合でも、I/O装置10への入出力デ
ータを計算機システムとしてフェールセーフとなる値に
制御することができる。そのため、システム全体として
の信頼性を向上させることができる。 (他の実施の形態)上記実施の形態では、I/O装置1
0が1つの場合を説明したが、これに限らず、I/O装
置10が複数種類で複数台ある場合であっても、これに
対応して登録テーブル22や固有ステータスエリア21
b、比較用ステータスエリア21cの領域を増やし、複
数台のI/O装置10を個別に示すキーワードを夫々記
憶させることにより、本発明を同様に実施して同様の効
果を得ることができる。その他、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、I/O装置から入力される入力データ及びI/O
装置に出力される出力データが記憶されるデータ記憶部
と、I/O装置を示すキーワードが固定的に記憶される
固有ステータス記憶部と、I/O装置に対応するキーワ
ードが登録される登録テーブルと、登録テーブル内のキ
ーワードと同一のキーワードが記憶される比較用ステー
タス記憶部とを設け、キーワード更新手段が、I/O装
置が使用されるとき、登録テーブル内のキーワードを周
期的に比較用ステータス記憶部に更新書込みし、比較回
路が、固有ステータス記憶部内のキーワードと比較用ス
テータス記憶部内のキーワードとを比較し、比較結果に
基づいて一致信号又は不一致信号を送出し、データ切替
回路が、比較回路から不一致信号が送出されたとき、デ
ータ記憶部とI/O装置内との間の接続を切替えること
により、I/O装置からの入力データに代えて、異常時
用入力データをデータ記憶部に向けて与え、計算機本体
からの出力データに代えて、異常時用出力データをI/
O装置内に受取らせるので、キーワード更新手段及び比
較回路により、I/O装置を用いるためのソフトウェア
の異常を検出することができ、さらに、異常が発生して
も、データ切替回路により異常時用データを入出力する
ので、処理に悪影響を与えず、信頼性を向上できる計算
機システムを提供できる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、キーワー
ド改ざん手段が、I/O装置が使用されるとき、キーワ
ード更新手段による前回の更新書込みから所定の時間を
過ぎても次の更新書込みが実行されないと、比較用ステ
ータス記憶部内のキーワードを改ざんするので、請求項
1の効果に加え、キーワードの改ざんにより、比較回路
で確実にキーワードの不一致が検出されることから、確
実に異常を検出できる計算機システムを提供できる。
【0049】さらに、請求項3の発明によれば、I/O
装置がキーワード改ざん手段を備えたので、請求項2と
同様の効果を奏するI/O装置を提供できる。また、請
求項4の発明によれば、キーワードがASCIIコード
で定義され、さらに、表示手段が、ASCIIコードで
夫々定義された固有ステータス記憶部内のキーワードと
比較用ステータス記憶部内のキーワードとを意味のある
文字として表示できるので、請求項1又は請求項2に対
応する効果に加え、画面の表示内容から容易にI/O装
置の名称等を視認できる計算機システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る計算機システムの
構成を模式的に示すブロック図
【図2】同実施の形態における動作を説明するためのフ
ローチャート
【図3】同実施の形態における表示画面の模式図
【図4】従来の計算機システムの構成を模式的に示すブ
ロック図
【図5】従来の計算機システムの動作を説明するための
フローチャート
【図6】従来の表示画面の模式図
【符号の説明】
10…I/O装置 11…比較回路 12…データ切替回路 12a…異常時用入力データ 12b…異常時用出力データ 13…キーワード改ざん部 13a…タイマ 14…表示部 20…計算機本体 21…記憶部 21a…I/Oデータエリア 21b…固有ステータスエリア 21c…比較用ステータスエリア 21d…プログラムエリア 22…登録テーブル 23…処理実行部 24…更新部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの入出力を実行するためのI/O
    装置と、このI/O装置に接続される計算機本体とから
    なる計算機システムであって、 前記計算機本体に設けられ、前記I/O装置から入力さ
    れる入力データ及びI/O装置に出力される出力データ
    が記憶されるデータ記憶部と、 前記I/O装置を示すキーワードが固定的に記憶される
    固有ステータス記憶部と、 前記I/O装置に対応するキーワードが登録される登録
    テーブルと、 前記登録テーブル内のキーワードと同一のキーワードが
    記憶される比較用ステータス記憶部と、 前記I/O装置が使用されるとき、前記登録テーブル内
    のキーワードを周期的に前記比較用ステータス記憶部に
    更新書込みするキーワード更新手段と、 前記固有ステータス記憶部内のキーワードと前記比較用
    ステータス記憶部内のキーワードとを比較し、比較結果
    に基づいて一致信号又は不一致信号を送出する比較回路
    と、 前記比較回路から不一致信号が送出されたとき、前記デ
    ータ記憶部とI/O装置内との間の接続を切替えること
    により、前記I/O装置からの入力データに代えて、異
    常時用入力データを前記データ記憶部に向けて与え、前
    記計算機本体からの出力データに代えて、異常時用出力
    データを前記I/O装置内に受取らせるデータ切替回路
    とを備えたことを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計算機システムにおい
    て、 前記I/O装置が使用されるとき、前記キーワード更新
    手段による前回の更新書込みから所定の時間を過ぎても
    次の更新書込みが実行されないと、前記比較用ステータ
    ス記憶部内のキーワードを改ざんするキーワード改ざん
    手段を備えたことを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の計算機システムに用い
    られるI/O装置において、 前記キーワード改ざん手段を備えたことを特徴とするI
    /O装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の計算機シ
    ステムにおいて、 前記キーワードはASCIIコードで定義され、 さらに、 前記ASCIIコードで夫々定義された前記固有ステー
    タス記憶部内のキーワードと前記比較用ステータス記憶
    部内のキーワードとを表示するための表示手段を備えた
    ことを特徴とする計算機システム。
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