JPH1083053A - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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- JPH1083053A JPH1083053A JP23798996A JP23798996A JPH1083053A JP H1083053 A JPH1083053 A JP H1083053A JP 23798996 A JP23798996 A JP 23798996A JP 23798996 A JP23798996 A JP 23798996A JP H1083053 A JPH1083053 A JP H1083053A
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- processing sheet
- film
- photosensitive material
- processing
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Abstract
で現像すると同時に、現像時に使用する処理シートを効
率よく使用することができる。 【解決手段】 フィルムFは処理シート60と貼合わせ
ローラ82によって貼り合わされた状態で、熱現像部6
6において熱現像される。熱現像が終了すると、フィル
ムFはローラ90Cにより処理シート60と分離され、
その後熱現像に使用された処理シート60は、巻出巻戻
部52によって、処理シート60上に未使用領域が存在
する場合のみ、該未使用領域が次に熱現像するフィルム
Fと重ね合わせ可能になるように巻き戻される。
Description
ハロゲン化銀感光材料と、このハロゲン化銀感光材料と
重ね合わせて加熱することによってハロゲン化銀感光材
料上の画像を現像する処理シートとを用いてハロゲン化
銀感光材料に画像を現像する感光材料処理装置に関す
る。
リスフィルム(感光材料)は、写真フィルムと同様に現
像、定着処理(湿式処理)等を行って画像を形成してお
り、現像のプロセスが煩雑であった。
るため、その管理が面倒であり、装置の汚れ等によって
装置の劣化が早まる原因にもなっている。
み成されたものであり、現像のプロセスが簡単であり、
且つメンテナンス性を向上することができ、さらに感光
材料上に画像を現像するために用いられる処理シートを
効率よく使用することができる感光材料処理装置を提供
することを目的とする。
に、請求項1記載の感光材料処理装置は、ハロゲン化銀
感光材料上に露光された画像を熱現像するための薬剤を
含むロール状の処理シートを巻き出すと共に、巻き出し
た前記処理シートを巻き戻す巻出巻戻手段と、前記巻出
巻戻手段によって巻き出された前記処理シート及び前記
ハロゲン化銀感光材料の少なくとも一方に画像形成用溶
媒を塗布する塗布手段と、前記ハロゲン化銀感光材料と
前記処理シートとを重ね合わせて熱現像する熱現像手段
と、熱現像された前記ハロゲン化銀感光材料と前記処理
シートとを分離する分離手段と、前記巻出巻戻手段によ
って巻き出されかつ熱現像された後の前記処理シート上
に未使用領域が存在する場合に、該未使用領域が次に現
像されるハロゲン化銀感光材料と重ね合わせ可能になる
ように、前記処理シートを巻き戻す制御を行う巻戻制御
手段と、を有することを特徴としている。
ば、巻出巻戻手段によって巻き出された処理シート及び
画像が露光されたハロゲン化銀感光材料の少なくとも一
方に対し塗布手段により画像形成用溶媒が塗布される。
トが重ね合わされ熱現像手段で熱現像される。ここで、
処理シートには、ハロゲン化銀感光材料上に露光された
画像を現像するための薬剤が含まれているので、重ね合
わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートが加熱され
ることにより、ハロゲン化銀感光材料が現像され露光し
た画像が形成される。
料と処理シートとが分離手段で分離され、その後熱現像
に使用された処理シートは、巻戻制御手段及び巻出巻戻
手段によって、処理シート上に未使用領域が存在する場
合のみ、該未使用領域が次に現像されるハロゲン化銀感
光材料と重ね合わせ可能になるように巻き戻される。
よれば、画像が露光されたハロゲン化銀感光材料に対
し、従来のように煩雑な現像、定着処理を行うことな
く、簡易な方法で画像を形成することができる。また、
処理液等の薬剤を含む液体を使用しないため、そのよう
な液体の保管・補充管理や装置の清掃等に煩わされるこ
とがなくなり、画像形成に係る装置のメンテナンス性を
向上することができる。さらに、熱現像の際に巻き出さ
れた処理シートは適宜巻き戻して使用することが可能で
あるので、熱現象処理に伴って発生する処理シートの未
使用領域を少なくすることが可能となり、処理シートを
効率的に使用することができる。
支持体上に少なくとも塩化銀含有率70モル%以上の感
光性ハロゲン化銀乳剤、親水性バインダー、水に難溶性
の塩基性金属化合物を含有するものが好ましい。
物を構成する金属イオンに対する錯形成化合物、物理現
像核及びハロゲン化銀溶剤を含む薬剤を含有するものが
好ましい。
項1記載の感光材料処理装置において、前記巻戻制御手
段による前記処理シートを巻き戻す制御は、前記熱現像
手段による熱現像終了毎に行うことを特徴としている。
ば、熱現像処理する度に必ず処理シートの巻き戻しが行
われる。従って、熱現像処理する度に処理シートを巻き
戻す処理を行わない場合に比べて、処理シートの使用効
率が向上する。
項1記載の感光材料処理装置において、前記巻戻制御手
段による前記処理シートを巻き戻す制御は、一連の熱現
像が全て終了した後に行うことを特徴としている。
ば、連続して熱現像を行う際の各加熱処理間には、処理
シートの巻き戻しは行われない。従って、処理シートの
巻き戻しに費やされる処理時間の増加を抑制することが
可能となる。
係る実施の形態を説明する。
構造が示されている。図1に示すように、感光材料処理
装置10の本体12は箱状に形成されている。なお、感
光材料処理装置10の右側(矢印R方向側)には、フィ
ルムFに画像を露光して排出する露光装置11が配設さ
れている。
を挿入するスリット状の挿入口14が設けられ、上部に
は現像されたフィルムFが排出される排出口16が設け
られている。なお、本体12の上部には、排出口16か
ら本体12の外部へ排出されたフィルムFを受け取るト
レイ18が形成されている。
えば、新聞、雑誌等の印刷に用いる2値画像を形成する
フィルムF(例えば、B5〜A0サイズ)の現像を行う
ものである。本実施形態におけるフィルムFは、本発明
のハロゲン化銀感光材料に相当し、支持体上に少なくと
も塩化銀含有率70モル%以上の感光性ハロゲン化銀乳
剤、親水性バインダー、水に難溶性の塩基性金属化合物
を含有している。
示しない扉が設けられており、開閉することにより内部
を露出できる。
挿入されたフィルムFを一旦待機させることのできる挿
入バッファ部24が設けられている。
6、分岐ガイド28、搬送ローラ30が順に配置されて
いる。搬送ローラ26はモータ32によってフィルムF
の挿入速度に合わせた速度で回転され、搬送ローラ30
はモータ34によって感光材料処理装置10の処理速度
に合わせた速度で回転される。但し、搬送ローラ30の
回転速度は、搬送ローラ26の回転速度に比べて遅い。
によって図1の実線で示す水平状態と、想像線で示す垂
直状態とに切り換えられ、垂直状態に切り換えられた場
合には、搬送ローラ30の回転速度が搬送ローラ26の
回転速度に比べて遅いので、想像線で示すように搬送ロ
ーラ26と搬送ローラ30との間にフィルムFを弛ませ
ることができる。
には、フィルムFの先端通過を検出する挿入センサ38
が設けられている。
処理装置10の処理速度(例えば、30mm/sec)と露光
装置11の処理速度(例えば、100mm/sec)との速度
差を吸収することができる。
向下流側には、感材搬入部40及び画像形成用溶媒とし
て水が適用され、その塗布手段としての水塗布部42が
設置されている。この際の水は、いわゆる純水に限ら
ず、広く一般的に使用されている意味での水を含む。ま
た、水とメタノール、DMF、アセトン、ジイソブチル
ケトン等の低沸点溶媒との混合溶媒でもよい。更に、画
像形成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱溶
剤、防腐剤、防カビ剤等を含有させた溶液でもよい。
から搬送されてくるフィルムFを水塗布部42へ搬送す
るための複数の搬送ローラ44が設けられている。ま
た、感材搬入部40のフィルム搬送経路の中間部には、
フィルムFの先端通過を検出する待機用センサ46が設
けられている。
れている。塗布タンク48は皿状に形成されており、内
部には画像形成用溶媒としての水が充填されている。ま
た、塗布タンク48には、フィルムFを水に浸漬するた
めの円弧状のガイド51が設けられている。
れたローラ50A及びローラ50Bからなり、フィルム
Fに付着した余剰の水分を除去して上方向へ搬送するス
クイズローラ50が配置されている。ローラ50Aの回
転中心とローラ50Bの回転中心は同一水平面上にあ
り、スクイズローラ50はフィルムFを真上に搬送する
ようになっている。
水を補充するための補充タンク及びポンプ(共に図示せ
ず)を備えている。
しての巻出巻戻部52が設けられており、巻出巻戻部5
2の上側には処理シート巻取部54が設けられている。
れる供給軸58が着脱可能に設けられており、供給軸5
8には長尺状の処理シート60がロール状に巻かれてい
る。
シート60を適宜巻き戻す処理の制御を行う巻戻制御手
段としての巻戻制御部120が設けられている。なお、
巻戻制御部120については、後述する。
62で回転される巻取軸64が着脱可能に設けられてお
り、供給軸58から送り出された処理シート60を巻取
軸64に巻き取るようになっている。なお、供給軸58
及び巻取軸64は、本体12の左側面に設けられた図示
しない扉を開けて本体12から取り外すことができる。
は、支持体上に塩基性金属化合物を構成する金属イオン
に対する錯形成化合物、物理現像核及びハロゲン化銀溶
剤を含有する層を両面に塗布することによって構成され
ている。従って、1度熱現像処理に使用された後、処理
シート巻取部54における巻取軸64に巻き取られた処
理シート60は、巻取軸64を巻出巻戻部52に、供給
軸58を処理シート巻取部54に装着し直すことによっ
て、再度使用することができるようになっている。
熱現像部66が設けられている。熱現像部66には、複
数の熱板68A〜68Eが円弧状に配列されている。
い平面状のヒータ及び温度センサが内蔵されており、ヒ
ータによって所定温度に加熱されるようになっている。
で示すフィルムFの搬送経路の右側にローラ70が配置
されている。熱現像部66の熱板68Eの側方には、さ
らにフィルムFの搬送経路に沿って熱板106が配置さ
れており、この熱板106の右側には、フィルムFの搬
送経路の下側にローラ72が配置されている。なお、こ
の熱板106は、フィルムFの加熱乾燥に用いられるも
のである。
06及びローラ72には、フィルムFの裏面と接触する
ベルト74が巻き掛けられており、ベルト74はさら
に、ローラ76,78に巻き掛けられている。ローラ7
0,72,76,78は、互いに図示しないタイミング
ベルト(又はチェーン等)によって連結され、モータ8
0によって回転される。
ーラ82Bとからなる貼合わせローラ82が配置されて
いる。ローラ82Bはモータ84で回転されるようにな
っており、ローラ82Aは図示しないスプリングによっ
てローラ82Bへ向けて付勢されている。
き掛けるローラ86が配置されており、供給軸58から
送り出された処理シート60は、ローラ86に巻き掛け
られた後、前述した貼合わせローラ82を介して、熱板
68A〜68Eに沿って搬送される。
付勢装置88が設けられている。付勢装置88は、ロー
ラ90A,90B,90Cと、これらのローラ90A,
90B,90Cに巻き掛けられて処理シート60を熱板
68A〜68Eの外周面に向けて付勢するベルト92と
を備えている。ローラ90A,90B,90Cは、互い
に図示しないタイミングベルト(又はチェーン等)によ
って連結され、モータ94によって回転される。
部96が設けられている。処理シート乾燥部96は、処
理シート60を加熱する熱板98A,98B、処理シー
ト60に送風するファン100、処理シート60を熱板
98A,98Bに接触又は近接させるための挟持ローラ
102を備えている。
下流側には、フィルム乾燥部104が設けられている。
フィルム乾燥部104は、フィルムFを加熱する熱板1
06及びフィルムFに送風するファン108を備えてい
る。
搬送方向下流側には、ローラ72に巻き掛けられたベル
ト74との間でフィルムFを挟持して送りだすローラ1
10、フィルムFの後端通過を検出する後端センサ11
8、略U字状の搬送ガイド112、搬送ローラ114、
搬送ローラ116が順に配置されている。搬送ローラ1
14及び搬送ローラ116は互いに図示しないタイミン
グベルト(又はチェーン等)によって連結され、モータ
119によって回転される。
ローラ110とによって搬送されたフィルムFは、搬送
ガイド112を介し、搬送ローラ114及び搬送ローラ
116によって排出口16から本体12の外部へと排出
される。
設置されており、感光材料処理装置10の熱現像処理全
体の動作を制御する。
Aの回転中心と、ローラ82Bの回転中心とは同一水平
面上にあり、ローラ82Aとローラ82Bとの接線P1
は、スクイズローラ50のローラ50Aとローラ50B
との接線P2 の真上にある。これにより、水が塗布され
たフィルムFは、スクイズローラ50によって真上に搬
送される。
中心と、ローラ82Bの回転中心とは同一水平面上にあ
るため、さらにフィルムFが搬送されてフィルムFの搬
送方向後端がスクイズローラ50から離間しても、フィ
ルムFの搬送方向後半部分は自重により垂直状態を保ち
ながら貼合わせローラ82によって搬送される。したが
って、水の塗布されたフィルムFは、先端から後端まで
常に処理シート60と一定の角度を保ちながら重ね合わ
されることになる。
とは常に一定の角度を保ちながら重ね合わされるので、
フィルムFに現像むらを生じることがない。なお、貼合
わせローラ82に進入するフィルムFの方向は垂直方向
が最も好ましいが、±15°以内であれば若干傾斜して
いても問題ない。フィルムFの進入角度が垂直方向に対
して15°を越えて傾斜すると、スクイズローラ50か
らフィルムFの搬送方向後端が離れたときにフィルムF
が自重で撓み、フィルムFと処理シート60との接触角
が急激に変化して接触部分の状態が変化するためフィル
ムFに帯状の処理むらを生じる虞れがある。
及びその周辺の構成を説明する。なお、巻戻制御部12
0は巻戻制御プログラムを記憶したマイクロコンピュー
タで構成され、機能ブロックで表した場合、巻戻指示部
124及び計数部122のふたつのブロックに分けられ
るものである。
計数部122及びモータ56が接続されており、制御装
置140から出力される処理シート60の巻き戻し開始
指示信号に基づき計数部122の制御及びモータ56に
よる処理シート60の巻き戻し処理の制御を行う。
ーダ57が接続されており、ロータリエンコーダ57の
出力信号に基づいて、処理シート60の搬送長の計測を
実行する。なお、ロータリエンコーダ57は処理シート
60の搬送と連動している挟持ローラ102に取り付け
られており、処理シート60の所定搬送長毎にパルス信
号を出力するものであって、計数部122によりこのパ
ルス信号の数を計数することによって処理シート60の
搬送長を知ることができる。
像処理の流れを示すフローチャートであり、図4は巻戻
制御部120により行われる処理シート60の巻き戻し
処理の流れを示すフローチャートである。
態の作用を説明する。上記構成の感光材料処理装置10
では、露光装置11から排出された露光済みのフィルム
Fが挿入口14に挿入され、挿入センサ38によってフ
ィルムFの先端が検出されると、ステップ202では、
フィルムFの挿入速度に合わせた速度で搬送ローラ26
を回転すると共に、感光材料処理装置10の処理速度に
合わせた速度で搬送ローラ30を回転してフィルムFを
内部へと搬送する。
理速度(搬送ローラ30以降)は、フィルムFの挿入速
度よりも遅いので、フィルムFの先端が搬送ローラ30
に挟持されると、分岐ガイド28が想像線で示す垂直状
態に切り換えられ、フィルムFの搬送方向後側が、例え
ば図1の想像線で示すように垂れ下がる。フィルムFが
搬送ローラ30に挟持されたか否かは、フィルムFの先
端が挿入センサ38によって検出された時点からの経過
時間を計数することにより判断することができる。
は、感材搬入部40の搬送ローラ44で水塗布部42へ
搬送される。フィルムFは、塗布タンク48に貯留され
た水に浸漬され、その後、余剰の水分がスクイズローラ
50で除去されて真上に搬送される。
出されて所定時間経過すると、即ちフィルムFの先端が
貼合わせローラ82の入側直前に到達すると、ステップ
204では、ベルト74、ベルト92及び処理シート6
0をフィルムFの搬送速度と同じ速度で搬送する。これ
により水の塗布されたフィルムFと処理シート60とが
貼合わせローラ82によって貼り合わされ、熱現像部6
6へと搬送される。なお、このとき同時に搬送ローラ1
14及び搬送ローラ116をフィルムFの熱現像部66
での搬送速度と同じ速度で搬送できる速度にて回転させ
る。
ね合わされた状態で熱現像部66の熱板68上を通過
し、加熱されることによってフィルムF上に画像が形成
される。なお、フィルムFには水が付着しており、ベル
ト92が処理シート60をフィルムFに押し付けている
ので、フィルムFと処理シート60とは密着した状態で
むらなく熱現像される。
66の後端に搬送されると、処理シート60は分離手段
としてのローラ90CによってフィルムFから剥離さ
れ、処理シート乾燥部96で乾燥された後に巻取軸64
に巻き取られる。
によって処理シート60から剥離され、フィルム乾燥部
104で乾燥されたフィルムFの後端が後端センサ11
8により検出されたか否かの判断が行われ、検出された
とき肯定判断となってステップ208に処理が移行し、
熱現像部66及び処理シート60の搬送駆動を停止す
る。このとき、搬送ローラ114及び搬送ローラ116
は回転したままであるので、フィルムFは引き続き搬送
される。
イド112、搬送ローラ114及び搬送ローラ116を
介して排出口16からトレイ18上へ排出されたか否か
を判断する。なお、フィルムFがトレイ18上へ排出さ
れたか否かの判断は、フィルムFの搬送時間に基づいて
行われる。即ち、フィルムFの後端が後端センサ118
で検出されてから、予め実験的に得られている所定時間
経過した時、フィルムFはトレイ18へ排出されたと判
断される。
判断されると、ステップ212では、フィルムFの搬送
ローラ114及び搬送ローラ116による搬送駆動を停
止する。
テップ214では、処理シート60の巻き戻しの開始指
示信号が巻戻制御部120内の巻戻指示部124に対し
て出力される。
理の説明は終了し、次に図4を用いて巻戻制御部120
における処理シート60の巻き戻し処理について説明す
る。
巻戻指示部124に対して出力される巻き戻し開始指示
信号の有無を判断しており、巻き戻し開始指示信号を入
力したときに肯定判断となって、その後ステップ304
において、計数部122におけるカウンタ値Cに0が代
入される。これにより、カウンタ値Cがクリアされる。
306では、モータ56による処理シート60の巻き戻
しが開始される。制御装置140では、フィルムFの排
出を完了した後に巻き戻し開始指示信号を出力するの
で、この時点から処理シート60の巻き戻しが開始され
ることになる。なお、処理シート60の巻き戻しは、巻
戻指示部124によりモータ56を逆回転させることに
よって行われる。
と、ステップ308では、ロータリエンコーダ57から
計数部122に対して出力されるパルス信号の立上りの
有無を判断しており、パルス信号の立上り入力時におい
て肯定判断となって、その後ステップ310では、カウ
ンタ値Cに対して1が加算され、引き続きステップ31
2では、カウンタ値Cが所定値と等しいか否かが判断さ
れ、カウンタ値Cが所定値と等しくなるまで上述のステ
ップ308及びステップ310を繰り返し行う。なお、
この際の所定値は処理シート60の未使用領域である処
理シート60とフィルムFとの貼り合せ位置から後端セ
ンサ118までの距離に相当する長さだけ処理シート6
0を搬送する際のロータリエンコーダ57のパルス信号
数であり、装置毎に固定的に与えられているものであ
る。
の処理によって、ロータリエンコーダ57から出力され
る処理シート60の搬送長に対応するパルス信号数がカ
ウンタ値Cとして計数され、カウンタ値Cが所定値に達
するまでモータ56の逆回転が継続される。
テップ314では、モータ56の逆回転を停止すること
により、処理シート60の巻き戻し動作が停止される。
102の回転数を利用した処理シート60の巻き戻し処
理によって、加熱処理には使用されていない未使用領域
の長さ分だけ処理シート60を巻き戻すことになり、処
理シート60上の未使用領域を、次回の熱現像処理時に
使用可能とすることになる。
作を行わない場合の使用済みの処理シート60を示して
おり、図5(b)は本実施の形態に示した巻き戻し動作
を行う場合の使用済みの処理シート60を示している。
使用済み領域130の間には、処理シート60とフィル
ムFとの貼り合せ位置から後端センサ118までの距離
に相当する、かなり幅の広い未使用領域131が存在す
るが、図5(b)に示す処理シート60では、フィルム
F及び処理シート60の搬送誤差に相当する、わずかな
幅の未使用領域131しか存在しない。
光材料処理装置10を用いて画像(撮影された画像)が
露光されたフィルムFを、還元剤及び水の存在下で支持
体上に錯形成化合物、物理現像核及びハロゲン化銀溶剤
を含む層を有する処理シート60と重ね合せることによ
って、従来のように煩雑な現像、定着処理を行うことな
く、簡易に熱現像処理して画像を形成することができ
る。
ムFと処理シート60とを重ね合わせる前に、フィルム
Fに画像形成用溶媒としての水を塗布するので、金属イ
オンに対する錯形成化合物やハロゲン化銀溶剤などが拡
散しやすくなり、フィルムFに画像を形成する処理をよ
り効果的に行うことができる。
ルムFを熱現像し、排出する毎に処理シート60の未使
用領域に対応する量だけ処理シート60を巻き戻し、次
回処理シート60を使用する際には、巻き戻した未使用
部分から使用することができるため、処理シート60を
無駄なく使用することができる。
した感光材料処理装置について説明したが、本発明はこ
れに限られず、たとえば熱板68の代りに加熱ドラムを
用いた、所謂ドラム型の感光材料処理装置であってもよ
い。
用溶媒としての水をフィルムFに塗布するように構成し
たが、本発明はこれに限られず、処理シート60に塗布
してもよいし、フィルムFと処理シート60の両方に塗
布してもよい。
に対して熱現像処理した後、該熱現像処理毎に処理シー
ト60を必ず巻き戻す場合について説明したが、本発明
はこれに限られず、連続して露光装置11からフィルム
Fが排出されたときには連続して熱現像処理を行い、一
連の熱現像処理が全て終了した後に処理シート60を1
度だけ巻き戻すようにしてもよい。この場合は、連続し
て熱現像を行う際の各加熱処理間には処理シート60の
巻き戻しは行われないので、処理シート60の巻き戻し
に費やされる処理時間の増加を抑制することができる。
画像が露光されたハロゲン化銀感光材料に対し、従来の
ように煩雑な現像、定着処理を行うことなく、簡易に熱
現像処理して画像を形成することができると同時に、熱
現像処理に伴って発生する処理シートの未使用部分を、
適宜処理シートを巻き戻すことによって使用可能とする
ので、処理シートの効率的な使用が可能となるという効
果が得られる。
しないため、そのような液体の保管・補充管理や装置の
清掃等に煩わされることがなくなり、装置のメンテナン
ス性を向上することができるという効果も得られる。
全体構成図である。
及びその周辺の構成を示すブロック図である。
おける熱現像処理の流れを示すフローチャートである。
における処理シートの巻き戻し処理の流れを示すフロー
チャートである。
い場合の使用済み処理シートを示す図、(b)は、処理
シートの巻き戻し動作を行う場合の使用済み処理シート
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハロゲン化銀感光材料上に露光された画
像を熱現像するための薬剤を含むロール状の処理シート
を巻き出すと共に、巻き出した前記処理シートを巻き戻
す巻出巻戻手段と、 前記巻出巻戻手段によって巻き出された前記処理シート
及び前記ハロゲン化銀感光材料の少なくとも一方に画像
形成用溶媒を塗布する塗布手段と、 前記ハロゲン化銀感光材料と前記処理シートとを重ね合
わせて熱現像する熱現像手段と、 熱現像された前記ハロゲン化銀感光材料と前記処理シー
トとを分離する分離手段と、 前記巻出巻戻手段によって巻き出されかつ熱現像された
後の前記処理シート上に未使用領域が存在する場合に、
該未使用領域が次に現像されるハロゲン化銀感光材料と
重ね合わせ可能になるように、前記処理シートを巻き戻
す制御を行う巻戻制御手段と、を有することを特徴とす
る感光材料処理装置。 - 【請求項2】 前記巻戻制御手段による前記処理シート
を巻き戻す制御は、前記熱現像手段による熱現像終了毎
に行うことを特徴とする請求項1記載の感光材料処理装
置。 - 【請求項3】 前記巻戻制御手段による前記処理シート
を巻き戻す制御は、一連の熱現像が全て終了した後に行
うことを特徴とする請求項1記載の感光材料処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23798996A JP3604833B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 感光材料処理装置 |
DE69734085T DE69734085T2 (de) | 1996-06-20 | 1997-06-18 | Entwicklungsgerät und -verfahren |
EP97109962A EP0814379B1 (en) | 1996-06-20 | 1997-06-18 | Development processing apparatus and development processing method |
US08/878,778 US5887212A (en) | 1996-06-20 | 1997-06-19 | Development processing apparatus and development processing method |
Applications Claiming Priority (1)
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