JPH1069051A - 現像処理装置 - Google Patents

現像処理装置

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Publication number
JPH1069051A
JPH1069051A JP31215296A JP31215296A JPH1069051A JP H1069051 A JPH1069051 A JP H1069051A JP 31215296 A JP31215296 A JP 31215296A JP 31215296 A JP31215296 A JP 31215296A JP H1069051 A JPH1069051 A JP H1069051A
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JP
Japan
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silver halide
processing sheet
sensitive material
halide light
conveying
Prior art date
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Application number
JP31215296A
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English (en)
Inventor
Takao Ozaki
多可雄 尾崎
Atsushi Shiraishi
厚 白石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH1069051A publication Critical patent/JPH1069051A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾式処理で感光材料の現像処理を行う現像処
理装置において、感光材料にしわが発生することを防止
する。 【解決手段】 現像処理装置10において、フィルムF
と処理シート60とを貼り合わせるための貼合せローラ
対82に、ヒータ122、123によって予熱を与える
ことにより、該貼合せローラ対82で貼合せられた直後
に熱板68Aによって加熱されるフィルムFの急激な温
度変化を防止した。また、熱板68A〜68Dによる加
熱時は、貼合せられたフィルムF及び処理シート60
は、ベルト92の張力で支持されているだけであり、そ
れらに強い押付け力を加えないように構成した。さら
に、貼合せローラ対82の接点を通る接線上に熱板68
Aの下端部を配置し、熱板68AによるフィルムFのむ
らのない加熱を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像処理装置に係
り、より詳しくは、画像の露光されたハロゲン化銀感光
材料と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤
を含む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、
前記貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材
料及び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り
合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加
熱板の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段
で搬送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分
離する分離手段と、を有する現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、新聞、雑誌等の印刷には、リ
スフィルムと呼ばれる感光材料が用いられている。この
リスフィルムは、各画素で黒点又は白点を表し、該リス
フィルムにおける所定領域の黒点の密度によって濃淡を
表現する(いわゆる網点処理を行う)ものである。
【0003】このように濃淡を表現することが可能なリ
スフィルムを利用して、対象のカラー画像についてのシ
アン色成分の濃淡を表した原稿、マゼンタ色成分の濃淡
を表した原稿、イエロー色成分の濃淡を表した原稿、及
び黒色の濃淡を表した原稿の計4枚の原稿を露光・現像
処理によって作成する。そして、これら4枚の原稿を、
それぞれに対応した色のインクを用いて重ねて印刷する
ことにより、前記対象のカラー画像を記録した印刷物を
作成する技術が知られている。
【0004】ところで、上記の技術において、所定色の
濃淡を表した原稿を作成するために、該所定色の濃淡画
像が露光されたリスフィルムに対し、現像、定着、水洗
の各処理(いわゆる湿式処理)を行っていた。
【0005】しかし、このような現像処理のプロセスは
煩雑である。また、処理液等の薬剤を含む液体を使用す
るため、その管理が面倒であり、現像処理装置の汚れ等
によって該現像処理装置の劣化が早まる原因にもなって
いる。
【0006】そこで、本願出願人は、画像が形成される
上記リスフィルム等の感光材料に対し上記のような湿式
処理を行うことなく、現像処理することができる現像処
理装置を提案している。この現像処理装置では、加熱に
よって現像される特性を有する熱現像感光材料と、該熱
現像感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理材料
と、の2種類の材料を使用し、画像が露光された熱現像
感光材料と処理材料と貼り合わせて所定時間加熱し、熱
現像感光材料を処理材料から剥離し乾燥することにより
(いわゆる乾式処理を実行することにより)、該熱現像
感光材料の現像処理を行っている。
【0007】ところで、このような現像処理装置では、
シート状の熱現像感光材料と処理材料とを貼り合わせた
状態で加熱するので、急激な温度変化や加熱むらが生じ
ると熱現像感光材料にしわが発生することが懸念され
る。実験の結果から、貼り合わせる熱現像感光材料と処
理材料とがともに100μm程度の厚さを有しておれば
問題無いが、60〜70μm程度の厚さのものを使用す
る場合には、熱現像感光材料にしわが発生し、原稿に記
録される画像の質が低下するおそれがある。
【0008】上記現像処理装置において、60〜70μ
m程度の厚さの薄い感光材料や処理材料を使用するケー
スもありうるので、このように薄い感光材料や処理材料
を使用する場合でも感光材料へのしわの発生を防止する
ことが待望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、上記のような乾式
処理で感光材料の現像処理を行う現像処理装置であっ
て、感光材料にしわが発生することを防止することがで
きる現像処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の現像処理装置は、画像の露光され
たハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀感光材料上に
画像を形成する薬剤を含む処理シートとを貼り合わせる
貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で貼り合わせた
ハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加熱するための
加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び
処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬送する搬送手
段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン化銀感光材料
と処理シートとを分離する分離手段と、を有する現像処
理装置であって、前記貼り合わせ手段で貼り合わせると
きの前記ハロゲン化銀感光材料の温度と前記搬送手段で
搬送するときの該ハロゲン化銀感光材料の温度との差が
所定範囲内となるよう維持することを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記貼り合わせ手段又は
貼り合わせられる前の処理シートの少なくとも一方に予
熱を与える予熱手段を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記貼り合わせたハロゲ
ン化銀感光材料及び処理シートを、前記加熱板の表面に
沿って搬送開始した当初は、該貼り合わせたハロゲン化
銀感光材料及び処理シートを所定値以下の弱い力で押圧
支持するか又は非押圧状態に維持することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項4記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記貼り合わせ手段は貼
り合わせローラ対で構成されており、該貼り合わせロー
ラ対の接点を通る接線上に前記加熱面が位置しているこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記搬送手段は、表面が
平滑なベルトで構成されていることを特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記搬送手段の搬送路の
後端付近に配置され、前記ハロゲン化銀感光材料と処理
シートとを分離手段により分離する直前に、該ハロゲン
化銀感光材料及び処理シートを所定の圧力で前記加熱面
に押しつける押圧ローラを有することを特徴とする。
【0016】また、請求項7記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記分離手段は、貼り合
わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートのうち処理
シートを巻き付ける分離用ローラで構成されており、該
分離用ローラは処理シートの幅方向に均一な力で該処理
シートを押しつける方向に付勢されていることを特徴と
する。
【0017】また、請求項8記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記ハロゲン化銀感光材
料の現像処理を行っていない場合に、処理シートを前記
加熱面から離間させる離間手段を有することを特徴とす
る。
【0018】また、請求項9記載の現像処理装置は、画
像の露光されたハロゲン化銀感光材料と該ハロゲン化銀
感光材料上に画像を形成する薬剤を含む処理シートとを
貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記貼り合わせ手段で
貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを加
熱するための加熱板と、前記貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを前記加熱板の表面に沿って搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたハロゲン
化銀感光材料と処理シートとを分離する分離手段と、を
有する現像処理装置であって、前記貼り合わせ手段は貼
り合わせローラ対で構成されており、該貼り合わせロー
ラ対への前記処理シートの巻き付け角度が所定値よりも
小さくなるよう構成されていることを特徴とする。
【0019】本発明の現像処理装置では、画像の露光さ
れたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを貼り合わせ
手段によって貼り合わせ、該貼り合わせたハロゲン化銀
感光材料及び処理シートを搬送手段によって加熱板の表
面に沿って搬送する。この搬送中に、貼り合わせたハロ
ゲン化銀感光材料及び処理シートが加熱板によって加熱
されると共に処理シートに含まれた薬剤が作用し、ハロ
ゲン化銀感光材料が現像され該ハロゲン化銀感光材料上
に画像が形成される。そして、分離手段によって、上記
画像が形成されたハロゲン化銀感光材料と処理シートと
を分離する。これにより、ハロゲン化銀感光材料の現像
が完了する。
【0020】このようにしてハロゲン化銀感光材料に対
して、乾式の現像処理を行う現像処理装置において、請
求項1記載の発明では、貼り合わせ手段で貼り合わせる
ときのハロゲン化銀感光材料の温度と搬送手段で搬送す
るときの該ハロゲン化銀感光材料の温度との差が所定範
囲内となるよう維持する。即ち、搬送手段で搬送すると
き、ハロゲン化銀感光材料は加熱板によって加熱される
ため、貼り合わせるときに比べ、その温度が上昇する
が、上記のように貼り合わせ時の温度と搬送時の温度と
の差を所定範囲内に維持することにより、ハロゲン化銀
感光材料の温度が急激に変化することを防止できる。
【0021】具体的には、請求項2記載の発明のよう
に、予熱手段を具備し、該予熱手段によって、貼り合わ
せ手段又は貼り合わせられる前の処理シートの少なくと
も一方に予熱を与えることで、ハロゲン化銀感光材料の
温度が急激に変化することを防止できる。
【0022】このようにハロゲン化銀感光材料の温度が
急激に変化しないように制御することにより、ハロゲン
化銀感光材料にしわが発生することを防止することがで
きる。
【0023】なお、本発明のハロゲン化銀感光材料とし
ては、加熱によって現像される特性を有するシート状の
リスフィルムを適用することができる。但し、これ以外
にも、加熱によって現像される特性を有するカラー画像
形成用のハロゲン化銀感光材料でも適用可能である。
【0024】このカラー画像形成用のハロゲン化銀感光
材料としては、支持体上に、少なくとも感光性ハロゲン
化銀、バインダー、及び画像状に拡散性色素を放出ない
し拡散する機能を持つ色材を含み、感光波長領域及び前
記色材の現像処理後における色相が互いに異なる少なく
とも三種類の感光層を有する感光材料がある。また、支
持体上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダ
ー、及び色素供与性カプラーを含み、その感光波長領域
及び前記色素供与性カプラーから形成される色素の色相
が互いに異なる少なくとも三種類の感光層を有する感光
材料も、適用することができる。
【0025】一方、ハロゲン化銀感光材料の温度が急激
に上昇するとき、特に、貼り合わせたハロゲン化銀感光
材料及び処理シートを、加熱板の表面に沿って搬送開始
した当初では、請求項3記載の発明のように、該貼り合
わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを所定値以
下の弱い力で押圧支持するか又は非押圧状態に維持する
ことが望ましい。これにより、ハロゲン化銀感光材料の
温度が急激に上昇し変形しやすいときに、貼り合わせた
ハロゲン化銀感光材料及び処理シートが所定値以上の強
い力で押圧支持されたことに起因して、その被押圧部分
において変形が生じハロゲン化銀感光材料にしわが発生
してしまうといった事態を回避することができる。
【0026】なお、上記では、貼り合わせたハロゲン化
銀感光材料及び処理シートを非押圧状態に維持する方が
弱い力で押圧支持する場合よりも、しわ防止の点では望
ましい。
【0027】また、請求項4記載の現像処理装置では、
貼り合わせ手段を貼り合わせローラ対で構成した上で、
該貼り合わせローラ対の接点を通る接線上に加熱面が位
置するように該貼り合わせローラ対を配置する。貼り合
わせローラ対で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び
処理シートは、該貼り合わせローラ対の接点を通る接線
上を搬送される。よって、貼り合わせたハロゲン化銀感
光材料及び処理シートは、該接線上に位置する加熱面に
確実且つまんべんなく接触することになり、ハロゲン化
銀感光材料が均等に加熱される。従って、ハロゲン化銀
感光材料の不均一な加熱に起因したしわの発生を防止す
ることができる。
【0028】なお、この請求項4記載の現像処理装置で
は、貼り合わせ手段を貼り合わせローラ対で構成してい
るが、該貼り合わせ手段は他の部材、例えば、一対のエ
ンドレスベルトで構成しても良い。但し、貼り合わせ手
段は、貼り合わせ対象のハロゲン化銀感光材料や処理シ
ートにしわやベルトの凹凸跡が発生しないように、貼り
合わせ面が平滑であることが要求される。エンドレスベ
ルトを用いた場合は、そのベルト面を平滑な状態に維持
するべく研磨を行う必要がある。その点で、貼り合わせ
ローラ対を用いれば、研磨を行う必要がない。
【0029】ところで、本発明の現像処理装置の搬送手
段として、ベルトを用いることができる。この場合、請
求項5記載の現像処理装置のように搬送手段を、表面が
平滑なベルトで構成することにより、該ベルトによる搬
送時に、前記貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処
理シートを加熱板に均一な力でまんべんなく接触させる
ことができる。これにより、ハロゲン化銀感光材料の不
均一な加熱に起因したしわの発生を防止することができ
る。
【0030】また、請求項6記載の現像処理装置では、
搬送手段による搬送路の後端付近に押圧ローラを配置し
ている。ここで、ハロゲン化銀感光材料と処理シートと
を分離手段により分離する直前、即ちハロゲン化銀感光
材料の温度が高いときに、上記押圧ローラによって、該
ハロゲン化銀感光材料及び処理シートを所定の圧力で加
熱面に押しつける。これにより、押しつけられる前にハ
ロゲン化銀感光材料に若干のしわが発生していても、該
ハロゲン化銀感光材料が高温時に押圧ローラで押しつけ
られることにより、表面のしわがなくなり平滑な面とな
る。このようにしてハロゲン化銀感光材料へのしわの発
生を防止することができる。
【0031】なお、上記押圧ローラによる押圧力は、貼
り合わせ手段による貼り合わせ力よりも弱く、且つ搬送
時のハロゲン化銀感光材料及び処理シートへの押しつけ
力よりも強くすることが望ましい。
【0032】また、請求項7記載の現像処理装置では、
分離手段を、貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処
理シートのうち処理シートを巻き付ける分離用ローラで
構成している。さらに、該分離用ローラは処理シートの
幅方向に均一な力で該処理シートを押しつける方向に付
勢されている。これにより、分離用ローラによって、処
理シートのみが巻き付けられ、ハロゲン化銀感光材料と
分離されるが、その分離時に分離用ローラによって幅方
向に均一な力で処理シート及びハロゲン化銀感光材料が
押しつけられることになる。
【0033】一方、この分離時は、加熱が終了した直後
であり、ハロゲン化銀感光材料の温度が急激に低下する
ときである。よって、上記のように該ハロゲン化銀感光
材料に加わる力を幅方向に均一とすることにより、幅方
向に均一な分離を実現し、ハロゲン化銀感光材料の温度
変化が幅方向に不均一となり分離時にハロゲン化銀感光
材料にしわが発生することを防止することができる。
【0034】ところで、ハロゲン化銀感光材料へのしわ
の発生を防止するためには、該ハロゲン化銀感光材料と
貼り合わせる処理シートにしわが発生しないようにする
ことが必要である。
【0035】そこで、請求項8記載の現像処理装置のよ
うに離間手段を具備し、該離間手段によって、ハロゲン
化銀感光材料の現像処理を行っていない場合に、処理シ
ートを加熱面から離間させる。これにより、現像処理を
行っていないときに処理シートが加熱され該処理シート
が変形しその表面にしわが発生するといった事態を回避
することができる。
【0036】また、請求項9記載の現像処理装置では、
貼り合わせ手段を貼り合わせローラ対で構成した上で、
該貼り合わせローラ対への処理シートの巻き付け角度が
所定値よりも小さくなるよう構成している。なお、貼り
合わせローラ対への処理シートの巻き付け角度とは、図
1に示すように、貼り合わせローラ対82における接点
P1を通る接線L1と、該貼り合わせローラ対82への
処理シート60の搬送経路と、が成す角度θを意味す
る。
【0037】この巻き付け角度を小さく設定することに
より、貼り合わせ手段による貼り合わせ時における処理
シート表面の伸縮を小さくすることができ、処理シート
に変形やしわが発生することを回避することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図面を参照して、本発明に係る
第1実施形態を説明する。
【0039】図1には本発明に係る現像処理装置10の
内部構成が示されている。この現像処理装置10は、例
えば、新聞、雑誌等の印刷に用いる白黒画像(2値画
像)を形成するリスフィルムの現像処理を行うものであ
る。
【0040】以下では、現像処理装置10において、一
例として印刷対象のカラー画像についてのシアン色成分
の濃淡画像が既に露光されたリスフィルムを対象として
現像処理を行う例を説明する。この現像処理対象として
のリスフィルムを、以下フィルムFとする。
【0041】なお、フィルムFは、本発明のハロゲン化
銀感光材料に相当し、支持体上に少なくとも塩化銀含有
率70モル%以上の感光性ハロゲン化銀乳剤、親水性バ
インダー、水に難溶性の塩基性金属化合物を含有してい
る。
【0042】図1に示すように、現像処理装置10の本
体12は箱状に形成されている。なお、現像処理装置1
0の右側(矢印R方向側)には、フィルムFに画像を露
光して排出する露光装置11が配設されている。本体1
2の右側面には未現像のフィルムFを挿入するスリット
状の挿入口14が設けられ、上部には現像されたフィル
ムFが排出される排出口16が設けられている。なお、
本体12の上部には、排出口16から本体12の外部へ
排出されたフィルムFを受け取るトレイ18が形成され
ている。
【0043】本体12の矢印L方向側の左側面には、図
示しない扉が設けられており、開閉することにより内部
を露出できる。一方、本体12の内部右側には、挿入口
14から挿入されたフィルムFを一旦待機させることの
できる挿入バッファ部24が設けられている。この挿入
バッファ部24には、搬送ローラ26、分岐ガイド2
8、搬送ローラ30が順に配置されている。搬送ローラ
26はモータ32によって回転され、搬送ローラ30は
モータ34によって回転されるようになっている。
【0044】上記分岐ガイド28は、ソレノイド36に
よって図1の実線で示す水平状態と、想像線で示す垂直
状態とに切り換えられ、垂直状態に切り換えられた場合
には想像線で示すように搬送ローラ26と搬送ローラ3
0との間にフィルムFを緩ませることができる。なお、
挿入口14と搬送ローラ26との間には、フィルムFを
検出する挿入センサ38が設けられている。
【0045】このような挿入バッファ部24により、現
像処理装置10の処理速度(例えば、30mm/sec)と露
光装置11の処理速度(例えば、100mm/sec)との速
度差を吸収することができる。
【0046】搬送ローラ30よりもフィルムFの搬送方
向下流側には、感材搬入部40及び画像形成用溶媒とし
て適用された水を塗布する塗布手段としての水塗布部4
2が設置されている。この水は、いわゆる純水に限ら
ず、広く一般的に使用されている意味での水を含む。ま
た、水とメタノール、DMF、アセトン、ジイソブチル
ケトン等の低沸点溶媒との混合溶媒でもよい。更に、画
像形成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱溶
剤、防腐剤、防カビ剤等を含有させた溶液でもよい。
【0047】このうち感材搬入部40には、挿入バッフ
ァ部24から搬送されてくるフィルムFを水塗布部42
へ搬送するための複数の搬送ローラ44が設けられてい
る。また、感材搬入部40には、フィルム搬送経路の中
間部にフィルムFを検出する待機用センサ46が設けら
れている。
【0048】一方の水塗布部42には、塗布タンク48
が配置されている。塗布タンク48は皿状に形成されて
おり、内部には画像形成用溶媒としての水が充填されて
いる。また、塗布タンク48には、フィルムFを水に浸
漬するための円弧状のガイド51が設けられている。
【0049】塗布タンク48の上側には、水平に配置さ
れたローラ50A及びローラ50BからなりフィルムF
に付着した余剰の水分を除去して上方向へ搬送するスク
イズローラ50が配置されている。ローラ50Aの回転
中心とローラ50Bの回転中心はほぼ水平面上にあり、
スクイズローラ50はフィルムFをほぼ真上に搬送する
ようになっている。なお、水塗布部42は、塗布タンク
48に水を補充するための補充タンク及びポンプ(共に
図示せず)を備えている。
【0050】本体12内部には、左側に処理シート巻出
部52が設けられており、処理シート巻出部52の上側
には処理シート巻取部54が設けられている。このうち
処理シート巻出部52には、モータ56で回転される供
給軸58が着脱可能に設けられており、供給軸58には
長尺状の処理シート60がロール状に巻かれている。な
お、本第1実施形態における処理シート60は、支持体
上に塩基性金属化合物を構成する金属イオンに対する錯
形成化合物、物理現像核及びハロゲン化銀溶剤を含有す
る層を有している。
【0051】一方の処理シート巻取部54には、モータ
62で回転される巻取軸64が着脱可能に設けられてお
り、供給軸58から送り出された処理シート60を巻取
軸64に巻き取るようになっている。なお、供給軸58
及び巻取軸64は、本体12の左側面に設けられた図示
しない扉を開けて本体12から取り外すことができる。
【0052】本体12の略中央には加熱手段としての熱
現像部66が設けられている。熱現像部66には、複数
の熱板68A〜68Eが円弧状に配列されている。これ
ら熱板68A〜68Eには、平面状の図示しないヒータ
及び温度センサが内蔵されており、ヒータによって所定
温度に加熱されるようになっている。
【0053】最下部の熱板68Aの下側には、一点鎖線
で示すフィルムFの搬送経路の右側にローラ70が配置
されている。また、最上部の熱板68Eの側方には、フ
ィルムFの搬送経路に沿って熱板106が配置されてお
り、この熱板106の右側には、フィルムFの搬送経路
の下側にローラ72が配置されている。なお、この熱板
106は、フィルムFの加熱乾燥に用いられる。
【0054】ローラ70、熱板68A〜68E、熱板1
06及びローラ72には、フィルムFの裏面と接触する
エンドレスベルト74が巻き掛けられており、エンドレ
スベルト74はさらに、ローラ76、78に巻き掛けら
れている。ローラ70、72、76、78は、互いに図
示しないタイミングベルト(又はチェーン等)によって
連結され、モータ80によって回転される。
【0055】ローラ70の下方には、ローラ82Aとロ
ーラ82Bとから構成された貼り合わせローラ対82が
配置されている。ローラ82Bはモータ84で回転され
るようになっており、ローラ82Aは図示しないスプリ
ングによってローラ82Bへ向けて付勢されている。
【0056】ところで、上記ローラ70とローラ90A
との接点及び熱板68Aの加熱面(図1において左側の
面)の下端部は、ローラ82Aとローラ82Bとの接点
P1を通る接線上に位置するように配置されている。こ
のように配置することで、貼り合わせローラ対82によ
って貼り合わせたフィルムF及び処理シート60は、ロ
ーラ70、90Aの間を介して最初の熱板68Aの加熱
面に確実に且つまんべんなく接触することになり、該貼
り合わせたフィルムF及び処理シート60を均一に加熱
することが可能となる。
【0057】供給軸58の下方には処理シート60を巻
き掛けるローラ86が配置されており、供給軸58から
送り出された処理シート60は、ローラ86に巻き掛け
られた後、前述した貼り合わせローラ対82を介して、
熱板68A〜68Eに沿って搬送される。
【0058】熱板68A〜68Eと対向する位置には、
前記貼り合わせたフィルムF及び処理シート60を該熱
板68A〜68E側に付勢するための付勢装置88が設
けられている。この付勢装置88は、ローラ90A、9
0B、90Cと、これらのローラ90A、90B、90
Cに巻きかけられて処理シート60を熱板68A〜68
Eの外周面に向けて付勢するエンドレスベルト92とを
備えている。ローラ90A、90B、90Cは、互いに
図示しないタイミングベルト(又はチェーン等)によっ
て連結され、モータ94によって回転される。このよう
な構成の付勢装置88において、エンドレスベルト92
のローラ90A〜90C間の部分の張力によって、フィ
ルムF及び処理シート60を該熱板68A〜68E側に
付勢している。
【0059】付勢装置88の上側には、処理シート乾燥
部96が設けられている。処理シート乾燥部96には、
処理シート60を加熱する熱板98A、98B、処理シ
ート60に送風するファン100、及び処理シート60
を熱板98A、98Bに接触又は近接させるための挟持
ローラ102が設けられている。
【0060】熱現像部66よりもフィルムFの搬送方向
下流側には、フィルム乾燥部104が設けられている。
フィルム乾燥部104は、フィルムFを加熱する熱板1
06及びフィルムFに送風するファン108を備えてい
る。
【0061】フィルム乾燥部104よりもフィルムFの
搬送方向下流側には、ローラ72に巻き掛けられたエン
ドレスベルト74との間でフィルムFを挟持して送りだ
すローラ110が配置されている。
【0062】ローラ72に巻き掛けられたエンドレスベ
ルト74とローラ110とによって搬送されたフィルム
Fは、略U字状の搬送ガイド112を介し、搬送ローラ
114及び搬送ローラ116によって排出口16から本
体12の外部へと排出される。
【0063】ところで、貼り合わせローラ対82のロー
ラ82Aの回転中心と、ローラ82Bの回転中心とは同
一水平面上にあり、ローラ82Aとローラ82Bとの接
点P1は、スクイズローラ50のローラ50Aとローラ
50Bとの接点P2のほぼ真上にある。これにより、水
が塗布されたフィルムFは、スクイズローラ50によっ
て真上に搬送される。
【0064】貼り合わせローラ対82のローラ82Aの
回転中心と、ローラ82Bの回転中心とは同一水平面上
にあるため、さらにフィルムFが搬送されてフィルムF
の搬送方向後端がスクイズローラ50から離間しても、
フィルムFの搬送方向後半部分は自重により垂直状態を
保ちながら貼り合わせローラ対82によって搬送され
る。従って、水の塗布されたフィルムFは、先端から後
端まで常に処理シート60と一定の角度を保ちながら貼
り合わせられることになる。このように、フィルムFに
現像むらを生じることがないよう配慮されている。な
お、貼り合わせローラ対82に進入するフィルムFの方
向は垂直方向が最も好ましいが、垂直方向に対し±10
度以内であれば若干傾斜していても問題ない。
【0065】一方の処理シート60は、処理シート巻出
部52から直接ローラ82Aに巻きかけられるのではな
く、ローラ86を介してローラ82A、82Bの間に搬
送される。即ち、貼り合わせローラ対82への処理シー
ト60の巻き付け角度θが小さくなるよう構成されてい
る。このように巻き付け角度θを小さく設定することに
より、貼り合わせローラ対82による貼り合わせ時にお
ける処理シート60の表面の伸縮を小さくすることがで
き、処理シート60に変形やしわが発生することを回避
できるという利点がある。
【0066】また、ローラ82Aの近傍には該ローラ8
2Aに予熱を与えるヒータ122が、ローラ82Bの近
傍には該ローラ82Bに予熱を与えるヒータ123が、
それぞれ設置されている。
【0067】さらに、貼り合わせたフィルムF及び処理
シート60の搬送経路においてローラ90Cの直前に
は、加熱され高温状態となったフィルムF及び処理シー
ト60を所定の押圧力で熱板68Eに押し付ける押圧ロ
ーラ120が設置されている。この押圧ローラ120に
よる押圧力は、貼り合わせローラ対82による貼り合わ
せ力よりも弱く、且つ付勢装置88による付勢力よりも
強く設定されている。
【0068】ところで、図2にはローラ90A、90
B、90Cに巻きかけられたエンドレスベルト92を示
す。このエンドレスベルト92の表面92Aは、研磨に
よって平滑な状態に維持されている。同様に図1に示す
エンドレスベルト74も、その表面が平滑な状態に維持
されている。
【0069】また、図2に示すように、ローラ90Cは
図示しないスプリングによって幅方向に均一な力で下方
に付勢されている。例えば、図2においてローラ90C
の両端部付近における付勢力PR1、PR3、並びにロ
ーラ90Cの中央部付近における付勢力PR2は、全て
均一になるよう設定されている。これにより、貼り合わ
せたフィルムF及び処理シート60から処理シート60
をローラ90Cによって剥離するのに、幅方向に均一な
力で実行される。
【0070】次に、本実施の形態の作用を説明する。上
記構成の現像処理装置10では、露光装置11から排出
された露光済みのフィルムFが挿入口14に挿入される
と、挿入センサ38によってフィルムFが検出され、フ
ィルムFの挿入速度に合わせた速度で搬送ローラ26が
回転されてフィルムFが内部へと搬送される。
【0071】現像処理装置10でのフィルムFの処理速
度(搬送ローラ30以降)は、フィルムFの挿入速度よ
りも遅いので、フィルムFの先端が搬送ローラ30に挟
持されると、分岐ガイド28が想像線で示す垂直状態に
切り換えられ、フィルムFの中央部及び後端部が、例え
ば図1の想像線で示すように垂れ下がる。
【0072】搬送ローラ30で搬送されたフィルムF
は、感材搬入部40の搬送ローラ44で水塗布部42へ
搬送される。この水塗布部42においてフィルムFは、
塗布タンク48に貯留された水に浸漬され、その後、余
剰の水分がスクイズローラ50で除去されて真上に搬送
される。フィルムFの先端が待機用センサ46で検出さ
れて所定時間経過すると、エンドレスベルト74、エン
ドレスベルト92及び処理シート60がフィルムFの搬
送速度と同じ速度で搬送され、水が塗布されたフィルム
Fと処理シート60とが貼り合わせローラ対82によっ
て貼り合わされ、熱現像部66へと搬送される。
【0073】熱現像部66では、貼り合わせられたフィ
ルムF及び処理シート60は、付勢装置88によって熱
板68A〜68E側に付勢され、該熱板68A〜68E
の加熱面に接触しながら搬送される。これにより、フィ
ルムFは加熱され、温度が上昇する。このようにフィル
ムFの温度が上昇すると共に、処理シート60に含有さ
れた錯形成化合物、物理現像核及びハロゲン化銀溶剤が
フィルムFに作用することによって、フィルムFに印刷
対象のカラー画像についてのシアン色成分の濃淡画像が
形成される。
【0074】なお、フィルムFには水が付着しており、
エンドレスベルト92が処理シート60をフィルムFに
押し付けているので、フィルムFと処理シート60とは
密着した状態でむらなく熱現像されるよう配慮されてい
る。
【0075】ところで、本第1実施形態では、貼り合わ
せローラ対82を構成するローラ82Aはヒータ122
によって、ローラ82Bはヒータ123によって、それ
ぞれ予熱が与えられている。これにより、フィルムFも
貼り合わせローラ対82による貼り合わせ時に既に予熱
が与えられるため、熱現像部66においてフィルムFの
温度が急激に上昇することはない。このようにフィルム
Fにおいて急激な温度上昇が発生しないように配慮され
ているため、フィルムFにしわが発生することも防止さ
れる。
【0076】また、貼り合わせられたフィルムF及び処
理シート60が熱板68A〜68Dの加熱面に接触しな
がら搬送されるとき、即ちフィルムFの温度変化が大き
いときには、該フィルムF及び処理シート60はエンド
レスベルト92の比較的弱い張力によってエンドレスベ
ルト74及び熱板68A〜68D側に付勢されているだ
けであり、ローラ等によって強い力でエンドレスベルト
74及び熱板68A〜68D側に押しつけられることは
ない。このようにフィルムFの温度変化が大きいときに
強い押しつけを行わないよう構成することにより、フィ
ルムFの変形やしわの発生を防止している。
【0077】さらに、貼り合わせられたフィルムF及び
処理シート60が熱現像部66の後端に搬送されると、
該フィルムF及び処理シート60は押圧ローラ120に
よって所定の圧力で強くエンドレスベルト74及び熱板
68E側に押しつけられる。このようにフィルムFの温
度が最も高くなった状態で、押圧ローラ120で押しつ
けられることにより、仮にフィルムFの表面に若干のし
わが発生していても、そのしわを除去することができ
る。
【0078】貼り合わせられたフィルムF及び処理シー
ト60が上記押圧ローラ120で押圧された後、処理シ
ート60は分離手段としてのローラ90Cによってフィ
ルムFから剥離される。この剥離の際には、フィルムF
及び処理シート60にローラ90Cによる幅方向に均一
な力がかかっているため、幅方向に均一な剥離を実現す
る。一方、このような剥離時は、フィルムFの温度が急
激に低下するときであるので、上記のように幅方向に均
一な剥離を実現することにより、フィルムFの温度変化
が幅方向に不均一となり該フィルムFにしわが発生する
ことを防止することができる。なお、剥離された処理シ
ート60は処理シート乾燥部96で乾燥された後に巻取
軸64に巻き取られる。
【0079】一方、処理シート60から剥離されたフィ
ルムFは、フィルム乾燥部104で乾燥された後に、搬
送ガイド112、搬送ローラ114及び搬送ローラ11
6を介して排出口16からトレイ18上へ排出される。
【0080】以上のようにして、対象のカラー画像につ
いてのシアン色成分の濃淡画像が露光されたフィルムF
についての現像処理が完了する。
【0081】以後、同様に前記対象のカラー画像につい
てのマゼンタ色成分の濃淡画像が露光されたフィルム、
イエロー色成分の濃淡画像が露光されたフィルム、及び
黒色の濃淡画像が露光されたフィルムのそれぞれについ
て、順に現像処理を実行し、シアン用、マゼンタ用、イ
エロー用、黒用の計4枚の原稿を作成する。そして、こ
れら4枚の原稿を、それぞれに対応した色のインクを用
いて重ねて印刷する。これにより、対象のカラー画像を
記録した印刷物を作成する。
【0082】以上説明した第1実施形態の現像処理装置
10によれば、 1)ヒータ122、123によって貼り合わせローラ対8
2に予熱を与えることによりフィルムFの急激な温度変
化を避けること 2)熱板68A〜68Dによる加熱時はフィルムFを熱板
に押し付けないこと 3)貼り合わせローラ対82の接点を通る接線上に熱板6
8Aの下端部を配置し、熱板68AによるフィルムFの
むらのない加熱を実現したこと 4)貼り合わせたフィルムF及び処理シート60を搬送す
るエンドレスベルト74、92の表面を平滑な面にした
こと 5)処理シート60の剥離直前に押圧ローラ120によっ
てフィルムFを熱板に押圧したこと 6)処理シート60の幅方向に均一な力で該処理シート6
0をフィルムFから剥離したこと 7)貼り合わせローラ対82への処理シート60の巻き付
け角度を小さくしたことによって、フィルムFに又は該
フィルムFと貼り合わせられる処理シート60に、しわ
が発生することを防止することができる。
【0083】なお、貼り合わせローラ対82に予熱を与
えるには、上記第1実施形態のように該貼り合わせロー
ラ対82の近傍にヒータ122、123を設置し、これ
らのヒータで加熱する以外に、例えば、図4に示すよう
にローラ82Aの内部に棒状のヒータ122Tを埋設
し、該ヒータ122Tでローラ82Aを加熱するよう構
成しても良い。
【0084】また、フィルムFの急激な温度変化を避け
るための手段としては、上記のように貼り合わせローラ
対82に予熱を与えることに限定されるものではなく、
フィルムFと貼り合わせられる処理シート60に予熱を
与えても良い。例えば、図3に示すように貼り合わせロ
ーラ対82へ向けて搬送される処理シート60の搬送路
近傍にヒータ122Sを設置し、該ヒータ122Sによ
って処理シート60に予熱を与えても良い。
【0085】また、本第1実施形態においては、画像形
成用溶媒としての水をフィルムFに塗布するように構成
したが、処理シート60に塗布しても良いし、フィルム
Fと処理シート60の両方に塗布しても良い。
【0086】[第2実施形態]以下、図面を参照して、
本発明に係る第2実施形態を説明する。この第2実施形
態は、上記請求項8記載の発明に対応しており、上記第
1実施形態における図1の現像処理装置10において、
フィルムFの現像処理を行っていない場合に処理シート
60を熱板68A〜68E(以下、熱板68と総称す
る)の加熱面から離間させる離間手段をさらに設けた例
を示す。
【0087】まず、第2実施形態の現像処理装置10の
構成を図5及び図6を用いて説明する。図5には、現像
処理装置10の熱現像部66近辺の構成を示す。この図
5に示すように、ローラ90Cの支軸130には、図5
において下面に歯形が形成されたラック132が連結さ
れており、このラック132は所定の移動路134に沿
って移動可能に設置されている。また、ラック132の
先端部(図5において左端部)にはピニオン136が設
置されており、該ピニオン136の歯とラック132の
下面に形成された歯形とが噛み合っている。さらに、ロ
ーラ90Cの右側には、搬送されるフィルムFが所定時
間以上検出されないことをもって現像処理の完了を検出
する現像完了センサ172が設けられており、この現像
完了センサ172による現像処理完了の検出信号は、図
示しないマイクロコンピュータを含んで構成された制御
装置170に送出される。
【0088】この制御装置170によって、現像処理完
了の検出信号が受信されフィルムFの現像処理完了が認
識された場合、ピニオン136が矢印Z1方向に回転駆
動され、図6に示すようにラック132及びローラ90
Cが矢印Z2方向に移動する。
【0089】一方、ローラ90Aの支軸138及びロー
ラ82Aの支軸140は板状部材144に連結されてお
り、この板状部材144は軸142を中心に回転移動可
能に設置されている。この板状部材144の裏側には軸
146を中心に回転移動可能に設置されたカム148が
設置されており、該カム148の回動部には凸部150
が設けられている。この凸部150は板状部材144の
中央部に設けられた横長の溝144Aに係合している。
上記のような構成において、制御装置170によって、
現像処理完了の検出信号が受信されフィルムFの現像処
理完了が認識された場合、カム148が矢印Z3方向に
回転駆動され、図6に示すように板状部材144が軸1
42を中心に回転移動し、ローラ90A及びローラ82
Aが矢印Z3方向に移動する。
【0090】さらに、制御装置170は、フィルムFの
現像処理完了を認識した場合、モータ56を制御し供給
軸58を逆回転させ処理シート60を所定距離巻き戻す
よう制御する。
【0091】このようにして制御装置170によって、
フィルムFの現像処理完了が認識された場合、ピニオン
136及びカム148が回転駆動され、図6に示すよう
にローラ90Cが矢印Z2方向に移動すると共にローラ
90A及びローラ82Aが矢印Z3方向に移動し、エン
ドレスベルト92及び処理シート60が熱板68の加熱
面から離間することになる。
【0092】次に、第2実施形態の作用を説明する。現
像処理については第1実施形態と同様であるので、説明
を省略し、熱板68の加熱面からの処理シート60の離
間に係る処理のみを説明する。
【0093】熱現像部66によるフィルムFの加熱・熱
現像が完了すると、現像完了センサ172によって熱現
像の完了が検出され所定の現像処理完了の検出信号が制
御装置170に送出される。制御装置170によって、
現像処理完了の検出信号が受信されフィルムFの現像処
理完了が認識されると、図11に示す制御ルーチンが該
制御装置170によって実行開始される。
【0094】図11のステップ202ではピニオン13
6の回転駆動を開始する。これにより、ラック132及
びローラ90Cが矢印Z2方向に移動開始する。また、
ステップ202ではカム148の回転駆動を開始する。
これにより、板状部材144が軸142を中心に回転移
動し、ローラ90A及びローラ82Aが矢印Z3方向に
移動開始する。このようにしてエンドレスベルト92が
熱板68の加熱面から離間することになる。
【0095】さらに、ステップ202ではエンドレスベ
ルト92が熱板68の加熱面から離間しても、処理シー
ト60が弛んで熱板68の加熱面に接触しないように、
上記ピニオン136及びカム148の回転駆動に連動し
て、供給軸58を逆回転させ処理シート60の巻き戻し
を開始する。
【0096】そして、ピニオン136及びカム148を
所定角度だけ回転移動させると(ステップ204で肯定
判定されると)、次のステップ206でピニオン136
及びカム148の回転駆動を停止し、図6に示す状態に
維持する。
【0097】さらに、処理シート60を熱現像部66の
搬送距離LG(即ち、熱板68A〜68Eに沿った搬送
距離)だけ巻き戻すと(ステップ208で肯定判定され
ると)、次のステップ210で処理シート60の巻き戻
しを停止する。
【0098】以上のようにして、フィルムFの現像処理
終了後に、エンドレスベルト92及び処理シート60を
熱板68の加熱面から離間させる。これにより、現像処
理を行っていないときに処理シート60が加熱され該処
理シート60が変形しその表面にしわが発生するといっ
た事態を回避することができる。このため、該処理シー
ト60と貼り合わせられるフィルムFにしわが発生する
ことも防止できる。
【0099】また、上記第2実施形態では、現像処理終
了後に、処理シート60を上記熱現像部66の搬送距離
LGだけ巻き戻す。即ち、処理シート60において、現
像処理時にフィルムFと貼り合わされなかった部分が供
給軸58に巻き戻される。この巻き戻された部分は、次
回の現像処理時に再利用することができるので、処理シ
ート60においてフィルムFと貼り合わされずに廃棄さ
れる無駄な部分を少なくすることができる。
【0100】なお、上記第1、第2実施形態の現像処理
装置では、フィルムFと処理シート60とを貼り合わせ
る本発明の貼り合わせ手段として、一対のローラ82
A、82Bから構成された貼り合わせローラ対82を用
いている。貼り合わせ手段としては、他の部材、例え
ば、一対のエンドレスベルトで構成しても良い。但し、
貼り合わせ手段は、貼り合わせ対象のフィルムFや処理
シート60にしわが発生しないように、貼り合わせ面が
平滑であることが要求される。従って、エンドレスベル
トを用いた場合は、そのベルト面を平滑な状態に維持す
るべく研磨を行う必要がある。その点で、貼り合わせロ
ーラ対82を用いれば、研磨を行う必要はない。
【0101】但し、貼り合わせ手段として貼り合わせロ
ーラ対82を用いた場合には、該貼り合わせローラ対8
2によってフィルムFと処理シート60とを貼り合わせ
た後、加熱し剥離するまでの間、貼り合わせた状態で維
持する必要がある。
【0102】そこで、上記第1、第2実施形態の現像処
理装置では、貼り合わせたフィルムF及び処理シート6
0を付勢装置88によって熱板68側に付勢することに
より、該フィルムF及び処理シート60を貼り合わせた
状態に維持していたが、以下に述べるような他の部材を
用いても良い。例えば、図7に示すように貼り合わせロ
ーラ対82の直上及び熱板68A〜68Dに対向する位
置にバックアップローラ124を設置し、該バックアッ
プローラ124を図1のエンドレスベルト92の代わり
としても良い。また、図8に示すように上記図7の構成
において、バックアップローラ124の代わりに、フィ
ルムFの搬送路に沿って断熱材126を設置し、該断熱
材126を図1のエンドレスベルト92の代わりとして
も良い。
【0103】また、上記第1、第2実施形態の現像処理
装置における熱現像部66では、エンドレスベルト9
2、74によって熱板68A〜68Eからの熱の一部が
奪われるので、該熱板68A〜68Eの温度を現像処理
の適正温度よりも高めに設定することが望ましい。
【0104】また、上記第1、第2実施形態の現像処理
装置における熱板68A〜68Eでは、貼り合わせられ
たフィルムF及び処理シート60の温度を現像処理の適
正温度に早く立ち上げるべく、熱現像部66において下
方(搬送方向上流側)の熱板68A、68Bの加熱量を
相対的に他の熱板よりも高くすることが望ましい。ま
た、図9に示すように、本発明の加熱手段を、熱伝導性
が高い1枚の板160と該板160を裏面から加熱する
ヒータ162A、162Bとで構成し、熱現像部66の
入口側(図9において下側)に設置したヒータ162A
の加熱量がもう一方の発熱素子162Bの加熱量よりも
高くなるよう構成しても良い。このように熱現像部66
における搬送方向上流側での加熱量を相対的に高くし
て、現像処理の処理対象としてのフィルムF及び処理シ
ート60の温度を現像処理の適正温度に早く立ち上げる
ことにより、現像処理に要する時間を短縮し、処理効率
を高めることができる。
【0105】さらに、熱現像部66では、貼り合わせら
れたフィルムF及び処理シート60を加熱する際に、フ
ィルムFの幅方向にみて両端部は中央部に比べ、周囲温
度の影響で冷えやすいので、例えば、上記図9の構成に
おいて、図10に示すように搬送されるフィルムFの幅
方向に対応する矢印U方向の両端部のヒータ162Cの
加熱量が中央部のヒータ162Dの加熱量よりも高くな
るよう構成することが望ましい。このように構成するこ
とにより、貼り合わせられたフィルムF及び処理シート
60を均一に加熱することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハロゲン化銀感光材料にしわが発生することを防止する
ことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の現像処理装置の全体構成図であ
る。
【図2】エンドレスベルトの概略図である。
【図3】第1実施形態の現像処理装置の第1変形例を示
す図である。
【図4】第1実施形態の現像処理装置の第2変形例を示
す図である。
【図5】第2実施形態の現像処理装置において感光材料
を加熱している時の状態を示す図である。
【図6】第2実施形態の現像処理装置において感光材料
を加熱していない時に処理シートを熱板から離間させて
いる状態を示す図である。
【図7】貼り合わせローラ対以外にバックアップローラ
及びベルトを用いて感光材料と処理シートとを貼り合わ
せる例を示す図である。
【図8】図7の構成にさらに断熱材を設置した例を示す
図である。
【図9】加熱開始当初の加熱量を相対的に高くした加熱
手段の構成例を示す図である。
【図10】搬送される感光材料の幅方向にみて両端部の
加熱量を中央部の加熱量よりも相対的に高くした加熱手
段の構成例を示す図である。
【図11】第2実施形態の現像処理装置における処理シ
ートの離間に係る処理の制御ルーチンを示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 現像処理装置 60 処理シート 66 熱現像部 68A〜68E 熱板(加熱板) 82 貼り合わせローラ対 120 押圧ローラ 122、123 ヒータ 124 バックアップローラ 126 断熱材 132 ラック 136 ピニオン 144 板状部材 148 カム 170 制御装置 F フィルム(ハロゲン化銀感光材料)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記貼り合わせ手段で貼り合わせるときの前記ハロゲン
    化銀感光材料の温度と前記搬送手段で搬送するときの該
    ハロゲン化銀感光材料の温度との差が所定範囲内となる
    よう維持することを特徴とする現像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記貼り合わせ手段又は貼り合わせられる前の処理シー
    トの少なくとも一方に予熱を与える予熱手段を有する現
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シート
    を、前記加熱板の表面に沿って搬送開始した当初は、該
    貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを所
    定値以下の弱い力で押圧支持するか又は非押圧状態に維
    持することを特徴とする現像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記貼り合わせ手段は貼り合わせローラ対で構成されて
    おり、該貼り合わせローラ対の接点を通る接線上に前記
    加熱面が位置していることを特徴とする現像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記搬送手段は、表面が平滑なベルトで構成されている
    ことを特徴とする現像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記搬送手段の搬送路の後端付近に配置され、前記ハロ
    ゲン化銀感光材料と処理シートとを分離手段により分離
    する直前に、該ハロゲン化銀感光材料及び処理シートを
    所定の圧力で前記加熱面に押しつける押圧ローラを有す
    る現像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記分離手段は、貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートのうち処理シートを巻き付ける分離用ロー
    ラで構成されており、該分離用ローラは処理シートの幅
    方向に均一な力で該処理シートを押しつける方向に付勢
    されていることを特徴とする現像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記ハロゲン化銀感光材料の現像処理を行っていない場
    合に、処理シートを前記加熱面から離間させる離間手段
    を有する現像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像の露光されたハロゲン化銀感光材料
    と該ハロゲン化銀感光材料上に画像を形成する薬剤を含
    む処理シートとを貼り合わせる貼り合わせ手段と、前記
    貼り合わせ手段で貼り合わせたハロゲン化銀感光材料及
    び処理シートを加熱するための加熱板と、前記貼り合わ
    せたハロゲン化銀感光材料及び処理シートを前記加熱板
    の表面に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬
    送されたハロゲン化銀感光材料と処理シートとを分離す
    る分離手段と、を有する現像処理装置であって、 前記貼り合わせ手段は貼り合わせローラ対で構成されて
    おり、該貼り合わせローラ対への前記処理シートの巻き
    付け角度が所定値よりも小さくなるよう構成されている
    ことを特徴とする現像処理装置。
JP31215296A 1996-06-20 1996-11-22 現像処理装置 Pending JPH1069051A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106584A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 熱現像装置及び熱現像方法

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WO2005106584A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 熱現像装置及び熱現像方法
JPWO2005106584A1 (ja) * 2004-04-28 2008-03-21 コニカミノルタエムジー株式会社 熱現像装置及び熱現像方法

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