JPH05107721A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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Publication number
JPH05107721A
JPH05107721A JP26455991A JP26455991A JPH05107721A JP H05107721 A JPH05107721 A JP H05107721A JP 26455991 A JP26455991 A JP 26455991A JP 26455991 A JP26455991 A JP 26455991A JP H05107721 A JPH05107721 A JP H05107721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
image recording
photosensitive material
solvent
squeeze
Prior art date
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Pending
Application number
JP26455991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
浩 中村
Hisamitsu Hori
久満 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP26455991A priority Critical patent/JPH05107721A/ja
Publication of JPH05107721A publication Critical patent/JPH05107721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶媒塗布部における画像記録材料の搬送に所
定の弛みを持たせた状態で搬送させることができ、均一
に溶媒を塗布する。 【構成】 供給ローラ66の外径は19.7mm、スクイズロ
ーラ68の外径は19.5mmのシリコンゴムローラとされて
おり、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ66が80と
されスクイズローラ68が40とされている。ここで、
外径が大きい方が搬送速度が速くなるため、供給ローラ
66による水塗布部62へと送り込み量の方が多くなる
が、実際にはスクイズローラ68が変形して、スクイズ
ローラ68による感光材料16の搬送速度が、計算上よ
りも0.5〜1%程度速くなる。これにより、結果として
感光材料16は、水塗布部62内で塗布タンク64の円
弧形状に沿った円弧状に搬送されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なるマガジンに収容
された二種の画像記録材料を用い、一方の画像記録材料
を前記マガジンから所定量引き出して切断した後に、搬
送しながら像露光し、他方の画像記録材料と密着して重
ね合わせて画像記録処理を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を得る画像記録装置として、
熱現像感光材料と受像材料とを用い、熱現像感光材料に
露光を行い、露光後の熱現像感光材料又は受像材料に水
等の転写助剤(画像形成用溶媒)を塗布して後、両者を
重ねて加熱し、熱現像転写を行って受像材料に画像を得
るように構成された画像形成装置が知られている。
【0003】このような装置において、溶媒塗布部の入
側には、ローラ対が配設されこのローラ対に挟持されて
熱現像感光材料又は受像材料は溶媒塗布部へと案内され
る。
【0004】溶媒塗布部では、熱現像感光材料又は受像
材料が下方に凸とされる円弧状に搬送され、貯留された
溶媒に浸漬された後、排出される。溶媒塗布部の出側に
はスクイズローラ対が設けられている。このスクイズロ
ーラ対は、溶媒塗布部から熱現像感光材料又は受像材料
を挟持して排出すると共に所定の圧力を加えることによ
って、熱現像感光材料又は受像材料に付着した溶媒をス
クイズする役目を有している。なお、この供給ローラ対
とスクイズローラ対とは同一の駆動部で同一回転数で回
転するようになっており、外径寸法を同じくすることに
より、溶媒塗布部で円弧状の搬送を維持しながら搬送さ
せるようにしている。
【0005】ところで、供給のローラ対のように通常の
搬送ローラにおいて、その硬度が80程度とされるが、
スクイズローラにおいては、硬度を40程度の軟質とし
てスクイズ性を向上している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクイ
ズローラの硬度を小さくすると、スクイズ性は向上され
るものの、ローラ外周の変形により、熱現像感光材料又
は受像材料の搬送速度が計算値よりも0.5 〜1%程度速
くなる。これは、熱現像感光材料又は受像材料が密着さ
れる面の搬送方向両端部が半径方向に引っ張られるよう
に変形して実際の半径よりも大きくなることに起因す
る。
【0007】このため、スクイズローラ対による搬送速
度の方が供給ローラ対による搬送速度よりも速くなり、
スクイズローラ対と供給ローラ対との間で引張力が生
じ、溶媒塗布部での搬送状態が直線的となる。これによ
って、熱現像感光材料又は受像材料の上面が溶媒塗布部
の上方に配設されたヒータユニットと擦れ合い、不均一
な搬送負荷を受け、駆動系のギヤのバックラッシュや、
熱現像感光材料又は受像材料後端がスクイズローラ対を
抜け出る際の負荷変動によって、均一な溶媒のスクイズ
が出来なくなり、溶媒の塗布にむらが生じることにな
る。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、溶媒塗布部に
おける画像記録材料の搬送に所定の弛みを持たせた状態
で搬送させることができ、均一に溶媒を塗布することが
できる画像記録装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、異なるマガジンに収容された二種の画像記録材料を
用い、一方の画像記録材料を前記マガジンから所定量引
き出して切断した後に、搬送しながら像露光し、他方の
画像記録材料と密着して重ね合わせて画像記録処理を行
う画像記録装置であって、前記一方の画像記録材料へ他
方の画像記録材料と重ね合わせる前に溶媒を塗布するた
めの溶媒塗布部と、この溶媒塗布部の入側に配設され前
記一方の画像記録材料を挟持して前記溶媒塗布部へ案内
搬送する一対の供給ローラと、前記溶媒塗布部の出側に
配設され前記一方の画像記録材料を挟持して前記溶媒塗
布部から排出させると共に前記供給ローラの硬度よりも
小さく設定され所定の圧力を加えることにより溶媒をス
クイズする一対のスクイズローラと、前記供給ローラと
スクイズローラとを同一回転数で駆動させる駆動部と、
を有し、前記圧力によって生じるスクイズローラの変形
による一方の画像記録材料の搬送速度変化を考慮して、
前記スクイズローラによる一方の画像記録材料の搬送速
度を供給ローラによる搬送速度よりも遅くなるように前
記供給ローラの外径寸法とスクイズローラの外径寸法と
を設定したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、駆動部によっ
て同一回転数で回転させているが、硬度の差によってス
クイズローラの方が変形量が大きく、その分挟持する画
像記録材料の搬送速度が速くなる分、スイクイズローラ
の外径寸法を供給ローラの外径寸法よりも小さくしてい
る。
【0011】これにより、実際の搬送速度は、スクイズ
ローラによる画像記録材料の搬送速度が供給ローラによ
る搬送速度よりも遅くなり、溶媒塗布部内で画像記録材
料を弛ませた状態で搬送することができる。
【0012】このため、画像記録材料に引張力が加わる
ときに生じる負荷変動がなく、安定したス溶媒塗布及び
スクイズが行われ、むらなく溶媒と塗布することができ
る。
【0013】
【実施例】図1乃至図3には、本実施例に係る画像記録
装置10が示されている。
【0014】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13A、13B、側
面扉15A、15Bおよび下扉17が取り付けられてい
る。
【0015】各扉を開放することにより機台12内を露
出状態とすることができる。なお、各扉には図示を省略
した所謂インターロック機構による安全装置が施されて
おり、扉が開放されると同時に所定部位の電源が切れる
ようになっている。
【0016】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。
【0017】この感光材料16は、支持体上に感光性ハ
ロゲン化銀、バインダー、色素供与性物質、還元剤を有
するものであり、その感光(露光)面が装置の下方へ向
いて巻き取られている。
【0018】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0019】カツタ20の作動後には、ニツプローラ1
8が逆転し、このニツプローラ18に感光材料16の先
端部が僅かにニツプされる程度まで巻き戻されるように
なっている。
【0020】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、29、31、33、3
5及びガイド板27が配置されており、所定長さに切断
された感光材料16を感材マガジン14の周囲を周回す
る搬送経路(側面視において、「の」字状の搬送経路)
に沿って露光部22へ搬送できるようになっている。
【0021】感材マガジン14の直上部位には感光材料
16の搬送経路の途中に露光部22が配置されている。
露光部22は搬送ローラ24と搬送ローラ26との間に
位置しており、これらの搬送ローラ間が露光部(露光
点)とされて感光材料16が通過するようになってい
る。
【0022】また、これらの搬送ローラ間にはガイド板
28が配置されると共に、感光材料16の搬送経路上側
には露光面ガラス30が配置され、これによって感光材
料16は平面状となって(変形を矯正されながら)両搬
送ローラ間(露光部)を通過するようになっている。
【0023】ガイド板28および露光面ガラス30は後
述する露光部22のシェル開時に分離する機構となって
おり、搬送される感光材料16が詰まり(所謂ジヤム)
を生じた場合に容易にこれを解消できるようになってい
る。
【0024】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。露光装置38には、光源40、移動ミラー
42A、移動ミラー42B、固定ミラー44、反射ミラ
ー46及びレンズユニツト48が配置されており、さら
にこれらの部品の上方の機台12上部にはガラス製の原
稿載置板50が設けられている。
【0025】これらの光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48は原稿載置板50に沿っ
て変倍に伴う移動量移動可能となっており、原稿載置板
50上に載置された原稿54へ光を照射しその反射像光
(画像光)を固定ミラー44を介して露光部22に位置
する感光材料16へ走査露光するようになっている。
【0026】反射ミラー46は、前述の移動ミラー42
A、42Bや固定ミラー44を介して露光部22へ照射
される画像光の光路内に侵入または離脱可能に配置され
ている。すなわち、通常は、画像光の光路内に侵入した
状態となって移動ミラー42A、42Bや固定ミラー4
4を介して照射される光を略直角方向へ反射させるよう
になっており、一方、原稿54の画像を露光部22に位
置する感光材料16へ走査露光する際には、その光路か
ら離脱して画像の露光ができるようにしている。反射ミ
ラー46が画像光の光路内に侵入した状態となった場合
に、反射された光は光検出センサ56へ入射される。
【0027】この光検出センサ56は、原稿54の画像
の画像濃度を測定し、この測定値を基に前述の色調整フ
イルター(CCフイルター)および絞りスリツト板52
の露光条件が設定されるようになっている。
【0028】このような構成による露光装置38は、全
体として一つのユニツトとして構成されて機台12に対
してヒンジ58によって開放可能に取付けられており
(所謂クラムシエルタイプ、図3参照)、このため、露
光部22を開放状態とすることにより内部の点検ならび
に紙づまり時の所謂ジヤム処理等が容易に行えるように
なっている。このヒンジ58による開放時には、搬送ロ
ーラ21と23の中間部から搬送ローラ26と29の中
間部までの上側のガイド板27も開放される構成となっ
ている。
【0029】また、閉止状態では、搬送ローラ21と2
3の中間部で分離されるガイド板27の合わせ面には、
遮蔽スポンジ60が敷設されている。
【0030】図1に示される如く、露光装置38は、そ
の下部が仕切り板78によって仕切られ、後述する水塗
布部62及び熱現像転写部104とは分離されている。
また、搬送ローラ21と23との間のガイド板27と前
記仕切り板78との間には、これらの隙間を閉塞する閉
塞板80が取付けられている。
【0031】これにより、露光装置38と水塗布部62
及び熱現像転写部104とは完全に隔離され、特に低温
高湿のヒートアップ直後の処理時に生じる水塗布部62
等からの蒸気で前述の光学部品(移動ミラー42A、4
2B、固定ミラー44、反射ミラー46、レンズニット
48及び露光面ガラス30)が結露するようなことがな
い。
【0032】感材マガジン14の周囲を周回し感材マガ
ジン14の下方を経て構成される感光材料16の「の」
字状搬送経路の終端には、水塗布部62が配置されてい
る。
【0033】図4に詳細に示す如く、水塗布部62では
塗布タンク64が配置されている。また、塗布タンク6
4の感光材料16搬送方向上流側の端部には一対の供給
ローラ66が配置されており、さらに、感光材料16搬
送方向下流側の端部には一対のスクイズローラ68が配
置されている。
【0034】供給ローラ66の外径Lは19.7mm、スクイ
ズローラ68の外径Mは19.5mmのシリコンゴムローラと
されており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ66が
80とされスクイズローラ68が40とされている。ま
た、各ローラは、長手方向両端部においてそれぞれ所定
の加圧力F(例えば、1kg)が加えられている。
【0035】ここで、図6に示される如く、前記外径の
差(0.2mm)は、回転数が同一であるため、感光材料16
の搬送速度差となる。すなわち、外径が大きい方が搬送
速度が速くなるため、供給ローラ66による水塗布部6
2へと送り込み量の方が、スクイズローラ68による水
塗布部62からの送り出し量よりも多くなる。上記外径
の差では、計算上では、弛み量が大きすぎ、水塗布部6
2でジャムを引き起こす程度となっている。しかし、実
際に感光材料16を搬送させると、スクイズローラ68
の硬度が供給ローラ66の硬度よりも小さくなってお
り、かつ所定の圧力が加えられているため、スクイズロ
ーラ68の変形量が大きい。
【0036】この変形により、スクイズローラ68によ
る感光材料16の搬送速度は、計算上よりも0.5 〜1%
程度速くなる。これにより、結果として感光材料16
は、水塗布部62内で塗布タンク64の円弧形状に沿っ
た円弧状に搬送されることになる。
【0037】また、塗布タンク64の上方には、塗布タ
ンク64に対向してガイド板70が取り付けられ、この
ガイド板70と塗布タンク64との間が感光材料16の
通過部となっている。したがって、塗布タンク64内に
水が充填された場合には、供給ローラ66によってガイ
ド板70と塗布タンク64との間へ送り込まれた感光材
料16に水が塗布され、さらに、スクイズローラ68に
より挟持搬送されることによって余分な水が除去される
ようになっている。
【0038】塗布タンク64の底面、すなわち感光材料
16通過面には、図4に示す如く、複数列のリブ76が
感光材料16の搬送方向に対し傾斜して形成されてお
り、感光材料16がガイド板70と塗布タンク64との
間を通過する際の摩擦抵抗を減少すると共に、感光材料
16の一定位置に傷が付くことを防止できるようになっ
ている。また、塗布タンク64には、スクイズローラ6
8の収容部に連通する排水口90、オーバーフロー槽9
2に連通するオーバーフロー口94及び補助オーバーフ
ロー口95が形成されている。
【0039】一方、前述したガイド板70の中心部には
貫通孔72が形成されて水の供給路とされている。ガイ
ド板70の上部にはセラミックヒータ102が取りつけ
られており、貫通孔72を通過する水を昇温(例えば、
40±2℃)させて塗布タンク64内へ充填することが
できる。
【0040】以上の構成による塗布タンク64、ガイド
板70及びスクイズローラ68は全体として一つのユニ
ットとして構成されている。
【0041】ここで、図5には供給ローラ66及びスク
イズローラ68を駆動させるための駆動系の概略構成図
が示されている。すなわち、供給ローラ66の回転軸2
40はタイミングベルト242を介してギヤ244に連
結されており、さらに、このギヤ244はワンウエイク
ラッチを介してギヤ246に同軸的に連結されている。
ギヤ246は水塗布モータの回転軸248に噛み合って
いる。
【0042】これによって、水塗布モータの回転軸24
8が回転した場合に駆動力が伝達されて回転軸240が
回転され供給ローラ66が回転する。
【0043】また、前記ワンウエイクラッチを介して設
けられたギヤ244には、スクイズローラ68の回転軸
250が噛み合っており、供給ローラ66と同様に駆動
力が伝達されてスクイズローラ68も回転する構成であ
る。したがって、スクイズローラ68によって挟持搬送
される感光材料16は所定の張力で維持される。
【0044】さらに、前記ワンウエイクラッチを介して
設けられたギヤ244には、タイミングベルト252を
介して後述する受材排出ローラ172の軸254及び感
材排出ローラ158の軸256が連結されており、駆動
力を伝達されて回転するようになっている。さらに、軸
256に噛み合ったギヤ258は、タイミングベルト2
60を介して同様に後述する感材排出ローラ160の軸
262に連結されており、駆動力を伝達されて回転する
ようになっている。
【0045】すなわち、水塗布モータはこれら複数の駆
動部(供給ローラ66及びスクイズローラ68、受材排
出ローラ172、感材排出ローラ158及び感材排出ロ
ーラ160)を共に駆動している。
【0046】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された(スクイズローラ6
8通過後の)感光材料16が送り込まれるようになって
いる。
【0047】一方、感材マガジン14の直下の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の幅方向寸法は感光材料16よりも小さく形成さ
れている。また、受像材料108の画像形成面には媒染
剤を有する色素固定材料が塗布されており、この画像形
成面が装置の上方へ向いて巻き取られている。
【0048】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニツプローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。
【0049】ニツプローラ110の側方にはカツタ11
2が配置され、所定長さに切断された受像材料108
は、受像材料搬送部180によって案内されて熱現像転
写部104へ搬送されるようになっている。
【0050】熱現像転写部104は加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって構成されており、さら
に、水塗布部62側の加熱ドラム116外周には貼り合
わせローラ120が配置されている。
【0051】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0052】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されている。
【0053】この無端圧接ベルト118は、4本の巻き
掛けローラ134、136、138、140に巻き掛け
られており、巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ1
40との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周に圧
接されている。
【0054】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ1/2周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。
【0055】感光材料16はこの挟持搬送時において加
熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が
受像材料108の色素固定層に転写されて画像が得られ
る構成である。
【0056】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
回動可能に軸支されている。剥離爪154が加熱ドラム
116に当接した状態では、無端圧接ベルト118と加
熱ドラム116との間で挟持搬送される感光材料16と
受像材料108のうち、所定長さ先行した状態で重ね合
わされた感光材料16の先端部のみに係合し、この先端
部を加熱ドラム116の外周から剥離させることがで
き、さらに、剥離された感光材料16は屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられながら下方へ移動される構成であ
る。
【0057】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。
【0058】一方、剥離爪154の上方には受材ガイド
166が配置されており、感光材料16と分離し加熱ド
ラム116と共に移動する受像材料108を案内してい
る。
【0059】受材ガイド166の上方の加熱ドラム11
6近傍には、剥離ローラ174および剥離爪176が配
置され、加熱ドラム116と共に移動する受像材料10
8を、加熱ドラム116の外周から剥して屈曲案内する
ようになっている。
【0060】剥離ローラ174の近傍にはドラムファン
168が配置されている。このため、加熱ドラム116
に沿って移動する受像材料108は、加熱ドラム116
の熱によって乾燥されるのみならず、このドラムファン
168によっても乾燥を促進される。なお、このドラム
ファン168は雰囲気条件に対応して必要な場合に作動
する。これは加熱ドラム116の温度分布を均一に維持
するためである。
【0061】ドラムファン168によって乾燥を促進さ
れながら剥離爪176によって加熱ドラム116の外周
から剥された受像材料108は、受材ガイド170及び
受材排出ローラ172によって搬送されてトレイ177
へ排出される構成である。
【0062】図3にも示す如く、熱現像転写部104
(加熱ドラム116)の近傍には、排気ファン330が
配置されており、機台12内を換気している。一方、熱
現像転写部104と反対側の側面扉15B(すなわち、
感材マガジン14及び受材マガジン106の近傍)に
は、フィルタを内蔵した送風ファン332が取り付けら
れており、外気を機台12内へ送給することができる。
この場合、送風ファン332による送給風量の方が排気
ファン330による排出風量よりも多くなるように両者
の能力が設定されている。したがって、機台12内は換
気されて冷却されると共に常に加圧状態とされ、これに
よって、外部から機台12内へ塵が侵入することを防止
している。
【0063】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の画像記録装置10では、露光装置38が、一つのユニ
ツトとして構成されて機台12に対してヒンジ58によ
って開放可能に取付けられている。このため、露光部2
2を開放状態とすることにより内部の点検ならびに紙づ
まり時の所謂ジヤム処理等を容易に行うことができる。
【0064】また、この露光装置38は、その下部が仕
切り板78によって仕切られ、水塗布部62及び熱現像
転写部104とは分離され、また、閉塞板80によっ
て、搬送ローラ21と23との間のガイド板27と前記
仕切り板78との間が閉塞されているので、露光装置3
8と水塗布部62及び熱現像転写部104とは完全に隔
離され、特に低温高湿のヒートアップ直後の処理時に生
じる水塗布部62等からの蒸気で前述の光学部品(移動
ミラー42A、42B、固定ミラー44、反射ミラー4
6、レンズニット48及び露光面ガラス30)が結露す
るようなことがない。
【0065】このため、ヒートアップ時に排気ファン3
30等の能力を上げて、蒸気を排気するような工程が不
要となり、必要以上の排気によって吸気を増加させ塵等
を吸引するようなことがなくなる。
【0066】以下、画像記録手順について説明する。上
記構成の画像記録装置10では、感材マガジン14が収
容部200内にセットされた後には、感光材料16がニ
ツプローラ18によって引き出されカツタ20によって
所定長さに切断される。切断後の感光材料16は、搬送
ローラ19、21、23によって搬送され反転され、そ
の感光(露光)面を上方へ向けた状態で露光部22へ搬
送される。感光材料16が搬送ローラ26にニツプされ
た時点でこの搬送ローラ26の駆動が一旦停止され、感
光材料16は露光部22の直前で待機状態となる。
【0067】一方、感光材料16が搬送される間に、原
稿載置板上の原稿54のプレスキヤンが行われる。
【0068】すなわち、まず、光源40が作動すると共
に、反射ミラー46が露光部22へ照射される画像光の
光路内に侵入した状態となって移動ミラー42A、42
Bや固定ミラー44を介して照射される光を略直角方向
へ反射させる。反射された光は光検出センサ56へ入射
されて検知され、これによって、原稿54の画像の画像
濃度(換言すれば、原稿54の画像が印刷原稿的である
か、写真原稿的であるか)が測定され、この測定値を基
に色調整フイルター(CCフイルター)および絞りスリ
ツト板52の露光条件が設定される。
【0069】次いで、反射ミラー46が画像光の光路内
から離脱すると共に、光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48がホームポジシヨン(画
像走査開始位置)へ戻る。
【0070】ここで、再び搬送ローラ24および搬送ロ
ーラ26の駆動が開始され、感光材料16は露光部22
を所定速度で通過する。この場合、露光部22にはガイ
ド板28および露光面ガラス30が配置されているた
め、感光材料16は平面状となって(変形を矯正されな
がら)両搬送ローラ間(露光部)を通過する。
【0071】この感光材料16の搬送(露光部22の通
過)と同時に、光源40、移動ミラー42A、42B及
びレンズユニツト48が原稿載置板50に沿って移動
し、原稿載置板50上に載置された原稿54へ光を照射
しその反射像光(画像光)が固定ミラー44を介して露
光部22に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0072】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が順次ガイド板27に案内されて反転され(すなわ
ち、画像露光面が下方へ向けられ)た後に搬送ローラ2
9、31、33、35によって水塗布部62へ送り込ま
れる。
【0073】水塗布部62では、感光材料16がガイド
板70と塗布タンク64との間へ送り込まれ、さらに、
スクイズローラ68によって挟持搬送される。ここで、
塗布タンク64内には水が充填(補充)されており、し
たがって、供給ローラ66によってガイド板70と塗布
タンク64との間へ送り込まれた感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68によって余分な水
が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0074】なおこの場合、塗布タンク64の底部に
は、複数列のリブ76が感光材料16の搬送方向に対し
傾斜して形成されているため、感光材料16がガイド板
70と塗布タンク64との間を通過する際の摩擦抵抗が
減少されると共に、感光材料16の一定位置に傷が付く
ことが防止される。またさらに、ガイド板70にはセラ
ミックヒータ102が取りつけられて塗布タンク64内
に充填された水を所定温度(例えば、40±2℃)に昇
温させているため、塗布タンク64を通過する感光材料
16の乳剤面への水の浸透量(浸潤量)が多くなり確実
に飽和量に達する。
【0075】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0076】ここで、供給ローラ66の外径は19.7mm、
スクイズローラ68の外径は19.5mmのシリコンゴムロー
ラとされており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ6
6が80とされスクイズローラ68が40に設定されて
いるため、感光材料16は、上記外径の差とスクイズロ
ーラ68の変形により、結果として感光材料16は、水
塗布部62内で塗布タンク64の円弧形状に沿った円弧
状に搬送される。
【0077】すなわち、スクイズローラ68の変形によ
る感光材料16の速度アップを供給ローラ66とスクイ
ズローラ68の外径の差(0.2mm )によって相殺し、ス
クイズローラ68の搬送速度よりも供給ローラ66の搬
送速度を速くし、感光材料16の弛ませ状態での搬送を
維持している。これにより、供給ローラ66とスクイズ
ローラ68との間で感光材料16に引張力は生ぜず、負
荷変動を起こすことがないので、安定した水塗布及びス
クイズを行うことができ、均一な水塗布を実現すること
ができる。
【0078】一方、受像材料108も受材マガジン10
6からニツプローラ110によって引き出されカツタ1
12によって所定長さに切断された後に、受像材料搬送
部180の上搬送ガイド板182と下搬送ガイド板18
4とによって案内されて熱現像転写部104へ送り込ま
れる。
【0079】この場合、受像材料108の切断後にはニ
ツプローラ110によるニツプが解除され、受像材料1
08の先端部(画像形成面)が長時間ニツプされること
による変形及び物性の変化が防止される。また、受像材
料搬送部180の上搬送ガイド板182と下搬送ガイド
板184には複数のリブ188、192が形成されてお
り、受像材料108に傷が付くことなく速やかに搬送さ
れる。
【0080】熱現像転写部104では、加熱ドラム11
6外周と貼り合わせローラ120との間に感光材料16
及び受像材料108が送り込まれる。
【0081】さらにここで、熱現像転写部104へ搬送
される受像材料108は感光材料16の搬送に同期し、
感光材料16が所定長さ(本実施例においては20m
m)先行した状態で貼り合わせローラ120と加熱ドラ
ム116との間に送り込まれて重ね合わされる。
【0082】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ1/2周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。感光材料16はこの挟持搬送時に
おいて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0083】さらに、無端圧接ベルト118と加熱ドラ
ム116とによって挟持される感光材料16及び受像材
料108のうち、加熱ドラム116に対し外側に位置す
る感光材料16の幅方向両端部は、内側に位置する受像
材料108幅方向両端部から突出して重ね合わされてい
るため、この突出部分が加熱ドラム116の外周に密着
される。
【0084】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、図
示を省略したソレノイドによって剥離爪154が移動さ
れ、受像材料108よりも所定長さ先行して搬送される
感光材料16の先端部に剥離爪154が係合して感光材
料16の先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させ
る。
【0085】剥離された感光材料16は、屈曲案内ロー
ラ142に巻き掛けられた後に感材排出ローラ158に
よって搬送され、感材排出ローラ160によって廃棄感
光材料収容箱178内に集積される。
【0086】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、加熱ドラム116とその外周から離間した状態とな
っている剥離爪154との間を経て移動し、受材ガイド
166に案内されて剥離ローラ174へ送られる。さら
にここで、剥離ローラ174および剥離爪176によっ
て加熱ドラム116の外周から剥され、受材ガイド17
0に案内されながら受材排出ローラ172によって搬送
されて、トレイ177上に集積される。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、溶媒塗布部における画像記録材料の搬送に所定
の弛みを持たせた状態で搬送させることができ、均一に
溶媒を塗布することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像記録装置の概略構成図であ
る。
【図2】画像記録装置の全体外観図である。
【図3】各扉が開放した状態を示す画像記録装置の全体
外観図である。
【図4】水塗布部の塗布タンク及び周辺部品を示す分解
斜視図である。
【図5】供給ローラ及びスクイズローラを駆動させるた
めの駆動系の概略構成図である。
【図6】水塗布部での感光材料の搬送経路を示す側面図
である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 62 水塗布部(溶媒塗布部) 66 供給ローラ 68 スクイズローラ 70 ヒータユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるマガジンに収容された二種の画像
    記録材料を用い、一方の画像記録材料を前記マガジンか
    ら所定量引き出して切断した後に、搬送しながら像露光
    し、他方の画像記録材料と密着して重ね合わせて画像記
    録処理を行う画像記録装置であって、 前記一方の画像記録材料へ他方の画像記録材料と重ね合
    わせる前に溶媒を塗布するための溶媒塗布部と、 この溶媒塗布部の入側に配設され前記一方の画像記録材
    料を挟持して前記溶媒塗布部へ案内搬送する一対の供給
    ローラと、 前記溶媒塗布部の出側に配設され前記一方の画像記録材
    料を挟持して前記溶媒塗布部から排出させると共に前記
    供給ローラの硬度よりも小さく設定され所定の圧力を加
    えることにより溶媒をスクイズする一対のスクイズロー
    ラと、 前記供給ローラとスクイズローラとを連動させて駆動さ
    せる駆動部と、を有し、 前記圧力によって生じるスクイズローラの変形による一
    方の画像記録材料の搬送速度変化を考慮して、前記スク
    イズローラによる一方の画像記録材料の搬送速度を供給
    ローラによる搬送速度よりも遅くなるように前記供給ロ
    ーラの外径寸法とスクイズローラの外径寸法とを設定し
    たことを特徴とする画像記録装置。
JP26455991A 1991-10-14 1991-10-14 画像記録装置 Pending JPH05107721A (ja)

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JP26455991A JPH05107721A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 画像記録装置

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JPH05107721A true JPH05107721A (ja) 1993-04-30

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