JPH1082019A - 橋脚の構築方法 - Google Patents
橋脚の構築方法Info
- Publication number
- JPH1082019A JPH1082019A JP25766496A JP25766496A JPH1082019A JP H1082019 A JPH1082019 A JP H1082019A JP 25766496 A JP25766496 A JP 25766496A JP 25766496 A JP25766496 A JP 25766496A JP H1082019 A JPH1082019 A JP H1082019A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pier
- crane
- scaffold
- scaffolding
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】最下部から最上部まで多量の足場材料を用意す
る必要はなく、簡単な足場を使用して橋脚の構築を行う
ことができ、さらに足場の組み立て作業を必要としな
い、橋脚の構築方法を提供することを目的とする。 【解決手段】中空のコンクリート橋脚の構築において、
中空内部に支柱を設置し、この支柱に沿ってクレーン本
体を上昇可能に取り付け、クレーン本体から張り出した
張出梁によって足場を懸垂し、この足場において鉄筋の
組み立て、型枠の組み立てを行い、型枠内部にコンクリ
ートを打設して構築する、橋脚の構築方法を特徴とした
ものである。
る必要はなく、簡単な足場を使用して橋脚の構築を行う
ことができ、さらに足場の組み立て作業を必要としな
い、橋脚の構築方法を提供することを目的とする。 【解決手段】中空のコンクリート橋脚の構築において、
中空内部に支柱を設置し、この支柱に沿ってクレーン本
体を上昇可能に取り付け、クレーン本体から張り出した
張出梁によって足場を懸垂し、この足場において鉄筋の
組み立て、型枠の組み立てを行い、型枠内部にコンクリ
ートを打設して構築する、橋脚の構築方法を特徴とした
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋脚の構築方法に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンクリート橋脚では内部に鉄筋、鉄骨
を配置し、その周囲を型枠で包囲し、その内部にコンク
リートを打設して構築する。そのためには高い位置で各
種の作業を行う必要があり、一般には橋脚の周囲の全範
囲を足場で包囲して作業を行っている。
を配置し、その周囲を型枠で包囲し、その内部にコンク
リートを打設して構築する。そのためには高い位置で各
種の作業を行う必要があり、一般には橋脚の周囲の全範
囲を足場で包囲して作業を行っている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】橋脚の周囲を足場で
包囲する構築方法は、特に高さが高い超高橋脚になる
と、最下部から最上部まで、かつ中空橋脚の内側、外側
に膨大な量の足場材料を用意しなければならない。さら
に順次組み上げてゆく組み立て作業にも多大な作業量を
要している。
包囲する構築方法は、特に高さが高い超高橋脚になる
と、最下部から最上部まで、かつ中空橋脚の内側、外側
に膨大な量の足場材料を用意しなければならない。さら
に順次組み上げてゆく組み立て作業にも多大な作業量を
要している。
【０００４】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、最下部から最上部まで多量
の足場材料を用意する必要はなく、簡単な足場を使用し
て橋脚の構築を行うことができる構築方法を提供するこ
とを目的とする。さらに本発明は、足場の組み立て作業
を必要としない、橋脚の構築方法を提供することを目的
とする。
するためになされたもので、最下部から最上部まで多量
の足場材料を用意する必要はなく、簡単な足場を使用し
て橋脚の構築を行うことができる構築方法を提供するこ
とを目的とする。さらに本発明は、足場の組み立て作業
を必要としない、橋脚の構築方法を提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために本発明の橋脚の構築方法は、中空のコンクリ
ート橋脚の構築において、中空内部に支柱を設置し、こ
の支柱に沿ってクレーン本体を上昇可能に取り付け、ク
レーン本体から張り出した張出梁によって足場を懸垂
し、この足場において鉄筋の組み立て、型枠の組み立て
を行い、型枠内部にコンクリートを打設して構築する橋
脚の構築方法を特徴としたものである。
するために本発明の橋脚の構築方法は、中空のコンクリ
ート橋脚の構築において、中空内部に支柱を設置し、こ
の支柱に沿ってクレーン本体を上昇可能に取り付け、ク
レーン本体から張り出した張出梁によって足場を懸垂
し、この足場において鉄筋の組み立て、型枠の組み立て
を行い、型枠内部にコンクリートを打設して構築する橋
脚の構築方法を特徴としたものである。
【０００６】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照して本発明の橋
脚の構築方法の実施例について説明する。
脚の構築方法の実施例について説明する。
【０００７】＜イ＞橋脚の形状。 本発明の構築方法は、中空のコンクリート橋脚１の構築
において使用する。コンクリートの橋脚１であるから、
コンクリートの内部に配置する鉄筋、鉄骨を組み立てる
作業足場が必要となる。また中空の橋脚１だから、その
内側、外側に型枠を組み立てるための足場が必要とな
る。
において使用する。コンクリートの橋脚１であるから、
コンクリートの内部に配置する鉄筋、鉄骨を組み立てる
作業足場が必要となる。また中空の橋脚１だから、その
内側、外側に型枠を組み立てるための足場が必要とな
る。
【０００８】＜ロ＞支柱の設置。 コンクリート橋脚１の中空内部には、タワークレーンの
支柱２を設置する。このタワークレーンの支柱２は全長
を分割してあり、橋脚１の上昇とともに支柱２のユニッ
トを順次上方に継ぎ足して延長してゆく構成である。
支柱２を設置する。このタワークレーンの支柱２は全長
を分割してあり、橋脚１の上昇とともに支柱２のユニッ
トを順次上方に継ぎ足して延長してゆく構成である。
【０００９】＜ハ＞タワークレーンの取り付け。 この支柱２に沿ってタワークレーンのクレーン本体３を
上昇可能に取り付ける。 クレーン本体３の下に、上下
二段に水平枠体３１、３２を配置し、両枠体３１、３２
の間を垂直のジャッキで連結した公知の構造である。ク
レーン本体３の上昇に際しては、下段の水平枠体３２を
支柱２に固定し、上段の水平枠体３１と支柱２との固定
を解除してジャッキを伸長する。すると上段の水平枠３
１と、その上部のクレーン本体３が一体となって上昇す
る。上昇した後に、上段の水平枠体３１を支柱２に固定
し、下段３２と支柱２との固定を解除してジャッキを短
縮する。短縮後に下段の水平枠体３２を再度、支柱２に
固定する。こうして順次、クレーン本体３を上昇させる
ことができる。
上昇可能に取り付ける。 クレーン本体３の下に、上下
二段に水平枠体３１、３２を配置し、両枠体３１、３２
の間を垂直のジャッキで連結した公知の構造である。ク
レーン本体３の上昇に際しては、下段の水平枠体３２を
支柱２に固定し、上段の水平枠体３１と支柱２との固定
を解除してジャッキを伸長する。すると上段の水平枠３
１と、その上部のクレーン本体３が一体となって上昇す
る。上昇した後に、上段の水平枠体３１を支柱２に固定
し、下段３２と支柱２との固定を解除してジャッキを短
縮する。短縮後に下段の水平枠体３２を再度、支柱２に
固定する。こうして順次、クレーン本体３を上昇させる
ことができる。
【００１０】＜ニ＞張出梁。 クレーン本体３の下部、あるいは水平枠体３１、３２の
いずれかの位置から（図の実施例では下段の水平枠体３
２から）片持ち梁状に張出梁４を突設する。この張出梁
４はクレーン本体３を中心に四方向、あるいはバランス
の取れた適宜の方向に放射状に張り出して設置する。
いずれかの位置から（図の実施例では下段の水平枠体３
２から）片持ち梁状に張出梁４を突設する。この張出梁
４はクレーン本体３を中心に四方向、あるいはバランス
の取れた適宜の方向に放射状に張り出して設置する。
【００１１】＜ホ＞足場の懸垂。 クレーン本体３から放射状に張り出した張出梁４によっ
て足場５を懸垂する。足場５は、構築する予定の橋脚１
の外周囲、および中空の内側を包囲する状態で複数段に
構成してあり、その内部の通行、および足場５上での作
業が可能である。このような形状の足場５を、張出梁４
の先端に直接固定し、あるいは張出梁４からワイヤーな
どを利用して懸垂する。
て足場５を懸垂する。足場５は、構築する予定の橋脚１
の外周囲、および中空の内側を包囲する状態で複数段に
構成してあり、その内部の通行、および足場５上での作
業が可能である。このような形状の足場５を、張出梁４
の先端に直接固定し、あるいは張出梁４からワイヤーな
どを利用して懸垂する。
【００１２】＜ヘ＞他の実施例。 クレーン本体３から張り出した張出梁４から足場５を懸
垂する場合に、足場５と張出梁４とを固定しない場合も
ある。その場合には足場５は張出梁４に沿って移動可能
に構成する。すると橋脚１の断面寸法が徐々に変化して
も、足場５を張出梁４に沿って徐々に橋脚１に接近さ
せ、あるいは離すことができ、常に最適な距離を維持し
た状態の足場５を懸垂することができる。
垂する場合に、足場５と張出梁４とを固定しない場合も
ある。その場合には足場５は張出梁４に沿って移動可能
に構成する。すると橋脚１の断面寸法が徐々に変化して
も、足場５を張出梁４に沿って徐々に橋脚１に接近さ
せ、あるいは離すことができ、常に最適な距離を維持し
た状態の足場５を懸垂することができる。
【００１３】＜ト＞作業。 １ブロックごとにコンクリートを打設して橋脚１の構築
が進行して行く。その進行にしたがって支柱２を上方に
延長し、クレーン本体３を上昇して行く。クレーン本体
３の上昇と同時に、本体３に固定して足場、あるいは懸
垂した足場５も上昇して行く。作業員はこの足場５上で
鉄筋を組み立て、型枠を組み立て、コンクリート打設の
準備を行う。したがって、足場５を組み上げるための特
別な作業は不要であり、クレーン本体３の上昇にともな
ってただちに作業を開始できる状態で足場５を準備する
ことが可能である。順次、同様の作業を繰り返すことに
よって橋脚１が完成する。さらに橋脚１のみではなく、
橋脚１の頭部において橋梁本体の一部までも、同様の作
業によって完成することができる。（図５）
が進行して行く。その進行にしたがって支柱２を上方に
延長し、クレーン本体３を上昇して行く。クレーン本体
３の上昇と同時に、本体３に固定して足場、あるいは懸
垂した足場５も上昇して行く。作業員はこの足場５上で
鉄筋を組み立て、型枠を組み立て、コンクリート打設の
準備を行う。したがって、足場５を組み上げるための特
別な作業は不要であり、クレーン本体３の上昇にともな
ってただちに作業を開始できる状態で足場５を準備する
ことが可能である。順次、同様の作業を繰り返すことに
よって橋脚１が完成する。さらに橋脚１のみではなく、
橋脚１の頭部において橋梁本体の一部までも、同様の作
業によって完成することができる。（図５）
【００１４】
【本発明の効果】本発明の橋脚１の構築方法は以上説明
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 ＜イ＞橋脚１の全周囲を包囲する状態で足場５を組み立
てる必要がなく、数段の足場５を最初から最後まで利用
する方法であるからきわめて経済的である。 ＜ロ＞従来は１ステップの上昇ごとに数日を要して足場
５の組み上げを行っていた。しかし本発明の構成であれ
ば、クレーン本体３の上昇がすなわち足場５の上昇であ
り、短時間の内に１ステップの足場５の設置が完了す
る。したがって特に超高橋脚１の場合にはその時間差の
積み上げ効果が大きく、工期全体を大幅に短縮すること
ができる。
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 ＜イ＞橋脚１の全周囲を包囲する状態で足場５を組み立
てる必要がなく、数段の足場５を最初から最後まで利用
する方法であるからきわめて経済的である。 ＜ロ＞従来は１ステップの上昇ごとに数日を要して足場
５の組み上げを行っていた。しかし本発明の構成であれ
ば、クレーン本体３の上昇がすなわち足場５の上昇であ
り、短時間の内に１ステップの足場５の設置が完了す
る。したがって特に超高橋脚１の場合にはその時間差の
積み上げ効果が大きく、工期全体を大幅に短縮すること
ができる。
【図１】本発明の橋脚の構築方法の実施例の説明図
【図２】作業状態の説明図
【図３】橋脚の構築順序の説明図
【図４】橋脚の構築順序の説明図
【図５】橋脚の構築順序の説明図
Claims (2)
- 【請求項１】中空のコンクリート橋脚の構築において、 中空内部に支柱を設置し、 この支柱に沿ってクレーンを上昇可能に取り付け、 クレーン本体から張り出した張出梁によって足場を懸垂
し、 この足場において鉄筋の組み立て、型枠の組み立てを行
い、 型枠内部にコンクリートを打設して構築する、 橋脚の構築方法 - 【請求項２】中空のコンクリート橋脚の構築において、 中空内部に支柱を設置し、 この支柱に沿ってクレーン本体を上昇可能に取り付け、 クレーン本体から張り出した張出梁によって足場を懸垂
し、 かつこの足場は、張出梁に沿って移動可能に構成し、 この足場において鉄筋の組み立て、型枠の組み立てを行
い、 型枠内部にコンクリートを打設して構築する、 橋脚の構築方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25766496A JPH1082019A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 橋脚の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25766496A JPH1082019A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 橋脚の構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082019A true JPH1082019A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17309394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25766496A Pending JPH1082019A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 橋脚の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105507152A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-04-20 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 建筑高墩自提升步履式模板施工方法 |
| CN105586833A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-05-18 | 上海嘉实（集团）有限公司 | 劲性骨架钢筋笼整体成型大型现浇薄壁高墩施工方法 |
| CN105804416A (zh) * | 2016-05-13 | 2016-07-27 | 上海建工二建集团有限公司 | 预制装配式建筑塔吊的连接结构 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25766496A patent/JPH1082019A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105507152A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-04-20 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 建筑高墩自提升步履式模板施工方法 |
| CN105586833A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-05-18 | 上海嘉实（集团）有限公司 | 劲性骨架钢筋笼整体成型大型现浇薄壁高墩施工方法 |
| CN105586833B (zh) * | 2015-12-18 | 2017-03-29 | 上海嘉实（集团）有限公司 | 劲性骨架钢筋笼整体成型大型现浇薄壁高墩施工方法 |
| CN105804416A (zh) * | 2016-05-13 | 2016-07-27 | 上海建工二建集团有限公司 | 预制装配式建筑塔吊的连接结构 |
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