JPH1080364A - 茶漉し網及び急須 - Google Patents
茶漉し網及び急須Info
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- JPH1080364A JPH1080364A JP8261254A JP26125496A JPH1080364A JP H1080364 A JPH1080364 A JP H1080364A JP 8261254 A JP8261254 A JP 8261254A JP 26125496 A JP26125496 A JP 26125496A JP H1080364 A JPH1080364 A JP H1080364A
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- tea
- net
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 茶殻の侵入による注湯量の減少や注湯不能等
の不都合をなくして通湯路を確実に確保し、かつ、茶漉
し網の胴部内からの取り出しを比較的容易にするべく、
帯状の網体の一方の側端部の境界部分に係止突部を突成
させた茶漉し網、及び、一方の側端部を他方の側端部に
重合させ、かつ、一方の側端部の先端を他方の側端部の
境界部分に設けた係止突部に当接させて、茶漉し網をリ
ング状となし、これを胴部内へ配設した急須を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 帯状の網体の両側端部28、28´を重
合し、かつ、側端部28´の先端を側端部28の境界部
分に突成させた係止突部26に当接させ、茶漉し網20
をリング状となし、これを開口部14から胴部10内へ
挿入配設し、胴部10の内周壁面18と茶漉し網20間
に通湯路Pを形成した急須Aを構成する。
の不都合をなくして通湯路を確実に確保し、かつ、茶漉
し網の胴部内からの取り出しを比較的容易にするべく、
帯状の網体の一方の側端部の境界部分に係止突部を突成
させた茶漉し網、及び、一方の側端部を他方の側端部に
重合させ、かつ、一方の側端部の先端を他方の側端部の
境界部分に設けた係止突部に当接させて、茶漉し網をリ
ング状となし、これを胴部内へ配設した急須を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 帯状の網体の両側端部28、28´を重
合し、かつ、側端部28´の先端を側端部28の境界部
分に突成させた係止突部26に当接させ、茶漉し網20
をリング状となし、これを開口部14から胴部10内へ
挿入配設し、胴部10の内周壁面18と茶漉し網20間
に通湯路Pを形成した急須Aを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶漉し網及び急須
に関するものであり、特に、胴部内に配設した別体とし
ての茶漉し網を有する急須に関するものである。
に関するものであり、特に、胴部内に配設した別体とし
ての茶漉し網を有する急須に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、急須の茶漉し体は、急須本体と一
体に同素地による平板状又は半球状の多孔体を取り付け
て焼成したが、茶漉し体が陶磁器製の場合、製造中に破
損しやすく、また、茶漉し孔をあまり小径にできず、従
って、茶葉を完全に漉し切れないことがあり、その茶漉
し性能の低さが問題となっていた。そこで、急須本体の
通湯口周縁又は近傍に、別体としての茶漉し用の網体を
配設するべく、その網体を取り付けるための取付具等を
設けたものがある。しかし、これについては、製造上に
おいて取付具等を設けたために、製作にコストがかか
り、また、使用上においては、急須内の清掃の際には、
該網体の嵌脱に伴って上記網体の劣化が進みやすく耐久
性に乏しいという問題が生じている。さらに、急須本体
の通湯口周縁又は近傍のみに上記網体を設けたことによ
り、茶殻が上記網体に付着等すると、注湯量の減少や注
湯不能等の不都合も生ずる。従って、以上のような課題
を解決したものとして、急須本体と別体に、帯状の網体
をリング状に形成した茶漉し網を、急須の胴部内に挿入
した急須(実開昭59−155033号)がある。
体に同素地による平板状又は半球状の多孔体を取り付け
て焼成したが、茶漉し体が陶磁器製の場合、製造中に破
損しやすく、また、茶漉し孔をあまり小径にできず、従
って、茶葉を完全に漉し切れないことがあり、その茶漉
し性能の低さが問題となっていた。そこで、急須本体の
通湯口周縁又は近傍に、別体としての茶漉し用の網体を
配設するべく、その網体を取り付けるための取付具等を
設けたものがある。しかし、これについては、製造上に
おいて取付具等を設けたために、製作にコストがかか
り、また、使用上においては、急須内の清掃の際には、
該網体の嵌脱に伴って上記網体の劣化が進みやすく耐久
性に乏しいという問題が生じている。さらに、急須本体
の通湯口周縁又は近傍のみに上記網体を設けたことによ
り、茶殻が上記網体に付着等すると、注湯量の減少や注
湯不能等の不都合も生ずる。従って、以上のような課題
を解決したものとして、急須本体と別体に、帯状の網体
をリング状に形成した茶漉し網を、急須の胴部内に挿入
した急須(実開昭59−155033号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の急須の
胴部内に挿入して設けたリング状の茶漉し網は、少なく
とも該茶漉し網の上下端を胴部の内周壁面に圧接して保
持するものであり、上記茶漉し網自体は、リング状にす
るだけか、又は、上記茶漉し網の一側端を櫛歯状になし
て、これを他側端近傍に食い込み状に係止させて形成す
るものである。従って、このように上記茶漉し網は、簡
易な構造を呈し、胴部内への装着も容易であるが、該胴
部の内周壁面と上記茶漉し網との間に形成される通湯路
は、リング状に保持しただけの場合は、網体自体の外周
方向へ拡がる力のみで形成されることとなり、かつ、リ
ング状を保持するための係止が十分でないため、該通湯
路内に茶殻が溜まりやすくなる。また、食い込み状に係
止させて形成した場合には、洗浄等するために、茶漉し
網を胴部内から取り出すことが非常に困難となり、手間
がかかる。
胴部内に挿入して設けたリング状の茶漉し網は、少なく
とも該茶漉し網の上下端を胴部の内周壁面に圧接して保
持するものであり、上記茶漉し網自体は、リング状にす
るだけか、又は、上記茶漉し網の一側端を櫛歯状になし
て、これを他側端近傍に食い込み状に係止させて形成す
るものである。従って、このように上記茶漉し網は、簡
易な構造を呈し、胴部内への装着も容易であるが、該胴
部の内周壁面と上記茶漉し網との間に形成される通湯路
は、リング状に保持しただけの場合は、網体自体の外周
方向へ拡がる力のみで形成されることとなり、かつ、リ
ング状を保持するための係止が十分でないため、該通湯
路内に茶殻が溜まりやすくなる。また、食い込み状に係
止させて形成した場合には、洗浄等するために、茶漉し
網を胴部内から取り出すことが非常に困難となり、手間
がかかる。
【0004】そこで、茶殻の侵入による注湯量の減少や
注湯不能等の不都合をなくして通湯路を確実に確保し、
かつ、茶漉し網の胴部内からの取り出しを比較的容易に
するべく、帯状の網体の一方の側端部の境界部分に係止
突部を突成させた茶漉し網、及び、一方の側端部を他方
の側端部に重合させ、かつ、一方の側端部の先端を他方
の側端部の境界部分に設けた係止突部に当接させて、茶
漉し網をリング状となし、これを胴部内へ配設した急須
を提供することを目的とする。
注湯不能等の不都合をなくして通湯路を確実に確保し、
かつ、茶漉し網の胴部内からの取り出しを比較的容易に
するべく、帯状の網体の一方の側端部の境界部分に係止
突部を突成させた茶漉し網、及び、一方の側端部を他方
の側端部に重合させ、かつ、一方の側端部の先端を他方
の側端部の境界部分に設けた係止突部に当接させて、茶
漉し網をリング状となし、これを胴部内へ配設した急須
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第一には、茶漉
し網が、帯状の網体の両端近傍を側端部となし、一方の
側端部の境界部分に係止突部を突成させてなることを特
徴とするものである。この第一の構成の茶漉し網におい
ては、該茶漉し網を急須の胴部内へ配設する場合に、帯
状の網体の一方の側端部の先端を、他方の側端部の境界
部分に突成させた係止突部に当接するように重合させ
て、上記茶漉し網をリング状に形成する。そして、これ
を胴部内へ挿入すると、網体自体が弾性を有するので、
上記茶漉し網は全体としても外周方向へ拡張するが、と
りわけ、重合している部分の内側の一方の側端部が、外
側の他方の側端部を外方向へ押圧することとなり、両側
端部の密着性が一層高まることになる。さらに、係止突
部がストッパーとしての役割を果たして、一方の側端部
の先端のズレを防止することになる。
決するために創作されたものであって、第一には、茶漉
し網が、帯状の網体の両端近傍を側端部となし、一方の
側端部の境界部分に係止突部を突成させてなることを特
徴とするものである。この第一の構成の茶漉し網におい
ては、該茶漉し網を急須の胴部内へ配設する場合に、帯
状の網体の一方の側端部の先端を、他方の側端部の境界
部分に突成させた係止突部に当接するように重合させ
て、上記茶漉し網をリング状に形成する。そして、これ
を胴部内へ挿入すると、網体自体が弾性を有するので、
上記茶漉し網は全体としても外周方向へ拡張するが、と
りわけ、重合している部分の内側の一方の側端部が、外
側の他方の側端部を外方向へ押圧することとなり、両側
端部の密着性が一層高まることになる。さらに、係止突
部がストッパーとしての役割を果たして、一方の側端部
の先端のズレを防止することになる。
【0006】本構成の茶漉し網では、急須の胴部内へ配
設したときに、帯状の網体の両側端部を重合させ、か
つ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の境界部分に
突成させた係止突部に当接させるだけで、茶漉し網が確
実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛
れ込むこともなく、通湯路が確保されて、おいしいお茶
を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し網を洗浄等
するに当たっては、上述したような簡易な構造、すなわ
ち、固着等の方法を利用しないで、リング状になしてい
るので、比較的容易に急須の胴部内から取り出すことが
できる。
設したときに、帯状の網体の両側端部を重合させ、か
つ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の境界部分に
突成させた係止突部に当接させるだけで、茶漉し網が確
実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛
れ込むこともなく、通湯路が確保されて、おいしいお茶
を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し網を洗浄等
するに当たっては、上述したような簡易な構造、すなわ
ち、固着等の方法を利用しないで、リング状になしてい
るので、比較的容易に急須の胴部内から取り出すことが
できる。
【0007】また、第二には、第一の構成の茶漉し網で
あって、係止突部が、蒲鉾状に形成されていることを特
徴とするものである。本構成の茶漉し網では、上記第一
の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内へ配設したとき
に、とりわけ、胴部の高さが比較的高く、胴部側面形状
のふくらみが少ない急須の胴部内へ配設したときに、側
端部の境界部分に突成させた蒲鉾状の係止突部がリブ機
能を発揮して、該茶漉し網全体をその胴部内で確実に立
設させることができる。すなわち、帯状の網体の両側端
部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の蒲鉾状の係止突部に当接させるだけで、上述した
ように、該蒲鉾状の係止突部が該胴部内で立設するとと
も、上記茶漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が
隙間から通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保
されて、おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、
この茶漉し網を洗浄等するに当たっては、上述したよう
な簡易な構造、すなわち、固着等の方法を利用しない
で、リング状になしているので、比較的容易に急須の胴
部内から取り出すことができる。
あって、係止突部が、蒲鉾状に形成されていることを特
徴とするものである。本構成の茶漉し網では、上記第一
の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内へ配設したとき
に、とりわけ、胴部の高さが比較的高く、胴部側面形状
のふくらみが少ない急須の胴部内へ配設したときに、側
端部の境界部分に突成させた蒲鉾状の係止突部がリブ機
能を発揮して、該茶漉し網全体をその胴部内で確実に立
設させることができる。すなわち、帯状の網体の両側端
部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の蒲鉾状の係止突部に当接させるだけで、上述した
ように、該蒲鉾状の係止突部が該胴部内で立設するとと
も、上記茶漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が
隙間から通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保
されて、おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、
この茶漉し網を洗浄等するに当たっては、上述したよう
な簡易な構造、すなわち、固着等の方法を利用しない
で、リング状になしているので、比較的容易に急須の胴
部内から取り出すことができる。
【0008】また、第三には、第一の構成の茶漉し網で
あって、係止突部が、半球状に独立して一個形成されて
いることを特徴とするものである。本構成の茶漉し網で
は、上記第一の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内へ
配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的低い急
須の胴部内へ配設したときに、帯状の網体の両側端部を
重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部
の境界部分に突成させた半球状の独立した一個の係止突
部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状を保
持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこともな
く、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこと
ができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たって
は、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の方
法を利用しないで、リング状になしているので、比較的
容易に急須の胴部内から取り出すことができる。なお、
半球状の独立した係止突部を一個だけ設けたのは、特
に、胴部の高さが比較的低い急須においては、それだけ
で十分にストッパーとしての役割を果たすことができる
からである。
あって、係止突部が、半球状に独立して一個形成されて
いることを特徴とするものである。本構成の茶漉し網で
は、上記第一の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内へ
配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的低い急
須の胴部内へ配設したときに、帯状の網体の両側端部を
重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部
の境界部分に突成させた半球状の独立した一個の係止突
部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状を保
持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこともな
く、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこと
ができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たって
は、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の方
法を利用しないで、リング状になしているので、比較的
容易に急須の胴部内から取り出すことができる。なお、
半球状の独立した係止突部を一個だけ設けたのは、特
に、胴部の高さが比較的低い急須においては、それだけ
で十分にストッパーとしての役割を果たすことができる
からである。
【0009】また、第四には、第一の構成の茶漉し網で
あって、係止突部が、半球状に独立して複数個形成され
ていることを特徴とするものである。本構成の茶漉し網
では、上記第一の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内
へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的高
く、胴部側面形状のふくらみが大きい急須の胴部内へ配
設したときに、帯状の網体が全体として側端部の境界部
分に突成させた半球状の独立した複数個の係止突部間の
空間で多少内側に湾曲しつつ、その両側端部を重合さ
せ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の半球
状の独立した複数個の係止突部に当接させるだけで、茶
漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通
湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、お
いしいお茶を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し
網を洗浄等するに当たっては、上述したような簡易な構
造、すなわち、固着等の方法を利用しないで、リング状
になしているので、比較的容易に急須の胴部内から取り
出すことができる。
あって、係止突部が、半球状に独立して複数個形成され
ていることを特徴とするものである。本構成の茶漉し網
では、上記第一の構成の茶漉し網と同様、急須の胴部内
へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的高
く、胴部側面形状のふくらみが大きい急須の胴部内へ配
設したときに、帯状の網体が全体として側端部の境界部
分に突成させた半球状の独立した複数個の係止突部間の
空間で多少内側に湾曲しつつ、その両側端部を重合さ
せ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の半球
状の独立した複数個の係止突部に当接させるだけで、茶
漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通
湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、お
いしいお茶を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し
網を洗浄等するに当たっては、上述したような簡易な構
造、すなわち、固着等の方法を利用しないで、リング状
になしているので、比較的容易に急須の胴部内から取り
出すことができる。
【0010】さらに、第五には、急須であって、第一か
ら第四の構成のいずれかの茶漉し網を、急須の胴部内へ
リング状に配設するべく、一方の側端部を他方の側端部
上に重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の境界部分に有する係止突部に当接させて配設し、
急須の胴部内壁と該茶漉し網間に通湯路を形成したこと
を特徴とするものである。本構成の急須では、茶漉し網
が胴部内で確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から
通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、
おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、該茶漉し
網の係止部分が、簡易な構造であるため、上記茶漉し網
を比較的容易に胴部内から取り出すことができて、急須
自体を清掃等するのに非常に便利である。
ら第四の構成のいずれかの茶漉し網を、急須の胴部内へ
リング状に配設するべく、一方の側端部を他方の側端部
上に重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の境界部分に有する係止突部に当接させて配設し、
急須の胴部内壁と該茶漉し網間に通湯路を形成したこと
を特徴とするものである。本構成の急須では、茶漉し網
が胴部内で確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から
通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、
おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、該茶漉し
網の係止部分が、簡易な構造であるため、上記茶漉し網
を比較的容易に胴部内から取り出すことができて、急須
自体を清掃等するのに非常に便利である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての一具
体例を図面を利用して説明する。本発明に基づく急須A
は、図1及び図2に示すように、胴部10と、茶漉し網
20と、蓋部30と、注ぎ口40と、把手部50とを有
している。ここで、胴部10は、透孔部12と、底壁部
13と、開口部14と、側壁部15と、上部フランジ部
16から構成されている。胴部10は、全体として略半
球形状を呈し、上部に円形状の開口部14を有し、該開
口部14と底壁部13とは、略同一径であって、また、
該胴部10を側面視すると、その高さは比較的高く、側
壁部15が、外側に円弧状に少しだけ膨出した形状を呈
している。さらに、上記開口部14の内周縁には、上部
フランジ部16が形成されている。
体例を図面を利用して説明する。本発明に基づく急須A
は、図1及び図2に示すように、胴部10と、茶漉し網
20と、蓋部30と、注ぎ口40と、把手部50とを有
している。ここで、胴部10は、透孔部12と、底壁部
13と、開口部14と、側壁部15と、上部フランジ部
16から構成されている。胴部10は、全体として略半
球形状を呈し、上部に円形状の開口部14を有し、該開
口部14と底壁部13とは、略同一径であって、また、
該胴部10を側面視すると、その高さは比較的高く、側
壁部15が、外側に円弧状に少しだけ膨出した形状を呈
している。さらに、上記開口部14の内周縁には、上部
フランジ部16が形成されている。
【0012】透孔部12は、該側壁部15の上下略中央
部の位置に一箇所設けられ、円形状を呈している。ま
た、茶漉し網20は、図4及び図5に示すように、ステ
ンレス等の弾性を有する帯状の網体であって、上記胴部
10の開口部14から挿入させるべく、図3に示すよう
に、両側端部28、28´を重合し、リング状形状にし
たものである。網体の一方の側端部28の境界部分に
は、一方の側端部28´の先端のズレを阻止するストッ
パーとしての役割をする係止突部26を有している。な
お、ここで、「側端部」とは、帯状の網体の先端から一
定の長さだけ長手方向に入った側端部近傍の範囲をい
う。
部の位置に一箇所設けられ、円形状を呈している。ま
た、茶漉し網20は、図4及び図5に示すように、ステ
ンレス等の弾性を有する帯状の網体であって、上記胴部
10の開口部14から挿入させるべく、図3に示すよう
に、両側端部28、28´を重合し、リング状形状にし
たものである。網体の一方の側端部28の境界部分に
は、一方の側端部28´の先端のズレを阻止するストッ
パーとしての役割をする係止突部26を有している。な
お、ここで、「側端部」とは、帯状の網体の先端から一
定の長さだけ長手方向に入った側端部近傍の範囲をい
う。
【0013】該係止突部26は、図5(a)から(d)
に示すように、さまざまの形状に形成することができ
る。すなわち、網体上端部22と網体下端部24間に蒲
鉾状に膨出したもの(図5(a))や、一端が網体上端
部22であって、そこから蒲鉾状に膨出したもの(図5
(b))があり、これらは胴部の高さが比較的高く、側
壁部の円弧が緩やかな急須に主として使用するものであ
る。つまり、上述したように、胴部の高さが比較的高い
場合は、係止突部がリブ機能を十分に発揮することがで
き、茶漉し網全体が胴部内において安定して立設するか
らである。従って、これらの茶漉し網は、側壁部の円弧
形状に応じて茶漉し網全体を内側へ湾曲させるような急
須には適していない。湾曲させること自体が困難となる
からである。
に示すように、さまざまの形状に形成することができ
る。すなわち、網体上端部22と網体下端部24間に蒲
鉾状に膨出したもの(図5(a))や、一端が網体上端
部22であって、そこから蒲鉾状に膨出したもの(図5
(b))があり、これらは胴部の高さが比較的高く、側
壁部の円弧が緩やかな急須に主として使用するものであ
る。つまり、上述したように、胴部の高さが比較的高い
場合は、係止突部がリブ機能を十分に発揮することがで
き、茶漉し網全体が胴部内において安定して立設するか
らである。従って、これらの茶漉し網は、側壁部の円弧
形状に応じて茶漉し網全体を内側へ湾曲させるような急
須には適していない。湾曲させること自体が困難となる
からである。
【0014】また、網体上端部22と網体下端部24間
に、一個又は二個、半球状に独立して膨出したもの(図
5(c)、(d))がある。胴部の高さが比較的低い急
須には、一個の係止突部を設けた茶漉し網を、胴部の高
さが比較的高く、側壁部の円弧が急な急須には、一定の
間隔を開けた二個の係止突部を設け、該係止突部間の空
間を利用して多少円弧に作用させ得た茶漉し網を、その
胴部内へ配設することが可能である。つまり、一個の係
止突部を設けたものは、それだけで十分にストッパーと
しての役割を果たすことができるからであり、また、二
個の係止突部を設けたものは、側壁部の円弧が急なため
に、どうしても茶漉し網全体が内側へ湾曲ぎみになるの
で、それに柔軟に対応させることができるからである。
なお、上記係止突部26の断面形状は、上述した形状に
かかわらず、任意の断面形状を呈していてもよい。
に、一個又は二個、半球状に独立して膨出したもの(図
5(c)、(d))がある。胴部の高さが比較的低い急
須には、一個の係止突部を設けた茶漉し網を、胴部の高
さが比較的高く、側壁部の円弧が急な急須には、一定の
間隔を開けた二個の係止突部を設け、該係止突部間の空
間を利用して多少円弧に作用させ得た茶漉し網を、その
胴部内へ配設することが可能である。つまり、一個の係
止突部を設けたものは、それだけで十分にストッパーと
しての役割を果たすことができるからであり、また、二
個の係止突部を設けたものは、側壁部の円弧が急なため
に、どうしても茶漉し網全体が内側へ湾曲ぎみになるの
で、それに柔軟に対応させることができるからである。
なお、上記係止突部26の断面形状は、上述した形状に
かかわらず、任意の断面形状を呈していてもよい。
【0015】蓋部30は、図1に示すように、上記上部
フランジ部16上に載置可能の外周を有し、中央部につ
まみが突成されている。注ぎ口40は、図2に示すよう
に、上記透孔部12を覆って胴部10内の湯等を注ぎ出
すべく、上記側壁部15の外側面に配設されている。把
手部50は、図1及び図2に示すように、該注ぎ口40
に対し直角方向の上記側壁部15の外側面に、人間の片
手で把持可能の形状で配設されている。
フランジ部16上に載置可能の外周を有し、中央部につ
まみが突成されている。注ぎ口40は、図2に示すよう
に、上記透孔部12を覆って胴部10内の湯等を注ぎ出
すべく、上記側壁部15の外側面に配設されている。把
手部50は、図1及び図2に示すように、該注ぎ口40
に対し直角方向の上記側壁部15の外側面に、人間の片
手で把持可能の形状で配設されている。
【0016】次に、上記構成の急須Aの使用方法につい
て説明する。まず、帯状の網体を、図3に示すように、
リング状形状にする。すなわち、側端部28が内側にな
るように、側端部28上に側端部28´を重ね合わせ、
かつ、該側端部28´の先端を該側端部28の境界部分
に設けた係止突部26に当接させる。この場合、リング
は、仮として胴部10の開口部14の直径よりも小さい
直径で形成する。
て説明する。まず、帯状の網体を、図3に示すように、
リング状形状にする。すなわち、側端部28が内側にな
るように、側端部28上に側端部28´を重ね合わせ、
かつ、該側端部28´の先端を該側端部28の境界部分
に設けた係止突部26に当接させる。この場合、リング
は、仮として胴部10の開口部14の直径よりも小さい
直径で形成する。
【0017】次に、このように形成した茶漉し網20
を、該開口部14から胴部10内へ挿入する。そして、
該茶漉し網20は、図1に示すように、網体自体が弾性
を有するので、上記茶漉し網20は全体としても外周方
向へ拡張するが、とりわけ、重合している部分の内側の
側端部28´が、外側の側端部28を外方向へ押圧する
こととなり、両側端部28、28´の密着性が一層高ま
ることになる。さらに、係止突部26がストッパーとし
ての役割を果たして、側端部28´の先端のズレを防止
することになる。なお、該係止突部26は、リングの中
心方向へ突成するかたちとなる。そして、網体上端部2
2は、上部フランジ部16の下面に、網体下端部24
は、内周壁面18にそれぞれ当接して、上記茶漉し網2
0は、胴部10内に密着状に配設される。
を、該開口部14から胴部10内へ挿入する。そして、
該茶漉し網20は、図1に示すように、網体自体が弾性
を有するので、上記茶漉し網20は全体としても外周方
向へ拡張するが、とりわけ、重合している部分の内側の
側端部28´が、外側の側端部28を外方向へ押圧する
こととなり、両側端部28、28´の密着性が一層高ま
ることになる。さらに、係止突部26がストッパーとし
ての役割を果たして、側端部28´の先端のズレを防止
することになる。なお、該係止突部26は、リングの中
心方向へ突成するかたちとなる。そして、網体上端部2
2は、上部フランジ部16の下面に、網体下端部24
は、内周壁面18にそれぞれ当接して、上記茶漉し網2
0は、胴部10内に密着状に配設される。
【0018】次に、上記開口部14から胴部10内の上
記茶漉し網20の内部へ茶葉、熱湯の順に入れる。そし
て、図1及び図2に示すように、内周壁面18と上記茶
漉し網20間に形成された通湯路Pを経て、透孔部12
を通って、注ぎ口40からお茶が注ぎ出される。上記急
須Aによれば、茶漉し網20が胴部10内で確実にリン
グ状を保持して、茶殻が隙間から通湯路P内に紛れ込む
こともなく、通湯路Pが確保されて、おいしいお茶を注
ぎ出すことができる。また、該茶漉し網20の係止部分
が、簡易な構造であるため、上記茶漉し網20を比較的
容易に胴部10内から取り出すことができて、急須A自
体を清掃等するのに非常に便利である。
記茶漉し網20の内部へ茶葉、熱湯の順に入れる。そし
て、図1及び図2に示すように、内周壁面18と上記茶
漉し網20間に形成された通湯路Pを経て、透孔部12
を通って、注ぎ口40からお茶が注ぎ出される。上記急
須Aによれば、茶漉し網20が胴部10内で確実にリン
グ状を保持して、茶殻が隙間から通湯路P内に紛れ込む
こともなく、通湯路Pが確保されて、おいしいお茶を注
ぎ出すことができる。また、該茶漉し網20の係止部分
が、簡易な構造であるため、上記茶漉し網20を比較的
容易に胴部10内から取り出すことができて、急須A自
体を清掃等するのに非常に便利である。
【0019】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の茶漉し
網によれば、急須の胴部内へ配設したときに、帯状の網
体の両側端部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端
を、他方の側端部の境界部分に突成させた各種の係止突
部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状を保
持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこともな
く、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこと
ができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たって
は、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の方
法を利用しないで、リング状になしているので、比較的
容易に急須の胴部内から取り出すことができる。
網によれば、急須の胴部内へ配設したときに、帯状の網
体の両側端部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端
を、他方の側端部の境界部分に突成させた各種の係止突
部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状を保
持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこともな
く、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこと
ができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たって
は、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の方
法を利用しないで、リング状になしているので、比較的
容易に急須の胴部内から取り出すことができる。
【0020】また、特に、請求項2に記載の茶漉し網に
よれば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の
胴部内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較
的高く、胴部側面形状のふくらみが少ない急須の胴部内
へ配設したときに、側端部の境界部分に突成させた蒲鉾
状の係止突部がリブ機能を発揮して、該茶漉し網全体を
その胴部内で確実に立設させることができる。すなわ
ち、帯状の網体の両側端部を重合させ、かつ、一方の側
端部の先端を、他方の側端部の蒲鉾状の係止突部に当接
させるだけで、上述したように、該蒲鉾状の係止突部が
該胴部内で立設するととも、上記茶漉し網が確実にリン
グ状を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこ
ともなく、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出
すことができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当
たっては、上述したような簡易な構造、すなわち、固着
等の方法を利用しないで、リング状になしているので、
比較的容易に急須の胴部内から取り出すことができる。
よれば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の
胴部内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較
的高く、胴部側面形状のふくらみが少ない急須の胴部内
へ配設したときに、側端部の境界部分に突成させた蒲鉾
状の係止突部がリブ機能を発揮して、該茶漉し網全体を
その胴部内で確実に立設させることができる。すなわ
ち、帯状の網体の両側端部を重合させ、かつ、一方の側
端部の先端を、他方の側端部の蒲鉾状の係止突部に当接
させるだけで、上述したように、該蒲鉾状の係止突部が
該胴部内で立設するととも、上記茶漉し網が確実にリン
グ状を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むこ
ともなく、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出
すことができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当
たっては、上述したような簡易な構造、すなわち、固着
等の方法を利用しないで、リング状になしているので、
比較的容易に急須の胴部内から取り出すことができる。
【0021】また、請求項3に記載の茶漉し網によれ
ば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の胴部
内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的低
い急須の胴部内へ配設したときに、帯状の網体の両側端
部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の境界部分に突成させた半球状の独立した一個の係
止突部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状
を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むことも
なく、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこ
とができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たっ
ては、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の
方法を利用しないで、リング状になしているので、比較
的容易に急須の胴部内から取り出すことができる。な
お、半球状の独立した係止突部を一個だけ設けたのは、
特に、胴部の高さが比較的低い急須においては、それだ
けで十分にストッパーとしての役割を果たすことができ
るからである。
ば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の胴部
内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的低
い急須の胴部内へ配設したときに、帯状の網体の両側端
部を重合させ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側
端部の境界部分に突成させた半球状の独立した一個の係
止突部に当接させるだけで、茶漉し網が確実にリング状
を保持して、茶殻が隙間から通湯路内に紛れ込むことも
なく、通湯路が確保されて、おいしいお茶を注ぎ出すこ
とができる。また、この茶漉し網を洗浄等するに当たっ
ては、上述したような簡易な構造、すなわち、固着等の
方法を利用しないで、リング状になしているので、比較
的容易に急須の胴部内から取り出すことができる。な
お、半球状の独立した係止突部を一個だけ設けたのは、
特に、胴部の高さが比較的低い急須においては、それだ
けで十分にストッパーとしての役割を果たすことができ
るからである。
【0022】また、請求項4に記載の茶漉し網によれ
ば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の胴部
内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的高
く、胴部側面形状のふくらみが大きい急須の胴部内へ配
設したときに、帯状の網体が全体として側端部の境界部
分に突成させた半球状の独立した複数個の係止突部間の
空間で多少内側に湾曲しつつ、その両側端部を重合さ
せ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の半球
状の独立した複数個の係止突部に当接させるだけで、茶
漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通
湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、お
いしいお茶を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し
網を洗浄等するに当たっては、上述したような簡易な構
造、すなわち、固着等の方法を利用しないで、リング状
になしているので、比較的容易に急須の胴部内から取り
出すことができる。
ば、上記請求項1に記載の茶漉し網と同様、急須の胴部
内へ配設したときに、とりわけ、胴部の高さが比較的高
く、胴部側面形状のふくらみが大きい急須の胴部内へ配
設したときに、帯状の網体が全体として側端部の境界部
分に突成させた半球状の独立した複数個の係止突部間の
空間で多少内側に湾曲しつつ、その両側端部を重合さ
せ、かつ、一方の側端部の先端を、他方の側端部の半球
状の独立した複数個の係止突部に当接させるだけで、茶
漉し網が確実にリング状を保持して、茶殻が隙間から通
湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保されて、お
いしいお茶を注ぎ出すことができる。また、この茶漉し
網を洗浄等するに当たっては、上述したような簡易な構
造、すなわち、固着等の方法を利用しないで、リング状
になしているので、比較的容易に急須の胴部内から取り
出すことができる。
【0023】さらに、請求項5に記載の急須によれば、
茶漉し網が胴部内で確実にリング状を保持して、茶殻が
隙間から通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保
されて、おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、
該茶漉し網の係止部分が、簡易な構造であるため、上記
茶漉し網を比較的容易に胴部内から取り出すことができ
て、急須自体を清掃等するのに非常に便利である。
茶漉し網が胴部内で確実にリング状を保持して、茶殻が
隙間から通湯路内に紛れ込むこともなく、通湯路が確保
されて、おいしいお茶を注ぎ出すことができる。また、
該茶漉し網の係止部分が、簡易な構造であるため、上記
茶漉し網を比較的容易に胴部内から取り出すことができ
て、急須自体を清掃等するのに非常に便利である。
【図1】本発明に基づく茶漉し網を胴部内に配設した急
須を一部破断して示す断面図である。
須を一部破断して示す断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本発明に基づく茶漉し網をリング状にして急須
内に配設する状態を示す斜視図である。
内に配設する状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に基づく茶漉し網の長手方向の要部を断
面して示す端面図である。
面して示す端面図である。
【図5】本発明に基づく茶漉し網を示す側面図であっ
て、(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、茶漉
し網のバリエーションを示すものである。
て、(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、茶漉
し網のバリエーションを示すものである。
10 胴部 18 内周壁面 20 茶漉し網 26 係止突部 28、28´ 側端部 A 急須 P 通湯路
Claims (5)
- 【請求項1】 茶漉し網が、 帯状の網体の両端近傍を側端部となし、 一方の側端部の境界部分に係止突部を突成させてなるこ
とを特徴とする茶漉し網。 - 【請求項2】 係止突部が、 蒲鉾状に形成されていることを特徴とする請求項1記載
の茶漉し網。 - 【請求項3】 係止突部が、 半球状に独立して一個形成されていることを特徴とする
請求項1記載の茶漉し網。 - 【請求項4】 係止突部が、 半球状に独立して複数個形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の茶漉し網。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の茶漉
し網を、急須の胴部内へリング状に配設するべく、 一方の側端部を他方の側端部上に重合させ、かつ、 一方の側端部の先端を、他方の側端部の境界部分に有す
る係止突部に当接させて配設し、 急須の胴部内壁と該茶漉し網間に通湯路を形成したこと
を特徴とする急須。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8261254A JPH1080364A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 茶漉し網及び急須 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8261254A JPH1080364A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 茶漉し網及び急須 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080364A true JPH1080364A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17359281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8261254A Pending JPH1080364A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 茶漉し網及び急須 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1080364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006304978A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Morisan:Kk | 急須 |
JP2007275171A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Kosei Masaki | 急須 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8261254A patent/JPH1080364A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006304978A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Morisan:Kk | 急須 |
JP2007275171A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Kosei Masaki | 急須 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050809 |