JPH108010A - 熱線遮蔽性粘着剤およびその製造方法、ならびに熱線遮蔽性透明シート - Google Patents

熱線遮蔽性粘着剤およびその製造方法、ならびに熱線遮蔽性透明シート

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JPH108010A
JPH108010A JP8170067A JP17006796A JPH108010A JP H108010 A JPH108010 A JP H108010A JP 8170067 A JP8170067 A JP 8170067A JP 17006796 A JP17006796 A JP 17006796A JP H108010 A JPH108010 A JP H108010A
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JP
Japan
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heat ray
fine particles
shielding
sensitive adhesive
heat
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Application number
JP8170067A
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English (en)
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Mitsumasa Saito
光正 斉藤
Yasumoto Oohara
泰源 大原
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓ガラス等に貼着して用いられて熱線を遮蔽
する熱線遮蔽性粘着剤およびその製造方法、および熱線
遮蔽性透明シートに関し、粘着剤に熱線遮蔽性微粒子を
分散させることにより、透明性および熱線遮蔽性の付与
を簡素化できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 熱線遮蔽性粘着剤が、アクリル酸アルキ
ルエステルおよび/またはメタアクリル酸アルキルエス
テルモノマーのいずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散させ
て重合したアクリル共重合体であるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ガラス等に貼着
して用いられて熱線を遮蔽する熱線遮蔽性粘着剤および
その製造方法、および熱線遮蔽性透明シートに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の窓、乗り物の窓、あるいは冷蔵、
冷凍ショーケースの窓等において、暑さの軽減、省エネ
ルギ化等を図るために、これらの窓に熱線を反射または
吸収する性能を付与することが考えられている。その一
方法として熱線遮蔽性透明シートを貼着する方法があ
る。
【0003】従来の透明性の高い熱線遮蔽性粘着シート
を作製する方法としては、誘電体の多層薄膜または金属
膜または透明導電膜の薄膜をスパッタリング、蒸着等の
方法を用いて、透明シート上に熱線遮蔽層として成膜
し、さらに粘着剤を塗布する方法が採用されている。こ
の方法では、熱線遮蔽性の粘着シートを作製する場合、
2回以上の異なった成膜工程が必要となるという問題点
があり、より簡便に熱線遮蔽性透明シートを製造する方
法が求められ、シート側ではなく、粘着剤に熱線遮蔽性
を付与するものが現れてきた。
【0004】例えば、粘着剤に光学的選択吸収特性を有
する物質を添加して、安価に光学的選択吸収特性を有す
る粘着フィルムを製造するアイデアが特公昭57−10913
号公報に開示されている。ところが、この明細書には、
具体的な製造方法、粘着剤の配合等はいっさい記載され
ておらず、実施可能な技術が開示されているとは言い難
い。
【0005】これに対して、本発明者らが先に特開平 7
− 257922 号公報において、疎水性アンチモン含有酸化
スズとバインダー樹脂を用い、可視光に対しては透明で
熱線のみを遮蔽するコーティング剤を開示し、また、特
願平7−85762号明細書において、ハードコート層
または粘着剤層に熱線遮蔽性微粒子を含有させた、可視
光に対しては透明で熱線のみを遮蔽する粘着シートを開
示している。
【0006】しかしながら、この粘着シートの場合にあ
っては、熱線遮蔽層、粘着剤層、ハードコート層を有す
る3層構造となっており、製造工程の簡素化については
あまり進んでいないという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題点に鑑みてなされたものであり、粘着剤に熱線
遮蔽性微粒子を分散させることにより、透明性および熱
線遮蔽性の付与を簡素化させた、熱線遮蔽性粘着剤およ
びその製造方法、ならびに熱線遮蔽性透明シートを提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
に係る熱線遮蔽性粘着剤は、アクリル酸アルキルエステ
ルモノマーおよび/またはメタアクリル酸アルキルエス
テルモノマーのいずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散させ
て重合したアクリル共重合体を含むことを特徴とするも
のである。
【0009】そして、請求項2に係る熱線遮蔽性粘着剤
は、前記熱線遮蔽性微粒子が酸化スズ、酸化インジウ
ム、酸化亜鉛のいずれかであることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に係る熱線遮蔽性粘着剤の
製造方法は、アクリル酸アルキルエステルモノマーおよ
び/またはメタアクリル酸アルキルエステルモノマーの
いずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散し、次いで、これを
重合する工程を経てアクリル共重合体系粘着剤を製造す
ることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に係る熱線遮蔽性透明シー
トは、請求項1記載の熱線遮蔽性粘着剤を塗工した粘着
層を有することを特徴とするものである。
【0012】そして、請求項5に係る熱線遮蔽性透明シ
ートは、可視光透過率が50%以上、日射透過率が80
%以下、ヘイズが8%以下であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者らは、粘着シートに用い
るアクリル共重合体系粘着剤に熱線遮蔽性微粒子を含有
させ、熱線遮蔽性透明粘着シートを容易に作るために鋭
意検討した結果、アクリル共重合体系粘着剤の主成分の
モノマーのいずれかに予め熱線遮蔽性微粒子を分散し、
次いでこれを重合することにより熱線遮蔽性微粒子が高
分散して、可視光に対して透明な粘着剤が得られること
を見い出した。
【0014】すなわち、粘着シートに用いるアクリル共
重合体系粘着剤において、アクリル共重合系粘着剤の主
成分であるアクリル酸アルキルエステルモノマーおよび
/またはメタアクリル酸アルキルエステルモノマーのい
ずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散し、次いで、これを重
合させる工程を経て製造することにより、熱線遮蔽性微
粒子含有アクリル共重合体系粘着剤が得られる。そし
て、効果的に熱線遮蔽性を得るためには、熱線遮蔽性微
粒子が酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛のいずれか
であることが望ましい。
【0015】また、透明シートは前記粘着剤を塗工した
粘着層を有するものとする。その熱線遮蔽性を効果的に
発揮する透明シートとするには、可視光線透過率が50
%以上、日射透過率が80%以下、ヘイズが8%以下で
あることが望ましい。
【0016】この実施の形態に用いる粘着樹脂は、耐候
性の良いアクリル共重合体系粘着樹脂である。実施の形
態における粘着剤を塗工した熱線遮蔽性透明粘着シート
は、窓ガラスに貼付し、太陽光に含まれる波長のうちの
熱線成分を遮断する目的に使用するため、耐候性の良い
ことが第一の条件である。したがって、通常、広汎に用
いられるゴム系の粘着剤は耐候性が不十分であるため、
本用途には適さない。アクリル共重合体系粘着剤は、通
常、ポリマーのガラス転移点が低い主モノマーとガラス
転移点が高いコモノマーの共重合により作ることができ
る。
【0017】熱線遮蔽性微粒子を含有した粘着剤を作る
場合、まず、重合化した粘着剤に分散する方法が考えら
れる。したがって、本発明者らはまずこの方法を検討し
たところ、微粒子が分散しやすい重合体と、全く分散し
ない重合体があることがわかり、その原因を究明したと
ころ、その原因の一つとして、粘着剤の粘度と分子量に
起因するのではないかとの結論に至った。
【0018】すなわち、粘度の高い粘着剤に熱線遮蔽性
微粒子を分散しようとする場合、大きな分散エネルギー
が必要となり、限られた分散力の分散装置では長時間の
分散が必要になるばかりではなく、ある限界以上の分散
性は得られない。また、分子量がある大きさ以上になる
と、樹脂の分子鎖が分散しようとする熱線遮蔽性微粒子
を絡めてしまい、凝集剤として機能するようになるため
に、分散性が得られない。
【0019】熱線遮蔽性微粒子が分散性の悪い粘着剤を
用いると、直線透過率よりも拡散透過率が高くなるた
め、ヘイズ値の高い粘着シートとなり、透明性が悪くな
る。一般に、微粒子による光の散乱は粒径が波長の1/
2付近で最大となり、それより小さい場合には粒径の6
乗に比例して小さくなる。したがって、可視光の波長 4
00〜780 nmの範囲に対しては熱線遮蔽性微粒子の粒径
が 200〜390 nmのときに散乱が最大で、それ以下にな
ると散乱が小さくなり、粒径が 100nm以下になると粘
着剤被膜は実質上透明となる。このため、透明性の良い
粘着シートを得るためには、熱線遮蔽性微粒子の分散粒
径を 100nm以下にする必要があり、分散性の得られな
い重合体を用いる場合には、分散粒径を 100nm以下と
することができず、透明性の悪い粘着シートとなる。
【0020】熱線遮蔽性微粒子が分散しない重合体の場
合には、アクリル共重合体系粘着剤の主成分のモノマー
に、予め熱線遮蔽性微粒子を分散し、次いでこれを重合
することで、熱線遮蔽性微粒子を分散させた粘着剤を得
ることができる。モノマーに予め分散するメリットは、
モノマーは低粘度であり、分散に大きなエネルギーを必
要としないこと、溶剤を全く用いず、または使用しても
ごく僅かなため高濃度で分散できるため生産性に優れる
こと、分子量が小さいために微粒子の凝集作用がないこ
となどである。
【0021】アクリル共重合体系粘着樹脂の主成分とな
るモノマーとしては、ガラス転移点が低くアルキル基の
炭素数が2乃至14のアクリル酸アルキルエステルまた
はアルキル基の炭素数が4乃至16のメタアクリル酸ア
ルキルエステル、およびガラス転移点がそれらより高
く、それらと共重合可能なモノマーが使用される。
【0022】ガラス転移点が低いアクリル酸アルキルエ
ステルモノマーとしては、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸
メトキシエチル、アクチル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸セカンダリーブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリ
ル酸イソオクチル、アクリル酸イソノニル等を例示する
ことができる。
【0023】また、ガラス化温度の低いメタアクリル酸
アルキルエステルモノマーとしては、メタアクリル酸2
−エチルヘキシル、メタアクリル酸n−オクチル、メタ
アクリル酸n−ラウリル等を例示することができる。
【0024】また、共重合可能モノマーとしては、酢酸
ビニル、アクリロニトリル、アクリルアマイド、スチレ
ン、メタアクリル酸メチル、アクリル酸メチル等を例示
することができる。
【0025】前記モノマー以外に所要の粘着性能を得る
ために、官能基含有モノマーとしてメタアクリル酸、ア
クリル酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート、ヒドロキシプロピルメタアクリレート、ジメチル
アミノエチルメタアクリレート、アクリルアマイド、メ
チロールアクリルアマイド、グリシジリルメタアクリレ
ート、無水マレイン酸等も使用されるが、一般に、この
ようなモノマーは使用量が少量であるため、これらに予
め熱線遮蔽性微粒子を分散することは考えられない。
【0026】熱線遮蔽性粘着剤に用いる熱線遮蔽性微粒
子は、可視光の吸収がなく、近赤外部から遠赤外部にか
けて良好な反射特性を有しているものが適している。そ
のようなものとして、近赤外域にプラズマ波長を持って
いる電気伝導性の金属酸化物が挙げられる。具体的に
は、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化タング
ステン、酸化クロム、酸化モリブデン等を例示すること
ができる。このうち、可視光領域に光吸収性のない酸化
スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛が好適である。
【0027】また、これらの酸化物の電気導電性を向上
させるために第三成分をドープすることは、大変好まし
い。このためのドーパントとしては、酸化スズに対して
はSb,V,Nb,Ta等が選ばれ、酸化インジウムに
対してはZn,Al,Sn,Sb,Ga,Ge等が選ば
れ、酸化亜鉛に対しては、Al,Ga,In,Sn,S
b,Nb等が選ばれる。
【0028】熱線遮蔽性微粒子の製法は、粒径が 100n
m以下のものが得られれば特に制限はなく、気相合成
法、液相合成法等の公知の方法により得ることができ
る。例えば、酸化スズ微粒子については、特開平2−1
05875に開示されている方法によることができる。
【0029】すなわち、所定の微粒子元素を含んだ塩の
水溶液をアルカリにより中和し、得られた沈殿物をろ
過、洗浄し、密閉式反応容器を用いて高温高圧水中で反
応させて目的の微粒子(水分散体)を得る。次いで、こ
の水分散体にアミン化合物またはアミン化合物の誘導体
を作用させ、凝集沈殿物を得て、これを脱水し、アミン
化合物またはアミン化合物誘導体の分解温度以下の十分
低い温度で乾燥し、粉砕して、熱線遮蔽性微粒子を得る
方法である。また、酸化インジウム微粒子、酸化亜鉛微
粒子については、それぞれ特開平6−227815、特
開平6−234522を例示することができる。
【0030】熱線遮蔽性微粒子をモノマーに分散する方
法としては従来の方法を用いることができる。すなわ
ち、熱線遮蔽性微粒子とモノマーを所定比率に混合し、
必要に応じて分散剤、界面活性剤等を添加し、サンドミ
ル、アトライター、ボールミル、ホモジナイザー、ロー
ルミル等の分散装置を用いて分散することができる。
【0031】粘着性樹脂に対する熱線遮蔽性微粒子の分
散割合は、粘着層の塗工厚と遮蔽性能により決定され
る。熱線遮蔽性粘着剤を塗工したフィルムの光学性能と
しては、可視光透過率が高く、日射透過率が低いものが
理想的であるが、一般には両者は比例関係にあり、どち
らの性能を重視するかにより光学性能を決定することに
なる。
【0032】この熱線遮蔽性粘着剤を塗工したフィルム
を実際に建物および自動車の窓ガラスに貼付し、夏季お
よび冬季の効果をそれぞれ測定したところ、夏季の温度
低減効果を十分得るためには、日射透過率は80%以下
とするのが良く、照明コスト並びに冬季の暖房コストの
上昇を最小限にするためには、可視光透過率は50%以
上とするのが良いとの結論に達した。したがって、熱線
遮蔽性粘着剤を塗工したフィルムの光学特性は、可視光
透過率は50%以上でかつ日射透過率は80%以下とす
るのが好ましい。
【0033】一般に、粘着層の塗工厚は、被接着面への
追従性や粘着力および経済性を考慮して通常 10 〜 50
μmの厚みが採用されるが、この範囲で上記の熱線遮蔽
性を与える微粒子の量として、微粒子:樹脂固形分=
3:97〜1:1(重量比)の範囲が好適である。熱線
遮蔽剤微粒子の割合がこれより少ない場合は、必要な熱
線遮蔽性を得るには 50 μm以上の膜厚が必要になり、
反対に、これより多い場合は、可視光透過率が小さくな
り過ぎるからである。さらに、フィルムのヘイズ値は、
ガラスの透明性を損なわないものとする必要があり、8
%以下とするのが良く、より好ましくは3%以下とする
のが良い。
【0034】
〔実施例1〕
(微粒子の製造)6.2重量部のSbCl3 と、 670重量
部のSnCl4 ・5H2 Oとを 3000 重量部の6N塩酸
に溶解し、これに 25 %のアンモニア液を 2000 重量部
添加して反応させ、反応生成物を塩化アンモニウムが検
出できなくなるまでろ過、洗浄した。この反応生成物含
有液を密閉容器で 350℃に加熱し、5時間保持した後、
冷却過程で水蒸気を放出し、固形分 25 重量%まで濃縮
し、粒径 10 〜100 Åのアンチモンを固溶した酸化スズ
の水分散体を得た。この水分散体を希釈し、固形分 10
wt%の分散液とし、これにオクタデシルアミンを酸化
スズ固形分にたいして 10 wt%添加して凝集沈殿物を
得た。この凝集沈殿物をろ過、脱水し、 90 ℃にて24
時間乾燥し、粉砕してアンチモンをドープした酸化スズ
粉末を得た。この粉末 55 重量部とトルエン 45 重量部
を混合し、超音波分散機で分散してアンチモンを固溶し
た酸化スズを 50 重量%含有した分散液とした。
【0035】(粘着剤の製造)前記酸化スズ分散液 40
重量部とアクリル酸n−ブチル 61 重量部とを均一に混
合し、次いで酢酸ビニル 35 重量部およびアクリル酸 4
重量部とを混合した樹脂モノマー混合体を作製した。次
に、過酸化ベンゾイル 1.5重量部を含んだトルエン 100
重量部を 70 ℃に加熱し、窒素気流下において前記のモ
ノマー混合溶液を滴下し重合させた。これは熱線遮蔽剤
としてアンチモンドープ酸化スズを 8.35 wt%、アク
リル樹脂成分 41.75wt%、トルエン 49.27wt%より
なる粘着剤である。
【0036】この粘着剤を厚さ 5μmのポリエステルフ
ィルムに 20 μmの厚みになるように塗布し、粘着フィ
ルムとした。この粘着フィルムを 3mmの普通板ガラス
に貼った時の分光透過率および光学特性をJIS−A−
5759の方法により測定した。その結果を図1および
表1に示す。
【0037】〔比較例1〕70 ℃に加熱した過酸化ベン
ゾイル 1.5重量部を含んだトルエン 100重量部に、アク
リル酸n−ブチル 61 重量部と酢酸ビニル 35 重量部お
よびアクリル酸 4重量部とを混合した樹脂モノマー混合
体を、窒素気流下において滴下し、アクリル共重合体系
粘着剤を得た。この粘着剤 100重量部に実施例1で作製
した酸化スズのトルエン分散液 20 重量部を混合し、超
音波分散機で分散し、熱線遮蔽剤入りの粘着剤とした。
これを実施例1と同様に 50 μmのポリエステルフィル
ムに 20 μmの厚みになるように塗工した時の分光透過
率および光学特性を測定し、その結果を図1および表1
に示す。これから明らかなように、重合体に分散したも
のは分散性が悪く、高ヘイズ値で透明性の悪い粘着シー
トであった。
【0038】〔実施例2〕 (粘着剤の製造)スズドープ酸化インジウム粉末(富士
チタン株式会社製B−1050NH) 20 重量部と、トルエ
ン 18 重量部と、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
(試薬)2重量部と、アクリル酸n−ブチル 60 重量部
とを混合し、サンドミルで3時間分散した。得られた分
散液にメタアクリル酸メチル 40 重量部と、無水マレイ
ン酸 3重量部とを混合してモノマー混合溶液とした。つ
いで、アゾビスイソブチロニトリル 1重量部を溶解した
トルエンと酢酸エチルの1:1混合液 100重量部を 60
℃に加熱し、窒素気流下において前記モノマー混合溶液
を滴下し重合させた。この重合体はスズドープ酸化イン
ジウム 8.20 wt%、アクリル樹脂成分42.2wt%、ト
ルエン 27.9 wt%、酢酸エチル 20.5 wt%からなる
粘着剤である。この粘着剤を厚さ 50 μmのポリエステ
ルフィルムに 20 μmの厚みになるように塗布して粘着
フィルムとした。この粘着フィルムにつき実施例1と同
様の測定を行った。その結果を図1および表1に示す。
【0039】〔比較例2〕アクリル酸n−ブチル 60 重
量部、メタアクリル酸メチル 37 重量部、無水マレイン
酸 3重量部、トルエン 100重量部からなるアクリル共重
合体系粘着剤と、実施例2で用いたスズトープ酸化イン
ジウム粉末 20 重量部とを混合し、分散剤としてジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム 2重量部を添加し、サン
ドミルで分散したが、粘度が高すぎて分散不可能であっ
た。そこで、トルエン 100重量部を加えて粘度を低くし
てからサンドミルにて8時間分散し、得られた分散液か
ら蒸留操作によりトルエン 100重量部を除去して粘着剤
とした。これを実施例2と同様にフィルムに塗工し、分
光透過率および光学測定を行った。その結果を図1およ
び表1に示す。表1で明らかなように、8時間分散した
にもかかわらずヘイズ値が高く、分散性の悪いものであ
った。
【0040】〔実施例3〕 (微粒子の製造)硝酸亜鉛6水和物 248gと硝酸インジ
ウム6水和物 117gを5リットルのイオン交換水に溶解
し、炭酸水素ナトリウム水溶液を溶液のpHが9以上に
なるまで混合し、沈殿を得た。この沈殿をNaイオンが
なくなるまでろ過、洗浄した後、脱水した。得られた脱
水ケーキを真空乾燥し、次いで窒素気流下で 400℃にて
焼成し、さらにボールミルで60分粉砕して粉末を得
た。この粉末は、モル比 ZnO/(ZnO+In2 3 )= 0.66 の導電性粉末である。(粘着剤の製造)上記粉末を用い
て、実施例2と同様に粘着剤を作製し、厚さ 50 μmの
ポリエステルフィルムに 20 μmの厚さになるように塗
工し、実施例1と同様の測定を行った。その結果を図1
および表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】〔実施例の効果〕実施例1〜3を比較例
1,2と比較すると、図1に示すように、特に波長 350
〜900 nmの低い領域における分光透過率が向上してお
り、およそ5%程度は透過率が良くなっており、また、
表1に示すように、可視光透過率および日射透過率はお
よそ2〜12%程度高くなり、ヘイズ値が桁違いに低く
なって、熱線遮蔽性微粒子の分散性が良くなり、透明性
が向上していることを示している。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る熱線遮蔽性粘着剤では、重合化した粘着剤に熱線
遮蔽性を付与することができたことにより、これを透明
シートに塗工すると熱線遮蔽性微粒子を凝集させること
なく分散させた透明性の高い熱線遮蔽性粘着シートが得
られ、しかも熱線遮蔽層と粘着層とに多層化することな
く容易に熱線遮蔽性粘着シートができ、コストを安価に
することができる。
【0044】また、請求項2に係る熱線遮蔽性粘着剤で
は、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛のいずれかを
分散させたことによって、近赤外線から遠赤外線までの
広い領域に対して良好な反射特性を有し、熱線遮蔽性能
を効果的に向上させることができる。
【0045】また、請求項3に係る熱線遮蔽性粘着剤の
製造方法では、予めモノマーに熱線遮蔽性微粒子を分散
させたことによって、粘着剤中の熱線遮蔽性微粒子の分
散性を向上させ、ヘイズ値を下げて、高い透明性を付与
させることができ、あるいは、重合後には熱線遮蔽性微
粒子を分散させることができない重合体に対しても重合
化した粘着剤に熱線遮蔽性を付与することができ、熱線
遮蔽層と粘着層とを別層化させることなく熱線遮蔽性粘
着シートを作製することができ、製造工程を簡略化する
ことができる。
【0046】また、請求項4に係る熱線遮蔽性透明シー
トでは、熱線遮蔽性能を有する粘着剤を塗布したことに
より、熱線遮蔽性微粒子の分散性を良くして透明性を向
上させ耐候性に優れた粘着シートを得ることができると
ともに、従来のような熱線遮蔽層と粘着層とを別層化さ
せた成膜工程を不要とし、製造工程が簡略化でき、安価
に製造できる。
【0047】また、請求項5に係る熱線遮蔽性透明シー
トでは、冬季暖房費低減効果および夏期温度低減効果を
両方ともに向上させることができ、安価で熱線遮蔽性の
良い透明シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例および比較例の熱線遮蔽
粘着フィルムの分光透過率を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/18 MMC C08F 220/18 MMC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル酸アルキルエステルモノマーおよ
    び/またはメタアクリル酸アルキルエステルモノマーの
    いずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散させて重合したアク
    リル共重合体を含むことを特徴とする熱線遮蔽性粘着
    剤。
  2. 【請求項2】前記熱線遮蔽性微粒子が酸化スズ、酸化イ
    ンジウム、酸化亜鉛のいずれかであることを特徴とする
    請求項1記載の熱線遮蔽性粘着剤。
  3. 【請求項3】アクリル酸アルキルエステルモノマーおよ
    び/またはメタアクリル酸アルキルエステルモノマーの
    いずれかに熱線遮蔽性微粒子を分散し、次いで、これを
    重合する工程を経てアクリル共重合体系粘着剤を製造す
    ることを特徴とする熱線遮蔽性粘着剤の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の熱線遮蔽性粘着剤を塗工し
    た粘着層を有することを特徴とする熱線遮蔽性透明シー
    ト。
  5. 【請求項5】可視光透過率が50%以上、日射透過率が
    80%以下、ヘイズが8%以下であることを特徴とする
    請求項4記載の熱線遮蔽性透明シート。
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