JPH1080042A - 止水グロメット及び止水グロメットの取付方法 - Google Patents
止水グロメット及び止水グロメットの取付方法Info
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- JPH1080042A JPH1080042A JP8232218A JP23221896A JPH1080042A JP H1080042 A JPH1080042 A JP H1080042A JP 8232218 A JP8232218 A JP 8232218A JP 23221896 A JP23221896 A JP 23221896A JP H1080042 A JPH1080042 A JP H1080042A
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- panel
- grommet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤ−に大きな力が掛かったときのシ−ル
性を高く保ち、全長を短くする。 【解決手段】 本発明は、ワイヤ−3の挿通部49とパ
ネル取り付け部45との間にこれらを連結する可撓性の
屈曲部47を設け、屈曲部47の撓みによって、挿通部
49を、パネル取り付け部45内周の空間61内へ押し
込み可能にし、パネル取り付け部45の軸方向外側へ引
出し可能にした。
性を高く保ち、全長を短くする。 【解決手段】 本発明は、ワイヤ−3の挿通部49とパ
ネル取り付け部45との間にこれらを連結する可撓性の
屈曲部47を設け、屈曲部47の撓みによって、挿通部
49を、パネル取り付け部45内周の空間61内へ押し
込み可能にし、パネル取り付け部45の軸方向外側へ引
出し可能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤ−を挿通し
てパネルに取り付けられ、この取り付け部に防水性を与
える止水グロメットと、この止水グロメットの取付方法
に関する。
てパネルに取り付けられ、この取り付け部に防水性を与
える止水グロメットと、この止水グロメットの取付方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5のような止水グロメット1が
提案されている。
提案されている。
【0003】この止水グロメット1は、ワイヤ−3の挿
通孔5が両端に開口した中空部材であり、パネル7への
取り付け部9、蛇腹状の伸縮部11、ワイヤ−3の挿通
部13、シ−ル材15の充填室17を有するシ−ル部1
9等から構成されている。
通孔5が両端に開口した中空部材であり、パネル7への
取り付け部9、蛇腹状の伸縮部11、ワイヤ−3の挿通
部13、シ−ル材15の充填室17を有するシ−ル部1
9等から構成されている。
【0004】止水グロメット1は挿通孔5から挿通部1
3にワイヤ−3を通し、シ−ル部19の充填室17にシ
−ル材15を充填した後、取り付け部9の周溝21をパ
ネル7の取り付け孔23に係合して、パネル7に取り付
ける。
3にワイヤ−3を通し、シ−ル部19の充填室17にシ
−ル材15を充填した後、取り付け部9の周溝21をパ
ネル7の取り付け孔23に係合して、パネル7に取り付
ける。
【0005】挿通部13はワイヤ−3の外周を抑えて保
持すると共に、このワイヤ−3の保持機能は挿通部13
の外周にテ−プを巻いて強化される。
持すると共に、このワイヤ−3の保持機能は挿通部13
の外周にテ−プを巻いて強化される。
【0006】止水グロメット1がパネル7に取り付けら
れた状態で、ワイヤ−3に矢印25のような引っ張り力
あるいは押し込み力が掛かっても、伸縮部11の伸縮が
これらの力を吸収し、止水グロメット1のパネル7から
の脱落や、止水グロメット1とワイヤ−3とのずれ等が
防止される。
れた状態で、ワイヤ−3に矢印25のような引っ張り力
あるいは押し込み力が掛かっても、伸縮部11の伸縮が
これらの力を吸収し、止水グロメット1のパネル7から
の脱落や、止水グロメット1とワイヤ−3とのずれ等が
防止される。
【0007】又、ワイヤ−3に矢印27のような曲げ方
向の力が掛かった場合も、同様に、伸縮部11の伸縮が
この力を吸収し、周溝21と取り付け孔23とのシ−ル
性やシ−ル部19でのシ−ル性の低下を防止する。
向の力が掛かった場合も、同様に、伸縮部11の伸縮が
この力を吸収し、周溝21と取り付け孔23とのシ−ル
性やシ−ル部19でのシ−ル性の低下を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の止水グ
ロメット1は、伸縮部11が設けられている上に、取り
付け部9、伸縮部11、挿通部13、シ−ル部19が軸
方向に配列されているから、それだけ長くなっている。
ロメット1は、伸縮部11が設けられている上に、取り
付け部9、伸縮部11、挿通部13、シ−ル部19が軸
方向に配列されているから、それだけ長くなっている。
【0009】止水グロメット1が長いと、電気機器のコ
ンパクト化が制限されるだけでなく、広い取り付けスペ
−スが必要になるから周辺部材との干渉によって取り付
けが不可能になる恐れがある。
ンパクト化が制限されるだけでなく、広い取り付けスペ
−スが必要になるから周辺部材との干渉によって取り付
けが不可能になる恐れがある。
【0010】又、ワイヤ−3はパネル7の内部で接続さ
れているから、矢印27のような横方向の力が掛かる
と、ワイヤ−3はこの接続箇所を中心に揺動するが、止
水グロメット1では伸縮部11が取り付け部9の軸方向
外側に配置されており、それだけ揺動中心からの距離が
遠いから、伸縮部11でワイヤ−3の変位が大きくな
り、それだけ早く伸縮機能の限界に達し易い。
れているから、矢印27のような横方向の力が掛かる
と、ワイヤ−3はこの接続箇所を中心に揺動するが、止
水グロメット1では伸縮部11が取り付け部9の軸方向
外側に配置されており、それだけ揺動中心からの距離が
遠いから、伸縮部11でワイヤ−3の変位が大きくな
り、それだけ早く伸縮機能の限界に達し易い。
【0011】従来の止水グロメット1は、このような理
由で、ワイヤ−3に掛かる横方向の力に対する吸収機能
が不充分であり、横方向の力がある程度大きくなると、
図6に示すように、シ−ル材15とワイヤ−3との間に
隙間29が生じ、周溝21と取り付け孔23との間に隙
間31が生じて、シ−ル性が損なわれる。
由で、ワイヤ−3に掛かる横方向の力に対する吸収機能
が不充分であり、横方向の力がある程度大きくなると、
図6に示すように、シ−ル材15とワイヤ−3との間に
隙間29が生じ、周溝21と取り付け孔23との間に隙
間31が生じて、シ−ル性が損なわれる。
【0012】そこで、本発明は、ワイヤ−に大きな力が
掛かったときのシ−ル性を高く保ちながら、全長が短い
止水グロメット及び止水グロメットの取付方法の提供を
目的としている。
掛かったときのシ−ル性を高く保ちながら、全長が短い
止水グロメット及び止水グロメットの取付方法の提供を
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ワイヤ−の挿通孔が両端に開口した中空部材であって、
挿通したワイヤ−の外周を抑えるワイヤ−挿通部と、そ
の一端側に設けられたパネル取り付け部と、他の端部側
に設けられたシ−ル部とを備え、前記パネル取り付け部
は、パネルの取り付け孔に密着状態で係合する係合部を
外周側に有すると共に、内周とワイヤ−との間に空間が
形成され、前記シ−ル部は、ワイヤ−との間にシ−ル材
の充填室を有する止水グロメットであって、前記ワイヤ
−挿通部とパネル取り付け部との間にこれらを連結する
可撓性の屈曲部が形成され、この屈曲部の撓みによっ
て、ワイヤ−挿通部を、パネル取り付け部内周の前記空
間内へ押し込み可能であり、パネル取り付け部の軸方向
外側へ引出し可能であることを特徴とする。
ワイヤ−の挿通孔が両端に開口した中空部材であって、
挿通したワイヤ−の外周を抑えるワイヤ−挿通部と、そ
の一端側に設けられたパネル取り付け部と、他の端部側
に設けられたシ−ル部とを備え、前記パネル取り付け部
は、パネルの取り付け孔に密着状態で係合する係合部を
外周側に有すると共に、内周とワイヤ−との間に空間が
形成され、前記シ−ル部は、ワイヤ−との間にシ−ル材
の充填室を有する止水グロメットであって、前記ワイヤ
−挿通部とパネル取り付け部との間にこれらを連結する
可撓性の屈曲部が形成され、この屈曲部の撓みによっ
て、ワイヤ−挿通部を、パネル取り付け部内周の前記空
間内へ押し込み可能であり、パネル取り付け部の軸方向
外側へ引出し可能であることを特徴とする。
【0014】このように、請求項1の止水グロメットで
は、ワイヤ−挿通部とパネル取り付け部との間に可撓性
の屈曲部を形成し、この屈曲部の撓みによって、ワイヤ
−挿通部をパネル取り付け部内周の空間内へ押し込み可
能にし、パネル取り付け部の軸方向外側へ引出し可能に
した。
は、ワイヤ−挿通部とパネル取り付け部との間に可撓性
の屈曲部を形成し、この屈曲部の撓みによって、ワイヤ
−挿通部をパネル取り付け部内周の空間内へ押し込み可
能にし、パネル取り付け部の軸方向外側へ引出し可能に
した。
【0015】この止水グロメットを取り付ける作業順序
は、先ず、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向
外側へ引出した状態で、止水グロメットを拡張機で拡張
してワイヤ−を挿通し、その後、ワイヤ−挿通部の外周
にテ−プを巻き、次いで、シ−ル部の充填室にシ−ル材
を充填した後、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部内周
の空間内へ押し込んだ状態で、パネル取り付け部外周の
係合部をパネルの取り付け孔に係合し、パネルに固定す
る。
は、先ず、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向
外側へ引出した状態で、止水グロメットを拡張機で拡張
してワイヤ−を挿通し、その後、ワイヤ−挿通部の外周
にテ−プを巻き、次いで、シ−ル部の充填室にシ−ル材
を充填した後、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部内周
の空間内へ押し込んだ状態で、パネル取り付け部外周の
係合部をパネルの取り付け孔に係合し、パネルに固定す
る。
【0016】このように、ワイヤ−挿通部をパネル取り
付け部の空間内へ押し込むことによって、ワイヤ−挿通
部と可撓性屈曲部とがパネル取り付け部の軸方向内側に
収容されるから、これらがワイヤ−の長手方向に配列さ
れている従来例と異なって、パネル上で止水グロメット
の全長を短縮することができる。
付け部の空間内へ押し込むことによって、ワイヤ−挿通
部と可撓性屈曲部とがパネル取り付け部の軸方向内側に
収容されるから、これらがワイヤ−の長手方向に配列さ
れている従来例と異なって、パネル上で止水グロメット
の全長を短縮することができる。
【0017】このように止水グロメットの全長を短くす
ることによって、電気機器のコンパクト化が進むと共
に、周辺部材との干渉によるワイヤ−と止水グロメット
の取り付け不能が防止される。
ることによって、電気機器のコンパクト化が進むと共
に、周辺部材との干渉によるワイヤ−と止水グロメット
の取り付け不能が防止される。
【0018】又、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の
軸方向外側へ引出しておけば、拡張機に掛けてワイヤ−
を挿通し、ワイヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施すこ
とが容易になる。
軸方向外側へ引出しておけば、拡張機に掛けてワイヤ−
を挿通し、ワイヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施すこ
とが容易になる。
【0019】なお、このようにワイヤ−挿通部の外周に
テ−プを巻くと、ワイヤ−挿通部とワイヤ−とが強く押
し付けられて密着性とシ−ル性とが向上する。
テ−プを巻くと、ワイヤ−挿通部とワイヤ−とが強く押
し付けられて密着性とシ−ル性とが向上する。
【0020】これに加えて、パネル取り付け部の内周側
に収容された可撓性屈曲部は、その弾性によって径方向
と軸方向のダンパ−として機能し、このダンパ−機能に
よってワイヤ−に掛かる径方向と軸方向の力を吸収す
る。
に収容された可撓性屈曲部は、その弾性によって径方向
と軸方向のダンパ−として機能し、このダンパ−機能に
よってワイヤ−に掛かる径方向と軸方向の力を吸収す
る。
【0021】こうして、パネル取り付け部の係合部とパ
ネルの取り付け孔とに掛かる力と、シ−ル部のシ−ル材
とワイヤ−とに掛かる力とを緩和し、これら両箇所での
シ−ル性を保護する。
ネルの取り付け孔とに掛かる力と、シ−ル部のシ−ル材
とワイヤ−とに掛かる力とを緩和し、これら両箇所での
シ−ル性を保護する。
【0022】更に、上記のように、径方向の力が掛かる
と、ワイヤ−はパネル内部の接続箇所を中心に揺動する
が、揺動中心からの伸縮部の距離が遠い従来例と異なっ
て、本発明の止水グロメットでは、ダンパ−である可撓
性屈曲部をパネル取り付け部の内周に収容し、ワイヤ−
の揺動中心からの距離を近くしたことによって、可撓性
屈曲部でのワイヤ−の変位が小さくなるから、ダンパ−
機能にそれだけ大きな余裕を得ている。
と、ワイヤ−はパネル内部の接続箇所を中心に揺動する
が、揺動中心からの伸縮部の距離が遠い従来例と異なっ
て、本発明の止水グロメットでは、ダンパ−である可撓
性屈曲部をパネル取り付け部の内周に収容し、ワイヤ−
の揺動中心からの距離を近くしたことによって、可撓性
屈曲部でのワイヤ−の変位が小さくなるから、ダンパ−
機能にそれだけ大きな余裕を得ている。
【0023】従って、ワイヤ−が大きく揺動し曲がって
も(大きな曲げ力がワイヤ−に掛かっても)パネル取り
付け部とシ−ル部とに掛かる力が大きく緩和され、これ
らのシ−ル性が高く保たれる。
も(大きな曲げ力がワイヤ−に掛かっても)パネル取り
付け部とシ−ル部とに掛かる力が大きく緩和され、これ
らのシ−ル性が高く保たれる。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載の止
水グロメットであって、ワイヤ−挿通部をパネル取り付
け部の軸方向外側位置から内周の空間に引き込む弾性
を、前記可撓性の屈曲部に与えたことを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
水グロメットであって、ワイヤ−挿通部をパネル取り付
け部の軸方向外側位置から内周の空間に引き込む弾性
を、前記可撓性の屈曲部に与えたことを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0025】これに加えて、可撓性の屈曲部に、ワイヤ
−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側位置から内周
の空間に引き込む弾性を与えたことにより、パネルへの
取り付けに当たっては、ワイヤ−挿通部がパネル取り付
け部の空間に自然に引き込まれるから、押し込み作業が
不要になると共に、パネル上で止水グロメットが短い形
状に保たれる。
−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側位置から内周
の空間に引き込む弾性を与えたことにより、パネルへの
取り付けに当たっては、ワイヤ−挿通部がパネル取り付
け部の空間に自然に引き込まれるから、押し込み作業が
不要になると共に、パネル上で止水グロメットが短い形
状に保たれる。
【0026】又、止水グロメットを部品として保管する
場合も、全長が短い状態で保管できるから、狭いスペ−
スで沢山の止水グロメットを保管できる。
場合も、全長が短い状態で保管できるから、狭いスペ−
スで沢山の止水グロメットを保管できる。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の止水グロメットであって、前記可撓性の屈曲
部が、ワイヤ−挿通部とパネル取り付け部とを連結する
蛇腹であることを特徴とし、請求項1又は請求項2の構
成と同等の効果を得る。
項2記載の止水グロメットであって、前記可撓性の屈曲
部が、ワイヤ−挿通部とパネル取り付け部とを連結する
蛇腹であることを特徴とし、請求項1又は請求項2の構
成と同等の効果を得る。
【0028】これに加えて、可撓性の屈曲部を蛇腹状に
したから、下記のように、蛇腹の厚さや段数や折り返し
部間の長さを変えることにより、ワイヤ−の挿通とテ−
プ巻きの作業条件を最適の状態に整えることが可能にな
ると共に、ワイヤ−に掛かる力に対する最適のダンパ−
機能が得られ、種々の条件下でシ−ル性を高く保つこと
ができる。
したから、下記のように、蛇腹の厚さや段数や折り返し
部間の長さを変えることにより、ワイヤ−の挿通とテ−
プ巻きの作業条件を最適の状態に整えることが可能にな
ると共に、ワイヤ−に掛かる力に対する最適のダンパ−
機能が得られ、種々の条件下でシ−ル性を高く保つこと
ができる。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか一項に記載の止水グロメットの取り付け
方法であって、止水グロメットにワイヤ−を挿通し、シ
−ル部の充填室にシ−ル材を充填し、パネル取り付け部
外周の係合部をパネルの取り付け孔に係合させる工程の
間に、パネル取り付け部の軸方向外側へ引出したワイヤ
−挿通部の外周にテ−プ巻きを施した後、ワイヤ−挿通
部をパネル取り付け部内周の空間に押し込む工程を設け
たことを特徴とする。
項3のいずれか一項に記載の止水グロメットの取り付け
方法であって、止水グロメットにワイヤ−を挿通し、シ
−ル部の充填室にシ−ル材を充填し、パネル取り付け部
外周の係合部をパネルの取り付け孔に係合させる工程の
間に、パネル取り付け部の軸方向外側へ引出したワイヤ
−挿通部の外周にテ−プ巻きを施した後、ワイヤ−挿通
部をパネル取り付け部内周の空間に押し込む工程を設け
たことを特徴とする。
【0030】この取り付け方法によれば、上記のよう
に、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ
引出すことにより、拡張機に掛けてワイヤ−を挿通し、
ワイヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す作業が容易に
なる。
に、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ
引出すことにより、拡張機に掛けてワイヤ−を挿通し、
ワイヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す作業が容易に
なる。
【0031】又、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の
空間に押し込むことによって全長が短くなり、上記のよ
うに、電気機器がコンパクト化し、周辺部材との干渉に
よる取り付け不能が防止されると共に、ダンパ−機能に
よって、パネル取り付け部とシ−ル部でのシ−ル性を高
く保つ。
空間に押し込むことによって全長が短くなり、上記のよ
うに、電気機器がコンパクト化し、周辺部材との干渉に
よる取り付け不能が防止されると共に、ダンパ−機能に
よって、パネル取り付け部とシ−ル部でのシ−ル性を高
く保つ。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4によって本発
明の一実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、
4の特徴を備えている。各図はこの実施形態の止水グロ
メット41を示す。なお、以下の説明の中で符号のない
部材等は図示されていない。
明の一実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、
4の特徴を備えている。各図はこの実施形態の止水グロ
メット41を示す。なお、以下の説明の中で符号のない
部材等は図示されていない。
【0033】止水グロメット41は、ワイヤ−3の挿通
孔43が両端に開口した中空部材であり、可撓性のゴム
あるいは軟質プラスチックなどのような電気絶縁材料で
作られている。止水グロメット41はパネル7への取り
付け部45、可撓性の屈曲部47、ワイヤ−3の挿通部
49、シ−ル部51等から構成されている。
孔43が両端に開口した中空部材であり、可撓性のゴム
あるいは軟質プラスチックなどのような電気絶縁材料で
作られている。止水グロメット41はパネル7への取り
付け部45、可撓性の屈曲部47、ワイヤ−3の挿通部
49、シ−ル部51等から構成されている。
【0034】パネル取り付け部45の外周には、周溝5
3と押圧部55、57とからなる係合部59が形成され
ている。又、パネル取り付け部45の内周には、空間6
1が形成されている。
3と押圧部55、57とからなる係合部59が形成され
ている。又、パネル取り付け部45の内周には、空間6
1が形成されている。
【0035】挿通部49の内周にはリング状の凸部63
が3本設けられている。
が3本設けられている。
【0036】シ−ル部51はシ−ル材15の充填室65
を有し、その内周にはリング状の凸部67、69、71
が設けられている。
を有し、その内周にはリング状の凸部67、69、71
が設けられている。
【0037】可撓性の屈曲部47は、パネル取り付け部
45と挿通部49とを連結する部分である。図2のよう
に、シ−ル部51をF1方向に引っ張れば、屈曲部47
の可撓性によって、挿通部49をパネル取り付け部45
の軸方向外側に引き出すことができる。又、図3のよう
に、シ−ル部51をF2方向に押せば、挿通部49をパ
ネル取り付け部45の空間61の内部へ押し込むことが
できる。
45と挿通部49とを連結する部分である。図2のよう
に、シ−ル部51をF1方向に引っ張れば、屈曲部47
の可撓性によって、挿通部49をパネル取り付け部45
の軸方向外側に引き出すことができる。又、図3のよう
に、シ−ル部51をF2方向に押せば、挿通部49をパ
ネル取り付け部45の空間61の内部へ押し込むことが
できる。
【0038】止水グロメット41の取り付けは、次のよ
うな手順で行う。
うな手順で行う。
【0039】先ず、図2のように、挿通部49をパネル
取り付け部45の軸方向外側へ引出した状態で、止水グ
ロメット41を拡張機で拡張してワイヤ−3を挿通す
る。ワイヤ−3を挿通すると、挿通部49内周の凸部6
3がワイヤ−3との間で押圧されて撓み、シ−ル性が得
られる。
取り付け部45の軸方向外側へ引出した状態で、止水グ
ロメット41を拡張機で拡張してワイヤ−3を挿通す
る。ワイヤ−3を挿通すると、挿通部49内周の凸部6
3がワイヤ−3との間で押圧されて撓み、シ−ル性が得
られる。
【0040】その後、挿通部49の外周にテ−プ73を
巻き、凸部63とワイヤ−3との密着性とシ−ル性とを
高める。
巻き、凸部63とワイヤ−3との密着性とシ−ル性とを
高める。
【0041】次いで、シ−ル部51の充填室65にシ−
ル材15を充填する。このとき、リング状の凸部67、
69、71がシ−ル材15の食い付きを良くする。
ル材15を充填する。このとき、リング状の凸部67、
69、71がシ−ル材15の食い付きを良くする。
【0042】その後、図3のように、挿通部49をパネ
ル取り付け部45の空間61に押し込む。
ル取り付け部45の空間61に押し込む。
【0043】次いで、パネル取り付け部45の係合部5
9の周溝53をパネル7の取り付け孔23に係合させ、
止水グロメット41とワイヤ−3とをパネル7に取り付
ける。このとき、押圧部55、57がパネル7との間で
圧縮されてシ−ル性が得られる。
9の周溝53をパネル7の取り付け孔23に係合させ、
止水グロメット41とワイヤ−3とをパネル7に取り付
ける。このとき、押圧部55、57がパネル7との間で
圧縮されてシ−ル性が得られる。
【0044】上記のように、止水グロメット41では、
挿通部49をパネル取り付け部45の空間61内へ押し
込むことによって、挿通部49と可撓性屈曲部47とが
パネル取り付け部45の軸方向内側に収容されるから、
従来例と異なって、止水グロメット41を短くしてパネ
ル7に取り付けることができる。
挿通部49をパネル取り付け部45の空間61内へ押し
込むことによって、挿通部49と可撓性屈曲部47とが
パネル取り付け部45の軸方向内側に収容されるから、
従来例と異なって、止水グロメット41を短くしてパネ
ル7に取り付けることができる。
【0045】このように止水グロメット41の全長を短
くすることによって、電気機器をコンパクトにできると
共に、周辺部材との干渉によるワイヤ−3と止水グロメ
ット41の取り付け不能が防止される。
くすることによって、電気機器をコンパクトにできると
共に、周辺部材との干渉によるワイヤ−3と止水グロメ
ット41の取り付け不能が防止される。
【0046】又、挿通部49をパネル取り付け部45の
軸方向外側へ引出しておけば、拡張機に掛けてワイヤ−
3を挿通し、挿通部49の外周にテ−プ巻きを施すこと
が容易になる。
軸方向外側へ引出しておけば、拡張機に掛けてワイヤ−
3を挿通し、挿通部49の外周にテ−プ巻きを施すこと
が容易になる。
【0047】これに加えて、パネル取り付け部45の内
周側に収容された可撓性屈曲部47は、その弾性によっ
て径方向及び軸方向のダンパ−として機能し、このダン
パ−機能によってワイヤ−3に掛かる径方向と軸方向の
力を吸収し、パネル取り付け部45の係合部59とパネ
ル7の取り付け孔23との間に掛かる力と、シ−ル部5
1のシ−ル材15とワイヤ−3との間に掛かる力とを緩
和し、これら両箇所のシ−ル性を保護する。
周側に収容された可撓性屈曲部47は、その弾性によっ
て径方向及び軸方向のダンパ−として機能し、このダン
パ−機能によってワイヤ−3に掛かる径方向と軸方向の
力を吸収し、パネル取り付け部45の係合部59とパネ
ル7の取り付け孔23との間に掛かる力と、シ−ル部5
1のシ−ル材15とワイヤ−3との間に掛かる力とを緩
和し、これら両箇所のシ−ル性を保護する。
【0048】更に、従来例と異なって、この止水グロメ
ット41では、ダンパ−である可撓性屈曲部47をパネ
ル取り付け部45の内周に収容することによって、ワイ
ヤ−3に曲げ方向の力が掛かった場合の、ワイヤ−3の
揺動中心からの距離を近くしたから、可撓性屈曲部47
でのワイヤ−3の変位が小さくなり、ダンパ−機能にそ
れだけ大きな余裕を得ている。
ット41では、ダンパ−である可撓性屈曲部47をパネ
ル取り付け部45の内周に収容することによって、ワイ
ヤ−3に曲げ方向の力が掛かった場合の、ワイヤ−3の
揺動中心からの距離を近くしたから、可撓性屈曲部47
でのワイヤ−3の変位が小さくなり、ダンパ−機能にそ
れだけ大きな余裕を得ている。
【0049】従って、図4に示したように、ワイヤ−3
が大きく揺動しても(大きな曲げ力がワイヤ−3に掛か
っても)パネル取り付け部45とシ−ル部51とに掛か
る力が大きく緩和されるから、図6の従来例では隙間が
生じた矢印75、77で示す箇所で隙間が生じることが
なく、シ−ル性が高く保たれる。
が大きく揺動しても(大きな曲げ力がワイヤ−3に掛か
っても)パネル取り付け部45とシ−ル部51とに掛か
る力が大きく緩和されるから、図6の従来例では隙間が
生じた矢印75、77で示す箇所で隙間が生じることが
なく、シ−ル性が高く保たれる。
【0050】又、上記のように、可撓性屈曲部47の厚
さを変えることによってダンパ−機能を調整できるか
ら、可撓性屈曲部47に、ワイヤ−3に掛かる力に対し
て最適のダンパ−機能が得られる厚さを与えることによ
って、ワイヤ−3に掛かる力の大小に関わらず、種々の
条件下で止水グロメット41のシ−ル性を高く保つこと
ができる。
さを変えることによってダンパ−機能を調整できるか
ら、可撓性屈曲部47に、ワイヤ−3に掛かる力に対し
て最適のダンパ−機能が得られる厚さを与えることによ
って、ワイヤ−3に掛かる力の大小に関わらず、種々の
条件下で止水グロメット41のシ−ル性を高く保つこと
ができる。
【0051】なお、本発明の止水グロメットでは、請求
項2の構成のように、可撓性の屈曲部に、ワイヤ−挿通
部をパネル取り付け部の軸方向外側位置から内周の空間
に引き込む弾性を与えれば、パネルへの取り付け時は、
ワイヤ−挿通部がパネル取り付け部の空間に自然に引き
込まれて、押し込み作業が不要になると共に、パネル上
で止水グロメットが短い形状に保たれる。
項2の構成のように、可撓性の屈曲部に、ワイヤ−挿通
部をパネル取り付け部の軸方向外側位置から内周の空間
に引き込む弾性を与えれば、パネルへの取り付け時は、
ワイヤ−挿通部がパネル取り付け部の空間に自然に引き
込まれて、押し込み作業が不要になると共に、パネル上
で止水グロメットが短い形状に保たれる。
【0052】又、止水グロメットを部品として保管する
際は、短縮した状態で保管できるから、狭いスペ−スで
沢山の止水グロメットを保管でき、保管性がよい。
際は、短縮した状態で保管できるから、狭いスペ−スで
沢山の止水グロメットを保管でき、保管性がよい。
【0053】又、請求項3、4の構成のように、可撓性
の屈曲部を蛇腹状にすれば、蛇腹の厚さや段数や折り返
し部間の長さを変えることによって、ワイヤ−挿通部の
引出し長さや、ダンパ−機能等を広い範囲で調整するこ
とが可能になり、ワイヤ−の挿通とテ−プ巻きとを最適
の作業条件で行うことができると共に、ワイヤ−に掛か
る力に対する最適のダンパ−機能が得られ、種々の異な
った条件でシ−ル性を高く保つことができる。
の屈曲部を蛇腹状にすれば、蛇腹の厚さや段数や折り返
し部間の長さを変えることによって、ワイヤ−挿通部の
引出し長さや、ダンパ−機能等を広い範囲で調整するこ
とが可能になり、ワイヤ−の挿通とテ−プ巻きとを最適
の作業条件で行うことができると共に、ワイヤ−に掛か
る力に対する最適のダンパ−機能が得られ、種々の異な
った条件でシ−ル性を高く保つことができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の止水グロメットでは、ワイヤ
−挿通部をパネル取り付け部内周の空間内へ押し込むこ
とによって、パネル上で止水グロメットを短縮すること
ができ、電気機器をコンパクトにできると共に、周辺部
材との干渉が防止される。
−挿通部をパネル取り付け部内周の空間内へ押し込むこ
とによって、パネル上で止水グロメットを短縮すること
ができ、電気機器をコンパクトにできると共に、周辺部
材との干渉が防止される。
【0055】又、拡張機に掛けてワイヤ−を挿通し、ワ
イヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す際は、ワイヤ−
挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出しておけ
ば、これらの作業を容易に行える。
イヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す際は、ワイヤ−
挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出しておけ
ば、これらの作業を容易に行える。
【0056】更に、可撓性屈曲部のダンパ−機能は、ワ
イヤ−に掛かる径方向と軸方向の力を吸収し、パネル取
り付け部とシ−ル部とに掛かる力を緩和し、これらのシ
−ル性を保護する。
イヤ−に掛かる径方向と軸方向の力を吸収し、パネル取
り付け部とシ−ル部とに掛かる力を緩和し、これらのシ
−ル性を保護する。
【0057】更に、可撓性屈曲部をパネル取り付け部の
内周に収容し、ワイヤ−の揺動中心からの距離を近くし
たことによって、可撓性屈曲部でのワイヤ−の変位が小
さくなるから、ワイヤ−が大きく揺動してもパネル取り
付け部とシ−ル部に掛かる力が大きく緩和され、シ−ル
性が高く保たれる。
内周に収容し、ワイヤ−の揺動中心からの距離を近くし
たことによって、可撓性屈曲部でのワイヤ−の変位が小
さくなるから、ワイヤ−が大きく揺動してもパネル取り
付け部とシ−ル部に掛かる力が大きく緩和され、シ−ル
性が高く保たれる。
【0058】請求項2記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、可撓性の屈曲部に与えた弾性
力により、パネルへの取り付けの際はワイヤ−挿通部が
パネル取り付け部の空間に引き込まれるから、押し込み
作業が不要になると共に、パネル上で止水グロメットが
短い形状に保たれる。
同等の効果を得ると共に、可撓性の屈曲部に与えた弾性
力により、パネルへの取り付けの際はワイヤ−挿通部が
パネル取り付け部の空間に引き込まれるから、押し込み
作業が不要になると共に、パネル上で止水グロメットが
短い形状に保たれる。
【0059】又、止水グロメットを部品として保管する
際も、短縮した状態で保管できるから、保管性がよい。
際も、短縮した状態で保管できるから、保管性がよい。
【0060】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2の構成と同等の効果を得ると共に、ワイヤ−の挿通
作業とテ−プ巻き作業とを最適の条件で行うことが可能
になると共に、最適のダンパ−機能が得られ、種々の条
件下で止水グロメットのシ−ル性を高く保つことができ
る。
項2の構成と同等の効果を得ると共に、ワイヤ−の挿通
作業とテ−プ巻き作業とを最適の条件で行うことが可能
になると共に、最適のダンパ−機能が得られ、種々の条
件下で止水グロメットのシ−ル性を高く保つことができ
る。
【0061】請求項4記載の取り付け方法によれば、ワ
イヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出す
ことにより、拡張機に掛けてワイヤ−を挿通し、更にワ
イヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す作業が容易にな
る。
イヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出す
ことにより、拡張機に掛けてワイヤ−を挿通し、更にワ
イヤ−挿通部の外周にテ−プ巻きを施す作業が容易にな
る。
【0062】又、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の
空間に押し込むことによって全長が短くなり、電気機器
がコンパクト化し、周辺部材との干渉が防止される
空間に押し込むことによって全長が短くなり、電気機器
がコンパクト化し、周辺部材との干渉が防止される
【図1】本発明の第1実施形態の止水グロメットを示す
断面図であり、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の空
間に押し込んだ状態を示す。
断面図であり、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部の空
間に押し込んだ状態を示す。
【図2】図1の止水グロメットを示す断面図であり、ワ
イヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出し
てワイヤ−を挿通し、更に、ワイヤ−挿通部の外周にテ
−プ巻きを施した状態を示す。
イヤ−挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側へ引出し
てワイヤ−を挿通し、更に、ワイヤ−挿通部の外周にテ
−プ巻きを施した状態を示す。
【図3】図1の止水グロメットを示す断面図であり、パ
ネルに取り付けた後ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部
の空間に押し込んだ状態を示す。
ネルに取り付けた後ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部
の空間に押し込んだ状態を示す。
【図4】図1の止水グロメットを示す断面図であり、ワ
イヤ−が揺動してもシ−ル性が保持されることを示す。
イヤ−が揺動してもシ−ル性が保持されることを示す。
【図5】止水グロメットの従来例を示す断面図である。
【図6】図5の従来例において、ワイヤ−の揺動により
シ−ル性が損なわれた状態を示す。
シ−ル性が損なわれた状態を示す。
3 ワイヤ− 7 パネル 15 シ−ル材 23 パネルの取り付け孔 41 止水グロメット 43 ワイヤ−の挿通孔 45 パネル取り付け部 47 可撓性の屈曲部 49 ワイヤ−挿通部 51 シ−ル部 59 パネル取り付け部の外周に設けられた係合部 61 パネル取り付け部の内周に設けられた空間 65 シ−ル材の充填室
Claims (4)
- 【請求項1】 ワイヤ−の挿通孔が両端に開口した中空
部材であって、挿通したワイヤ−の外周を抑えるワイヤ
−挿通部と、その一端側に設けられたパネル取り付け部
と、他の端部側に設けられたシ−ル部とを備え、前記パ
ネル取り付け部は、パネルの取り付け孔に密着状態で係
合する係合部を外周側に有すると共に、内周とワイヤ−
との間に空間が形成され、前記シ−ル部は、ワイヤ−と
の間にシ−ル材の充填室を有する止水グロメットであっ
て、前記ワイヤ−挿通部とパネル取り付け部との間にこ
れらを連結する可撓性の屈曲部が形成され、ワイヤ−挿
通部を、この屈曲部の撓みによってパネル取り付け部内
周の前記空間内へ押し込み可能であり、パネル取り付け
部の軸方向外側へ引出し可能であることを特徴とする止
水グロメット。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、ワイヤ−
挿通部をパネル取り付け部の軸方向外側位置から空間に
引き込む弾性を、前記可撓性の屈曲部に与えたことを特
徴とする止水グロメット。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、前記可撓性の屈曲部が、ワイヤ−挿通部とパネル取
り付け部とを連結する蛇腹であることを特徴とする止水
グロメット。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載の止水グロメットの取り付け方法であって、止水グ
ロメットにワイヤ−を挿通し、シ−ル部の充填室にシ−
ル材を充填し、パネル取り付け部外周の係合部をパネル
の取り付け孔に係合させる工程の間に、パネル取り付け
部の軸方向外側へ引出したワイヤ−挿通部の外周にテ−
プ巻きを施した後、ワイヤ−挿通部をパネル取り付け部
内周の空間に押し込む工程を設けたことを特徴とする止
水グロメットの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8232218A JPH1080042A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 止水グロメット及び止水グロメットの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8232218A JPH1080042A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 止水グロメット及び止水グロメットの取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080042A true JPH1080042A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16935842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8232218A Pending JPH1080042A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 止水グロメット及び止水グロメットの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1080042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3702220A1 (en) * | 2019-02-28 | 2020-09-02 | Yazaki Corporation | Grommet and wire harness |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP8232218A patent/JPH1080042A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3702220A1 (en) * | 2019-02-28 | 2020-09-02 | Yazaki Corporation | Grommet and wire harness |
US11127516B2 (en) | 2019-02-28 | 2021-09-21 | Yazaki Corporation | Grommet and wire harness |
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