JPH1077823A - 内燃機関用消音器 - Google Patents
内燃機関用消音器Info
- Publication number
- JPH1077823A JPH1077823A JP23487296A JP23487296A JPH1077823A JP H1077823 A JPH1077823 A JP H1077823A JP 23487296 A JP23487296 A JP 23487296A JP 23487296 A JP23487296 A JP 23487296A JP H1077823 A JPH1077823 A JP H1077823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- long
- exhaust pipe
- fiber layer
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
器において、そのガラス繊維層を安価に形成する。排気
中の油性分による目詰まりを防止する。 【解決手段】 通気孔2が巻設された排気管1の外周
に、通気孔2部に位置して、長繊維3a,3bを、織成
することなく積層状態で巻設する。
Description
関するものである。
に排気系における内燃機関に近い位置に設けられるサブ
マフラにおいて、通気孔を貫設した排気管の外周に吸音
材を巻設したものがあるが、この吸音材として、耐熱
性、吸音性に優れたガラス繊維が使用されている。
ることから、高温、高圧の排気ガスが上記のガラス繊維
内に繰り返し作用してそのガラス繊維が排気管内に飛び
出し、経時によってガラス繊維の初期の重量が減少し、
消音効果が減少することがある。
るために従来、図5に示すように、通気孔101を貫設
した排気管100の外周に密着して巻設されるガラス繊
維層102を、ガラス繊維を織成してなるガラスクロス
で構成し、その外周にガラスニードルフェルト103を
巻設するようにしたものがある。
は、耐高温性、耐圧性に優れているが、これを織成した
ガラスクロスはステンレウールやガラスウールに比べて
高価であるため、上記のようにガラスクロスを使用する
と、その消音器が高価になる問題がある。
がガラス繊維層102内へ侵入するため、このガラス繊
維層102がガラスクロスであると、その織目部に油性
分が付着し、目詰まり現象を起こしやすい問題もある。
機関用消音器を提供することを目的とするものである。
めに、請求項1記載の発明は、通気孔(2)が貫設され
た排気管(1)の外周に、通気孔(2)部に位置して、
無機質の長繊維(3a)(3b)を、織成することなく
積層状態で巻設したことを特徴とするものである。
維(3a)(3b)相互が接着剤(3c)で接着されて
いるものである。請求項3記載の発明は、上記請求項1
又は2記載の発明において、排気管(1)の外周に巻設
された無機質の長繊維層(3)の外周に、所定寸法にカ
ットされた無機質の繊維からなるフェルト(4)を巻設
したものである。
の発明において、無機質の長繊維層(3)と無機質のフ
ェルト(4)を接着剤(5)で一体化したものである。
載の無機質のフェルト(4)をニードル加工で形成した
ものである。そして、請求項6記載の発明は、請求項1
〜5のいずれかに記載の長繊維層(3)が、ガラス繊維
または玄武岩からなる繊維、または高純度のシリカをセ
ラミック化した繊維で形成されているものである。
き本発明の実施の形態について説明する。1は内燃機関
の排気系に配置されて消音器を構成する排気管で、多数
の通気孔2が適宜間隔で貫設されている。
2部に位置して巻設された長繊維層で、ガラス等の無機
質の長繊維を織成することなく積層したものである。こ
の積層状態は、図3に示すように、下層の長繊維3aの
方向に対しその上層の長繊維3bの方向を変えて、両者
が同一方向に配置されるのを避けることが良い。例え
ば、上下層の長繊維3a,3bを相互に直交する方向に
配置したり、非直交方向(斜め方向)に配置する。ま
た、この長繊維3a,3bの積層本数は所望数に設定す
る。
互は、単に積層するだけでもよいが、図の実施例では適
宜な接着剤3cにより接着されている。4は上記長繊維
層3の外周に巻設された無機質の繊維からなるフェルト
で、所定の寸法にカットされた無機質の繊維をニードル
加工にてフェルト状にしたものである。このフェルト4
の厚みは所望に設定されている。
より接着剤5により接着されている。6は上記長繊維層
3の両側端面及び上記フェルト4の外周面と両側端面を
被覆する金属製の外殻で、上記排気管1に固着されてい
る。
る排気音の一部は通気孔2を通じて長繊維層3及びフェ
ルト4内に流入して吸音される。また、排気管1の外周
面に直接巻設されている長繊維層3は長繊維であるた
め、通気孔2から作用する高負圧によってもその長繊維
3a,3bが排気管1内に飛び出すことがない。
a,3bは織成されたものではなく単に積層したもので
あるため、その繊維間の目が微小にならず、排気ガス中
の油性分によって目詰まりすることが防止される。
ついて説明する。先ず、所定寸法にカットされた多数の
無機質繊維をニードル加工して所定厚のフェルト4を形
成する。また、長繊維3a,3bを織成することなく多
数本直交方向又は非直交方向に積層して所定厚の長繊維
層3を形成する。このとき、その長繊維3a,3bに接
着剤3cを吹き付け等によって付着させ、該接着剤3c
によりその長繊維3a,3b相互を接着する。
を図4に示すように重合してマット状にする。このと
き、必要により、フェルト4と長繊維層3を接着剤5に
より接着して一体化させる。次で、このマット状のもの
を、排気管1の所定の軸方向幅でかつ排気管1の全周に
巻設できる形状(面積)に切断する。
して、排気管1の通気孔2が貫設された位置における外
周面に図2に示すように巻設する。そして、外殻6を図
1のように嵌挿して排気管1に固着し、消音器を形成す
る。
ような長繊維層3を排気管1の通気孔2部の外周に巻設
し、その後に上記のようなフェルト4を上記長繊維層3
の外周に巻設してもよい。この場合、上記のように接着
剤5で接着してもよい。そして、上記のように外殻6を
嵌挿固着する。
外周に、更に上記のような長繊維層3とフェルト4を必
要層巻設してもよい。
ェルト4に使用する繊維としては、ガラス繊維、玄武岩
からなる繊維、更には高純度のシリカをセラミック化し
た繊維等の無機質繊維を使用することができ、本発明は
ガラス繊維に限定するものではない。また、上記長繊維
層3の繊維密度は、消音すべき音域により設定するもの
で、低密度又は高密度であってもよい。高密度の場合は
170〜200kg/m3の密度の品質にすることによ
り、この長繊維層3のみの単独層にして消音効果を発揮
できる。
明によれば、織成することなく積層された無機質の長繊
維を巻設したので、この長繊維が短繊維のように通気孔
から排気管内へ飛び出すことがなく、経時により長繊維
の初期の重量が減少して消音効果が低下することを防止
できる。
状態で巻設されているので、従来の織成された高価なガ
ラスクロスを使用するものに比べて、吸音材の基材であ
る無機質繊維そのものの価格に抑えることができ、消音
器を安価に形成できる。
状態であるため、その長繊維間の目が微小にならず、従
来のガラスクロスに見られた排気ガス中の油性分による
目詰まり現象を防止できる。
が接着固定されているので、使用中の振動等によっても
その長繊維の初期位置がずれることなく維持され、消音
器の仕様が長期に亘って保持される。
を発揮し、かつ所定寸法にカットされた無機質繊維の層
により消音効果を高めることができる。請求項4記載の
発明によれば、長繊維層とフェルトとを、排気管への巻
設前に、予め接着しておくことにより、これらが相互に
ずれることなく同時に排気管の外周へ巻設することがで
き、巻設作業が容易になる。
を有する無機質のフェルトの製造が容易になる。請求項
6記載の発明によれば、長繊維として、所望の無機質の
ものを選定して、所望の品質、価格等に対応させて上記
の効果を発揮できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 通気孔が貫設された排気管の外周に、通
気孔部に位置して、無機質の長繊維を、織成することな
く積層状態で巻設したことを特徴とする内燃機関用消音
器。 - 【請求項2】 無機質の長繊維相互が接着剤で接着され
ている請求項1記載の内燃機関用消音器。 - 【請求項3】 排気管の外周に巻設された無機質の長繊
維層の外周に、所定寸法にカットされた無機質の繊維か
らなるフェルトを巻設した請求項1又は2記載の内燃機
関用消音器。 - 【請求項4】 無機質の長繊維層と無機質のフェルトを
接着剤で一体化した請求項3記載の内燃機関用消音器。 - 【請求項5】 無機質のフェルトをニードル加工で形成
した請求項3又は4記載の内燃機関用消音器。 - 【請求項6】 長繊維層が、ガラス繊維または玄武岩か
らなる繊維、または高純度のシリカをセラミック化した
繊維で形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の
内燃機関用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23487296A JP3288936B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 内燃機関用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23487296A JP3288936B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 内燃機関用消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077823A true JPH1077823A (ja) | 1998-03-24 |
JP3288936B2 JP3288936B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=16977659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23487296A Expired - Lifetime JP3288936B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 内燃機関用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3288936B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2340884A (en) * | 1998-08-19 | 2000-03-01 | Lancaster Glass Fibre | Vehicle exhaust silencer or silencer cartridge with unidirectional fibres |
US6196351B1 (en) | 1999-06-04 | 2001-03-06 | Lancaster Glass Fibre Limited | Silencer cartridge |
JP2002004832A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004831A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004830A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004833A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材とこの消音材を用いた消音器 |
JP2004138057A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-05-13 | Sanritsu Kako Kk | 内燃機関の排気構造及びその製造方法 |
WO2007061133A1 (en) | 2005-11-24 | 2007-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sub-muffler |
JP2011047592A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Sharp Corp | 送風装置及び空気清浄機 |
JP2011069371A (ja) * | 2003-12-31 | 2011-04-07 | Owens Corning | マフラ組立体 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23487296A patent/JP3288936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2340884A (en) * | 1998-08-19 | 2000-03-01 | Lancaster Glass Fibre | Vehicle exhaust silencer or silencer cartridge with unidirectional fibres |
US6196351B1 (en) | 1999-06-04 | 2001-03-06 | Lancaster Glass Fibre Limited | Silencer cartridge |
JP2002004832A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004831A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004830A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材と消音材の製造方法 |
JP2002004833A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nakagawa Sangyo Kk | 消音材とこの消音材を用いた消音器 |
JP2004138057A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-05-13 | Sanritsu Kako Kk | 内燃機関の排気構造及びその製造方法 |
JP2011069371A (ja) * | 2003-12-31 | 2011-04-07 | Owens Corning | マフラ組立体 |
WO2007061133A1 (en) | 2005-11-24 | 2007-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sub-muffler |
JP2007146691A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Toyota Motor Corp | サブマフラー |
US7896129B2 (en) | 2005-11-24 | 2011-03-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sub-muffler |
JP2011047592A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Sharp Corp | 送風装置及び空気清浄機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3288936B2 (ja) | 2002-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6439340B1 (en) | Acoustically treated structurally reinforced sound absorbing panel | |
JP3288936B2 (ja) | 内燃機関用消音器 | |
US20090197044A1 (en) | Absorptive Heat Shield | |
JPH05280114A (ja) | 吸音性断熱板 | |
WO2020116139A1 (ja) | 防音カバーおよびエンジンユニット | |
JP4203373B2 (ja) | 車両用マフラー装置の製造方法 | |
JP2004044592A (ja) | 薄膜と共に形成した多孔性ダクト | |
JP2004519575A (ja) | 導管内の共振を減衰する装置 | |
JP3553177B2 (ja) | 車載用防音遮熱板 | |
JP3020812B2 (ja) | 防音遮熱構造 | |
JPH0436013A (ja) | 内燃機関の消音器 | |
JP3028465U (ja) | 消音ダクト | |
JPH11101121A (ja) | 内燃機関の消音器 | |
JPH09228820A (ja) | 消音器 | |
JP3394318B2 (ja) | 立体形状の防音遮熱板 | |
JP2503232Y2 (ja) | 内燃機関の消音器 | |
JPH0439380Y2 (ja) | ||
JP3051333U (ja) | 吸音遮熱部材 | |
JP2002339742A (ja) | 排気消音器の製造方法と排気消音器 | |
JP3302497B2 (ja) | 立体形状の防音遮熱板 | |
JP3146135B2 (ja) | 消音器 | |
CN210033599U (zh) | 一种消音器隔热罩 | |
JP3096231B2 (ja) | 消音器 | |
JPH062525A (ja) | 消音器 | |
JPH0680293B2 (ja) | 排気管の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140315 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |