JP3146135B2 - 消音器 - Google Patents
消音器Info
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Description
イなどの排気管に装着し、排気ガス放出時に発生する騒
音を吸収する消音器の改良に関する。
す構造のものが知られている。図6において、1は多数
の通気孔を有する多孔管、2はその周囲に巻き込んだロ
ックウール、ガラス繊維等のマット状吸音材、3はマッ
ト状吸音材の外周を覆う外筒、4,5はキャップ、6は
SUSメッシュ等のシール材、7はキャップに溶接等で
接続される排気管であり、前記多孔管と外筒とキャップ
とで消音器のケーシングが形成されている。この構成の
消音器は、排気ガス放出時に発生する騒音を前記多孔管
1の通気孔を覆うマット状吸音材2で吸収することによ
り、消音器としての機能を果たしている。
維よりなる吸音材が排気ガスの熱によって収縮し、その
収縮による隙間に排気ガスが廻り込み、振動、脈動、風
圧によって吸音材がケーシング内で激しく動き、多孔管
や外筒と擦れ合うことにより吸音材を形成している繊維
が折れたり、粉体化し、これらが多孔管の通気孔を経
て、排気ガス中に吸い込まれ、飛散するという欠点があ
る。
外周にSUSウールマットを巻き付け、それを外れない
ように多孔管に数個所でスポット溶接し、多孔管の通気
孔から吸音材の繊維が外に吸い出されるのを防止する提
案がなされ、実用化されている。
防止材用のSUSウールマットは、それを多孔管に巻き
付ける際、SUS繊維が折れて落下したり、SUS繊維
が作業者の手に刺さるなど、安全面に問題がある。ま
た、前記飛散防止材の使用によりコスト高となる。
ものであって、吸音材による吸音効果の低下を招くこと
なく、吸音材の繊維が多孔管の通気孔から外に飛散する
のを防止することができる消音器を提供することを主た
る目的としている。
とキャップとから成るケーシング内に無機質繊維よりな
るマット状吸音材を充填して構成する消音器において、
前記多孔管の外周に無機質長繊維製のスリーブを嵌挿す
ると共にその両端部を折り曲げて鍔部となし、この鍔部
で吸音材の端部を被覆させたことを要旨としている。
層状とする構造または同心に積層状とする構造のいずれ
でもよい。また、吸音材料としては、ロックウール、ガ
ラス繊維はもとより、シリカ繊維、セラミック繊維等の
使用が挙げられる。
ては、ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維等の耐熱
性無機質長繊維の使用が好ましい。前記無機質長繊維の
スリーブは、必要に応じ、2層〜3層にすることもでき
る。
てできた織布を筒状に縫製加工したスリーブ、または同
繊維を編んで作ったスリーブが使用できるが、多孔管へ
の緊密な嵌挿性およびスリーブの両端部の鍔状への折曲
げ性、さらに筒状体の製作容易性から伸縮性を有する後
者のスリーブが好ましい。
1の外周に、無機質長繊維製のスリーブ8を嵌挿すると
共にその両端部を折り曲げて鍔部8aとなし、この鍔部
8aで、スリーブ8の周囲に巻き込んだマット状吸音材
2の端部を被覆させ、吸音材2の外周に外筒3を設け、
吸音材2の端面をキャップ4,5で覆って構成し、前記
キャップ4,5に、多孔管1に連通する排気管7を接続
する。
お、図6と同一または類似する部材には、同じ符号が付
されている。即ち、1は多数の通気孔を有する多孔管、
2はその周囲に巻き込んだロックウール、ガラス繊維等
のマット状吸音材、3はマット状吸音材の外周を覆う外
筒、4,5はキャップ、6はSUSメッシュ等のシール
材、7は排気管である。
糸で編んだ所要長さのスリーブ8が嵌挿され、その上に
マット状吸音材2が巻き込まれている。本実施例では、
前記スリーブ8は吸音材2の巾より長く、吸音材2の端
面より突出するスリーブ部分が径方向に折り曲げられ、
吸音材の端面を被覆する鍔部8aとされ、そのあとで嵌
め込んだキャップ4,5によって押える構造とされてい
る。
維の糸で編んで作ったスリーブ8は、吸音材の繊維が多
孔管1の通気孔から外に飛散するのを防止する役目を果
たしている。
は、織成物と異なり、適度の伸縮性を有するので、スリ
ーブ径より太目の外径の多孔管への嵌挿は容易、かつ緊
密な状態で行なうことができる。
成した鍔部8aで吸音材の端面を被覆させた構造によれ
ば、多孔管に近い吸音材の端面からの繊維の飛散防止に
効果がある。また、前記鍔部8aはキャップ4,5で押
えられて固定されており、排気ガスの風圧等によるスリ
ーブのズレを防止するのにも役立っている。
材層(吸音材+繊維の飛散防止材)の吸音率をJIS
A 1405「管内法による建築材料の垂直入射吸音率
測定方法」により測定した結果を示したものである。本
発明品の吸音材層の測定サンプルの構成は、ガラス繊維
マット(厚さ6mm、密度0.10g/cm3)の上にガラス
長繊維を編んで作った円筒状のスリーブから切り出した
ガラス布地片(厚さ1mm、密度0.20g/cm3)を積層
したものであり、従来品の吸音材料の測定サンプルの構
成は、本発明品と同じガラス繊維マットの上にSUSウ
ールマット(厚さ4mm、密度0.20g/cm3)を積層し
たものである。吸音率の測定は両者とも繊維の飛散防止
材を音源側として行った。図5のグラフに示すように、
本発明品の吸音材層は従来品の吸音材層に比べて吸音効
果に優れる。消音器に組み込んだ場合、スリーブがSU
Sマットに比べて薄いので同一構造のケーシングを使用
した場合、吸音材の厚さを厚くできるので消音効果が従
来品よりも優れる。
ば、多孔管に無機質繊維製のスリーブを嵌挿し、これを
多孔管と吸音材の間に介在させたので、吸音効果を低下
させることなく、高温排気ガスから吸音材の繊維を保護
して飛散を確実に防止することができる。また、スリー
ブの端部を折り曲げて形成した鍔部で吸音材の端部を被
覆しているので、多孔管に近い吸音材の端面からの繊維
の飛散防止に効果があり、かつスリーブのズレ防止にも
効果がある。加えて、編んで作ったスリーブは伸縮性を
有することから、多孔管に容易に緊密な状態で嵌挿する
ことができ、さらにまた、スリーブの編み糸の径および
本数を変えることにより、適当な網目間隔に調整を行な
い、スリーブの通気抵抗を吸音性能に悪影響を与えない
適当な範囲に調整できる。しかも、前記スリーブは、従
来の多孔管巻き付け用金属繊維マットや金属繊維ロープ
に比べて軽いため、消音器自体の軽量化にも寄与でき
る。
る。
る。
したグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 多孔管と外筒とキャップとから成るケー
シング内に無機質繊維よりなるマット状吸音材を充填し
て構成する消音器において、前記多孔管の外周に、無機
質長繊維製のスリーブを嵌挿すると共にその両端部を折
り曲げて鍔部となし、この鍔部で吸音材の端部を被覆さ
せたことを特徴とする消音器。 - 【請求項2】 前記スリーブが無機質長繊維の編物から
なることを特徴とする請求項1に記載の消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21252095A JP3146135B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21252095A JP3146135B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941941A JPH0941941A (ja) | 1997-02-10 |
JP3146135B2 true JP3146135B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=16624038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21252095A Expired - Fee Related JP3146135B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146135B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094539A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Sakura Kogyo Kk | 内燃機関用マフラー並びにその製造方法 |
KR101662510B1 (ko) * | 2010-11-05 | 2016-10-05 | 현대자동차주식회사 | 차량용 머플러의 이물 유입 방지 구조 |
KR101251798B1 (ko) * | 2011-10-21 | 2013-04-08 | 현대자동차주식회사 | 레조네이터 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP21252095A patent/JP3146135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0941941A (ja) | 1997-02-10 |
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