JPH0941941A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH0941941A
JPH0941941A JP21252095A JP21252095A JPH0941941A JP H0941941 A JPH0941941 A JP H0941941A JP 21252095 A JP21252095 A JP 21252095A JP 21252095 A JP21252095 A JP 21252095A JP H0941941 A JPH0941941 A JP H0941941A
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sound absorbing
absorbing material
sleeve
fibers
scattering
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JP21252095A
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Michio Fujino
道夫 藤野
Koji Tsuzuki
浩二 都筑
Masafumi Tanaka
真文 田中
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Nichias Corp
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Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸音材による吸音効果の低下を招くことな
く、吸音材の繊維が多孔管の通気孔から外に飛散するの
を防止できる消音器を提供する。 【解決手段】 多孔管1と外筒3とキャップとから成る
ケーシング内に無機質繊維によるマット状吸音材2を充
填して構成する消音器において、多孔管1の外周に、ガ
ラス繊維等の無機質長繊維を編んで作ったスリーブ8を
嵌挿する。スリーブ8は伸縮性を有するので、多孔管1
に容易に緊密な状態で嵌挿することができ、吸音材の繊
維の飛散防止の役目を果たしている。また、伸縮性を有
するスリーブ8は、その両端を容易に折り曲げて鍔部8
aとすることができ、それで吸音材2の端面を被覆し、
繊維の飛散防止に役立たせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、オートバ
イなどの排気管に装着し、排気ガス放出時に発生する騒
音を吸収する消音器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消音器として、図6に示
す構造のものが知られている。図6において、1は多数
の通気孔を有する多孔管、2はその周囲に巻き込んだロ
ックウール、ガラス繊維等のマット状吸音材、3はマッ
ト状吸音材の外周を覆う外筒、4,5はキャップ、6は
SUSメッシュ等のシール材、7はキャップに溶接等で
接続される排気管であり、前記多孔管と外筒とキャップ
とで消音器のケーシングが形成されている。この構成の
消音器は、排気ガス放出時に発生する騒音を前記多孔管
1の通気孔を覆うマット状吸音材2で吸収することによ
り、消音器としての機能を果たしている。
【0003】しかし、上記構成の消音器にあっては、繊
維よりなる吸音材が排気ガスの熱によって収縮し、その
収縮による隙間に排気ガスが廻り込み、振動、脈動、風
圧によって吸音材がケーシング内で激しく動き、多孔管
や外筒と擦れ合うことにより吸音材を形成している繊維
が折れたり、粉体化し、これらが多孔管の通気孔を経
て、排気ガス中に吸い込まれ、飛散するという欠点があ
る。
【0004】上記欠点を除去する手段として、多孔管の
外周にSUSウールマットを巻き付け、それを外れない
ように多孔管に数個所でスポット溶接し、多孔管の通気
孔から吸音材の繊維が外に吸い出されるのを防止する提
案がなされ、実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した飛散
防止材用のSUSウールマットは、それを多孔管に巻き
付ける際、SUS繊維が折れて落下したり、SUS繊維
が作業者の手に刺さるなど、安全面に問題がある。ま
た、前記飛散防止材の使用によりコスト高となる。
【0006】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、吸音材による吸音効果の低下を招くこと
なく、吸音材の繊維が多孔管の通気孔から外に飛散する
のを防止することができる消音器を提供することを主た
る目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多孔管と外筒
とキャップとから成るケーシング内に無機質繊維よりな
るマット状吸音材を充填して構成する消音器において、
前記多孔管の外周に無機質長繊維製のスリーブを嵌挿し
たことを要旨としている。
【0008】前記マット状吸音材は、巻き込みにより積
層状とする構造または同心に積層状とする構造のいずれ
でもよい。また、吸音材料としては、ロックウール、ガ
ラス繊維はもとより、シリカ繊維、セラミック繊維等の
使用が挙げられる。
【0009】前記スリーブを形成する無機質長繊維とし
ては、ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維等の耐熱
性無機質長繊維の使用が好ましい。前記無機質長繊維の
スリーブは、必要に応じ、2層〜3層にすることもでき
る。
【0010】前記スリーブとしては無機質長繊維を織っ
てできた織布を筒状に縫製加工したスリーブ、または同
繊維を編んで作ったスリーブが使用できるが、多孔管へ
の緊密な嵌挿性およびスリーブの両端部の鍔状への折曲
げ性、さらに筒状体の製作容易性から伸縮性を有する後
者のスリーブが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4に示すように、多孔管
1の外周に、無機質長繊維製のスリーブ8を嵌挿し、そ
の周囲にマット状吸音材2を巻き込み、その外周に外筒
3を設け、吸音材2の端面をキャップ4,5で覆って構
成し、前記キャップ4,5に、多孔管1に連通する排気
管7を接続する。
【0012】
【実施例】図1〜図4に、本発明の一実施例を示す。な
お、図6と同一または類似する部材には、同じ符号が付
されている。即ち、1は多数の通気孔を有する多孔管、
2はその周囲に巻き込んだロックウール、ガラス繊維等
のマット状吸音材、3はマット状吸音材の外周を覆う外
筒、4,5はキャップ、6はSUSメッシュ等のシール
材、7は排気管である。
【0013】前記多孔管1の外周には、無機質長繊維の
糸で編んだ所要長さのスリーブ8が嵌挿され、その上に
マット状吸音材2が巻き込まれている。本実施例では、
前記スリーブ8は吸音材2の巾より長く、吸音材2の端
面より突出するスリーブ部分が径方向に折り曲げられ、
吸音材の端面を被覆する鍔部8aとされ、そのあとで嵌
め込んだキャップ4,5によって押える構造とされてい
る。
【0014】上記構成の消音器においては、無機質長繊
維の糸で編んで作ったスリーブ8は、吸音材の繊維が多
孔管1の通気孔から外に飛散するのを防止する役目を果
たしている。
【0015】しかも前記編み込んで作ったスリーブ8
は、織成物と異なり、適度の伸縮性を有するので、スリ
ーブ径より太目の外径の多孔管への嵌挿は容易、かつ緊
密な状態で行なうことができる。
【0016】加えて、スリーブ8の端部を折り曲げて形
成した鍔部8aで吸音材の端面を被覆させた構造によれ
ば、多孔管に近い吸音材の端面からの繊維の飛散防止に
効果がある。また、前記鍔部8aはキャップ4,5で押
えられて固定されており、排気ガスの風圧等によるスリ
ーブのズレを防止するのにも役立っている。
【0017】図5のグラフは、本発明品と従来品の吸音
材層(吸音材+繊維の飛散防止材)の吸音率をJIS
A 1405「管内法による建築材料の垂直入射吸音率
測定方法」により測定した結果を示したものである。本
発明品の吸音材層の測定サンプルの構成は、ガラス繊維
マット(厚さ6mm、密度0.10g/cm3)の上にガラス
長繊維を編んで作った円筒状のスリーブから切り出した
ガラス布地片(厚さ1mm、密度0.20g/cm3)を積層
したものであり、従来品の吸音材料の測定サンプルの構
成は、本発明品と同じガラス繊維マットの上にSUSウ
ールマット(厚さ4mm、密度0.20g/cm3)を積層し
たものである。吸音率の測定は両者とも繊維の飛散防止
材を音源側として行った。図5のグラフに示すように、
本発明品の吸音材層は従来品の吸音材層に比べて吸音効
果に優れる。消音器に組み込んだ場合、スリーブがSU
Sマットに比べて薄いので同一構造のケーシングを使用
した場合、吸音材の厚さを厚くできるので消音効果が従
来品よりも優れる。
【0018】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、多孔管に無機質繊維製のスリーブを嵌挿し、これを
多孔管と吸音材の間に介在させたので、吸音効果を低下
させることなく、高温排気ガスから吸音材の繊維を保護
して飛散を確実に防止することができる。加えて、編ん
で作ったスリーブは伸縮性を有することから、多孔管に
容易に緊密な状態で嵌挿することができ、さらにまた、
スリーブの編み糸の径および本数を変えることにより、
適当な網目間隔に調整を行ない、スリーブの通気抵抗を
吸音性能に悪影響を与えない適当な範囲に調整できる。
しかも、前記スリーブは、従来の多孔管巻き付け用金属
繊維マットや金属繊維ロープに比べて軽いため、消音器
自体の軽量化にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す消音器の縦断面図であ
る。
【図2】図1のX−X線の断面図である。
【図3】図1のY−Y線の断面図である。
【図4】多孔管にスリーブを嵌挿した状態の側面図であ
る。
【図5】本発明品および従来品の垂直入射吸音率を対比
したグラフである。
【図6】従来の消音器の縦断面図である。
【符号の説明】
1 多孔管 2 マット状吸音材 3 外筒 4,5 キャップ 6 シール材 7 排気管 8 スリーブ 8a スリーブ両端鍔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔管と外筒とキャップとから成るケー
    シング内に無機質繊維よりなるマット状吸音材を充填し
    て構成する消音器において、前記多孔管の外周に、無機
    質長繊維製のスリーブを嵌挿したことを特徴とする消音
    器。
  2. 【請求項2】 前記スリーブが無機質長繊維の編物から
    なることを特徴とする請求項1に記載の消音器。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの両端部を折り曲げて鍔部
    となし、この鍔部で吸音材の端部を被覆させたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の消音器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094539A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Sakura Kogyo Kk 内燃機関用マフラー並びにその製造方法
KR20120048265A (ko) * 2010-11-05 2012-05-15 현대자동차주식회사 차량용 머플러의 이물 유입 방지 구조
KR101251798B1 (ko) * 2011-10-21 2013-04-08 현대자동차주식회사 레조네이터

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