JP2002004831A - 消音材と消音材の製造方法 - Google Patents

消音材と消音材の製造方法

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JP2002004831A
JP2002004831A JP2000192003A JP2000192003A JP2002004831A JP 2002004831 A JP2002004831 A JP 2002004831A JP 2000192003 A JP2000192003 A JP 2000192003A JP 2000192003 A JP2000192003 A JP 2000192003A JP 2002004831 A JP2002004831 A JP 2002004831A
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JP
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basalt
cut
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silencer
fibers
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JP2000192003A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Nakagawa
幸弘 中川
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Nakagawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Sangyo Co Ltd
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガスに対して耐久性のある消音材を提供
するとともにその製造方法を提供する。 【解決手段】 玄武岩を溶解してこれを長繊維にしたバ
サルトヤーン1aを多数本集束剤で束ねて集束材1とす
る。この集束材1を中繊維にカットし、このカットされ
た集束材2を用いてニードル加工によりマット状にして
消音材3にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の消音器に
用いる消音材とその消音材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関の排気系には、排気ガ
スの消音を目的とした消音器が配置されている。
【0003】消音器は高周波音対策として消音材を使用
しており、その消音材の主な材料はガラスファイバーで
ある。
【0004】消音器の配置として触媒による排気浄化装
置より下流部にサブマフラ及びプリマフラが配置され、
最下流部にメインマフラが配置されている。このような
サブマフラ及びプリマフラは前記排気浄化装置の直近に
位置することもあり、この場合にはサブマフラ及びプリ
マフラには高い排気ガス温や大きな脈動の影響を受け
る。
【0005】そのため、従来においては、サブマフラや
プリマフラの多孔排気管にステンレスウールを巻設して
その外周にガラスファイバー等の消音材を巻設或いは内
充填するのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】消音材として使用され
るガラスファイバーは各種温度領域での使用に耐えうる
品質の確立が見られるが、排気ガス中に含まれる酸性物
質やアルカリ性物質に対しては不十分であるため、ガラ
スファイバーが劣化折損し排気ガスと共に大気中へ排出
されるおそれがある。
【0007】そこで本発明は前記に鑑み、耐酸性、耐ア
ルカリ性に優れ、かつ消音性に優れた消音材とその消音
材の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、玄武岩を溶解して
これを繊維状にしたバサルトヤーンからなる中繊維の集
束材をニードル加工によりマット状にして形成されてい
ることを特徴とする消音材である。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、玄武岩を溶
解してこれを長繊維にしたバサルトヤーンを多数本集束
剤で束ねて集束材とし、この集束材を中繊維にカット
し、このカットされた集束材を用いてニードル加工によ
りマット状にして消音材にすることを特徴とする消音材
の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。
【0011】本発明の消音材の製造は、先ず天然鉱物で
ある玄武岩を溶解し、これを多孔のブッシングより引き
出してフィラメント状の長繊維のバサルトヤーンとし、
この長繊維のバサルトヤーンを多数本束ねてボビンに巻
き取るとともにその際に、その多数本のバサルトヤーン
を束ねるための集束剤を使用して、図1(a)に示すよ
うな長尺の集束材1を作る。図1(a)において、1a
はバサルトヤーンを示す。
【0012】前記の長繊維状のバサルトヤーン1aの1
本の繊維径は所望に設定するが、9μ〜24μのものが
理想的である。また、1本の集束材1におけるバサルト
ヤーン1aの使用本数は所望に設定するが、例えば10
00本〜4000本使用する。
【0013】次で、前記の長繊維からなる集束材1を図
1(b)に示すように中繊維にカットする。この集束材
1の繊維方向のカット寸法は約100〜250mmの寸
法とし、該約100〜250mmのものが全体の略80
%となるようにして、全体として平均して約150mm
のカット寸法になるようにする。
【0014】次で、前記のように集束され、かつ中繊維
にカットされたもの2を集めて、これをニードル加工に
よって図1(c)に示すようにマット状にして消音材3
とする。
【0015】このように前記の集束材1を解繊すること
なくニードル加工でマット状にすることにより、そのフ
ィラメント(バサルトヤーン)が高密度に配置され、透
過音を少なくすることができる。
【0016】そして、前記のマット状の消音材3を、図
2に示すように、消音器4を構成する穴明きパイプ5の
外周に巻設する。このとき、穴明きパイプ5の外周にス
テンレスウール6を巻設して、このステンレスウール6
の外周に前記のマット状にした消音材3を巻設して、そ
の消音材3の飛散を一層防止するとよい。そして、前記
の消音材3の外周を外殻7で被覆して消音器4を形成す
る。
【0017】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明の消音材
は玄武岩からなる結晶質材のバサルトヤーンで形成され
ているため、従来の非結晶質材からなるガラス繊維のも
のに比べて、排気ガス中の酸性物質やアルカリ性物質に
よる劣化が少なく、耐久性の向上を図ることができる。
【0018】更に、中繊維からなる集束材を解繊するこ
となくニードル加工でマット状にして消音材としたの
で、その繊維(バサルトヤーン)が高密度に配置され、
透過音対策として有効な機能を発揮する。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記請求項
1記載の消音材を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(a)〜(c)
は消音材の製造工程を示す図。
【図2】図1で製造した本発明の消音材を消音器に用い
た状態を示す図。
【符号の説明】
1 集束材 1a バサルトヤーン 2 中繊維にカットしたもの 3 マット状にした消音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/46 D04H 1/46 Z F01N 1/04 F01N 1/04 K E 7/18 7/18 G10K 11/162 C04B 111:52 // C04B 111:52 G10K 11/16 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄武岩を溶解してこれを繊維状にしたバ
    サルトヤーンからなる中繊維の集束材をニードル加工に
    よりマット状にして形成されていることを特徴とする消
    音材。
  2. 【請求項2】 玄武岩を溶解してこれを長繊維にしたバ
    サルトヤーンを多数本集束剤で束ねて集束材とし、この
    集束材を中繊維にカットし、このカットされた集束材を
    用いてニードル加工によりマット状にして消音材にする
    ことを特徴とする消音材の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110747558A (zh) * 2019-10-10 2020-02-04 浙江石金玄武岩纤维股份有限公司 一种保温隔热板用玄武岩纤维缝纫线及其制备方法

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JPH06280144A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Takenaka Komuten Co Ltd 無機繊維フェルトの製造方法
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