JP2000240426A - 消音器における消音層の製造方法 - Google Patents

消音器における消音層の製造方法

Info

Publication number
JP2000240426A
JP2000240426A JP4401399A JP4401399A JP2000240426A JP 2000240426 A JP2000240426 A JP 2000240426A JP 4401399 A JP4401399 A JP 4401399A JP 4401399 A JP4401399 A JP 4401399A JP 2000240426 A JP2000240426 A JP 2000240426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perforated pipe
fiber bundle
bundle
sound deadening
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4401399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Nakagawa
幸弘 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakagawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakagawa Sangyo Co Ltd filed Critical Nakagawa Sangyo Co Ltd
Priority to JP4401399A priority Critical patent/JP2000240426A/ja
Publication of JP2000240426A publication Critical patent/JP2000240426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラスファイバーを使用して消音層を形成す
るものにおいて、その消音層の密度の均等化を図り、消
音性能を向上させる。 【解決手段】 多数本のグラスファイバーを集束剤で束
ねた集束材1を解繊してバルキー状にし、この解繊され
た繊維束2を消音器を構成する穴明きパイプ4の外周に
巻設して消音層6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消音器における消音
層の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の内燃機関の排気系には、
その上流側に位置してプリマフラ又はサブマフラが配置
されている。
【0003】このような消音器として従来、図3に示す
ように、消音器を構成するケース100のエンドプレー
ト101に注入穴102を形成し、該注入穴102から
長繊維のグラスファイバー103を穴明きパイプ(イン
ナーパイプ)104とケース100との間の空間105
内にランダムに注入して、該グラスファイバー103に
より消音層を形成するようにした消音器が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のようにグラ
スファイバー103を注入する方法においては、グラス
ファイバー103の充填量が不足したり、空間全域での
充填量にバラツキが発生して充填密度が不均一になり、
消音性能が低下する問題がある。
【0005】そこで本発明は、グラスファイバーを使用
して消音層を構成するものにおいて、その消音層の密度
の均等化を図り、消音性能を向上する消音器における消
音層の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、多数本のグラスフ
ァイバーを集束剤で束ねた集束材を解繊してバルキー状
にし、この解繊された繊維束を消音器を構成する穴明き
パイプの外周に巻設して消音層を形成することを特徴と
するものである。
【0007】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、前記解繊する方法として、前記集束材を
ノズル内に供給するとともに該ノズル内に圧搾空気を吹
き込み、この圧搾空気により集束材をほぐしてノズルよ
り連続的に解繊された繊維束を作るようにしたものであ
る。
【0008】請求項3記載の第3の発明は、前記第1又
は第2の発明において、前記解繊された繊維束を穴明き
パイプの外周に巻設する方法として、穴明きパイプを、
その軸芯を中心として回転しつつ前記繊維束を供給する
ようにしたものである。
【0009】請求項4記載の第4の発明は、前記第1乃
至第3のいずれかの発明において、前記解繊された繊維
束を穴明きパイプの外周に巻設する方法として、穴明き
パイプを、その軸芯を中心として回転しつつ前記繊維束
を、テンションローラによってテンションを付与しつつ
穴明きパイプに供給するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1は製造
工程を示す。
【0011】図1(a)は使用するグラスファイバーを
所定本集束剤で接着して束ねた集束材を示す。該集束材
1は、例えば、1本の繊維径が13μ〜24μの長繊維
のグラスファイバー1aを約2000本束ねたものであ
る。このグラスファイバー1aの繊維径は、前記の径に
限るものではなく、それよりも細いものでも太いもので
もよい。また、束ねる本数も1000本あるいは400
0本など必要量に定めるものである。
【0012】次で、図1(b)に示すように、前記の集
束材1を解繊して(ほぐして)単繊維状にし、バルキー
(嵩高)状にする。すなわち、グラスウール状にする。
この解繊方法としては、例えば、ノズル中に前記の集束
材1を供給するとともにそのノズル中に圧搾空気を吹き
込み、この圧搾空気で集束材1を単繊維状にほぐしてノ
ズルより連続的に送り出して、バルキー状に解繊された
繊維束2を連続的に作る。
【0013】次で、前記の繊維束2を図1(c)に示す
ようにストッカー3にストックする。このとき、1束の
繊維束2は、解繊した状態で、ある程度まとまってスト
ックされる。
【0014】次で、前記ストッカー3にストックされた
前記繊維束2を、ストッカー3から引き出して図1
(d)に示すように消音器を構成する穴明きパイプ、例
えばインナーパイプ4の外周面に巻き付ける。このイン
ナーパイプ4には小孔5が形成されており、繊維束2は
小孔5が形成された範囲に巻き付ける。また、巻き付け
る方法としては、インナーパイプ4を適宜回転手段によ
りその軸芯を中心として回転しつつ繊維束2をトラバー
ス機構等によりインナーパイプ4の軸方向に往復移動さ
せて巻き付ける。この巻き付け量は所望に設定されるも
ので、1束状になった繊維束2の往復量により一重或い
は多重に巻き付ける。
【0015】なお、前記のように1束状の繊維束2で巻
き付けてもよいが、生産性を考慮して2束、3束など複
数束を同時に巻き付けてもよい。図1(e)は前記のよ
うに巻き付けられた状態を示し、前記の巻き付けによ
り、バルキー性を有するグラスウール状の消音層6が形
成される。
【0016】また、前記のようにストッカー3内の繊維
束2をインナーパイプ4部へ供給する方法としては、例
えば図2に示すように、ストッカー3内から繊維束2を
供給ローラ7,8で引き出し、この引き出された繊維束
2をテンションローラ9,10間に通し、その先を前記
のインナーパイプ4に供給して巻き付ける。このように
テンションローラ9,10を設けることにより、このテ
ンションローラ9,10のテンション調整によってイン
ナーパイプ4に巻き付ける繊維束2の密度、重量を調整
することができる。
【0017】なお、消音層6に要求される密度によって
は、前記のようなテンションローラ9,10を使用しな
い場合もある。すなわち、繊維束2と、これを供給する
部材との摩擦のみとしてもよい。
【0018】前記図1(e)に示すようにインナーパイ
プ4に消音層6を形成した後、そのインナーパイプ4を
図1(f)に示すように、一方にインナーパイプ挿通穴
11を形成した端板12を有するアウターパイプ13の
他端側開口部より挿入する。このとき、消音層6の外径
はアウターパイプ13の内面に一ぱいに嵌る外径になっ
ている。
【0019】そして、前記のようにインナーパイプ4と
消音層6を図1(g)に示すようにアウターパイプ13
内に挿入した後、図1(g)に示すように他方の端板1
4をアウターパイプ13着して消音器15が製造され
る。
【0020】尚、前記実施例は、インナーパイプに適用
した例であるが、その他の穴明きパイプ、例えばアウト
レットパイプ等の穴明き部に前記のような消音層6を設
ける場合にも本発明は適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、多数本のグラスファイバーを集束剤で束
ねた集束材を解繊してバルキー状の繊維束にし、これを
穴明きパイプの外周に巻設して消音層を形成するため、
前記従来のようなグラスファイバーを消音器の空間に充
填するものに比べて、消音層全体の密度を均等化するこ
とができる。そのため、消音性能が向上する。
【0022】請求項2記載の発明によれば、更に、前記
の解繊が容易にかつ連続的に行える。請求項3記載の発
明によれば、穴明きパイプへの繊維束の巻設が容易に行
える。
【0023】そして、請求項4記載の発明によれば、繊
維束の供給時のテンションを調整して、形成される消音
層の密度を容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を示すもので、(a)〜
(g)は各工程を示す。
【図2】本発明の製造工程における繊維束を穴明きパイ
プへ供給する工程の1例を示す。
【図3】従来の製造方法の例を示す図。
【符号の説明】
1 集束材 1a グラスファイバー 2 繊維束 4 ストッカー 5 穴 6 穴明きパイプ 9,10 テンションローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本のグラスファイバーを集束剤で束
    ねた集束材を解繊してバルキー状にし、この解繊された
    繊維束を消音器を構成する穴明きパイプの外周に巻設し
    て消音層を形成することを特徴とする消音器における消
    音層の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記解繊する方法として、前記集束材を
    ノズル内に供給するとともに該ノズル内に圧搾空気を吹
    き込み、この圧搾空気により集束材をほぐしてノズルよ
    り連続的に解繊された繊維束を作るようにした請求項1
    記載の消音器における消音層の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記解繊された繊維束を穴明きパイプの
    外周に巻設する方法として、穴明きパイプを、その軸芯
    を中心として回転しつつ前記繊維束を供給するようにし
    た請求項1又は2記載の消音器における消音層の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記解繊された繊維束を穴明きパイプの
    外周に巻設する方法として、穴明きパイプを、その軸芯
    を中心として回転しつつ前記繊維束を、テンションロー
    ラによってテンションを付与しつつ穴明きパイプに供給
    するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の消音
    器における消音層の製造方法。
JP4401399A 1999-02-23 1999-02-23 消音器における消音層の製造方法 Pending JP2000240426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4401399A JP2000240426A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 消音器における消音層の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4401399A JP2000240426A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 消音器における消音層の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000240426A true JP2000240426A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12679814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4401399A Pending JP2000240426A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 消音器における消音層の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000240426A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106133A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nippon Glass Fiber Kogyo Kk 内燃機関の消音器
JP2021102934A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 日本グラスファイバー工業株式会社 内燃機関の消音器及び吸音シート
JP2022136368A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 中川産業株式会社 車両用マフラーの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106133A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nippon Glass Fiber Kogyo Kk 内燃機関の消音器
JP2021102934A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 日本グラスファイバー工業株式会社 内燃機関の消音器及び吸音シート
JP7242056B2 (ja) 2019-12-25 2023-03-20 日本グラスファイバー工業株式会社 内燃機関の消音器及び吸音シート
JP2022136368A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 中川産業株式会社 車両用マフラーの製造方法
US11746682B2 (en) 2021-03-08 2023-09-05 Nakagawa Sangyo Co., Ltd. Method for manufacturing a vehicle muffler

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6446750B1 (en) Process for filling a muffler shell with fibrous material
US6607052B2 (en) Muffler shell filling process and muffler filled with fibrous material
US7077922B2 (en) Technique to fill silencers
US6467571B2 (en) Sound absorbing material, muffler using the sound absorbing material, and method for forming sound absorbing layer thereof
EP4056816A1 (en) Vehicle muffler manufacturing method
JP2016196890A (ja) 消音、吸音または遮断用の成形材料を含んでいるマフラー
JP2000240426A (ja) 消音器における消音層の製造方法
EP1217184B1 (en) Sound absorbing material, muffler using the sound absorbing material, and method for forming sound absorbing layer thereof
JP2007016764A (ja) 消音器の外筒に繊維材料を充填するための方法
WO2003002798A1 (en) Co-texturization of reinforcing fibers and thermoplastic fibers
RU2579802C2 (ru) Шумопоглощающая вставка для автомобилей и способ ее изготовления
KR20030066585A (ko) 다층 화이버가 충진된 흡음 장치 및 그 제조 방법
JP2000356119A (ja) 消音材とこれを使用した消音器とその消音層の形成方法
JP2002004832A (ja) 消音材と消音材の製造方法
JP2002004833A (ja) 消音材とこの消音材を用いた消音器
JP2002004830A (ja) 消音材と消音材の製造方法
JP4474171B2 (ja) 消音構造体及びその製造方法並びに消音器及びその製造方法
JPH0641727B2 (ja) 内燃機関の消音器
JP7458561B1 (ja) 消音器の製造方法
KR100299608B1 (ko) 자동차용 머플러소음기에 사용되는 흡음재용 크림프성 벌키사
JP2002004831A (ja) 消音材と消音材の製造方法
EP3430247A1 (en) Method for producing a fibrous mat for the acoustic and/or thermal insulation of a component of a motor vehicle
JPH01125514A (ja) 消音器の製造方法
KR200177139Y1 (ko) 자동차용 머플러소음기에 사용되는 흡음재용 크림프성벌키사
JP2002523663A (ja) 消音器カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050830

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060207