JPH10763A - 輪転印刷機清掃装置 - Google Patents

輪転印刷機清掃装置

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JPH10763A
JPH10763A JP9068432A JP6843297A JPH10763A JP H10763 A JPH10763 A JP H10763A JP 9068432 A JP9068432 A JP 9068432A JP 6843297 A JP6843297 A JP 6843297A JP H10763 A JPH10763 A JP H10763A
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Willi Becker
ベカ ヴィリィ
Jens Friedrichs
フリードリヒ イェーン
Frank Kropp
クロッペ フランク
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices
    • B41F35/006Cleaning arrangements or devices for impression cylinders

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴周面の最適且つ短時間のクリーニングを保
証する輪転印刷機のクリーニング装置を提供する。 【解決手段】 圧着フレームが各クリーニングサイクル
の終了後に調整信号の解除を受けて引き上げ具として形
成された引っ張りばねによってくわえ爪の高さを越えて
持ち上げられ、胴のくわえ爪の領域に少なくとも1つの
カムセグメントが設けられ、圧着フレームにカムローラ
ー付きの旋回レバーが設けられ、くわえ爪の領域におい
て圧着フレームに圧着力がかけられてカムローラーがカ
ムセグメントの最高位箇所に接触し、カムセグメントが
前記箇所につづいて下降傾斜箇所を有することにより、
胴2がさらに回転するとカムローラー21と旋回レバー
20とを介して圧着フレーム6がくわえ爪の後方で胴の
幅全体にわたって胴の周面19に圧着されるように構成
することにより上記のクリーニング装置を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダーギャップ
にくわえ爪が設けられている胴の周面をクリーニングす
るための輪転印刷機クリーニング装置であって、クリー
ニングクロスと、クリーニング液で湿らせることのでき
るクリーニングクロスを胴の周面に圧着させる圧着フレ
ームと、クリーニングクロス付き圧着フレームの圧着/
引き上げを行なう制御装置とを装備したクリーニング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のこの種の実施形態(EP 0 257 818
B1)において、圧着装置はカム装置を介して 作動シリ
ンダーの圧力に抗して持ち上げられる。これはクリーニ
ング速度が相対的に高い場合には、カム従動部がカムに
当たる際にかなりの衝撃を与える。さらにその他に、ク
ロス巻取り具を含めた装置全体が運動させられなければ
ならないことから、慣性を克服するためにかなりの力が
必要とされる点も短所てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の技術水準から出
発して、本発明の課題はクリーニング装置の最適制御を
行い、それによってクリーニング時間を短縮することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に基づき前記課題
は、圧着フレームが各クリーニングサイクルの終了後に
調整信号の解除を受けて引き上げ具として形成された引
っ張りばねによってくわえ爪の高さを越えて持ち上げら
れ、胴のくわえ爪の領域にカムセグメントが設けられ、
圧着フレームにカムローラー付きの旋回レバーが設けら
れ、くわえ爪の領域において圧着フレームに圧着力がか
けられてカムローラーがカムセグメントの最高位箇所に
接触し、カムセグメントが同箇所につづいて下降傾斜箇
所を有することにより、胴がさらに回転するとカムロー
ラーと旋回レバーとを介して圧着フレームがくわえ爪の
後方で胴の幅全体にわたって胴の周面に圧着されること
によって解決される。この解決方法においては、わずか
な質量の圧着フレームが運動させられるにすぎず、しか
もその際、胴のくわえ爪の領域における圧着フレームの
引きげをやや長い胴周区間にわたり−したがって、相対
的に緩慢に−実施することができる。これにより、不利
な効果をもたらす衝撃の発生を完全に回避することがで
きる。カムローラーがカムセグメント上をころがると同
時にそれがカムセグメントに押しつけられることから、
くわえ爪の直後でのクリーニングクロスの正確な圧着が
保証され、これによって胴の周面を実際に完全にクリー
ニングすることができる。また、激しい衝撃がなんら発
生し得ないことからして、比較的高速でクリーニング処
理を実施することができ、したがってクリーニングに要
される時間を短縮することが可能である。
【0005】本発明の好適な構成は、圧着フレームに空
気圧シリンダーが配備され、同シリンダーが圧着力を発
生させ、クリーニングクロスが圧着フレームの弾性異形
レールを介して周面に圧着されることを特徴としてい
る。空気圧シリンダーを経て均一な圧着力がつくりださ
れることから、異形レールがクリーニングクロスを介し
て胴周面の正確なクリーニングを実施することができ
る。
【0006】本発明の別途な構成により、空気圧シリン
ダー内の高圧が調整信号を介して遮断され、圧着フレー
ムに付された引っ張りばねが引き上げ具として作用し、
同ばねがシリンダーギャップの領域において圧着フレー
ムを持ち上げる。その際、高圧の遮断を延引させること
ができ、これにより圧着フレームがやや長い胴周区間に
わたって緩慢に引き上げられる。こうした解決方法にお
いて、障害となる衝撃はなんら発生し得ない。
【0007】正確な調整を実施し得るようにするため、
さらに、引き上げられたポジションにおいて圧着フレー
ムを支持フレームのストッパーに接触させ、圧着された
ポジションにおいて調整ねじで調整し得るようにするこ
とが提案される。またさらに、空気圧シリンダー内の圧
力が角度送信器によって制御されるようにするのが好適
である。これにより確実で調和的なプロセスの実現が保
証される。引き上げ具用の制御信号は胴と連結された角
度送信器によって送出されるのが好適である。この解決
方法により、慣性抵抗がきわめてわずかで、胴周面の最
適且つ短時間のクリーニングを保証するクリーニング装
置の制御が実現される。
【0008】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一つの実施例を示
している。
【0009】クリーニング装置1は圧胴2または──ホ
ールダー4の向きを変えることにより──ブランケット
胴3に圧着させることができる。この場合、ホールダー
4は印刷機横枠の間の左右両側に設けられており、クリ
ーニング装置1の取り外しを可能とする。
【0010】ホールダー4の間に旋回式に配置されてい
る支持フレーム5の内部には圧着フレーム6が設けられ
ており、同圧着フレームは胴の幅全体にわたって延びて
いる。圧着フレーム6は左右両側において旋回ピン7を
介して支持フレーム5に旋回式に支持されている。圧着
フレーム6はその幅全体にわたって複数のばねボルト8
を内蔵しており、同ばねボルトは案内具9、10によっ
て案内されている。案内具10に圧縮ばね11が作用す
ることにより、異形レール12は案内具10を介して弾
性支持されている。クリーニングクロス13は異形レー
ル12を介して案内される。ばねボルト8のナット14
はばねストロークの調整を可能とし、それが圧着フレー
ム6に接することによりばねストロークを制限する。
【0011】圧胴2のシリンダーギャップ15には圧胴
2の幅全体にわたって延びた爪軸16に複数のくわえ爪
17が設けられており、同くわえ爪は爪台18と共働す
る。この場合、くわえ爪17は、図1と2に示したよう
に、圧胴2の周面19よりも外に突き出ている。圧胴2
の周面19は金属箔で被覆されていてよく、それがクリ
ーニング装置によってクリーニングされる。
【0012】圧着フレーム6の旋回ピン7には片側もし
くは両側においてカムローラー21付きの旋回レバー2
0が取り付けられている。くわえ爪17の領域において
圧胴2にはカムセグメント22が取り付けられており、
圧胴2が回転する際にカムローラー21が同セグメント
上をロールする。
【0013】支持フレーム5上には空気圧シリンダー2
3が取り付けられており、同シリンダーのピストンロッ
ド24は圧力が加わるとローラー25を介して圧着フレ
ーム6を旋回ピン7を中心にして下方に旋回させる。ロ
ーラー25はローラーピン26を介して圧着フレーム6
に取り付けられている(図2および3)。空気圧シリン
ダー23内の高圧が遮断されると、圧着フレーム6は引
き上げ具として形成された引っ張りばね27によって図
1に示したポジションに復帰させられ、これにより異形
レール12がクリーニングクロス13と共に周面19か
ら引き離される。引き上げ具として形成された引っ張り
ばね27は支持フレーム5に取り付けられているピン2
8と圧着フレーム6に取り付けられているピン29との
間に張られている。ピストンロッド24を介したクリー
ニングクロスの圧着運動を制限するため、圧着フレーム
6には調整ナット31を備えたねじボルト30が設けら
れており、同ねじボルト30は図1に示した圧着フレー
ム6が復帰したポジションにおいてスリット32内を遊
動し得るようになされている。圧着フレーム6が旋回し
て図2に示したポジションにもたらされると、調整ナッ
ト31は支持フレーム5上に接触着座し、これにより、
圧胴2の周面19の方向への圧着フレーム6の旋回運動
を制限する。
【0014】図1に示した圧着フレーム6が復帰したポ
ジションにおいて圧着フレーム6はストッパー33を介
して支持フレーム5に接している。圧胴2が回転すると
シリンダーギャップ15の領域において、たとえば角度
送信器を経て調整信号が送出され、これが空気圧シリン
ダー23内の高圧を遮断する。圧着フレーム6は引き上
げ具として形成された引っ張りばね27を介してクリー
ニングクロス13と共に図1に示したポジションに復帰
させられる。カムセグメント22の最高位箇所の領域に
おいて空気圧シリンダー23に再び圧力が加わり、その
結果、カムローラー21がカムセグメント22の最高位
箇所と接触する。圧胴2が矢印方向にさらに回転する
と、ピストンロッド24が圧着フレーム6を下方に押
し、その際、カムローラー21を介してカムセグメント
の下降傾斜箇所34に沿って運動が制御される(図2の
ポジション)。ねじボルト30の調整ナット31が支持
フレーム5の外周面に接触着座すると、ただちに旋回運
動は終了し、弾性異形レール12の先端がクリーニング
クロス13を圧胴2の周面19に圧着する。この場合、
カムローラー21とカムセグメント22との間の接触は
中断されている。クリーニング装置を制御するための調
整信号は、たとえば圧胴2に取り付けられている公知の
角度送信器によって送出させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、わずかな
質量の圧着フレームが運動させられるにすぎず、しかも
その際、胴のくわえ爪の領域における圧着フレームの引
きげをやや長い胴周区間にわたり−したがって、相対的
に緩慢に−実施することができるという効果がある。こ
れにより、不利な効果をもたらす衝撃の発生を完全に回
避することができる。カムローラーがカムセグメント上
をころがると同時にそれがカムセグメントに押しつけら
れることから、くわえ爪の直後でのクリーニングクロス
の正確な圧着が保証され、これによって胴の周面を実際
に完全にクリーニングすることができる。また、激しい
衝撃がなんら発生し得ないことからして、比較的高速で
クリーニング処理を実施することができ、したがってク
リーニングに要される時間を短縮することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧着フレームが引き上げられたポジションにあ
るクリーニング装置の部分断面(図3のI−Iの断面)
を示す図である。
【図2】クリーニングクロスが周面に圧着された状態の
クリーニング装置の部分断面(図3のII−IIの断
面)を示す図である。
【図3】クリーニング装置の部分縦断面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 クリーニング装置 2 圧胴 3 ブランケット胴 4 ホールダー 5 支持フレーム 6 圧着フレーム 7 旋回ピン 8 ばねボルト 9、10 案内具 11 圧縮ばね 12 異形レール 13 クリーニングクロス 14 ナット 15 シリンダーギャップ 16 爪軸 17 くわえ爪 18 爪台 19 周面 20 旋回レバー 21 カムローラー 22 カムセグメント 23 空気圧シリンダー 24 ピストンロッド 25 ローラー 26 ローラーピン 27 引っ張りばね 28、29 ピン 30 ねじボルト 31 調整ナット 32 スリット 33 ストッパー 34 下降傾斜箇所
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 輪転印刷機清掃装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダーチャンネ
にくわえ爪が設けられている胴の周面を清掃するため
の輪転印刷機清掃装置であって、清掃布と、清掃液で湿
らせることのできる清掃布を胴の周面に押圧させる押圧
と、清掃布付き押圧板押圧/引き上げを行なう制御
装置とを装備した清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のこの種の実施形態(EP 0 257 818
B1) において、押圧装置はカム装置を介して作動シリ
ンダーの圧力に抗して持ち上げられる。これは清掃速度
が相対的に高い場合には、カム従動部がカムに当たる際
にかなりの衝撃を与える。さらにその他に、布巻取り具
を含めた装置全体が運動させられなければならないこと
から、慣性を克服するためにかなりの力が必要とされる
点も短所ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の技術水準から出
発して、本発明の課題は清掃装置の最適制御を行い、そ
れによって清掃時間を短縮することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に基づき前記課題
は、押圧板が各清掃サイクルの終了後に調整信号の解除
を受けて引き上げ具として形成された引っ張りばねによ
ってくわえ爪の高さを越えて持ち上げられ、胴のくわえ
爪の領域にカムセグメントが設けられ、押圧板にカムロ
ーラー付きの旋回レバーが設けられ、くわえ爪の領域に
おいて押圧板押圧力がかけられてカムローラーがカム
セグメントの最高位箇所に接触し、カムセグメントが同
箇所につづいて下降傾斜箇所を有することにより、胴が
さらに回転するとカムローラーと旋回レバーとを介して
押圧板がくわえ爪の後方で胴の幅全体にわたって胴の周
面に押圧されることによって解決される。この解決方法
においては、わずかな質量の押圧板が運動させられるに
すぎず、しかもその際、胴のくわえ爪の領域における
圧板の引きげをやや長い胴周区間にわたり−したがっ
て、相対的に緩慢に−実施することができる。これによ
り、不利な効果をもたらす衝撃の発生を完全に回避する
ことができる。カムローラーがカムセグメント上をころ
がると同時にそれがカムセグメントに押しつけられるこ
とから、くわえ爪の直後での清掃布の正確な押圧が保証
され、これによって胴の周面を実際に完全に清掃するこ
とができる。また、激しい衝撃がなんら発生し得ないこ
とからして、比較的高速で清掃処理を実施することがで
き、したがって清掃に要される時間を短縮することが可
能である。
【0005】本発明の好適な構成は、押圧板に空気圧シ
リンダーが配備され、同シリンダーが押圧力を発生さ
せ、清掃布押圧板の弾性異形レールを介して周面に
されることを特徴としている。空気圧シリンダーを経
て均一な押圧力がつくりだされることから、異形レール
清掃布を介して胴周面の正確な清掃を実施することが
できる。
【0006】本発明の別途な構成により、空気圧シリン
ダー内の高圧が調整信号を介して遮断され、押圧板に付
された引っ張りばねが引き上げ具として作用し、同ばね
がシリンダーチャンネルの領域において押圧板を持ち上
げる。その際、高圧の遮断を延引させることができ、こ
れにより押圧板がやや長い胴周区間にわたって緩慢に引
き上げられる。こうした解決方法において、障害となる
衝撃はなんら発生し得ない。
【0007】正確な調整を実施し得るようにするため、
さらに、引き上げられたポジションにおいて押圧板を支
持フレームのストッパーに接触させ、押圧されたポジシ
ョンにおいて調整ねじで調整し得るようにすることが提
案される。またさらに、空気圧シリンダー内の圧力が角
度送信器によって制御されるようにするのが好適であ
る。これにより確実で調和的なプロセスの実現が保証さ
れる。引き上げ具用の制御信号は胴と連結された角度送
信器によって送出されるのが好適である。この解決方法
により、慣性抵抗がきわめてわずかで、胴周面の最適且
つ短時間の清掃を保証する清掃装置の制御が実現され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一つの実施例を示
している。
【0009】清掃装置1は圧胴2またはホールダー4の
向きを変えることによりブランケット胴3に押圧させる
ことができる。この場合、ホールダー4は印刷機横枠の
間の左右両側に設けられており、清掃装置1の取り外し
を可能とする。
【0010】ホールダー4の間に旋回式に配置されてい
る支持フレーム5の内部には押圧板6が設けられてお
り、同押圧板は胴の幅全体にわたって延びている。押圧
6は左右両側において旋回ピン7を介して支持フレー
ム5に旋回式に支持されている。押圧板6はその幅全体
にわたって複数のばねボルト8を内蔵しており、同ばね
ボルトは案内具9、10によって案内されている。案内
具10に圧縮ばね11が作用することにより、異形レー
ル12は案内具10を介して弾性支持されている。清掃
13は異形レール12を介して案内される。ばねボル
ト8のナット14はばねストロークの調整を可能とし、
それが押圧板6に接することによりばねストロークを制
限する。
【0011】圧胴2のシリンダーチャンネル15には圧
胴2の幅全体にわたって延びた爪軸16に複数のくわえ
爪17が設けられており、同くわえ爪は爪台18と共働
する。この場合、くわえ爪17は、図1と2に示したよ
うに、圧胴2の周面19よりも外に突き出ている。圧胴
2の周面19は金属箔で被覆されていてよく、それが
装置によって清掃される。
【0012】押圧板6の旋回ピン7には片側もしくは両
側においてカムローラー21付きの旋回レバー20が取
り付けられている。くわえ爪17の領域において圧胴2
にはカムセグメント22が取り付けられており、圧胴2
が回転する際にカムローラー21が同セグメント上をロ
ールする。
【0013】支持フレーム5上には空気圧シリンダー2
3が取り付けられており、同シリンダーのピストンロッ
ド24は圧力が加わるとローラー25を介して押圧板
を旋回ピン7を中心にして下方に旋回させる。ローラー
25はローラーピン26を介して押圧板6に取り付けら
れている(図2および3)。空気圧シリンダー23内の
高圧が遮断されると、押圧板6は引き上げ具として形成
された引っ張りばね27によって図1に示したポジショ
ンに復帰させられ、これにより異形レール12が清掃布
13と共に周面19から引き離される。引き上げ具とし
て形成された引っ張りばね27は支持フレーム5に取り
付けられているピン28と押圧板6に取り付けられてい
るピン29との間に張られている。ピストンロッド24
を介した清掃布押圧運動を制限するため、押圧板6に
は調整ナット31を備えたねじボルト30が設けられて
おり、同ねじボルト30は図1に示した押圧板6が復帰
したポジションにおいてスリット32内を遊動し得るよ
うになされている。押圧板6が旋回して図2に示したポ
ジションにもたらされると、調整ナット31は支持フレ
ーム5上に接触着座し、これにより、圧胴2の周面19
の方向への押圧板6の旋回運動を制限する。
【0014】図1に示した押圧板6が復帰したポジショ
ンにおいて押圧板6はストッパー33を介して支持フレ
ーム5に接している。圧胴2が回転するとシリンダー
ャンネル15の領域において、たとえば角度送信器を経
て調整信号が送出され、これが空気圧シリンダー23内
の高圧を遮断する。押圧板6は引き上げ具として形成さ
れた引っ張りばね27を介して清掃布13と共に図1に
示したポジションに復帰させられる。カムセグメント2
2の最高位箇所の領域において空気圧シリンダー23に
再び圧力が加わり、その結果、カムローラー21がカム
セグメント22の最高位箇所と接触する。圧胴2が矢印
方向にさらに回転すると、ピストンロッド24が押圧板
6を下方に押し、その際、カムローラー21を介してカ
ムセグメントの下降傾斜箇所34に沿って運動が制御さ
れる(図2のポジション)。ねじボルト30の調整ナッ
ト31が支持フレーム5の外周面に接触着座すると、た
だちに旋回運動は終了し、弾性異形レール12の先端が
清掃布13を圧胴2の周面19に押圧する。この場合、
カムローラー21とカムセグメント22との間の接触は
中断されている。清掃装置を制御するための調整信号
は、たとえば圧胴2に取り付けられている公知の角度送
信器によって送出させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、わずかな
質量の押圧板が運動させられるにすぎず、しかもその
際、胴のくわえ爪の領域における押圧板の引きげをやや
長い胴周区間にわたり−したがって、相対的に緩慢に−
実施することができるという効果がある。これにより、
不利な効果をもたらす衝撃の発生を完全に回避すること
ができる。カムローラーがカムセグメント上をころがる
と同時にそれがカムセグメントに押しつけられることか
ら、くわえ爪の直後での清掃布の正確な押圧が保証さ
れ、これによって胴の周面を実際に完全に清掃すること
ができる。また、激しい衝撃がなんら発生し得ないこと
からして、比較的高速で清掃処理を実施することがで
き、したがって清掃に要される時間を短縮することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】押圧板が引き上げられたポジションにある清掃
装置の部分断面(図3のI−Iの断面)を示す図であ
る。
【図2】清掃布が周面に押圧された状態の清掃装置の部
分断面(図3のII−IIの断面)を示す図である。
【図3】清掃装置の部分縦断面を示す図である。
【符号の説明】 1 清掃装置 2 圧胴 3 ブランケット胴 4 ホールダー 5 支持フレーム 6 押圧板 7 旋回ピン 8 ばねボルト 9、10 案内具 11 圧縮ばね 12 異形レール 13 清掃布 14 ナット 15 シリンダーチャンネル 16 爪軸 17 くわえ爪 18 爪台 19 周面 20 旋回レバー 21 カムローラー 22 カムセグメント 23 空気圧シリンダー 24 ピストンロッド 25 ローラー 26 ローラーピン 27 引っ張りばね 28、29 ピン 30 ねじボルト 31 調整ナット 32 スリット 33 ストッパー 34 下降傾斜箇所
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 イェーン フリードリヒ ドイツ連邦共和国 69118 ハイデルベル ク ペイターシュタラー シュトラーセ 84 (72)発明者 フランク クロッペ ドイツ連邦共和国 69239 ネッカルシュ タイナッハ アム アイヒェルベルク 27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーギャップにくわえ爪が設けら
    れている胴の周面をクリーニングするための輪転印刷機
    クリーニング装置であって、クリーニングクロスと、ク
    リーニング液で湿らせることのできるクリーニングクロ
    スを胴の周面に圧着させる圧着フレームと、クリーニン
    グクロス付き圧着フレームの圧着/引き上げを行なう調
    整装置とを装備したクリーニング装置において、 圧着フレーム(6)が各クリーニングサイクルの終了後
    に調整信号の解除を受けて引き上げ具として形成された
    引っ張りばね(27)によってくわえ爪(17)の高さ
    を越えて持ち上げられ、 胴(2)のくわえ爪(17)の領域に少なくとも1つの
    カムセグメント(22)が設けられ、 圧着フレーム(6)にカムローラー(21)付きの旋回
    レバー(20)が設けられ、 くわえ爪(17)の領域において圧着フレーム(6)に
    圧着力がかけられてカムローラー(21)がカムセグメ
    ントの最高位箇所に接触し、 カムセグメント(22)が前記箇所につづいて下降傾斜
    箇所(34)を有することにより、胴(2)がさらに回
    転するとカムローラー(21)と旋回レバー(20)と
    を介して圧着フレーム(6)がくわえ爪(17)の後方
    で胴の幅全体にわたって胴の周面(19)に圧着される
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 圧着フレーム(6)に空気圧シリンダー
    (23)が配備され、該シリンダーが圧着力を発生さ
    せ、クリーニングクロス(13)が圧着フレーム(6)
    の弾性異形レール(12)を介して周面(19)に圧着
    されることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】 調整信号が空気圧シリンダー(23)内
    の高圧を遮断し、引き上げ具として形成された引っ張り
    ばね(27)が圧着フレーム(6)に設けられ、該引っ
    張りばね(27)がシリンダーギャップ(15)の領域
    において圧着フレーム(6)を持ち上げることを特徴と
    する請求項1に記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 圧着フレーム(6)が、引き上げられた
    ポジションにおいて支持フレーム(5)のストッパー
    (33)に接触し、圧着されたポジションにおいて調整
    ねじのねじボルト(30)と調整ナット(31)とによ
    って調整することができることを特徴とする請求項1ま
    たは3に記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 空気圧シリンダー(23)内の圧力が角
    度検出器によって制御されることを特徴とする請求項1
    または3に記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 引き上げ具として形成された引っ張りば
    ね(27)用の調整信号が胴(2)と連結された角度送
    信器によって送出されることを特徴とする請求項1に記
    載のクリーニング装置。
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