JP2898601B2 - 曲げ加工装置の把持部復帰機構 - Google Patents

曲げ加工装置の把持部復帰機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属長尺物、例
えば自動車のドアの窓枠等に用いられる細長い鋼材の曲
げ加工装置に関し、特にはその曲げ加工時に金属長尺物
の端部を把持して首を振る把持部の復帰機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属長尺物の曲げ加工装置とし
て、図7の正面図およびその曲げ型を外した状態の平面
図である図8に示すものがある。図示の曲げ加工装置
は、機械台部71の両横に水平方向に回動する回動アー
ム72が設けられ、その回動アーム72の先端に立設さ
れた垂直支持部73に把持部74が上下スライド動可能
に設けられている。そして、前記把持部74のチャック
75で金属長尺物Wの端部を把持して一定張力で引っ張
りながら、回動アーム72を水平方向へ回動させること
により、前記金属長尺物Wを曲げ型76に押し当てて、
曲げ型76に沿って曲げ加工を行い、その後、把持部7
4から金属長尺物が外される。符号77は、前記チャッ
ク75を引っ張って金属長尺物Wに一定の張力を賦与す
るためのシリンダ装置である。
【0003】ところで、前記把持部74は、金属長尺物
の曲げ加工時に金属長尺物の端部が、曲げ加工前の状態
とは異なる向きとなるため、その金属長尺物の端部の向
きに合わせて上下、左右に自由に首を振ることができる
ようにされている。
【0004】また、前記把持部74は、金属長尺物の曲
げ加工後には、次の曲げ加工を行い易くするため、曲げ
加工前の初めの位置に戻っているのが好ましい。そこ
で、従来では、前記把持部74を元の位置に戻す把持部
復帰機構として、把持部74にバネ78,79を取り付
け、把持部74の首振りによってバネ78,79に発生
するバネ弾性により、把持部74を元の位置に戻すよう
になされている。
【0005】なお、曲げ加工装置には、前記のように曲
げ型が固定されたタイプの他に、図示しないが、回転可
能な曲げ型に金属長尺物の一端を固定し、金属長尺物の
他端を把持部で引っ張りながら前記曲げ型を回転させる
ことにより、回転曲げ型に金属長尺物を押し当てるタイ
プもあるが、その場合においても前記把持部の復帰機構
と同様の復帰機構が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の把持部
の復帰機構にあっては、曲げ加工終了後に金属長尺物を
把持部から外すと瞬時に、把持部が復帰機構のバネ弾性
により勢いよく初めの位置に戻り、しかも慣性力により
しばらく往復首振り運動をする。しかも、前記把持部
は、金属長尺物の曲げ加工時に金属長尺物に一定の張力
を付与するため、金属長尺物の端部とともに曲げ型に接
近し、曲げ加工終了時に最接近する。したがって、把持
部は曲げ型に最接近した状態で曲げ加工前の位置まで首
を勢いよく振って戻ることとなるため、その際に把持部
先端のチャックが曲げ型と激しく接触して曲げ型を破損
させるおそれがある。
【0007】特に、金属長尺物の無駄を無くすために
は、把持部を曲げ型に極力近づけて曲げ加工を行うのが
好ましいことから、前記把持部が復帰時に曲げ型に一層
接触し易くなる問題がある。さらには、曲げ加工終了後
金属長尺物を把持部から外すと瞬時に把持部がバネによ
り元の位置に復帰するため、把持部を前記シリンダ装置
77により曲げ加工前の位置まで後退させて、曲げ型か
ら離す時間的余裕もない。
【0008】また、金属長尺物を曲げ型に正しく沿わせ
て曲げ加工を行うためには、その曲げ加工時に金属長尺
物に曲げ以外の余分な力が加わらないようにするのが好
ましい。しかし、従来の把持部の復帰機構によれば、金
属長尺物を曲げる際にもバネによる復元力が把持部を介
して金属長尺物に加わるため、金属長尺物の曲げ加工に
悪影響を生じるおそれがある。
【0009】この発明は、前記の点に鑑みなされたもの
で、金属長尺物の曲げ加工装置に関して、金属長尺物の
曲げ加工後における金属長尺物用把持部の位置復帰時に
把持部が曲げ型と勢いよく接触するのを防止でき、しか
も曲げ加工時には余分な力が金属長尺物に加わらないよ
うにできる把持部の復帰機構を提供しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属長尺物
の少なくとも一方の端部を把持部のチャック支持用シリ
ンダ装置先端のチャックで把持して一定の張力を加えな
がら該金属長尺物を曲げ型に押し当てて曲げ加工を行う
際に、前記把持部のチャック支持用シリンダ装置が金属
長尺物の端部の向きに合わせて回動し首を振るようにさ
れた曲げ加工装置において、前記把持部のチャック支持
用シリンダ装置を金属長尺物の曲げ加工後に、該曲げ加
工前の位置へ戻す把持部復帰機構として、作動部材の前
進後退により前記把持部の一部を押しまたは引いてチャ
ック支持用シリンダ装置を回動させる復帰用シリンダ装
置を設け、前記金属長尺物の曲げ加工中は復帰用シリン
ダ装置を作動部材の前進後退自由な解放状態にしてチャ
ック支持用シリンダ装置を回動自在にし、一方、曲げ加
工後には前記復帰用シリンダ装置の作動部材を前進また
は後退させて前記チャック支持用シリンダ装置を曲げ加
工前の位置へ回動させるようにしたことを特徴とする曲
げ加工装置の把持部復帰機構に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の把持部復帰機構を
有する曲げ加工装置の一例を示す概略正面図、図2は図
1の曲げ加工装置の概略平面図、図3は同実施例の曲げ
加工装置における曲げ加工時を示す概略正面図、図4は
図3の曲げ加工装置の概略平面図、図5は図4の把持部
付近を示す拡大平面図、図6は同実施例の把持部が復帰
した状態を示す把持部付近の拡大平面図である。
【0012】図1および図2に示す曲げ加工装置は、金
属長尺物Wを所定形状に曲げるためのもので、固定曲げ
型タイプからなり、機械台部11に曲げ型21と端部曲
げ装置31が設けられている。
【0013】機械台部11は、この曲げ加工装置の設置
用基部となるもので、この例では板状体13とその上に
設けられたボックス14とからなる。このボックス14
の上部に曲げ型21が固定される。符号15は、後記す
る回動アーム用のシリンダ装置に加圧油を供給する装置
である。
【0014】曲げ型21は、所望形状に曲がった溝状の
型面22を正面に有するもので、この型面22に金属長
尺物Wを押し当てて曲げるようになっている。この曲げ
型21は、金属長尺物Wから形成する製品形状に応じて
交換される。
【0015】一方、端部曲げ装置31は、前記曲げ型2
1の型面22に沿って金属長尺物Wを水平方向および上
下方向へ曲げるためのもので、前記ボックス14の左右
に水平方向への回動を自在として基部側32aが取り付
けられた回動アーム32と、その回動アーム32の先端
側32bに立設された垂直支持部37と、その垂直支持
部37に上下スライドおよび水平方向への回動を自在と
して取り付けられた把持部39とよりなる。
【0016】回動アーム32は、金属長尺物Wを水平方
向へ曲げて曲げ型21の型面22に押し当てるためのも
ので、その基部側32aが、図2に示すように、上下方
向の軸33によって水平方向へ回動自在に軸着されてい
る。前記軸33は回動アーム32の基部に固着されると
ともに、側面に水平腕部34が突設されている。そし
て、前記水平腕部34の先端にシリンダ装置35の一端
側(この例では作動部材36先端)が水平方向への回動
を自在に軸着され、またそのシリンダ装置35の他端側
(この例ではシリンダ装置のケース側)が前記ボックス
14に水平方向への回動を自在にして軸着されている。
これによって、一種のクランク機構が構成されるため、
前記シリンダ装置35の作動部材36が前進後退(伸
縮)することによって、回動アーム32の基部に水平方
向への回動力が加わり、前記軸33を中心として回動ア
ーム32が水平方向へ回動する。
【0017】垂直支持部37は、金属長尺物Wを曲げ型
21の型面22形状に応じて金属長尺物Wの端部を上下
させるためのもので、前記回動アーム32の先端側32
bに立設された支柱38に上下スライド自在に把持部3
9が取り付けられている。
【0018】把持部39は、金属長尺物Wを把持して一
定張力でもって引っ張りながら曲げ型21に押しつける
ためのもので、前記支柱38に設けられたガイドレール
に上下スライド自在に取り付けられた第一枠体40と、
該枠体40に水平方向への回動を自在として取り付けら
れた第二枠体45と、該第二枠体45に上下回動自在に
取り付けられたチャック支持用シリンダ装置49と、そ
の先端に取り付けられたチャック55と、把持部復帰機
構としての復帰用シリンダ装置59とよりなる。
【0019】第一枠体40は、上面41と下面42と背
面とよりなる側面視略コの字形をしたもので、その上下
面41,42間に、第二枠体45が取り付けられてい
る。符号44は、この第一枠体40を金属長尺物Wの曲
げ時に曲げ型21の型面22型状に応じて上下させるた
めのシリンダ装置である。
【0020】第二枠体45は、左右両端が開口した筒状
からなって、その上下外面に設けた上下方向の軸によっ
て第一枠体41に水平方向へ回動自在に軸着されてい
る。また、図6の拡大平面図に示すように前記第二枠体
45上面の軸46は、前記第一枠体40の上面41を貫
通し、該上面41の外面で略ハート型をした回動部材4
7が固着されている。そして、該ハート型回動部材47
の水平方向の回動によって第二枠体45が水平方向へ回
動するようになっている。
【0021】チャック支持用シリンダ装置49は、その
作動部材50先端に設けられるチャック55を保持する
とともに前後動させて、金属長尺物Wに一定の張力を付
与するためのものである。このチャック支持用シリンダ
装置49は、前記作動部材50を曲げ型21側にして第
二枠体45内に挿通され、該チャック支持用シリンダ装
置49のケース51の側面で第二枠体45の前後面に軸
着されて上下回動自在にされている。
【0022】チャック55は、金属長尺物Wの端部を把
持するためのもので、シリンダ装置56によって開閉す
る公知のものである。
【0023】把持部の復帰機構を構成する復帰用シリン
ダ装置59は、図6からよりよくわかる水平方向復帰用
シリンダ装置60と、図1に示される上下方向復帰用シ
リンダ装置65とよりなる。
【0024】前記水平方向復帰用シリンダ装置60は、
図6に示されるように、作動部材61の先端に水平方向
に回動するローラ62が設けられていて、そのローラ6
2が前記ハート型回動部材47の後部の窪み部48中心
位置と当接するように、前記第一枠体40の上面41に
取り付けられている。
【0025】一方、上下方向復帰用シリンダ装置65
は、図1に示すように、第二枠体45の上部と前記チャ
ック支持用シリンダ装置49のケース51間に作動部材
66を下向きにして設けられていて、その作動部材66
の下端に前記チャック支持用シリンダ装置49のケース
部50が上下回動自在に軸着されている。なお、前記の
各シリンダ装置は、油圧によって作動部材が前進後退す
るものが用いられている。
【0026】このようにしてなる前記曲げ加工装置は、
次のようにして金属長尺物Wの曲げ加工がなされる。ま
ず、図1および図2に示すように、金属長尺物Wの両端
が前記チャック55により把持され、チャック支持用シ
リンダ装置49によって一定の張力でもって引っ張られ
る。この時、復帰用シリンダ装置59を構成する水平方
向復帰用シリンダ装置60と上下方向復帰用シリンダ装
置65は、加圧が解除されて作動部材61,66が自由
に前進後退または上下できる解放状態とされている。
【0027】その状態で図3および図4に示すように、
前記回動アーム32が金属長尺物Wの曲げ方向となる水
平方向へ回動し、金属長尺物Wを曲げ型21の溝状型面
22に押し当て、型面22に沿って曲げる。その際、金
属長尺物Wが順次当接する曲げ型21の型面22部分の
向きに応じて金属長尺物Wの端部W1が上下するため、
その端部W1の上下位置に合わせて第一枠体40下部の
シリンダ装置44の作動部材44aを前進後退(上下)
させ、それによって把持部39(チャック55)が金属
長尺物Wの端部W1上下位置に応じて上下するようにさ
れる。
【0028】なお、第一枠体40下部のシリンダ装置4
4は、用いる曲げ型21の型面形状に応じて、回動アー
ム32の回動角度と作動部材44aの上下動が対応する
ように、図示しない制御装置によって制御される。
【0029】また、前記曲げ加工時、前記把持部39の
チャック支持用シリンダ装置49は、曲げ加工によって
変化する金属長尺物Wの端部W1の向きに応じて、図3
ないし図5に示すように、上下、左右に回動する。その
際、把持部復帰機構としての水平方向復帰用シリンダ装
置60と上下方向復帰用シリンダ装置65の加圧が解除
されていて、各々の作動部材61,66が自由に前進後
退(上下)できる解放状態とされているため、チャック
支持用シリンダ装置49の動きが妨げられることがな
い。その結果、金属長尺物Wには、型面22に沿って曲
げる力以外の余分な力が加わらず、前記金属長尺物Wが
型面22に沿って正しく曲げられる。
【0030】そして、前記金属長尺物Wを曲げ型21の
型面22の端部まで曲げ終わった後、前記把持部39の
チャック55を開き、曲げ加工終了後の金属長尺物を曲
げ加工装置から外す。
【0031】その後、前記水平方向復帰用シリンダ装置
60と上下方向復帰用シリンダ装置65を加圧して各々
の作動部材61,66を、曲げ加工前の位置まで前進後
退(上下)させる。
【0032】その際、前記ハート型回動部材47は、図
6のように、窪み部48が水平方向復帰用シリンダ装置
60の作動部材61によって押され、曲げ加工前の位置
に回動する。それによって、前記ハート型回動部材47
に連結されている第二枠体45が、その第二枠体45に
取り付けられている前記チャック支持用シリンダ装置4
9とともに水平方向の元の位置に回動する。また、それ
とともに、前記チャック支持用シリンダ装置49は、上
下方向復帰用シリンダ装置65の作動部材66によって
上下方向に押され、あるいは引っ張られて、曲げ加工前
の上下位置に回動する。
【0033】このように、前記把持部39のチャック支
持用シリンダ装置49の復帰がシリンダ装置60、65
によってなされるため、バネ弾性のような反動がなく、
チャック支持用シリンダ装置49が暫くの間往復首振り
運動をすることがない。したがって、前記チャック55
を曲げ型21に近づけた状態で曲げ加工を行っても、前
記チャック55が復帰時の往復首振り運動によって曲げ
型21と接触して曲げ型21を傷つけるおそれが少なく
なる。
【0034】しかも、前記復帰用シリンダ装置59(6
0、65)は、バネと異なり、加圧の程度を調節するこ
とにより、作動部材61,66の前進後退速度を容易に
調節できるため、その速度を適度に遅くすることによっ
て、たとえ把持部の復帰時にチャック55が曲げ型21
と接触することがあっても、それによる曲げ型21の損
傷を小さくすることができる。
【0035】さらに、前記復帰用シリンダ装置59(6
0、65)は、加圧油の圧入を制御することによってそ
の加圧(作動)時点を自由に設定できる。そのため、曲
げ加工終了時に金属長尺物をチャック55から外した
後、まずチャック支持用シリンダ装置49を作動させて
チャック55を後退させ、それにより曲げ型21から充
分離した後に、前記復帰用シリンダ装置59を作動させ
て把持部を曲げ加工前の位置に復帰させることも容易に
行え、その場合には、より確実に把持部のチャック55
と曲げ型21との接触を防ぐことができるようになる。
【0036】なお、前記実施例においては、水平方向お
よび上下方向に把持部が復帰する構造を示したが、何れ
か一方のみに復帰するようにしてもよい。また、前記実
施例においては、固定曲げ型のタイプについて示した
が、公知の回転曲げ型タイプの曲げ加工装置に、前記把
持部復帰機構を設けてもよい。さらに、把持部復帰機構
は、バネを用いることなくシリンダ装置を用いて把持部
を回動させるものであればよく、前記実施例の構造に限
るものではない。
【0037】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
曲げ加工装置の把持部復帰機構によれば、金属長尺物の
把持部が曲げ加工後の位置復帰時に曲げ型に接触して、
その曲げ型を損傷させるおそれを少なくできる。
【0038】また、金属長尺物は曲げ型の型面端部位置
までの部分が製品とされ、該型面端部位置から把持部の
チャックまでの部分については曲げ加工後に切除される
ロス部分となるが、この発明によれば、把持部が曲げ型
と接触するおそれが少ないため、把持部先端のチャック
を曲げ型に近接させることができるので、前記金属長尺
物のロス部を極めて少なくでき、極めて経済的効果が高
い。
【0039】さらに、この発明によれば、金属長尺物の
曲げ加工時に、金属長尺物に曲げ以外の余分な力が把持
部から加わらないようにして、金属長尺物を正しく曲加
工できる効果もある。しかも、この発明の把持部復帰機
構は、固定曲げ型タイプのみならず、回転曲げ型タイプ
のものにも適用でき、きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の機構を有する曲げ加工装置の一例を
示す概略正面図である。
【図2】図1の曲げ加工装置の概略平面図である。
【図3】同実施例の曲げ加工装置における曲げ加工時を
示す概略正面図である。
【図4】図3の曲げ加工装置の概略平面図である。
【図5】図4の把持部付近を示す拡大平面図である。
【図6】同実施例の把持部が復帰した状態を示す把持部
付近の拡大平面図である。
【図7】従来の把持部復帰機構を有する曲げ加工装置の
概略正面図である。
【図8】図7の曲げ加工装置について曲げ型を外して示
す概略平面図である。
【符号の説明】
21 曲げ型 32 回動アーム 39 把持部 55 把持部のチャック 59 復帰用シリンダ装置 60 水平方向復帰用シリンダ装置 61 水平方向復帰用シリンダ装置の作動部材 65 上下方向復帰用シリンダ装置 66 上下方向復帰用シリンダ装置の作動部材 W 金属長尺物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属長尺物の少なくとも一方の端部を把
    持部のチャック支持用シリンダ装置先端のチャックで把
    持して一定の張力を加えながら該金属長尺物を曲げ型に
    押し当てて曲げ加工を行う際に、前記把持部のチャック
    支持用シリンダ装置が金属長尺物の端部の向きに合わせ
    て回動し首を振るようにされた曲げ加工装置において、 前記把持部のチャック支持用シリンダ装置を金属長尺物
    の曲げ加工後に、該曲げ加工前の位置へ戻す把持部復帰
    機構として、 作動部材の前進後退により前記把持部の一部を押しまた
    は引いてチャック支持用シリンダ装置を回動させる復帰
    用シリンダ装置を設け、前記金属長尺物の曲げ加工中は
    復帰用シリンダ装置を作動部材の前進後退自由な解放状
    態にしてチャック支持用シリンダ装置を回動自在にし、
    一方、曲げ加工後には前記復帰用シリンダ装置の作動部
    材を前進または後退させて前記チャック支持用シリンダ
    装置を曲げ加工前の位置へ回動させるようにしたことを
    特徴とする曲げ加工装置の把持部復帰機構。
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