JPH1074986A - 熱電変換素子、π型熱電変換素子対および熱電変換モジュールの各製造方法 - Google Patents

熱電変換素子、π型熱電変換素子対および熱電変換モジュールの各製造方法

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JPH1074986A
JPH1074986A JP9183146A JP18314697A JPH1074986A JP H1074986 A JPH1074986 A JP H1074986A JP 9183146 A JP9183146 A JP 9183146A JP 18314697 A JP18314697 A JP 18314697A JP H1074986 A JPH1074986 A JP H1074986A
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JP
Japan
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thermoelectric conversion
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electrode
thermoelectric
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JP9183146A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Noda
泰稔 野田
Ensei Kou
燕生 康
Katsuhito Kizara
且人 木皿
Tatsuo Kumagai
達夫 熊谷
Yasunori Tanji
雍典 丹治
Ritsutou Chin
立東 陳
Masayuki Shinno
正之 新野
Yasuo Tada
保夫 多田
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National Aerospace Laboratory of Japan
Original Assignee
National Aerospace Laboratory of Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱電変換素子の製造において、金属電極−
熱電半導体電極間、熱電半導体間の接合を確実、かつ安
定におこない、高効率、長寿命、高信頼性、の低温、中
温ないし高温用もしくはこれらにまたがる広い温度範囲
で高効率の熱電変換素子を得る。 【解決手段】 熱電半導体材料5と電極材料6とを圧接
させた状態で、放電プラズマ焼結を行って熱電変換素子
本体と電極とが一体化された熱電変換素子を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電変換素子によ
り、熱エネルギーを電力に変換する熱電変換モジュール
に適用して好適な熱電変換素子の製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来一般の比較的低温の熱電変換素子に
おいては、その熱電変換素子本体の両端に、蝋付けによ
って電極を接合するという構成が採られる。この電極を
接合する接合材例えば蝋材は、熱電変換素子本体、電極
および電極と熱電変換素子本体との接合部のおのおのの
熱電特性を劣化させることのない化学的に安定で、しか
も機械的に強固で、かつ電気的に低抵抗をもって電極の
接合を行うことができるものであることが要求される。
【0003】このような要求を満たす接合材として、低
温域熱電変換素子のBiTe系およびBiSbTe系では、熱
電変換素子本体に対する電極接合に関しては充分満足出
来るものが存在し、問題のないところである。ところ
が、特に、取り扱う熱エネルギーが大きい、中温ないし
高温用熱電変換素子においては、熱電変換素子本体に対
する電極を接合する蝋材が高温に耐えることが要求され
ることになるが、このように高温下においても、上述し
たような熱電変換素子本体や、電極および電極と熱電変
換素子本体との接合界面の特性のそれぞれを劣化させる
ことのない化学的に安定で、しかも機械的に強固に、か
つ電気的に低抵抗ををもって電極の接合を行うことがで
き、さらに廉価な蝋材すなわち接合材と接合方法は未だ
見出されていない。
【0004】また、従来一般の熱電変換素子において
は、その熱電材料は均一組成およびキャリア濃度とし
て、所定の温度に対して高い熱電変換効率が得られるよ
うになされている。これに対して、熱電変換素子中での
熱の流れに沿って熱電変換素子本体の組成やキャリア濃
度を、高温側電極から低温側電極に向って変化させるこ
とによって、各部の温度においてそれぞれ高い熱電変換
効率を示すように変化させた傾斜機能熱電材料が提案さ
れた。現在これら材料の作製と評価、ならびに素子の開
発設計と性能評価の研究が進められている。しかしなが
ら、未だこの種の熱電変換素子の製造技術の確立がなさ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、熱電
変換素子特に中温ないしは高温を扱う熱電変換素子にお
いて、その熱電変換素子に対する電極の接合を蝋付け等
によって行うことに問題があることから、この種の中温
ないしは高温を扱う熱電変換素子において、長寿命、高
信頼性の熱電変換素子を得る上で問題が生じている。
【0006】本発明においては、熱電半導体による熱電
変換素子本体に対する電極の形成を確実、かつ安定に行
うことができ、長寿命、高信頼性の低、中、高温用の熱
電素子を得ることができるようにした熱電変換素子の製
造方法を提供するものである。
【0007】また、本発明においては、上述した高性能
傾斜機能熱電変換素子を、容易に、かつ確実に製造する
ことができる熱電変換素子の製造方法を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、熱電
半導体材料と、電極材料とを圧接させた状態で、放電プ
ラズマ焼結、いわゆるPAS(Plasma Activated Sinter
ing :プラズマ活性化焼結) またはSAS(Spark Plasm
a Sintering :放電プラズマ焼結) すなわち大電流の通
電による焼結を行って熱電変換素子本体および電極が一
体化された熱電変換素子を得る。
【0009】このように本発明においては、熱電半導体
材料と、電極材料とを圧接された状態で、放電プラズマ
焼結を行うので、低、中、高温用熱電変換素子本体や傾
斜機能熱電変換素子本体の形成と同時に、熱電変換素子
本体と一体に電極の形成がなされ、熱電変換素子本体と
電極との接合を強固に行うことができ、かつ熱電変換素
子本体と電極の接合のため、別の接合工程を経ることな
く電極形成を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による熱電変換素子の製造
方法の実施の形態を説明する。本発明においては、熱電
半導体材料と、電極材料とを圧接させた状態で、PAS
またはSAS、すなわち大電流の通電によって熱電半導
体材料と電極材料とを、さらに、後述するように接合材
の介在を行う場合はこの接合材を含めたプラズマアーク
を発生させる焼結を行って熱電変換素子本体と電極とが
一体化された熱電変換素子を得る。
【0011】本発明による熱電変換素子の製造方法は、
高温側電極から低温側電極に向って添加不純物濃度また
は組成を連続的にもしくは階段的に変化させて粉末熱電
半導体材料を充填し、該粉末熱電半導体材料と電極材料
とを圧接させた状態でプラズマ焼結を行ってキャリア濃
度が傾斜した熱電変換素子本体と電極とが一体化された
傾斜機能熱電変換素子を得るものである。
【0012】また、本発明製造方法は、高温側電極から
低温側電極に向かって各種熱電半導体材料を層状に積層
して充填し、該積層熱電半導体材料と電極材料とを圧接
させた状態でプラズマ焼結を行って上記各種熱電半導体
材料が積層された熱電変換素子と電極とが一体化された
積層型傾斜機能熱電変換素子を得るものである。
【0013】また、本発明製造方法は、上述の積層型傾
斜機能熱電変換素子内で、高温側電極から低温側電極に
向かって添加不純物濃度または組成を連続的にもしくは
階段的に変化させるものである。
【0014】また、本発明方法においては、n型のドー
パントまたは合金元素を含む熱電半導体材料と、電極材
料とを圧接させた状態で、プラズマ焼結を行ってn型の
熱電変換素子本体と電極とが一体化されたn型の熱電変
換素子を得る工程と、p型のドーパントまたは合金元素
を含む熱電半導体材料と、電極材料とを圧接させた状態
で、プラズマ焼結を行ってp型の熱電変換素子本体と電
極とが一体化されたp型の熱電変換素子を得る工程とを
経て、各一端が互いに電気的に接続されてなるπ型熱電
変換素子対を得る。
【0015】また、本発明製造方法においては、n型の
ドーパントまたは合金元素を含む熱電半導体材料と、電
極材料とを圧接させた状態で、プラズマ焼結を行ってn
型の熱電変換素子本体と電極とが一体化されたn型の熱
電変換素子を得る工程と、p型のドーパントまたは合金
元素を含む熱電半導体材料と、電極材料とを圧接させた
状態で、プラズマ焼結を行ってp型の熱電変換素子本体
と電極とが一体化されたp型の熱電変換素子を得る工程
とを経て、各一端が互いに電気的に接続されてなるπ型
熱電変換素子対が複数配列されてなる熱電変換モジュー
ルを得る。
【0016】そして、上述各方法において、その熱電半
導体材料は、例えば低温域熱電半導体材料であるBiT
e系またはBiSbTe系によって構成することがで
き、この場合、電極材料は、Al系,Cu系またはNi
系電極材料によることが好ましい。
【0017】あるいは、その熱電半導体材料は、中温域
熱電半導体材料であるPbTe系,GeTe系,PbS
nTe系,ZnSb系またはAgGeSbTe系によっ
て構成することができ、この場合、電極材料は、Al
系,Fe系またはNi系電極材料によることが好まし
い。
【0018】あるいは、その熱電半導体材料は、高温域
熱電半導体材料であるSiGe系によって構成すること
ができ、この場合、電極材料は、Mo系,Ni系または
W系電極材料によることが好ましい。
【0019】そして、熱電半導体材料と電極材料との間
には接合材を介在させることができ、この接合材の介在
によって熱電半導体材料と電極材料との間の接合の促
進、接合界面での抵抗の低減、熱応力や残留応力の緩和
の少なくともいずれかを行うようにすることができる。
【0020】また、キャリア濃度が傾斜した熱電変換素
子本体と電極とが一体化された傾斜機能熱電変換素子を
得る場合において、その熱電半導体材料の層間に接合材
を介在させ、層間の接合の促進、接合界面での抵抗の低
減、熱応力や残留応力の緩和の少なくともいずれかを行
うようにすることができる。
【0021】また、積層型傾斜機能熱電変換素子を得る
積層熱電半導体材料の層間に接合材を介在させ、層間の
接合の促進、接合界面での抵抗の低減、熱応力や残留応
力の緩和の少なくともいずれかを行うようにすることが
できる。
【0022】また、最適焼結温度が相違する熱電半導体
材料、あるいは電極材料によって傾斜機能熱電変換素子
もしくは積層型傾斜機能熱電変換素子をプラズマ焼結す
るに当たっては、その最適焼結温度が高い材料から順次
プラズマ焼結および接合を行うことが好ましい。
【0023】そして、上述した各電極材料は、電極金属
板によって構成するか、粉末電極材料によって構成す
る。
【0024】図1は、上述したプラズマアークによる焼
結、すなわち放電プラズマ焼結を行う装置の一例の概略
断面図である。この装置は、最終的に形成する熱電変換
素子本体の外周形状に対応する例えば円柱状の中空1を
有するダイ2と、この中空1の断面形状に対応する断面
形状を有し中空1の例えば上下端からこの中空1内に挿
入押圧される上下各パンチ3および4とを有してなる。
上下パンチ3および4は、導電性を有する材料によって
構成される。これらパンチ3および4、さらにダイ2は
例えば黒鉛によって構成される。
【0025】図2にその概略断面図を示すように、熱電
半導体よりなる熱電変換素子本体11の両端に電極12
が形成された熱電変換素子10を作製する場合について
説明する。この場合、図1に示すように、例えば、ダイ
2の中空1内のパンチ4上に順次、熱電変換素子の一方
の電極を構成する金属板あるいは金属粉体の電極材料
6、熱電変換素子本体を構成する粉体状の熱電半導体材
料5、他方の電極を構成する同様に金属板あるいは金属
粉体の電極材料6とを収容配置し、パンチ3および4の
双方を互いに、もしくはいずれかの一方のパンチを他方
のパンチに向って押圧して電極材料6と熱電半導体材料
5とを相互に圧縮し、この状態で、導電性を有するパン
チ3および4との間に、大電流を通電して、放電プラズ
マ焼結を行う。
【0026】この作業に際して、電極材料6として、金
属粉体を用いる場合は、この金属粉体による電極材料6
においても、圧縮されて緻密な電極12となる。
【0027】このようにすると、中空1の内形状に対応
する外形状を有する熱電半導体材料5による焼結成型に
よって、図1に示す例えば円柱状の熱電変換素子本体1
が成型されると同時に、これと一体にその両端に電極材
料6の金属板による電極6が接合された目的とする熱電
変換素子10が形成される。このようにして、形成した
熱電変換素子10を、ダイ2から取り出す。
【0028】このようにして作製された熱電変換素子1
0は、その熱電変換素子本体11に対する電極6が強固
に接合されている。
【0029】また、図3にその概略断面図を示すよう
に、熱電変換素子本体11と、電極12との間に接合材
13を介在させることによって、例えば熱電変換素子本
体11と電極12との接合強度を高めるとか、接合界面
での抵抗の低減、熱応力や残留応力の緩和等をはかる場
合においては、図1において、その熱電半導体材料5と
電極材料6との間に図示しないが接合材を介在させた状
態で、上述した圧縮および焼結操作を行う。
【0030】また、本発明においては、キャリア濃度す
なわち添加不純物濃度、または組成を一方の電極側から
他方の電極側に向かって連続的にすなわち漸次変えると
か、あるいは図4にその断面図を示すように、階段的に
異ならしめた複数の熱電半導体材料層11A,11B,
11C・・・を積層して形成する熱電変換素子本体11
による傾斜機能熱電変換素子あるいは積層型傾斜機能熱
電変換素子を得ることができる。この場合には、図1に
おいて、その熱電半導体材料5として、下パンチ側から
上パンチに向かってキャリア濃度または組成を連続的に
あるいは階段的に異ならしめた熱電半導体材料層を充填
する。そして、この熱電半導体材料5を挟んでその上下
に、上述したように、電極材料6を接合材(図示せず)
を介してあるいは介することなく配置して上述した圧縮
および焼結操作を行う。
【0031】そして、この場合、同時に用いる熱電半導
体材料において、その最適焼結温度が著しく相違する材
料を用いる場合において、共通の焼結温度で良好な焼結
がなされないおそれがある場合には、予めこの熱電半導
体材料のうち、高温焼結を必要とする熱電半導体材料に
関しては、それ自身もしくは一方の電極材料の例えば粉
体電極材料、あるいは接合材を粉体材料によって構成す
る場合これらと共に、放電プラズマ焼結を行って後に、
図1で示すように、他の熱電半導体材料と積層して中空
1に充填し、上述の圧縮および焼結操作を行う。
【0032】上述のいずれの方法によって、熱電半導体
材料5によって熱電変換素子本体5と、電極12とが強
固に接合された目的とする熱電変換素子10が得られ
た。上述の本発明方法によれば、n型の熱電変換素子を
得ることも、p型の熱電変換素子を得ることもできるも
のである。例えば、中温域用において高い熱電変換効率
を示す熱電変換素子として知られているPbTe系の熱
電変換素子を作製する場合、n型のPbTeによる熱電
変換素子を得る場合においては、熱電半導体材料5とし
て、n型ドーパントのI(ヨウ素)の所定量をあらかじ
め添加したPbTe粉末材料あるいはPbI2 の所定量
とPbTeとを混合した粉末材料を用い、p型の熱電変
換素子を得る場合においては、熱電半導体材料5とし
て、Sn(錫)をあらかじめ固溶させたp型PbSnT
eの粉末材料あるいはK,Naをドープしたp型PbT
eの粉末材料を用いる。そして、この場合の電極材料6
としては、共に、PbTe系の半導体に対して低抵抗電
極を構成する材料として知られているFeまたはNiの
金属板もしくは粉末材料を用いることができる。さら
に、p型の熱電変換素子と電極材料6との接合に際して
は、接合界面近傍での抵抗を低減するためSnTe粉末
を接合材として用いることができる。
【0033】また、例えば中温域用において高い熱電変
換効率を示す熱電変換素子として知られているPbTe
系のキャリア濃度傾斜機能熱電変換素子を作製する場
合、n型のPbTeによる熱電変換素子を得る場合にお
いては、熱電半導体材料5として、n型ドーパントのI
の原料としてPbI2 をあらかじめ添加したPbTe粉
末材料を用いる。その場合、連続的キャリア濃度傾斜熱
電変換素子の作製では、高温側電極から低温側電極に向
かって、PbI2 が4000〜2000molppmの
範囲で連続的に変化するようにPbI2 添加したPbT
e粉末材料を用いる。
【0034】p型の熱電変換素子を得る場合において
は、熱電半導体材料5として、Sn(錫)を固溶させた
p型PbSnTeの粉末材料を用いる。その場合、連続
的キャリア濃度傾斜熱電変換素子の作製では、高温電極
側から低温電極側に向かって、Pb1-X SnX Teにお
ける組成xが0.50〜0.05の範囲で連続的に変化
するようにSn固溶したPbSnTe粉末材料を用い
る。
【0035】PbTe系の階段状キャリア濃度傾斜機能
熱電変換素子を作製する場合、n型のPbTeによる熱
電変換素子を得る場合においては、熱電半導体材料5と
して、n型ドーパントIの原料PbI2 の4000mo
lppm、3000molppmまたは2000mol
ppmをあらかじめ添加したPbTe粉末材料を高温電
極側から低温電極側に向かって、層状にダイ2の中空1
に充填する。p型の階段状キャリア濃度傾斜機能熱電変
換素子を作製する場合、熱電半導体材料5として、Sn
(錫)を固溶させたp型PbSnTeの粉末材料を、高
温電極側から低温電極側に向かって、Pb1-X SnX
eにおける組成xが0.50、0.25および0.10
のPbSnTe粉末材料を用いる。この場合の電極材料
6としては、共に、PbTe系の半導体に対して低抵抗
電極を構成する材料として知られているFeまたはNi
の粉末材料を用いることができる。さらに、p型の熱電
変換素子と電極材料6との接合に際しては、接合界面近
傍での抵抗を低減するためSnTe粉末を接合材として
用いることができる。
【0036】例えば、中温から低温域の広い温度範囲に
おいて高い熱電変換効率を示す積層型熱電変換素子とし
てPbTe系とBiTe系の熱電変換材料が層状に積層
した積層型熱電変換素子を作製する場合、n型の熱電変
換素子を得る場合においては、熱電半導体材料5におけ
る高温側PbTe系熱電半導体材料として、n型ドーバ
ントIの原料PbI2 をあらかじめ添加したPbTe粉
末材料を用いる。低温側BiTe系熱電半導体材料とし
てBi2 (Te,Se)3 粉末材料を用いる。p型の熱
電変換素子を得る場合においては、熱電半導体材料5と
して、高温側PbTe系熱電半導体材料としてSn
(錫)を固溶させたp型PbSnTeの粉末材料を用
い、低温側BiTe系熱電半導体材料として(Bi,S
b)2 Te3 粉末材料を用いる。このような高温側熱電
半導体材料と低温側熱電半導体材料との接合に際して、
Fe,NiまたはMoなどをこれら層間に接合材として
挿入し、接合を促進するとともに、接合によってお互い
の成分元素や添加した不純物元素が相互に拡散して熱電
特性を劣化させるのを防止することができる。そして、
この場合の高温側電極材料としては、n型,p型共に、
PbTe系の半導体に対して低抵抗電極を構成する材料
として知られているFeまたはNiの粉末材料を用い、
低温側電極材料として、BiTe系熱電変換材料に対す
る電極材料として知られている、Cu,NiまたはAl
を用いることができる。ここで、p型の熱電変換素子と
高温側電極材料との接合に際しては、接合界面近傍での
抵抗を低減するためSnTe粉末を接合材として用いる
ことができる。また低温側電極にCuを使用して、Cu
の拡散により熱電変換素子本体の熱電特性が劣化する場
合には、Cuの拡散防止のために接合材としてNiやM
o粉末材料を使用することができる。
【0037】熱電変換素子本体11の厚さは、素子動作
条件に依存して設計され通常5〜10mmとされる。階
段的キャリア濃度傾斜機能熱電変換素子の熱電変換素子
本体において、各層の厚さは、素子動作条件に依存して
設計され通常1〜10mmとされる。積層型傾斜機能熱
電変換素子の熱電変換素子本体において、各層の厚さ
は、素子動作条件に依存して設計され通常1〜10mm
とされる。これら各種熱電変換素子本体に対する電極の
厚さは1〜2mmと選定し得る。
【0038】次に、本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明は、この実施例に限られるものではない。 〔実施例1〕この実施例においては、粉末電極材料を用
いてプラズマ焼結によってPbTe熱電変換素子を製造
した場合で、製造後の素子寸法が、 電極金属 : 直径10mm、 長さ2mm 熱電半導体材料: n型PbTe(PbI2 4000molppm) 直径 10mm、 長さ 4mm p型Pb1-X SnX Te(x=0.25) 直径 10mm、 長さ 4mm となるようにした場合である。
【0039】そして、そのプラズマ焼結条件は、 雰囲気 真空 印加パルス 80×10-3秒/1回、時間90秒 電流 800A 電圧 25V 圧力 40MPa 温度 約800℃ とし、その後の焼結条件を、 電流 200〜500A 温度 約800℃ 時間 9分 とした。
【0040】この実施例によって熱電素子本体と電極と
が電気的、熱的および機械的に強固に一体に結合された
n型およびp型熱電変換素子を得ることができた。
【0041】〔実施例2〕この実施例においても、粉末
電極材料をもちいてプラズマ焼結によって、PbTeの
3層による階段的キャリア濃度傾斜機能熱電変換素子を
製造した場合で、素子寸法を、 電極金属: 直径10mm、長さ2mm 熱電半導体材料本体: 直径10mm、長さ6mm n型PbTe 第1層(PbI2 4000molppm)直径10m
m、長さ2mm 第2層(PbI2 3000molppm)直径10m
m、長さ2mm 第3層(PbI2 2000molppm)直径10m
m、長さ2mm p型Pb1-X SnX Te 第1層(x=0.50)直径10mm、長さ2mm 第2層(x=0.25)直径10mm、長さ2mm 第3層(x=0.10)直径10mm、長さ2mm とした場合である。
【0042】そして、そのプラズマ焼結条件は、 雰囲気 真空 印加 パルス 80×10-3秒/1回、時間90秒 電流 800A 電圧 40MPa 温度 約800℃ とし、その後の焼結条件は、 電流 200〜500A 温度 約800℃ 時間 9分 とした。
【0043】この実施例によって熱電素子本体と電極と
が電気的、熱的および機械的に強固に一体に結合された
n型およびp型熱電変換素子を得ることができた。
【0044】〔実施例3〕この実施例においても、粉末
電極材料を用いプラズマ焼結によってPbTe/BiT
e積層型熱電変換素子を製造した場合で、素子寸法を、 電極金属: 直径10mm、長さ2mm 熱電半導体材料本体: 直径10mm、長さ9mm n型PbTe(PbI2 4000molppm) 直径10mm、長さ7mm n型Bi2 (Te,Se)3 直径10mm、長さ2mm p型Pb1-X SnX Te(x=0.25) 直径10mm、長さ7mm p型(Bi,Sb)2 Te3 直径10mm、長さ2mm とした場合である。積層型傾斜機能熱電変換素子の製造
では、高温側のPbTeの最適焼結温度が約800℃で
あり、低温側のBiTeの最適焼結温度が約500℃
で、大きな差があることから、焼結を2段階に分け、第
1段階では高温側金属電極とPbTeとの焼結を最初に
行い、第2段階では第1段階で得られた焼結体とBiT
eと低温側電極との焼結を行った。 第1段階での高温側金属電極とPbTeのプラズマ焼結
条件 雰囲気 真空 印加パルス 80×10-3秒/1回、時間90秒 電流 800A 電圧 25V 圧力 40MPa 温度 約800℃ その後の焼結条件 電流 200〜500A 温度 約800℃ 時間 9分 とした。第2段階でのPbTe焼結体とBiTeおよび
低温側金属電極との焼結条件は、 雰囲気 真空 印加パルス 80×10-3秒/1回、時間90秒 電流 500A 電圧 25V 圧力 40MPa 温度 約500℃ その後の焼結条件 電流 100〜200A 温度 約500℃ 時間 9分
【0045】この実施例によってPbTeとBiTeと
が2段に積層された熱電素子本体と電極とが電気的、熱
的および機械的に強固に一体に結合されたn型およびp
型積層型熱電変換素子を得ることができた。
【0046】〔実施例4〕この実施例においては、板状
電極を用いてプラズマ焼結によってPbTe熱電変換素
子を製造した場合で、素子寸法を、 金属電極 直径10mm,長さ3mm 熱電半導体材料 直径10mm,長さ4mm とし、プラズマ焼結条件を、 雰囲気 真空 パルス 80 回/秒、時間 90秒間 電流 750 A 電圧 25 V 圧力 30 MPa 温度 約800 ℃ その後の焼結条件 電流 200〜500 A 温度 約800 ℃ 時間 9分間 とした。
【0047】この実施例1によって熱電変換素子本体の
成型と同時に電極が電気的および機械的に強固に一体に
結合された熱電変換素子を得ることができた。
【0048】上述した実施例ではダイス2内に充填する
熱電半導体材料5は、上下に渡って均一な組成ないしは
キャリア濃度を有する組成とした場合であるが、上下に
渡ってその組成ないしはキャリア濃度を漸次すなわち連
続的、もしくは階段的に変化させた構成として、例えば
キャリア濃度傾斜型の熱電変換素子を得ることもでき
る。
【0049】〔実施例5〕この実施例においても、電極
金属材料として金属板用いてキャリア濃度傾斜型PbT
e熱電変換素子を製造する場合で、n型素子の製造にお
いては、図1の対の電極金属材料6間に、最終的に得る
熱電変換素子における高温側となる端部においては60
00 [molppm] の PbI2 添加PbTe粉末を配置
し、これとは反対側すなわち最終的に得る熱電変換素子
における低温側となる端部においては2000 [molpp
m] の PbI2 添加PbTe粉末を配置するように充
填して、電子濃度が5×1025/m3 から2×1024
3 まで2段階に変化させた。p型素子の製造において
は、図1の対の電極金属材料6間に、最終的に得る熱電
変換素子における高温側となる端部においては700
[molppm] のK添加PbTe粉末を配置し、これとは反
対側すなわち最終的に得る熱電変換素子における低温側
となる端部においてはK無添加PbTe粉末を配置する
ように充填して、正孔濃度が5×1025/m3 から2×
1024/m3 まで2段階に変化させた。
【0050】したがって、本発明方法によれば、従来方
法におけるような電極を接合するための蝋材等の使用が
回避され、中温ないしは高温を取り扱う熱電変換素子に
おいても、確実、安定に電極の形成がなされた、したが
って長寿命、高い信頼性を有する熱電変換素子を得るこ
とができる。また、電極を接合するための特別な加熱工
程を経ることがないことから、この加熱によって熱電変
換素子本体11において、成分変動、したがって熱電変
換特性の劣化等を回避できる。
【0051】本発明による熱電変換素子は、ダイス2の
中空1の形状を選定することによって、円柱状、角柱状
等種々の形状に形成することができる。さらに、ダイス
およびパンチ等の選定によって例えば熱電変換素子を他
部と連結するための固定ねじを貫通させる透孔が穿設さ
れた熱電変換素子本体11を得るようにすることもでき
る。
【0052】また、電極12についても、熱電変換素子
の使用態様に応じて種々の形状を採ることができる。例
えば図3に示すように、固定ねじを螺入させるねじ穴や
凹部等が形成された電極構成とする場合には、図1で説
明したプラズマ活性化焼結工程で用いる電極材料6の金
属板として、予め上述したねじ穴や、凹部等が形成され
た金属板を用いるとか、熱電変換素子本体11と一体に
形成された電極12に対して母螺、凹部、透孔等を形成
することもできる。
【0053】本発明方法は、上述のPbTe系熱電変換
素子を作製する場合に限らず、他の各種中温用半導体熱
電変換素子、例えばAgGeSbTe系(AgSbTe
2 とGeTeの合金:以下TAGS系という)、ZnS
b系による半導体熱電変換素子の作製に適用できる。ま
た、例えば、高温用熱電変換素子としてのSiGe系熱
電変換素子を作製する場合においては、図1で説明した
放電プラズマ焼結を行う熱電半導体材料5としては、こ
のSiGe熱電半導体材料とし、電極材料6としてMo
(モリブデン)、Ni(ニッケル)、W(タングステ
ン)系電極材料を用いることができる。
【0054】さらに、低温用半導体熱電変換素子、例え
ばBiTe系(BiSbTe系を含む)による半導体熱
電変換素子の作製する場合においては、図1で説明した
放電プラズマ焼結を行う熱電半導体材料5としては、こ
のBiTe系熱電半導体材料とし、電極材料6としてA
l(アルミニウム)、Cu、Ni系電極材料を用いるこ
とができる。
【0055】また、上述したように、放電プラズマ焼結
工程において、必要に応じて熱電素子本体11と電極1
2とを構成する各材料5および6間に、例えば各材料5
および6間に拡散が生じて熱電変換素子本体11の熱電
特性に影響を及ぼすおそれがある場合においてその拡散
を阻止するとか、熱電変換素子本体11と電極12との
接合強度を向上させるとか、熱電変換素子本体11と電
極12との熱膨張の相違に基づく両者間の熱応力または
残留応力の緩和とかの目的をもって、これら目的を達成
できる効果を有する接合材13を、図3に示すように介
在させることができる。
【0056】例えば上述のn型PbTe系熱電変換素子
においては、その熱電変換材料5と電極材料6との間に
FeTeによる接合材13を介在させ、p型PbTe
系、TAGS系、ZnSb系系熱電変換素子において
は、その熱電変換材料5と電極材料6との間にSnTe
による接合材13を介在させることができる。
【0057】また、例えばBiTe系熱電変換素子にお
いては、その熱電変換材料5と電極材料6間にNiやM
oによる接合材13を介在させることができる。
【0058】また、例えばSiGe系熱電変換素子にお
いては、その熱電変換材料5と電極材料6間にNi,T
iまたはMoによる接合材13を介在させることができ
る。
【0059】さらに、積層型半導体熱電変換素子、例え
ば上からPbTe系とBiTe系(BiSbTe系を含
む)に積み重ねた半導体熱電変換素子の作製する場合に
おいては、放電プラズマ焼結を行う熱電半導体材料とし
ては、この上側(高温側)をPbTe系、下側(低温
側)をBiTe系熱電半導体材料とし、電極材料12と
してAl(アルミニウム)、Cu、Ni系電極材料を用
いることができる。この場合、BiTe系熱電変換材料
5と電極材料6との間にNiやMoによる接合材13を
介在させることができ、n型PbTe系熱電変換材料と
電極材料6との間にFeTeを介在させることができ、
p型PbTe系熱電変換材料と電極材料12にSnTe
を介在させることができる。そしてBiTe系熱電変換
材料5とPbTe系熱電変換材料との接合部にはNiま
たはFeによる接合材を介在させることができる。さら
に、p型BiTe系熱電変換材料5とp型PbTe系熱
電変換材料との接合の場合、接合材とp型PbTe系熱
電変換材料との間にはさらに副接合材としてSnTeを
介在させることができる。
【0060】上述の本発明方法によって得た熱電変換素
子は、図5に示すように、対のn型およびp型熱電変換
素子10nおよび10pを、互いにその一方の電極12
Aを金属セグメント16Aに、電気的に接続し、各地方
の電極12Bを互いに他の金属セグメント16Bに接続
するいわゆるπ型熱電変換素子対を構成し、これら金属
セグメント16Bを発電出力端子とすることができる。
【0061】各電極12A,12Bの各金属セグメント
16Aおよび16Bに対する固定は、各金属セグメント
16Aおよび16Bに圧力を掛けることによって行うこ
とができる。金属セグメント16Aと電極12Aとの接
合および金属セグメント16Bと電極12Bとの接合を
電気的、熱的に良好に連結して行うことができるように
するために、セグメント接合材17を使用することがで
き、中温用熱電変換素子においては金属鉛板またはイン
ジウム板を使用することができる。
【0062】この場合、π字型熱電変換素子20におい
て、一方のセグメント16Aは、熱エネルギーを与える
高温側の熱伝達部(図示せず)とは電気的に連結せず熱
的に連結し、他方のセグメント16Bを冷却側の熱伝達
部(図示せず)とは電気的に連結せず熱的に連結する。
【0063】また、図6にその断面図を示すように、電
極12に、例えば前述したような方法で、ねじ穴14を
形成し、例えば図7にその断面図を示すように、各金属
セグメント16Aおよび16Bを、ねじ穴14に、固定
ねじ18を螺入することによって連結することができ
る。図7において、図5と対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
【0064】上述した例えば図5および図7に示したπ
字型熱電変換素子20は、例えば図8に示すように、複
数個連結することによって熱電変換モジュールを構成す
ることができる。すなわち、上述のπ型熱電変換素子対
20は、例えば図6に示すように、複数個2次元的に配
列し、各π型熱電変換素子対の例えばセグメント16A
側において、共通の熱エネルギーを与える高温側のアル
ミナコーティングした熱伝達部17Hに絶縁薄膜19に
よって電気的に絶縁して熱的に結合させるように、ま
た、他方のセグメント16Bを冷却部のアルミナコーテ
ィング熱伝達部17Lに同様に電気的に絶縁薄膜19に
よって絶縁して熱的に結合させて、それぞれ金属、セラ
ミックまたはテフロン等の固定ねじ18によって固定し
て熱電変換モジュールを構成することができる。
【0065】上述の本発明方法によって得た熱電変換モ
ジュールは、熱伝達部としてセラミックコーティングし
た金属板を使用しているため、固定ねじ18によって簡
単に熱伝達部とセグメント16Aまたは16Bと電気的
に絶縁して熱的に結合させることができる。
【0066】熱電変換モジュールの使用において、熱伝
達部の厚さ方向に温度勾配が生じ、その影響で熱伝達板
が反り、セグメントと熱伝達部との結合が十分でない場
合には、セラミック層と金属層を層状に積み重ねて溶射
する。このことによって、各層間の相互作用によって、
温度勾配による熱応力が熱伝達部内部で緩和され、セグ
メントと熱伝達部との十分な熱的結合と電気的絶縁が確
保される。
【0067】図6においては、両熱伝達部17Hおよび
17L側からそれぞれ固定ねじ18によって固定する構
成としたが、ある場合は、熱伝導性の低い絶縁性の固定
ねじを、例えば予め熱電変換素子本体11に形成した透
孔を貫通させて固定する構成とすることができる。図8
において、図6に対応する部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。
【0068】上述したように、本発明においては、熱電
半導体材料5と、電極材料6とを圧接させた状態で、放
電プラズマ焼結を行うので、熱電変換素子本体の形成と
同時に熱電変換素子本体と一体に電極の形成、すなわち
熱電変換素子本体と電極との接合が強固に、かつ熱電変
換素子本体と電極の接合のための、別の接合工程を経る
ことなく電極形成を行うことができる。
【0069】また、ダイ2内に充填する熱電半導体材料
は、均一な組成ないしキャリア濃度を有する組成とする
場合のほか、上下にわたってその組成ないしキャリア濃
度を漸次すなわち連続的、もしくは階段的に変化させた
構成のキャリア濃度傾斜熱電変換素子や、種々の熱電半
導体材料を層状に積み重ねた、積層型熱電変換素子およ
び各層内でキャリア濃度傾斜構造をもつキャリア濃度傾
斜積層型熱電変換素子を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】上述したように本発明方法によれば、熱
電半導体材料粉末と、電極材料とを圧接させた状態で、
放電プラズマ焼結を行うので、熱電変換素子本体の成型
と同時にこれと一体に電極の接合を強固に行うことがで
き、この電極材料として電極粉末を用いるときは、電極
の形成と電極の接合を同時に行うことができる。したが
って、本発明方法によれば、従来の方法におけるような
電極を接合するための蝋材等の使用が回避され、低温、
中温ないし高温を取り扱う熱電変換素子においても、確
実、安定に電極の形成がなされ、したがって長寿命、高
い信頼性を有する熱電変換素子を得ることができる。
【0071】また、本発明によれば、熱電変換素子本体
の成型と同時に電極の接合がなされることにより、蝋付
けを行う場合等における加工工程を経るなど特別の作業
を必要としないことから、製造工程の簡略化、量産性の
向上が図られる。この加熱工程を経ることによって熱電
変換特性の劣化を来す不都合も回避でき、安定して目的
とする特性の熱電変換素子を得ることができる。
【0072】また、本発明によれば、均一キャリア濃度
または組成をもつ熱電変換素子本体からなる熱電変換素
子、キャリア濃度傾斜機能熱電変換素子、積層型熱電変
換素子、キャリア濃度傾斜積層型傾斜機能熱電変換素
子、など用途に応じた熱電変換素子本体の作製が可能と
なり、さらに熱電変換素子の高効率化がはかれるなど、
その工業的利益が大である。
【0073】また、熱電変換素子本体および電極の形状
も、多種に選定することができることから、使用態様、
目的に応じて種々の構造のものを容易に得ることができ
るなど、本発明は実用に供してその工業的利益が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する放電プラズマ焼結装置の
一例の構成図である。
【図2】本発明方法によって得た熱電変換素子の一例の
断面図である。
【図3】本発明方法によって得た熱電変換素子の一例の
断面図である。
【図4】本発明方法によって得た熱電変換素子の一例の
断面図である。
【図5】本発明によるπ字型熱電変換素子対の一例の構
成図である。
【図6】本発明方法によって得た熱電変換素子の一例の
断面図である。
【図7】本発明によるπ字型熱電変換素子対の一例の構
成図である。
【図8】本発明による熱電変換モジュールの一例の構成
図である。
【符号の説明】
1 中空 2 ダイ 3 上パンチ 4 下パンチ 5 熱電半導体材料 6 電極材料 10 熱電変換素子 11 熱電変換素子本体 12,12A,12B 電極 13 接合材 16A,16B セグメント 17 セグメント接合材 20 π字型熱電変換素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木皿 且人 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内 (72)発明者 熊谷 達夫 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内 (72)発明者 丹治 雍典 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内 (72)発明者 陳 立東 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内 (72)発明者 新野 正之 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内 (72)発明者 多田 保夫 宮城県角田市君萱字小金沢1 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 角田宇宙推進技術 研究センター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電半導体材料と、電極材料とを圧接さ
    せた状態で、プラズマ焼結を行って熱電変換素子本体と
    電極とが一体化された熱電変換素子を得ることを特徴と
    する熱電変換素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 高温側電極から低温側電極に向って添加
    不純物濃度または組成を連続的にもしくは階段的に変化
    させて粉末熱電半導体材料を充填し、該粉末熱電半導体
    材料と電極材料とを圧接させた状態でプラズマ焼結を行
    ってキャリア濃度が傾斜した熱電変換素子本体と電極と
    が一体化された傾斜機能熱電変換素子を得ることを特徴
    とする熱電変換素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 高温側電極から低温側電極に向かって各
    種熱電半導体材料を層状に積層して充填し、該積層熱電
    半導体材料と電極材料とを圧接させた状態でプラズマ焼
    結を行って上記各種熱電半導体材料が積層された熱電変
    換素子と電極とが一体化された積層型傾斜機能熱電変換
    素子を得ることを特徴とする熱電変換素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記積層型傾斜機能熱電変換素子内で、
    高温側電極から低温側電極に向かって添加不純物濃度ま
    たは組成を連続的にもしくは階段的に変化させたことを
    特徴とする請求項3に記載の熱電変換素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 n型のドーパントまたは合金元素を含む
    熱電半導体材料と、電極材料とを圧接させた状態で、プ
    ラズマ焼結を行ってn型の熱電変換素子本体と電極とが
    一体化されたn型の熱電変換素子を得る工程と、 p型のドーパントまたは合金元素を含む熱電半導体材料
    と、電極材料とを圧接させた状態で、プラズマ焼結を行
    ってp型の熱電変換素子本体と電極とが一体化されたp
    型の熱電変換素子を得る工程とを経て、 上記n型およびp型の各熱電変換素子の各一端を互いに
    電気的に接続してなるπ型熱電変換素子対を得ることを
    特徴とするπ型熱電変換素子対の製造方法。
  6. 【請求項6】 n型のドーパントまたは合金元素を含む
    熱電半導体材料と、電極材料とを圧接させた状態で、プ
    ラズマ焼結を行ってn型の熱電変換素子本体と電極とが
    一体化されたn型の熱電変換素子を得る工程と、 p型のドーパントまたは合金元素を含む熱電半導体材料
    と、電極材料とを圧接させた状態で、プラズマ焼結を行
    ってp型の熱電変換素子本体と電極とが一体化されたp
    型の熱電変換素子を得る工程とを経て、 各一端が互いに電気的に接続されてなるπ型熱電変換素
    子対を構成し、該π型熱電変換素子対が複数配列されて
    なる熱電変換モジュールを得ることを特徴とする熱電変
    換モジュールの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記熱電半導体材料が、低温域熱電半導
    体材料であるBiTe系またはBiSbTe系であり、 上記電極材料が、Al系,Cu系またはNi系電極材料
    であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,ま
    たは6に記載の熱電変換素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記熱電半導体材料が、中温域熱電半導
    体材料であるPbTe系,GeTe系,PbSnTe
    系,ZnSb系またはAgGeSbTe系であり、 上記電極材料が、Fe系またはNi系電極材料であるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記
    載の熱電変換素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記熱電半導体材料が、高温域熱電半導
    体材料であるSiGe系であり、 上記電極材料が、Mo系,Ni系またはW系電極材料で
    あることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または
    6に記載の熱電変換素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記熱電半導体材料と上記電極材料と
    の間に接合材を介在させ、上記熱電半導体材料と上記電
    極材料との間の接合の促進、接合界面での抵抗の低減、
    熱応力や残留応力の緩和の少なくともいずれかを行うこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    または9に記載の熱電変換素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記キャリア濃度が傾斜した熱電変換
    素子本体と電極とが一体化された傾斜機能熱電変換素子
    を得る熱電半導体材料の層間に接合材を介在させ、層間
    の接合の促進、接合界面での抵抗の低減、熱応力や残留
    応力の緩和の少なくともいずれかを行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の熱電変換素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記積層型傾斜機能熱電変換素子を得
    る上記積層熱電半導体材料の層間に接合材を介在させ、
    層間の接合の促進、接合界面での抵抗の低減、熱応力や
    残留応力の緩和の少なくともいずれかを行うことを特徴
    とする請求項3に記載の熱電変換素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 最適焼結温度が相違する熱電半導体材
    料、あるいは電極材料によって傾斜機能熱電変換素子も
    しくは積層型傾斜機能熱電変換素子をプラズマ焼結する
    に当たって、その最適焼結温度が高い材料から順次プラ
    ズマ焼結および接合を行うことを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載の熱電変換素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記電極材料が、電極金属板よりなる
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12または13に記載の熱電変換
    素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記電極材料が、粉末電極材料よりな
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,
    7,8,9,10,11,12または13に記載の熱電
    変換素子の製造方法。
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