JPH1074163A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

Info

Publication number
JPH1074163A
JPH1074163A JP9151432A JP15143297A JPH1074163A JP H1074163 A JPH1074163 A JP H1074163A JP 9151432 A JP9151432 A JP 9151432A JP 15143297 A JP15143297 A JP 15143297A JP H1074163 A JPH1074163 A JP H1074163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
memory
image data
memory unit
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9151432A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Yamashita
敏樹 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9151432A priority Critical patent/JPH1074163A/ja
Publication of JPH1074163A publication Critical patent/JPH1074163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリユニットを共有資源として扱えるよう
にして,装置コストの低減および高価なメモリユニット
の有効利用を図ること。 【解決手段】 コピーアプリ11に加えて,プリンタア
プリ12や,FAXアプリ13等の複数のアプリケーシ
ョンと,複写機を構成する各部を機能単位で共有資源と
して管理し,1つの共有資源を複数のアプリケーション
で同時に使用する際の調停を行うシステムコントローラ
22とを有するデジタル複写機において,共有資源の1
つとして配設されたメモリユニット31と,メモリユニ
ット31に対する入出力制御を行うメモリコントローラ
21とを備え,システムコントローラ22が,複数のア
プリケーションでメモリコントローラ21およびメモリ
ユニット31を同時に使用する際の調停を行うものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コピー・アプリケ
ーションに加えて,ファクシミリ・アプリケーション
や,プリンタ・アプリケーション等の複数のアプリケー
ションと,複写機を構成する各部を機能単位で共有資源
として管理し,1つの共有資源を複数のアプリケーショ
ンで同時に使用する際の調停を行うシステムコントロー
ラとを有するデジタル複写機に関し,より詳細には,マ
ルチタスク動作時のメモリユニットの有効利用を図った
デジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術の向上および各種装
置の小型化等によって,1台の複写機で,コピーモー
ド,ファクシミリモード,プリンタモード等の多機能
(マルチタスク)動作が可能なデジタル複写機が提供さ
れている。このようなデジタル複写機の一つとして,例
えば,コピー・アプリケーションに加えて,ファクシミ
リ・アプリケーションや,プリンタ・アプリケーション
等の複数のアプリケーションと,複写機を構成する各部
を機能単位で共有資源として管理し,1つの共有資源を
複数のアプリケーションで同時に使用する際の調停を行
うシステムコントローラとを有するマルチタスク型のデ
ジタル複写機がある。
【0003】図14は,従来のマルチタスク型のデジタ
ル複写機のソフト構成例を示し,複数のアプリケーショ
ン(またはアプリと記載する)を配置するためのアプリ
ケーション層10と,システム全体の管理および各種コ
ントローラの制御を行うためのシステム制御層20と,
複写機に搭載された各種機器に対する入出力制御を行う
ためのデバイス層30とから構成される。
【0004】マルチタスク型(多機能型)のシステムを
構成するためには,機能単位を共有資源(またはリソー
ス:実資源)として扱い,1つの共有資源を複数のアプ
リケーションで共有するための管理を行う必要があり,
この管理を行うのがシステム制御層20である。
【0005】また,デバイス層30は,システム制御層
20からのコマンド,制御信号等の論理的指示から,実
際に装置を動かすためにクラッチ,センサ,モータ等の
機械的入出力を駆動,入力する変換を行っている。
【0006】さらに,アプリケーション層10は,コピ
ーアプリの他に拡張機能として,プリンタアプリ,FA
X(ファクシミリ)アプリ等の複数のアプリが存在して
おり,システム制御層20から提供される機能によって
共存可能となっている。
【0007】なお,図示を省略するが,多機能のデジタ
ル複写機においては,各アプリがメモリおよび該メモリ
のコントローラ(制御ソフト)を有しており,データの
受信および受信したデータのビットマップへの展開を各
アプリ側で行った後,ビットマップデータをシステム制
御層20(システムコントローラおよび画像形成装置コ
ントローラ)を介して画像形成部(図示せず)へ送って
印刷している。このとき,画像データ(ビットマップデ
ータ)に対して回転・ソート・縮小等の修正・加工を行
う必要がある場合には,各アプリ側でこれらの修正・加
工を行っている。換言すれば,各アプリ側には画像の修
正・加工を行うためのプログラムが格納されていること
になる。
【0008】また,関連する従来の技術として,実開平
5−39070号公報『手駆動型複写機用制御装置』に
は,電子複写機にメモリユニットを接続して画像の修正
・加工を行う技術が開示されており,特開平1−220
966号公報『画像入力システム』には,画像入力装置
の原稿に対する走査方向に対応して画像メモリ内に画像
データを格納することにより,原稿画像と画像メモリと
の一致を取るようにした技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,システムコントローラの調停によっ
て1つの共有資源を複数のアプリケーションで共有する
ことができるものの,メモリユニットに関しては共有資
源として扱われておらず,各アプリケーションがそれぞ
れメモリユニットを有して,画像の修正・加工等を行っ
ているため,システム全体から見た場合に,メモリユニ
ット,プログラム等の重複が起こり,装置コストの上昇
を招来するという問題点や,高価なメモリユニットを有
効に活用していないという問題点があった。
【0010】具体的には,各アプリケーション毎に画像
の修正・加工のためのプログラムを搭載する必要がある
という不具合や,各アプリケーション毎にプログラムを
作成する必要があるため,開発コスト・開発期間が増大
や,プログラムを格納するためのROMの大容量化を招
来するという不具合があった。
【0011】さらに,各アプリケーション側における処
理の高速化を図るために,CPUも高価なものを搭載す
る必要が発生するという不具合もあった。
【0012】なお,従来の技術において,接続されてい
るアプリケーションからの画像データを複写機の持つメ
モリユニットに取り込むものは存在しなかった。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,メモリユニットを共有資源として扱えるようにし
て,装置コストの低減および高価なメモリユニットの有
効利用を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るデジタル複写機は,コピー・アプ
リケーションに加えて,ファクシミリ・アプリケーショ
ンや,プリンタ・アプリケーション等の複数のアプリケ
ーションと,複写機を構成する各部を機能単位で共有資
源として管理し,1つの共有資源を前記複数のアプリケ
ーションで同時に使用する際の調停を行うシステムコン
トローラとを有するデジタル複写機において,前記共有
資源の1つとして配設されたメモリユニットと,前記メ
モリユニットに対する入出力制御を行うメモリコントロ
ーラと,を備え,前記システムコントローラが,前記複
数のアプリケーションで前記メモリコントローラおよび
メモリユニットを同時に使用する際の調停を行うもので
ある。
【0015】また,請求項2に係るデジタル複写機は,
請求項1記載のデジタル複写機において,前記システム
コントローラが,動作中のアプリケーションが前記メモ
リコントローラおよびメモリユニットを使用していない
場合に,他のアプリケーションから前記メモリユニット
に対する画像データの出力要求を入力すると,前記メモ
リユニットへの画像データの出力を許可し,前記メモリ
コントローラは,出力を許可されたアプリケーションか
らの画像データを前記メモリユニットに入力するもので
ある。
【0016】また,請求項3に係るデジタル複写機は,
請求項2記載のデジタル複写機において,前記メモリコ
ントローラが,前記アプリケーションからの画像データ
を入力する際に,前記メモリユニットのメモリ領域内に
圧縮データ格納領域を確保し,前記アプリケーションか
らの画像データが前記メモリユニットのメモリ領域を越
える場合または他のアプリケーションの画像データがす
でに前記メモリユニット内に格納されている場合に,前
記メモリユニット内の画像データを圧縮して前記圧縮デ
ータ格納領域に格納するものである。
【0017】また,請求項4に係るデジタル複写機は,
請求項1〜3記載のいずれか一つのデジタル複写機にお
いて,前記メモリコントローラが,前記アプリケーショ
ンからの画像データの入力中に前記メモリユニットがメ
モリ容量オーバーになると,画像データの入力が不可で
あることを該当するアプリケーションへ通知するもので
ある。
【0018】また,請求項5に係るデジタル複写機は,
請求項1〜4記載のいずれか一つのデジタル複写機にお
いて,前記ファクシミリ・アプリケーションおよびプリ
ンタ・アプリケーションが,外部装置から受信したデー
タの蓄積およびビットマップ展開を行うための専用のメ
モリを有しており,それぞれアプリケーション側でビッ
トマップ展開を行った後,前記システムコントローラに
対して画像データの出力要求を行い,前記ビットマップ
展開後の画像データを一括して転送するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,本発明のデジタル複写機の
一実施の形態のついて,装置の概略構成,共有資源
を用いたシステムの概略動作,システムコントローラ
およびメモリコントローラによるメモリ制御動作,の順
で添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0020】装置の概略構成 図1は本実施の形態のデジタル複写機のシステム概念図
を示し,図2は本実施の形態のデジタル複写機のハード
構成図を示し,図3は本実施の形態のソフト構成図を示
し,図4はメモリユニットのハード構成図を示す。な
お,図において,10はアプリケーション層,20はシ
ステム制御層,30はデバイス制御層を示す。
【0021】デジタル複写機の場合,マルチタスク型の
システムを構成することによって,コピーアプリケーシ
ョン(以下,コピーアプリと記載する)11以外にも,
プリンタアプリケーション(以下,プリンタアプリと記
載する)12,FAXアプリケーション(以下,FAX
アプリと記載する)13等様々なアプリケーションを搭
載できる。
【0022】マルチタスク型のシステムを構成するため
には,機能単位を共有資源として扱い,1つの共有資源
を複数のアプリケーションで共有するための管理を行う
必要がある。この管理を行うのがシステム制御層20で
ある。図1〜3に示すように,本実施の形態では,共有
資源(リソース)として,操作部,画像形成装置,画像
読み取り装置,メモリユニット31および図示しない周
辺機が搭載されているため,システム制御層20には,
図3に示すように,各共有資源に対応したコントローラ
(操作部コントローラ,周辺機コントローラ,画像形成
装置コントローラ,画像読み取り装置コントローラ,メ
モリコントローラ21)と,複数のアプリケーションで
各共有資源を共有するための調停を行うシステムコント
ローラ22とが配設されている。
【0023】デバイス層30は,システム制御層20か
らのコマンド,制御信号等の論理的指示から,実際に装
置を動かすためにクラッチ,センサ,モータ等の機械的
入出力を駆動,入力を行ったり,メモリユニットに対し
て画像データの入出力を行っている。
【0024】また,アプリケーション層10は,拡張機
能としてコピー,プリンタ,FAX等の複数のアプリケ
ーションがシステム制御層20から提供される機能によ
り共存可能となる層である。
【0025】図2のハード構成例では,アプリケーショ
ン11〜13毎にCPUを持たせ,システム制御層2
0,デバイス層30を1CPUで制御しているが,各ア
プリケーション,システム制御,各共有資源にCPUを
持たせ,システムコントローラ22から各コントローラ
へのコマンドを制御信号線で伝達しても構成できる。し
たがって,システムのハード構成は,自由に構成される
ため,図2の説明は限定せずに概念的な説明とする。
【0026】本実施の形態のデジタル複写機では,図1
〜図3で示すように,メモリユニット31を共有資源と
して配設し,各アプリケーションによって共有する構成
である。各アプリケーションは,システムコントローラ
22に対して,メモリ入力要求を出し,システムコント
ローラ22は要求を受けたときに,メモリユニット31
が使用されていなければ,各アプリケーションからのデ
ータをメモリユニット31に入力する。なお,プリンタ
アプリ12,FAXアプリ13に設けられたページメモ
リは,各アプリケーションが専用に使用するメモリであ
り,外部装置であるホストコンピュータや,相手先ファ
クシミリ装置から受信したデータを蓄積したり,また蓄
積したデータをビットマップに展開して格納する際に使
用される。
【0027】次に,図4を参照して,共有資源であるメ
モリユニット31の構成について説明する。メモリユニ
ット31は,画像データを格納するページメモリ(コネ
クタで増設可能な構成)と画像データの入出力を制御す
るIBC(イメージバッファコントローラ)とページメ
モリに格納された画像データの符号化(圧縮処理),符
号された複合化(伸張処理)を制御するDICEPによ
り構成されている。このメモリユニット31は,図3に
示されているメモリコントローラ(MSU)21によっ
て制御される。
【0028】ところで,近年のデジタル複写機は大容量
メモリを標準的に装備し,スキャナ(画像読み取り装
置)で読み取った画像データを蓄積し,その読み出しタ
イミングや順序を変更することにより,電子ソートや画
像回転,縮小印刷等が可能になっているものが普通であ
る。しかし,プリンタやFAXにおいてはこれらのメモ
リ応用機能はまだ一般的でなく,また,従来は各アプリ
ケーション毎にメモリユニットとメモリコントローラを
有し,各アプリケーション内部で全ての処理を行ってい
たので,これらの機能を持たせようとすると,装置コス
トの増大を招来するという不具合があった。本実施の形
態では,前述したように大容量のメモリ(メモリユニッ
ト31)およびそのコントローラ(メモリコントローラ
21)を共有資源として配置し,プリンタアプリ12や
FAXアプリ13からも利用するように構成したので,
各アプリケーションに持たせるメモリ(メモリユニッ
ト)は必要最低限で済み,様々な機能のプログラムを各
アプリケーション毎に持たせる必要もない。
【0029】共有資源を用いたシステムの概略動作 次に,図5〜7を参照して,共有資源を用いたシステム
(本実施の形態のデジタル複写機)の概略動作について
説明する。
【0030】システム制御層20では,図5に示すよう
に,アプリケーション層10からみた場合,全てのアプ
リケーション個別に仮想共有資源(図中の仮想操作部,
仮想画像形成装置,仮想画像読み取り装置,仮想メモリ
ユニット)が存在するような機能を提供する。この機能
によってアプリケーション層10では特にシステム状態
を管理する必要がなく,システム制御層20では全ての
アプリケーションを同一条件で管理することが可能とな
る。
【0031】すなわち,アプリケーションは使用したい
共有資源が発生した時点でシステム制御層20に使用要
求を送る。システム制御層20ではその時点での共有資
源使用状況から判断して要求元アプリケーションに結果
を送る。要求元アプリケーションではその結果により実
行可/不可を判断し,可能であれば実行する。基本的に
は同等の手順で実行権管理を行う。
【0032】このように複数のアプリケーションの実行
要求をシステム制御層20が調停し,デバイス層30を
動作させるシステムにおいて,図5〜図7に示されるコ
ピーアプリに装着されている大容量のページメモリ(メ
モリユニット31)を共有資源として他のアプリケーシ
ョンに開放することにより,メモリユニット31を複数
のアプリケーションで共有することが可能となる。
【0033】具体的には,図8に示すように,各アプリ
ケーション(APL)のビデオバス(画像データ)をメ
モリコントローラ21(MSU)に接続可能とすること
により,コピーアプリ11のメモリユニット31に対し
てコピーアプリ11以外のアプリケーションの画像デー
タを入出力することが可能となる。換言すれば,メモリ
ユニット31が共有資源として使用可能な状態となる。
【0034】ところが,単純にメモリユニット31を共
有資源として配設しただけでは,共有資源のうちどれか
一つをいずれかのアプリケーションが使用している間は
他の共有資源もそのアプリケーション用にロックされて
しまうため,例えば,コピーアプリ11によって複写動
作を行っている間は,例えコピーアプリ11がメモリユ
ニット31を使用していなくとも,他のアプリケーショ
ンからはメモリユニット31を使用することができなく
なってしまう。
【0035】このため,本実施の形態では,システム制
御層20が,共有資源を仮想化し,各アプリケーション
から各共有資源が専用に存在するように見せかける処理
を行っている。したがって,各アプリケーションは独自
のタイミングでメモリユニット31の使用要求を出せば
良い。システム制御層20のシステムコントローラ22
は,アプリケーションからメモリユニット31の使用要
求があると共有資源であるメモリユニット31の使用状
況を調べ,その時点でメモリユニット31が使用されて
いなければアプリケーションからの使用要求を受け付
け,画像データをメモリユニット31へ格納する。これ
によってコピーアプリ11がメモリユニット31を使用
していない複写動作を行っている間にプリンタアプリ1
2からの画像データをメモリユニット31へ格納すると
いったことができ,生産性の向上を図ることができる。
【0036】また,プリンタアプリ12では,ホストコ
ンピュータ等の外部装置から送られてくる画像データは
PDL(ページ記述言語:Page Description Language
)形式のデータであり,FAXアプリ13では,MH
(Modified Huffman)やMR(Modified Read )形式で
圧縮されたデータであるため,どちらも受信したデータ
をビットマップデータに展開する必要がある。この際,
各アプリケーションの持つページメモリに蓄積した受信
データを読み出し,展開しながらシステムコントローラ
22を介してメモリユニット31に書き込むようにする
と,書き込んでいる間は他のアプリケーションがメモリ
ユニット31を使用できなくなる。データの展開には時
間がかかるため,生産性を大きく低下させる要因とな
る。
【0037】そこで,本実施の形態では,各アプリケー
ション内部でビットマップへの展開を終了させて,アプ
リケーション内のページメモリに格納し終えた後,一気
にシステムコントローラ22およびメモリコントローラ
21を介してメモリユニット31へ画像データ(ビット
マップデータ)を転送するものとする。これにより,メ
モリユニット31の占有時間をさらに短くすることがで
きる。換言すれば,各アプリケーションがメモリユニッ
ト31を使用できる機会を増やすことができ,生産性の
向上を図ることができる。
【0038】システムコントローラおよびメモリコン
トローラによるメモリ制御動作 前述したように,本実施の形態のデジタル複写機では,
アプリケーションからの使用要求(またはメモリ入力要
求と記載する)をシステムコントローラ22が調停して
いる。
【0039】ここでは, −1 アプリケーションがメモリユニットを使用する
際の概略動作 −2 アプリケーションが圧縮要求を発行した場合の
概略動作 −3 システムコントローラの調停の概略動作 −4 具体的な動作例 の順で詳細に説明する。
【0040】−1 アプリケーションがメモリユニッ
トを使用する際の概略動作 アプリケーションがメモリユニット31を使用する場
合,システムコントローラ22に対して自分のアプリI
Dとメモリユニット31に対して入出力したいページナ
ンバーを画像データのIDとメモリユニット31の使用
条件に付加して使用要求を発行する。
【0041】システムコントローラ22は,アプリケー
ションから送られてきた使用条件をチェックし,その使
用条件に必要なコントローラに対して動作要求を出力
し,処理を実行させる。
【0042】アプリケーションが画像データの入力要求
を発行した場合,システムコントローラ22は,メモリ
コントローラ21にアプリケーションIDと入力する画
像データのページナンバーと入力条件(入力に使用する
メモリ領域,ビデオバスの選択モード等)を動作要求と
して出す。
【0043】メモリコントローラ21は,システムコン
トローラ22からの要求を受けると,先ず,画像データ
のID(アプリケーションIDと入力する画像データの
ページナンバー)と同一のIDが現在入力されている画
像データのIDの中に無いかをチェックする。
【0044】同一のIDがあった場合,メモリコントロ
ーラ21はそのIDで現在入力されている領域にアプリ
ケーションからの画像データを上書きする(この場合,
現在入力されている領域より要求のあった入力に使用す
るメモリ領域の方が大きい時は,他に入力されている画
像データを壊す可能性があるため入力不可であることを
システムコントローラ22に通達し,メモリ入力動作は
行わない)。
【0045】同一のIDがない場合,メモリコントロー
ラ21はページメモリの空き領域にアプリケーションか
らの画像データを格納する(この場合,ページメモリの
空き領域より要求のあった入力に使用するメモリ領域が
方が大きい時は,全ての画像データを格納することがで
きないため入力不可であることをシステムコントローラ
22に通達し,メモリ入力動作は行わない)。
【0046】上記チェックの結果,メモリ入力可能と判
断すると,メモリコントローラ21はメモリユニット3
1のIBCに対して入力条件を設定して,図8に示され
る画像データのビデオバスを選択し,要求のあったアプ
リケーション層に対してメモリ入力可能状態を通達す
る。アプリケーションから出された画像データは,IP
U内でメモリコントローラ21によって選択されたビデ
オバスを通ってIBCに入力される。IBCは,ビデオ
バスからの画像データをメモリ上の指定された画像領域
に順次格納し,メモリコントローラ21に設定された画
像入力領域(主走査長,副走査長)分の画像データをペ
ージメモリに格納すると,メモリコントローラ21に対
してメモリ入力終了をステータスレジスタにより通達す
る。
【0047】メモリコントローラ21は,このステータ
スをチェックすると,システムコントローラ22にメモ
リ入力が正常終了したことを通知し,システムコントロ
ーラ22は,要求のあったアプリケーションにメモリ入
力が正常終了したことを通知する。
【0048】IBCがメモリに画像データを格納中にエ
ラーが発生した場合は,メモリコントローラ21に対し
てメモリ入力異常をステータスレジスタにより通達す
る。メモリコントローラ21は,このステータスをチェ
ックすると,システムコントローラ22にメモリ入力が
異常終了したことを通知し,システムコントローラ22
は,要求のあったアプリケーションにメモリ入力が異常
終了したことを通知する。
【0049】−2 アプリケーションが圧縮要求を発
行した場合の概略動作 次に,アプリケーションがページメモリに格納された画
像データに対して圧縮要求を発行した場合について説明
する。上記メモリ要求によって格納された画像データに
対し,アプリケーションが圧縮要求を発行した場合,シ
ステムコントローラ22はメモリコントローラ21にア
プリケーションIDと圧縮する画像データのページナン
バーと圧縮条件(圧縮するメモリ領域,圧縮方法等)を
動作要求として出す。
【0050】メモリコントローラ21は,システムコン
トローラ22からの要求を受けると,先ず,圧縮対象と
なる画像データがページメモリ内に存在することを確認
し(なければ,メモリコントローラ21はシステムコン
トローラ22を介して要求のあったアプリケーションに
圧縮対象の画像データが存在しないことを通知する),
ページメモリ領域内に圧縮データを格納用メモリ領域を
確保し(確保できない場合は,メモリコントローラ21
はシステムコントローラ22を介して要求のあったアプ
リケーションに圧縮動作ができないことを通知する),
圧縮動作を開始する。
【0051】圧縮動作では,先ず,メモリコントローラ
21がメモリユニット31のIBCおよびDICEPに
対し,圧縮するページメモリの領域,圧縮方法,圧縮し
たデータの格納を開始する圧縮データ格納用メモリ領域
のアドレス等,圧縮動作に必要な条件をレジスタに設定
する。このとき,圧縮したデータの格納を開始する圧縮
データ格納用メモリ領域のアドレスは,伸張処理,メモ
リ領域の開放処理等に使用するため,RAM領域に記憶
させておく。
【0052】レジスタへの設定を完了すると,メモリコ
ントローラ21はIBCに対して圧縮開始コマンドをレ
ジスタにセットする。IBCは,メモリコントローラ2
1からの圧縮開始を受けるとCPE I/FによりDI
CEPを動作させ,DICEPによって符号化された符
号データをMSU21にて指定された圧縮データ格納用
メモリ領域の開始アドレスから順次格納する。この動作
を指定されたメモリ領域の画像データを全て符号化,格
納まで続ける。
【0053】メモリコントローラ21は,圧縮処理中,
常時IBCとDICEPのステータスレジスタを監視し
ており,DICEPから指定されたメモリ領域の画像デ
ータに対する符号化が終了したことをステータスレジス
タから読み取ると,IBCの動作を停止させ,圧縮動作
を終了する(この時,メモリコントローラ21はDIC
EPからの圧縮データの最終アドレスをDICEPのレ
ジスタから読み出し,RAM領域に格納する)。そし
て,メモリコントローラ21はシステムコントローラ2
2を介して要求のあったアプリケーションに圧縮動作を
終了したことを通知する。
【0054】圧縮処理中に,IBCおよびDICEPに
異常が発生したことをステータスレジスタから読み取っ
た場合は,IBCの動作を停止させ,圧縮動作を強制終
了する。そして,メモリコントローラ21はシステムコ
ントローラ22を介して要求のあったアプリケーション
に圧縮動作が異常終了したことを通知する。
【0055】−3 システムコントローラの調停の概
略動作 前述したように,本実施の形態のシステム構成では,複
数のアプリケーションの動作要求の調停をシステムコン
トローラ22が行っている。システムコントローラ22
はアプリケーションからの動作要求を受けると,現在の
共有資源の状態をチェックし,要求されたアプリケーシ
ョンの要求動作を実行できるか否かの判断を行い,要求
元アプリケーションに結果を送る。要求元アプリケーシ
ョンは結果により実行可/不可を判断し,可能であれば
実行する。
【0056】従来技術では,アプリケーションからの動
作要求を受けた時,他のアプリケーションの動作が行わ
れていると,システムコントローラ22により調停さ
れ,動作中のアプリケーションの処理が終了するとまで
待たされてるか,もしくは動作中のアプリケーションの
ジョブの間に割り込んで処理されるしかなかった。
【0057】本実施の形態では,例えば,アプリケーシ
ョンBから動作要求を受けた時,他のアプリケーション
Aの動作が行われていると,システムコントローラ22
は先ずその動作がメモリユニット31を使用しているか
否かのチェックを行う。もし,メモリユニット31を使
用していれば,従来技術と同様の動作を行う。
【0058】一方,メモリユニット31を使用していな
ければ,要求元アプリケーションBに対して実行可能で
あることを通達する。要求元アプリケーションBは,こ
の結果によりシステムコントローラ22に画像データ入
力要求を発行する。メモリコントローラ21はこの要求
を受けると,メモリコントローラ21に対して入力する
画像データを圧縮して格納するように指示を出す。
【0059】メモリコントローラ21は,この指示を受
けると先ずメモリユニット31のページメモリ上に圧縮
データ格納領域を確保する。その後,前述したメモリ入
力動作を行い,アプリケーションBからの画像データを
ページメモリに格納し,その画像データに対し圧縮処理
を施し,圧縮データ格納領域に格納する。現在動作して
いるアプリケーションAの動作が終了する前にメモリ容
量がオーバーした場合は,メモリコントローラ21がシ
ステムコントローラ22を介して要求元アプリケーショ
ンBに対してメモリ入力不可であることを通達する。要
求元アプリケーションBは,この通達を受けると最後に
出した画像データが入力されていないと判断できるため
画像データの欠落を防げる。
【0060】現在動作しているアプリケーションAの動
作が終了すると,システムコントローラ22はメモリコ
ントローラ21に対し,要求元アプリケーションBの画
像データの出力要求を発行する。
【0061】メモリコントローラ21は,この要求を受
けるとシステムコントローラ22から指示されるアプリ
ケーションIDとページナンバーから出力する圧縮デー
タを圧縮データ格納領域から検索し,この圧縮データを
ページメモリ領域に伸張して出力を行う。
【0062】このようにして,アプリケーションA動作
中の時間を利用して他のアプリケーションBが展開した
出力画像データを共有資源である複写機側のメモリユニ
ット31に取り込むことができる。
【0063】−4 具体的な動作例 次に,図9〜図13のアプリケーション画像の入力処理
のフローチャートを参照して,システムコントローラ2
2およびメモリコントローラ21によるメモリ制御動作
の具体的な動作例について説明する。
【0064】システムコントローラ22は,何れかのア
プリケーションからメモリ入力要求があるか否かを判定
し(S901),メモリ入力要求があれば,メモリコン
トローラ21が動作中であるか否かを判定する(S90
2)。ここで,メモリコントローラ21が動作中であれ
ば,入力不可であることを要求元アプリケーションに通
達し(S903),処理を終了する。
【0065】一方,メモリコントローラ21が動作中で
なければ,システムコントローラ22は,メモリコント
ローラ21を介してステップS904以降の処理を実行
する。先ず,メモリユニット31内のメモリ空き領域に
要求された入力画像領域を確保できるか否かを判定し
(S904),確保できない場合には,ステップS90
3へ進み,確保できる場合には,要求元アプリケーショ
ンから圧縮処理要求があるか否かを判定し(S90
5),圧縮処理要求がなければ,ステップS920へ進
み,圧縮処理要求があれば,要求のあった画像データの
IDと同一のIDを持つ画像データがメモリユニット3
1内に存在するか否かを判定する(S906)。
【0066】ステップS906において,同一のIDが
存在しない場合には,ステップS903へ進み,同一の
IDがある場合には,既に圧縮データが存在するか否か
を判定し(S907),存在しない場合には,圧縮デー
タ領域が確保できたか否かを判定し(S908),確保
できていなければ,ステップS903へ進み,確保でき
ていれば,ステップS909へ進む。
【0067】ステップS907において圧縮データが存
在する場合,およびステップS908で圧縮データ領域
が確保できている場合,メモリコントローラ21は,要
求元アプリケーションから画像データを入力しながら,
圧縮処理を並行して行い(S909),ステップS91
0で圧縮データ領域の容量オーバーが発生したか否かを
判定し,ステップS911で画像データ入力または圧縮
処理エラーが発生したか否かを判定し,ステップS91
2で,画像データ入力および圧縮処理が正常終了したか
否かを判定する。
【0068】ステップS910で圧縮データ領域の容量
オーバーと判定されると,S910Aへ進み,容量オー
バーフラグ(fMsuFull)をセットし,ステップ
S913へ進む。
【0069】また,ステップS911で画像データ入力
または圧縮処理エラーが発生したと判定されると,ステ
ップS911Aへ進み,エラーフラグ(fMsuEr
r)をセットし,ステップS913へ進む。
【0070】また,ステップS912で画像データ入力
および圧縮処理エラーが正常終了したと判定されると,
ステップS911Aへ進み,正常終了フラグ(fMsu
End)をセットし,ステップS913へ進み,正常終
了していない場合には,そのまま,ステップS913へ
進む。
【0071】ステップS913では,容量オーバーフラ
グ(fMsuFull),エラーフラグ(fMsuEr
r)または正常終了フラグ(fMsuEnd)の何れか
がセット(オン)されているか否かを判定し,セットさ
れていなければ,ステップS909へ戻り,画像データ
の入力および圧縮処理を継続する。
【0072】一方,何れかがセット(オン)されていれ
ば,ステップS914,S915でセットされているフ
ラグの内容を判定し,容量オーバーフラグ(fMsuF
ull)がセット(オン)されていれば,メモリ容量オ
ーバーであることを全てのアプリケーションに通達し
(S914A),処理を終了する。また,エラーフラグ
(fMsuErr)がセット(オン)されていれば,メ
モリユニット31の異常が発生したことを全てのアプリ
ケーションに通達し(S915A),処理を終了する。
【0073】一方,ステップS915でエラーフラグ
(fMsuErr)がセット(オン)されていない場
合,すなわち,正常終了フラグ(fMsuEnd)がセ
ット(オン)されている場合,入力および圧縮した画像
に対する出力要求があるか否かを判定し(S916),
出力要求がなければ,そのまま処理を終了し,出力要求
があれば,ワーク領域に入力した画像データの出力処理
を行い(S917),出力処理が終了したら(S91
8),ワーク領域を開放し,次の入力処理が可能である
ことを全てのアプリケーションに通達し(S919),
処理を終了する。
【0074】一方,ステップS905で圧縮処理要求が
ない場合には,ステップS920において,要求のあっ
た画像データのIDと同一のIDを持つ画像データがメ
モリユニット31内に存在するか否かを判定する。
【0075】ここで,同一のIDを持つ画像データが存
在しない場合には,空き領域にメモリ入力開始アドレス
を設定し(S921),ステップS924へ進む。ま
た,同一のIDを持つ画像データが存在する場合には,
使用するメモリ領域は同一サイズが否かを判定し(S9
22),同一サイズでなければ,ステップS903へ進
み,同一サイズであれば,同一のIDを持つ画像データ
の開始アドレスをメモリ入力開始アドレスに設定する
(S923)。
【0076】続いて,メモリ動作中フラグをセットし,
メモリ入力開始アドレスから画像データの入力処理を行
い(S924),画像データ入力処理エラーが発生した
か否かを判定し(S925),画像データ入力処理エラ
ーが発生したと判定されると,ステップS925Aへ進
み,エラーフラグ(fMsuErr)をセットし,ステ
ップS927へ進む。
【0077】また,画像データ入力処理エラーでない場
合には,メモリ入力処理が正常終了したか否かを判定し
(S926),正常終了していれば,正常終了フラグ
(fMsuEnd)をセットし(S926A),ステッ
プS927へ進み,正常終了していない場合には,その
まま,ステップS927へ進む。
【0078】ステップS927では,エラーフラグ(f
MsuErr)または正常終了フラグ(fMsuEn
d)の何れかがセット(オン)されているか否かを判定
し,セットされていなければ,ステップS924へ戻
り,画像データの入力処理を継続する。
【0079】一方,何れかがセット(オン)されていれ
ば,ステップS928でセットされているフラグの内容
を判定し,エラーフラグ(fMsuErr)がセット
(オン)されていれば,メモリユニット31の異常が発
生したことを全てのアプリケーションに通達し(S91
8A),処理を終了する。
【0080】一方,ステップS928でエラーフラグ
(fMsuErr)がセット(オン)されていない場
合,すなわち,正常終了フラグ(fMsuEnd)がセ
ット(オン)されている場合,要求元アプリケーション
から出力要求があるか否かを判定し(S929),出力
要求がなければ,メモリ動作中フラグをリセットし,全
てのアプリケーションに次に入力が可能であることを通
知し(S930),処理を終了する。一方,出力要求が
あれば,入力した画像データの出力処理を行い(S93
1),出力処理が終了したら(S932),入力した画
像データ領域を開放し(S933),メモリ動作中フラ
グをリセットし,全てのアプリケーションに次に入力が
可能であることを通知し(S930),処理を終了す
る。
【0081】前述したように本実施の形態によれば,メ
モリユニット31を共有資源として扱えるようにしたの
で,装置コストの低減および高価なメモリユニット31
の有効利用を図ることができる。
【0082】また,動作中のアプリケーションがメモリ
コントローラ21およびメモリユニット31を使用して
いない場合に,現在動作中のアプリケーションを中断す
ることなく,他のアプリケーションの動作を並行して行
うことができ,さらに,メモリユニット31の有効利用
を図ることができる。
【0083】また,メモリ容量オーバーになると,画像
データの入力が不可であることを該当するアプリケーシ
ョンへ通知するため,アプリケーション側で,該当する
画像データのリカバリー処理を容易に行うことができ
る。
【0084】各アプリケーション内部でビットマップへ
の展開を終了させた後,一気にメモリユニット31へ画
像データ(ビットマップデータ)を転送するため,メモ
リユニット31の占有時間をさらに短くすることがで
き,生産性の向上を図ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のデジタル
複写機(請求項1)は,共有資源の1つとして配設され
たメモリユニットと,メモリユニットに対する入出力制
御を行うメモリコントローラとを備え,システムコント
ローラが,複数のアプリケーションでメモリコントロー
ラおよびメモリユニットを同時に使用する際の調停を行
うため,メモリユニットを共有資源として扱うことがで
き,装置コストの低減および高価なメモリユニットの有
効利用を図ることができる。
【0086】また,本発明のデジタル複写機(請求項
2)は,請求項1記載のデジタル複写機において,シス
テムコントローラが,動作中のアプリケーションがメモ
リコントローラおよびメモリユニットを使用していない
場合に,他のアプリケーションからメモリユニットに対
する画像データの出力要求を入力すると,メモリユニッ
トへの画像データの出力を許可し,メモリコントローラ
は,出力を許可されたアプリケーションからの画像デー
タをメモリユニットに入力するため,現在動作中のアプ
リケーションを中断することなく,他のアプリケーショ
ンの動作を並行して行うことができる。
【0087】また,本発明のデジタル複写機(請求項
3)は,請求項2記載のデジタル複写機において,メモ
リコントローラが,アプリケーションからの画像データ
を入力する際に,メモリユニットのメモリ領域内に圧縮
データ格納領域を確保し,アプリケーションからの画像
データがメモリユニットのメモリ領域を越える場合また
は他のアプリケーションの画像データがすでにメモリユ
ニット内に格納されている場合に,メモリユニット内の
画像データを圧縮して圧縮データ格納領域に格納するた
め,例えば,アプリケーションからの画像データが複数
ページである場合,もしくは,他のアプリケーションの
画像データがメモリユニットに存在する場合に,メモリ
ユニットの画像データを圧縮して圧縮データ格納領域に
格納することにより,画像データの入力処理を中断する
ことなく,メモリユニットを継続して利用することがで
きる。
【0088】また,本発明のデジタル複写機(請求項
4)は,請求項1〜3記載のいずれか一つのデジタル複
写機において,メモリコントローラが,アプリケーショ
ンからの画像データの入力中にメモリユニットがメモリ
容量オーバーになると,画像データの入力が不可である
ことを該当するアプリケーションへ通知するため,アプ
リケーション側で,該当する画像データのリカバリー処
理を容易に行うことができる。
【0089】また,本発明のデジタル複写機(請求項
5)は,請求項1〜4記載のいずれか一つのデジタル複
写機において,ファクシミリ・アプリケーションおよび
プリンタ・アプリケーションが,外部装置から受信した
データの蓄積およびビットマップ展開を行うための専用
のメモリを有しており,それぞれアプリケーション側で
ビットマップ展開を行った後,システムコントローラに
対して画像データの出力要求を行い,ビットマップ展開
後の画像データを一括して転送するため,一つのアプリ
ケーションがメモリユニットを占有する時間を短くし
て,各アプリケーションがメモリユニットを使用できる
機会を増やすことができ,さらにメモリユニットの有効
利用および生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のデジタル複写機のシステム概念
図である。
【図2】本実施の形態のデジタル複写機のハード構成図
である。
【図3】本実施の形態のソフト構成図である。
【図4】メモリユニットのハード構成図である。
【図5】共有資源を用いたシステムの概略動作を示す説
明図である。
【図6】共有資源を用いたシステムの概略動作を示す説
明図である。
【図7】共有資源を用いたシステムの概略動作を示す説
明図である。
【図8】アプリケーション(APL)とメモリコントロ
ーラ(MSU)のビデオバスの接続例を示す説明図であ
る。
【図9】本実施の形態によるアプリケーション画像の入
力処理を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態によるアプリケーション画像の
入力処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態によるアプリケーション画像の
入力処理を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態によるアプリケーション画像の
入力処理を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態によるアプリケーション画像の
入力処理を示すフローチャートである。
【図14】従来の多機能のデジタル複写機のシステムの
ソフト構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 アプリケーション層 11 コピーアプリ 12 プリンタアプリ 13 FAXアプリ 20 システム制御層 21 メモリコントローラ 22 システムコントローラ 30 デバイス層 31 メモリユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー・アプリケーションに加えて,フ
    ァクシミリ・アプリケーションや,プリンタ・アプリケ
    ーション等の複数のアプリケーションと,複写機を構成
    する各部を機能単位で共有資源として管理し,1つの共
    有資源を前記複数のアプリケーションで同時に使用する
    際の調停を行うシステムコントローラとを有するデジタ
    ル複写機において,前記共有資源の1つとして配設され
    たメモリユニットと,前記メモリユニットに対する入出
    力制御を行うメモリコントローラと,を備え,前記シス
    テムコントローラが,前記複数のアプリケーションで前
    記メモリコントローラおよびメモリユニットを同時に使
    用する際の調停を行うことを特徴とするデジタル複写
    機。
  2. 【請求項2】 前記システムコントローラは,動作中の
    アプリケーションが前記メモリコントローラおよびメモ
    リユニットを使用していない場合に,他のアプリケーシ
    ョンから前記メモリユニットに対する画像データの出力
    要求を入力すると,前記メモリユニットへの画像データ
    の出力を許可し,前記メモリコントローラは,出力を許
    可されたアプリケーションからの画像データを前記メモ
    リユニットに入力することを特徴とする請求項1記載の
    デジタル複写機。
  3. 【請求項3】 前記メモリコントローラは,前記アプリ
    ケーションからの画像データを入力する際に,前記メモ
    リユニットのメモリ領域内に圧縮データ格納領域を確保
    し,前記アプリケーションからの画像データが前記メモ
    リユニットのメモリ領域を越える場合または他のアプリ
    ケーションの画像データがすでに前記メモリユニット内
    に格納されている場合に,前記メモリユニット内の画像
    データを圧縮して前記圧縮データ格納領域に格納するこ
    とを特徴とする請求項2記載のデジタル複写機。
  4. 【請求項4】 前記メモリコントローラは,前記アプリ
    ケーションからの画像データの入力中に前記メモリユニ
    ットがメモリ容量オーバーになると,画像データの入力
    が不可であることを該当するアプリケーションへ通知す
    ることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか一つの
    デジタル複写機。
  5. 【請求項5】 前記ファクシミリ・アプリケーションお
    よびプリンタ・アプリケーションは,外部装置から受信
    したデータの蓄積およびビットマップ展開を行うための
    専用のメモリを有しており,それぞれアプリケーション
    側でビットマップ展開を行った後,前記システムコント
    ローラに対して画像データの出力要求を行い,前記ビッ
    トマップ展開後の画像データを一括して転送することを
    特徴とする請求項1〜4記載のいずれか一つのデジタル
    複写機。
JP9151432A 1996-06-20 1997-06-09 デジタル複写機 Pending JPH1074163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9151432A JPH1074163A (ja) 1996-06-20 1997-06-09 デジタル複写機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-180094 1996-06-20
JP18009496 1996-06-20
JP9151432A JPH1074163A (ja) 1996-06-20 1997-06-09 デジタル複写機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1074163A true JPH1074163A (ja) 1998-03-17

Family

ID=26480688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9151432A Pending JPH1074163A (ja) 1996-06-20 1997-06-09 デジタル複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1074163A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319484B2 (en) 1997-09-30 2008-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, an image processing apparatus, an image input device, a photographing device, a photographing system, a communication device, a communication system, and a storage medium
JP2008073895A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び、情報記録媒体
US7433609B2 (en) 2004-12-24 2008-10-07 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with a plurality of image forming units
US8614814B2 (en) 2008-07-14 2013-12-24 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus for controlling plural image outputting parts
US8743392B2 (en) 2008-09-16 2014-06-03 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, method, and computer program product for forming images

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319484B2 (en) 1997-09-30 2008-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, an image processing apparatus, an image input device, a photographing device, a photographing system, a communication device, a communication system, and a storage medium
US7433609B2 (en) 2004-12-24 2008-10-07 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with a plurality of image forming units
JP2008073895A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及び、情報記録媒体
US8189227B2 (en) 2006-09-19 2012-05-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image forming method, and computer-readable recording medium storing image forming program
US8614814B2 (en) 2008-07-14 2013-12-24 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus for controlling plural image outputting parts
US8743392B2 (en) 2008-09-16 2014-06-03 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, method, and computer program product for forming images

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10124268A (ja) 印字制御装置
JP3161031B2 (ja) 画像処理装置
JPH1074163A (ja) デジタル複写機
US7321438B2 (en) Parallel processing for a first and second image data from one input image
JP3412342B2 (ja) イメージ描画装置及びデータ伸長方法
JP4114988B2 (ja) データ処理装置
US20060056739A1 (en) Image signal processing apparatus
JPH0983716A (ja) ファクシミリ装置
JP4034323B2 (ja) 画像データ処理方法と画像データ処理装置及び画像形成装置
JPH06227100A (ja) プリンタ装置
JPH11184801A (ja) インタフェース装置及びデータ処理システム
JP2000155738A (ja) データ処理装置
JP2001338286A (ja) 画像処理方法と装置
JPH0628125A (ja) 画像形成方法及び装置
JP2707963B2 (ja) 印刷システム
JP4010310B2 (ja) 画像形成装置
JPH0462080A (ja) 画像処理装置
JPH09224137A (ja) ディジタル複写機
JP2000099451A (ja) インターフェース制御装置
JP2005327044A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH04369972A (ja) 符号化復号化方式
JPH10260793A (ja) 印刷制御装置
JP2009265776A (ja) 画像処理装置
JPH11203059A (ja) 画像入出力処理装置および画像入出力処理装置のメモリアクセス方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2609274B2 (ja) イメージ出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004