JPH10260793A - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JPH10260793A
JPH10260793A JP9065240A JP6524097A JPH10260793A JP H10260793 A JPH10260793 A JP H10260793A JP 9065240 A JP9065240 A JP 9065240A JP 6524097 A JP6524097 A JP 6524097A JP H10260793 A JPH10260793 A JP H10260793A
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JP
Japan
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JP9065240A
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Inventor
Tadashi Suzuki
正 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷制御装置において、ジョブや印刷装置の
状況等に応じて適切な処理方式を選択できるようにす
る。また、記憶装置上での書き込み及び読み出しの競合
を解消する。 【解決手段】 第1記憶装置16と印刷装置12との間
に第2記憶装置30を設ける。第1処理モードでは、ジ
ョブを構成する全てのイメージデータが第1記憶装置1
6に格納された後に、それらが第2記憶装置30へ転送
され、それらが印刷順で印刷装置12へ出力される。第
2処理モードが選択された場合、イメージ展開後のイメ
ージデータが第1記憶装置16に格納されると共に第2
記憶装置30へ転送され、そこから読み出されて印刷装
置12へ出力される。いずれのモードにおいても、第2
記憶装置30においてデータの読み出しが行われていな
い期間に第1記憶装置16からのイメージデータの転送
が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は印刷制御装置に関
し、特に、ページ記述言語(PDL)で記述された印刷
データを各ページのイメージデータ(画像データ)に展
開して印刷装置へ出力する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ネットワーク・プリンティ
ング・システムにおいて、パーソナルコンピュータなど
のクライアントから、印刷制御装置(プリントサーバな
ど)に対し、ページ記述言語(PDL)で記述された印
刷データが送られると、印刷制御装置では、印刷データ
を各ページのイメージデータに展開する処理(PDL解
釈、イメージ生成)が実行され、その生成された各ペー
ジのイメージデータが印刷装置であるプリンタへ転送さ
れる。
【0003】近年、印刷装置が高速化されつつあり、ま
た高解像度化が図られており、かかる事情を背景とし
て、より信頼性高くかつ高速処理に対応できる印刷制御
装置が要望されている。
【0004】印刷制御装置における処理方式(処理モー
ド)として、以下に説明する第1処理方式及び第2処理
方式が考えられる。
【0005】上記の第1処理方式では、ジョブを構成す
るすべてのページのイメージデータがその展開後にいっ
たん記憶装置に格納され、その記憶装置から出力順でイ
メージデータが読み出されて印刷装置へ出力される。そ
して、複数部数印刷を行う場合には、記憶装置に格納さ
れた各ページのイメージデータが出力順で部数回読み出
され印刷装置へ出力される。1部目の処理に着目すれ
ば、この方式はいわば一括処理方式である。
【0006】上記の第2処理方式では、各ページのイメ
ージデータが展開されるごとにそのデータを記憶装置に
格納するとともにその記憶装置からイメージデータを読
み出して印刷装置へ出力させる。そして、複数部数印刷
を行う場合には記憶装置から上記同様に各ページのイメ
ージデータが(部数−1)回だけ読み出されて印刷装置
へ出力される。上記のように1部目の処理に着目するな
らば、この方式はいわば逐次処理方式である。なお、特
開平7−327099号公報には、コピーを実行する装
置に関して、上記の2つの方式に関連する方式が開示さ
れている。
【0007】上記第1処理方式は、一部目の印刷に当た
って全ページの展開処理を待ってから印刷を行わせるも
のであるのに対し、第2処理方式は、一部目の印刷に当
たって各ページの展開直後に逐次的にイメージデータの
印刷を行えるため、印刷部数が少ないのであれば、第2
処理方式の方が一般に処理時間が短くなるという利点が
ある。
【0008】その一方、この第2処理方式では、あるジ
ョブの処理中に他のジョブを割り込ませて処理すること
が困難である。すなわち、上記第2処理方式では印刷中
において、あるジョブのページの途中に別のジョブのペ
ージを混在させることができないので、印刷中のジョブ
の処理が完了するまで次のジョブの印刷を開始できな
い。
【0009】印刷データの展開処理に要する時間は、個
々の印刷データに依存して不定であり、しかもカラーデ
ータの場合には1ページの展開処理に数十分もかかって
しまうような場合もある。そのような点を考慮しつつ、
展開手段を複数有する装置や記憶装置に格納した画像デ
ータを再印刷可能な装置を想定すると、ジョブの内容如
何によっては上記第1処理方式で処理した方がよい場合
もある。いずれにしても、上記の各処理方式には、それ
ぞれ一長一短がある。
【0010】ところで、特に高速プリンタの制御を行う
場合には、上記両処理方式とも記憶装置での書き込みと
読み出しとが競合する可能性がある。その競合に関し、
以下に具体例を説明する。なお、以下の例では、2ペー
ジからなるジョブ1と1ページからなるジョブ2とが連
続して入力され、展開処理は印刷の終了を待たずに独立
して実行可能であり、ジョブ1については印刷部数とし
て2部が指定され、ジョブ2については印刷部数として
1部が指定されているものとする。また、印刷はCMY
Kの4色カラー印刷で行われ、片面印刷のみのフェース
アップ出力がなされ、丁合が指定されているものとす
る。
【0011】図10には、第1の処理方式によって、上
記のジョブ1及びジョブ2の処理を行った例がタイミン
グチャートとして示されている。
【0012】図示のように、展開装置100において、
ジョブ1を構成するすべてのページのイメージデータの
展開が完了し、それに伴って各ページのイメージデータ
が記憶装置102に順次格納された後、丁合などの条件
に従って第2ページ、第1ページの順で、記憶装置10
2から1部目のイメージデータの読み出しが行われ、そ
れらのイメージデータが印刷装置104へ出力される。
ジョブ1の展開処理にに引き続いて、展開装置100で
ジョブ2の第1ページの展開が終了し、当該イメージデ
ータを記憶装置102に書き込もうとした時点で、記憶
装置102からのジョブ1の第2部目の読み出しも実行
されており、両者が競合している。そのような競合が生
じると、場合によってはイメージデータの転送レートが
遅くなったり、印刷が失敗したりする可能性がある。
【0013】図11には、上記第2の処理方式によっ
て、上記のジョブ1及びジョブ2の処理を行う例がタイ
ミングチャートとして示されている。
【0014】図示のように、展開装置100において各
ページのイメージデータ展開が完了した時点で記憶装置
102にイメージデータの記憶が行われると共に、その
記憶装置102からの各イメージデータの読み出しが行
われているが、ジョブ1の第1ページ目のイメージデー
タの書き込みと第2ページ目のイメージデータの読み出
しとが競合している。また、そのような問題がジョブ2
の第1ページ目のイメージデータの書き込み時点でも発
生している。
【0015】そこで、データ書き込み及びデータ読み出
しの競合の問題を回避するため、あるジョブの印刷完了
まで次のジョブの処理を行わせない方式を採用すること
もできる。しかしながら、その場合には、効率的な展開
処理を期待できない。
【0016】また、従来装置の中には、記憶装置と印刷
装置との間に、データ転送タイミングを調整するため
に、小容量で高速のバッファ(例えばFIFOメモリ)
などを設けることも行われている。しかし、そのような
従来装置においても、上記の競合を確実に解消するよう
な構成及び制御はなされておらず、また、それぞれ一長
一短がある上記の各処理方式の両者を選択的に実現でき
る装置はまだ提供されていない。
【0017】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、ジョブや印刷装置の状況などに
応じて、適切な処理方式を選択して印刷データを処理で
き、しかも記憶装置上での書き込み及び読み出しの競合
に起因する問題を解消できる印刷制御装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、印刷データを各ページのイメージデータに
展開する展開手段と、前記展開後のイメージデータが格
納される記憶手段と、印刷装置の動作に従って、前記記
憶手段からイメージデータを読み出して前記印刷装置へ
出力する出力手段と、第1処理モードが選択された場合
に、ジョブに含まれる全ページのイメージデータが前記
記憶手段に格納された後に、前記イメージデータの出力
を行わせる第1処理モード制御手段と、第2処理モード
が選択された場合に、ジョブに含まれる各ページのイメ
ージデータの展開が完了する毎に、前記イメージデータ
の出力を行わせる第2処理モード制御手段と、1部目の
印刷処理に関し、前記第1処理モード又は前記第2処理
モードを選択するための処理モード選択手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、処理モード選択手段に
よって第1処理モードが選択されると、ジョブを構成す
るすべてのイメージデータの展開が完了し、それに伴っ
てそれらが記憶手段に格納されてから、イメージデータ
が所定順序で印刷装置へ出力される。一方、処理モード
選択手段によって第2処理モードが選択されれると、ジ
ョブを構成する各ページのイメージデータが生成される
都度、それが記憶手段に格納されるとともに印刷装置へ
出力される。上記の第1処理モード及び第2処理モード
における制御は、複数部数印刷が指定されている場合に
は1部目の印刷時に実行されるものであり、2部目以降
の印刷時には、既に展開されかつ記憶手段に格納されて
いる各イメージデータが利用される。
【0020】本発明によれば、ジョブや印刷装置の状況
に応じて、適切な処理モードを選択できるという利点が
ある。処理モードの設定は、人為的に行うこともできる
が、自動的に行わせてもよい。自動的に処理モードを設
定する場合には、ジョブの属性、印刷装置の動作条件、
割り込み可能性の有無、要求される印刷速度、などの印
刷制御に関わる諸条件に応じて処理モードの判定を行う
手段を設ければよい。本発明の好適な態様では、前記記
憶手段は、前記イメージ展開手段からのイメージデータ
が格納される第1記憶部と、前記第1記憶部からのイメ
ージデータが転送される第2記憶部と、を含み、前記第
1記憶部から前記第2記憶部へのイメージデータの転送
を制御する転送制御が設けられ、前記転送制御手段は、
前記第2記憶部でイメージデータの読み出しが行われて
いない間に前記第2記憶部へイメージデータを転送する
競合回避制御を行うことを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、展開処理の終了時点
で、生成されたイメージデータを第1記憶部へ書き込む
ことができ、第1記憶部から第2記憶部へのイメージデ
ータの転送を、第2記憶部において書き込み及び読み出
しの競合が生じないタイミングで実行させることができ
る。この場合、第2記憶部からの読み出しはそれに対す
る書き込みよりも優先されているため、印刷制御装置か
らのイメージ転送要求に即応してイメージデータを出力
することができる。すなわち、第1記憶部及び第2記憶
部という2段階記憶を行わせれば、上記の競合を効果的
に防止でき、また高速印刷に十分対応することができ
る。もちろん、このような転送制御は第1処理モード及
び第2処理モードのいずれにも適用できる。なお、第1
記憶部と第2記憶部は互いに別体に構成される。また、
複数部数印刷が行われる場合、第1記憶部及び第2記憶
部の一方又は双方を利用してジョブを構成する各ページ
のイメージデータが保存される。
【0022】本発明の好適な態様では、前記第1記憶部
への格納に先だってイメージデータを圧縮する圧縮手段
と、前記第2記憶部から読み出されたイメージデータを
伸張する伸張手段と、を含むことを特徴とする。
【0023】上記構成によれば、記憶前にデータを圧縮
できるので、記憶されるデータ量を削減してメモリを効
率的に利用することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0025】図1に示す印刷制御装置10において、ク
ライアントマシンからジョブとしての印刷データが入力
受付部14で受け付けられると、その印刷データが第1
記憶装置16に格納され、当該ジョブがジョブ管理部1
8によって印刷待ちのジョブとして管理される。このと
き、印刷部数やページ数などのジョブ属性もジョブ管理
部18によって管理される。当該ジョブについて印刷の
順番が回って来ると、そのジョブの印刷データは展開装
置20へ転送され、その展開装置20において印刷デー
タを展開処理することにより、所定順序でイメージデー
タが生成される。ここで、本実施形態では印刷装置12
の出力条件に合わせてページの逆順で各ぺージのイメー
ジデータが生成される。生成されたイメージデータは第
1記憶装置16に格納される。イメージデータの展開処
理の具体例については後に図2を用いて説明する。第1
記憶装置16は例えば半導体メモリやハードディスクな
どの大容量記憶装置で構成される。
【0026】第1記憶装置16に格納されたイメージデ
ータは、後述する処理モードに従ったタイミングで第1
記憶装置16から読み出されて第2記憶装置30へ書き
込まれる。ここで、そのイメージデータの転送は、上述
した競合の問題を回避するため、第2記憶装置30から
イメージデータの読み出しが行われていない期間に実行
される。第2記憶装置は、例えば高速で書き込み及び読
み出しが行える半導体メモリなどで構成され、本実施形
態ではジョブを構成する各イメージデータがすべて格納
できるようにその第2記憶装置として比較的容量が大き
いものが使用されている。印刷装置12からの転送要求
に応じて、データ送信部32がイメージデータを第2記
憶装置30から読み出してそのイメージデータを印刷装
置12へ出力する。システム制御部22は、本印刷制御
装置10全体の制御を行う手段である。
【0027】印刷モード制御部24は、1部指定がされ
ている場合における当該印刷及び複数部数の指定がされ
ている場合における1部目の印刷に関し、処理モードを
設定すると共に、その処理モードに従ってデータ転送な
どの制御を行う手段である。第1処理モードが設定され
た場合において、1部目の各ページのイメージデータが
展開装置20で生成されると、それが第1記憶装置16
へ書き込まれる。そして、1部目のすべてのページのイ
メージデータが第1記憶装置16に格納された後に、所
定タイミングでイメージデータが第2記憶装置30へ順
次転送される。すなわち、第1処理モードでは、ジョブ
を構成するすべてのイメージデータが第1記憶装置16
上に揃った後に、その第1記憶装置16から第2記憶装
置30へすべてのイメージデータが順次転送される。な
お、2部目以降には、イメージデータの展開は行われ
ず、第1記憶装置16又は第2記憶装置30に格納され
たイメージデータが再度利用される。
【0028】第2処理モードが設定された場合におい
て、展開装置20でいずれかのイメージデータの展開が
終了すると、そのイメージデータが第1記憶装置16に
格納されると共に、他のイメージデータの展開完了を待
たずに、第1記憶装置16からそのイメージデータが読
み出されて第2記憶装置30へ転送される。すなわち、
第1記憶装置16へのイメージデータの書き込みとその
第1記憶装置からの当該イメージデータの転送とが連続
的に実行される。もちろん、いずれのモードにおいても
第2記憶装置30においてデータの読み出しが行われて
いる間は。第2記憶装置へのイメージデータの転送は禁
止される。
【0029】以上のような制御は、システム制御部22
の管理の下で、印刷モード制御部24によって実行され
る。
【0030】なお、印刷モードは、ユーザーによって選
択でき、あるいは自動的に選択される。ユーザー選択さ
せる場合には、キーボードなどで構成される入力装置2
8が利用される。その選択結果は表示装置26で確認す
ることができる。自動的に処理モードを選択させる場合
には、例えば、ジョブの属性、印刷装置の動作条件など
を選択基準にすればよい。ちなみに、第2部目以降の印
刷のためにあるいは再印刷のためにイメージデータを保
存する保存先は第1記憶装置16であっても、あるいは
第2記憶装置30であってもよい。第2記憶装置30に
保存先を指定すれば、再印刷時などにおいて記憶装置間
でのイメージデータ転送を行う必要がないという利点が
ある。
【0031】図2には、図1に示した展開装置20の動
作がフローチャートとして示されている。S101で
は、ジョブ管理部18によって処理待ちのジョブがある
か否かが判断される。そのようなジョブがあると判断さ
れると、S102において、当該ジョブのジョブ属性と
して設定されている印刷部数がCに格納され、またペー
ジ数がPに格納される。ここで、Pは最終ページの番号
に相当するものである。また、S102ではPの値がN
にコピーされる。
【0032】S103では、Nページ目のページに関し
イメージデータの展開処理を実行する。それにより生成
されたイメージデータは展開装置20から第1記憶装置
16へ出力され、第1記憶装置16に当該イメージデー
タが書き込まれる。S104では、Nが1つデクリメン
トされる。S105では、Nが0になったか否かが判定
され、Nが0になっていなければ上述したS103から
の各工程が繰り返し実行される。S105においてNが
0になったと判定された場合、当該ジョブについてのイ
メージデータ処理は終了し、次のジョブを終了するため
に上述したS101からの各工程が繰り返し実行され
る。
【0033】ちなみに、図2に示した処理はページの逆
順でイメージデータの生成を行うものであったが、例え
ば印刷装置12においてフェイスダウンで印刷結果が出
力されるような場合にはページ順序で上述したような展
開処理が実行される。
【0034】次に、図3を用いて上述した第1処理モー
ドにおける動作について説明する。S201において
は、システム制御部22によって、イメージデータの展
開処理が終了したジョブが存在し、かつ印刷中のジョブ
が存在していないことが判定される。そのようなジョブ
が存在していなければS201の工程が繰り返し実行さ
れる。ここで、後者の条件が判断基準とされているのは
第2記憶装置30においてデータの書き込みと読み出し
とが競合しないようにするためである。従って、そのよ
うな目的を達成できる限りにおいて、印刷中のジョブが
あっても第2記憶装置30に対する読み出しのアクセス
がなされないような期間においては、第1記憶装置16
から第2記憶装置30へのイメージデータの転送を行わ
せてもよい。
【0035】S201においてYesと判定された場
合、S202において全ページのイメージデータ(画像
データ)が第1記憶装置16から第2記憶装置30へ順
次転送(コピー)される。そして、S203では、ジョ
ブ属性を参照して印刷後において画像データを保存して
おくか否かが判断される。保存の必要がないと判断され
た場合、S204において転送が完了した画像データが
第1記憶装置16から順次削除される。
【0036】なお、画像データを保存するか否かの設定
は予めジョブ属性として設定されているが、例えば入力
装置28等を利用して当該印刷制御装置10上において
ユーザー指定させてもよい。
【0037】S205においては、印刷部数が設定され
ているCの値がMに代入され、またページ数を表すPの
値がNに代入される。S206においては、第2記憶装
置からNページ目のイメージデータが読み出されて印刷
装置12へ出力され、これによって当該イメージデータ
の印刷が実行されることになる。すなわち、この第1処
理モードにおいては、S206の段階になって初めてイ
メージデータの印刷が実行されることになる。
【0038】S207では、Nの値が1つデクリメント
され、S208ではNの値が0であるか否かが判定され
る。Nの値が0でなければS206からの各工程が繰り
返し実行され、一方S208においてNが0であると判
定された場合には、S209において複数部数印刷のた
めにMの値が1つだけデクリメントされ、Pの値がNに
代入される。そして、S210では、Mの値が0である
か否かが判定され、0でなければS206からの各工程
が繰り返し実行される。すなわちこのような処理を繰り
返し実行することによって複数部数印刷が行われること
になる。当該ジョブに関する印刷の全てが完了したと判
断された場合、S211が実行され、印刷が行われた全
てのイメージデータが第2記憶装置30から削除され
る。そして、次のジョブについての処理を行うためS2
01からの各工程が繰り返し実行される。
【0039】図4には、上述した第2処理モードにおけ
る動作がフローチャートとして示されている。
【0040】S301では、展開処理が終了したページ
のイメージデータが存在し、かつ印刷中のジョブがない
かが判定される。後者の条件は第2記憶装置30におい
てデータの書き込みと読み出しの競合を回避するために
設けられているものである。S301においてYesで
あると判定された場合、S302において、第1記憶装
置16からのイメージデータが第2記憶装置30へ転送
される。そして、その第2記憶装置30から当該イメー
ジデータが読み出されて印刷装置12へ出力され、その
イメージデータが印刷されることになる。すなわち、こ
の第2処理モードにおいては第1記憶装置にイメージデ
ータが格納されると、上述した競合が生じない限りにお
いてそのイメージデータは格納直後に転送され、第2記
憶装置30に格納されることになる。そして、上記第1
処理モードの場合と同様に、印刷装置12からのイメー
ジ転送要求に応じてそのイメージデータが印刷装置12
へ出力される。
【0041】S303では、そのイメージデータを印刷
後も保存しておくか否かが判定される。これは上述した
ようにジョブ属性を参照することにより判定されるが、
もちろんユーザー指定によってイメージデータの保存あ
るいは非保存を設定してもよい。いずれにしてもイメー
ジデータを保存させない場合には、S304において印
刷済みの画像データが第1の記憶装置から削除されるこ
とになる。S305では、印刷部数Cに1が設定されて
いるか否かが判定される。ここで、1部印刷の場合に
は、S306において印刷済みのイメージデータが第2
記憶装置から削除されることになる。そして、S301
からの各工程が繰り返し実行される。一方S305にお
いて複数部数印刷であると判定された場合には、S30
7においてジョブの全てのページの印刷が完了したか否
かが判定され、完了していなければS301からの各工
程が繰り返し実行される。一方、ジョブを構成する全て
のページの印刷が完了したと判定された場合には、S3
08においてCが1つだけデクリメントされてその値が
Mに代入され、Pの値がNに代入される。そして、S3
09においては第2記憶装置内におけるNページ目のイ
メージデータが印刷装置12へ出力され、これよってそ
のイメージデータが印刷されることになる。S310に
おいてはNの値が1つだけデクリメントされ、更にS3
11においてはNの値が0であるか否かが判定される。
Nが0でないと判定された場合には引き続いてS309
からの各工程が繰り返し実行され、Nの値が0であれば
S312においてMの値が1つだけデクリメントされ、
またPの値がNに代入される。そして、S313におい
てはMの値が0であるか否かが判定され、Mの値が0で
なければS309からの各工程が繰り返し実行される。
Mの値が0である場合、すなわち必要部数分の印刷が完
了したと判定された場合には、S314において印刷済
みの全てのイメージデータが第2記憶装置から削除され
ることになる。そして、S301からの各工程が繰り返
し実行される。
【0042】図5には、保存されたジョブの再印刷を行
う場合における動作を示すフローチャートが示されてい
る。
【0043】S401においては、印刷中のジョブがあ
るか否かが判定される。そのようなジョブが存在してい
なければ、S402において当該ジョブを構成する全ペ
ージのイメージデータが第1記憶装置16から第2記憶
装置30へ転送される。そして、S403においてはそ
のイメージデータを今回の印刷後も保存しておくか否か
が判断され、保存する必要がないと判定された場合には
S404において転送が完了したイメージデータが第1
記憶装置から削除される。S405においては印刷部数
を表すCの値がMに代入され、また最終のページ番号を
示すPの値がNに代入される。そして、S406におい
ては第2記憶装置からNページ目のイメージデータが読
み出されて印刷装置12へ出力され、これによってイメ
ージデータが印刷される。S407においてはNの値が
1つだけデクリメントされ、S408ではNの値が0に
なったか否かが判定される。Nの値が0でなければS4
06からの各工程が繰り返し実行され、Nの値が0であ
ればS409においてMの値が1つだけデクリメントさ
れるとともにPの値がNに代入される。そして、S41
0においてMの値が0であるか否かが判定され、Mの値
が0でなければS406からの各工程が繰り返し実行さ
れ、一方、Mの値が0であればすなわち全ての部数分の
印刷が完了したと判定された場合には、S411におい
て印刷済みの全てのイメージデータが第2記憶装置30
から削除されることになる。そして、S401からの各
工程が繰り返し実行される。
【0044】図6には、上述した第2処理モードによっ
て印刷制御を実行する場合のタイミングチャートが示さ
れている。図示されるように、本実施形態の印刷制御装
置10においては第1記憶装置16及び第2記憶装置3
0の2つの記憶装置を設け、それらの間においてデータ
転送を行わせることによって印刷装置12からのデータ
転送要求に対し第2記憶装置30からの読み出しが即応
できるようにしたので、印刷の失敗などの問題を効果的
に回避できるという利点がある。従って、特に本実施形
態の装置は高速印刷装置を制御する場合に有効である。
【0045】ちなみに、印刷装置12においては通常は
常に一定のスピードでイメージ転送要求が出されてお
り、一方、第1記憶装置16へのイメージデータの書き
込み及びそこからの読み出しはイメージ展開処理におけ
る負荷量に依存していて不定であるため、本実施形態の
ように記憶装置を2段階に設ければ、そのようなタイミ
ングのずれを効果的に吸収することができ、円滑な印刷
制御を実現できる。なお、イメージ展開の負担が大きい
ようなジョブについては第2処理モードから第1処理モ
ードへモード切替を行うことによって、印刷の途中でイ
メージ展開を待つというような問題を回避することがで
きる。
【0046】上記の実施形態においては、片面印刷かつ
フェースアップ出力を前提として説明したが、フェース
ダウン出力やあるいは両面印刷にも本実施形態を適用で
きる。フェースダウン出力の場合にはイメージ展開をペ
ージ順に行わせるのが望ましい。また、両面印刷の場合
には印刷装置12における印刷順序などを考慮してイメ
ージ展開処理などを設定するのが望ましい。また、上記
実施形態では第1の記憶装置16上に再印刷のためのイ
メージデータの保存を行わせたが、もちろん第2の記憶
装置30上にそのような保存を行わせてもよい。
【0047】次に、上記実施形態の変形例について説明
する。なお、各図において図1に示す構成と同様の構成
には同一符号を付しその説明を省略する。
【0048】図7に示す実施形態では、展開装置40が
複数の展開部42,44を有している。すなわち、これ
らの展開部42,44は独立して動作可能であり、ジョ
ブ単位で各展開部を割り当てることによって、より効率
的に展開を行わせることができる。このような実施形態
においても上記実施形態同様に第1記憶装置16及び第
2記憶装置30を設けるのが望ましい。
【0049】印刷の成功/失敗を決定付けるのは第2印
刷装置30へのアクセスが競合するか否かであり、この
ような実施形態の構成においても第1記憶装置16への
書き込みは随時行うことができる。現在、ジョブの内容
が複雑化しつつあり、展開処理が印刷装置10の中のボ
トルネックとなりつつある状況において、図7に示すよ
うに展開部を複数設けてジョブを並行処理させれば、よ
り効率的な印刷を実現できる。なお、このような構成が
採用される場合には、1つの展開部毎に図2に示したよ
うな動作が実行されることになる。それ以外の処理は上
述した実施形態と同様である。
【0050】図8に示す実施形態においては、展開装置
20によって生成されたイメージデータを圧縮する圧縮
装置50と第2記憶装置30から読み出されたイメージ
データを伸長する伸長装置52とが設けられている。す
なわち、記憶手段への格納に先立って図8に示す構成の
ようにイメージデータの圧縮を行えば、より効率的な記
憶を実現できる。ちなみに、印刷装置12への転送に先
立ってそのように圧縮されたイメージデータが伸長され
ることになる。このようなデータの圧縮及び伸長はいず
れのモードにおいても採用することができる。
【0051】図9に示す実施形態においては、印刷制御
装置10に2つの印刷装置72,74が接続されてい
る。これに対応して印刷制御装置10には2つの第2記
憶装置62,64が設けられ、また2つのデータ送信部
68,70が設けられている。そして、第2記憶装置6
2,64は第2記憶装置手段60を構成し、データ送信
部68,70はデータ送信手段66を構成している。
【0052】このように単一の印刷制御装置10に対し
てローカルあるいはリモートに複数の印刷装置72,7
4が接続される場合においても、上述した第1処理モー
ド及び第2処理モードを選択適用でき、かつ記憶装置を
2段階に設ける構成を採用することができる。もちろ
ん、このような構成は図7に示した複数の展開部42,
44をもつ構成とを組み合わせてもよい。
【0053】以上のように、上記の各実施形態によれ
ば、第1処理モード及び第2処理モードをジョブやプリ
ンタの利用状況に応じて適切に選択することが可能であ
る。また、印刷装置の前段に設けた第2記憶装置へイメ
ージデータを一旦転送することによって、画像データ処
理と印刷処理との時間差を吸収することができるので、
印刷装置として高速のプリンタを接続した場合において
も書き込みと読み出しとが競合して、印刷装置の要求に
間に合わなくなるといった問題を解決できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジョブや印刷装置の状況などに応じて、適切な処理方式
を選択して印刷データを処理でき、しかも記憶装置上で
の書き込み及び読み出しの競合に起因する問題を効果的
に解消できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷制御装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】 イメージ展開処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 第1処理モードにおける動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】 第2処理モードにおける動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 保存されたイメージデータの再印刷を行う場
合における動作を示すフローチャートである。
【図6】 本実施形態の印刷制御装置における第2処理
モードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 他の実施形態の構成を示す図である。
【図8】 他の実施形態の構成を示す図である。
【図9】 他の実施形態の構成を示す図である。
【図10】 従来の第1方式を適用した場合の競合の問
題を示す図である。
【図11】 従来の第2方式を適用した場合の競合の問
題を示す図である。
【符号の説明】
10 印刷制御装置、12 印刷装置、14 入力受付
部、16 第1記憶装置、18 ジョブ管理部、20
展開装置、22 システム制御部、24 印刷モード制
御部、30 第2記憶装置、32 データ送信部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを各ページのイメージデータ
    に展開する展開手段と、 前記展開後のイメージデータが格納される記憶手段と、 印刷装置の動作に従って、前記記憶手段からイメージデ
    ータを読み出して前記印刷装置へ出力する出力手段と、 第1処理モードが選択された場合に、ジョブに含まれる
    全ページのイメージデータが前記記憶手段に格納された
    後に、前記イメージデータの出力を行わせる第1処理モ
    ード制御手段と、 第2処理モードが選択された場合に、ジョブに含まれる
    各ページのイメージデータの展開が完了する毎に、前記
    イメージデータの出力を行わせる第2処理モード制御手
    段と、 1部目の印刷処理に関し、前記第1処理モード又は前記
    第2処理モードを選択するための処理モード選択手段
    と、 を含むことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷制御装置において、 前記記憶手段は、前記イメージ展開手段からのイメージ
    データが格納される第1記憶部と、前記第1記憶部から
    のイメージデータが転送される第2記憶部と、を含み、 前記第1記憶部から前記第2記憶部へのイメージデータ
    の転送を制御する転送制御が設けられ、前記転送制御手
    段は、前記第2記憶部でイメージデータの読み出しが行
    われていない間に前記第2記憶部へイメージデータを転
    送する競合回避制御を行うことを特徴とする印刷制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷制御装置において、 前記第1記憶部への格納に先だってイメージデータを圧
    縮する圧縮手段と、 前記第2記憶部から読み出されたイメージデータを伸張
    する伸張手段と、 を含むことを特徴とする印刷制御装置。
JP9065240A 1997-03-19 1997-03-19 印刷制御装置 Pending JPH10260793A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005305666A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Murata Mach Ltd 記録装置
JP2013154527A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Seiko Epson Corp プリンター、プリンターの制御方法、プログラム、プログラム記録媒体
JP2015185017A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置、印刷制御システムおよびプログラム

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