JPH1071938A - 路面摩擦判別装置 - Google Patents

路面摩擦判別装置

Info

Publication number
JPH1071938A
JPH1071938A JP8232248A JP23224896A JPH1071938A JP H1071938 A JPH1071938 A JP H1071938A JP 8232248 A JP8232248 A JP 8232248A JP 23224896 A JP23224896 A JP 23224896A JP H1071938 A JPH1071938 A JP H1071938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
speed
road
road surface
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8232248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3666134B2 (ja
Inventor
Masahiro Matsuura
正裕 松浦
Tadaki Nakayama
忠基 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP23224896A priority Critical patent/JP3666134B2/ja
Publication of JPH1071938A publication Critical patent/JPH1071938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3666134B2 publication Critical patent/JP3666134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて摩擦係数μが低い路面においても正確
に摩擦係数μの判別をする。 【解決手段】 アンチスキッド制御前には、車輪のスリ
ップは路面との摩擦係数μに依存し、路面の摩擦係数μ
が高いときスリップが小さく、逆に摩擦係数μが低いと
きにはスリップが大きい。つまり、制動時においては実
際の車体速度Vと車輪速度Vwに差が生じ、これにより
スリップが生じる。この制動時にエンジン回転数を上昇
させると、摩擦係数μが低いときには車輪速度Vwが実
際の車体速度Vに近づくように復帰し、摩擦係数μが高
いときには車輪速度Vwは復帰しない。この車輪速度V
wの復帰状態を検出し、アンチスキッド制御前に路面の
摩擦係数μを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面と車輪の摩擦
係数μを判別する装置に関し、摩擦係数μに基づいて車
両のブレーキを制御するアンチスキッドブレーキ装置
(以下、ABSという)に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、ABS制御等は特開平4−345
562号公報のように路面における摩擦係数μに基づい
てなされ、この摩擦係数μの判別は車輪速度Vwに基づ
いて行っている。つまり、摩擦係数μが高い路面では走
行中にブレーキをかけると、前後輪共に車輪速度Vwは
減速する。しかし、摩擦係数μが高いためブレーキ時に
は荷重が前方に移動し、前輪速度は後輪速度よりも大き
く落ち込む。また、摩擦係数μが低い路面でも前後輪共
に車輪速度Vwは減速するが、摩擦係数μが低いため前
輪速度と後輪速度の差が小さい。これらに基づき車両の
前輪速度と後輪速度の差に基づいて摩擦係数μを判別し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、摩擦係数μが
低い路面の中でも極めて摩擦係数μが低い路面、例えば
路面が凍結しているようないわゆる氷上路と、そうでな
い程度に摩擦係数μが低い路面を前輪速度と後輪速度の
差に基づいて判別しようとしても、差が小さいために正
確に判別することができなかった。また、このため判別
した摩擦係数μに基づいての好適なABS制御を開始す
ることができなかった。
【0004】そこで、本発明は上記点に鑑みて、極めて
摩擦係数μが低い路面においても正確に摩擦係数μを判
別することができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1から5に記
載の発明によると、駆動輪の車輪速度Vwに基づいて路
面の摩擦係数μを判別する路面摩擦判別装置であって、
エンジンの回転数を上昇する回転数制御手段(82)を
設けて、摩擦係数判別手段(101〜106、206〜
220)は駆動輪に制動力が発生しているときに回転数
制御手段によりエンジンの回転数を上昇させ、その後の
車輪速度Vwの挙動に基づいて路面の摩擦係数μを判別
することを特徴とする。
【0006】路面の摩擦係数μによって車輪の路面に対
するグリップは異なる。つまり、路面の摩擦係数μが高
いときグリップが大きく、逆に摩擦係数μが低いときに
はグリップが小さい。このように、エンジンの回転数を
上昇させて、駆動輪に駆動力を与えると、グリップの大
きさによって車輪速度Vwの挙動が異なる。このよう
に、駆動輪に駆動力を与えて駆動力アップさせることに
よる車輪速度Vwの変化により路面の摩擦係数μを判別
するため、前後輪の車輪速度Vwの差に依存せず、AB
S制御前において極めて摩擦係数μが低いときにでも正
確に摩擦係数μを判別をすることができる。
【0007】請求項2に記載の発明においては、スリッ
プ検出手段(218)により検出されたスリップが所定
値を超えたときに摩擦係数検出手段は回転数制御手段に
よりエンジンの回転数上昇を行うことを特徴とする。こ
のように、推定車体速度Vbと車輪速度Vwの差が所定
値以上ある場合には、エンジンの回転数の上昇によって
摩擦係数μが極めて低い路面のときには車輪速度Vwが
復帰し、それより摩擦係数μが高い路面のときには車輪
速度Vwが復帰しない程度のスリップを有していること
が確認されている。これにより、摩擦係数μが低い路面
と高い路面の判別を容易にすることができる。
【0008】請求項3に記載の発明においては、推定減
速度検出手段(103)に基づいて検出された推定車体
減速度Gbの勾配が所定値よりも大きいときに、摩擦係
数検出手段は回転数制御手段によりエンジンの回転数上
昇を行うことを特徴とする。摩擦係数μが高い路面にお
いて車両の制動力があまり大きくないときにエンジンの
回転数を上昇させると、駆動力が制動力に勝ってしま
い、制動時であるにもかかわらず車両がさらに加速して
いるような違和感を運転者に与えてしまう。このよう
に、エンジンの回転数を上昇させて駆動力が上がっても
制動力の方が勝る程度に、制動力と駆動力に差があるこ
とを推定車体減速度Gbにより判断し、この勾配が所定
値を超えることをエンジンの回転数上昇開始の条件とす
ることで、運転者に違和感を与えることなく路面摩擦の
判別をすることができる。
【0009】請求項4に記載の発明においては、摩擦係
数検出手段は、低μ路判別手段(215)により低μ路
判定がなされないときにはエンジンの回転数の上昇を禁
止することを特徴とする。低μ路判別がなされない場合
には摩擦係数μが極めて低い路面ではなく、この場合に
はブレーキの油圧を減圧させるだけでも車輪速度Vwは
十分に復帰する。従って、不必要なエンジンの回転数の
上昇をやめることにより燃費の向上を図ることができ
る。
【0010】請求項5に記載の発明においては、低μ路
判別手段が低μ路判別をしたときに、回転数制御手段に
よりエンジンの回転数をさらに上昇させることを特徴と
する。摩擦係数μが低い路面の場合には、摩擦係数μが
高い路面の場合に比べて実際の車体速度Vの落ち込みは
小さく、逆に車輪速度Vwの落ち込みは大きい。そのた
め、ブレーキ油圧を減圧させて車輪速度Vwを復帰させ
るのみでは復帰に時間がかかる。
【0011】このように、摩擦係数μの低い路面におい
ては路面判別のときにエンジンの回転数を上昇させたと
きよりも高い上昇で、エンジンの回転数を上昇させるこ
とにより、車輪速度Vwの落ち込みを早期に回復させる
ことができ、車両安定性を向上させることができるた
め、正確なABS制御が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本発明の一実施形態として路
面摩擦判別装置を備えるABS制御装置の構成を示す構
成図である。図1において、ブレーキペダル20は、真
空ブースタ21を介してマスタシリンダ28に連結され
ている。従って、ブレーキペダル20を踏むことにより
マスタシリンダ28に油圧が発生し、この油圧は各車輪
(左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪RR)
に設けられたホイールシリンダ31、32、33、34
に供給され、ブレーキが発生する。なお、本例では、車
輪RR、RLを駆動輪とする後輪駆動車両を適用してい
る。
【0013】マスタシリンダ28は互いに同じ圧力のブ
レーキ油圧を発生する2つの圧力室(図示せず)を有
し、各圧力室にはそれぞれ供給管40、50が接続され
ている。供給管40は連通管41、42に分岐してい
る。連通管41は、電磁弁60aを介して、ホイールシ
リンダ31に連通するブレーキ管43と接続されてい
る。同様に、連通管42は、電磁弁60cを介して、ホ
イールシリンダ34に連通するブレーキ管44と接続さ
れている。
【0014】供給管50も供給管40と同様な接続関係
にあり、連通管51、52に分岐している。連通管51
は、電磁弁60bを介して、ホイールシリンダ32に連
通するブレーキ管33に接続されている。同様に、連通
管52は、電磁弁60dを介して、ホイールシリンダ3
3に連通するブレーキ管54と接続されている。また、
ホイールシリンダ33、34に接続されているブレーキ
管54、44内には公知のプロポーションバルブ59、
49が設置されている。このプロポーションバルブ5
9、49は後輪RL、RRに供給されているブレーキ油
圧を制御して前後輪FL〜RRの制動力の分配を理想に
近づけるものである。
【0015】各車輪FL〜RRには電磁ピックアップ式
の車輪速度センサ71、72、73、74が設置され、
電子制御回路(以下、ECUという)81にその信号が
入力される。ECU81は、入力された各車輪FL〜R
Rの車輪速度Vwに基づいて各ホイールシリンダ31〜
34のブレーキ油圧を制御すべく、電磁弁60a〜60
dに対して駆動信号を出力する。
【0016】また、ECU81は車輪速度センサ71、
72、73、74からの信号に基づいてアイドル回転数
制御装置(以下、ISCという)82を駆動してアイド
ル回転数を制御する。電磁弁60a〜60dは3ポート
3位置型の電磁弁で図1のA位置においては、連通管4
1、42、51、52とブレーキ管43、44、53、
54とをそれぞれ連通し、B位置においては、連通管4
1、42、51、52、ブレーキ管43、44、53、
54、枝管47、48、57、58との間を全て遮断す
る。また、C位置においてはブレーキ管43、44、5
3、54と、枝管47、48、57、58とをそれぞれ
連通する。
【0017】枝管47、48は共に排出管91aに接続
され、枝管57、58は共に排出管91bに接続され
る。これら排出管91a、91bは、それぞれリザーバ
93a、93bに接続されている。リザーバ93a、9
3bは、各電磁弁60a〜60dがC位置のとき、各ホ
イールシリンダ31〜34から排出されるブレーキ液を
一時的に蓄えるものである。
【0018】このため電磁弁60a〜60dでは、A位
置においてはホイールシリンダ31〜34のブレーキ油
圧を増圧し、B位置においてはそのブレーキ油圧を保持
し、C位置においてはブレーキ油圧を減圧することがで
きる。すなわち、電磁弁60a〜60dはブレーキ液圧
調整手段に相当する。ポンプ99a、99bは、リザー
バ93a、93bに蓄積されたブレーキ液を汲み上げて
マスタシリンダ28側に還流させる。また、チェック弁
97a、98a、97b、98bは、リザーバ93a、
93bから汲み上げられたブレーキ液が再びリザーバ9
3a、93b側に逆流するのを防ぐためのものである。
なお、ストップスイッチ10は運転者がブレーキペダル
20を踏んでいるか否かを検出するものである。
【0019】次に、本例における路面の摩擦係数μの判
別について説明する。例えば、極めて摩擦係数μが低い
路面(以下、低μ路という)と、この低μ路より摩擦係
数μが高い路面(以下、高μ路という)とでは、低μ路
の方がグリップ(路面反力)が小さい。これに基づき、
本例では車体の加速度が車両進行方向に対し負になった
場合(車輪に駆動力が与えられていない場合)におい
て、ISC82を駆動し、エンジンの回転数のアイドル
アップ(エンジンの回転数の上昇)による駆動力アップ
を実行し、駆動輪において車輪速度Vwの復帰が生じる
か否かによって摩擦係数μの判別を行う。
【0020】つまり、図2(a)に示すように、摩擦係
数μが高いときにはアイドルアップにより車輪速度Vw
が復帰せず、車輪加速度ΔVwは負のままである。逆に
図2(b)に示すように摩擦係数μが低いときには実際
の車体速度Vに近づくように車輪速度Vwが復帰し、車
輪加速度ΔVwは負から正に変化する。このときの車輪
の復帰状態を検出すれば摩擦係数μを判別することがで
きる。
【0021】ところで、低μ路である場合には、高μ路
のときに比べて実際の車体速度Vの落ち込みは小さく、
逆に車輪速度Vwの落ち込みは大きい。そのため、高μ
路のときにはブレーキ油圧を減圧させれば車輪速度Vw
は十分に復帰するが、低μ路のときにはブレーキ油圧を
減圧させるだけでは車輪速度Vwの復帰に時間がかか
る。
【0022】これに基づき低μ路と判別した場合は、そ
の後アイドルアップ量を増やして車輪速度Vwの落ち込
みを早期復帰させ車両安定性の向上を図かり、高μ路と
判別した場合はそれ以後アイドルアップを停止する。こ
れにより、判別した摩擦係数μに基づいて車輪速度Vw
を復帰して、車輪のロック傾向を抑制することができ
る。
【0023】以下、本例において実行される制御につい
て図3〜図9に基づいて説明する。図3は路面判別時及
び路面判別後の制御、すなわちここでは低μ路と反別さ
れた際のアイドリング制御が示されたタイムチャート、
図4はECU81の処理におけるメインルーチンを示す
フローチャート、図5は図4のステップ106に対応す
るフローチャートである。なお、この処理は図示しない
イグニッションスイッチがオンされたとき、ステップ1
00より開始される。
【0024】まず、ステップ100にて各種フラグや各
種カウンタの初期値設定を行う。続くステップ101で
はECU81は車輪速度センサ71〜74の車輪速度信
号を取り込む。ステップ102では、車輪速度センサ7
1〜74から入力された信号に基づき、制御対象の各車
輪(FL〜RR)の車輪速度Vwおよび加速度Gwを演
算する。
【0025】次に、ステップ103ではステップ102
で求めた各車輪速度Vwに基づき、推定車体速度Vbを
演算する。各車輪FL、FR、RL、RRの速度をそれ
ぞれVwFL、VwFR、VwRL、VwRRとする
と、例えばVwFL〜VwRRの中の最大速度Vwma
xが推定車体速度Vbに推定車体速度Vbの傾きの最大
値として固定された限界減速度Vdown分を減じた速
度から限界加速度Vup分を加えた速度までの範囲内に
あるかどうかを判断する。
【0026】そして、最大速度Vwmaxがこの範囲に
あれば最大速度Vwmaxをそのまま推定車体速度Vb
として設定し、最大速度Vwmaxが限界加速度Vup
分を加えた速度を越えていればこの限界加速度Vup分
を加えた速度を推定車体速度Vbとして設定し、最大速
度Vwmaxが限界減速度Vdown分を減じた速度を
下回っていれば、この限界減速度Vdown分を減じた
速度を推定車体速度Vbとして設定する。
【0027】また、最大速度Vwmaxを基準としてV
bを求めているが、これに限らず、各車輪速度Vwに重
み付けを行った中間値等を利用してもよい。また、ステ
ップ103では推定車体速度Vbの演算と併せて推定車
体減速度Gbの演算も行う。推定車体減速度Gbの演算
方法としては単位時間当たりの推定車体速度Vbの変化
勾配を演算する方法がある。
【0028】ステップ104では、低μ路車体速度Vl
及び、アイドルアップ許可速度Viを演算する。低μ路
車体速度Vlは前述の最大速度Vwmaxから低μ路用
の固定値である限界減速度Vdown(Vdl)(以
下、低μ路用Vdlという)を減じて演算される仮想の
車体速度である。図3(a)は制動開始時に低μ路車体
速度Vlを求めた図を示しており、低μ路であるならば
制動により変化していくであろう車速を予め仮想してい
る。このように低μ路車体速度Vlを仮想するのは、低
μ路である場合においても後述するように低μ路判別が
なされるまで通常のVdownが設定されているため、
実際の車体速度Vと異なった速度となり、第1のアイド
ルアップが適切に開始できなくなるからである。
【0029】アイドルアップ許可速度Viは低μ路車体
速度Vlに対して一定の割合又は差分を持って演算され
る速度である。このアイドルアップ許可速度Viは次の
基準で決められる。アイドルアップ許可速度Viの上限
は、第1のアイドルアップによって低μ路のときには車
輪速度Vwが復帰し、高μ路のときには車輪速度Vwが
復帰しない程度に低μ路車体速度Vlと差がある速度と
なり、下限は、車両が不安定(車輪ロック状態等)にな
らない程度に低μ路車体速度Vlと差がある速度とな
る。例えば、低μ路車体速度Vlを10%減速した速度
となる。
【0030】ステップ105では路面判別リセットチェ
ックを行う。なお、このステップ105における処理は
後述する図9に対応する。そして、ステップ106では
路面判別を行い、この処理は図5に示すフローチャート
に従って行われる。この後、ステップ107ではステッ
プ106で行われる処理に基づいて路面判別後の制御を
行う。
【0031】次に、図5における路面判別処理について
説明する。図5は図4のステップ106における処理に
対応している。まず、ステップ206ではABS制御を
している状態か否かを判断する。ABS制御開始前の状
態では、ステップ207以降の処理によってABS制御
前の路面判別処理が実行される。一方、ABS制御中の
場合は、ステップ221で選択された制御モードに応じ
てソレノイド駆動を実行し、再度ステップ101に戻
る。なお、ステップ221における処理は前述の図4の
ステップ106に対応する。
【0032】図示しない処理によりABS制御がされて
いるか否かを判別し、ABS制御前であれば、先ずステ
ップ207で既に高μ路と判別済みかどうかを判断す
る。ここで、高μ路と判別されていれば、処理を終了す
る。一方、ステップ207で高μ路と判別されていなけ
れば、ステップ208で今度は既に低μ路と判別済みか
どうかを判断する。ここで、低μ路と判別されていれば
処理を終了する。また、低μ路と判別されていなければ
ステップ212以降の処理を実行する。
【0033】ステップ212では、現在第1のアイドル
アップが出力中か否かを判断する。出力中であれば、ス
テップ213以降の処理を実行する。また、出力前であ
ればステップ218に進み、第1のアイドルアップを出
力するタイミングの判断処理を実行する。まずステップ
218で車輪速度Vwがステップ104で演算したアイ
ドルアップ許可速度Viより落ち込んでいるか否かを判
断する。請求項に示すスリップとは低μ路車体速度Vl
と車輪速度Vwの差であり、本例においてはステップ2
18にて、低μ路車体速度Vlからこの差を減じた速度
であるアイドルアップ許可速度Viと車輪速度Vwを比
較し、車輪速度Vwの方が小さいときにはスリップが所
定値よりも大きいと判断している。
【0034】ここで、車輪速度Vwは第1のアイドルア
ップの影響を受ける車輪(駆動輪)についての速度であ
ることが必要である。4WD車では、4輪全て駆動輪と
しての条件を満足しているが車体速度に比べて車輪速度
Vwが落ち込んだ車輪に対して第1のアイドルアップを
実行するために、4輪の内最も低い速度又は2番目に低
い速度の車輪速度Vwとすることが望ましい。また、2
WD車では駆動輪、本例においては後輪についての車輪
速度Vwとすることが必要である。
【0035】ステップ218〜220では路面判別の為
に駆動輪に負荷を与えるためのアイドルアップを行う際
の許可判定を行う。ステップ218でVw<Viでない
場合には、まだ第1のアイドルアップ出力タイミングで
はないと判断され、処理を終了する。一方、ステップ2
18でVw<Viとなり、車輪速度Vwがアイドルアッ
プ許可速度Viよりも落ち込みが大きくなっていると判
断された場合にはステップ219に進む。ステップ21
9では推定車体減速度Gbがアイドルアップ許可減速度
Giよりも大きくなっているか否かを判断する。
【0036】ここで、高μ路において、制動力があまり
大きくないときにアイドルアップを行うと駆動力が制動
力に勝ってしまい制動時であるにもかかわらず車両がさ
らに加速しているような違和感を与えてしまうため、ア
イドルアップ許可減速度Giはアイドルアップして駆動
力が上がっても制動力の方が勝る程度に制動力と駆動力
に差があると判断できる減速度として求めている。
【0037】なお、アイドルアップ許可減速度Giは高
μ路で第1のアイドルアップが出力されても制動力及び
運転者への影響を全く与えない減速度とすることが望ま
しい。このアイドルアップ許可減速度Giとして設定す
る値は、第1のアイドルアップによって増加する駆動力
によって変わってくるが、高μ路で車体の減速度が0.
5G程に達していれば第1のアイドルアップを出力して
も何ら影響を及ぼさない。
【0038】さらに、低μ路で0.5Gの減速度となっ
ている場合は、4輪同時に車輪が落ち込んでいる状態を
表しているので、第1のアイドルアップ出力条件として
ふさわしい条件である。ステップ219でGb>Giで
ないと判断された場合は、まだ第1のアイドルアップを
出力するタイミングではないと判断され、処理を終了す
る。一方、ステップ219でGb>Giとなり、低μ路
では4輪同時に落ち込みが発生している状態であると判
断された場合には、ステップ220に進み、路面判別の
ための第1のアイドルアップの出力をセットして、処理
を終了する。なお、この第1のアイドルアップの出力が
セットされることにより、ステップ212において第1
のアイドルアップ出力中とされる。図3においては、t
2の時点を示す(図3の場合はGb>Gi条件成立後の
Vw<Vi条件成立による第1のアイドルアップ出
力)。
【0039】ステップ213〜217は路面判別のフロ
ーチャートである。ステップ220で第1のアイドルア
ップの出力が開始されてからは、ステップ213に進
み、ステップ213において第1のアイドルアップ出力
カウンタCTiのカウントアップを実行して、ステップ
214でCTi=T1であるか否かを判別する。ステッ
プ214でCTi=T1でないと判断された場合には、
第1のアイドルアップ出力継続中として、処理を終了す
る。一方、ステップ214でCTi=T1と判断されて
路面判別タイミングとなったら、ステップ215に進
み、路面判別を実行する。
【0040】ステップ215では、ステップ102で演
算した車輪加速度Gw≧0G、つまり、落ち込んだ車輪
速度Vwが第1のアイドルアップによって加速方向に復
帰したら、ステップ216に進み、低μ路と判別する。
図3におけるt3の時点を示す。一方、ステップ215
でGw≧0Gでなければ、車輪速度Vwが復帰していな
いと判断され、ステップ217に進み、高μ路と判断す
る。
【0041】ここで、所定期間T1の第1のアイドルア
ップを出力することによって落ち込んだ車輪速度Vwが
復帰したら低μ路と判別する一例として、図3では落ち
込んだ車輪の復帰加速度Gwを基準に用いたが、図11
(d)に示すように車輪スリップ(Vb−Vw)を基準
に用い、例えば車輪スリップが第1のアイドルアップ開
始時よりも減少したら低μ路と判別してもよい。
【0042】また、アイドルアップ許可速度Viは車輪
速度Vwに応じて変化するが、この時のアイドルアップ
許可速度Viに対し一定の差分を持つ低μ路判別基準速
度Vjを演算する。図11(e)に示すように、車輪速
度Vwと低μ路判別基準速度Vjとを比較して、例えば
車輪速度Vwが低μ路判別基準速度Vjよりも落ち込ま
なければ低μ路と判別してもよい。
【0043】ステップ216では低μ路判別をセット
し、路面判別用の第1のアイドルアップを止め、処理を
終了する。また、ステップ216で低μ路判別をセット
することにより、ステップ208で低μ路判別済みと判
別される。一方、ステップ217では高μ路判別をセッ
トし、路面判別用の第1のアイドルアップを停止し、処
理を終了する。なお、この処理に基づいてABS制御時
にはステップ413でソレノイド駆動を行うが、このソ
レノイド駆動による油圧制御は車輪速度Vwの復帰状態
に応じて変化するため、変化する油圧制御に合った位置
に各電磁弁60a〜60dの弁体を移動させるようにソ
レノイド駆動をする。なお、ステップ217で高μ路判
別をセットすることにより、ステップ207で高μ路判
別済みと判別される。また、ステップ216で低μ路と
判別されてからは処理を終了する。
【0044】このように、アイドルアップに基づく摩擦
係数μの判別は、駆動力アップという駆動輪への負荷を
負わせて行っているため、前後輪の車輪速度Vwの差に
依存せず、極めて路面の摩擦係数μが低いときであって
も正確に路面摩擦判別をすることができる。次に、図4
のステップ107に対応する路面判別後の処理について
説明する。まず、限界減速度Vdownの設定について
図6に基づき説明する。
【0045】まずステップ300では、低μ路判別済み
か否かを判別して推定車体速度Vbの勾配を切り換える
ための判断をしている。図5のステップ216で低μ路
判別がセットされていれば低μ路判別済みと判別され
る。低μ路判別前には、ステップ304で通常の限界減
速度Vdown(Vd)(以下、通常用Vdという)が
セットされており、低μ路判別がされると、ステップ3
02で低μ路用Vdlをセットする。
【0046】なお、この限界減速度Vdownは前回求
めた推定車体速度Vb(n−1)から推定路面摩擦係数
μの関数f1(μ)で求められる減速度である。また、
摩擦係数μは図示しない処理により確認される。ところ
で、高μ路の場合には通常用Vdにより図4のステップ
103で推定車体速度Vbを演算し、図10(a)に示
すように推定車体速度Vbはほぼ実際の車体速度Vと同
じ速度となるため、正確にその後の処理が可能である。
【0047】しかし、低μ路の場合において同様に通常
のVdownにより推定車体速度Vbを演算すると、図
10(b)に示すように推定車体速度Vbは実際の車体
速度Vとかなり差が生じ、正確にその後の処理ができな
い。このとき、実際の車体速度Vと車輪速度Vwの差は
増加していくので車両は不安定となる。従って、通常用
Vdよりも小さい低μ路用Vdlを限界減速度Vdow
nとしてセットして低μ路に適応した値にすることで、
図10(b)に示すように推定車体速度Vbと車輪速度
Vwとの差が大きくなり、結果速やかにその後の処理を
開始することができる。なお、図10(a)、(b)に
示す角度は低μ路用Vdl及び通常用Vdの大きさを示
す。つまり、低μ路用Vdl及び通常用Vdは減速度で
あるため、減速度0(車速が一定)からの角度が減速度
の大きさと対応する。
【0048】次に、第2のアイドルアップ処理について
図7に基づき説明する。なお、この第2のアイドルアッ
プ処理はさきに示した限界減速度Vdownの設定にお
ける処理に基づきViを演算したのちに行われる。まず
ステップ351でVw<Viであるか否かを判断する。
ここで、Vw<Viであればステップ352に進み、第
2のアイドルアップを出力して処理を終了する。一方、
ステップ351でVw≧Vi、つまり、車輪が十分復帰
していればステップ353に進み、第2のアイドルアッ
プを終了させる。図3におけるt4の時点を示す。
【0049】ここで、第2のアイドルアップを実行する
のは、車輪速度Vwを早期に復帰させて車輪のロック傾
向を抑制し、車両安定性を向上させるためである。な
お、低μ路と判別された後の第2のアイドルアップは、
車輪速度Vwの復帰を早期に促せるように、第1のアイ
ドルアップよりもエンジンへの駆動力増加分を増やすの
が望ましい。
【0050】次に、油圧制御の例を図8に基づき説明す
る。図8は図5のステップ221に対応し、制御基準や
増減圧の切り替えを実行している部分のみについて表記
したフローチャートである。ステップ400では、図4
のステップ102、103で求めたVbとVwとの差に
基づき油圧を減圧させるか否かを判断する。減圧させる
場合にはステップ402に進み、低μ路判別されている
か否かを判断する。低μ路判別されていれば、ステップ
406に進み低μ路用の油圧に減圧してセットする。
【0051】また、ステップ400で油圧を減圧させな
いと判断されればステップ404に進み、油圧保持か否
かを判断する。ステップ404で油圧保持と判断された
場合には、ステップ410で油圧保持をセットする。一
方、油圧保持と判断されなかった場合には、ステップ4
12で油圧増圧をセットして共に処理を終了する。ま
た、この油圧制御による油圧設定の後、ステップ413
に進みソレノイド駆動を実行する。このソレノイド駆動
は先にされた油圧の設定に対応しており、減圧と設定さ
れているときには各電磁弁60a〜60dの弁体がC位
置に、保持と設定されているときには前記弁体をB位置
に、増圧と設定されているときには前記弁体をA位置に
それぞれ移動させるようにソレノイド駆動をする。
【0052】なお、本例では低μ路用の減圧と通常減圧
の異なる2種の減圧設定があるため、これら減圧のとき
の油圧制御はデューティー制御により行う。次に、路面
判別の解除について図9に基づき説明する。図9は図4
に示すメインルーチン内のステップ105について表記
したフローチャートである。ステップ500では高μ路
判別されているか否かを判別する。高μ路判別されてい
ればステップ501に進む。ステップ501ではGb<
Ghであるか否かを判別する。ここでGhとは高μ路判
別リセット減速度であり、高μ路における制動であれば
必要であると考えられる減速度であり、任意に選択でき
る。
【0053】ステップ501でGb<Ghであればステ
ップ502に進み、ステップ502で高μ路判別を解除
し、処理を終了する。Gb<Ghでなければ処理を終了
する。ステップ500で高μ路判別されていなければス
テップ503に進み低μ路判別されているか否かを判別
する。低μ路判別されていればステップ504に進み、
Gb>Glであるか否かを判別する。ここで、Glとは
低μ路判別リセット減速度であり、低μ路における制動
であれば必要であると考えられる減速度であり、任意に
選択できる。
【0054】ステップ503で低μ路判別されていなけ
れば処理を終了する。また、ステップ504でGb>G
lでなければ処理を終了する。なお、エアコン使用時や
オルタネータ作動時等によってアイドリングは変化する
が、ABSからのアイドルアップ要求時には、エアコン
使用時を含むその時のアイドリングに上乗せして駆動力
を増大させることで、エアコン使用時等でも確実な路面
判別ができる。
【0055】また、制動時とはいわゆるフットブレーキ
による制動だけでなく車両を減速させる要因となるも
の、例えばエンジンブレーキも含む。また、本例におい
ては後輪駆動車における例を挙げて説明したがこの他の
駆動形態であっても良いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるABS制御装置の
全体構成図である。
【図2】アイドルアップの実行時において、(a)は高
μ路のときの車輪速度Vwの復帰状態を示すタイムチャ
ート、(b)は低μ路のときの車輪速度Vwの復帰状態
を示すタイムチャートである。
【図3】低μ路制御時のタイムチャートである。
【図4】本発明の一実施形態における路面摩擦判別の全
体のフローチャートである。
【図5】路面判別の設定におけるフローチャートであ
る。
【図6】限界減速度Vdownの設定におけるフローチ
ャートである。
【図7】第2アイドルアップ処理におけるフローチャー
トである。
【図8】ブレーキ油圧制御のフローチャートである。
【図9】路面判別リセットチェックのフローチャートで
ある。
【図10】(a)は高μ路におけるABS制御のタイム
チャート、(b)は低μ路におけるABS制御のタイム
チャートである。
【図11】路面摩擦判別を行う基準パラメータについて
の低μ路制御時におけるタイムチャートである。
【符号の説明】
71〜74…車輪速度センサ、81…電子制御装置EC
U。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 アイドルアップの実行時において、
μ路及び低μ路のときの車輪速度Vwの復帰状態を示す
タイムチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 19/02 G01M 17/00 E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される駆動輪車輪速
    度Vwを検出する車輪速度検出手段(71〜74、10
    1、102)と、 前記エンジンの回転数を上昇させる回転数制御手段(8
    2)と、 前記駆動輪に制動力が発生しているときに前記回転数制
    御手段(82)によりエンジンの回転数を上昇させ、そ
    の後の前記車輪速度Vwの挙動に基づいて路面の摩擦係
    数μを判別する摩擦係数判別手段(103〜106、2
    06〜220)とを備えたことを特徴とする路面摩擦判
    別装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦係数判別手段は、前記駆動輪の
    スリップを検出するスリップ検出手段(218)を有
    し、 前記スリップ検出手段がスリップを検出したときに前記
    回転数制御手段により前記エンジンの回転数を上昇させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の路面摩擦判別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦係数検出手段は、前記車輪速度
    検出手段により検出された車輪速度Vwに基づいて推定
    車体減速度Gbを検出する推定減速度検出手段(104
    A)を有し、 前記推定減速度検出手段により検出された推定車体減速
    度Gbが所定値よりも大きいときに、前記回転数制御手
    段により前記エンジンの回転数を上昇させることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の路面摩擦判別装置。
  4. 【請求項4】 前記摩擦係数判別手段は、前記車輪速度
    Vwの挙動に基づいて摩擦係数μが低い低μ路の判別を
    行う低μ路判別手段(215)を有し、 前記低μ路判別手段が低μ路判別をしなかったときに、
    前記エンジンの回転数の上昇を禁止することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか1つに記載の路面摩擦判別
    装置。
  5. 【請求項5】 前記低μ路判別手段が低μ路判別をした
    ときに、前記回転数制御手段により前記エンジンの回転
    数をさらに上昇させることを特徴とする請求項4に記載
    の路面摩擦判別装置。
  6. 【請求項6】 駆動輪の車輪挙動を検出する車輪挙動検
    出手段(71〜74、101、102)と、 前記駆動輪に駆動力を与える駆動力付与手段(82)
    と、 前記駆動輪に車輪制動力を発生させる車輪制動力発生手
    段と、 前記車輪制動力発生手段によって前記駆動輪に車輪制動
    力を発生させている際に、前記駆動力付与手段によって
    前記駆動輪に駆動力を所定量付与する制御手段と、 前記制御手段が実行された際の車輪挙動の変化状態に基
    づいて、走行路面の摩擦係数の大きさを判別する判別手
    段(103〜106、206〜220)と、 を備えることを特徴とする路面摩擦判別装置。
  7. 【請求項7】 駆動輪及び従動輪の車輪速度を検出する
    車輪速度検出手段(71〜74、101、102)と、 前記駆動輪及び従動輪に対して、ブレーキ液圧発生源か
    らのブレーキ液圧に応じて車輪制動力を発生可能な車輪
    制動力発生手段と、 前記車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を前記駆
    動輪及び従動輪のスリップ状態を回復させるように調整
    するブレーキ液圧調整手段(60a〜60d)と、 前記駆動輪に車輪制動力が加えられていると共に、前記
    ブレーキ液圧調整手段が非実行状態である場合に、前記
    駆動輪に対して所定量の駆動力増大を行う制御手段(8
    2)と、 前記制御手段が実行された後の前記駆動輪の車輪挙動に
    基づいて、前記駆動輪下の路面摩擦係数の大きさを判別
    する判別手段(103〜106、206〜220)とを
    備えることを特徴とする路面摩擦判別装置。
JP23224896A 1996-09-02 1996-09-02 路面摩擦判別装置 Expired - Fee Related JP3666134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23224896A JP3666134B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 路面摩擦判別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23224896A JP3666134B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 路面摩擦判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1071938A true JPH1071938A (ja) 1998-03-17
JP3666134B2 JP3666134B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=16936303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23224896A Expired - Fee Related JP3666134B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 路面摩擦判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3666134B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513106A (ja) * 2008-02-29 2011-04-28 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 油圧式駆動装置を備えた車両の車輪の車輪基準回転速度の決定方法および装置
CN103407450A (zh) * 2013-08-28 2013-11-27 江苏理工学院 轮胎与地面附着系数实时检测方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513106A (ja) * 2008-02-29 2011-04-28 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 油圧式駆動装置を備えた車両の車輪の車輪基準回転速度の決定方法および装置
US8751132B2 (en) 2008-02-29 2014-06-10 Robert Bosch Gmbh Method for ascertaining a wheel reference speed of a wheel on a vehicle having a hydrostatic drive, and device for ascertaining a wheel reference speed of a wheel of a vehicle having a hydrostatic drive
CN103407450A (zh) * 2013-08-28 2013-11-27 江苏理工学院 轮胎与地面附着系数实时检测方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3666134B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5357434A (en) Method and apparatus for adapting motor vehicle drive slip threshold values for a drive slip and/or a brake slip control system to tires
JP2774322B2 (ja) 走行路面状態判定装置
JP2964875B2 (ja) アンチスキッド制御装置
US5978726A (en) Driving torque control method and apparatus for a four-wheel drive vehicle
US20030028308A1 (en) Anti-skid brake control
JPH0775977B2 (ja) 車両用ブレ−キのアンチロツク制御方法
US7421328B2 (en) Vehicle slip state determination system and traveling state control system
JP3716486B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4742716B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2903552B2 (ja) アンチスキッド制御装置
US4854411A (en) Device for determining whether a motor vehicle is on an uphill road upon starting of the vehicle
JPH1071938A (ja) 路面摩擦判別装置
JP3517954B2 (ja) 車両のアンチスキッド制御装置
JP3522157B2 (ja) 車両の制動操作状態判定手段及び該制動操作状態判定手段を備えた前後制動力配分制御装置
JP3153556B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3324238B2 (ja) 制動装置制御装置
JP2001315633A (ja) 路面摩擦係数検出装置
JP2917059B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JP3726297B2 (ja) 車両用ブレーキ圧力制御装置
JPH054574A (ja) アンチスキツド制御装置
JP2775433B2 (ja) 車両のトラクション制御方法
JPH11189150A (ja) 4輪駆動車の駆動力制御装置
JP3724072B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP3034302B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JPH06144169A (ja) 安全車間距離決定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees