JPH1071523A - ねじ切り旋盤装置 - Google Patents
ねじ切り旋盤装置Info
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- JPH1071523A JPH1071523A JP24918096A JP24918096A JPH1071523A JP H1071523 A JPH1071523 A JP H1071523A JP 24918096 A JP24918096 A JP 24918096A JP 24918096 A JP24918096 A JP 24918096A JP H1071523 A JPH1071523 A JP H1071523A
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Abstract
クランプ部及びダイヘッド部へのパイプセットの自動化
が図れ、更にねじ切り時に発生した切屑を自動搬出可能
なねじ切り旋盤装置を提供する。 【解決手段】 バイスクランプ部12と、ねじ切り刃1
3が設けられたダイヘッド部14と、ねじ切り刃13の
刃回転移動手段201と、パイプ11のねじ切り部分を
内側から押し広げるパイプ内張り手段15とを備えたね
じ切り旋盤装置10であって、パイプ内張り手段15が
パイプ11内出し入れ用の移動管51に装着されて、パ
イプ11の内周面に押圧される拡縮部材57と、操作部
材移動手段59を有して、移動管51に挿入された操作
部材52により、拡縮部材57を拡縮操作する拡縮手段
56と、拡縮部材57が装着された移動管51を拡縮手
段56と共にパイプ軸線方向へ移動させる内張り部移動
手段65とを有している。
Description
に係り、更に詳しくは、パイプねじ切り音を小さくで
き、またバイスクランプ部及びダイヘッド部へのパイプ
セットの自動化が図れ、更にねじ切り時に発生した切屑
を自動搬出可能なねじ切り旋盤装置に関する。
のものを管継手により連結しながら配管される。水道管
やガス管用のパイプは、管継手の内ねじに螺合させるた
めに、工場出荷時又は現場において、連結側の端部の外
周部に外ねじを形成させている。従来、このねじ切り旋
盤装置として、ねじ切りされるパイプをバイスクランプ
部により堅固にクランプし、この状態のまま、ダイヘッ
ド部に放射状に配置された複数本のねじ切り刃をパイプ
の先端に押し当て、各ねじ切り刃を一括して回転させな
がらパイプ軸線方向へ移動させることにより、自動的に
外ねじを形成するものが知られている。
うな従来技術のねじ切り旋盤装置にあっては、パイプの
ねじ切り加工中に大きなねじ切り音が発生し、作業者や
周辺の者に不快感を与えていた。具体的に説明すると、
ねじ切り時には、各ねじ切り刃の刃先が大きな力でパイ
プの先端部に押し付けられており、これによりパイプの
先端部の各刃先接触部分は、僅かにパイプの内側へ押し
込まれて縮径される。一方、ねじ切り直後、押圧されて
いた各刃先接触部分は、各ねじ切り刃が先へ移動するこ
とにより押圧状態が解除され、元の直径へと拡径する。
すなわち、ねじ切り作業中、パイプの先端部で、このよ
うなスポット的なパイプ直径の拡縮が起こり、それが連
続的に行なわれることで、大きなねじ切り音が生じると
考えられる。
者はパイプを持ち上げて、そのままパイプの先端部を、
両側に一対のクランプ部材が接離可能に配置されたバイ
スクランプ部内を通して、その先のダイヘッド部のねじ
切り位置へと差し込まなければならず、作業者は、パイ
プが大径化して大重量になるほど、辛い作業を強いられ
ることになるという問題があった。そして、ダイヘッド
部では、セットされたパイプのねじ切りが行なわれる
が、その際、切屑が大量に発生する。従来、この発生し
た切屑は、適時、作業者が箒などを用いて清掃してお
り、手間暇がかかるという問題があった。本発明はこの
ような事情に鑑みなされたもので、パイプねじ切り音を
小さくでき、またバイスクランプ部及びダイヘッド部へ
のパイプセットの自動化が図れ、更にねじ切り時に発生
した切屑を自動搬出可能なねじ切り旋盤装置を提供する
ことを目的とする。
記載のねじ切り旋盤装置は、パイプを堅固にクランプす
るバイスクランプ部と、該バイスクランプ部によりクラ
ンプされた前記パイプの先部の外周部をねじ加工するね
じ切り刃が設けられたダイヘッド部と、前記ねじ切り刃
を前記パイプの周方向へ回転させながら、該パイプの軸
線方向へ移動させる刃回転移動手段と、前記パイプのね
じ切り部分を内側から押し広げるパイプ内張り手段とを
備えたねじ切り旋盤装置であって、前記パイプ内張り手
段が、前記パイプ内に出し入れされる移動管に装着され
て、前記パイプの内周面に押圧される拡縮部材と、操作
部材移動手段を有し、かつ前記移動管に挿入された操作
部材により、前記拡縮部材を拡縮操作する拡縮手段と、
前記拡縮部材が装着された移動管を前記拡縮手段と共に
パイプ軸線方向へ移動させる内張り部移動手段とを有し
ている。請求項2記載のねじ切り旋盤装置は、請求項1
記載のねじ切り旋盤装置において、前記拡縮手段が円筒
コレットであり、また前記拡縮部材が、割りスリット入
りの環状の弾性部材からなって、前記円筒コレットを介
して前記移動管の先部に外嵌されており、前記円筒コレ
ットが、環状の固定側部分コレット及び端板を有して前
記移動管の軸線方向へ移動可能な移動側部分コレットに
より2分割され、また、前記固定側部分コレット及び前
記移動側部分コレットの各外縁部には、内周面がテーパ
となった隆起状の条縁部が形成されており、また前記移
動側部分コレットの端板の中央部には、前記操作部材の
先部に形成された外ねじが螺合されるねじ孔が形成され
ており、前記操作部材を回転させて、前記移動側部分コ
レットを前記固定側部分コレット側へ移動させることに
より、前記両移動側及び固定側部分コレット間で前記拡
縮部材を圧縮して拡径させる。
プを堅固にクランプするバイスクランプ部と、該バイス
クランプ部によりクランプされた前記パイプの先部の外
周部をねじ加工するねじ切り刃が設けられたダイヘッド
部と、前記ねじ切り刃を前記パイプの周方向へ回転させ
ながら、該パイプの軸線方向へ移動させる刃回転移動手
段と、搬送コンベア上の前記パイプを吊り上げて、該パ
イプの先部を前記バイスクランプ部から前記ダイヘッド
部へ差し込むパイプセット装置とを備えたねじ切り旋盤
装置であって、前記パイプセット装置が、前記パイプの
吊り架台と、該吊り架台に取付けられて、前記パイプの
クランプ爪を一対有するクランプ手段と、該クランプ爪
によりクランプされたパイプを、パイプセット高さまで
吊り上げる昇降手段と、前記パイプセット高さのパイプ
を、前記バイスクランプ部から前記ダイヘッド部へ差し
込む水平移動手段とを有している。
項3記載のねじ切り旋盤装置において、前記クランプ手
段が、水平ガイドレールの両側部に摺動可能に配設され
た前記クランプ爪と、該各クランプ爪の元部の対向面
に、上、下段違いにそれぞれ植設された一対の水平ラッ
クと、該一対の水平ラック間に設けられたピニオンと、
該ピニオンが軸着された基台と、該基台に取付けられ
て、前記クランプ爪の一方を水平ガイドレールに沿って
往復摺動させる1つの水平方向駆動手段とを有する。請
求項5記載のねじ切り旋盤装置は、請求項3又は4記載
のねじ切り旋盤装置において、前記搬送コンベアがロー
ラコンベアであり、該搬送コンベアの搬出側に設けられ
たパイプストッパと該搬送コンベアの最搬出側のローラ
との間下に、短尺な前記パイプをパイプセット高さまで
押し上げる短パイプ押し上げ手段を設けている。請求項
6記載のねじ切り旋盤装置は、請求項1〜5のうちいず
れか1項に記載のねじ切り旋盤装置において、前記ダイ
ヘッド部の下方にねじ切り時に発生する切屑の切屑排出
装置を設け、該切屑排出装置が、前記発生した切屑を受
ける枠形の切屑受け部材と、該切屑受け部材を、前記ダ
イヘッド部の外部へ延びる移動路に沿って、該移動路の
外側部に形成された切屑投下口まで往復動させる受け部
材往復動手段とを有している。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1〜図3に示すように、本発明の
一実施の形態に係るねじ切り旋盤装置10は、パイプ1
1を堅固にクランプするバイスクランプ部12と、バイ
スクランプ部12によりクランプされたパイプ11の先
部の外周部をねじ加工する5本のねじ切り刃13が放射
状に配設されたダイヘッド部14と、パイプ11のねじ
切り部分を内側から押し広げるパイプ内張り手段15
と、搬送コンベア16上のパイプ11を吊り上げて、パ
イプ11の先部をバイスクランプ部12からダイヘッド
部14へ差し込むパイプセット装置17と、バイスクラ
ンプ部12、ダイヘッド部14及びパイプ内張り手段1
5が組み付けられた横長な架台18とを備えている。以
下、これらについて詳しく説明する。
すように、架台18の一段高くなった一端部上に立設さ
れた矩形の枠フレーム19を有している。枠フレーム1
9内には、パイプ11を両側から堅固にクランプする一
対のバイスクランプ21aが配設されており、バイスク
ランプ駆動手段21が、台部18aの一側部に設けられ
た補助架台22上に搭載されている。バイスクランプ駆
動手段21は、図2、図3に示すように、電動モータ2
3、パウダークラッチ24、減速機25、チェーン式の
動力伝達構造体26を有しており、電動モータ23の主
軸の回転により、動力伝達構造体26及び枠フレーム1
9に内設された図示しないバイスクランプねじ送り構造
体を介して、一対のバイスクランプ21aが近接され、
パイプ11がクランプされる。なお、図2において、符
号27は電動モータ23、パウダークラッチ24及び減
速機25等を覆うカバー、符号27aは減速機25及び
動力伝達構造体26等を覆うカバー、符号28aは電動
モータ23とパウダークラッチ24、及びパウダークラ
ッチ24と減速機25を連結するカップリングである。
架台18の一端部付近上の台部18aに立設された矩形
ボックス29を有しており、矩形ボックス29に貫通さ
れた管状の主軸48の大径化した先端部に、刃物取付け
リング44を介して、5本のねじ切り刃13が放射状に
配置されている。各ねじ切り刃13は、矩形ボックス2
9のバイスクランプ駆動手段21から離反する側の面に
傾斜状態で立設された切り上げユニット30により、切
り上げレバー31を上方の刃先当接側に回動させること
で、一括して挿入されたパイプ11の先端部の外周部に
押し付けられる。
2、33により、矩形ボックス29及び台部18aの側
部に、傾斜角度調整可能にボルト連結された、縦長な取
付け板34と、取付け板34の下部に設けられた長尺な
ガイドレール36と、取付け板34の上部に下向きに設
けられた長尺なエアシリンダ35と、ガイドレール36
にスライダを介してスライド可能に取付けられ、しかも
エアシリンダ35のロッド35aの先端部が連結された
キックピン37a付きのキッカ37とを有する。エアシ
リンダ35のロッド35aを引き込ませることにより、
ガイドレール36に沿ってキッカ37が上方移動し、切
り上げレバー31を蹴り上げる。
39内には、ねじ切り刃13をパイプ11の周方向へ回
転させながら、パイプ11の軸線方向へ移動させる刃回
転移動手段201が搭載されている。刃回転移動手段2
01は、図1に示すように、電動モータ40、動力伝達
構造体43を有しており、電動モータ40の主軸を回転
させ、動力伝達構造体43を介して、矩形ボックス内に
設けられた図示しない周知の送り筒軸回転構造体を作動
させることにより、主軸48及びその先端部の刃物取付
けリング44を、回転させながら筒軸方向へ進退させ
る。
工時に発生する切屑120は、ダイヘッド部14の下方
から外側部にかけて配備された切屑排出装置121によ
り外部排出される。切屑排出装置121は、刃物取付け
リング44の下方に配置されたシュート122と、架台
18の刃物取付けリング44の対向部下で切屑120を
受ける底板のない矩形枠体からなる切屑受け部材123
と、切屑受け部材123を、ダイヘッド部14の外部へ
延びる切屑排出台18d上の移動路18eに沿って、移
動路18eの外側部に形成された切屑投下口124まで
往復動させる受け部材往復動手段の一例であるエアシリ
ンダ126と、切屑投下口124の下方に配置された切
屑回収台車127とを有している。
ッド126aを突出させて、切屑受け部材123をシュ
ート122の下方に配置させておき、切屑120が溜ま
ったら、ロッド126aを引き込ませて切屑受け部材1
23を移動路18eに沿って外部へ移動させ、切屑投下
口124上に達したときに、切屑120が切屑回収台車
127へと落下される。所定量の切屑120が溜まった
ら、切屑回収台車127を引き出して廃棄処分される。
なお、図1において、符号49は架台18の中央側部に
設けられた小台18c上に立設されて、正転逆転の切り
換えを行なう切り換えレバー50の駆動ユニットであ
る。次に、図1、図2、図4〜図6を参照して、前記パ
イプ内張り手段15を詳細に説明する。
張り手段15は、主軸48内に挿通され、かつ主軸48
の両端部に内嵌されたスプラインブッシュ48aを介し
て、軸線方向へ移動可能な移動管51を有している。移
動管51内には、長尺ロッドからなる操作部材52が、
移動管51の両端部に内嵌されたベアリング53を介し
て軸支されており、この操作部材52の先端部に外ねじ
52aが形成されている。移動管51の先端部には、環
状の固定側部分コレット54と、端板55cを有して移
動管51の軸線方向へ移動可能な移動側部分コレット5
5とからなる拡縮手段の一例である円筒コレット56が
外嵌されている。なお、端板55cの中央部には、外ね
じ52aに螺合されたねじ孔55bが設けられている。
の外縁部には、内周面がテーパとなった隆起状の条縁部
54a、55aが一体形成されており、固定側及び移動
側部分コレット54、55に、例えば硬質ウレタンフォ
ームなどの弾性部材からなって、パイプ11の内周面に
押圧される割りスリット入りの厚肉な環状体である拡縮
部材57が外嵌されている。拡縮部材57の外周面中間
部には、1条の溝部57aが周設されており、溝部57
aに、拡径した拡縮部材57を強制的に縮径させるため
に、1箇所が切断されたリングばね58が外嵌されてい
る。
じ52aが回転し、これにより移動管51の外周面と移
動側部分コレット55の内周面とを摺動面として、移動
側部分コレット55が固定側部分コレット54側へ移動
し、従って拡縮部材57の内周部が、条縁部54a、5
5aのテーパ面に沿って迫り上げられて、拡縮部材57
が拡径する。次に、図1、図2、図5、図6を参照し
て、操作部材52を操作する操作部材移動手段59を詳
細に説明する。
作部材移動手段59は、主に、架台18の他方の側部に
組み上げられた台部18b上に搭載されている。台部1
8bの上部には、移動管51の軸線方向に移動可能で、
かつ主軸48の元部側の端から突出した移動管51の端
部に、連結金具60aを介して固着された水平移動板6
0が、前、後2対のスライドリング61を介して、台部
18bの両端部上に2本配設されたスライドロッド62
に摺動可能に取付けられている。
端部上に配設された軸受63により軸支されており、ま
た水平移動板60の中央部下面には、操作片64が突設
されている。台部18bの一側上部には、操作片64の
先端部にロッド65aが連結された内張り部移動手段の
一例であるエアシリンダ65が取付けられており、台部
18bの他側上部には、水平移動板60の移動規制部材
となるボルトストッパ66が、2連ナット構造67aに
より、水平方向への位置調整可能に設けられている。
れさせると、操作片64を介して、水平移動板60及び
これに連結された移動管51が、スライドロッド62に
沿って、移動管51の軸線方向へ移動される。なお、水
平移動板60の前進位置は、パイプ11のねじ切りに合
わせて設定されたボルトストッパ66の位置により決定
される。
パウダークラッチ68、減速機69及びチェーン式の動
力伝達構造体70が搭載されている。動力伝達構造体7
0は、減速機69の出力軸に軸着されたスプロケット7
1と、移動管51の一端から突出する操作部材52の先
端部に固着されたスプロケット72との間に、無端チェ
ーン73が架け渡されたものであり、また操作部材52
の回転数を検出するエンコーダ74が、移動管51の一
端部と、この一端部内から突出した操作部材52の一端
部との間に設けられている。
75を介して移動管51の先端下部に固着された位置検
出センサ76と、操作部材52の先端に固着されたスリ
ット付きの回転板77とを有しており、位置検出センサ
76が回転板77のスリットを検出することにより、操
作部材52の回転数を検出し、この回転数に基づいて移
動側部分コレット55の引き寄せ長さが求められる。な
お、水平移動板60の一端部には、無端チェーン73の
テンション調整用の小スプロケット78が軸支されてい
る。図5において、符号79は電動モータ67、パウダ
ークラッチ68及び減速機69等を覆うカバー、符号8
0は電動モータ67とパウダークラッチ68、及びパウ
ダークラッチ68と減速機69を連結するカップリン
グ、符号81は動力伝達構造体70を覆うカバーであ
り、図6において、符号82は小スプロケット78のボ
ルトナット構造からなるテンション調整手段である。
イヘッド部14側の面と、主軸48との間には、パイプ
径に基づいて主軸48の移動量を設定することでねじ切
り長さを設定するねじ切り長さ調整ユニット83が設け
られている。ねじ切り長さ調整ユニット83は、本願特
許出願人が先に提出して公開になった特開平7−100
711号公報の「ネジ切り旋盤装置」の明細書及び図面
中に記載されているように、パイプ径に対応した複数の
長さの異なるセットピン84が同心円状に配置されたね
じ長さセット盤85を有し、主軸48と共に進退可能に
設けられたセット部86と、セットピン84に対向する
本体側の位置に固定された対向ピン85aと、パイプ径
に基づいてセット部86を回転させて所定のセットピン
84を対向ピン85aに対向させる電動モータ87とを
有している。
盤85を所定角度回動させて、選択したパイプ径に対応
する長さのセットピン84を対向ピン85aに対向さ
せ、その後、主軸48の前進に伴ってセットピン84を
移動させて、対向ピン85aと接触させることにより主
軸48の移動量を設定する。図1、図2において、符号
88はねじ長さセット盤85の回動位置決めストッパ装
置、符号89は主軸48と伴に移動する回動位置決めス
トッパ装置88などの移動用のガイドレールである。次
に、図7〜図13を参照してパイプセット装置17を詳
細に説明する。
は搬送コンベア16のパイプ搬送方向に長い門型の吊り
架台90を有している。吊り架台90の上部両側部に
は、一対のガイドレール91が配設されており、ガイド
レール91上にスライダ92を介して、水平移動手段の
一例であって、エアシリンダを有する横長な移動台車9
3が載置されている。移動台車93の前後部の幅方向の
中央部上には、それぞれ昇降手段の一例であるエアシリ
ンダ94が立設されており、下方に向かって出し入れさ
れる各ロッド94aの下端部に昇降基台95が固着され
ている。各昇降基台95の下面には、パイプ11のクラ
ンプ爪96を一対有するクランプ手段97が設けられて
いる。
97は、昇降基台95の下面に平面視して横長の基台9
8が取付けられており、基台98の幅方向の一面には横
向きの水平方向駆動手段の一例であるエアシリンダ99
が固着される一方、基台98の幅方向の他面には横長の
水平ガイドレール100が固着されている。水平ガイド
レール100の両側部にはスライダ101を介して、下
方に延びるクランプ爪96が横移動可能に配設されてい
る。各クランプ爪96の下部には、パイプ11の大小に
関係なく正確で安定したクランプができるように、正面
視して横Vの字形のクランプ部96aが形成されてお
り、各クランプ爪96の元部の一側には、取付け板10
2、103が固着されている。取付け板103は先端部
が外方へ延出されて、そこにロッド99aが連結されて
いる。取付け板102の中央下部及び取付け板103の
中央上部の内面には、それぞれ基台98の中心部に収納
されたピニオン104に、上、下段違いに噛合したロッ
ド状の水平ラック105、106が植設されている。
れさせると、取付け板103を介して一方のクランプ爪
96が水平ガイドレール100に沿って水平移動し、こ
れに伴って上段の水平ラック106が同方向へ移動し、
ピニオン104が回転する。この回転により、下段の水
平ラック105が、常に水平ラック106の移動方向と
は反対方向に移動して、両クランプ爪96が近接した
り、離反したりする。なお、一対のクランプ手段97に
より両側部が比較的軽くクランプされたパイプ11は、
移動台車93のダイヘッド部14方向への移動に伴っ
て、その先端部が、バイスクランプ部12の枠フレーム
19の内部空間から、ダイヘッド部14の刃物取付けリ
ング44内へと遊挿される。
03の中央下部に形成された下段の水平ラック105の
遊挿孔であり、また図11において、符号109はピニ
オン104の回転軸104aを軸支するベアリングであ
る。図7に示すように、前記搬送コンベア16の搬出側
の端部付近には、コンベア架台110の下部内に収納さ
れたエアシリンダ111のロッド111aを突出させ
て、ロッド111aの先端部に固着されて、先端が一側
方へ下方傾斜した払い出し板112を、ローラ113間
から突出させることにより、パイプ11を一側方に配置
されたシュート114へ払い出す払い出し装置115が
配備されている。なお、符号116はパイプ搬送路の側
方上に設けられたパイプ落下防止板である。
ア16の搬出側の端部にある端枠16aにはパイプスト
ッパ117が設けられており、搬送コンベア16の最搬
出側のローラ113との間下には、一方のクランプ手段
97と共に、短尺パイプ11aをパイプセット高さまで
押し上げる短パイプ押し上げ手段130が設けられてい
る。短パイプ押し上げ手段130は、端枠16aの内面
に固着された取付け板115aに、上、下方向へ延びる
エアシリンダ118を取付け、そのロッド118aの先
端に、取付け部材119aを介して、正面視してV字形
でかつ幅狭な持ち上げ部材119を固着したものであ
る。
による短尺パイプ11aの把持及び吊り上げに伴って、
エアシリンダ118のロッド118aを突出させること
により、パイプストッパ117により停止している短尺
パイプ11aを、パイプセット高さまで押し上げる。押
し上げられた短尺パイプ11aは、片方のクランプ手段
97による比較的軽いクランプ状態のまま、前述した通
常の長さのパイプ11と同様に、移動台車93を移動さ
せることにより、枠フレーム19の内部空間から刃物取
付けリング44内へと遊挿される。
切り旋盤装置10の動作を説明する。図1、図2に示す
ように、パイプ11のねじ切り時には、搬送コンベア1
6により排出側の端部まで搬送されてきたパイプ11
は、パイプストッパ117が当接して停止され、その
後、パイプセット装置17のエアシリンダ94のロッド
94aを突出させ、これにより前、後一対のクランプ手
段97のクランプ爪96を下降させ、次いでエアシリン
ダ99のロッド99aを引き込ませることにより、ピニ
オン104を介して、両側のクランプ爪96を水平ガイ
ドレール100に沿って近接させてクランプする。
とにより、前、後対配置されたクランプ爪96による2
点支持状態で、パイプセット高さまで吊り上げられる。
なお、短尺パイプ11aは、図12、図13に示すよう
に、一方のクランプ手段97だけのクランプだけでな
く、短パイプ押し上げ手段130のエアシリンダ118
のロッド118aを突出させて、持ち上げ部材119に
より先頭部分を下方から押し上げることにより、パイプ
セット位置まで持ち上げられる。
12側へ移動することにより、パイプ11の先端部が、
バイスクランプ部12の枠フレーム19及びダイヘッド
部14の刃物取付けリング44内に挿入される。この状
態で、バイスクランプ部12では、バイスクランプ駆動
手段21により左、右一対のバイスクランプ21aが近
接方向に移動して、パイプ11をクランプする一方、図
3に示すように、ダイヘッド部14では、切り上げユニ
ット30による切り上げレバー31のキックにより、各
ねじ切り刃13がパイプ11の先端の外周面に当接され
る。
リンダ65のロッド65aを引き込ませることにより、
操作片64を介して、水平移動板60をダイヘッド部1
4側へ移動させ、これにより移動管51を同方向へ移動
させて、先端部の円筒コレット56をパイプ11のねじ
切り部分に挿入させる。それから、電動モータ67によ
り移動管51内のロッド状の操作部材52を回転させ、
ねじ孔55bに螺合した外ねじ52aを回転させること
により、移動側部分コレット55を固定側部分コレット
54側へ移動させることで拡縮部材57を拡径させ、パ
イプ11のねじ切り部分を大きな力で内張りして固定す
る。
に、刃回転移動手段(主軸駆動手段)201の電動モー
タ40により刃物取付けリング44を回転させながら、
主軸48をバイスクランプ部12方向へ移動させて、パ
イプ11をねじ切る。なお、ねじ切り後は、速やかに移
動管51を引き出してパイプ11のねじ切り部分の内張
りを解く。また、図14に示すように、ねじ切りにより
発生した切屑120は、切屑排出装置121のシュート
122を介して、直下に配置された切屑受け部材123
内に落下し、その後、エアシリンダ126のロッド12
6aを引き込ませて、切屑120を移動路18eの切屑
投下口124から切屑回収台車127に投下し、適宜廃
棄する。なお、ねじ切り長さの自動セットは、ねじ切り
長さ調整ユニット83において、選択されたねじ切り長
さに対応する長さのセットピン84を、電動モータ87
により、主軸台部28内の対向ピン85aに対向させる
ことで行なわれる。
プ内張り手段15を配備して、パイプ11のねじ切り部
分を内側から拡縮部材57により張るようにしたので、
従来のように、ねじ切り時に、各ねじ切り刃13の刃先
が大きな力でパイプ11の先端部に押し付けられ、パイ
プ11の先端部の各刃先接触部分が、若干パイプ11の
内側へ押し込まれて縮径する一方、ねじ切り直後には、
押圧状態であった各刃先接触部分が、各ねじ切り刃13
が先へ移動することで押圧状態が解除され、元の直径へ
と拡径するという、部分的なパイプ11の拡縮運動を原
因とする大きなねじ切り音の発生を防止でき、周辺の者
に不快感を与えるのを防止できる。
ト装置17を配備したので、ねじ切り加工を開始する際
に、従来のように作業者がパイプ11を持ち上げ、その
先端部をバイスクランプ部12からダイヘッド部14へ
と差し込む、危険で手間のかかる辛い作業を解消でき
る。更に、ねじ切り旋盤装置10に、切屑排出装置12
1を配備したので、ねじ切り時にダイヘッド部14にお
いて発生した切屑120を、従来のように、適時、作業
者が箒などを用いて清掃する必要がなくなる。
材52を操作部材移動手段59により操作して、移動側
部分コレット55を固定側部分コレット54側へ移動さ
せることにより、拡縮部材57を拡径してパイプ11の
ねじ切り部分の内張りを行なうようにしたので、比較的
構造が簡単であるにもかかわらず、大きな内張り力が得
られるパイプ内張り手段15を、比較的低コストで提供
できる。次いで、クランプ手段97として、一対の水平
ラック105、106及びピニオン104を有するピニ
オン・ラック構造を採用したので、クランプ爪96の開
閉操作をエアシリンダ99という1つの駆動源で作動で
き、低コスト化が図れる。続いて、搬送コンベア16の
パイプストッパ117と最搬出側のローラ113との間
下に、短尺パイプ11aをパイプセット高さまで押し上
げる短パイプ押し上げ手段130を設けたので、長尺な
パイプ11だけでなく、短尺なパイプ11aも、正確に
ねじ切り位置にセットできる。
発明はこれらに限定する必要はなく、要旨を逸脱しない
範囲で設計変更などがあっても、本発明に含まれる。例
えば、本実施の形態では、パイプ内張り手段の拡縮部材
として、割りスリット入りの環状の弾性部材を採用した
が、これに限定しなくても、割りスリットのない環状の
弾性部材や、複数分割された金属リングなどを採用して
もよい。本実施の形態では、内張り部移動手段として、
エアシリンダを採用したが、これに限定しなくても、例
えば把手を有する手押し台車を採用してもよい。本実施
の形態では、拡縮部材を拡縮操作する拡縮手段として、
固定側及び移動側部分コレットからなる円筒コレットを
採用したが、これに限定しなくても、その他どのような
構造体からなる拡縮手段でもよい。
ランプ手段として、1個のピニオンと一対のラックを有
するピニオン・ラック構造を採用することにより、1つ
の水平方向駆動手段によって一対のクランプ爪を開閉さ
せる構造としたが、これに限定しなくても、例えば2つ
の水平方向駆動手段により、各クランプ爪を個別に駆動
させてもよい。本実施の形態では、パイプセット装置の
昇降手段としてエアシリンダを採用したが、これに限定
しなくても、例えば電動モータや電動ジャッキなどその
他どのような構造の昇降手段でもよい。本実施の形態で
は、パイプセット装置の水平移動手段として、エアシリ
ンダ駆動移動台車を採用したが、これに限定しなくて
も、例えば電動モータ、送りねじ及びリニヤガイドを採
用した移動手段などでもよい。本実施の形態では、搬送
コンベアとしてローラコンベアを採用したが、これに限
定しなくても、例えばベルトコンベアなどでもよい。
ストッパと最搬出側のローラとの間下に設けられた短パ
イプ押し上げ手段として、V字形の鋼材からなる持ち上
げ部材をエアシリンダにより昇降させるものを採用した
が、これに限定しなくても、その他どのような機構の短
パイプ押し上げ手段でもよい。しかも、この短パイプ押
し上げ手段は、必ずしも必要ではない。本実施の形態で
は、ダイヘッド部の下方にねじ切り時に発生する切屑の
切屑排出装置として、エアシリンダにより枠形の切屑受
け部材を移動路に沿って移動させて、切屑投下口から投
下するものを採用したが、これに限定しなくても、例え
ば底板のある受け皿状の切屑受け部材をねじ送り式の受
け部材往復動手段により往復動させるようにしてもよ
い。
置においては、このようにパイプのねじ切り部分を拡縮
部材により内側から張るパイプ内張り手段を配備したの
で、ねじ切り時に、ねじ切り刃の刃先が大きな力でパイ
プの先端部に押し付けられたり、ねじ切り直後にその押
圧力が解除されるという、部分的なパイプの拡縮運動を
原因としたねじ切り音の発生を防止でき、周辺の者に不
快感を与えるのを防止できる。特に、請求項2記載のね
じ切り旋盤装置においては、このように弾性部材からな
る拡縮部材が外嵌された円筒コレットの一構成体である
移動側部分コレットを、移動管内に挿入された操作部材
を操作部材移動手段により操作して、固定側部分コレッ
ト側へ移動させることにより、拡縮部材を拡径してパイ
プのねじ切り部分の内張りを行なうようにしたので、比
較的構造が簡単であるにもかかわらず、大きな内張り力
が得られるパイプ内張り手段を、比較的低コストで提供
できる。
装置においては、このようにパイプセット装置を配備し
たので、ねじ切り加工を開始する際に、従来のように作
業者がパイプを持ち上げ、その先端部をバイスクランプ
部からダイヘッド部へと差し込む、危険で手間のかかる
辛い作業を解消できる。特に、請求項4記載のねじ切り
旋盤装置においては、このようにクランプ手段として、
一対の水平ラック及び両者間に介在されたピニオンを有
するピニオン・ラック構造を採用したので、クランプ爪
の開閉操作を水平方向駆動手段という1つの駆動源で作
動でき、低コスト化が図れる。請求項5記載のねじ切り
旋盤装置においては、このように搬送コンベアの搬出側
のパイプストッパと最搬出側のローラとの間下に、短尺
なパイプをパイプセット高さまで押し上げる短パイプ押
し上げ手段を設けたので、長尺なパイプだけでなく、短
尺なパイプもねじ切り位置にセットできる。請求項6記
載のねじ切り旋盤装置においては、このように切屑排出
装置を配備したので、ねじ切り時にダイヘッド部におい
て発生した切屑を自動的に清掃して廃棄できる。
の正面図である。
る。
面図である。
ある。
ある。
る。
る。
ランプ部 13 ねじ切り刃 14 ダイヘッ
ド部 15 パイプ内張り手段 16 搬送コン
ベア 16a 端枠 17 パイプセ
ット装置 18 架台 18a 台部 18b 台部 18c 小台 18d 切屑排出台 18e 移動路 19 枠フレーム 21 バイスク
ランプ駆動手段 21a バイスクランプ 22 補助架台 23 電動モータ 24 パウダー
クラッチ 25 減速機 26 動力伝達
構造体 27 カバー 28 主軸台部 28a カップリング 29 矩形ボッ
クス 30 切り上げユニット 31 切り上げ
レバー 32 取付け部材 33 取付け部
材 34 取付け板 35 エアシリ
ンダ 35a ロッド 36 ガイドレ
ール 37 キッカ 37a キック
ピン 39 補助架台 40 電動モー
タ 43 動力伝達構造体 44 刃物取付
けリング 48 主軸 48a スプラ
インブッシュ 49 駆動ユニット 50 切り換え
レバー 51 移動管 52 操作部材 52a 外ねじ 53 ベアリン
グ 54 固定側部分コレット 54a 条縁部 55 移動側部分コレット 55a 条縁部 55b ねじ孔 55c 端板 56 円筒コレット(拡縮手段) 57 拡縮部材 57a 溝部 58 リングば
ね 59 操作部材移動手段 60 水平移動
板 60a 連結金具 61 スライド
リング 62 スライドロッド 63 軸受 64 操作片 65 エアシリンダ(内張り部移動手段) 65a ロッド 66 ボルトストッパ(移動規制部材) 67 電動モータ 67a 2連ナ
ット構造 68 パウダークラッチ 69 減速機 70 動力伝達構造体 71 スプロケ
ット 72 スプロケット 73 無端チェ
ーン 74 エンコーダ 75 ブラケッ
ト 76 位置検出センサ 77 回転板 78 小スプロケット 79 カバー 80 カップリング 81 カバー 82 テンション調整手段 83 ねじ切り
長さ調整ユニット 84 セットピン 85 ねじ長さ
セット盤 85a 対向ピン 86 セット部 87 電動モータ 88 回動位置
決めストッパ装置 89 ガイドレール 90 吊り架台 91 ガイドレール 92 スライダ 93 移動台車(水平移動手段) 94 エアシリ
ンダ(昇降手段) 94a ロッド 95 昇降基台 96 クランプ爪 96a クラン
プ部 97 クランプ手段 98 基台 99 エアシリンダ(水平方向駆動手段) 99a ロッド 100 水平ガ
イドレール 101 スライダ 102 取付け
板 103 取付け板 104 ピニオ
ン 104a 回転軸 105 水平ラ
ック 106 水平ラック 108 遊挿孔 109 ベアリング 110 コンベ
ア架台 111 エアシリンダ 111a ロッ
ド 112 払い出し板 113 ローラ 114 シュート 115 払い出
し装置 115a 取付け板 116 パイプ
落下防止板 117 パイプストッパ 118 エアシ
リンダ 118a ロッド 119 持ち上
げ部材 119a 取付け部材 120 切屑 121 切屑排出装置 122 シュー
ト 123 切屑受け部材 124 切屑投
下口 126 エアシリンダ(受け部材往復動手段) 126a ロッド 127 切屑回
収台車 130 短パイプ押し上げ手段 201 刃回転
移動手段
Claims (6)
- 【請求項1】 パイプを堅固にクランプするバイスクラ
ンプ部と、該バイスクランプ部によりクランプされた前
記パイプの先部の外周部をねじ加工するねじ切り刃が設
けられたダイヘッド部と、前記ねじ切り刃を前記パイプ
の周方向へ回転させながら、該パイプの軸線方向へ移動
させる刃回転移動手段と、前記パイプのねじ切り部分を
内側から押し広げるパイプ内張り手段とを備えたねじ切
り旋盤装置であって、 前記パイプ内張り手段が、前記パイプ内に出し入れされ
る移動管に装着されて、前記パイプの内周面に押圧され
る拡縮部材と、 操作部材移動手段を有し、かつ前記移動管に挿入された
操作部材により、前記拡縮部材を拡縮操作する拡縮手段
と、 前記拡縮部材が装着された移動管を前記拡縮手段と共に
パイプ軸線方向へ移動させる内張り部移動手段とを有し
ていることを特徴とするねじ切り旋盤装置。 - 【請求項2】 前記拡縮手段が円筒コレットであり、ま
た前記拡縮部材が、割りスリット入りの環状の弾性部材
からなって、前記円筒コレットを介して前記移動管の先
部に外嵌されており、 前記円筒コレットが、環状の固定側部分コレット及び端
板を有して前記移動管の軸線方向へ移動可能な移動側部
分コレットにより2分割され、 また、前記固定側部分コレット及び前記移動側部分コレ
ットの各外縁部には、内周面がテーパとなった隆起状の
条縁部が形成されており、また前記移動側部分コレット
の端板の中央部には、前記操作部材の先部に形成された
外ねじが螺合されるねじ孔が形成されており、 前記操作部材を回転させて、前記移動側部分コレットを
前記固定側部分コレット側へ移動させることにより、前
記両移動側及び固定側部分コレット間で前記拡縮部材を
圧縮して拡径させることを特徴とする請求項1記載のね
じ切り旋盤装置。 - 【請求項3】 パイプを堅固にクランプするバイスクラ
ンプ部と、該バイスクランプ部によりクランプされた前
記パイプの先部の外周部をねじ加工するねじ切り刃が設
けられたダイヘッド部と、前記ねじ切り刃を前記パイプ
の周方向へ回転させながら、該パイプの軸線方向へ移動
させる刃回転移動手段と、搬送コンベア上の前記パイプ
を吊り上げて、該パイプの先部を前記バイスクランプ部
から前記ダイヘッド部へ差し込むパイプセット装置とを
備えたねじ切り旋盤装置であって、 前記パイプセット装置が、前記パイプの吊り架台と、 該吊り架台に取付けられて、前記パイプのクランプ爪を
一対有するクランプ手段と、 該クランプ爪によりクランプされたパイプを、パイプセ
ット高さまで吊り上げる昇降手段と、 前記パイプセット高さのパイプを、前記バイスクランプ
部から前記ダイヘッド部へ差し込む水平移動手段とを有
していることを特徴とするねじ切り旋盤装置。 - 【請求項4】 前記クランプ手段が、水平ガイドレール
の両側部に摺動可能に配設された前記クランプ爪と、 該各クランプ爪の元部の対向面に、上、下段違いにそれ
ぞれ植設された一対の水平ラックと、 該一対の水平ラック間に設けられたピニオンと、 該ピニオンが軸着された基台と、 該基台に取付けられて、前記クランプ爪の一方を水平ガ
イドレールに沿って往復摺動させる1つの水平方向駆動
手段とを有することを特徴とする請求項3記載のねじ切
り旋盤装置。 - 【請求項5】 前記搬送コンベアがローラコンベアであ
り、該搬送コンベアの搬出側に設けられたパイプストッ
パと該搬送コンベアの最搬出側のローラとの間下に、短
尺な前記パイプをパイプセット高さまで押し上げる短パ
イプ押し上げ手段を設けたことを特徴とする請求項3又
は4記載のねじ切り旋盤装置。 - 【請求項6】 前記ダイヘッド部の下方にねじ切り時に
発生する切屑の切屑排出装置を設け、 該切屑排出装置が、前記発生した切屑を受ける枠形の切
屑受け部材と、 該切屑受け部材を、前記ダイヘッド部の外部へ延びる移
動路に沿って、該移動路の外側部に形成された切屑投下
口まで往復動させる受け部材往復動手段とを有している
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
ねじ切り旋盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918096A JPH1071523A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | ねじ切り旋盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918096A JPH1071523A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | ねじ切り旋盤装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071523A true JPH1071523A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17189099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24918096A Pending JPH1071523A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | ねじ切り旋盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1071523A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102115581B1 (ko) * | 2019-12-09 | 2020-06-05 | 황호열 | 철구조물 제작을 위한 자동화 장치 |
CN114016012A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-02-08 | 长沙瑞联材料科技有限公司 | 一种磷化生产线 |
CN114955578A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-08-30 | 江苏赛瑞机器人装备有限公司 | 用于抽油管码放的智能辅助机械手 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP24918096A patent/JPH1071523A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102115581B1 (ko) * | 2019-12-09 | 2020-06-05 | 황호열 | 철구조물 제작을 위한 자동화 장치 |
CN114016012A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-02-08 | 长沙瑞联材料科技有限公司 | 一种磷化生产线 |
CN114955578A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-08-30 | 江苏赛瑞机器人装备有限公司 | 用于抽油管码放的智能辅助机械手 |
CN114955578B (zh) * | 2022-07-15 | 2024-01-16 | 江苏赛瑞机器人装备有限公司 | 用于抽油管码放的智能辅助机械手 |
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