JPH0373204A - 回転長尺材の送り装置 - Google Patents

回転長尺材の送り装置

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JPH0373204A
JPH0373204A JP20901789A JP20901789A JPH0373204A JP H0373204 A JPH0373204 A JP H0373204A JP 20901789 A JP20901789 A JP 20901789A JP 20901789 A JP20901789 A JP 20901789A JP H0373204 A JPH0373204 A JP H0373204A
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rod
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、長手方向軸中心に回転する長尺材を、長手方
向に送るための装置に関する。
(従来の技術) 長尺材をその長手方向軸中心に回転させ、その一端から
加工するような場合、長尺材を長手方向に送る装置が必
要となる。
このような装置としては、U字状の上方開口バイブに長
尺材を挿入して支持し、そのU字状パイプ内で長尺材が
回転しつつ長手方向に送られるようにしたものが従来よ
りある (特公昭56−36006号、特公昭56−2
0128号参照)。
(関連技術) 上記従来の送り装置では、長尺材が回転によってU字状
パイプと摺擦し、長尺材が傷付くという問題がある。
また、長尺材の長手方向軸心の高さは、加工機械との相
対的な位置関係を保持するような場合には変更できない
ので、長尺材の径が異なると、U字状パイプの高さや、
さらに、長尺材の送り機構自体の高さ調節をする必要が
あり、その高さ調節が面倒なものである。
さらに、長尺材が回転すると、いわゆる振れ回り現象を
生しるため、加工を行なうような場合には精度が低下す
るという問題がある。
そこで、本件発明者は先に特願昭63−263705号
にて、上記問題を解決する回転長尺材の送り装置を提供
している。
これは、レールと複数の支持体とを備え、支持体はレー
ルに長手方向に移動自在に取付けられている。また、支
持体それぞれに、ハウジングがレール長手方向に直角な
支軸中心に回転自在に取付けられ、このハウジングに接
触リングが、その支軸と直交する軸中心に回転自在に取
付けられている。そして、接触リングに、レール長手方
向に沿うと共に長手方向軸中心に回転される長尺材が挿
通可能とされ、接触リングの内周の軸方向一端と他端と
にまり長尺材の外周が支持される。そして、接触リング
に支持されて回転する長尺材の、長手方向への送り機構
が備えられているものである。
これにより、長尺材は接触リングに支持され、長尺材の
回転に伴なって接触リングも回転するため、長尺材が傷
付くことはないものとされている。
また、長尺材の外周は接触リングの内周の軸方向一端と
他端とで支持され、しかも、接触リングは複数であるた
め、長尺材の振れ回りは小さなものとされている。
さらに、接触リングによる長尺材の支持は、接触リング
を支軸中心に回転させるだけでよいので、極めて簡単で
あり、しかも、その支持された長尺材の中心高さは長尺
材の径に拘らず一定となり、径の相違による長尺材の中
心高さの調節が不要とされている。
(発明が解決しようとする課題) 上記関連技術に示したものでは、長尺材の送り機構は、
送りロッドと、この送りロッドをレール上で移動するよ
うに保持する保持体であった。そのため、長尺材を移動
させるために送りロッドの保持体がレール上を移動する
場合、同じレール上の支持体に取(=jけられたハウジ
ングと送りロッドの保持体とが干渉するのを防止するた
め、ハウジングもレール上を移動させる必要があった。
しかし、そのような送りロッドだけでなくハウジングも
移動させるのは、構造を複雑なものとし、作業途中での
タイムロスの原因となり、メンテナンスの面でも不利な
ものであり、さらに製造コストも嵩むものであった。
本発明は上記に鑑み、従来技術の問題を解決でき、さら
に、上記関連技術における問題も解決できる回転長尺材
の送り装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、長手方向軸中心に回転す
る長尺材3を保持する送りロッド36と、この送りロッ
ド36を長手方向に案内する案内体37とを備え、この
案内体37側に複数の回転駆動される送り体53が長手
方向に離間して設けられ、前記送りロッド36側に、前
記送り体53に係脱自在な係合部54が設けられ、この
係合部54と前記長手方向に並列する各送り体53とが
順次係脱されることで、送りロッド36が長手方向に送
られ、前記長手方向に相離間した送り体53の間に配置
されるハウジング61が複数備えられ、各ハウジング6
1は、長手方向に直角な支軸62中心に回転自在とされ
、このハウジング61に接触リング64が、その支軸6
2と直交する軸中心に回転自在に取付けられ、その接触
リング64に前記長尺材3が挿通されると共に、接触リ
ング64の内周の軸方向一端と他端とにより長尺材3の
外周が支持され、さらに、接触リング64内を送すロッ
ド36が通過可能とされている点にある。
(作 用) 長尺材3は、接触リング64に支持されることになり、
この接触リング64は長尺材3の回転に伴なって回転す
る。
長尺材3の接触リング64による支持は、接触リング6
4の内周の軸方向一端と他端とでなされる。
これにより、長尺材3の回転による触れ回り運動が低減
される。すなわち、第21図のように、固定枠129と
、この固定枠129の径方向に長さ調節可能な複数の支
持具130により、長尺材の外周を長手方向に関して一
位置で支持すると、第20図のように、その支持点の前
後で長尺材3は大きく振れ回ることになる。これに対し
、接触リング64により、第19図のように、長尺材3
の外周を長手方向に関し二位置で支持すると、長尺材3
の振れ回りは小さくなる。しかも、接触リング64は、
複数備えられているため、その振れ回りはさらに抑制さ
れる。
複数の接触リング64に支持される長尺材3は、その径
が異なっても、中心位置の高さは常に一定となる。これ
は、接触リング64をハウジング61に対し支軸62中
心に回転させることで、長尺材3の回転軸と接触リング
64の回転軸との相対的な傾斜角度を変更できるため、
長尺材3の径に応じてその傾斜角度を変更すれば、長尺
材3の回転軸の高さは一定のままで、接触リング64の
内周の軸方向一端と他端とで長尺材3を支持できること
による。
そして、長尺材3を長手方向に送る場合は、送り体53
を回転駆動する。すると、送り体53と係合部54との
係合により、送すロッド36は長手方向に送られ、送り
ロッド36に保持された長尺材3も長手方向に送られる
ことになる。
その送り体53により送りロッド36の送りは、送り体
53が長手方向に複数離間して配置されていることから
、係合部54と各送り体53とが順次係脱されることに
よりなされる。そして、その長手方向に相離間した送り
体53の間にハウジング61が配置され、このハウジン
グ61に取付けられた接触リング64内を送りロッド3
6が通過可能なことから、送りロッド36はハウジング
61を長手方向に移動させることなく送り可能とされて
いる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第7図及び第8図に示す送り装置1は、旋盤2により切
削加工される長尺材3を長手方向(図中左方)に送るも
のである。その旋盤2は、長尺材3を把持すると共に長
手方向軸中心に回転させるチャック4と、その回転する
長尺材3を切削するバイト5とを備える。この旋盤2に
より、送り装置lによって長手方向に送られる長尺材3
は、図中左側から順次加工される。
そして送り装置1は、枠体6と、この枠体6の前後を支
持する前支柱7及び後支柱8を備える。
この前支柱7及び後支柱8は上下昇降する前ネジ9又は
後ネジlOを有し、これにより枠体6の上下高さは調節
自在とされている。
枠体6は、右方の側板11と、左方の側板12と、これ
らの前後を連結する前板13及び後板14と、側板11
及び側板12の上面を連結する上板17.18,19゜
20及び上板21と、側板11及び側板12の下面を連
結する前底板15及び後底板16とで形成されている。
その後底板16が、前記後ネジ10に回転板22を介し
て支持されることで、枠体6は後ネジ10の軸中心に左
右揺動自在とされている。この枠体6の左右揺動を案内
するため、第1O図及び第13図に示すように、前底板
15には前後一対のブラケット23を介して前後一対の
摺動板24が取付けられている。
また、前記前ネジ9には支持板25が取付けられ、この
支持板25の上面をその摺動板24が摺動するものとさ
れている。その摺動板24と支持板25との相対摺動を
規制するため、両槽動板24に固定板26が載置され、
この固定板26と支持板25とをボルト27で連結して
いる。これにより、摺動板24が支持板25と固定板2
6とで挟持される。また、第13図に示すように、両槽
動板24の間に位置するブロック28が、支持板25に
取付けられている。この支持板25には位置決めボルト
29が取付けられ、この位置決めボルト29が前底板1
5に当接することで、枠体6の旋盤2に対する左右位置
の位置決めがなされる。
そして、枠体6には送り装置本体35が内装されている
。この送り装置本体35は、第1〜6.9.11.12
.14.16図に示す送りロッド36と、第9〜12.
14.15図に示す案内体37とを備えている。
送りロッド36は前記長尺材3を保持するもので、軸心
方向が前後方向とされ、長尺のロッド本体39、ホルダ
ー42、前部ワンドホルダー44、後部ワンドホルダー
45により主構成されている。
第11図、第16図に示すように、ロッド本体39の前
方には連結軸41が位置され、これらロッド本体39と
連結軸41とにバネ40が外嵌され、その連結軸4工の
前端にホルダー42が螺合されている。このホルダー4
2は、前端側か後端側に対し軸受49を介して長手方向
軸中心に回転自在とされている。さらに、ホルダー42
の前端部は長尺材3が挿入できるように前方開口の筒状
とされ、割溝43が形成されることで拡径可能かつ縮径
方向に弾性的に付勢され、これにより長尺材3の保持が
なされる。
また、前部ワンドホルダー44は筒状で、ロッド本体3
9に軸方向相対摺動自在に外嵌されている。
第16図に示すように、この前部ワンドホルダー44の
前端外周には周溝46が形成され、この周溝46にリン
グ47が外嵌されている。このリング47と前部ロッド
ホルダー44とが当接することで、前部口・ノドホルダ
ー44のリング47に対するそれ以上の前方への摺動が
規制される。
また、後部ロッドホルダー45は筒状で、ロッド本体3
9の後端に外嵌され、第12図に示すようにネジ48に
よってロッド本体39とネジ48とは連結されている。
案内体37は筒状であって、その軸心方向が前後方向と
され、前後4つの部分37a、37b、37c、37d
に分断され、各上端には前後全域に亘る開口50が形成
され、支持板51を介して枠体6の側板11と側板12
とに取付けられている。
そして、送りロッド36は案内体37により長手方向に
案内される。すなわち、案内体37の内径は送りロッド
36の前部ロッドホルダー44及び後部ワンドホルダー
45の外径と略一致され、前部ワンドホルダー44及び
後部ワンドホルダー45が案内体37に内嵌されること
で、送りロッド36は案内体37の内周面をガイド面と
して長手方向に案内される。
次に、送りロッド36を長手方向に移動させるために、
第1〜6.9〜12.14.15図に示すように、複数
の回転駆動される送り体53が長手方向に離間して設け
られると共に、この送り体53に係脱自在に係合する係
合部54が送りロッド36に設けられている。
各送り体53は本実施例では歯車とされ、左右横軸心の
回転軸56を有し、第14図に示すようにこの回転軸5
6は枠体6の側板ll及び側板12に軸受を介して回転
自在に支持されている。また、各回転軸56にはタイミ
ングプーリ57が外嵌固定されている。
第9図、第15図に示すように、そのタイミングプーリ
57は最前位置の回転軸56にはひとつ、他の回転軸5
6には左右ふたつ固定され、前後に相隣接する回転軸5
6のタイミングプーリ57にはそれぞれタイミングベル
ト58が巻掛けられている。また、最後位置のタイミン
グプーリ57の一方に巻掛けられたタイミングベルト5
8は、ギャードモータ59の駆動軸に取付けられたタイ
ミングプーリ57に巻掛けられている。これにより、ギ
ャードモータ59によって送り体53が回転駆動される
。なお、ギャードモータ59は枠体6の側板12に取付
けられている。
また、係合部54は本実施例ではラックギヤとされ、前
記前部ワンドホルダー44及び後部ワンドホルダー45
の上面に取付けられている。そして、第11図、第12
図、第14図に示すように、前記案内体37の開口50
から係合部54が露出し、そこで送り体53が咬合する
ものとされている。
これにより、第1図乃至第6図に示すように、送り体5
3を回転させれば、送り体53と係合部54とが順次係
脱され、送りロッド36は長手方向に送られる。すなわ
ち、第1図から第6図は送りロッド36が漸次前方に送
られる過程を示す。本実施例では、送り体53の前後離
間間隔は、前部ワンドホルダー44又は後部ワンドホル
ダー45の一方の係合部54に対し、少なくともひとつ
の送り体53が係合すると共に3つ以上の送り体53が
係合することはないものとされている。また、第3図に
示すように、前部ワンドホルダー44の係合部54と最
前位置の送り体53との係合が外れると、前述のように
ロッド本体39と前部ロッドホルダー44とは前後相対
摺動自在なので、前部ロッドホルダー44はその最前位
置の送り体53と前記前板13との間で静止する。その
後、後部ロッドホルダー45の係合部54と送り体53
との係合により送りロッド36は前進し、第5図のよう
に後部ロッドホルダー45が前部ロッドホルダー44に
押されることで前部ロッドホルダー44も再度前進し、
この前部ロッドホルダー44が前板13と当接する位置
まで送りロッド36は前進する。送りロッド36を後進
させるには送り体53を前進の場合とは逆回転させれば
よい。なお第6図の状態から後進させる場合、前記リン
グ47が前部ロッドホルダー44の前面に当接すること
で、前部ロッドホルダー44は後進を開始する。
そして、第9〜If 13.15図に示すように、長手
方向に相離間する送り体53の前後間にハウジング61
が備えられ、本実施例では、最前方の送り体53の前方
にもハウジング61が備えられている。送り体53の前
後間に備えられるハウジング61は、本実施例では3つ
とされ、前後4つの部分37a、37b。
37c、37dに分断された案内体37の分断間に配置
されている。
各ハウジング61は正面視多角形状で装着孔66が開口
されている。また、各ハウジング61の左右側部からは
、前後長手方向に直角な支軸62が、左右外方に突出さ
れている。この支軸62は、前記枠体6の側Fi、ll
及び側板12の内側面に取付けられた筒体63に回転自
在に挿通されている。これにより、ハウジング61は支
軸62中心に回転自在とされている。
そして、各ハウジング61の装着孔66には軸受65を
介して接触リング64が内嵌固定されている。これによ
り接触リング64は、前記支軸62と直交する軸中心に
回転自在に取付けられている。なお、接触リング64の
材質は本実施例ではウレタンゴムとしたが、合成樹脂や
銅のような軟質金属製としてもよい。また、本実施例で
は接触リング64は一体的に形成されているが、軸方向
一端側と他端側とに分割してもよい。
第17図に示すように、上記接触リング64には、その
長手方向軸中心に回転される長尺材3が挿入され、ハウ
ジング61が支軸62中心に回転されると、長尺材3の
回転軸と接触リング64の回転軸とが相対的に傾斜し、
長尺材3の外周は接触リング64の内周の軸方向一端と
他端とにより支持されることになる。
また、第18図に示すように、第17図とは異なった径
の長尺材3を接触リング64に挿通ずる場合は、ハウジ
ング61の支軸62中心の回転により、長尺材3の回転
軸と接触リング64の回転軸との相対的な傾斜角度が第
17図のものから変更されることで、長尺材3は接触リ
ング64により支持される。この傾斜角度の設定は、本
実施例では、長尺材3の径に応し、空圧シリンダ67の
伸縮量を設定することで行なう。
その空圧シリンダ67は、第10.13.15図に示す
ように、4つのハウジング61毎に設けられており、そ
のシリンダ筒の後端が前記支持板51に横軸80中心に
揺動自在に取付けられ、その伸縮ロッドの前端には連結
リンク68の後端が固定され、この連結リンク68の前
端が、前記ハウジング61のリンク受部69に横軸心の
リンク軸70を介して揺動自在に連結されている。これ
により、空圧シリンダ67の伸縮でハウジング61は支
軸62中心に揺動することになる。なお、ハウジング6
1が一定角度以上揺動するのを規制するため、ハウジン
グ61の上方に位置する前記上板17.18.19.2
0にはストッパー軸71が下向突出するよう取付けられ
、一方、ハウジング61からは当て板72が後方突出さ
れ、この当て板72がストッパー軸71の下端に当接す
ることで、ノ\ウジング61の揺動が規制される。なお
、スト、ンパー軸71は上下位置変更調節自在とされて
いる。
そして、最前位置の上板17を除く、上Fi18.19
゜20.21には、第9.11.12.15図に示すよ
うに、ブラケット75を介してセンサー74が下向突出
状に取付けられている。このセンサー74は、前記空圧
シリンダ67の制御装置(図示省略)と接続され、前後
4つのセンサー74は、前後4つの空圧シリンダ67に
その並列順に対応している。そして、その下方を通過す
る前記前部ロッドホルダー44の係合部54の前端を無
接触で検知すると、その対応する空圧シリンダ67の作
動信号を送る。すると、前記接触リング64の回転軸心
方向が水平方向になるように、ハウジング61が支軸6
2中心に揺動され、その接触リング64内を第11図に
示すように送りロッド36の前部ロッドホルダー44、
後部ワンドホルダー45が通過可能とされる。
次に、上記送り装置1の作用を説明する。
まず、送りロッド36のホルダー42に長尺材3を保持
させるため、第8図に仮想線で示すように枠体6を揺動
させ、枠体6の先端を旋盤2の側方に位置させる。しか
る後に、長尺材3を枠体6の先端の通孔31から挿入し
、その挿入端をホルダー42に押し込んで把持させる。
把持させたなら、枠体6を再度揺動させ、また、必要な
らば枠体6を上下動させ、長尺材3の軸心と旋盤2のチ
ャック4の中心とが一致するように位置決めする。
次に、ギャードモータ59により送り体53を回転駆動
することで、送りロッド36を前進させる。この際、各
ハウジング61は接触リング64の軸心方向が水平方向
となる状態とする。
送りロッド36の前進により長尺材3が旋盤2のチャッ
ク4内を通過し、所定の加工位置に達すると、長尺材3
をチャック4により握持固定する。
そうすると、本実施例では、チャック4が長尺材3を握
持すると空圧シリンダ67の制御装置に作動信号が送ら
れ、空圧シリンダ67の作動により全ハウジング61が
支軸62中心に揺動し、接触リング64により長尺材3
が支持される。
しかる後に旋盤2によって長尺材3が回転させられつつ
、長尺材3の最前方加工箇所の切削加工がなされる。こ
の加工の際の長尺材3の回転の振れ回りは、接触リング
64による支持により大幅に低減される。
長尺材3の最前方加工箇所の加工が終了すれば、その後
方の加工箇所の加工のために長尺材3を前進させるため
、まず、旋盤2のチャック4による長尺材3の握持を解
除する。すると、その解除信号が空圧シリンダ67の制
御装置に送られ、空圧シリンダ67は伸長するように、
すなわち、接触リング64の回転軸方向が水平方向とな
るように、ハウジング61が支軸62中心に揺動される
。この際のハウジング61の揺動量は微小量とされ、接
触リング64による長尺材3の支持状態は維持され、接
触リング64から長尺材3に作用する力が小さくなるだ
けのものとされる。この支持状態を維持するのは、接触
リング64による長尺材3の支持を解除すると、長尺材
3の軸心がずれて加工精度が低下するため、それを防止
するためである。また、接触リング64から長尺材3に
作用する力を小さくするのは、長尺材3の長手方向移動
の際の接触リング64と長尺材3との間の摩擦を小さく
し、その移動を円滑なものとするためである。具体的に
は、空圧シリンダ67は圧縮空気をホースを介して供給
すれば縮小し、ホースを介して排出すれば伸長するよう
になっているので、そのホースの一端空圧シリンダ67
との連結口と他端の開放口との双方に開閉弁を設け、空
圧シリンダ67との連結口は開くと共に開放口は閉じる
ことで、そのホース容積分だけ空圧シリンダ67から圧
縮空気を排出し、接触リング64から長尺材3に作用す
る力を小さくしている。
次に、ギャードモータ59を作動させることで送りロッ
ド36を前進させ、長尺材3の次の加工箇所が旋盤2に
対し所定の加工位置になると、長尺材3をチャック4に
より握持固定する。すると、前記同様に空圧シリンダ6
7の作動信号が送られ、接触リング64により長尺材3
が確固として支持され、再び加工が行なわれる。
以上の動作を繰返すことで、長尺材3を長手方向前方に
送り、その前端側から順次加工する。
そして、送りロッド36の前進により、その前部ロッド
ホルダー44の係合部54の前端がセンサー74により
検知されると、その検知したセンサー74に対応する空
圧シリンダ67に作動信号が送られ、その空圧シリンダ
67に連動するハウジング61が支軸62中心に揺動し
、接触リング64の回転軸心方向が水平方向となる。こ
れにより、送りロッド36は接触リング64と干渉する
ことなく接触リング64内を通過して前進する。なお、
このハウジング61の揺動により、長尺材3の接触リン
グ64による支持が解除され、長尺材3を支持する接触
リング64の数が減少するが、この解除が行なわれる時
点では送リロッド36が前進しているため、長尺材3の
未加工部分の長さは短かくなり、それだけ振れ回りも小
さくなり問題はない。
そして、長尺材3の加工が終了すれば、チャック4から
長尺材3を取外し、送り体53を逆回転させて送りロッ
ド36を後退させ、新しい長尺材3の加工のため、上記
動作を繰返す。
なお、上記実施例では送りロッド36はロッド本体39
、前部ロッドホルダー44、後部ロッドホルダー45を
有し、前部ロッドホルダー44、後部ロッドホルダー4
5を介し案内体37に支持されるが、前部ロッドホルダ
ー44、後部ロッドホルダー45を備えることなくロッ
ド本体39を直接に案内体37で案内するようにしても
よく、この場合はその案内体37に係合部54を設ける
ようにする。
また、長尺材3は丸材に限らず角材でもよく、この場合
に接触リング64により長尺材3を支持する際は、当て
板72をストッパー軸71に圧接させて振動を抑制する
のが好ましい。
また、送り体53と係合部54とは歯車とラックに限ら
ず、例えば、送り体53を外周にゴム等を貼った車とし
、係合部54をゴム等の平板とし、摩擦により動力伝達
をするようにしてもよい。その送り体53の駆動機構も
上記構造に限定されない。
また、案内体37も上記に限らず、送りロッド36を長
手方向に案内できるものであれば足りる。
また、ハウジング61は空圧シリンダ67に限らず例え
ばモータを用いたり、あるいは手動で揺動させるように
してもよい。
(発明の効果) 本発明による回転長尺材の送り装置によれば、前記した
関連技術と同様の効果を奏することで従来技術の問題を
解決できるだけでなく、ハウジングを移動させることな
く送りロッドを送ることができ、構造の簡単化、作業途
中のタイムロスの低減、メンテナンスの容易化、製造コ
ストの低減等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第19図は本発明の実施例に係り、第1図乃
至第6図は、送りロッドの送り体による長手方向移動状
態の変化を順次示す図、第7図は送り装置の全体側面図
、第8図は同平面図、第9図は送り装置の要部の分解斜
視図、第10図は送り装置の前部の側断面図、第11図
は同中間部の側断面図、第12図は同後部の側断面図、
第13図及び第14図は送り装置のそれぞれ異なった位
置の正断面図、第15図は送り装置の中間部の平面図、
第16図は送りロッドの一部の分解斜視図、第17図乃
至第19図は長尺材の振れ回り防止作用の説明図、第2
0図及び第21図は従来の長尺材の振れ回り防止作用の
説明図である。 3・・・長尺材、36・・・送りロッド、37・・・案
内体、53・・・送り体、54・・・係合部、61・・
・ハウジング、62・・・支軸、64・・・接触リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向軸中心に回転する長尺材(3)を保持す
    る送りロッド(36)と、この送りロッド(36)を長
    手方向に案内する案内体(37)とを備え、この案内体
    (37)側に複数の回転駆動される送り体(53)が長
    手方向に離間して設けられ、前記送りロッド(36)側
    に、前記送り体(53)に係脱自在な係合部(54)が
    設けられ、この係合部(54)と前記長手方向に並列す
    る各送り体(53)とが順次係脱されることで、送りロ
    ッド(36)が長手方向に送られ、前記長手方向に相離
    間した送り体(53)の間に配置されるハウジング(6
    1)が複数備えられ、各ハウジング(61)は、長手方
    向に直角な支軸(62)中心に回転自在とされ、このハ
    ウジング(61)に接触リング(64)が、その支軸(
    62)と直交する軸中心に回転自在に取付けられ、その
    接触リング(64)に前記長尺材(3)が挿通されると
    共に、接触リング(64)の内周の軸方向一端と他端と
    により長尺材(3)の外周が支持され、さらに、接触リ
    ング(64)内を送りロッド(36)が通過可能とされ
    ていることを特徴とする回転長尺材の送り装置。
JP20901789A 1989-08-11 1989-08-11 回転長尺材の送り装置 Expired - Lifetime JPH07242B2 (ja)

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