JP2007021524A - 棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システム - Google Patents

棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システム Download PDF

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Abstract

【課題】矯正機への供給時における棒状材料の尻振り現象を防止して、騒音と疵の発生とを抑制する。
【解決手段】棒状材料14の給送ラインLを挟んで対向配置された直立壁24と、夫々の直立壁24の上部に交互に設けられ、対向する直立壁24へ向けて延出する上拘束爪26と、夫々の直立壁24の下部に、対応する壁24に設けた上拘束爪26と互い違いになるよう交互に設けられ、対向する直立壁24へ向けて延出する下拘束爪28と、上下の拘束爪26,28を相互に近接離間移動させるシリンダ30とを設ける。そして、棒状材料14を、矯正機に入るタイミングにおいて上下の拘束爪26,28を相互に近接移動させ、上下の拘束爪26,28を棒状材料14に当接させて拘束するよう構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムに関し、更に詳細には、棒状材料が圧延工程で所要直径に圧延される際に不可避的に生ずる曲がりを、後工程の矯正機で矯正する際に、当該棒状材料の回転に起因する末尾端の尻振りを有効に拘束して、矯正精度の向上を図ると共に、矯正時の騒音や疵の発生を抑制し得る棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムに関するものである。
切断面が円形の長尺丸棒鋼材(以下「棒状材料」という)は、圧延工程において素材を多数の圧延ロールに順次通過させ、その直径を次第に収束させて所要直径の棒材とされる。しかるに得られた棒状材料は、その圧延時の塑性変形により反り等の曲がりが不可避的に発生し、そのままでは実用に供し得ない場合が多い。そこでこの棒状材料を真直な棒材に矯正するために、圧延工程の下流に配設した矯正機に通過させるようになっている。この矯正機としては、軸心を所要角度で交差させた傾斜ロール式矯正機が知られており、曲がりの付与された棒状材料が傾斜ロールの間を通過するに際し、棒状材料に矯正歪を付与することによりその曲がりを矯正除去するよう構成されている。
このような傾斜ロール式矯正機では、前記棒状材料の送り込み側端部が傾斜ロールにくわえ込まれると、当該棒状材料に付与される周方向への回転に伴って棒状材料の末尾端が大きく旋回する、所謂尻振り現象が発生する。そこで、このような尻振り現象を防止、抑制する装置として、例えば特許文献1に開示された拘束装置を矯正機の上流側に配設している。この拘束装置は、矯正機に向けて搬送される棒状材料の搬送路を挟んで対をなす壁を対向的に備えると共に、夫々の壁の下部に拘束爪が交互に対向して延出されている。そして、前記対をなす壁を棒状材料が前記矯正機に入るタイミングにおいて相互に近接移動させることにより、該棒状材料を拘束して尻振り現象を防止している。
特公平7−4626号公報
ところで、前記矯正機は棒状部材の排出方向をガイドバーにより案内するよう構成されるが、棒状部材のスムーズな通過を許容するため、棒状部材とガイドバーとの間には若干のクリアランスが設けられている。しかしながら、前記拘束装置は、前記壁の下部位置に形成した拘束爪により棒状材料を支持するのみであるから、棒状材料の送り込み側端部が矯正機の傾斜ロールにくわえ込まれて周方向の回転が付与された際に、棒状材料の末尾端側の上下方向への移動が許容されて、尻振り現象が完全には防止されない。このような棒状材料の上下方向への移動が生ずると、矯正機内においてもガイドバーとの間のクリアランスの範囲で許容される棒状部材の「ぶれ」により、棒状材料に付与される矯正歪が完全には一定とならず、矯正精度の低下を招来する。また、棒状材料の上下方向への移動により材料の曲がりが大きくなることもあり、この場合も矯正精度が低下する原因となる。更に、棒状材料が上下に移動すると、該棒状材料が拘束爪に不定期に打ち当って大きな騒音を発生すると共に、材料表面に打撃疵等を生ずる虞もあった。
そこで、本発明は、矯正機への供給時における棒状材料の尻振り現象を防止して、矯正精度を向上し得ると共に、騒音と疵の発生とを抑制し得る棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る棒状材料の拘束装置は、
矯正機に向けて給送される棒状材料を拘束する拘束装置であって、
前記棒状材料の給送ラインを挟んで対向配置された壁と、
前記夫々の壁の上部において材料給送方向に交互に設けられ、対向する壁へ向けて延出する上拘束爪と、
前記上拘束爪における前記棒状材料の給送ラインに指向する側に形成され、対応する壁から離間するにつれて上方傾斜する上傾斜面と、
前記夫々の壁の下部に、対応する壁に設けた前記上拘束爪と互い違いになるよう材料給送方向に交互に設けられ、対向する壁へ向けて延出する下拘束爪と、
前記下拘束爪における前記棒状材料の給送ラインに指向する側に形成され、対応する壁から離間するにつれて下方傾斜する下傾斜面と、
前記対向する壁を相互に近接離間移動させる作動手段とを備え、
前記棒状材料が矯正機に入るタイミングにおいて前記対向する壁を相互に近接移動させることで、前記上下の拘束爪で棒状材料を拘束するよう構成したことを要旨とする。
このように、棒状材料の給送ラインを挟んで対向配置された壁に、上下の拘束爪を形成し、棒状材料が矯正機に入るタイミングにおいて各壁の上下の拘束爪を相互に近接移動させて、該上下の拘束爪で棒状材料を拘束するよう構成したことで、棒状材料が矯正機に送り込まれたときに生ずる周方向への回転により、該材料の尻振り現象を抑制し得る。従って、矯正機への供給時の棒状材料の尻振り現象による矯正精度の低下を防止し得ると共に、騒音や疵の発生を防止し得る。また、上下の拘束爪における棒状材料を拘束する面を傾斜するよう形成したことで、棒状材料を確実に包持し得るから、該材料の尻振り現象を抑制し得る。更に、オーダ変更により棒状材料の径寸法が変わっても、棒状材料を確実に拘束することができる。
請求項2に係る棒状材料の拘束装置は、前記上下の傾斜面における対応する壁側の基部を弧状に形成したことを要旨とする。
このように、上下の拘束爪の傾斜面における対応する壁側の基部を弧状に形成したことで、棒状材料をより確実に包持して尻振り現象を抑制し得る。
請求項3に係る棒状材料の拘束装置は、前記下傾斜面の上限は、前記給送ラインに所定間隔で配設した搬送ローラの材料担持面より上方のレベルに位置すると共に、該下傾斜面の下限は、前記材料担持面より下方のレベルに位置するよう寸法設定されていることを要旨とする。
このように、下傾斜面の上限を搬送ローラの材料担持面より上方のレベルに位置させ、該下傾斜面の下限を材料担持面より下方のレベルに位置させることで、上下の拘束爪を棒状材料に当接して拘束させた際に、棒状材料を搬送ローラより上方に持上げることができ、回転駆動される搬送ローラにより棒状材料が疵付くのを防止し得る。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項4に係る拘束装置による棒状材料の拘束システムは、
請求項1〜3の何れかに記載の棒状材料の拘束装置を材料給送方向に複数台直列に備えた棒状材料の拘束システムにおいて、
材料給送方向の最上流側に位置する前記拘束装置の上流に、前記棒状材料を検出する検出手段を設け、
前記検出手段が棒状材料の到来を検出した場合には、上流側に位置する拘束装置から下流側に位置する拘束装置の順で、所定の時間差を持って前記対向する壁を相互に離間移動させるよう構成したことを要旨とする。
このように、拘束装置の上流側に設けた検出手段が棒状材料の到来を検出した場合に、材料給送方向の上流側に位置する拘束装置から下流側に位置する拘束装置の順で、所定の時間差を持って上下の拘束爪を相互に離間移動させることにより、先行する棒状材料と、後行の棒状材料との間隔を短くして矯正機に供給することができ、生産効率の向上に寄与し得る。このとき、上流側に位置する拘束装置の上下の拘束爪を相互に離間させた状態でも、下流側に位置する拘束装置で先行する棒状材料を拘束しているから、矯正機で矯正途中の棒状材料の拘束を完全に開放することはなく、先行棒状材料の尻振り現象も適正に抑制することが可能である。
本発明の棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムによれば、矯正機への供給時における棒状材料の尻振り現象を防止して、矯正精度の低下を防止すると共に、騒音と疵の発生とを抑制することができる。
次に本発明に係る棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は棒状材料14の曲がりを矯正する矯正機を示し、好適には傾斜2ロール式矯正機が用いられる。矯正機10の上流には、棒状材料14の給送ラインLに沿ってつづみ状の搬送ローラ12が所定間隔離間して複数配置され、例えば図示しない圧延工程から搬出された棒状材料14を、モータ13により回転駆動される搬送ローラ12に1本ずつ担持して、矯正機10に向けて搬送するようになっている。実施例に係る拘束装置KS1〜KS4は、各搬送ローラ12の間に配置されて、棒状材料14の先端が矯正機10に挿入されたタイミングを例えばホトセルからなる第1検出手段41で検出した際に作動するよう制御手段16が制御している(図5参照)。拘束装置KS1〜KS4は、被矯正対象となる棒状材料14の長さに応じて配設数が決定され、実施例では給送ラインLに沿って4基の拘束装置KS1〜KS4が配置されている。なお以下の説明において、材料給送方向の上流側に位置する拘束装置から順に第1拘束装置KS1〜第4拘束装置KS4と指称する場合もある。
図1、図3または図4に示すように、前記各拘束装置KS1〜KS4は、前記棒状材料14の給送ラインLの下方位置に設けた固定フレーム18に、該給送ラインLを挟んで設けられた第1拘束手段21と第2拘束手段22とからなり、該第1および第2拘束手段21,22を作動して棒状材料14を拘束するよう構成されている。ここで、前記第1拘束手段21および第2拘束手段22の構成は、何れも殆んど同一である。従って主として第1拘束手段21の構成について説明し、第2拘束手段22の構成に関しては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
前記第1拘束手段21は、図2〜図4に示すように、給送ラインLに平行な板状の直立壁(壁)24と、該直立壁24,24の上部位置に設けられた上拘束爪26と、直立壁24の下部位置に設けられた下拘束爪28と、当該直立壁24の裏側(給送ラインLとは反対側)に接続されて、該直立壁24を給送ラインLに対して近接および離間移動させるシリンダ(作動手段)30とを備えており、該シリンダ30が前記固定フレーム18に取付けられたテーブル32上に固定されている。すなわち、前記第1拘束手段21の直立壁24と、第2拘束手段22の直立壁24とは、前記給送ラインLを挟んで略平行に対向するようになっている。なお、前記テーブル32は、図示しない駆動機構を介して前記固定フレーム18に沿って水平移動し得るよう構成されており、第1および第2拘束手段21,22のテーブル32,32を相対的に近接または離間することで、給送ラインLに沿って搬送される棒状材料14の直径に応じて両直立壁24,24の間の離間距離を変更し得るよう構成される。
図2〜図4に示すように、前記直立壁24の裏側には、補強枠体34を介して支持板36が取付けられており、該支持板36の略中央位置に、前記シリンダ30のピストンロッド30aの先端を固定してある。すなわち、シリンダ30の付勢に応じて、ピストンロッド30aの許容ストローク内で直立壁24が給送ラインLに近接および離間移動する。また、前記テーブル32上においてシリンダ30を挟む位置に、一対のガイド部材38,38が配設され、該ガイド部材38,38に夫々摺動的に挿通したガイド棒38a,38aの先端が前記支持板36の裏側に固定されている。すなわち、前記支持板36をガイド棒38a,38aで支持して、前記シリンダ30を付勢した際に、前記直立壁24が同一姿勢を保持したまま給送ラインLに対して近接および離間移動するようになっている。なお、前記第1拘束手段21のシリンダ30と、前記第2拘束手段22のシリンダ30とは同期的に作動するよう前記制御手段16が制御し、これにより両直立壁24,24が同期して近接および離間するよう構成してある。
また、図2〜図4に示すように、前記上拘束爪26は、直立壁24における前記給送ラインLに指向する側の壁面上方から対向する直立壁24へ向けて延出すると共に、給送ラインLに沿って所要長さ延在するよう形成されている。ここで、前記第1拘束手段21に設けられる上拘束爪26と、第2拘束手段22に設けられる上拘束爪26とは材料給送方向に互い違いになるよう設定され、両直立壁24,24を近接移動させた際に上拘束爪26,26が相互に接触干渉しないようになっている。また、前記各上拘束爪26における給送ラインLを指向する側(材料拘束面)には、対向する直立壁24に向かうにつれて次第に上方に変位する上傾斜面26aが形成されている(図4参照)。なお、前記上傾斜面26aの傾斜下端側の基部26bは弧状に形成され、丸棒状の棒状材料14を好適に拘束可能となっている。
一方、前記下拘束爪28は、前記直立壁24における前記給送ラインLに指向する側の壁面下方から対向する直立壁24へ向けて延出すると共に、給送ラインLに沿って所要長さ延在するよう形成される。この下拘束爪28は、対応の直立壁24に対して前記上拘束爪26とは異なる位置(上下に重ならない位置)に設けられている。すなわち、各拘束手段21,22には、前記上下の拘束爪26,28が材料給送方向に離間するよう形成される(図2または図3参照)。また、前記第1拘束手段21に設けられる下拘束爪28と、第2拘束手段22に設けられる下拘束爪28とは材料給送方向に互い違いになるよう設定され、両直立壁24,24を近接移動させた際に下拘束爪28,28が相互に接触干渉しないよう構成してある。また、前記第1および第2拘束手段21,22の直立壁24,24を近接移動した際には、第1拘束手段21の上拘束爪26と第2拘束手段22の下拘束爪28とが上下に重なり合うと共に、第1拘束手段21の下拘束爪28と第2拘束手段22の上拘束爪26とが上下に重なり合うよう設定される。
また、前記下拘束爪28における給送ラインLを指向する側(材料拘束面)には、対向する直立壁24に向かうにつれて次第に下方に変位する下傾斜面28aが形成されており、上下の拘束爪26,28を、給送ラインLに沿って視た状態では、当該上下の傾斜面26a,28aで給送ラインLを挟む略く字状を呈するようになっている(図4参照)。すなわち、前記第1および第2拘束手段21,22の直立壁24,24が離間する位置(受入れ位置)に保持した状態で、前記シリンダ30を作動して両直立壁24,24を近接移動すると、第1拘束手段21の上下の拘束爪26,28と、第2拘束手段22の上下の拘束爪26,28とにより画成される空間が次第に狭くなって、これら各拘束爪26,28の間に棒状材料14が挟持されて拘束する位置(拘束位置)に変位する。なお、前記下拘束爪28に設けた下傾斜面28aの上端(上限)は、前記搬送ローラ12の材料担持面12aより上方のレベルに位置すると共に、該下傾斜面28aの下端(下限)は、材料担持面12aより下方のレベルに位置するよう寸法設定されている。このように寸法設定したことにより、下拘束爪28(直立壁24,24)が受入れ位置から拘束位置に変位すると、前記搬送ローラ12の材料担持面12aに担持されていた棒状材料14を、下傾斜面28aに沿って若干持上げた状態で棒状材料14を拘束する。また、下傾斜面28aの傾斜下端側の基部28bは弧状に形成され、丸棒状の棒状材料14を好適に拘束可能となっている。
図2または図4に示すように、各直立壁24における上拘束爪26の上方位置には、給送ラインLの上方へ向けて水平に延出する規制板40が設けられている。この規制板40は、前記上下の拘束爪26,28よりも水平方向に大きく延出するよう形成されており、上下の拘束爪26,28を受入れ位置に保持している状態(棒状材料14を拘束していない状態)において、棒状材料14が拘束装置KS1〜KS4から飛び出るのを規制すべく機能する。また、直立壁24(上下の拘束爪26,28)を拘束位置へ変位した際に、規制板40が対向する直立壁24に干渉するのを防止するべく、図2に示すように、直立壁24における規制板40を設けていない位置に上下の幅寸法が短い段部24aを形成し、該段部24aに拘束位置に変位した規制板40が臨むよう構成されている。
また、第1拘束装置KS1の上流側には、搬送ローラ12で搬送される棒状材料14の先端を検出する第2検出手段(検出手段)42が配設されており(図5参照)、圧延工程から矯正機10へ向けて搬送される棒状材料14を逐次検出するよう構成されている。ここで、圧延工程から到来した棒状材料14を前記第2検出手段42で検出すると、上流側に位置する第1拘束装置KS1の上下の拘束爪26,28を拘束位置から受入れ位置へ変位させ、その後所定の時間差を持って第2〜第4拘束装置KS2〜KS4の上下の拘束爪26,28を順次拘束位置から受入れ位置へ変位させるよう各拘束装置KS1〜KS4のシリンダ30を前記制御手段16が作動制御する。ここで、「所定の時間差」としては、搬送ローラ12で搬送される棒状材料14が下流の拘束装置KS2〜KS4に到来するのに要する時間より短く設定されて、棒状材料14が各拘束装置KS2〜KS4まで到来するときには上下の拘束爪26,28が受入れ位置に変位しているようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、このように構成した実施例に係る棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムの作用につき説明する。
図示しない圧延工程で順次圧延され、所定直径の丸棒材とされた棒状材料14は、ウォーキングビーム等の図示しない給材装置を経て、1本ずつ搬送ローラ12上に担持された状態で、図1に示す矯正機10に向けて供給される。このとき、図4および図6(a)に示すように、前記給送ラインLに沿って配設された各拘束装置KS1〜KS4における第1および第2拘束手段21,22の直立壁24,24は、棒状材料14の送り込み方向の先端が前記矯正機10に送り込まれる直前まで相互に離間した受入れ位置に保持されて、前記搬送ローラ12による棒状材料14の搬送を許容している。
前記棒状材料14が、矯正機10に設けた上下の矯正ロールに送り込まれるタイミングを、第1検出手段41により検出すると、前記制御手段16が各拘束装置KS1〜KS4のシリンダ30に作動指令を与える。これにより、各拘束装置KS1〜KS4において給送ラインLを挟んで対向する第1および第2拘束手段21,22のシリンダ30,30が圧力付勢されて各対応のピストンロッド30a,30aを延出させ、直立壁24,24が相互に近接する方向に移動して受入れ位置から拘束位置へ変位する。
この直立壁24,24の移動に伴い、直立壁24,24に配設した前記下拘束爪28,28は、図6(c)に示すように、棒状材料14を抱持して前記搬送ローラ12から僅か上方に持上げるに至る。すなわち、各下拘束爪28に形成した前記下傾斜面28aの上端は、搬送ローラ12の材料担持面よりも上方のレベルに位置するよう設定され、また下傾斜面28aの下端は、材料担持面よりも下方のレベルになるよう設定されている。従って、第1および第2拘束手段21,22の下拘束爪28,28(直立壁24,24)が相互に近接すると、図6(b)に示すように、その移動の過程において搬送ローラ12に担持されている棒状材料14が下拘束爪28,28の下傾斜面28a,28aに当接し、更に下拘束爪28,28が相互に近接すると、該下傾斜面28a,28aに沿って棒状材料14が上方に持上げられる(図6(c)参照)。ここで、第1および第2拘束手段21,22の直立壁24,24が相互に近接すると、上拘束爪26,26の上傾斜面26a,26aが棒状材料14に近接する。すなわち、棒状材料14は第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,26,28,28により画成される空間を通過し、その径方向への自由な移動が規制される。
ここで、図6(c)に示すように、拘束位置に変位させた上下の拘束爪26,26,28,28と、棒状材料14との間に若干の余裕(隙間)が生ずるよう設定し、棒状材料14を上下の拘束爪26,26,28,28で固定的に把持していないから、棒状材料14は、図示しない矯正ロールによりくわえ込まれて、矯正機10中にそのまま引込み供給される。ここで、棒状材料14は矯正機10に送り込まれた瞬間に周方向への回転が与えられ、その曲がりのために該材料14の末尾端は旋回するが、上下の拘束爪26,26,28,28の相互近接により、末尾端の旋回範囲は著しく制限されることになる。その結果として、棒状材料14の尻振り現象は確実に抑制される。すなわち、尻振り現象により矯正機10内で棒状材料14に「ぶれ」が生ずるのを極力低減させ得るから、棒状材料14の矯正精度を向上することが可能である。また、尻振り現象を抑制することで、棒状材料14の曲がりが大きくなるのを防止でき、矯正精度の低下を防ぐことができる。そして、棒状材料14が叩付けられることで生ずる騒音と疵の発生を大幅に低減し得る。また、第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,26,28,28で棒状材料14を拘束することにより、棒状材料14における末尾端の大きな旋回を有効に抑制し得るので、高速で矯正機10に通過させることが可能となり、また2ロール型の矯正機10に1回通しするだけで、その曲がりを略完全に矯正することができる。なお、上下の拘束爪26,28で拘束されている棒状材料14は搬送ローラ12に接触していないから、自転している棒状材料14と回転駆動されている搬送ローラ12とが接触することで、棒状材料14が疵付くのを防止することができる。
なお矯正機10により矯正される棒状材料14には、用途に応じて各種の直径が存在する。実施例では、所要に応じて第1および第2拘束手段21,22のテーブル32,32を相互に近接および離間させ得るよう構成してあるから、拘束装置KS1〜KS4の使用に先立ち、これら棒状材料14に固有の直径に応じて、第1および第2拘束手段21,22のテーブル32,32を近接または離間させることで、第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,28を拘束位置に変位した際に、該上下の拘束爪26,26,28,28により棒状材料14を適正な隙間を持って拘束できる。このように、実施例の拘束装置KS1〜KS4では、各種の直径の棒状材料14を拘束して矯正機10に供給することが可能である。しかも、上下の拘束爪26,28は傾斜面26a,28aを有しているから、材料径に応じて直立壁24,24の間隔が変わっても棒状材料14を確実に拘束することができる。また、上下の拘束爪26,28の傾斜面26a,28aにおける対応する直立壁24側の基部26b,28bを弧状に形成したことで、丸棒状の棒状材料14と、各拘束爪26,28(傾斜面26a,28aおよび基部26b,28b)との間の隙間を必要最小限に保持することができ、該棒状材料14の尻振り現象をより確実に抑制し得る利点もある。
ところで、拘束装置KS1〜KS4における第1および第2拘束手段21,22の直立壁24,24を拘束位置に保持した状態では、該拘束装置KS1〜KS4は圧延工程から次々と供給される棒状材料14を受入れることは困難である。そこで、実施例では、第1拘束装置KS1の上流に設けた第2検出手段42が棒状材料14の到来を検出すると、最上流に位置する第1拘束装置KS1における第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,28を、拘束位置から受入れ位置へと変位させるよう制御手段16が制御する。更に、この棒状材料14が第2拘束装置KS2に到達する前に、該第2拘束装置KS2における第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,28を拘束位置から受入れ位置へ変位させる。同様に、棒状材料14が第3および第4拘束装置KS3,KS4に到達する前に、対応する拘束装置KS3,KS4における第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,28を拘束位置から受入れ位置へ変位させる。
すなわち、材料給送方向の最上流に位置する第1拘束装置KS1より上流に棒状材料14を検出する第2検出手段42を設け、該第2検出手段42が棒状材料14の到来を検出した場合に、所定の時間差を持って下流側に位置する第2〜第4拘束装置KS2〜KS4の夫々を順に受入れ位置に移動させるようにしたから、棒状材料14を略連続的に矯正機10に供給することができ、生産効率の向上に寄与し得る。また、上流側の第1拘束装置KS1から下流側の第4拘束装置KS4の順に、第1および第2拘束手段21,22の上下の拘束爪26,28を所定の時間差を持って順次受入れ位置へ変位させることで、矯正機10で矯正途中の棒状材料14の拘束を完全に開放することはなく、この棒状材料14の尻振り現象も適正に抑制することが可能である。
〔変更例〕
なお、本発明に係る棒状材料の拘束装置および拘束装置による棒状材料の拘束システムとしては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、棒状材料を拘束する手段として直立壁を使用しているが、この壁は必ずしも直立していることは要件ではなく、傾斜壁その他水平壁であってもよい。
実施例は、1基の拘束装置の壁に、一対の上下の拘束爪を形成するようにしたが、これに限られるものではなく、対向する壁に設けた上下の拘束爪と相互に干渉しないようにすれば、上拘束爪および下拘束爪の夫々を任意数だけ形成するようにしてもよい。また、実施例では、上下の拘束爪を相互に近接離間移動させる作動手段としてシリンダを例示して説明したが、これに限られず、従来公知の各種手段を採用し得ることは勿論である。
実施例に係る拘束装置を矯正機の上流側に配置した状態で示す説明平面図である。 実施例に係る拘束装置を上流側から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る拘束装置の平面図である。 実施例に係る拘束装置を下流側から視た状態で示す正面図である。 実施例に係る拘束装置と制御手段との関係を示すブロック図である。 実施例に係る拘束装置における上下の拘束爪と棒状材料との関係を示す説明図であって、(a)は上下の拘束爪を受入れ位置に保持した状態を示し、(b)は下拘束爪の下傾斜面が棒状材料に当接した状態を示し、(c)は上下の拘束爪を拘束位置に保持して棒状材料を拘束した状態を示す。
符号の説明
10 矯正機
12 搬送ローラ
12a 材料担持面
14 棒状材料
24 直立壁(壁)
26 上拘束爪
26a 上傾斜面
26b 基部
28 下拘束爪
28a 下傾斜面
28b 基部
30 シリンダ(作動手段)
42 第2検出手段(検出手段)
KS1 第1拘束装置(拘束装置)
KS2 第2拘束装置(拘束装置)
KS3 第3拘束装置(拘束装置)
KS4 第4拘束装置(拘束装置)
L 給送ライン

Claims (4)

  1. 矯正機(10)に向けて給送される棒状材料(14)を拘束する拘束装置であって、
    前記棒状材料(14)の給送ライン(L)を挟んで対向配置された壁(24)と、
    前記夫々の壁(24)の上部において材料給送方向に交互に設けられ、対向する壁(24)へ向けて延出する上拘束爪(26)と、
    前記上拘束爪(26)における前記棒状材料(14)の給送ライン(L)に指向する側に形成され、対応する壁(24)から離間するにつれて上方傾斜する上傾斜面(26a)と、
    前記夫々の壁(24)の下部に、対応する壁(24)に設けた前記上拘束爪(26)と互い違いになるよう材料給送方向に交互に設けられ、対向する壁(24)へ向けて延出する下拘束爪(28)と、
    前記下拘束爪(28)における前記棒状材料(14)の給送ライン(L)に指向する側に形成され、対応する壁(24)から離間するにつれて下方傾斜する下傾斜面(28a)と、
    前記対向する壁(24,24)を相互に近接離間移動させる作動手段(30)とを備え、
    前記棒状材料(14)が矯正機(10)に入るタイミングにおいて前記対向する壁(24,24)を相互に近接移動させることで、前記上下の拘束爪(26,28)で棒状材料(14)を拘束するよう構成した
    ことを特徴とする棒状材料の拘束装置。
  2. 前記上下の傾斜面(26a,28a)における対応する壁(24)側の基部(26b,28b)を弧状に形成した請求項1記載の棒状材料の拘束装置。
  3. 前記下傾斜面(28a)の上限は、前記給送ライン(L)に所定間隔で配設した搬送ローラ(12)の材料担持面(12a)より上方のレベルに位置すると共に、該下傾斜面(28a)の下限は、前記材料担持面(12a)より下方のレベルに位置するよう寸法設定されている請求項1または2記載の棒状材料の拘束装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の棒状材料(14)の拘束装置(KS1〜KS4)を材料給送方向に複数台直列に備えた棒状材料の拘束システムにおいて、
    材料給送方向の最上流側に位置する前記拘束装置(KS1)の上流に、前記棒状材料(14)を検出する検出手段(42)を設け、
    前記検出手段(42)が棒状材料(14)の到来を検出した場合には、上流側に位置する拘束装置(KS1)から下流側に位置する拘束装置(KS4)の順で、所定の時間差を持って前記対向する壁(24,24)を相互に離間移動させるよう構成した
    ことを特徴とする拘束装置による棒状材料の拘束システム。
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