JPH1068315A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH1068315A
JPH1068315A JP9138694A JP13869497A JPH1068315A JP H1068315 A JPH1068315 A JP H1068315A JP 9138694 A JP9138694 A JP 9138694A JP 13869497 A JP13869497 A JP 13869497A JP H1068315 A JPH1068315 A JP H1068315A
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gas purifying
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバビリティ、燃費、エミッションの悪
化を抑えながら、高効率でNOxやパティキュレートな
どの有害成分を浄化する。 【解決手段】 内燃機関用排気浄化装置の触媒の温度が
常に触媒の作用に適した特定の温度範囲内にあるように
制御するために、触媒温度と触媒入口の排気温度の大小
関係と、車両の運転状態に応じて、吸気絞り弁13と排
気還流制御弁16の開度を制御する。例えば車両の加速
時において排気温度が触媒温度よりも高くなった時に
は、運転に支障がない程度に吸気絞り弁13を小さく閉
じると共に、排気還流制御弁16を小さく開いて、触媒
を迅速に昇温させる。車両の減速中や停車状態のアイド
リング中において排気温度が触媒温度よりも低くなった
時には、吸気絞り弁13を大きく閉じると共に、排気還
流制御弁16を大きく開いて触媒を保温し、次の加速時
に直ちに高い浄化効率が得られるように準備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気中
に含まれるNOxやパティキュレートなどの有害成分を
浄化する内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンなどの内燃機関から
排出されるNOxを浄化するために排気管内に触媒が設
置されるが、この場合、触媒によるNOx浄化率は図2
に示すように所定温度範囲(たとえば200から400
℃)においてのみ高いことが一般的に知られている。
【0003】しかし、エンジンの排気温度はその運転状
態、したがって車両の運転状態によって大きく変化する
ものであるため、高いNOx浄化率が得られる触媒温度
を長時間にわたって維持することはできない。そのた
め、運転状態によってNOx浄化率が低くなる時期があ
るという問題がある。そこで、特開平4−224221
号公報には、触媒出口温度(触媒出口の排気温度)を検
出し、それが所定温度範囲よりも低い場合には吸気絞り
弁などを制御して空気過剰率を減少させ、所定温度範囲
よりも高い場合には空気過剰率を増加させるという方法
が記載されている。すなわち、触媒出口温度が低い場合
には吸気絞り弁を閉じてシリンダ内の余剰空気を減らす
ことによって排気温度を昇温させ、逆に触媒温度が高い
場合には吸気絞り弁を開いてシリンダ内の余剰空気を増
やすことによって排気温度を降温させて、運転状態が変
化しても高いNOx浄化率が得られる範囲内となるよう
に触媒温度を制御するものである。
【0004】しかし、この方法では加・減速を繰り返す
実際の走行状態ではNOx浄化率があまり向上しないと
いう問題がある。たとえば図3に示すような市街地走行
時に頻繁に生じる走行パターンでは、走行状態の変化
(定速、減速、停止、加速)に対して触媒出口温度の変
化は触媒の熱容量のために大きく遅れる。これに対し、
触媒出口温度のみを検出して前記の制御を行うと、検出
温度がNOx浄化に適した温度範囲から外れる図3中の
A(加速の途中から定速にかけて)の範囲においてのみ
吸気絞り弁を閉じることとなる。しかし、吸気絞り弁を
閉じても熱容量のために触媒温度の変化は徐々に生じる
ので、触媒温度が大きく上昇するのは図3中のB(定速
走行時)の範囲となる。そのため、エンジンの負荷が大
きくNOx排出量が多い加速時には制御の効果が現れ
ず、エンジンの負荷が小さくて、もともとNOxの排出
量が少ない定速時においてのみNOxを低減することが
できるに過ぎない(図3のC参照)。したがって、従来
技術によっては、NOx浄化率をあまり向上させること
ができないという問題がある。
【0005】また、温度のみを検出して制御を行うた
め、たとえば図3に示す例において温度が低い状態で
は、車両が加速中であっても吸気絞り弁を閉じることに
なる。しかし車両の運転状態を考慮しないで加速時に無
理に吸気を絞ると、エンジンの燃焼状態が悪化して出力
が低下するため、ドライバビリティが大きく悪化すると
いう結果を招くことになる。また、それを補うために燃
料噴射量を増加させると、燃費が大きく悪化することに
なる。一方、ドライバビリティと燃費の悪化を抑えるた
めに吸気絞り弁の操作量を小さくすると、触媒温度の昇
温および降温量が小さくなり、制御の効果が小さくなっ
てしまうという問題がある。
【0006】さらに、エンジン始動の直後のように排気
や触媒の温度がきわめて低い状態でも吸気を絞る結果、
多量のパティキュレートやCO,HCが触媒によって浄
化されることなく排出され、エミッションが大幅に悪化
するという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ド
ライバビリティや燃費、或いはエミッションの悪化を抑
えたうえで、触媒の温度が触媒の作用に適した温度範囲
内にあるように制御することによって、高効率でNOx
やパティキュレートなどの有害成分を浄化することがで
きる内燃機関の排気浄化装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による
と、排気浄化手段の入口部の排気温度(以下、Tgとい
う)が排気浄化手段の温度(以下、Tc)よりも低い場
合には触媒を通過する排気流量(以下通過流量)を減少
させ、多量の低温排気が通過することによって排気浄化
手段が冷却されるのを防止する。逆にTg>Tcの場合
には多量の高温排気を排気浄化手段内へ導入し、排気浄
化手段を速やかに昇温させることによって排気浄化に適
した温度になるように制御する。これにより排気浄化性
能の大幅な向上が可能となる。
【0009】請求項2の発明によると、請求項1の発明
に加えて、車両の運転状態に応じて排気浄化手段を通過
する排気の流量を制御する。すなわち、Tg<Tcで、
かつ車両減速時あるいはアイドリング時には、可能な限
り通過流量を減少させて排気浄化手段を保温することに
よって、その後の加速時に速やかに排気浄化手段を昇温
させる。それに対して、車両加速中や定速走行中(アイ
ドルを除く)は、無理に通過流量を減少させるとドライ
バビリティや燃費への影響が大きいため通過流量減少量
を減少させる。これにより、排気浄化手段の昇温による
排気浄化性能向上と、燃費やドライバビリティ悪化の抑
制を両立させることが可能となる。
【0010】請求項3の発明によると、排気浄化手段の
温度をその前後の排気温度から推定するため、排気浄化
手段の温度を検出するためのセンサを直接に排気浄化手
段の内部に設ける必要がない。したがって、排気浄化手
段の構成をより簡素化したうえで、前述の場合と同様な
効果を得ることができる。
【0011】請求項4の発明によると、排気浄化手段と
してNOx還元触媒、酸化触媒、またはトラップフィル
タ、あるいは、これらのうちの複数のものの組み合わせ
を用いる。請求項1または2の発明にNOx還元触媒を
用いると、触媒温度を所定温度範囲内に制御することに
よって高いNOx浄化率を得ることができる。酸化触媒
においては、触媒を活性化温度以上とすることによって
高効率で排気を浄化することができる。また、パティキ
ュレートを捕集するトラップフィルタにおいては、フィ
ルタを高温に昇温することによって、捕集したパティキ
ュレートを焼却してフィルタを再生することができる。
【0012】本発明は、以上の特徴を持った内燃機関の
排気浄化装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)本発明をディーゼルエンジンに適用し
た、第1の実施例を図1および図4から図6の各図面を
用いて説明する。この排気浄化装置10は、図1に示す
ように、ディーゼルエンジン11の吸気管12内に吸気
絞り弁13を、吸気管12と排気管14(排気通路)と
を接続する排気還流管15内に排気還流制御弁16を、
排気管14内に触媒コンバータ17(排気浄化手段)
を、また、吸気絞り弁13(通過流量変更手段)と排気
還流制御弁16(通過流量変更手段)の開度を制御する
ECU(制御ユニット)18(通過流量補正手段)を有
する。
【0014】吸気絞り弁13はステップモータ、DCモ
ータなどの電気モータあるいは負圧を用いて開度を変更
するバタフライ式のバルブである。排気還流制御弁16
は、たとえば図4に示すように、通常はダイヤフラム室
161を大気と連通させるとともに、スプリング162
の力によって排気還流管15の通路を閉じているが、E
CU18の指令によって電磁弁19に電圧が加えられる
と、ダイヤフラム室161と大気との間の連通が遮断さ
れ、真空ポンプ20の負圧がダイヤフラム室161へ導
入されることにより、排気還流管15の通路が開いて排
気を吸気管12へ還流させる。その際に、電磁弁19に
印加する電圧パルスのデューティ比を変更することによ
って、ダイヤフラム室161内の圧力を調整して排気還
流制御弁16の開度を変更する。触媒コンバータ17は
セラミックあるいは金属等の担体に、たとえばCu−ゼ
オライトやPt−ゼオライトなどの、ディーゼル排気中
等の酸素過剰雰囲気中でもNOxを還元浄化可能な触媒
を担持したものである。
【0015】ECU18は、入力回路に回転数センサ3
0、負荷センサ31、排気温度センサ32、触媒温度セ
ンサ33、車速センサ34を接続するとともに、出力回
路に吸気絞り弁13、排気還流制御弁16を開閉するた
めの電磁弁19を電気的に接続して、それらのセンサに
よって検出されたエンジン回転数、エンジン負荷、排気
温度、触媒温度および車両速度がメモリに予め入力され
たパターンと照合され、吸気絞り弁13と電磁弁19す
なわち排気還流制御弁16を開閉制御する。
【0016】回転数センサ30はクランクシャフトある
いは燃料噴射ポンプに配置されてエンジン回転数Neを
検出し、負荷センサ31はアクセルペダルあるいは燃料
噴射ポンプに配置されてアクセル開度Thを検出し、温
度センサ32は触媒コンバータ17よりも上流側の排気
管14内に配置されて排気温度Tgを検出し、温度セン
サ33は触媒コンバータ17内に配置されて触媒温度T
cを検出し、また、車速センサ34は図示しないトラン
スミッションシャフトに配置されて車速V1を検出す
る。(回転数センサ30、負荷センサ31、車速センサ
34が運転状態検出手段に相当) このように構成される排気浄化装置において、通常はエ
ンジン回転数やエンジン負荷などに応じて、予めECU
内のメモリに入力されているパターンにしたがって排気
還流制御を行う。これによりエンジンから排出されるN
Oxが低減される。そして、所定の条件下において、触
媒昇温のための吸気絞り弁と排気還流制御弁の開度制御
を行い、触媒によるNOx浄化率を向上させるようにす
る。
【0017】次に、上記排気浄化装置の作動を、図5に
示すフローチャートを用いて説明する。このフローチャ
ートにおいては、上記のような各センサからの信号を受
けて、吸気絞り弁13と排気還流制御弁16を制御する
部分を示した。まずS(ステップ)101においては、
回転数センサ30、負荷センサ31、温度センサ32お
よび33、車速センサ34からの信号を読み込む。S1
02においては、読み込んだ触媒温度Tcが低温設定値
T1(たとえば50〜100℃の間の値)と高温設定値
T2(たとえば300〜500℃の間の値)の間にある
か否かを判定する。もしTc<T1ならば、吸気絞り弁
を閉じる等の制御を行っても燃費が悪化するだけであっ
て触媒は活性化せず、制御によって増加した排気中の有
害成分が触媒によって浄化されることなく排出されてし
まうので、S103へ進んで、ECU18内のメモリに
記憶されているパターンにしたがって従来と同様に排気
還流量制御(吸気絞り弁開度A0、還流制御弁開度B
0)を行い、S101へ戻る。もしTc>T2ならば触
媒温度が高すぎて、それ以上触媒を昇温させてもNOx
浄化率が向上しないため、同様にS103へ進む。そし
て従来と同様に排気還流量制御を行い、S101へ戻
る。
【0018】一方、S102の判定において触媒温度T
cがT1とT2の間にある場合はS104へ進み、アク
セル開度Thを設定値Th0(たとえば開度40〜60
%の間の値)と比較する。Th>Th0の場合は、急加
速等によってエンジン負荷が大きくて排気温度が高いた
め、特別に昇温させなくても触媒温度が速やかに上昇す
る。従って、制御によるドライバビリティおよび燃費の
悪化を回避するためにS103へ進み、従来と同様な排
気還流量制御を行った後にS101へ戻る。一方、Th
<Th0の場合にはS105へ進み、今回読み込んだ車
速V1と前回読み込んだ車速V0から加速度aを計算す
る。
【0019】次にS106に進んで、S101において
読み込んだ排気温度Tgが触媒温度Tcよりも小さいか
否かを判定する。Tg<Tcの場合はS107へ進み、
S105において計算した加速度aの正負を判定する。
aの値が正の場合は車両が加速中であるためS108へ
進み、ドライバビリティや燃費への影響がない程度に吸
気絞り弁を小さく閉じて(開度A1)低温新気の流入を
抑制する(たとえば吸気減少率20〜40%の間の値)
とともに、排気還流制御弁を小さく開き(開度B1)、
高温排気を還流させる(たとえば排気還流率10〜30
%の間の値)ことによって触媒を昇温させる。すなわ
ち、触媒通過流量とシリンダ内の空気量を独立に制御す
ることによって触媒の温度低下を効果的に防止する。そ
して、再びS101へ戻って処理を繰り返す。
【0020】S107の判定においてaの値が負の場合
は車両が減速中であり、ドライバビリティや燃費への影
響が小さいためS109へ進み、吸気絞り弁を大きく閉
じる(開度A2、A2<A1)とともに、排気還流制御
弁を大きく開く(開度B2、B2>B1)ことによって
低温の新気の流入を抑制すると同時に排気還流量を増加
させ、可能な限り触媒を通過する排気流量を減少(たと
えば吸気減少率50〜80%の間の値、排気還流率50
〜80%の間の値)させて触媒を保温する。そして、や
はりS101へ戻る。
【0021】また、S107の判定においてaが0の場
合は、S110において車速V1が0か否かを判定す
る。もし、V1が0ならば車両が停止していてエンジン
がアイドリング状態であるため、前述の場合と同様にS
109へ進む。V1が0でなければ車両は定速走行中で
あるからS103へ進み、吸気絞り弁開度をA0、排気
還流制御弁開度をB0とし、従来と同様な排気還流量制
御を行う。すなわち、定速走行中はNOx排出量が少な
いため燃費の悪化抑制を優先し、無理な制御を避ける。
【0022】S106の判定においてTg>Tcの場合
はS111へ進み、S105において計算した加速度a
が正か否かを判定する。aの値が正で車両が加速中の場
合はS112へ進み、ドライバビリティや燃費への影響
がない程度に吸気絞り弁を小さく閉じる(開度A3、A
0>A3>A1)とともに、シリンダ内の余剰空気を減
少させる(たとえば、吸気減少率10〜30%の間の
値)ことによって排気温度を昇温させる。それと同時に
排気還流制御弁を小さく開いて(開度B3、B3<B
1)高温排気を還流させる(たとえば排気還流率5〜2
0%の間の値)。
【0023】この場合は、吸気を絞ることによって吸気
量が減少した分だけ排気還流量が増加して余剰空気減少
の効果がなくなるのを防ぐため、排気還流制御弁開度B
3を小さく設定する。すなわち、触媒通過流量を増加す
るうえに、排気温度をさらに上昇させて、より速やかに
触媒を昇温させることが狙いである。aの値が正でない
場合、すなわち車両が減速中か停止している時はS10
3へ進み、吸気絞り弁開度をA0、排気還流制御弁開度
をB0とし、従来と同様な排気還流量制御を行う。すな
わち、燃費悪化抑制を優先する。
【0024】以上の処理を、たとえば1秒に1回の割合
で繰り返して実行する。第1実施例の効果を図6に示す
タイムチャートにより説明する。図6は市街地走行時に
頻繁に生じる走行パターン(図3の例と同じ)に本発明
を適用した例であり、ここでは常に、T1<Tc<T2
で、かつTh<Th0であるものとする。
【0025】排気温度Tg<触媒温度Tcとなる場合の
うち、車両減速および停止中のDでは吸気絞り弁を大き
く閉じるとともに、排気還流制御弁を大きく開くことに
よって排気還流量を増やす。これにより、触媒温度はほ
とんど低下しないで高温のままに保持され、次の加速時
において触媒は初期から高効率でNOxを浄化すること
ができる。
【0026】加速開始時である図6中のEでは、ドライ
バビリティや燃費への影響がない程度に吸気絞り弁を小
さく閉じて低温新気の流入を抑制するとともに、排気還
流制御弁を小さく開き高温排気を還流させることによっ
て触媒を昇温させる。これによって、加速開始時に触媒
に低温の排気が流入して触媒温度が低下するのを防止す
ることができ、NOx浄化率が高い温度範囲内に触媒温
度を保持することができる。そして、定速走行中である
図6中のGでは、従来と同様な排気還流量制御を行う。
【0027】排気温度Tg>触媒温度Tcとなる場合の
うち、車両加速中である図6のFでは、吸気絞り弁を小
さく閉じてシリンダ内の余剰空気を減少させることによ
って排気を昇温させる。それと同時に排気還流制御弁を
小さく開き、高温の排気を還流させる。すなわち、触媒
通過流量を増加させたうえに排気温度をさらに上昇させ
ることによって、より速やかに触媒を昇温させる。その
他の定速走行状態においては従来の排気還流量制御を行
う。
【0028】このように制御すれば、ドライバビリティ
や燃費の悪化を抑制したうえで、触媒温度をNOx浄化
率が高い範囲内に維持することができる。したがって、
エンジンからのNOx排出量が多くなる加速時にも初期
から触媒が活性化しているので、NOx浄化率を大きく
向上させることが可能となる(図6のH参照)。以上の
説明から明らかになったように、本発明の第1実施例に
よれば、通常走行時には排気温度が触媒によるNOx浄
化に適した温度よりも低い場合が多いディーゼルエンジ
ンにおいて、ドライバビリティや燃費の悪化を抑制した
うえで、速やかに触媒温度を昇温させることによって触
媒によりNOxを効率よく浄化することが可能となる。 (第2実施例)第1実施例においては温度センサ33に
よって触媒コンバータ17内の温度を検出した(図1)
のに対し、第2実施例の排気浄化装置101において
は、図7に示すように、温度センサ331を触媒コンバ
ータ17よりも下流側の排気管14内に設置した点に特
徴がある。
【0029】すなわち、制御に用いる触媒温度Tcを直
接に測定するのではなく、触媒上流側の排気温度Tg1
と、触媒下流側の排気温度Tg2から触媒温度Tcを推
定するものである。これにより、触媒コンバータ17内
に温度センサを取り付ける必要がなくなるため、触媒の
構成をより簡素化することが可能となる。その他の構成
は第1実施例と同様である。
【0030】次に、第2実施例の排気浄化装置101の
作動を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
以下、図5に示した第1実施例のフローチャートに対し
て異なる部分のみについて説明する。図5では、S(ス
テップ)101において、回転数センサ30、負荷セン
サ31、温度センサ32および33、車速センサ34か
らの信号を読み込んだが、図8ではS1011において
温度センサ33の代わりに温度センサ331の信号を読
み込む。
【0031】そして、S1012において触媒上流側の
排気温度Tg1と触媒下流側の排気温度Tg2から触媒
温度Tcを求める。これは予めECU18内のメモリに
記憶させてあるマップあるいは計算式によって算出され
る。マップについては実験的に測定して決定する。ま
た、この計算式については、たとえば、 Tc=p×Tg1+q×Tg2 (p,qは実験から
求めた係数) とするなど、触媒前後の排気温度Tg1,Tg2をもと
にして算出する。その後にS102へ進むが、以下の処
理は第1実施例の場合と同様であって、第2実施例は第
1実施例と同様な効果をあげることができる。 (第3実施例)本例は、第1実施例における触媒コンバ
ータ17にNOx触媒を担持させる代わりに、排気中の
HCやCOを酸化浄化するところの、たとえばPt,P
dあるいはRhなどの酸化触媒を担持させた点に特徴が
あるものであり、その他の構成は図1に示した第1実施
例の場合と同様である。
【0032】第3実施例においては、第1実施例の場合
と同様に、図5に示すフローチャートにしたがって制御
を行う。そこで、第1実施例と異なる部分のみについて
説明することにする。第1実施例ではS102におい
て、触媒温度Tc>設定値T2の場合に昇温制御を中止
した。これは図2に示すように触媒の温度が高すぎると
触媒によるNOx浄化率が低下してしまうためである。
この温度T2はたとえば300〜500℃の間の値であ
った。それに対して、本例において用いる酸化触媒は温
度が高いほど浄化性能が向上するため、制御を中止する
高温設定値T2は触媒の耐久性やサルフェートの発生抑
制の点から決定される。これはたとえば400〜600
℃の間の値である。その他は第1実施例と同様である。
【0033】第3実施例によれば、ドライバビリティや
燃費の悪化を抑制したうえで、速やかに触媒温度を昇温
させることによって、その触媒によりHCやCOを効率
よく浄化することが可能となる。 (第4実施例)本例は、第2実施例における触媒コンバ
ータ17にNOx触媒を担持させる代わりに、第3実施
例と同様に排気中のHCやCOを酸化浄化するところ
の、たとえばPt、PdあるいはRhなどの酸化触媒を
担持させた点に特徴を有するものであるが、第3実施例
がその他の構成においては図1に示した第1実施例の場
合と同様としているのと異なり、第4実施例におけるそ
の他の構成は図7に示した第2実施例の場合と同様とな
っている。したがって、装置の作動を示すフローチャー
トも第2実施例の説明において示した図8と同様であ
る。第4実施例は触媒の構成を簡素化したうえで、第3
実施例と同様の効果をあげることができる。 (第5実施例)本発明の第5実施例の全体構成を図9に
示す。
【0034】本例の排気浄化装置102は、図1に示し
た第1実施例に対して、触媒コンバータ17の代わりに
トラップフィルタ171を設置し、圧力センサ35をト
ラップフィルタ171よりも上流側の排気管14内に追
加した点に特徴を有するものである。トラップフィルタ
171はセラミック等の多孔質材料からなるハニカム状
格子により、多数の流路が形成されたもので、その流路
の入口と出口が封鎖材により交互に目封じされている。
その表面に、たとえばアルミナのウォッシュコート層を
設け、PtやPdなどの貴金属あるいはCuなどの卑金
属触媒を担持させて、フィルタ再生時のパティキュレー
ト(排気中のカーボンを主とする微粒子)の燃焼温度を
低下させている。
【0035】このように構成される排気浄化装置におい
て、トラップフィルタ171にパティキュレートが堆積
すると目詰まりを起こすため、圧力センサ35によって
検出される排気の圧力が高くなる。この圧力センサ35
の出力と回転数センサ30、負荷センサ31の出力に基
づいて、ECU18によってトラップフィルタ171に
おけるパティキュレートの堆積量mが計算される。
【0036】そして、その堆積量mが、パティキュレー
トの燃焼除去による再生処理が必要となる設定値m0
(たとえば10g)を越えた場合にのみ、フィルタを昇
温させる制御を行う。次に、第5実施例の排気浄化装置
102の作動を図10に示すフローチャートを用いて説
明する。以下、図5に示した第1実施例の場合のフロー
チャートと異なる部分のみについて説明する。第5実施
例ではS1013において、回転数センサ30、負荷セ
ンサ31、温度センサ32および33、車速センサ3
4、圧力センサ35からの信号を読み込む。そして、S
1014においてこれらの信号に基づいて、ECU18
によってトラップフィルタ171におけるパティキュレ
ート堆積量mが計算される。次にS1015へ進み、パ
ティキュレート堆積量mとパティキュレートの燃焼除去
(再生)が必要となる堆積量の設定値m0とを比較す
る。m<m0の場合はフィルタ再生の必要がないためS
103へ進み、従来と同様な排気還流量制御を行う。
【0037】第5実施例においてはトラップフィルタに
触媒を担持させてパティキュレートの燃焼温度を低減さ
せているため、排気温度が高い高速走行時にはトラップ
フィルタ上に捕捉されたパティキュレートは自然に燃焼
する。しかし、排気温度が低い渋滞走行などでは、トラ
ップフィルタ上のパティキュレートは燃焼することなく
堆積し、設定値m0を越えることとなる。その場合には
S1021へ進んで、温度センサ33によって検出され
るトラップフィルタの温度Tfを所定値T1,T2と比
較する。それ以後は第1実施例の場合(図5)と同様に
昇温制御を行い、トラップフィルタ上でのパティキュレ
ートを焼却してトラップフィルタ171を再生させる。
【0038】第5実施例によれば、ドライバビリティや
燃費の悪化を抑制したうえで、速やかにトラップフィル
タ171の温度を昇温させてトラップフィルタを再生す
ることができるため、トラップフィルタに堆積したパテ
ィキュレートを効率よく除去することが可能となる。 (第6実施例)図11に示すように、第6実施例の排気
浄化装置103は、前述の第5実施例の排気浄化装置1
02において、温度センサ33によってトラップフィル
タ171内の温度を検出した(図9参照)のと異なり、
同様なトラップフィルタ171に対して温度センサ33
1を、トラップフィルタ171よりも下流側の排気管1
4内に設置した点に特徴を有するものである。
【0039】第6実施例の排気浄化装置103の作動は
図12のフローチャートに示されているが、図10に示
した第5実施例の場合と異なる部分のみについて説明す
る。第6実施例では、トラップフィルタ171の温度を
直接に検出する温度センサを設けていないので、図10
と同様なS1015の判定においてm>m0の場合には
S1016へ進み、トラップフィルタ上流側の排気温度
Tg1と、トラップフィルタ下流側の排気温度Tg2か
ら、間接的にトラップフィルタ温度Tfを求める。そし
て、S1021へ進む。その他の処理は図10に示す第
5実施例の場合と同様である。
【0040】第6実施例によると、トラップフィルタの
構成をより簡素化したうえで、第5実施例と同様の効果
を得ることができる。 (第7実施例)前述の第1実施例においては、NOx触
媒内の排気通過量を変更する手段として吸気絞り弁13
と排気還流制御弁16を用いたのに対して、図13に示
す本例の排気浄化装置104では、過給装置(ターボチ
ャージャ)のウェイストゲートバルブ50を用いる点に
特徴がある。以下、第1実施例と異なる部分についての
み説明する。
【0041】排気管14内には排気タービン51と、そ
の上流側と下流側を結ぶバイパス管52を設け、バイパ
ス管52の途中にウェイストゲートバルブ50を設け
る。排気タービン51は吸気管12内の吸気タービン5
3とシャフト54によって結合されている。ウェイスト
ゲートバルブ50は、たとえば図14に示すように、通
常はダイヤフラム室501を大気と連通させるととも
に、スプリング502の力によりバイパス管52の通路
を閉じているが、ECU18の指令によって電磁弁19
に電圧が加わると、ダイヤフラム室501と大気との連
通が遮断されて、真空ポンプ20の負圧がダイヤフラム
室502へ導入され、バイパス管52の通路を開いて排
気をバイパスさせる。その際に、電磁弁19に印加され
る電圧パルスのデューティ比を変更することによってダ
イヤフラム室502内の圧力を変化させて、ウェイスト
ゲートバルブ50の開度を変更する。また、吸気タービ
ン53の下流側の吸気管12内に圧力センサ55を設け
て、通常は圧力センサ55の出力が設定値を越えた場合
にエンジンを保護するためにウェイストゲートバルブ5
0を開く(従来と同様な制御によるバルブ開度をCOと
する)。
【0042】第7実施例の排気浄化装置104の作動を
図15のフローチャートに示す。第1実施例において
は、図5に示すS103、S108、S109、S11
2において吸気絞り弁と排気還流制御弁の開度を決定し
たのに対して、本例ではS1031、S1081、S1
091、S1121においてウェイストゲートバルブの
開度を決定する。その際のバルブ開度はC3<C1<C
2とし、たとえばバルブ開度C1では吸気減少率が20
〜40%の間の値、バルブ開度C2では吸気減少率が4
0〜60%の間の値、バルブ開度C3では吸気減少率が
10〜30%の間の値などとする。その他は第1実施例
の場合と同様である。
【0043】以上、通過流量変更手段として過給装置の
ウェイストゲートバルブ50のみを用いた場合について
説明したが、先に説明した吸気絞り弁や排気還流制御弁
などと組み合わせてもよいことは言うまでもない。ま
た、排気浄化手段としてNOx触媒の他に、酸化触媒や
トラップフィルタを用いてもよい。
【0044】さらに、排気浄化手段の温度を直接検出す
る代わりに、排気浄化手段の上流側と下流側の排気温度
をそれぞれ検出し、それらに基づいて算出してもよい。 (第8実施例)本例は第7実施例と同様に、図13に示
した排気浄化装置104の構成において、図16に示す
フローチャートにしたがって制御を行う。以下、第7実
施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0045】第8実施例では、S101において各信号
を読み込んだ後に、S1051において加速度aを計算
し、S1021において触媒温度Tcが低温設定値T1
よりも大きいか否かを判定する。もし、Tc<T1の場
合はS1023へ進み、S1051において求めた加速
度aが正か否かを判定する。そして、a≦0ならばS1
024へ進み、ウェイストゲートバルブ開度をC4(C
4>C2)とする。
【0046】すなわち、触媒温度がきわめて低くかつ車
両が加速中でない場合に通常の制御を行うと、ほとんど
の場合に圧力センサ55によって検出される圧力が所定
値を越えないため、排気タービン51すなわち吸気ター
ビン53が回転することによって余剰空気がエンジンの
シリンダ内へ導入される。その結果、低温の排気が多量
に触媒を通過するため触媒が冷却され、触媒の活性化が
困難となる。
【0047】そこで本例ではそのような状態を検出し、
S1024においてウェイストゲートバルブをたとえば
全開とすることによって余剰空気を減少させて、排気温
度を昇温させることにより触媒を活性化させる。しかし
加速時にこの制御を行うと、過給の効果がなくなってド
ライバビリティが悪化する可能性があるため、S102
3においてa>0の場合はS1031へ進み、従来と同
様な制御を行う。加速時は排気温度が高いため、従来と
同様な制御でも触媒の早期に活性化させることができ
る。一方、S1021においてTc>T1の場合はS1
022へ進み、以下、第7実施例の場合と同様に制御を
行う。
【0048】以上、排気の通過流量変更手段として過給
装置のウェイストゲートバルブのみを用いた場合につい
て説明したが、先に説明した吸気絞り弁や排気還流制御
弁などと組み合わせてもよいことは言うまでもない。ま
た、排気浄化手段としてNOx触媒の他に酸化触媒やト
ラップフィルタを用いてもよい。
【0049】さらに、排気浄化手段の温度を直接検出す
る代わりに、排気浄化手段の上流側と下流側の排気温度
を検出し、それらをもとにして計算して求めてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての排気浄化装置を示
す全体構成図である。
【図2】触媒によるNOx浄化率の温度による変化を示
す線図である。
【図3】従来技術の問題点を説明するための走行パター
ンのタイムチャートである。
【図4】第1実施例の排気浄化装置の一部を拡大して示
す概念的断面図である。
【図5】第1実施例の排気浄化装置の作動を示すフロー
チャートである。
【図6】第1実施例の効果を説明するための走行パター
ンのタイムチャートである。
【図7】本発明の第2実施例としての排気浄化装置を示
す全体構成図である。
【図8】第2実施例の排気浄化装置の作動を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第5実施例としての排気浄化装置を示
す全体構成図である。
【図10】第5実施例の排気浄化装置の作動を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第6実施例としての排気浄化装置を
示す全体構成図である。
【図12】第6実施例の排気浄化装置の作動を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の第7実施例としての排気浄化装置を
示す全体構成図である。
【図14】第7実施例の排気浄化装置の一部を拡大して
示す概念的断面図である。
【図15】第7実施例の排気浄化装置の作動を示すフロ
ーチャートである。
【図16】第8実施例の排気浄化装置の作動を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 ディーゼルエンジン 12 吸気管 13 吸気絞り弁 14 排気管 15 排気還流管 16 排気還流制御弁 17 触媒コンバータ 18 制御ユニット(ECU) 19 電磁弁 20 真空ポンプ 30 回転数センサ 31 負荷センサ 32、33 温度センサ 34 車速センサ 35 圧力センサ 50 ウェイストゲートバルブ 51 排気タービン 52 バイパス管 53 吸気タービン 55 圧力センサ 171 トラップフィルタ 331 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 301 F02D 43/00 301T 301N 45/00 360 45/00 360C F02M 25/07 550 F02M 25/07 550K 550J 550R (72)発明者 勝呂 肇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路中に介装された排気浄化手段
    と、 前記排気浄化手段を通過する排気の流量を変更する通過
    流量変更手段と、 前記排気浄化手段の入口部の排気温度を検出する排気温
    度検出手段と、 前記排気浄化手段の温度を検出、あるいは推定する排気
    浄化手段の温度検出手段と、 前記排気温度検出手段の出力と前記排気浄化手段の温度
    検出手段の出力とを比較する温度比較手段と、 前記温度比較手段の出力をもとにして、前記排気浄化手
    段の入口部の排気の温度よりも前記排気浄化手段の温度
    が高いときは、前記排気浄化手段を通過する排気流量を
    減少させ、前記排気浄化手段の入口部の排気の温度より
    も前記排気浄化手段の温度が低いときは、前記排気浄化
    手段を通過する排気の流量を増加させるように前記通過
    流量変更手段に対し信号を与える通過流量補正手段と、 を備えていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 更に、車両の運転状態を検出し車両が減
    速時もしくはアイドリング時であることを検出する運転
    状態検出手段を有し、 前記通過流量補正手段は、前記温度比較手段と前記運転
    状態検出手段の出力をもとにして、前記排気浄化手段の
    入口部の排気温度よりも前記排気浄化手段の温度が高い
    ときのうち、前記運転状態検出手段が、車両が減速時も
    しくはアイドリング時であることを検出したときには、
    その他の場合よりも前記排気浄化手段を通過する排気流
    量の減少補正量を増加させることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記排気温度検出手段は、前記排気浄化
    手段の入口部および出口部の排気温度を検出する手段を
    有し、 前記排気浄化手段の温度検出手段は、 前記排気温度検出手段の出力した前記排気浄化手段の入
    口部および出口部の排気温度をもとにして、前記排気浄
    化手段の温度を推定する温度推定手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2
    の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記排気浄化手段として、NOx還元触
    媒、または酸化触媒、またはトラップフィルタ、または
    これらのうちの複数のものの組み合わせを備えているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載
    の内燃機関の排気浄化装置。
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