JPH1068262A - 蝶番及びその取付構造 - Google Patents
蝶番及びその取付構造Info
- Publication number
- JPH1068262A JPH1068262A JP22531696A JP22531696A JPH1068262A JP H1068262 A JPH1068262 A JP H1068262A JP 22531696 A JP22531696 A JP 22531696A JP 22531696 A JP22531696 A JP 22531696A JP H1068262 A JPH1068262 A JP H1068262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hinge
- spindle
- fitting plate
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Hinges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉を開いた状態で、扉の端面を扉枠の縦枠の
開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用するこ
とが可能な蝶番と、その取付構造を提供する。 【解決手段】 扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取
付板11、12が支軸13に回動自在に軸着されてなる
蝶番10において、上記取付板が上記支軸近傍において
支軸を中心として同方向に曲折されている。
開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用するこ
とが可能な蝶番と、その取付構造を提供する。 【解決手段】 扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取
付板11、12が支軸13に回動自在に軸着されてなる
蝶番10において、上記取付板が上記支軸近傍において
支軸を中心として同方向に曲折されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口に設け
られた扉枠への扉の取付用の蝶番に関する。
られた扉枠への扉の取付用の蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の建物の開口に扉枠を取り
付け、この扉枠に扉を開閉自在に取り付ける場合には、
一般的に蝶番が用いられている。このような蝶番による
扉の取付例としては、例えば、実開平4−72182号
公報に記載されているような例が挙げられる。
付け、この扉枠に扉を開閉自在に取り付ける場合には、
一般的に蝶番が用いられている。このような蝶番による
扉の取付例としては、例えば、実開平4−72182号
公報に記載されているような例が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平4−72182号公報に記載されているような、従
来の蝶番の構造、及びその取付構造においては、扉が開
かれた状態において、扉枠の開口幅に対して、扉の厚み
分や、回動のための蝶番の支軸の扉枠の開口端面よりの
開口側への出っ張りがあるため、扉を一杯に開いた状態
において、開口の有効幅がかなり狭められ、開口幅を一
杯に使用できないといった問題がある。
開平4−72182号公報に記載されているような、従
来の蝶番の構造、及びその取付構造においては、扉が開
かれた状態において、扉枠の開口幅に対して、扉の厚み
分や、回動のための蝶番の支軸の扉枠の開口端面よりの
開口側への出っ張りがあるため、扉を一杯に開いた状態
において、開口の有効幅がかなり狭められ、開口幅を一
杯に使用できないといった問題がある。
【0004】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、扉を開いた状態で、扉の端面を
扉枠の縦枠の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効
に利用することが可能な蝶番と、その取付構造を提供す
るものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、扉を開いた状態で、扉の端面を
扉枠の縦枠の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効
に利用することが可能な蝶番と、その取付構造を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蝶番にお
いては、扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取付板が
支軸に回動自在に軸着されてなる蝶番において、上記取
付板が上記支軸近傍において支軸を中心として同方向に
曲折されていることを特徴とする。
いては、扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取付板が
支軸に回動自在に軸着されてなる蝶番において、上記取
付板が上記支軸近傍において支軸を中心として同方向に
曲折されていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の蝶番の取付構造において
は、蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向する縦枠
の一方の開口面に取り付けられ、他方の取付板が扉の端
面に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面と交差
する側端面側に引っ込められて取り付けられていること
を特徴とする。
は、蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向する縦枠
の一方の開口面に取り付けられ、他方の取付板が扉の端
面に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面と交差
する側端面側に引っ込められて取り付けられていること
を特徴とする。
【0007】本発明の上記蝶番の扉枠の開口面に取り付
けられる一方の取付板は、支軸近傍においてほぼ直角に
近く曲折され、他方の取付板は、扉の閉状態で互いに重
なった時に、干渉し合うのを避けるため、上記一方の取
付板の曲折角度より大きい角度で曲折されるのが好まし
い。
けられる一方の取付板は、支軸近傍においてほぼ直角に
近く曲折され、他方の取付板は、扉の閉状態で互いに重
なった時に、干渉し合うのを避けるため、上記一方の取
付板の曲折角度より大きい角度で曲折されるのが好まし
い。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の蝶番においては、蝶番
の取付板が上記支軸近傍において支軸を中心として同方
向に曲折されて設けられ、請求項2に記載のように、こ
の蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向する一方の
縦枠の開口面に取り付けられ、他方の取付板が扉の端面
に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面と交差す
る側端面側に引っ込められて取り付けられることによ
り、扉が開かれた状態において、扉の端面を扉枠の開口
面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用することが
可能である。
の取付板が上記支軸近傍において支軸を中心として同方
向に曲折されて設けられ、請求項2に記載のように、こ
の蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向する一方の
縦枠の開口面に取り付けられ、他方の取付板が扉の端面
に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面と交差す
る側端面側に引っ込められて取り付けられることによ
り、扉が開かれた状態において、扉の端面を扉枠の開口
面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用することが
可能である。
【0009】又、上記のように扉の取り付けられる扉枠
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ように工夫することにより、公庫対応の住宅等の開口幅
が十分に取れない場合や、車椅子等による出入りに際し
ては、特に有効となる。
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ように工夫することにより、公庫対応の住宅等の開口幅
が十分に取れない場合や、車椅子等による出入りに際し
ては、特に有効となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1記載の本発明の
蝶番の一例を示す正面図であり、図2は、図1の上面図
である。図1、及び図2において、本実施例の蝶番10
は、扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取付板11、
12が支軸13に回動自在に軸着されて構成されてい
る。
蝶番の一例を示す正面図であり、図2は、図1の上面図
である。図1、及び図2において、本実施例の蝶番10
は、扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取付板11、
12が支軸13に回動自在に軸着されて構成されてい
る。
【0011】上記取付板11には3箇所の軸受11a
が、又取付板12には3箇所の軸受11aが設けられ、
リング14を介して交互に支軸13に回動自在に軸着さ
れている。又、取付板11、12には、都合4箇所づつ
の座ぐり付のネジ孔16が穿設されている。又、上記支
軸13の端部には、ぎぼし15が嵌着されている。
が、又取付板12には3箇所の軸受11aが設けられ、
リング14を介して交互に支軸13に回動自在に軸着さ
れている。又、取付板11、12には、都合4箇所づつ
の座ぐり付のネジ孔16が穿設されている。又、上記支
軸13の端部には、ぎぼし15が嵌着されている。
【0012】上記取付板11、12は、いずれも上記支
軸13近傍において同方向に曲折されている。即ち、扉
枠に取り付けられる他方側の取付板12は、支軸13近
傍においてほぼ直角に近い角度で曲折され、曲折部12
bが形成されている。一方、扉に取り付けられる一方側
の取付板11は、上記取付板12の曲折と同方向、即ち
支軸13を中心とする周方向において、支軸13近傍
で、上記曲折部12bより鈍角で曲折され、曲折部11
bが形成されている。
軸13近傍において同方向に曲折されている。即ち、扉
枠に取り付けられる他方側の取付板12は、支軸13近
傍においてほぼ直角に近い角度で曲折され、曲折部12
bが形成されている。一方、扉に取り付けられる一方側
の取付板11は、上記取付板12の曲折と同方向、即ち
支軸13を中心とする周方向において、支軸13近傍
で、上記曲折部12bより鈍角で曲折され、曲折部11
bが形成されている。
【0013】このように、取付板11、12の曲折部1
1b、12bが互いに角度をずらせて形成されることに
より、扉が閉じられて、取付板11、12が最も近接状
態となった時、互いが干渉しないように配慮されてい
る。従って、図示のように、取付板12が取付板11側
に回動された状態では、互いに平行に近接した状態とな
るとともに、支軸13が取付板11、或いは取付板12
のなす面に対して、離れて位置させることが可能でき
る。
1b、12bが互いに角度をずらせて形成されることに
より、扉が閉じられて、取付板11、12が最も近接状
態となった時、互いが干渉しないように配慮されてい
る。従って、図示のように、取付板12が取付板11側
に回動された状態では、互いに平行に近接した状態とな
るとともに、支軸13が取付板11、或いは取付板12
のなす面に対して、離れて位置させることが可能でき
る。
【0014】上記のような蝶番の構造とすることによ
り、下記詳述のように、扉を開いた状態で、扉の端面を
扉枠の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用
することが可能となる。
り、下記詳述のように、扉を開いた状態で、扉の端面を
扉枠の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用
することが可能となる。
【0015】図3は、請求項2記載の本発明の蝶番の取
付構造の一例を示す要部の断面図である。図3におい
て、2は、建物の開口に設けられた扉枠の対向して設け
られた縦枠の一方側の縦枠であり、この縦枠2に扉3が
上記の蝶番10が用いられて取り付けられた構造を示し
ている。
付構造の一例を示す要部の断面図である。図3におい
て、2は、建物の開口に設けられた扉枠の対向して設け
られた縦枠の一方側の縦枠であり、この縦枠2に扉3が
上記の蝶番10が用いられて取り付けられた構造を示し
ている。
【0016】即ち、縦枠2の一端側の開口面21に、蝶
番10の一方の取付板12が、支軸13を上記開口面2
1と交差する側端面22側に引っ込められた状態で、開
口面21より出っ張ることがないように、木ネジ4を用
いて取り付けられている。又、他方の取付板11は、扉
3の端面31に木ネジ4を用いて取り付けられている。
番10の一方の取付板12が、支軸13を上記開口面2
1と交差する側端面22側に引っ込められた状態で、開
口面21より出っ張ることがないように、木ネジ4を用
いて取り付けられている。又、他方の取付板11は、扉
3の端面31に木ネジ4を用いて取り付けられている。
【0017】従って、扉3が開かれた状態において、従
来の蝶番構造のように支軸が開口面より内側に出っ張る
ようなことがないので、扉3の端面31(ひいては扉3
自体)を扉枠2の開口面21側に極力接近させることが
でき、扉3が取り付けられた状態における、出入口の開
口幅(図中のW:扉3の開口側の内面32より、対向す
る扉枠の縦枠の開口面との間)をより有効に利用するこ
とが可能である。
来の蝶番構造のように支軸が開口面より内側に出っ張る
ようなことがないので、扉3の端面31(ひいては扉3
自体)を扉枠2の開口面21側に極力接近させることが
でき、扉3が取り付けられた状態における、出入口の開
口幅(図中のW:扉3の開口側の内面32より、対向す
る扉枠の縦枠の開口面との間)をより有効に利用するこ
とが可能である。
【0018】このようにして、扉の取り付けられる扉枠
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ようにすることにより、公庫対応の住宅等の開口幅が十
分に取れない場合や、車椅子等による出入りに際して
は、特に有効となる。
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ようにすることにより、公庫対応の住宅等の開口幅が十
分に取れない場合や、車椅子等による出入りに際して
は、特に有効となる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の蝶番において
は、蝶番の取付板が上記支軸近傍において支軸を中心と
して同方向に曲折されて設けられ、請求項2に記載のよ
うに、この蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向す
る一方の縦枠の開口面に取り付けられ、他方の取付板が
扉の端面に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面
と交差する側端面側に引っ込められて取り付けられるこ
とにより、扉が開かれた状態において、扉の端面を扉枠
の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用する
ことが可能となった。
は、蝶番の取付板が上記支軸近傍において支軸を中心と
して同方向に曲折されて設けられ、請求項2に記載のよ
うに、この蝶番の一方の取付板が、扉枠の互いに対向す
る一方の縦枠の開口面に取り付けられ、他方の取付板が
扉の端面に取り付けられるとともに、支軸が上記開口面
と交差する側端面側に引っ込められて取り付けられるこ
とにより、扉が開かれた状態において、扉の端面を扉枠
の開口面に極力接近させ、開口幅をより有効に利用する
ことが可能となった。
【0020】又、上記のように扉の取り付けられる扉枠
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ように工夫することにより、公庫対応の住宅等の開口幅
が十分に取れない場合の拡幅や、車椅子等による出入り
が無理なく行えるようにする点で、特に有効的なものと
なった。従って、蝶番及び蝶番の取付構造として好適で
ある。
の縦枠の開口面間の開口幅を極力広く有効に使用できる
ように工夫することにより、公庫対応の住宅等の開口幅
が十分に取れない場合の拡幅や、車椅子等による出入り
が無理なく行えるようにする点で、特に有効的なものと
なった。従って、蝶番及び蝶番の取付構造として好適で
ある。
【図1】請求項1記載の本発明の蝶番の一例を示す正面
図。
図。
【図2】図1の上面図。
【図3】請求項2記載の本発明の蝶番の取付構造の一例
を示す断面図。
を示す断面図。
2 縦枠 3 扉 4 木ネジ 10 蝶番 11、12 取付板 11a、12a 軸受 11b、12b 曲折部 13 支軸 14 リング 15 ぎぼし 16 ネジ孔 21 開口面 22 側端面 31 端面
Claims (2)
- 【請求項1】 扉と扉枠とにそれぞれ取り付けられる取
付板が支軸に回動自在に軸着されてなる蝶番において、
上記取付板が上記支軸近傍において支軸を中心として同
方向に曲折されていることを特徴とする蝶番。 - 【請求項2】 上記蝶番の一方の取付板が、扉枠の互い
に対向する縦枠の一方の開口面に取り付けられ、他方の
取付板が扉の端面に取り付けられるとともに、支軸が上
記開口面と交差する側端面側に引っ込められて取り付け
られていることを特徴とする蝶番の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22531696A JPH1068262A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 蝶番及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22531696A JPH1068262A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 蝶番及びその取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1068262A true JPH1068262A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16827452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22531696A Pending JPH1068262A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 蝶番及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1068262A (ja) |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22531696A patent/JPH1068262A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1068262A (ja) | 蝶番及びその取付構造 | |
JP3195311B2 (ja) | 7軸型蝶番 | |
JPH0518792Y2 (ja) | ||
JPS6210374Y2 (ja) | ||
JPH0416291U (ja) | ||
JPH0310309Y2 (ja) | ||
JPS5820779Y2 (ja) | 折り畳み扉 | |
JPH0236293Y2 (ja) | ||
JP2578458Y2 (ja) | 蓋の開閉装置 | |
JP2595686Y2 (ja) | 扉のヒンジ構造 | |
JPH063087B2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2589490Y2 (ja) | 箱 体 | |
JP3682886B2 (ja) | 扉の蝶番構造 | |
JP3545978B2 (ja) | ドア | |
JPH0445194Y2 (ja) | ||
JPH0747577Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JPH045663Y2 (ja) | ||
JP2606221Y2 (ja) | 蝶 番 | |
JP3113462B2 (ja) | キャビネット | |
JPH09117021A (ja) | 屋外形配電盤 | |
JPS6132216Y2 (ja) | ||
JPH088231Y2 (ja) | 観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ | |
JPS61190996U (ja) | ||
JPH10322042A (ja) | 筺体の扉構造 | |
JPS5834026Y2 (ja) | 筐体扉の開閉機構 |