JPH088231Y2 - 観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ - Google Patents

観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ

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JPH088231Y2
JPH088231Y2 JP1989122658U JP12265889U JPH088231Y2 JP H088231 Y2 JPH088231 Y2 JP H088231Y2 JP 1989122658 U JP1989122658 U JP 1989122658U JP 12265889 U JP12265889 U JP 12265889U JP H088231 Y2 JPH088231 Y2 JP H088231Y2
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door
summing
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doors
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JPH0361091U (ja
Inventor
勝司 奥田
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株式会社奥田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タンス等の観音開き形式の左右一対の回動
扉を備えたケースの扉構造における召合せ部材取付用ヒ
ンジの改良に関するものである。
(従来の技術) 観音開き形式の左右一対の回動扉を備えたタンス等の
家具においては、両回動扉の召合せ部間隙からのほこり
や虫の侵入等を防止すべく、一方の回動扉の召合せ部材
側に召合せ部材を設けたものがあり、更に、左右いずれ
の回動扉であっても他方の回動扉の開閉状態にかかわら
ず、自由に開閉操作できる使い勝手のよいものとすべ
く、ケース本体等に取付けられる左右一対の観音開き式
回動扉と該回動扉の召合せ部間隙を閉塞する召合せ部材
を備え、該召合せ部材がヒンジを介して前記回動扉のい
ずれか一方の自由端の内側に取付けられて、召合せ部間
隙を閉塞する閉塞姿勢と他方の回動扉との衝突を回避す
べく後方回動した回避姿勢とに回動自在とされたものが
ある。この種ヒンジとして、例えば実公昭63−28305号
公報に記載のものは、回動扉に固定する固定部材に、該
固定部材と平行な枢支軸により付勢バネを介して常時回
避方向に付勢されて回動自在に装着されてなる取付部材
とからなり、該取付部材に、召合せ部材をビス等で固着
するものであった。しかし、直接ビスをねじ込んで固着
する場合、召合せ部材が割れることがあり、又位置決め
しながらねじ止めする作業が容易でなかった。そこで、
第9図に示すもののように取付部材25を改良して召合せ
部材20を幅方向に抱着挟持する抱持部26を設けたものが
提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来例にあっては、これを回動扉
の自由端内側に固定し召合せ部材を取付けて使用した場
合、扉の開閉時に、召合せ部材の上下端部がケース本体
の受承面部に接当し、開閉毎にくり返し擦れて塗装面が
はがれ、あるいは傷ついて美観を損ねるという欠点があ
る。また召合せ部材の取付けが容易になった反面、召合
せ部材の抱着が不十分であったり、あるいは経年変化等
によって召合せ部材が細くなったりした場合に召合せ部
材が取付位置からズレたり、外れたりするという欠点が
あった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来技術の問題点を解決するこ
とを目的として観音開き形式の左右一対の回動扉18,19
のうちの一方の回動扉18に、召合せ部材20を、回動扉1
8,19の召合せ部間隙Sを閉塞する閉塞姿勢Aと他方の回
動扉18との衝突を回避する回避姿勢Bとに回動自在にな
るように取付けるための召合せ部材取付け用ヒンジであ
って、一方の回動扉18の自由端に固定される固定部材2
と、前記召合せ部材20を取り付ける取付部材5と、召合
せ部材20を前記回避姿勢Bに付勢するバネ4とを有する
観音扉の召合せ部材取付用ヒンジにおいて、 前記一方の回動扉18の閉塞時にケース本体21側の受承面
部24に当接して召合せ部材20を閉塞姿勢Aとさせるエン
ドキャップ8が、前記召合せ部材20の上方又は下方移動
を規制するように前記取付部材5に一体的に設けられて
いる構成を採用したものである。
(作用) 本考案に係るヒンジは、第6図及び第7図に示すよう
に、上下2個を夫々の固定部材2において一方の回動扉
18の自由端内側の上下端に、夫々のエンドキャップ本体
9の端部が位置するように取付け、召合せ部材20を抱持
部7に抱着挟持させる。これにより扉18,19の開閉時に
ケース本体21の受承面部24には、ヒンジ1のエンドキャ
ップ本体9が接当し、召合せ部材20には傷がつく等の影
響が生じない。また、抱持部7の一端にエンドキャップ
8がその嵌合部10において一体的に取付けられているの
で、抱持部7の他端に抱着挟持された召合せ部材20が上
下方向に位置ズレすることがない。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第8図に示す実施例に基づ
いて説明する。
第6図及び第7図はケースの扉構造を示し、ケース本
体21の前面開口部22を開閉自在に閉塞すべく、左右一対
の回動扉18,19が備えられている。各回動扉18,19はケー
ス本体21の両側に、夫々、蝶番23を介して取付けられて
おり、所謂観音開き形式に構成されている。
両回動扉18,19の内側には、召合せ部の間隙Sを閉塞
すべく、両回動扉18,19の上下方向長さより後述する両
ヒンジ1,1のエンドキャップ8,8の長さを除いた長さの召
合せ部材20が設けられている。この召合せ部材20は、一
方の回動扉18の自由端内側に固定された上下方向一対の
ヒンジ1,1によって回動自在に取付けられている。
前記ヒンジ1は第1図乃至第5図に示すように、回動
扉18の自由端に固定される固定部材2と、召合せ部材20
が取付けられる取付部材5と、該取付部材5を前記固定
部材2に枢支する枢支軸3と、付勢バネ4と、前記取付
部材5に一体に取付けられるエンドキャップ8とからな
る。固定部材2は、回動扉18の自由端に取付けるための
上下方向に一対のビス穴11,11を穿設した板状の基部12
と、該基部12に上下一対の支持片13,13及び該支持片13,
13を回動扉18の基端側で連結する連結壁14とが一体に立
設形成されている。
前記固定部材2の支持片13,13間には回動扉18の回動
軸線と平行に枢支軸3が支持されている。取付部材5は
好ましくは合成樹脂製で弾力性を有するもので形成され
ており、前記固定部材2の支持片13,13間に内嵌し、枢
支軸3回りに枢支される枢支部6と、該枢支部6から軸
心と直交方向に一体に延設して召合せ部材20が取付けら
れる抱持部7と、該抱持部7の一端に取付けられるエン
ドキャップ8が一体に形成されてなる。枢支部6の内面
側には、回動を90°以内の範囲内に規制するように前記
固定部材2の連結壁4に面接当する規制傾斜面15が形成
されている。又、枢支部6の上下方向中央部には枢支軸
3中央部を露出させるように切欠部16が形成されてい
る。
付勢バネ4は、前記枢支部6の切欠部16内に枢支軸3
に巻回した状態で収納されて、取付部材5を後方回動す
るように付勢している。
なお、固定部材2と枢支部6は、枢支軸3により付勢
バネ4を介して常時後方に付勢されて回動自在に取付け
られておればよく、その構成は上記のものに限られな
い。
抱持部7は、召合せ部材20を幅方向に抱着挟持するよ
うに内側を召合せ部材20と略同幅とし、幅方向両端を召
合せ部間隙Sに向けて屈曲して一対の挟持壁17,17が形
成されている。
エンドキャップ8は、前記抱持部7の一部に嵌合する
嵌合突部10を有し、該嵌合突部10から段部10'を介して
枢支軸3と平行に前記抱持部7の横断面外周形状と略同
形状の板状のキャップ本体9が延設されてなる。このエ
ンドキャップ8は嵌合突部10において前記抱持部7の一
部に接着剤等で一体的に嵌合取付けられる。なお図示
(第1図〜第3図参照)のものは嵌合突部10が抱持部7
の約半分の長さとされているが、抱持部7に召合せ部材
20を抱着挟持する余裕を残した長さであればよく、また
抱持部7とエンドキャップ8は予め一体的に形成された
ものでもよい。
なお、抱持部7及びエンドキャップ8の嵌合突部10の
形状は上記のものに限らず、第8図(a)(b)(c)
に示すように、要するに召合せ部材を確実に抱着挟持で
きるものであればよい。この場合、召合せ部材20は抱持
部7に嵌装しうる形状に形成される必要があることはも
ちろんである。
前記ヒンジ1は、前記一方の回動扉18の自由端内側の
上下端に一対が夫々のエンドキャップ本体9の端部が位
置するように位置決めし固定部材2の基部12を接してビ
ス穴11,11にビス(図示省略)をねじ込んで固定され
る。召合せ部材20は、前記ヒンジ1の取付部材5の抱持
部7に幅方向に抱着挟持されて取付けられる。そして、
ケース本体21の前面開口部22上下の中央部前面が、一方
の回動扉18の閉塞時にヒンジ1のエンドキャップ本体9
内面側と相対移動自在に当接する受承面部24とされてい
る。これによって召合せ部材20は、回動扉18,19の内面
側で召合せ部間隙Sを閉塞する閉塞姿勢Aと、他方の回
動扉19との衝突を回避すべく後方回動した回避姿勢Bと
に回動自在とされる。
(考案の効果) 本考案によれば、一方の回動扉18の閉塞時にケース本
体21側の受承面部24に当接して召合せ部材20を閉塞姿勢
Aとさせるエンドキャップ8が、前記召合せ部材20の上
方又は下方移動を規制するように前記取付部材5に一体
的に設けられているので、回動扉18,19の開閉時にケー
ス本体21側の受承面部24にはエンドキャップ8が当接
し、召合せ部材20は受承面部24に当接しないため傷がつ
くことがない。また、エンドキャップ8で召合せ部材20
の上方又は下方移動を規制でき、召合せ部材20を取付部
材5に確実かつ簡単にとりつけることができ、召合せ部
材20の上下方向への位置ずれを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ
の一実施例を示す斜視図、第2図は同背面図、第3図は
同X−X線断面図、第4図はケースの扉に取付けられた
ヒンジの取付状態を示す要部断面図、第5図は同要部拡
大図、第6図はケースの扉構造を示す横断平面図、第7
図は第6図の縦断側面図、第8図は本考案のヒンジの抱
持部の他の実施例を示す平面図、第9図は従来例を示す
斜視図である。 1…ヒンジ、2…固定部材、3…枢支軸、4…付勢バ
ネ、5…取付部材、6…枢支部、7…抱持部、8…エン
ドキャップ、9…エンドキャップ本体、10…嵌合突部、
18,19…回動扉、20…召合せ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】観音開き形式の左右一対の回動扉(18)
    (19)のうちの一方の回動扉(18)に、召合せ部材(2
    0)を、回動扉(18)(19)の召合せ部間隙(S)を閉
    塞する閉塞姿勢(A)と他方の回動扉(18)との衝突を
    回避する回避姿勢(B)とに回動自在になるように取付
    けるための召合せ部材取付け用ヒンジであって、一方の
    回動扉(18)の自由端に固定される固定部材(2)と、
    前記召合せ部材(20)を取り付ける取付部材(5)と、
    召合せ部材(22)を前記回避姿勢(B)に付勢するバネ
    (4)とを有する観音扉の召合せ部材取付用ヒンジにお
    いて、 前記一方の回動扉(18)の閉塞時にケース本体(21)側
    の受承面部(24)に当接して召合せ部材(20)を閉塞姿
    勢(A)とさせるエンドキャップ(8)が、前記召合せ
    部材(20)の上方又は下方移動を規制するように前記取
    付部材(5)に一体的に設けられていることを特徴とす
    る観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ。
JP1989122658U 1989-10-18 1989-10-18 観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ Expired - Lifetime JPH088231Y2 (ja)

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JPH0361091U JPH0361091U (ja) 1991-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6433894U (ja) * 1987-08-26 1989-03-02
JPH0111913Y2 (ja) * 1988-03-09 1989-04-07

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