JPH1067187A - 感熱記録紙のラミネート方法及び装置 - Google Patents
感熱記録紙のラミネート方法及び装置Info
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- JPH1067187A JPH1067187A JP8226664A JP22666496A JPH1067187A JP H1067187 A JPH1067187 A JP H1067187A JP 8226664 A JP8226664 A JP 8226664A JP 22666496 A JP22666496 A JP 22666496A JP H1067187 A JPH1067187 A JP H1067187A
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱記録した画像を損なうことなく、感熱記録
紙をラミネートする。 【解決手段】 カラー感熱記録紙１とラミネートシート
１１は、加圧ローラ２４の付勢により搬送ローラ２２側
に押し付けられ密着する。加圧密着されたカラー感熱記
録紙１とラミネートシート１１は、紫外線ランプ２６を
通過する際に紫外線が照射される。紫外線は、ラミネー
トシート１１の透明シート層１２をそのまま透過し、そ
の下の接着層１３で吸収される。接着層１３を構成する
紫外線硬化性接着剤は、紫外線のエネルギーにより硬化
し、カラー感熱記録紙１の保護層６と隙間なく完全に固
着して一体化する。カラー感熱記録紙１とラミネートシ
ート１１との接着時に、熱を用いないので、紫外線定着
していないカラー感熱記録紙１のシアン感熱発色層が発
色して、記録画像が変質することがない。
紙をラミネートする。 【解決手段】 カラー感熱記録紙１とラミネートシート
１１は、加圧ローラ２４の付勢により搬送ローラ２２側
に押し付けられ密着する。加圧密着されたカラー感熱記
録紙１とラミネートシート１１は、紫外線ランプ２６を
通過する際に紫外線が照射される。紫外線は、ラミネー
トシート１１の透明シート層１２をそのまま透過し、そ
の下の接着層１３で吸収される。接着層１３を構成する
紫外線硬化性接着剤は、紫外線のエネルギーにより硬化
し、カラー感熱記録紙１の保護層６と隙間なく完全に固
着して一体化する。カラー感熱記録紙１とラミネートシ
ート１１との接着時に、熱を用いないので、紫外線定着
していないカラー感熱記録紙１のシアン感熱発色層が発
色して、記録画像が変質することがない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録紙にラミ
ネート加工を行うためのラミネート方法及び装置に関す
るものである。
ネート加工を行うためのラミネート方法及び装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】熱記録には、熱転写方式と感熱記録方式
とがある。熱転写方式は、記録紙にインクリボン又はイ
ンクシートを重ね、その背後からサーマルヘッドで押
圧、加熱してインクを記録紙に転写するものであり、こ
れには、溶融転写型と昇華型とがある。感熱記録方式
は、支持体上に感熱発色層を形成した感熱記録紙を用
い、サーマルヘッドで加熱することによって発色記録す
るものである。
とがある。熱転写方式は、記録紙にインクリボン又はイ
ンクシートを重ね、その背後からサーマルヘッドで押
圧、加熱してインクを記録紙に転写するものであり、こ
れには、溶融転写型と昇華型とがある。感熱記録方式
は、支持体上に感熱発色層を形成した感熱記録紙を用
い、サーマルヘッドで加熱することによって発色記録す
るものである。
【０００３】カラー感熱記録紙としては、図４に示すよ
うに、支持体２の上に、シアン感熱発色層３，マゼンタ
感熱発色層４，イエロー感熱発色層５，保護層６からな
る発色層７が層設されたカラー感熱記録紙１が知られて
いる。各感熱発色層は、上層ほど熱感度が高くなってお
り、この熱感度の違いからサーマルヘッドの発色熱エネ
ルギーの範囲を調節して上層から順番に記録する。下層
の感熱発色層を記録する前に、記録済みの感熱発色層が
再発色しないように、紫外線を照射して定着する。再上
層のイエロー感熱発色層５は、４２０ｎｍの紫外線によ
る定着性が与えられ、マゼンタ感熱発色層４は、３６５
ｎｍの紫外線による定着性が与えられている。なお、シ
アン感熱発色層３は、通常の環境下で与えられる熱では
発色しない程度に熱感度が低い（発色点が高い）ため、
定着性は与えられていない。
うに、支持体２の上に、シアン感熱発色層３，マゼンタ
感熱発色層４，イエロー感熱発色層５，保護層６からな
る発色層７が層設されたカラー感熱記録紙１が知られて
いる。各感熱発色層は、上層ほど熱感度が高くなってお
り、この熱感度の違いからサーマルヘッドの発色熱エネ
ルギーの範囲を調節して上層から順番に記録する。下層
の感熱発色層を記録する前に、記録済みの感熱発色層が
再発色しないように、紫外線を照射して定着する。再上
層のイエロー感熱発色層５は、４２０ｎｍの紫外線によ
る定着性が与えられ、マゼンタ感熱発色層４は、３６５
ｎｍの紫外線による定着性が与えられている。なお、シ
アン感熱発色層３は、通常の環境下で与えられる熱では
発色しない程度に熱感度が低い（発色点が高い）ため、
定着性は与えられていない。
【０００４】昇華型の熱転写記録では、プリント完了後
の記録紙の変色、褪色を軽減し、記録紙の表面に傷がつ
かないように保護するために、ラミネート加工が行われ
ている。このラミネート加工は、透明な樹脂シートに熱
軟化性接着剤を塗布したラミネートシートを記録紙の表
面に重ね、ヒーター等でこのラミネートシートを加熱し
ながら加圧ローラで加圧し、熱軟化性接着剤を溶かして
記録紙の表面にラミネートシートを密着させるものであ
る。
の記録紙の変色、褪色を軽減し、記録紙の表面に傷がつ
かないように保護するために、ラミネート加工が行われ
ている。このラミネート加工は、透明な樹脂シートに熱
軟化性接着剤を塗布したラミネートシートを記録紙の表
面に重ね、ヒーター等でこのラミネートシートを加熱し
ながら加圧ローラで加圧し、熱軟化性接着剤を溶かして
記録紙の表面にラミネートシートを密着させるものであ
る。
【０００５】また、ラミネート加工は、上述したような
記録紙表面の保護と褪色軽減という効果以外にも、プリ
ント時に生じた記録紙表面の凹凸をラミネートシートで
覆って平滑にすることにより、表面の光沢性を改善でき
るという利点がある。
記録紙表面の保護と褪色軽減という効果以外にも、プリ
ント時に生じた記録紙表面の凹凸をラミネートシートで
覆って平滑にすることにより、表面の光沢性を改善でき
るという利点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感熱記
録紙に上述したようなラミネート加工を行う場合は、熱
軟化性接着剤が軟化温度以上になるように高温に加熱す
ると、定着されていない感熱発色層が発色して、既に記
録されている画像等を損なってしまうという問題が生じ
る。また、感熱記録紙を高い温度に加熱すると、感熱発
色層から微細な気泡が発生し、感熱記録紙の表面が火脹
れ状態になることもある。
録紙に上述したようなラミネート加工を行う場合は、熱
軟化性接着剤が軟化温度以上になるように高温に加熱す
ると、定着されていない感熱発色層が発色して、既に記
録されている画像等を損なってしまうという問題が生じ
る。また、感熱記録紙を高い温度に加熱すると、感熱発
色層から微細な気泡が発生し、感熱記録紙の表面が火脹
れ状態になることもある。
【０００７】本発明は、熱記録した画像を全く損なうこ
となく、感熱記録紙をラミネートすることができる方法
及び装置を提供することを目的とする。
となく、感熱記録紙をラミネートすることができる方法
及び装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載のラミネート方法は、支持体の上に層
設された少なくとも１つの感熱発色層に画像を記録した
後、その感熱発色層側に紫外線硬化性接着材料が塗布さ
れた透明なラミネートシートを重ね合わせ、このラミネ
ートシート側から紫外線を照射して紫外線硬化性接着材
料を硬化させて、感熱記録紙にラミネートシートを接着
するものである。
に、請求項１記載のラミネート方法は、支持体の上に層
設された少なくとも１つの感熱発色層に画像を記録した
後、その感熱発色層側に紫外線硬化性接着材料が塗布さ
れた透明なラミネートシートを重ね合わせ、このラミネ
ートシート側から紫外線を照射して紫外線硬化性接着材
料を硬化させて、感熱記録紙にラミネートシートを接着
するものである。
【０００９】請求項２においては、前記感熱記録紙は、
シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱
発色層が支持体上に順次層設されており、下層ほど熱感
度が低く、また上層にある２種類の感熱発色層は異なっ
た波長域の紫外線による定着性を備えているものである
シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱
発色層が支持体上に順次層設されており、下層ほど熱感
度が低く、また上層にある２種類の感熱発色層は異なっ
た波長域の紫外線による定着性を備えているものである
【００１０】請求項３記載のラミネート装置は、支持体
上に層設された少なくとも１つの感熱発色層に画像が記
録された感熱記録紙に、紫外線硬化性接着材料が塗布さ
れた透明なラミネートシートを重ねた状態で押し付ける
加圧手段と、ラミネートシートに紫外線を照射して紫外
線硬化性接着材料を硬化させる紫外線ランプとからなる
ものである。
上に層設された少なくとも１つの感熱発色層に画像が記
録された感熱記録紙に、紫外線硬化性接着材料が塗布さ
れた透明なラミネートシートを重ねた状態で押し付ける
加圧手段と、ラミネートシートに紫外線を照射して紫外
線硬化性接着材料を硬化させる紫外線ランプとからなる
ものである。
【００１１】請求項４においては、前記加圧手段を、紫
外線の照射前に、前記感熱記録紙に前記ラミネートシー
トを押し付ける加圧ローラ対としたものである。請求項
５においては、前記加圧手段を２組のローラ対とし、前
記紫外線ランプを挟んで配置したものである。
外線の照射前に、前記感熱記録紙に前記ラミネートシー
トを押し付ける加圧ローラ対としたものである。請求項
５においては、前記加圧手段を２組のローラ対とし、前
記紫外線ランプを挟んで配置したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図３は、本発明に用いられるラミ
ネートシートの層構造を示すものである。ラミネートシ
ート１１は、透明シート層１２と接着層１３の２層から
なり、接着層１３は剥離紙１４で覆われている。透明シ
ート層１２は、透明度や耐久性の高い樹脂層であり、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート等が挙げられる。
ネートシートの層構造を示すものである。ラミネートシ
ート１１は、透明シート層１２と接着層１３の２層から
なり、接着層１３は剥離紙１４で覆われている。透明シ
ート層１２は、透明度や耐久性の高い樹脂層であり、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート等が挙げられる。
【００１３】接着層１３は、紫外線の照射により硬化す
る透明な接着剤の層である。この紫外線硬化性接着剤と
しては、例えば、ポリエステルアクリレート、ウレタン
アクリレート、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
等がある。なお、この接着層１３を構成する接着剤は、
常温において透明シート層１２から流出したりせず、適
度な粘性で透明シート層１２の裏面に均一に展開するよ
うに、粘度が調整されている。
る透明な接着剤の層である。この紫外線硬化性接着剤と
しては、例えば、ポリエステルアクリレート、ウレタン
アクリレート、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
等がある。なお、この接着層１３を構成する接着剤は、
常温において透明シート層１２から流出したりせず、適
度な粘性で透明シート層１２の裏面に均一に展開するよ
うに、粘度が調整されている。
【００１４】剥離紙１４は、接着層１３に塵埃が付着し
たり、接着層１３が紫外線を含む外光に晒されることを
防止するための不透明なシートである。ラミネート加工
時には、この剥離紙１４をラミネートシート１１から剥
がす。
たり、接着層１３が紫外線を含む外光に晒されることを
防止するための不透明なシートである。ラミネート加工
時には、この剥離紙１４をラミネートシート１１から剥
がす。
【００１５】図２において、ラミネート装置２１は、搬
送ローラ２２と、これを駆動するモータ２３、加圧ロー
ラ２４，２５、及び紫外線ランプ２６とから構成されて
いる。搬送ローラ２２は図２中の時計方向に回動し、ラ
ミネートシート１１とカラー感熱記録紙１とを重ね合わ
せたものを、加圧ローラ２４から紫外線ランプ２６を経
て加圧ローラ２５に到るまで搬送する。
送ローラ２２と、これを駆動するモータ２３、加圧ロー
ラ２４，２５、及び紫外線ランプ２６とから構成されて
いる。搬送ローラ２２は図２中の時計方向に回動し、ラ
ミネートシート１１とカラー感熱記録紙１とを重ね合わ
せたものを、加圧ローラ２４から紫外線ランプ２６を経
て加圧ローラ２５に到るまで搬送する。
【００１６】加圧ローラ２４，２５は、バネ２４ａ，２
５ａで搬送ローラ２２方向に付勢されており、紫外線ラ
ンプ２６を挟んで上流側と下流側に各々設けられてい
る。この加圧ローラ２４，２５は、ラミネートシート１
１をカラー感熱記録紙１に押し付けることにより、ラミ
ネートシート１１の接着層１３とカラー感熱記録紙１の
保護層６との間を隙間なく密着させる。
５ａで搬送ローラ２２方向に付勢されており、紫外線ラ
ンプ２６を挟んで上流側と下流側に各々設けられてい
る。この加圧ローラ２４，２５は、ラミネートシート１
１をカラー感熱記録紙１に押し付けることにより、ラミ
ネートシート１１の接着層１３とカラー感熱記録紙１の
保護層６との間を隙間なく密着させる。
【００１７】紫外線ランプ２６は、接着層１３を構成し
ている紫外線硬化性接着剤を硬化させる波長域の紫外線
を照射する。なお、符号２６ａは、紫外線ランプ２６か
ら発する紫外線を効率よくラミネートシート１１の方向
に反射させるリフレクターである。
ている紫外線硬化性接着剤を硬化させる波長域の紫外線
を照射する。なお、符号２６ａは、紫外線ランプ２６か
ら発する紫外線を効率よくラミネートシート１１の方向
に反射させるリフレクターである。
【００１８】次に上記装置の作用について説明する。例
えば、カラー感熱プリンタでフルカラー画像を記録して
あるカラー感熱記録紙１に、ラミネートシート１１を用
いてラミネート加工を行うには、図１に示すように、ま
ず、ラミネートシート１１の接着層１３を保護している
剥離紙１４をラミネートシート１１から剥がす。そし
て、カラー感熱記録紙１の発色層７側に接着層１３を合
わせるようにして、カラー感熱記録紙１にラミネートシ
ート１１を重ねる。
えば、カラー感熱プリンタでフルカラー画像を記録して
あるカラー感熱記録紙１に、ラミネートシート１１を用
いてラミネート加工を行うには、図１に示すように、ま
ず、ラミネートシート１１の接着層１３を保護している
剥離紙１４をラミネートシート１１から剥がす。そし
て、カラー感熱記録紙１の発色層７側に接着層１３を合
わせるようにして、カラー感熱記録紙１にラミネートシ
ート１１を重ねる。
【００１９】ラミネート装置２１のメインスイッチ（図
示せず）をオンにして、ラミネートシート１１を上に向
けた状態で、カラー感熱記録紙１とラミネートシート１
１とをラミネート装置２１に挿入する。モータ２２が動
作して搬送ローラ２２が図２中の時計方向に回転を始
め、カラー感熱記録紙１とラミネートシート１１は加圧
ローラ２４に送られる。
示せず）をオンにして、ラミネートシート１１を上に向
けた状態で、カラー感熱記録紙１とラミネートシート１
１とをラミネート装置２１に挿入する。モータ２２が動
作して搬送ローラ２２が図２中の時計方向に回転を始
め、カラー感熱記録紙１とラミネートシート１１は加圧
ローラ２４に送られる。
【００２０】加圧ローラ２４に達したカラー感熱記録紙
１とラミネートシート１１は、ここで加圧ローラ２４の
付勢により搬送ローラ２２側に押し付けられる。この付
勢により、ラミネートシート１１の接着層１３は、カラ
ー感熱記録紙１の保護層６に完全に密着し、間に挟まっ
ていた微細な気泡等も周縁から押し出される。
１とラミネートシート１１は、ここで加圧ローラ２４の
付勢により搬送ローラ２２側に押し付けられる。この付
勢により、ラミネートシート１１の接着層１３は、カラ
ー感熱記録紙１の保護層６に完全に密着し、間に挟まっ
ていた微細な気泡等も周縁から押し出される。
【００２１】先端部分から順次、加圧密着させたカラー
感熱記録紙１とラミネートシート１１は、紫外線ランプ
２６の直下に達し、ここで紫外線が全面に照射される。
紫外線ランプ２６から発した紫外線は、ラミネートシー
ト１１の透明シート層１２をそのまま透過し、その下の
接着層１３で吸収される。紫外線を照射された接着層１
３は、その構成材料である紫外線硬化性接着剤が紫外線
のエネルギーにより硬化する。そして、加圧ローラ２４
により加圧され密着しているカラー感熱記録紙１の保護
層６と隙間なく完全に接着する。
感熱記録紙１とラミネートシート１１は、紫外線ランプ
２６の直下に達し、ここで紫外線が全面に照射される。
紫外線ランプ２６から発した紫外線は、ラミネートシー
ト１１の透明シート層１２をそのまま透過し、その下の
接着層１３で吸収される。紫外線を照射された接着層１
３は、その構成材料である紫外線硬化性接着剤が紫外線
のエネルギーにより硬化する。そして、加圧ローラ２４
により加圧され密着しているカラー感熱記録紙１の保護
層６と隙間なく完全に接着する。
【００２２】ラミネート加工済みのカラー感熱記録紙１
は、加圧ローラ２５により、再び先端から順次搬送ロー
ラ２２方向に押し付けられ、カラー感熱記録紙１とラミ
ネートシート１１との接着を確実にする。そして、ラミ
ネート装置２１からラミネート加工されたカラー感熱記
録紙１が排出され、一連の工程が完了する。
は、加圧ローラ２５により、再び先端から順次搬送ロー
ラ２２方向に押し付けられ、カラー感熱記録紙１とラミ
ネートシート１１との接着を確実にする。そして、ラミ
ネート装置２１からラミネート加工されたカラー感熱記
録紙１が排出され、一連の工程が完了する。
【００２３】以上のようにしてラミネート加工されたカ
ラー感熱記録紙１は、発色層７の表面が丈夫なラミネー
トシート１１で覆われているので、発色層７が傷ついた
りすることがなく、また外光による変色、褪色も軽減さ
れ、鮮明な色調が永く保たれる。
ラー感熱記録紙１は、発色層７の表面が丈夫なラミネー
トシート１１で覆われているので、発色層７が傷ついた
りすることがなく、また外光による変色、褪色も軽減さ
れ、鮮明な色調が永く保たれる。
【００２４】また、このようにカラー感熱記録紙１にラ
ミネート加工を行うことにより、カラー感熱記録紙１の
熱記録時に生じた凹凸の上にラミネートシート１１が被
せられ、表面が平滑になるので、表面の光沢性も改善さ
れてプリント品質が向上する。
ミネート加工を行うことにより、カラー感熱記録紙１の
熱記録時に生じた凹凸の上にラミネートシート１１が被
せられ、表面が平滑になるので、表面の光沢性も改善さ
れてプリント品質が向上する。
【００２５】なお、前述した実施形態においては、加圧
ローラを紫外線ランプを挟んで複数設けているが、１つ
でもよい。この場合、ラミネートシートを被せた感熱記
録紙が紫外線ランプに達するより前の位置に設け、加圧
ローラで密着させた感熱記録紙とラミネートシートとを
紫外線ランプに送るようにする。紫外線ランプで接着さ
れた感熱記録紙とラミネートシートは、充分に一体化し
ているので、接着後に特に加圧しなくとも実用上特に支
障はない。
ローラを紫外線ランプを挟んで複数設けているが、１つ
でもよい。この場合、ラミネートシートを被せた感熱記
録紙が紫外線ランプに達するより前の位置に設け、加圧
ローラで密着させた感熱記録紙とラミネートシートとを
紫外線ランプに送るようにする。紫外線ランプで接着さ
れた感熱記録紙とラミネートシートは、充分に一体化し
ているので、接着後に特に加圧しなくとも実用上特に支
障はない。
【００２６】また、前述した実施形態で、シアン感熱発
色層に紫外線定着性を与え、ラミネートシートの紫外線
硬化性接着剤を、この波長域と同じ紫外線で硬化するも
のを選択することにより、ラミネート加工時にシアン感
熱発色層を同時に定着することもできる。
色層に紫外線定着性を与え、ラミネートシートの紫外線
硬化性接着剤を、この波長域と同じ紫外線で硬化するも
のを選択することにより、ラミネート加工時にシアン感
熱発色層を同時に定着することもできる。
【００２７】前述した実施形態においては、感熱記録紙
の例として、カラー感熱記録紙にラミネート加工を行う
場合を取り上げているが、勿論、これに限定されるもの
ではなく、モノクロの感熱記録紙等にラミネートを行う
こともできる。
の例として、カラー感熱記録紙にラミネート加工を行う
場合を取り上げているが、勿論、これに限定されるもの
ではなく、モノクロの感熱記録紙等にラミネートを行う
こともできる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、接着剤
として紫外線硬化性のものを用いたから、ラミネートシ
ートを感熱記録紙に接合する際に加熱することが不要と
なる。したがって、加熱によって未定着の感熱発色層が
発色することがない。また、感熱記録紙を高い温度に加
熱すると、感熱発色層から微細な気泡ができるが、本発
明はラミネートシートの接合に熱を用いないから、この
ような気泡が発生することがない。
として紫外線硬化性のものを用いたから、ラミネートシ
ートを感熱記録紙に接合する際に加熱することが不要と
なる。したがって、加熱によって未定着の感熱発色層が
発色することがない。また、感熱記録紙を高い温度に加
熱すると、感熱発色層から微細な気泡ができるが、本発
明はラミネートシートの接合に熱を用いないから、この
ような気泡が発生することがない。
【図１】本発明のラミネート方法の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図２】本発明のラミネート装置の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図３】ラミネートシートの層構造の一例を示す説明図
である。
である。
【図４】カラー感熱記録紙の層構造の一例を示す説明図
である。
である。
１ カラー感熱記録紙 ３ シアン感熱発色層 １１ ラミネートシート １２ 透明シート層 １３ 接着層 ２１ ラミネート装置 ２２ 搬送ローラ ２４，２５ 加圧ローラ ２６ 紫外線ランプ
Claims (5)
- 【請求項１】 支持体の上に層設された少なくとも１つ
の感熱発色層に画像を記録した後、その感熱発色層側に
紫外線硬化性接着材料が塗布された透明なラミネートシ
ートを重ね合わせ、このラミネートシート側から紫外線
を照射して紫外線硬化性接着材料を硬化させて、感熱記
録紙にラミネートシートを接着することを特徴とする感
熱記録紙のラミネート方法。 - 【請求項２】 前記感熱記録紙は、シアン感熱発色層、
マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層が支持体上に
順次層設されており、下層ほど熱感度が低く、また上層
にある２種類の感熱発色層は異なった波長域の紫外線に
よる定着性を備えていることを特徴とする請求項１記載
の感熱記録紙のラミネート方法。 - 【請求項３】 支持体上に層設された少なくとも１つの
感熱発色層に画像が記録された感熱記録紙に、紫外線硬
化性接着材料が塗布された透明なラミネートシートを重
ねた状態で押し付ける加圧手段と、ラミネートシートに
紫外線を照射して紫外線硬化性接着材料を硬化させる紫
外線ランプとからなることを特徴とする感熱記録紙のラ
ミネート装置。 - 【請求項４】 前記加圧手段は、紫外線の照射前に、前
記感熱記録紙に前記ラミネートシートを押し付ける加圧
ローラ対であることを特徴とする請求項３記載の感熱記
録紙のラミネート装置。 - 【請求項５】 前記加圧手段は２組のローラ対であり、
前記紫外線ランプを挟んで配置されていることを特徴と
する請求項３記載の感熱記録紙のラミネート装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226664A JPH1067187A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 感熱記録紙のラミネート方法及び装置 |
| US08/917,719 US5928454A (en) | 1996-08-28 | 1997-08-27 | Laminating method for a thermal recording paper and laminating device for the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226664A JPH1067187A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 感熱記録紙のラミネート方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1067187A true JPH1067187A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16848732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8226664A Pending JPH1067187A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 感熱記録紙のラミネート方法及び装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5928454A (ja) |
| JP (1) | JPH1067187A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW396049B (en) * | 1998-07-31 | 2000-07-01 | Takara Co Ltd | Magnetic display panel and method for manufacturing the same |
| NL1016923C2 (nl) * | 2000-12-20 | 2002-06-21 | Nederland Multipaper B V | Werkwijze voor het insluiten van een drager, alsmede op een lamineerpouch. |
| US6880463B2 (en) * | 2001-08-24 | 2005-04-19 | Xeikon International, N.V. | Coating of toner images |
| DE10206256B4 (de) * | 2002-02-15 | 2006-09-21 | Beiersdorf Ag | Flächenkalandar und Flächenkalandrierverfahren |
| US20080003420A1 (en) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 3M Innovative Properties Company | Transfer hardcoat films for graphic substrates |
| GB0614778D0 (en) * | 2006-07-25 | 2006-09-06 | Dymo Nv | Tape supply and tape cassette |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4505975A (en) * | 1981-07-25 | 1985-03-19 | Sony Corporation | Thermal transfer printing method and printing paper therefor |
| US5407724A (en) * | 1989-11-14 | 1995-04-18 | Toray Industries, Inc. | Laminated polyester film for heat-sensitive image transfer material |
| US5585321A (en) * | 1993-11-09 | 1996-12-17 | Rand Mcnally & Company | Enhanced thermal papers with improved imaging characteristics |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226664A patent/JPH1067187A/ja active Pending
-
1997
- 1997-08-27 US US08/917,719 patent/US5928454A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5928454A (en) | 1999-07-27 |
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