JP2002019291A - 熱転写記録材料及びサーマルプリント方法並びにサーマルプリンタ - Google Patents

熱転写記録材料及びサーマルプリント方法並びにサーマルプリンタ

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JP2002019291A
JP2002019291A JP2000199239A JP2000199239A JP2002019291A JP 2002019291 A JP2002019291 A JP 2002019291A JP 2000199239 A JP2000199239 A JP 2000199239A JP 2000199239 A JP2000199239 A JP 2000199239A JP 2002019291 A JP2002019291 A JP 2002019291A
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thermal
layer
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color
heat
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JP2000199239A
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English (en)
Inventor
Nobuo Miyazaki
紳夫 宮崎
Hideyuki Kokubo
秀幸 小久保
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面が平滑でない普通紙等に簡単に高画質な
プリントを行う。 【解決手段】 普通紙11の搬送路に沿って第1〜第3
転写部13〜15が配置されている。各転写部13〜1
5には、3色の各画像を記録するサーマルヘッド16〜
18とプラテンローラ19〜21、定着器25〜27と
を備え、熱転写記録材料22〜24の各感熱発色層を発
色記録してから定着する。各転写部13〜15に普通紙
11を順に通過させ、各転写部13〜15で普通紙11
に記録済の熱転写記録材料22〜24を重ねてサーマル
ヘッド16〜18で加熱加圧する。各熱転写記録材料の
各感熱発色層が離型層から剥離して溶融軟化した熱接着
層を介して普通紙11に転写される。普通紙11上には
3種類の感熱発色層が接着され、フルカラー画像を表現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱によって発色
する発色転写層を有する熱転写材料及びこの熱転写材料
を用いるサーマルプリント方法並びにサーマルプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば普通紙や布地等のように表面が滑
らかでない被転写材料は、表面にインクが転写しにくい
ため、ドットの欠けや乱れが発生し、画像を高画質に記
録することが困難である。そこで、一旦別の媒体に形成
した画像を媒体ごと被転写材料に転写する方式が採られ
ている。このような転写方式は、例えば特開平5−57
5号公報に記載されている。この公報記載の熱転写材料
は、離型性を有する支持体上に顕色剤が塗布してある。
【0003】前記公報記載のプリンタは、長尺の感光感
圧媒体を搬送しながら、これに原稿からの反射光で露光
する。感光感圧媒体は、染料前駆物質,光硬化性樹脂及
び光重合開始剤が内包されたマイクロカプセルを表層に
混入したもので、露光量に応じた数のマイクロカプセル
が硬化する。次に、感光感圧媒体と熱転写材料とを重ね
合わせて押圧ローラ対の間に通す。これにより、前記露
光によって硬化しなかったマイクロカプセルが破壊し、
このマイクロカプセルから流出した染料前駆物質と顕色
剤層の顕色剤とが反応して熱転写材料の顕色剤層にカラ
ー画像が形成される。
【0004】一方、スキャナで原稿の画像を読み取り、
コンピュータを用いて画像の着色部分を確定し、感熱プ
リンタを用いて確定した画像の着色部分を、ナイロン等
のメッシュ上に感熱性樹脂が層設されたスクリーンシー
トに製版する。すなわち、原稿画像の着色部分に対応し
た部分の感熱性樹脂が溶融し、この部分がメッシュだけ
になる。
【0005】次に、前記カラー画像が形成された熱転写
材料の上に、製版されたスクリーンシートを画像の位置
合わせをして重ね合わせ、熱可塑性樹脂となるポリオレ
フィン系樹脂の分散液を圧搾しながら塗布する。そし
て、スクリーンシートを分離して乾燥させることによ
り、熱転写材料の画像の上に熱可塑性樹脂が担持され
る。
【0006】次に、熱転写材料の熱可塑性樹脂側と、ポ
リエチレンテレフタレートフイルムからなるシート状の
被転写部材とを重ね合わせて加熱した熱圧ローラ間に通
して熱圧着する。これにより、被転写部材に熱可塑性樹
脂を介して熱転写材料が融着される。そして、常温まで
冷却させた後、熱転写材料の支持体を引き剥がすことに
より、被転写部材の上に熱転写材料の画像部分が転写さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記プリンタは、熱転
写材料の顕色剤層に画像を形成するのみで、この画像を
形成した染色剤層を被転写部材上に転写するには、更
に、熱可塑性樹脂を熱転写材料の画像の上に担持させる
工程と、熱可塑性樹脂を介して熱転写材料を被転写部材
に融着させる工程と、熱転写材料の支持体を引き剥がす
工程とが必要になる。このため、プリント工程が複雑で
プリントに時間がかかるという欠点がある。
【0008】本発明は、表面が平滑でない熱転写材料で
あっても、高画質な画像を、簡単な工程でかつ迅速にプ
リントできる熱転写記録材料及びサーマルプリント方法
並びにサーマルプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写記録材料は、支持体上に、離型層
と、感熱発色層と、透明な熱接着層とが順次設けられて
おり、前記感熱発色層は、加熱によって発色するととも
に、電磁線による定着性を有し、かつ離型層からの剥離
及び熱接着層を介して被転写材料への転写が可能にした
ものである。
【0010】請求項2記載の熱転写記録材料では、感熱
発色転写層の発色温度よりも高い温度に加熱されたとき
に接着性を呈する熱接着層としたものである。請求項3
記載の熱転写記録材料では、支持体を透明としたもので
ある。これによれば、熱転写記録材料の両面側から電磁
線の照射を行うから、片面側からと比較して定着ムラを
なくすることができる。
【0011】請求項4記載のサーマルプリント方法で
は、支持体上に、離型層と、加熱によって発色するとと
もに、電磁線による定着性を有し、離型層からの剥離可
能な感熱発色層と、感熱発色層を被転写材料上に接着す
るための透明な熱接着層とが順次に設けられており、感
熱発色層が3原色の一つに発色する少なくとも第1ない
し第3の熱転写記録材料を用いること;前記各熱転写記
録材料をそれぞれ発色記録してから電磁線を照射して定
着すること;前記第1ないし第3の熱転写記録材料を選
択的に被転写材料上に重ねて加熱し、熱接着層を介して
感熱発色層を被転写材料に転写すること;からなり、離
型層から剥離された3種類の感熱発色層を上下に順番に
重ねた状態で被転写材料に転写するようにしたものであ
る。
【0012】請求項5記載のサーマルプリント方法で
は、透明な支持体、加熱によって第1の色に発色すると
ともに電磁線による定着性を有する感熱発色層、透明な
熱接着層が順次層設された第1の熱記録材料と、透明な
支持体、加熱によって第2の色に発色するとともに電磁
線による定着性を有する感熱発色層、透明な熱接着層が
順次層設された第2の熱記録材料と、透明な支持体、加
熱によって第3の色に発色するとともに電磁線による定
着性を有する感熱発色層、透明な保護層が順次層設され
た第3の熱記録材料を用いること;前記第1ないし第3
の各熱記録材料をそれぞれ発色記録してから電磁線を照
射して定着すること;前記第1の熱記録材料の熱接着層
が第2の熱記録材料の支持体に対面し、また、第3の熱
記録材料の保護層が第2の熱記録材料の熱接着層に対面
するように、第2の熱記録材料の両側から第1及び第3
の熱記録材料を重ねて加熱すること;からなり、各熱接
着層を介して第1ないし第3の熱記録材料を一体的に接
着するようにしたものである。
【0013】請求項6記載のサーマルプリンタでは、支
持体上に、離型層と、加熱によって発色するとともに電
磁線による定着性を備え、離型層から剥離可能な感熱発
色層と、感熱発色層を被転写材料上に接着するための透
明な熱接着層とが順次設けられた熱転写記録材料を供給
する供給ローラと、この供給ローラから引き出した熱転
写記録材料を加熱して発色記録するサーマルヘッドと、
記録済みの熱転写記録材料に電磁線を照射して定着する
定着手段と、定着済みの熱転写記録材料を巻き取る巻取
りローラと、供給ローラと巻取りローラとを駆動し、発
色記録後には熱転写記録材料を巻取りローラから供給ロ
ーラへ戻すためのローラ駆動手段とを備え、被転写材料
の搬送路上に順番に配置された第1ないし第3の転写部
と;第1ないし第3の転写部を順次通過するように、被
転写材料を搬送路に沿って搬送する手段と;前記被転写
材料が各転写部を通過するときに、熱転写記録材料を被
転写材料と同じ速度で供給ローラから巻取りローラに向
けて供給されるように各ローラ駆動手段を作動させ、ま
た、被転写材料に重なった状態で各熱転写記録材料が給
送されるときに、各サーマルヘッドを駆動して熱接着層
を介して記録済みの感熱発色層を被転写材料に転写する
ようにしたものである。
【0014】請求項7記載のサーマルプリンタでは、透
明な支持体、加熱によって第1の色に発色するとともに
電磁線による定着性を有する感熱発色層、透明な熱接着
層が順次層設された第1の熱記録材料をサーマルヘッド
で加熱して発色記録してから、電磁線を照射して定着す
る第1の記録部と;透明な支持体、加熱によって第2の
色に発色するとともに電磁線による定着性を有する感熱
発色層、透明な熱接着層が順次層設された第2の熱記録
材料をサーマルヘッドで加熱して発色記録してから、電
磁線を照射して定着する第2の記録部と;透明な支持
体、加熱によって第3の色に発色するとともに電磁線に
よる定着性を有する感熱発色層、透明な保護層が順次層
設された第3の熱記録材料をサーマルヘッドで加熱して
発色記録してから、電磁線を照射して定着する第3の記
録部と;前記第1の熱記録材料の熱接着層が第2の熱記
録材料の支持体に対面し、また第3の熱記録材料の保護
層が第2の熱記録材料の熱接着層に対面するように、第
2の熱記録材料の両側から第1及び第3の熱記録材料を
重ね、これらを加熱することで、熱接着層を介して第1
ないし第3の熱記録材料を一体的に接着する接着部と;
から構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】プリンタ10には、図1に示すよ
うに、熱転写材料として長尺状の普通紙11が用いら
れ、供給ローラ12に巻かれた状態でセットされてい
る。普通紙11は、転写時に送り出し方向(副走査方
向)に引き出される。普通紙11の搬送路には3個の転
写部13〜15が所定の間隔で配置されている。各転写
部13〜15は、送り出し方向の上流側から順に、イエ
ロー画像用、マゼンタ画像用、及びシアン画像用であ
る。各転写部13〜15は、サーマルヘッド16〜1
8、プラテンローラ19〜21、及び光定着器25〜2
7とを備えている。
【0016】各転写部13〜15は、普通紙11とほぼ
同じ幅を持った長尺状の熱転写記録材料22〜24がセ
ットされる。各熱転写記録材料22〜24は、各サーマ
ルヘッド16〜18で加熱され、単色の画像が記録され
る。この記録後に各光定着器25〜27から照射された
電磁線、例えば紫外線によって各単色画像が定着され、
その後各単色画像が重なるように、普通紙11上に順番
に転写され、フルカラー画像を形成する。
【0017】イエロー用転写部13と供給ローラ12と
の間には、給紙用のパルスモータ28で駆動される給紙
ローラ対29が配置されている。転写部14,15の上
流側にはガイドローラ対30,31が、また記録部13
〜15の下流側には搬送ローラ対32〜34がそれぞれ
配置されている。搬送ローラ対32〜34は、ピンチロ
ーラとキャプスタンローラとから構成されており、キャ
プスタンローラは普通紙搬送用のパルスモータ(以下、
搬送用モータ)35により回転駆動される。これによ
り、普通紙11は、転写時に各転写部13〜15を順次
通過する。なお、ガイドローラ対30,31は、普通紙
11の先端が通過する際にはニップ解除状態にされてお
り、先端が通過した後に普通紙11を軽くニップする。
【0018】給紙ローラ対29の下流側及び各搬送ロー
ラ対32〜34の上流側には、普通紙11の先端を検出
するための先端センサ37〜40が配置されている。先
端センサ37〜40は、投光部と受光部とを備えてお
り、光路を普通紙11が遮ることでその先端を光学的に
検出する。先端をセンサ38〜40が検出信号を出力し
た時点から搬送用モータ35の駆動パルスをカウントす
ることでイエロー転写、マゼンタ転写、及びシアン転写
に際して、普通紙11の上の記録エリアの先端の搬送位
置を特定する。3色画像の転写後に普通紙11は、カッ
タ42によって一枚のシート状に切断されて、排出ロー
ラ対42aによって外部に排出される。転写が終了した
後には、普通紙11は供給ローラ12に巻き戻される。
【0019】図2(A)に示すように、熱転写記録材料
22は、支持体45a上に、転写領域44aが一定ピッ
チで形成されている。支持体45aは、両面からの定着
を考慮して透明な材料で作られている。支持体45aに
は、各転写領域44a毎にマーク47が記されている。
このマーク47は、発色記録後に熱転写記録材料22を
巻き戻してから普通紙11に転写する際の位置合わせに
用いられる。
【0020】図2(B)に示すように、各転写領域44
aは、支持体45aの上に順次層設された離型層55
a、感熱発色層(熱転写層)46a、熱接着層57aか
ら構成されている。離型層55aは、両面からの定着を
考慮して透明とされ、感熱発色層46aを剥離するため
に設けられている。感熱発色層46aは、サーマルヘッ
ド16で加熱された時に、加えられたエネルギーに応じ
たイエローの濃度に発色する。また、電磁線、例えば紫
外線が照射されると、発色能力が喪失され、イエロー画
像が定着さる性質を備えている。熱接着層57aは、熱
可塑性樹脂を含み、感熱発色層46aが最高濃度に発色
する温度以上に加熱されたときに、溶融・軟化し、接着
性が現れる。この熱接着層57aは、溶融・軟化の前後
で透明である。
【0021】なお、図2では、支持体45aの長手方向
に転写領域44aを1画像分で使用する領域毎に区分け
して設けているが、図3に示すように、転写領域44a
を長手方向に連続して層設してもよい。
【0022】マゼンタ、シアンの熱転写記録材料23,
24は、イエローの熱転写記録材料22と同じ構成であ
るため、その説明を省略する。
【0023】図4に示すように、熱転写記録材料22
は、支持体45aが内側となるように供給ロール48に
巻き付けられている。この熱転写記録材料22は、供給
ロール48から引き出されサーマルヘッド16とプラテ
ンローラ19との間に供給され、光定着器25からの紫
外線が照射されてから巻き取りロール51に巻き取られ
る。シート用パルスモータ50の回転がクラッチ49を
介して巻き取りロール51に伝達されることで、熱転写
記録材料22が送り出し方向(普通紙11の送り出し方
向)に送られ、逆に供給ロール48に伝達されることで
巻き戻し方向に送られる。このクラッチ49は、モータ
50の回転方向に応じてその駆動伝達を巻き取りロール
51と供給ロール48との何れか一方に切り換える。
【0024】光定着器25の横にセンサ53が配置され
ている。センサ53は、熱転写記録材料22に設けられ
たマーク47を検知する。検知したときには、熱転写領
域44aの先頭がサーマルヘッド16に一致する。光定
着器25は、主走査方向に棒状となった紫外線ランプ2
5aと、これを被うリフレクタ25bとから構成されて
いる。
【0025】プラテンローラ19は、フリーとなってお
り、サーマルヘッド16の圧接によって熱転写記録材料
22又は普通紙11の搬送に同期して正逆回転する。な
お、符号19aは、熱転写記録材料22の搬送に従動し
て回転するガイドローラである。
【0026】サーマルヘッド16は、多数の発熱素子が
主走査方向(熱転写記録材料22の送り出し方向と直交
する方向)にライン状に配列されている。センサ53が
マーク47を検知した時にサーマルヘッド16が熱転写
記録材料22の支持体45の側に押し付けられ、これと
同時にサーマルヘッド16がイエロー画像のデータに基
づいて駆動され、感熱発色層46aを発色記録する。こ
の感熱発色層46aは、ジアゾニウム塩化合物と、これ
と熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有した
ものである。近紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合
物が光分解して発色能力が失われる。
【0027】また、サーマルヘッド16は、感熱発色層
46aの発色記録の他に、熱接着層57aを溶融・軟化
するための溶融熱エネルギーを熱転写記録材料22に与
える。その溶融熱エネルギーは、発色記録地の発色熱エ
ネルギーよりも高くし、発色記録時に熱接着層57aが
軟化溶融しないようにするのがよい。しかし転写は、定
着後に行われるから、発色熱エネルギーで熱接着層57
aが軟化溶融するような材料を用いてもよい。この場合
に、発色記録中に熱接着層57aがプラテンローラ19
にくっつかないようにするために、シリコンゴム、フッ
素樹脂をコートしたゴムでプラテンローラ19を作るの
がよい。
【0028】残りのマゼンタ用転写部14、シアン用転
写部15は、イエロー用転写部13と同じ構成であるた
め、その説明を省略する。
【0029】なお、定着ムラの防止及び定着の迅速化を
図るために、図5に示すように、光定着器25を熱転写
記録材料22の両面側に配置してもよい。この場合に
は、熱転写記録材料22の支持体45を透明な材料で形
成する。また、熱転写記録材料22の熱接着層57a側
は、普通紙11の搬送路が配置されているため、光定着
器を配置するためのスペース確保が難しい。このため、
図6に示すように、支持体45側のみに光定着器25を
配置してもよい。これによれば、熱転写記録材料22を
サーマルヘッド18の記録位置に略直線状に搬送するこ
とができるため、図4に示したガイドローラ19aを省
略することができる。この場合も支持体45を透明な材
料で形成する。
【0030】図7に示すように、コントローラ60に
は、先端センサ37〜40及び各転写部13〜15のセ
ンサ53がそれぞれ接続されている。コントローラ60
は、先端センサ37からの検出信号に応じてドライバー
61を介して給紙用モータ28を駆動し、また、先端セ
ンサ38〜40からの検出信号に応じてドライバー62
を介して搬送用モータ35の駆動を制御する。また、セ
ンサ53からの検出信号に応じてドライバー63を介し
てシート用モータ50の駆動を制御する。
【0031】コントローラ60は、発色記録時に、ドラ
イバー64を介して光定着器25を駆動するとともに、
イエロー画像データに基づいて各転写部13のドライバ
ー65を介してサーマルヘッド16を駆動する。また、
転写時には溶融熱エネルギーに対応した電圧でサーマル
ヘッド16を駆動する。なお、転写部13には、各サー
マルヘッド16を圧接又は退避位置に移動させるアップ
ダウン機構61が設けられている。このアップダウン機
構61もコントローラ60によって駆動が制御される。
なお、マゼンタ用転写部14、シアン用転写部15もイ
エロー用転写部13と同じ構成であるので説明を省略す
る。
【0032】図8に示すように、発色記録時には、各転
写部13〜15の発色記録はほぼ同時に行われ、そし
て、各定着器25〜27で定着される。各熱記録及び定
着後に各転写部13〜15のモータ50が逆転して各熱
転写記録材料22〜24を巻き戻す。
【0033】巻き戻し完了後には、搬送用モータ35と
イエローシート用モータ50とを同期して回転しながら
イエロー用サーマルヘッド16でイエロー用感熱転写記
録材料22を支持体45a側から加熱し、熱接着層57
aを介してイエロー感熱発色層46aを普通紙11の記
録エリアに転写する。その後、搬送用モータ35を継続
して回転し、記録エリアをマゼンタ用転写部14に送
る。その後、搬送用モータ35とマゼンタシート用モー
タ50とを同期して回転しながらマゼンタ用サーマルヘ
ッド17を駆動してマゼンタ感熱発色層46bを転写す
る。そして、搬送用モータ35を継続して回転し、記録
エリアをシアン用転写部15に送り、搬送用モータ35
とシアンシート用モータ50とを同期して駆動しながら
シアン用サーマルヘッド18を駆動してシアン感熱発色
層46cを普通紙11に転写する。
【0034】3色の感熱発色層46を普通紙11に転写
した後には、普通紙11をカッタ42に送り、記録エリ
アを一枚のシートに切断する。最後に、搬送用モータ3
5が逆転駆動されて普通紙11が給紙ローラ対29の位
置まで戻される。なお、複数のコマを連続的に転写して
もよい。この場合は、各記録エリアの切断毎に普通紙1
1を巻き戻さず、最後に転写された記録エリアを切断し
た後に、普通紙11を巻き戻す。
【0035】普通紙11には、図9(A)〜(C)に示
したように、各感熱発色層46a〜46cが離型層55
a〜55cから剥離して、イエロー、マゼンタ、及びシ
アンの順番で重ねて転写され、フルカラー画像が形成さ
れる。
【0036】次に、上記実施形態の作用について図10
を参照しながら説明する。プリンタ10のプリント待機
状態は、給紙ローラ対29でニップされ、かつ、普通紙
11の先端が先端センサ37の位置にある。各転写部1
3〜15は、サーマルヘッド16〜18が熱転写記録材
料22〜24から退避した退避位置にセットされてい
る。
【0037】画像読み込み操作でコントローラ60は、
プリントすべき画像の3色の画像データを取り込み、色
ごとに画像メモリに書き込む。この取り込んだ画像は、
プリンタ10に接続されたモニタに表示される。画像の
確認後にプリント指示を与えると、コントローラ60
は、各転写部13〜15の光定着器25〜27を点灯さ
せる。その後に、シート用モータ50を駆動して各熱転
写記録材料22〜24を送り出し方向に送る。この送り
出し中に、各マーク47が各センサ53でそれぞれ検出
される。コントローラ60は、センサ53の検出信号を
受けた時点から各シート用モータ50の駆動パルスをそ
れぞれカウントすることで熱転写記録材料22〜24の
送り出し位置を測定する。そして、コントローラ60
は、各感熱発色層(発色転写層)46a〜46cの領域
の先端が各サーマルヘッド16〜18の下方に到達した
ことを検知したときに、各サーマルヘッド16〜18を
下降させ、発熱素子アレイとプラテンローラ19〜21
との間で熱転写記録材料22〜24に圧接する。
【0038】圧接後にコントローラ60は、各色の画像
データを1ラインずつ読み出し、各ラインの画像データ
に基づいて各ドライバ65を駆動する。これにより、各
転写部13〜15では、発色記録がほぼ同時に行われ
る。1ライン分の発色記録が行われた後には、各熱転写
記録材料22〜24が1ライン分送られる。
【0039】各サーマルヘッド16〜18は、発色記録
時にバイアス熱エネルギーに各色の画像データに応じた
階調表現熱エネルギーを加えた発色熱エネルギーを各熱
転写記録材料22〜24に与える。イエロー感熱発色層
46aは、支持体45a、離型層55aを介して加熱さ
れ、発色カプラーがジアゾニウム塩化合物と熱反応して
イエロー画像データに基づいた濃度に画素が発色する。
マゼンタ又はシアン感熱発色層46b,46cも、マゼ
ンタ又はシアン画像データに基づいた濃度に画素が発色
する。
【0040】熱転写記録材料22〜24は、発色記録が
行われながら1ラインずつ送り出し方向に送られる。発
色記録された感熱発色層46a〜46cは、各光定着器
25〜27に到達すると、各光定着器25から紫外線が
それぞれ照射されて定着される。
【0041】各感熱発色層46a〜46cへの画像記録
と定着とが終了すると、コントローラ60は、各シート
用モータ50を逆転して各熱転写記録材料22〜24を
巻き戻す。この巻き戻し中にセンサ53がマーク47を
検出した時点で巻き戻しを停止する。これにより、発色
記録及び定着済みの各感熱発色層46a,46b,46
cの領域の先端が再び各サーマルヘッド16〜18の下
方にセットされる。
【0042】熱転写記録材料22〜24の巻き戻し後
に、コントローラ60は、給紙用モータ28を駆動して
普通紙11をイエロー用転写部13に供給する。普通紙
11は、給紙ローラ対29によってイエロー用転写部1
3の熱転写記録材料22とプラテンローラ19との間を
通過して搬送ローラ対32に向けて送られる。この搬送
中に普通紙11の先端が先端センサ38で検出される。
コントローラ60は、先端センサ38からの検出信号を
受けてから給紙用モータ28の駆動パルスをカウントし
て普通紙11の先端が搬送ローラ対32でニップされる
状態まで給紙用モータ28を回転させる。この直後に、
給紙ローラ対29でのニップが解除され、普通紙11
は、搬送ローラ対32の回転で搬送されることになる。
【0043】次に、コントローラ60は、アップダウン
機構61を作動してイエロー用サーマルヘッド16を圧
接位置に移動させる。これと同時に、サーマルヘッド1
6が駆動され、イエロー熱転写記録材料22に溶融熱エ
ネルギーが与えられ、熱接着層57aを溶融軟化させ
る。このサーマルヘッド16の駆動に応答して、イエロ
ーシート用モータ50と搬送用モータ35とが同期して
駆動される。これにより、発色記録・定着済みのイエロ
ー感熱発色層46aは、離型層55aから剥離しながら
熱接着層57aを介して普通紙11に転写される。
【0044】イエロー感熱発色層46aの転写が完了し
た後には、イエロー用サーマルヘッド16を退避位置に
し、またイエローシート用モータ50を停止する。搬送
用モータ35は、継続して回転し、普通紙11をガイド
プレート(図示せず)を介してガイドローラ対30を通
過させ、次にマゼンタ用の転写部14に送る。普通紙1
1は、マゼンタ用の熱転写記録材料23の下方を通過し
て搬送ローラ対33にくわえられる。その後、普通紙1
1の先端が先端センサ39で検出されることで、イエロ
ー画像転写済みの記録エリアの先頭がマゼンタ用サーマ
ルヘッド17の下方に到達する。
【0045】搬送ローラ対33で普通紙11をニップし
てから、マゼンタ用転写部14のアップダウン機構61
を作動してマゼンタ用サーマルヘッド17を圧接位置に
移動させる。搬送用モータ35とマゼンタシート用モー
タ50とを同期して駆動し、マゼンタ用熱転写記録材料
23と普通紙11とを1ラインずつ搬送しながらサーマ
ルヘッド17でマゼンタ熱転写記録材料23に溶融熱エ
ネルギーを与える。これによりマゼンタ感熱発色層46
bが、離型層55bから剥離しながら熱接着層57bを
介してイエロー感熱発色層46aの上に接合転写され
る。
【0046】マゼンタ感熱発色層46bの転写完了後に
は、普通紙11を搬送して、シアン用の転写部15に送
る。
【0047】前述したように、サーマルヘッド18で加
熱してシアン感熱発色層46cを離型層55cから剥離
しながら熱接着層57cを介してマゼンタ感熱発色層4
6bの上に接合転写する。
【0048】シアン感熱発色層46cの転写後には、普
通紙11をカッタ42の位置まで送り、カッタ42で切
断してシート状に切り離し、プリンタ10の外部に排出
する。残った帯状の普通紙11は、搬送ローラ対33の
逆転により先端がセンサ37の位置まで戻され、次回の
プリントの準備が完了する。
【0049】排出されたシートには、図9(C)に示す
ように、イエロー感熱発色層46a、マゼンタ感熱発色
層46b、シアン感熱発色層46cが重なった状態で転
写されている。ここで、3色の画素は、一致しており、
熱接着層57a,57b,57cは透明であり、しかも
3色の感熱発色層46a,46b,46cは数十ミクロ
ンオーダーの厚みであるため、減法混色によってフルカ
ラー画像が再現されている。なお、イエロー熱転写記録
材料22は、透明な支持体45a側から定着することが
できるので、熱接着層57aにチタンホワイトなどの白
色顔料を添加し、反射率を高めれば鮮明度を上げること
ができ、普通紙11が着色されていても、それに影響さ
れない正確な色のプリントを得ることができる。
【0050】なお、転写ズレを防止するために、普通紙
11に一定ピッチでマークを設けてもよい。この場合、
普通紙11の各マークを先端センサ38〜40で検出す
ることで記録エリアの先端を各サーマルヘッド16〜1
8に正確に一致させることができる。
【0051】連続してプリントする場合には、各熱転写
記録材料22〜24に複数の画像を順番に記録してお
き、各熱転写記録材料22〜24を普通紙11に順番に
転写すればよい。
【0052】さらに、別の実施形態としては、各転写部
13〜15で各感熱発色層46の発色温度よりも低い温
度で溶融軟化する熱可塑性樹脂を感熱発色層に添加して
もよい。この場合には、発色記録時に、熱可塑性樹脂が
ガラス転移温度に達して軟化・溶融し、感熱発色層46
が普通紙11に転写接合される。
【0053】上記実施形態では、被転写材料として普通
紙11を用いているが、普通紙11に限らず、例えば光
沢紙などでもよい。また、被転写材料としてシアンに発
色する感熱発色層を持ったシートを用いてもよい。この
場合には、マゼンダ、イエローの2種類の感熱記録材料
を用い、マゼンダ、イエローの感熱発色層を転写する。
また、被転写材料として透明なシートを用いてもよい。
この場合には、OHP原稿を作成することができる。
【0054】図11は、3種類の熱記録材料のうちの2
つの全体を残りの1つに転写し、結果的に3種類の熱記
録材料を一体に接合する例を示すものである。第1ない
し第3の感熱転写材料88〜90は、第1ないし第3の
記録部70〜72で画像が記録されてから、転写部73
で一枚に接合される。
【0055】各記録部70〜72には、サーマルヘッド
73〜75、プラテンローラ76〜78、搬送ローラ対
79〜81、光定着器85〜87、及びセンサ82〜8
4がそれぞれ配置され、サーマルヘッド73〜75とプ
ラテンローラ76〜78との間に、第1熱記録材料8
8、第2熱記録材料89、及び第3熱記録材料90をそ
れぞれニップし、画像を発色記録する。
【0056】第1及び第2の熱記録材料(熱転写材料)
88,89は、支持体91,92、感熱発色層93,9
4、及び熱接着層95,96の順で層設して構成されて
いる。これら第1及び第2の熱記録材料88,89は、
層全てが転写されるため、支持体91,92及び熱接着
層95,96が透明となっている。第3の熱記録材料
(被転写材料)90は、支持体97、感熱発色層98、
及び保護層99の順に層設されている。保護層99は、
透明であるが、支持体97は透明又は不透明である。な
お、支持体97を透明に形成すると、OHP原稿を作成
することができる。
【0057】第1の熱記録材料88の感熱発色層93は
シアンに発色し、第2の熱記録材料89の感熱発色層9
4はマゼンタに発色する。第3の熱記録材料90の感熱
発色層は、イエローに発色する。
【0058】第1及び第2の記録写材料88,89は、
支持体91,92を内側にしてロール100、101に
巻かれている。第3熱記録材料90は、保護層99を内
側にしてロール102に巻かれている。このため、第1
及び第2の熱記録材料88,89は、支持体91,92
がサーマルヘッド73,74に対面する向きで供給され
る。第3熱記録材料90は、保護層99の側がサーマル
ヘッド75に対面する向きで供給される。各サーマルヘ
ッド73〜75は、各色の画像に応じた発色熱エネルギ
ーを各感熱発色層93,94,98に与える。なお、セ
ンサ82〜84は、第1ないし第3の熱記録材料88〜
90にそれぞれ設けたマーク47を検出し、各画像の記
録位置を検出する。
【0059】各記録部70〜72で発色記録した後に、
第1ないし第3の熱記録材料88〜90が転写部73に
向けてそれぞれ搬送される。転写部73の直前には、セ
ンサ103〜105と合流ローラ対106〜108とが
それぞれ設けられている。センサ103〜105と合流
ローラ対106〜108とは、各搬送路に対して転写部
73から同じ距離を保って配置されており、各色の感熱
発色層88〜90の位置ズレが発生しないように第1な
いし第3の熱記録材料88〜90をそれぞれ転写部73
に送る。
【0060】転写部73には、ヒートローラ109と圧
力ローラ110とが設けられている。転写部73には、
第2熱記録材料89の上に第1熱記録材料88が重な
り、また下に第3熱記録材料90が重なって供給され
る。第1ないし第3の熱記録材料88〜90が重なった
状態でヒートローラ109と圧力ローラ110との間を
通ることで、第1及び第2の熱記録材料88,89の熱
接着層95,96が溶融・軟化されて第3熱記録材料9
0の保護層99の上に第2熱記録材料89の熱接着層9
6が接合され、また第2熱記録材料89の支持体92の
上に第1熱記録材料88の接着層95が接合される。接
合済のシート112は、転写部73を通過した後に、図
示していないカッタによって1枚のシート毎に切断され
る。
【0061】この例では、第3熱記録材料90が被転写
材料として用いられ、第1及び第2の熱記録材料88,
89が熱転写材料として用いられ、第3熱記録材料90
の上に、第2及び第1の熱記録材料89,88の全体が
転写接合されている。支持体91,92、熱接着層9
5,96、保護層99が透明であるため、3色の画像に
よってフルカラー画像が表現できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、支持体
上に離型層、感熱発色層、及び透明な熱接着層を設け、
サーマルヘッドで加熱加圧することにより感熱発色層に
画像を発色記録してから、さらにサーマルヘッドで加熱
して熱接着層を介して感熱発色層を被転写材料に転写す
るようにしたから、簡単な工程で表面が平滑でない普通
紙等に高画質なプリントを行うことができる。また、3
原色の一つに発色する3種類の熱転写記録材料を用いる
ことにより、高画質なフルカラー画像を被転写材料に形
成することができる。
【0063】3原色の一つに発色する第1ないし第3の
熱記録材料を用い、この第1及び第2の熱記録材料は、
透明な支持体上に、電磁線による定着性を有する感熱発
色層と透明な熱接着層が順次層設され、第3の熱記録材
料は、透明な支持体上に電磁線による定着性を有する感
熱発色層と透明な保護層が順次層設されており、第1な
いし第3の各熱記録材料に対して独立して発色記録と定
着処理を施してから、第1の熱記録材料の熱接着層が第
2の熱記録材料の支持体に対面し、また第3の熱記録材
料の保護層が第2の熱記録材料の熱接着層に対面するよ
うに、第2の熱記録材料の両側から第1及び第3の熱記
録材料を重ねて加熱することで、第3の熱記録材料上
に、第1及び第2の熱記録材料の全体を転写して、3種
類の熱記録材料を一体的に接合するようにしたから、簡
単な工程で、表面が平滑でない普通紙等に高画質のフル
カラーを形成することができる。
【0064】また、各熱転写記録材料又は熱記録材料
は、感熱発色層が一つだけ設けられているから、発色記
録時に混色がない。更には、感熱発色層が多層の場合は
電磁線の照射によって、次に記録されるべき感熱発色層
の発色能力が部分的に消失される恐れがあるが、本発明
では単層であるから、このような問題が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルプリンタの構成を示す概略図である。
【図2】(A)は熱転写記録材料の模式的な平面図であ
り、(B)は断面図である。
【図3】転写領域を連続的に形成した熱転写記録材料の
別の実施例を示す平面図である。
【図4】イエロー転写部の概略を示す説明図である。
【図5】光定着器を熱転写記録材料の両面側に配置した
イエロー転写部の別の実施例を示す説明図である。
【図6】光定着器を熱転写記録材料の支持体側に配置し
たイエロー転写部の他の例を示す説明図である。
【図7】サーマルプリンタの電気的構成の概略を示すブ
ロック部である。
【図8】発色記録・転写時のサーマルヘッド、及び各モ
ータの駆動のタイミングを示すチャート図である。
【図9】普通紙に各色の感熱発色層が順番に転写される
様子を示す説明図である。
【図10】サーマルプリンタのプリント動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図11】3種類の熱記録材料を接合する例を示すサー
マルプリンタの概略図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 11 普通紙 13〜15 転写部 16〜18 73〜75 サーマルヘッド 19〜21 76〜78 プラテンローラ 25〜27 85〜87 光定着器 23〜25 熱転写記録材料 46 感熱発色層 46a〜46c,93,94,98 感熱発色層 46a イエロー感熱発色層 46b マゼンタ感熱発色層 46c シアン感熱発色層 57a〜57c、95,96 熱接着層 70〜72 記録部 73 転写部 88〜90 熱記録材料 91,92,93 支持体 99 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/18 F Fターム(参考) 2C065 AA01 AB03 AC01 AE01 AE07 AF02 CJ02 CJ05 DC02 DC04 DC11 DC13 DC29 DC32 2H026 AA07 AA14 AA28 AA32 FF08 FF15 FF27 FF29 GG10 HH09 3B005 EA02 EB01 EB05 EB07 EC14 FA04 FB09 FB26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、離型層と、感熱発色層と、
    透明な熱接着層とが順次設けられており、前記感熱発色
    層は、加熱によって発色するとともに、電磁線による定
    着性を有し、かつ離型層からの剥離及び熱接着層を介し
    て被転写材料への転写が可能であることを特徴とする熱
    転写記録材料。
  2. 【請求項2】 前記熱接着層は、感熱発色層の発色温度
    よりも高い温度に加熱されたときに接着性を呈すること
    を特徴とする請求項1記載の熱転写記録材料。
  3. 【請求項3】 前記支持体は透明であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の熱転写記録材料。
  4. 【請求項4】 支持体上に、離型層と、加熱によって発
    色するとともに、電磁線による定着性を有し、離型層か
    らの剥離可能な感熱発色層と、感熱発色層を被転写材料
    上に接着するための透明な熱接着層とが順次に設けられ
    ており、感熱発色層が3原色の一つに発色する少なくと
    も第1ないし第3の熱転写記録材料を用いること、 前記各熱転写記録材料をそれぞれ発色記録してから電磁
    線を照射して定着すること、 前記第1ないし第3の熱転写記録材料を選択的に被転写
    材料上に重ねて加熱し、熱接着層を介して感熱発色層を
    被転写材料に転写すること、 からなり、離型層から剥離された3種類の感熱発色層を
    上下に順番に重ねた状態で被転写材料に転写することを
    特徴とするサーマルプリント方法。
  5. 【請求項5】 透明な支持体、加熱によって第1の色に
    発色するとともに電磁線による定着性を有する感熱発色
    層、透明な熱接着層が順次層設された第1の熱記録材料
    と、透明な支持体、加熱によって第2の色に発色すると
    ともに電磁線による定着性を有する感熱発色層、透明な
    熱接着層が順次層設された第2の熱記録材料と、透明な
    支持体、加熱によって第3の色に発色するとともに電磁
    線による定着性を有する感熱発色層、透明な保護層が順
    次層設された第3の熱記録材料を用いること、 前記第1ないし第3の各熱記録材料をそれぞれ発色記録
    してから電磁線を照射して定着すること、 前記第1の熱記録材料の熱接着層が第2の熱記録材料の
    支持体に対面し、また、第3の熱記録材料の保護層が第
    2の熱記録材料の熱接着層に対面するように、第2の熱
    記録材料の両側から第1及び第3の熱記録材料を重ねて
    加熱すること、からなり、各熱接着層を介して第1ない
    し第3の熱記録材料を一体的に接着することを特徴とす
    るサーマルプリント方法。
  6. 【請求項6】 支持体上に、離型層と、加熱によって発
    色するとともに電磁線による定着性を備え、離型層から
    剥離可能な感熱発色層と、感熱発色層を被転写材料上に
    接着するための透明な熱接着層とが順次設けられた熱転
    写記録材料を供給する供給ローラと、この供給ローラか
    ら引き出した熱転写記録材料を加熱して発色記録するサ
    ーマルヘッドと、記録済みの熱転写記録材料に電磁線を
    照射して定着する定着手段と、定着済みの熱転写記録材
    料を巻き取る巻取りローラと、供給ローラと巻取りロー
    ラとを駆動し、発色記録後には熱転写記録材料を巻取り
    ローラから供給ローラへ戻すためのローラ駆動手段とを
    備え、被転写材料の搬送路上に順番に配置された第1な
    いし第3の転写部と、 第1ないし第3の転写部を順次通過するように、被転写
    材料を搬送路に沿って搬送する手段と、 前記被転写材料が各転写部を通過するときに、熱転写記
    録材料を被転写材料と同じ速度で供給ローラから巻取り
    ローラに向けて供給されるように各ローラ駆動手段を作
    動させ、また、被転写材料に重なった状態で各熱転写記
    録材料が給送されるときに、各サーマルヘッドを駆動し
    て熱接着層を介して記録済みの感熱発色層を被転写材料
    に転写することを特徴とするサーマルプリンタ。
  7. 【請求項7】 透明な支持体、加熱によって第1の色に
    発色するとともに電磁線による定着性を有する感熱発色
    層、透明な熱接着層が順次層設された第1の熱記録材料
    をサーマルヘッドで加熱して発色記録してから、電磁線
    を照射して定着する第1の記録部と、 透明な支持体、加熱によって第2の色に発色するととも
    に電磁線による定着性を有する感熱発色層、透明な熱接
    着層が順次層設された第2の熱記録材料をサーマルヘッ
    ドで加熱して発色記録してから、電磁線を照射して定着
    する第2の記録部と、 透明な支持体、加熱によって第3の色に発色するととも
    に電磁線による定着性を有する感熱発色層、透明な保護
    層が順次層設された第3の熱記録材料をサーマルヘッド
    で加熱して発色記録してから、電磁線を照射して定着す
    る第3の記録部と、 前記第1の熱記録材料の熱接着層が第2の熱記録材料の
    支持体に対面し、また第3の熱記録材料の保護層が第2
    の熱記録材料の熱接着層に対面するように、第2の熱記
    録材料の両側から第1及び第3の熱記録材料を重ね、こ
    れらを加熱することで、熱接着層を介して第1ないし第
    3の熱記録材料を一体的に接着する接着部と、 からなることを特徴とするサーマルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015526310A (ja) * 2012-05-18 2015-09-10 セルバ クラウディオ 一義的な模様転写用の支持体を提供するための方法および装置、ならびにそれによって得られる支持体

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JP2015526310A (ja) * 2012-05-18 2015-09-10 セルバ クラウディオ 一義的な模様転写用の支持体を提供するための方法および装置、ならびにそれによって得られる支持体

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